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【発明の名称】 折畳み式取っ手及びこれを備えたかばん
【発明者】 【氏名】クォン,ヒョン ジュー
【課題】本発明の課題は、取っ手の多様な長さ調節が可能で、かばんに設けられる設置空間が縮小された折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんを提供することにある。

【解決手段】本発明は、折畳まれたり広げられたりしながら伸縮可能に中央部を基準に二つのリンクが互いに交差するように連結されるリンク組立体の端にもう一つのリンク組立体が連結され、一端がかばんに支持される折畳み手段、及び上記折畳み手段の他端に装着され、ユーザーが手で把持するための取っ手手段から構成され、上記折畳み手段を構成するリンク組立体の構造的特性により折畳まれたり広げられたりしながら長さが調節され、設置空間が縮小できるようにしたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折畳まれたり広げられたりしながら伸縮可能に中央部を基準に二つのリンクが互いに交差するように連結されるリンク組立体の端にもう一つのリンク組立体が連結され、その一端がかばんに支持される折畳み手段;及び、
上記折畳み手段の他端に装着され、ユーザーが手で把持するための取っ手手段;を含むことを特徴とする折畳み式取っ手。
【請求項2】
上記取っ手手段は、
所定の位置にスライド孔が貫通された取っ手ハウジング;及び
上記スライド孔に沿ってスライド可能に、上記スライド孔の両端部のうちの少なくとも一端部に装着され、上記折畳み手段の他端が回動可能に連結される固定バー;を含むことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式取っ手。
【請求項3】
上記取っ手手段には、上記折畳み手段が任意の長さだけ引出された状態を一時的に維持できるように、上記取っ手ハウジングの中間部に装着されて上記固定バーの動きを一時的に固定させる固定手段がさらに含まれることを特徴とする請求項2に記載の折畳み式取っ手。
【請求項4】
上記固定バーは、上記スライド孔の両端部にそれぞれ装着され、上記取っ手手段の中央を基準に同じ間隔が維持されてスライドすることを特徴とする請求項3に記載の折畳み式取っ手。
【請求項5】
上記固定手段は、
長さ方向に沿って歯が形成され、その一端が上記各固定バーに固定されたラックギア;及び
上記各ラックギアに同時に歯合可能に装着され、回転が制御されるピニオンギア;を含むことを特徴とする請求項4に記載の折畳み式取っ手。
【請求項6】
上記固定手段は、
上記ピニオンギアを回転可能に固定し、一端部には上記ピニオンギアの一側面に少なくとも一つ形成される固定溝に一時的に挿入される固定突起が形成されたピニオン軸;
上記固定突起が上記固定溝に挿入された状態を維持できるように、上記ピニオン軸の一端を支持する弾性部材;及び
上記ピニオン軸を加圧して上記固定突起が上記固定溝から一時的に抜け出るように上記ピニオン軸の他端が固定され、上記取っ手ハウジングの外部に上端部が露出される固定ボタン;を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の折畳み式取っ手。
【請求項7】
上記固定手段は、
それぞれの上記固定バーに連結され、上記取っ手ハウジングのスライド孔の内部に引き込まれる内部ハウジング;
上記内部ハウジングの端部に、中心点に向かって突き出、転がり可能に装着されたスライドボール;
上記取っ手ハウジングのスライド孔の中央を基準に両側にそれぞれ装着され、外周面に上記スライドボールを案内するスクリュー溝が上記スライド孔の中央を基準に相互同一方向に形成されたスクリューシャフト;
上記スクリューシャフトを回転可能に支持するベアリング;
上記取っ手ハウジングの内部に回転可能に装着され、上記ベアリングが固定されるカバー;
上記スクリューシャフトの端に、一時的に相互接触可能なようにそれぞれ装着されるブレーキ;
上記ブレーキが相互接触した状態を維持可能なように上記ブレーキを弾持するスプリング;
上記ブレーキの間に一時的に挿入されて、上記ブレーキを所定の間隔だけ離隔させることができるように上記ブレーキの間に装着され、上記ブレーキの間から外れる方向に弾持される離隔ピン;及び
上記取っ手ハウジングが回転すると共に、一時的に上記離隔ピンを上記ブレーキの間に加圧可能なように、上記取っ手ハウジングの内側面の一定部位から突き出る加圧突起;を含むことを特徴とする請求項4に記載の折畳み式取っ手。
【請求項8】
上記取っ手手段は、
