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【発明の名称】 システムキッチン
【発明者】 【氏名】立木 翔一
【氏名】永石 昌之
【氏名】矢野 裕美
【氏名】武田 宏ニ
【氏名】坪井 宏之
【氏名】佐藤 稔
【課題】本発明は、シンク側壁面に設置したセンサを用いて操作可能であるシステムキッチンにおいて、前記システムキッチンの動作状態を使用者が容易に認識可能なシステムキッチン。

【解決手段】カウンタに設置されたシンクと、吐水部と、前記吐水部からの吐止水を切り替えるバルブと、被検知体に関する情報を取得するセンサ部と、前記センサ部から出力される検知信号に基づいて前記バルブの開閉を制御する制御部とを備えたシステムキッチンであって、前記システムキッチンの動作状態を使用者に報知する報知部をさらに備え、前記センサ部は前記シンクの内壁側面の裏側に設置され、前記報知部は、前記システムキッチンの動作状態によって報知形態が変化することを特徴とするシステムキッチンが提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カウンタに設置されたシンクと、
吐水部と、
前記吐水部からの吐止水を切り替えるバルブと、
被検知体に関する情報を取得するセンサ部と、
前記センサ部から出力される検知信号に基づいて前記バルブの開閉を制御する制御部と、
を備えたシステムキッチンであって、
前記システムキッチンの動作状態を使用者に報知する報知部をさらに備え、
前記センサ部は前記シンクの内壁側面の裏側に設置され、
前記報知部は、前記システムキッチンの動作状態によって報知形態が変化することを特徴とするシステムキッチン。
【請求項2】
前記報知部は、
少なくともLEDなどの発光体を備え、
前記センサ部の設置面と隣接したカウンタ面に設置されていること、
を特徴とする請求項1記載のシステムキッチン。
【請求項3】
さらに前記報知部は、
前記センサ部の設置面に設置されていること、
を特徴とする請求項2記載のシステムキッチン。
【請求項4】
前記報知部は、
前記バルブが開いている状態、
または前記バルブが閉じており、且つ前記センサ部が被検知体に関する情報を取得不可能な状態と、
前記バルブが閉じており、且つ前記センサ部が被検知体に関する情報を取得可能な状態とで、報知形態が異なること、
を特徴とする、請求項1〜3いずれか1項記載のシステムキッチン。
【請求項5】
前記報知部は、
前記バルブが閉止した後、前記センサ部が被検知体に関する情報を取得不可能な状態が所定時間以下である場合は、
前記バルブが閉じており、且つ前記センサ部が被検知体に関する情報を取得可能な状態を表す報知形態で報知することを特徴とする、請求項4記載のシステムキッチン。
【請求項6】
前記報知部は、
少なくともLEDなどの発光体と、
スピーカーなどの音出力器を備え、
前記音出力器は、
前記発光体の表示形態が変化し、且つ前記バルブが開くと略同時に、
報知形態が所定時間変化すること、
を特徴とする、請求項1〜請求項5いずれか1項記載のシステムキッチン。
【請求項7】
前記報知部は、
少なくともスピーカーなどの音出力器を備え、
前記音出力器は、
前記カウンタ面またはシンクよりも下方にあって、且つカウンタ前縁よりも奥側に配置されていること、
を特徴とする請求項1から6いずれか1項記載のシステムキッチン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、シンク側壁面に設置したセンサを用いて操作可能であるシステムキッチンにおいて、前記システムキッチンの動作状態を使用者が容易に認識可能な報知部を設けたシステムキッチンに関する。
【背景技術】
【0002】
センサからの送信波が被検知体に当たると反射波を生じる。この反射波を受信することにより人体などの被検知体を検知することができるので、これを検知手段として水栓装置の吐水の自動制御に使用する技術が知られている。
【0003】
例えば、シンク側壁面に光電スイッチ設け、蛇口に手、または食器を近づけることによって、前記スイッチを動作させて吐水を行うキッチン装置が記載されている。 (特許文献1)
【特許文献1】特開2004−190445公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