中央部が貫通された形状からなり、ユーザーが把持するための取っ手部、及び上記リンク組立体の端が挿入される連結部が備えられた取っ手ハウジング;
上記取っ手ハウジングの連結部に沿って装着される一対のガイドレール;
上記リンク組立体の他端が回動可能に結合され、上記ガイドレールに沿ってそれぞれスライドして、互いに向かい合う面に長さ方向に沿って配列される歯からなるラックギア部が形成された固定バー;
上記各固定バーのラックギア部に同時に噛み合って回転可能に上記各ラックギア部の間に装着され、一側面に少なくとも一つの固定溝が形成されたピニオンギア;
上記ピニオンギアを回転可能に支持し、一端部に上記固定溝に一時的に挿入される固定突起が形成されたピニオン軸;
上記ピニオン軸の他端が固定される支持部と、上記支持部から上記取っ手部まで延びる延長部と、ユーザーが加圧することによって上記固定突起が上記固定溝から一時的に抜け出るように上記延長部から上記取っ手ハウジングの中央部方向に突出し、突出された端が上記取っ手ハウジングの外部に露出される固定ボタンとが備えられた固定部材;及び
上記固定突起が上記固定溝に挿入された状態を維持できるように上記ピニオン軸が突出された方向の反対方向から上記固定部材を支持する弾性部材;を含むことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式取っ手。
【請求項9】
上記折畳み手段は、
第1リンク及び第2リンクの中央部を互いに回動可能に固定する回動ピンが装着されて多数の上記リンク組立体をなし、上記第1リンク及び上記第2リンクの端部にもう一つのリンク組立体をなす第1リンク及び第2リンクの端が回動ピンによって回動可能に連結され、上記第1リンク及び第2リンクは、隣合う第1リンク及び第2リンクと移動軌跡が互いに重なるように連結されて、上記収納空間に引込まれる時は隣合う上記リンク組立体の一部が互いに重畳されることを特徴とする請求項1に記載の折畳み式取っ手。
【請求項10】
上記折畳み手段の一端が支持されて引込み及び引出しされる収納空間が内部に備えられ、かばんの一側に固定される支持手段がさらに含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項9のうち何れか一項に記載の折畳み式取っ手。
【請求項11】
上記支持手段は、上記かばんの外周面の一側に着脱可能に装着されることを特徴とする請求項10に記載の折畳み式取っ手。
【請求項12】
上記支持手段は、
上記折畳み手段の引込みが可能なように一側が開口された、上記収納空間が備えられ、上記かばんの外周面に着脱可能に装着されるケース;
上記ケースの開口部に対向する収納空間の底面に少なくとも一つ装着されるガイドレール;及び
上記折畳み手段の一端が回動可能に固定され、上記ガイドレールに沿ってスライドする少なくとも一つのスライド板;を含むことを特徴とする請求項11に記載の折畳み式取っ手。
【請求項13】
上記支持手段は、上記ケースの底面に上記ガイドレールが対をなして装着され、上記スライド板が上記ガイドレールにそれぞれ装着されることを特徴とする請求項12に記載の折畳み式取っ手。
【請求項14】
上記スライド板の互いに向かい合う面には、長さ方向に沿って配列される歯からなるラックギア部が形成され、上記支持手段は、上記各スライド板のラックギア部の間に位置して同時に噛み合って回転できるようにケースの底面に装着される固定ピニオンギアを更に含むことを特徴とする請求項13に記載の折畳み式取っ手。
【請求項15】
上記スライド板には、上記ピニオンギアと上記折畳み手段との接触を防止できるように上記折畳み手段の方向に延びた間隔保持板が装着され、上記間隔保持板の端部に上記折畳み手段の一端が回動可能に装着されることを特徴とする請求項14に記載の折畳み式取っ手。
【請求項16】
上記支持手段は、
上記折畳み手段の引込みが可能なように一側が開口された、上記収納空間が備えられ、上記折畳み手段の一端に形成された各リンクの中央部を回動可能に支持する回動ピンが上記収納空間の内部に固定され、上記かばんの外周面に着脱可能に装着されるケース;
上記折畳み手段の一端に形成された各リンクに、一端が回動可能に結合される垂直リンク;及び
それぞれの上記垂直リンクの他端を回動可能に支持し、上記ケースの内側面に上記折畳み手段の移動軌跡と平行をなすように延びる垂直溝に沿ってスライドする垂直ピン;を含むことを特徴とする請求項11に記載の折畳み式取っ手。
【請求項17】
上記垂直部材は、
上記ケースに取付けられる上記回動ピンを中心点とする弧状をなすように左右一対に陥没されるスライド溝に沿ってスライドし、上記折畳み手段の一端に形成された各リンクの端に装着されるスライドピンをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の折畳み式取っ手。
【請求項18】
かばんの一部分に形成され、内部に収納空間が備えられた支持手段;
折畳まれたり広げられたりしながら上記収納空間に引込み及び引出し可能に中央部を基準に二つのリンクが互いに交差するように連結されるリンク組立体の端にもう一つのリンク組立体が連結され、その一端が上記支持手段の内部に支持される折畳み手段;及び
上記折畳み手段の他端に装着され、ユーザーが手で把持するための取っ手手段;を含むことを特徴とする折畳み式取っ手を備えたかばん。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんに関し、より詳しくは、折畳まれたり広げられたりする折畳み手段の構造的特徴により取っ手が装着される設置空間が縮小でき、長さ調節が多様になされ得るようにする折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、書類や衣服、品物などを収納して運搬するにあたって便利性のためにかばんがよく使用されており、かばんは、使用目的や収納しようとする物の種類によってそのサイズ及び形が多様に構成される。
【0003】
このような多様なかばんのうち長期間滞留のためには、各種荷物が可能な限りコンパクトでありながらも多量収納できると共に、移動が容易になるように旅行用かばんがよく使われている。
【0004】
従来の旅行用かばん1は、図1に示されているように、運搬の便利性のために下部に多数のキャスター2が装着され、一側面には取っ手手段3が装着される。
【0005】
取っ手手段3は、かばん1の内部の一側面に引込み及び引出し可能なように装着され、かばん1の内部には取っ手手段3が引込み可能なように保存空間が備えられた支持手段4が形成される。このとき、取っ手手段3は、多数の管3aが連結された構造からなっていて伸縮可能であり、支持手段4により段階別に固定状態を維持できるという特徴がある。
【0006】
かばん1を移動させようとする場合には、取っ手手段3を腰付近まで伸張させて手で把持し、かばん1を地面に対して斜めに傾けた状態でキャスター2を回転させることによって運搬する。
【0007】
しかし、このような従来のかばん1に装着される取っ手手段3は、図1に示されているように、支持手段4がかばん1内部の一側面の底部から上端部まで延びるように形成されていて設置空間を大きく占めるため、かばん1内部の荷物を収納する空間がその分だけ減少するといった問題点がある。
【0008】
また、取っ手手段3は、通常2段階乃至3段階に長さ調節が可能な構造からなるため、多様なユーザーの身長に適合するように引出される長さを調節するには限界がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記のような問題点を勘案して案出されたものであり、その目的は、取っ手手段が設けられる設置空間を縮小させることができる折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんを提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、取っ手手段が引出される長さを多様に調節できるようにして使用の便宜性を高める折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記のような本発明の目的を達成するための折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんは、折畳まれたり広げられたりしながら伸縮可能に中央部を基準に二つのリンクが互いに交差するように連結されるリンク組立体の端にもう一つのリンク組立体が連結され、その一端がかばんに支持される折畳み手段;及び、上記折畳み手段の他端に装着され、ユーザーが手で把持するための取っ手手段;を含む構造から構成される。
【0012】
また、上記取っ手手段は、所定の位置にスライド孔が貫通された取っ手ハウジング;及び、上記スライド孔に沿ってスライド可能に、上記スライド孔の両端部のうちの少なくとも一端部に装着され、上記折畳み手段の他端が回動可能に連結される固定バー;から構成される。
【0013】
また、上記取っ手手段には、上記折畳み手段が任意の長さだけ引出された状態を一時的に維持できるように、上記取っ手ハウジングの中間部に装着されて上記固定バーの動きを一時的に固定させる固定手段がさらに含まれる。
【発明の効果】
【0014】