赤外線センサなどを利用した場合、検知精度の低減を防ぐために、例えばセンサ周辺の照明の光や、照明の光がシンクに反射した反射光による、ノイズ信号をキャンセルする必要がある。しかしながら、特許文献1のようなシステムキッチンでは、シンク側壁面にセンサを設置しているため、例えば、照明などによる検知信号への影響をキャンセルするだけでなく、シンク内に置かれた鍋や皿などの影響による、検知信号の変化に対しても対処する必要がある。よって、これらのノイズをキャンセルするための調整時間100が比較的長くなり、たとえば調整時間100中に使用者が前記センサの検知エリア内に手を出してしまい、検知しない可能性が高くなる。
【0005】
そこで、本発明においては、シンク側壁面にセンサが設置されたシステムキッチンにおいて、システムキッチンの動作状態に関する情報を報知する報知部を設けることにより、例えば使用者が容易にセンサの動作状態を認識することが可能になり、確実な操作が可能となるシステムキッチンを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
目的を達成するための本発明の一態様によれば、カウンタに設置されたシンクと、吐水部と、前記吐水部からの吐止水を切り替えるバルブと、被検知体に関する情報を取得するセンサ部と、前記センサ部から出力される検知信号に基づいて前記バルブの開閉を制御する制御部とを備えたシステムキッチンであって、前記システムキッチンの動作状態を使用者に報知する報知部をさらに備え、前記センサ部は前記シンクの内壁側面の裏側に設置され、前記報知部は、前記システムキッチンの動作状態によって報知形態が変化することを特徴とするシステムキッチンが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シンク側壁面にセンサが設置されたシステムキッチンにおいて、前記システムキッチンの動作状態、例えば前記センサ部の動作状態を表示する報知部を設けることで、使用者が前記センサ部による操作でバルブ開閉操作が可能であるかどうかを判断するのが容易となり、確実な操作が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。
図1は、本発明の実施の形態に関する概略図である。システムキッチン1は、シンク20と吐水部10と吐水部10への水路30を開閉するバルブ40と、シンク20の側壁面21に設置されたセンサ部50と、センサ部50から得られた信号に基づいて、バルブ40の開閉を制御する制御部41と、使用者にシステムキッチン1の動作状態を放置する報知部60から構成されている。報知部60の報知形態が、システムキッチン1の動作状態によって、変化することにより、例えば、使用者がセンサによる操作を利用できるかどうかを容易に判断することが可能となるため、より確実な操作が実現できる。
【0009】
図2は、第二の実施形態に関する概略図である。システムキッチン1は、シンク20とカウンタ22と吐水部10と吐水部10への水路30を開閉するバルブ40と、シンク20の側壁面21に設置されたセンサ部50と、センサ部50から得られた信号に基づいて、バルブ40の開閉を制御する制御部41と、使用者にシステムキッチン1の動作状態を報知する報知部60の構成に含まれる、少なくなくとも一つの表示部61が備えられており、表示部61は、システムキッチン1の動作状態によって、表示形態が変化する。さらに表示部61は、センサ部50の設置面と隣接したカウンタ面に設置されている。図1のように表示部61をシンク20側壁面に設置すると、カウンタ22手前にいる使用者が表示部61を確認することが困難であるため、シンク20手前まで移動して、シンク側壁面21を覗く、もしくはセンサ部50による操作を行うなどする必要があり、使用者へ身体の負担がかかったり、無駄な水が吐水されたりするおそれがある。よって、表示部61をカウンタ22に設置することにより、カウンタ手前で作業を行っている使用者が、表示部61をより視認し易くなる効果がある。さらに、表示部61がセンサ部50近傍に設置されている場合、点灯していれば、センサ部50で吐水操作を行う場合に、カウンタ22の手前で作業をしている使用者が被検知体を差し出す位置の目安になるため、よりスムーズに操作を行うことが出来る。
【0010】