このように本発明による折畳み式取っ手は、折畳み手段が折畳まれたり広げられたりする構造的特徴を有していて、従来の構造に比べてかばんに設けられる設置空間が縮小されることによりかばんにより多くの物を収納できるようになるため、製品の性能が向上するという効果がある。
【0015】
また、本発明による折畳み式取っ手は、取っ手手段に装着される固定手段により、ユーザーの所望通りに折畳み手段の引出される長さ調節が可能で、どの位置でも引出された状態を一時的に固定させることが可能になるため、使用の便宜性が高まるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の望ましい実施例による折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんをより詳しく説明する。
【0017】
図2は本発明の望ましい第1実施例による折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんを示した斜視図であり、図3は折畳み式取っ手を示した分解斜視図、図4は折畳み手段が折畳まれて引込まれた状態を示した状態図、図5は折畳み手段が広げられた状態を示した状態図、図6は固定バーがスライドする状態を示した断面図、図7はピニオンギアが固定された状態を示した断面図、図8はピニオンギアの固定が解除された状態を示した断面図、そして、図9は支持手段のスライド板が作動する状態を示した断面図である。
【0018】
図示されているように、本発明の望ましい第1実施例による折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんは、かばん1の一側面の上端部に装着される支持手段10と、支持手段10に一端が固定される折畳み手段20と、折畳み手段20の他端に装着されて、ユーザーが手で把持するための取っ手手段30と、折畳み手段20がユーザーの所望の長さだけ引出された状態を一時的に固定させる固定手段40とからなる。
【0019】
折畳み手段20は、第1リンク21と第2リンク22が互いに交差するように中央部を互いに回動可能に固定する回動ピン23が装着されてリンク組立体24をなす。第1リンク21及び第2リンク22の端部に、もう一つのリンク組立体24をなす第1リンク21及び第2リンク22の端が回動ピン23により回動可能に固定される。上記のような方法によって多数のリンク組立体24が連結される。この時、第1リンク21及び第2リンク22は、隣合う第1リンク21及び第2リンク22とそれぞれの移動軌跡が互いに重なるように連結されて、リンク組立体24が折畳まれる場合は隣合うリンク組立体24同士その一部が互いに重なるようになる。
【0020】
支持手段10は、かばん1の内部に引き込まれて設置されたり外部に装着されたりでき、着脱可能に装着されるのが望ましい。図示されてはいないが、着脱方法は、ボルトを締結して固定する方式や固定クランプなどを用いる方式など、多様に具現されることができる。
【0021】
支持手段10は、折畳み手段20が収納されるように一側が開口された収納空間11aが備えられ、かばん1の外周面の上端部に着脱可能に装着されるケース11と、ケース11の開口部11bに対向する収納空間に装着されるガイドレール12と、ガイドレール12に形成されたレール12aに沿ってスライド可能に装着され、一側面に長さ方向に沿って配列される多数の歯からなるラックギア部13aが形成されたスライド板13とから構成される。
【0022】
この時、図示されてはいないが、第1リンク21の端部はスライド板13に結合されて、そのスライドと同時に回動可能で、第2リンク22の端部はケース11の底面部に回動可能なようにヒンジ結合されて、折畳み手段20が折畳まれたり広げられたりできるように支持する構造から構成されることも可能であるが、図示されているようにガイドレール12が相互平行に対をなして装着されることが望ましい。
【0023】
また、図示されているように、支持手段10は、それぞれのラックギア部13aと噛み合えるように各スライド板13の間に回転可能に装着される固定ピニオンギア14と、スライド板13に固定され、折畳み手段20が位置する方向に延びて、第1リンク21又は第2リンク22の端がそれぞれ回動可能にヒンジ結合される間隔保持板15とをさらに含んで構成される。
【0024】
取っ手手段30は、一側にスライド孔31aが貫通された取っ手ハウジング31と、スライド孔31aの両端にスライド可能に装着され、取っ手ハウジング31の外部に露出される端に折畳み手段20の他端が回動可能に連結される固定バー32とからなる。即ち、第1リンク21と第2リンク22の端が固定バー32にヒンジ結合されるのである。また、取っ手ハウジング31と固定バー32との間には管状のカバー33がそれぞれ装着され、また、それぞれのカバー33には他の部品との干渉を回避するために溝33aが形成され、各固定バー32の間には固定手段40が介在する。