図3は、第三の実施形態に関する概略図である。システムキッチン1は、シンク20とカウンタ22と吐水部10と吐水部10への水路30を開閉するバルブ40と、シンク20の側壁面21に設置されたセンサ部50と、センサ部50から得られた信号に基づいて、バルブ40の開閉を制御する制御部41と、使用者にシステムキッチン1の動作状態を報知する少なくなくとも2つの表示部61が備えられており、表示部61は、システムキッチン1の動作状態によって、表示形態が変化する。さらに表示部61は、センサ部50の設置面と隣接したカウンタ面とシンク側壁面それぞれの面に1つ以上設置されている。図2のように、カウンタ22にのみ設置すると、例えばシンク20の手前で洗い作業を行うと、使用者は奥側へ腰をかがめて作業を行う場合があるため、カウンタ22に設置した表示部61を視認しにくくなるおそれがある。よって表示部61をセンサ部50の設置面にも設置することで、使用者がカウンタ22の手前で洗い作業をおこなっている場合に、より視認し易い効果がある。さらに、センサ部50設置面に設置された表示部61がセンサ部50近傍に設置されている場合、点灯していれば、センサ部50で吐水操作を行う場合に、シンク手前にいる使用者が被検知体を差し出す位置の目安になるため、よりスムーズに操作を行うことが出来る。
【0011】
シンク側壁面21の裏側に設置されたセンサ部は、システムキッチン1の周辺の照明などの環境によるノイズ信号だけでなく、シンク20内に置かれた食器などによるノイズ信号に影響されるために、図4にあるようにセンサを被検知体を検知するのに最適な状態にまで調整する調整時間100が、より長くなるおそれがある。よって調整時間100中をセンサ部50が使用者による吐水操作を検知不可能な状態とし、調整不要の状態をセンサ部50が使用者による吐水操作を検知可能な状態とするときに、表示部61は、図4のようにバルブ40が開いている状態または、バルブ40が閉じていて、センサ部50が使用者による吐水操作を検知不可能な状態と、バルブ40が閉じており、さらにセンサ部50が、使用者による吐水操作を検知可能である状態とで、表示形態が変化する。バルブ40が閉じた時に表示部61の表示形態を変化させないことにより、調整時間100中に使用者がセンサ部50を操作することを防止することができ、使用者にとって、より確実な操作が可能となる。
【0012】
また、表示部61は、センサ部50が調整時間100中であることを使用者に報知するために、表示形態が変化しても良い。たとえば、図5のようにバルブ40が開いている状態と、バルブ40が閉じていて、センサ部50が使用者による吐水操作を検知不可能な状態と、バルブ40が閉じており、さらにセンサ部50が、使用者による吐水操作を検知可能である状態とで、表示形態が変化しても良い。このように表示形態が変化することにより、センサの動作状態および、バルブ40の動作状態について、使用者がより詳細に認識することが出来る。
【0013】
制御部41が、調整時間100を、調整前に判断出来れば、調整時間100が、所定の時間下回るような極短い場合、調整時間100中に使用者が操作する可能性が少ないため、バルブ40が閉じていて、調整時間100中であっても、バルブ40が閉じて、調整がない状態の表示形態に変化させても良い。これにより、調整が終了したかどうかを判断する処理が必要でなくなるため、より迅速にセンサ部50が操作可能であることを使用者に報知することが可能となり、使用者はより効率的な作業を行うことができる。調整前に調整時間100が短いかどうかを判断する方法一つの例として、図6のようにセンサ部50から取得した電圧値110と、目標とする調整後の電圧値112の差分を用いる方法がある。つまり、前記差分の絶対値に相当する値113が、所定の閾値111を超えている場合に、調整時間100を短くはないと判断する。また前記差分の絶対値に相当する値105が、所定の閾値101を下回った場合に調整時間100を短いと判断する。
【0014】
ここで、報知部60は、スピーカーなどの音出力器63が、構成の少なくとも一つとして備えられていても良い。、システムキッチン1の動作状態を、音によって使用者に報知することによって、使用者は報知部を視認するために人体を動かす必要がなくなり、より効率的に作業を行うことが出来る。
【0015】
さらに音出力器63は、使用者が視認する必要がないため、図7のようにシステムキッチン1のシンク部またはカウンタ部などに隠蔽することも可能であり、視認できる位置に設置する必要がある表示部61に比べてシステムキッチン1の外観を損ねない効果がある。具体的には、カウンタ面22またはシンク20よりも下方にあって、且つカウンタ前縁24よりも奥側に配置される。
【0016】
また、音出力器63は、表示部61の表示形態が変化するタイミングと、略同時に報知形態を変化させることにより、表示部61の表示形態変化と同様の効果を有する。
【0017】
報知部60は、少なくとも表示部61と、表示部61の表示形態が変化し、さらにバルブ40が開くと報知形態が変化する音出力器63を備えていても良い。これにより、例えば子供がセンサを使って吐水を行った時に、大人がキッチン設備1から離れていても、動作状態を音で確認できるため、子供に注意を向けることが出来る。
【0018】
報知部60は、少なくとも表示部61と、表示部61の表示形態が変化すると報知形態が変化する音出力器63を備えていても良く、システムキッチン1の周辺がうるさい場合など音出力器63から発せられる音が聞き取り難い環境では、表示部61でシステムキッチン1の動作状態を認識でき、それ以外の環境下では、表示部を目視しなくても、音出力器63によって、システムキッチン1の動作状態を認識することも可能となり、使用者がより効率的な作業を行うことができる。
【0019】
吐水部10について記載する。図1などのように、吐水部10は、記載された位置に設置する必要はなく、シンク20の角近傍のカウンタ面や、シンクの側壁面21に設置しても良い。また、吐水部10の形状および吐水形態についても、図1などのような形状に限定される必要はない。吐水形態に関しては、例えばシャワー・整流・泡沫、およびこれらの形態の組み合わせによる吐水形態でも良い。
【0020】
また、本発明で記載しているシンク側壁面とは、シンク20の底面と少なくとも一部が接している面をいう。
【0021】
次に、シンク20およびカウンタ22について記載する。図1などのように、シンク20の底面と側壁面21の境界部や、側壁面21とカウンタ22との境界部は、必ずしも角になっている必要はなく、例えば境界部が滑らかになるような曲面になっていても良い。また、カウンタ22やシンク20の表面は必ずしも水平で平らな形状になっている必要はなく、例えば置いた物が滑らないような凸凹構造などになっていても良いし、また水が流れやすいように傾斜していても良い。
【0022】
次に、表示部61の形状について記載する。表示部61の形状については、図1などのように丸もしくは楕円のような形だけでなく、線状あるいは角のある形状、例えば三角形や四角形、星の形でも良い。また、文字・文章でも良い。
【0023】
次に、制御部41について記載する。制御部41の詳細を図8に示す。センサ部50から得られた受信信号が入力され、まず信号処理部42において目的とする信号を取得するための、フィルタリング処理などを行う。そして、信号処理部42から得られた信号に基づいて、制御部43ではバルブ開閉を制御する信号を出力する。なお、センサ部から得られた信号を信号処理部42を介さずに入力して、バルブ開閉を制御する信号を出力することも出来る。この場合、信号処理部42が必要ではなくなるため、回路の簡素化が可能となる。
【0024】
次に、センサ部50について記載する。センサ部50は、シンク側壁面21に設置されている。例えば、センサをカウンタ22に設置した場合、使用者が調理中に鍋やまな板などを検知エリア内に置いた場合に誤検知し、無駄な水を吐水してしまうおそれがある。また、センサをシンク底面23の裏側に上面側へ検知エリアを設けるように設置した場合、使用者が洗い作業を行っており、作業中の水が検知エリア内に進入すると誤検知し、無駄な水を吐水してしまうおそれがある。本実施例のように、センサ部50をシンク側壁面21に設置することによって、物を置く動作や洗い作業における水を誤検知する可能性が低減できる。
【0025】
また、センサ部50の検知エリア51については、シンク側壁面21近傍に設定している。例えば、シンク内側空間内に広く検知エリアを設定すると、吐水する意思のない使用者が、鍋などをシンク内に置いた場合に、検知エリア内に進入し、誤検知をしてしまうおそれがある。そこで本実施例では、キッチンでの作業において、手や洗浄物を動かす際に障害となり、使われることが比較的少ないシンク側面21近傍のスペースに検知エリアを設定することで、誤検知する可能性を大きく低減できる。