【0025】
この時、図示されてはいないが、固定バー32がスライド孔31aの両端のうちの一方にだけ装着され、第1リンク21の端部は固定バー32に連結されて、そのスライドと同時に回動可能で、第2リンク22の端部は取っ手ハウジング31に回動可能なようにヒンジ結合されて、折畳み手段20が折畳まれたり広げられたりできるように支持する構造から構成されることも可能であるが、図示されているように固定バー32が対をなすように装着されるのが望ましい。
【0026】
固定手段40は、長さ方向に沿って歯が形成され、その一端が固定バー32に固定された一対のラックギア41と、各ラックギア41に同時に歯合可能に各ラックギア41の間に装着され、一側面に少なくとも一つの固定溝42aが形成されたピニオンギア42と、ピニオンギア42を回転可能に固定して、その一端部には固定溝42aに一時的に挿入可能な固定突起43aが形成されたピニオン軸43と、ピニオン軸43の一端を弾持する弾性部材44と、ピニオン軸43の他端が固定され、取っ手ハウジング31に形成されるボタンホール31bを通って上端部が外部に露出される固定ボタン45とからなる。
【0027】
上記のように構成された本発明の望ましい第1実施例による折畳み式取っ手は、図4及び図5に示されているように折畳み手段20をなす各リンク組立体24が互いに折畳まれたり広げられたりしながらケース11の収納空間11aに引込まれたり引出されたりする。
【0028】
この時、取っ手手段30及び固定手段40は、図6乃至図8に示されているように折畳み手段20が折畳まれると、固定バー32が取っ手ハウジング31の外部に突出する方向へ移動する。折畳み手段20が広げられると、固定バー32が取っ手ハウジング31の内部に引込まれる方向へ移動する。
【0029】
そして、固定バー32に装着されたそれぞれのラックギア41が、ピニオンギア42に同時に噛み合った状態であるため、固定バー30は取っ手ハウジング31の中央を基準に同じ間隔を維持しながらスライドする。
【0030】
図7に示されているように、弾性部材44によりピニオン軸43が加圧されて、固定突起43aがピニオンギア42の固定溝42aに挿入された状態になれば、固定されたピニオン軸43によりピニオンギア42も回転停止状態となり、ピニオンギア42の回転が停止すれば、ラックギア41と連結された固定バー32も停止状態を維持するようになるため、折畳み手段20の長さが固定された状態を維持するようになる。即ち、折畳み手段20が一定の長さだけ広げられた状態ならば、その長さ状態を維持するようになるのである。
【0031】
図8に示されているように、ユーザーが固定ボタン45を加圧すると、弾性部材44が変形しながらピニオン軸43が移動し、固定溝42aから固定突起43aが抜け出てピニオンギア42が回転可能な状態に切り換わる。ピニオンギア42の回転が可能になれば、ピニオンギア42に噛み合ったラックギア41に連結された固定バー32が移動可能になるため、折畳み手段20を折畳んだり広げたりできるようになる。即ち、固定状態が解除されて折畳み手段20の広げられる長さの調節が可能になるのである。固定ボタン45を加圧していた力を抜けば、弾性部材44の弾性力によりピニオン軸43が元通りに戻って図7に示されているように固定状態に切り換わる。
【0032】
図9に示されているように、折畳み手段20の折畳まれたり広げられたりする動作に伴って、スライド板13が固定ピニオンギア14に噛み合った状態で互いに連動するため、中央部を中心に同じ間隔を維持してそれぞれのスライド板13が移動するのである。間隔保持板15は、折畳み手段20が固定ピニオンギア14に接触するのを防止する。
【0033】
同様に、本発明の望ましい第2実施例による折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんは、図10乃至図12に示されているように、中央部が貫通された形状からなり、ユーザーが手で把持するための取っ手部131a、及び折畳み手段20の他端が挿入される連結部131bが備えられた取っ手ハウジング131と、連結部131bの内側面の両側に沿って互いに平行に装着される一対のガイドレール132と、折畳み手段20をなす第1リンク21及び第2リンク22の端が回動可能にヒンジ結合され、ガイドレール132に形成されたレール132aに沿ってそれぞれスライドして、互いに向かい合う面に長さ方向に沿って配列される多数の歯からなるラックギア部133aが形成された固定バー133と、各ラックギア部133aの間に装着されて、それぞれのラックギア部133aに同時に噛み合い、一側面に所定の深さで陥没される固定溝134aが少なくとも一つ形成されたピニオンギア134と、ピニオンギア134を回転可能に支持して、一端部に固定溝134aに挿入される固定突起135aが形成されたピニオン軸135と、ピニオン軸135が固定される固定部材136と、固定部材136を弾持する弾性部材137とからなる。
【0034】
固定部材136は、連結部131b側に位置し、ピニオン軸135が固定される支持部136aと、支持部136aから取っ手部131aまで延びる延長部136bと、延長部136bから突出して、取っ手ハウジング131の取っ手部131aの内側に形成されたボタンホール131cを通って突出された端部が露出する固定ボタン136cとからなる。弾性部材137は、その一側が支持部136aに接触され、他側が取っ手ハウジング131の内側面に支持される。即ち、支持部136aの上下面のうち、ピニオン軸135が装着された下面の反対である上面を弾性部材が支持するのである。
【0035】
その他、取っ手部材130が装着される折畳み手段20と支持手段10の構成及び作動は、本発明の望ましい第1実施例と同様である。
【0036】
上記のように構成された折畳み式取っ手は、図11に示されているように、弾性部材137により固定部材136が加圧されて、ピニオン軸135に形成された固定突起135aがピニオンギア134に形成された固定溝134aに挿入された状態になると、固定されたピニオン軸135によりピニオンギア134も回転停止状態になり、ピニオンギア134の回転が停止すると、ラックギア部133aが形成された固定バー133も停止状態を維持するようになるため、折畳み手段20が固定された状態を維持するようになる。即ち、折畳み手段20が一定の長さだけ広げられた状態であれば、その長さ状態を維持するようになるのである。
【0037】
図12に示されているように、ユーザーが固定ボタン136cを加圧すると、弾性部材137が圧縮されながらピニオン軸135が移動し、固定溝134aから固定突起135aが抜け出てピニオンギア134が回転可能な状態に切り換わる。ピニオンギア134の回転が可能になれば、ピニオンギア134に噛み合ったラックギア部133aが形成された固定バー133が移動可能になるため、折畳み手段20を折り畳んだり広げたりできるようになる。即ち、固定が解除されて折畳み手段20の広げられる長さの調節が可能になるのである。固定ボタン136cを加圧していた力を抜けば、弾性部材137の弾性力によりピニオン軸135が戻って図11に示されているように固定状態に切り換わる。
【0038】
同様に、本発明の望ましい第3実施例による折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんは、図13乃至図15に示されているように構成される。
【0039】
同様に、本発明の望ましい第3実施例による折畳み式取っ手及びこれを備えたかばんは、図13乃至図15に示されているように構成される。
【0040】
支持手段210は、かばん1の内部に引き込まれて設置されたり外部に装着されたりでき、着脱可能に装着されるのが望ましい。図示されてはいないが、着脱方法は、ボルトを締結して固定する方式や固定クランプなどを用いる方式など、多様に具現されることができる。
【0041】
また、支持手段210は、折畳み手段20が収納されるように一側が開口された収納空間211aが備えられ、かばん1の外周面の上端部に着脱可能に装着されるケース211と、折畳み手段20の一端に形成された第1リンク21及び第2リンク22に、一端が回動可能にヒンジ結合されるそれぞれの垂直リンク212と、各垂直リンク212の他端を相互連結し、回動可能に支持する垂直ピン213と、折畳み手段20の一端に形成された第1リンク21及び第2リンク22の端部に装着されるスライドピン214とから構成される。
【0042】
ケース211の収納空間211aの内側面には、第1リンク21及び第2リンク22の中央部に装着される回動ピン23の両端が固定される固定溝215が形成され、固定溝215の下端部に所定の深さで陥没され、折畳み手段20の移動軌跡と平行をなすように延びて、垂直ピン213がスライド可能に挿入される垂直溝216が形成され、スライドピン214がスライド可能に嵌められることができるように、左右一対に所定の深さだけ陥没され、固定溝215を中心点とする弧状をなすように延びるスライド溝217が形成される。
【0043】
その他の支持手段210に装着される折畳み手段20及び取っ手手段30、130の構成及び作動は、本発明の望ましい第1実施例又は第2実施例と同一である。
【0044】