【0026】
さらに誤検知を低減するための、本実施例の一態様として、センサ部によって被検知体の速度情報を検知する。例えば、制御部41により、検知エリア51内において被検知体が減速するという速度変化を検知した場合や、検知エリア51内において略静止、つまり揺らぎを含んだ静止状態を検知した場合や、検知エリア51内において減速し、略静止状態になるという速度変化を検知した場合に吐水部10からの吐水を行い、加速もしくは等速となる速度変化を検知した場合には吐水を行わないことによって、検知エリア51内を通過する被検知体を検知することが無くなるため、吐水する意思のない使用者の手や手に持っている物体が、検知エリア内を通過した場合などに誤検知する可能性を低減できる。また、略静止状態が所定の時間以上経過した場合のみ吐水部10から吐水を行うことによって、シンク20内に物を置いた時の手が一時的に検知エリア内で略静止した場合に誤検知する可能性を低減でき、さらに検知精度が向上する。
【0027】
速度変化を検知する実施の形態としては、マイクロ波などの電波によって被検知体の情報を取得する電波センサや超音波によって被検知体の情報を取得する超音波センサがある。つまり、送信波が被検知体で反射した際に生じるドップラー信号を利用して、被検知体の速度を検知する。また、電波センサは、送信波と受信波の干渉によって生じる定在波を検知することが可能であり、超音波センサは超音波を送信してから受信するまでの時間を計測することで、被検知体とセンサとの距離情報を取得可能である。これにより、センサ部50を設置したシンク側壁面21近傍に検知エリア51実現できる。
また、略静止した被検知体を検知し、被検知体との距離を検知する形態として、赤外線センサを用いても良い。
【0028】
本実施例においては、周波数を10.5GHz近傍に設定した電波センサを利用する。使用する周波数帯については、特に上記周波数に限定する必要はなく、上記周波数以外でも、同様の効果を得ることが出来る。送信周波数と、被検知体から反射した反射波の周波数の差分を求めることにより、被検知体の速度情報を取得する。
【0029】
前記電波センサを用いると、設置面の裏側に設置することが可能となる。これにより、システムキッチン1の外観を損ねない効果がある。また、作業中に設置面に付着した水などの影響により、センサが故障する可能性が大きく低減する。
【0030】
表示部61の個数については、図1などのように各面に1つだけである必要はなく、複数設置することで、例えば、調整時間100が時間の経過と共に短くなる場合に、それぞれの表示部の表示形態を変化せることにより、調整終了までに必要な時間を使用者が把握することが出来る。
【0031】
また、表示部61は、センサ部50に関する情報だけではなく、吐水部10から吐水された水の温度や、形態に合わせて表示方法を変化させても良い。例えば、システムキッチン1において吐水部10から吐水される水の温度を検知するセンサを備えており、検知された温度に基づいて、例えば高温の場合は赤色、低温の場合は青色のように表示部61の色が変化する。これにより、使用者がセンサ部50により吐水操作を行い、吐水部10から吐水された水の温度を、吐水に触れる前に直感的に認識できるため、誤って使用者が熱湯に手を出して火傷を負う危険性を低減出来る。また、給湯器の運転により、吐水の温度が設定した温度にまで上昇し、適切な温度になっているかどうかを目視で確認できるため、温まっていない水に手を出してしまうことがなく、より快適に作業を行える。
【0032】
また、表示部61の表示形態の変化とは、例えば点灯から点滅など表示の周期を変えたり、赤から青など発光する色を変えたり、点灯から消灯、もしくは消灯から点灯のように輝度が大きく変わるように変化させることを言う。
【0033】
音声出力器63の報知形態の変化とは、例えば所定の時間だけ音を継続して出力したり、所定の時間だけ音を周期的に出力したりすることを言う。また、システムキッチン1の動作状態によって、音色を変化させても良い。
【0034】
また、使用者が洗い易い位置で洗えるように、吐水部10には回転機構が備わっており、吐水部10を回転させることにより、表示部61の表示形態が変化しても良い。前記変化により、吐水部10の回転させたい角度を、表示部61で確認しながら調整が出来るため、目的の回転角に合わせるのが容易になる。