上記のように構成された支持手段210は、図14及び図15に示されているように、折畳み手段20が折畳まれたり広げられたりする動作に伴って垂直リンク212が回動され、垂直リンク212の回動に伴って垂直リンク212が垂直溝216に沿ってスライドする。垂直リンク212は、垂直溝216によってその移動が折畳み手段20の移動軌跡と平行をなすように制限されるため、折畳み手段20が引込み及び引出しされる場合に移動経路から外れないようになる。即ち、垂直ピン213は、その動きが垂直溝216によって制限されるため、折畳み手段20が引出された状態においてケース211に固定された回動ピン23を基準として左右に回動されないようになるのである。
【0045】
同様に、本発明の望ましい第4実施例による折畳み式取っ手を構成する取っ手手段330は、図16乃至図18に示されているように、ユーザーが手で把持し、一側にスライド孔331aが貫通された取っ手ハウジング331と、スライド孔331aの両端にスライド可能に装着される内部ハウジング332と、内部ハウジング332の外部側の端に連結され、延びた端に折畳み手段20の他端が回動可能に連結される固定バー333とからなる。即ち、第1リンク21と第2リンク22の端が固定バー333にヒンジ結合されるのである。また、それぞれの固定バー333の中間部には固定手段340が介在する。
【0046】
固定手段340は、それぞれの内部ハウジング332の端部に装着されるボールハウジング341と、ボールハウジング341に転がり可能に装着され、内部ハウジング332の中心に向かって突き出るスライドボール341aと、スライド孔331aの中央を基準に両側に装着され、外周面にはスライド孔331aの中央を基準に相互同一方向を有するスクリュー形状のスクリュー溝342aが形成されたスクリューシャフト342と、スクリューシャフト342を回転可能に支持するベアリング343と、内部ハウジング332が挿入され、取っ手ハウジング331の内部に回転可能に装着され、ベアリング343が固定されるカバー344と、それぞれのスクリューシャフト342の端に装着され、一時的に互いに接触可能で、各接触面345aに多数の摩擦突起が備えられたブレーキ345と、それぞれのブレーキ345とベアリング343との間に装着され、ブレーキ345を互いに接触する方向に加圧するスプリング346と、ブレーキ345の間に突き出た端が一時的に挿入されて、接触していたブレーキ345を分離させることができるようにピンハウジング347に移動可能に支持され、ブレーキ345が装着された位置とは反対方向に弾持される少なくとも1つの離隔ピン348と、取っ手ハウジング331の内側面の一定部位から所定の高さで突き出、一時的に離隔ピン348をブレーキ345の方向へ加圧する加圧突起331bとからなる。
【0047】
また、スライドボール341aは、スクリューシャフト342を基準に等間隔で多数配列されるのが望ましく、スライドボール341aの個数と同一の個数だけスクリューシャフト342にスクリュー溝342aが形成される。離隔ピン348は、互いに対称をなすように180度間隔をおいて形成されるのが望ましく、離隔ピン348の位置に合わせて加圧突起331bも二箇所に形成される。また、離隔ピン348とピンハウジング347とが接触する間には圧縮スプリングが装着され、離隔ピン348を弾持するのが望ましい。
【0048】
上記のように構成された本発明の望ましい第4実施例による折畳み式取っ手は、図17及び図18に示されているように、折畳み手段20が折畳まれると、固定バー333が取っ手ハウジング331の外部に引き出される方向へ移動する。折畳み手段20が長く広げられると、固定バー333が取っ手ハウジング331の内部に引込まれる方向へ移動する。
【0049】
また、第1リンク21及び第2リンク22が中央部に形成された回動ピン23を基準に折畳まれたり広げられたりするため、取っ手ハウジング331の両側に形成された固定バー333が取っ手ハウジング331の中央を基準に同一間隔を維持しながらスライドし、固定バー333に連結されたスライドボール341aが左右方向に移動するにつれて、スクリュー溝342aの形成されたそれぞれのスクリューシャフト342が同時に回転するようになるのである。
【0050】
折畳み手段20を広げようとする場合は、図17に示されているように、取っ手ハウジング331を回転させると加圧突起331bが離隔ピン348を加圧するようになり、離隔ピン348の突出部がブレーキ345の間に挟まれて、互いに接触していた接触面345aが分離しながら、それぞれのブレーキ345が回転可能な状態に切り換わる。
【0051】
上記のようにブレーキ345が互いに分離されて回転可能な状態になると、スクリューシャフト342が回転可能な状態になって、スクリュー溝342aに挟まれて固定されていたスライドボール341aが、回転するスクリュー溝342aに沿って転がりながら移動できるようになるため、折畳み手段20を広げたり折畳んだりできるようになる。即ち、密着していたブレーキ345が離隔ピン348によって分離されてそれぞれの回転が可能になると、固定状態が解除されて、折畳み手段20の長さ調整が可能になるのである。
【0052】
折畳み手段20を一定の長さに広げた状態で固定させようとする場合は、図18に示されているように、折畳み手段20を一定の長さに広げた状態で取っ手ハウジング331を反対方向に回転させると、離隔ピン348を加圧していた加圧突起331bが除去され、弾性力によって離隔ピン348が元の状態に戻りながらブレーキ345の間から外れる。離隔ピン348が外れると、それぞれのブレーキ345の接触面345aはスプリング346の弾性力によって互いに接触しながら摩擦突起がかみ合って回転が拘束され、それぞれのスクリューシャフト342が一体化されながら個別的回転が不可能な状態になる。上記のように、スクリューシャフト342の個別的回転が不可能になると、スクリュー溝342aにかみ合ったスライドボール341aの移動が制限されて固定バー333が固定された状態になり、それによって折畳み手段20が固定された状態を維持するようになる。即ち、固定バー333が外部に引き出されるためには、接触面345aを基準に両側のスクリューシャフト342が反時計回りに回転されなければならず、固定バー333が内部に引き込まれるためには、接触面345aを基準に両側のスクリューシャフト342が時計回りに回転されなければならないため、ブレーキ345が互いに密着して個別的回転が不可能になれば、両側のスクリューシャフト342の回転力が相殺されて、折畳み手段20が一定の長さに広げられた状態を維持するようになるのである。
【0053】
本発明は、上述した特定の望ましい実施例に限定されるものではなく、特許請求範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者ならば誰でも多様な変形実施が可能であるのはもちろんのこと、そのような変更は特許請求範囲の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】従来の構造の取っ手を示した断面図である。
【図2】本発明の望ましい第1実施例による折畳み式取っ手を示した斜視図である。
【図3】折畳み式取っ手を示した分解斜視図である。
【図4】折畳み手段が折畳まれて引込まれた状態を示した状態図である。
【図5】折畳み手段が広げられた状態を示した状態図である。
【図6】固定バーがスライドする状態を示した断面図である。
【図7】ピニオンギアが固定された状態を示した断面図である。
【図8】ピニオンギアの固定が解除された状態を示した断面図である。
【図9】支持手段のスライド板が作動する状態を示した断面図である。
【図10】本発明の望ましい第2実施例による折畳み式取っ手を示した斜視図である。
【図11】図10に示されたピニオンギアが固定された状態を示した断面図である。
【図12】図10に示されたピニオンギアの固定が解除された状態を示した断面図である。
【図13】本発明の望ましい第3実施例による折畳み式取っ手を示した斜視図である。
【図14】図13に示された折畳み手段が折畳まれて引込まれた状態を示した状態図である。
【図15】図13に示された折畳み手段が広げられた状態を示した状態図である。
【図16】本発明の望ましい第4実施例による折畳み式取っ手を示した斜視図である。
【図17】図16に示された折畳み手段が折畳まれた状態を示した状態図である。
【図18】図16に示された折畳み手段が広げられた状態を示した状態図である。
【符号の説明】
【0055】
10 支持手段
14 リンク組立体
20 折畳み手段
21 第1リンク
22 第2リンク
30、130 取っ手手段
40 固定手段
【出願人】 【識別番号】508195040
【氏名又は名称】カリマックス コーポレーション
【出願日】 平成20年6月27日(2008.6.27)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介

【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
【公開番号】 特開2009−247883(P2009−247883A)
【公開日】 平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願番号】 特願2008−169223(P2008−169223)