【0035】
また、使用者がシンク内を掃除する際に吐水部10の一部を取り外して使えるように、吐水部10の一部を着脱可能な機構が設けられており、切り離しの状態と切り離していない状態とで表示部61の表示形態が変化しても良い。例えば吐水部10が切り離している状態の場合、表示部61は点滅し、切り離していない元の状態の場合、表示部61は点灯するような表示方法とする。これにより、吐水部10を切り離して使用してから元に戻した時に、正確に戻せているかを表示部で容易に確認することができる。これにより使用者が吐水部10を元に戻したと誤って判断してしまい、吐水させた時に吐水流による水圧が原因で、吐水部10がぐらついてしまい、吐水流がシンク外に出て行ってしまうような危険性を低減できる。
【0036】
制御部41は、センサ部50から放射された電波が吐水部10から吐水された水または被洗浄体に反射することによって得られた信号に基づいて、自動止水制御を行っても良い。具体的には、吐水流に手や物体が挿入されており、吐水流が洗浄物に当たって飛散している水、または洗い作業中に動いている被洗浄体を検知した場合はバルブ40を開き続けて吐水継続を行い、吐水流に手や物体が挿入されておらず、吐水流が飛散せずにセンサ部50の検知エリア内を通過する場合はバルブ40を閉じることにより、自動止水制御を行う。使用者が操作せずに止水を行えることで、例えば皿などをすすいだ後、水切り籠などに移すまでの間の水の出しっぱなしを防止することが可能となる。
【0037】
システムキッチン1には、センサ部50による検知を強制的に中止する操作部が備えられていても良い。前記操作部を設けることで、例えば前記センサ部50の駆動電力を節約する。あるいは、検知エリア51内において作業、例えば拭き掃除などを行う場合に誤検知を防止することが可能となる。また、前記操作部については、センサ部50もしくはスイッチなどの別の操作部を設けても良い。さらに、前記操作部で操作をおこなうことで、表示部61の表示形態を大きく変化させることにより、使用者が前記操作部を操作したこと、および操作した結果を使用者が容易に認識することが出来る。また、前記操作部は、表示部61と一体となった構成にすることにより、部品点数が少なくなるとともに、デザインがシンプルになり、システムキッチン1のデザインをより損なわない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる吐水装置の構成を表す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる吐水装置の構成を表す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態にかかる吐水装置の構成を表す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態にかかる表示部の表示形態の変化方法を表わす図である。
【図5】使用者がより詳しくシステムキッチンの情報を知ることが出来るための、表示部の表示形態の変化方法を表わす図である。
【図6】本発明の第5の実施例の形態にかかるアルゴリズムを説明する図である。
【図7】本発明の第6の実施例の形態にかかる吐水装置の構成を表わす図である。
【符号の説明】
【0039】
1 水栓装置
10 吐水部
20 シンク
21 シンク側壁面
23 シンク底面
24 カウンタ前縁
30 水路
40 バルブ
41 制御部
50 センサ部
51 センサ検知エリア
100 調整時間
110 センサ部からの取得信号
111 閾値
112 調整の目標値
113 センサ部からの取得信号と調整の目標値の差分の絶対値

【出願人】 【識別番号】000010087
【氏名又は名称】TOTO株式会社
【出願日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【代理人】
【公開番号】 特開2009−233089(P2009−233089A)
【公開日】 平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願番号】 特願2008−82565(P2008−82565)