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【発明の名称】 男性用パンツ
【発明者】 【氏名】若林 美鳥
【課題】局部を安定して保持できるトランクス型の男性用パンツを提供する。

【解決手段】中央に膨出させた局部当て部を備えた前身頃部と、後身頃部とからなる本体と、前記前身頃部に縫着して、前記局部当て部を外面から覆うホールド布とを備え、前記ホールド布は股側下端から局部当て部の頂点部を越えた位置を上端位置とし、該上端位置は前身頃側中央の上下方向全長の中央点を挟んで上下方向全長の10%の範囲に位置すると共に、該ホールド布の上端は前身頃と縫着せずに開放とし、かつ、該ホールド布の左右両側辺は前記膨出させる局部当て部の左右外縁に位置させ、該ホルダー布のパワーは前記本体の布のパワーより大としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トランクスからなる男性用パンツであって、
中央に膨出させた局部当て部を備えた前身頃部と、後身頃部とからなる本体と、
前記前身頃部に縫着して、前記局部当て部を外面から覆うホールド布とを備え、
前記ホールド布は股側下端から局部当て部の頂点部を越えた位置を上端位置とし、該上端位置は前身頃側中央の上下方向全長の中央点を挟んで上下方向全長の10%の範囲に位置すると共に、該ホールド布の上端は前身頃と縫着せずに開放とし、かつ、該ホールド布の左右両側辺は前記膨出させる局部当て部の左右外縁に位置させ、該ホールド布のパワーは前記本体の布のパワーより大としていることを特徴とする男性用パンツ。
【請求項2】
前記ホールド布は上端辺を直線状とし、左右両側辺を前身頃と縫着し、該前身頃と縫着する前記左右両側辺の上端間の寸法はホールド布の上端辺の寸法より大として、ホールド布により前身頃部を前身頃中心側に引張している請求項1に記載の男性用パンツ。
【請求項3】
前記ホールド布は上端辺をワサとして折り返した2枚重ね布、上端辺を縫着無しのヘム仕様またはフリーカットとして、上端辺に沿った縫着部を設けていない請求項1または請求項2に記載の男性用パンツ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はトランクスからなる男性用パンツに関し、特に、男性陰部(以下、局部と称す)を安定保持するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、局部をホールドする機能を有する男性用パンツとして、実開平7−38102号(特許文献1)で、図6に示す男性用パンツが提供されている。該パンツ100は、その内側に、上端バンド部に左右上端を固定すると共に、下端を二股の内側付け根の中央に縫着した3点固定のサホータ101を備え、該サホータ101で陰嚢を締め付けずに、安定した状態で収容している。
また、特開平8−74101号公報(特許文献2)の男性用パンツは、図7に示すように、パンツ生地103の前面内側に、陰茎挿入用のポケット104を設けている。
【0003】
前記特許文献1、2の男性用パンツは、いずれもパンツ本体の内面側に局部を収容するサポータ101またはポケット104を設けた構成である。
このように、パンツ本体の内面側に局部のホールド部材を取り付けていると、スポーツ時や日常の挙動時において、ホールド部材から局部が外れた場合、パンツ内部に手を入れてホールド部材内に局部を収容しなおす必要があるが、公衆上および頻繁にはやりにくい問題がある。また、ホールド部材から局部が外れたままの状態にしておくと、違和感が生じると共に、外観に響く場合には外観上で好ましくない形状となる。
【0004】
また、特許第3008080号公報(特許文献3)に開示された図8に示すブリーフ状の男性用パンツ105では、前身頃部106の上部布107に対して局部箇所から股側下端にかけて4枚以上重ねた前身中央片108を縫着して形成し、該前身中央片108により略ペン先形状となる前部膨出部を設けている。
【0005】
特許文献3の男性用パンツでは、パンツ本体に4枚重ね以上の前身中央片を設けて局部を保持しているため、局部に対する締め付け感が発生すると認められる。また、ブリーフ型パンツであるため、蒸れは発生しにくいと認められるが、トランクス型のパンツで特許文献3の構成とすると蒸れたり湿ったりしやすくなる。
【0006】
【特許文献1】実開平7−38102号
【特許文献2】特開平8−74101号公報
【特許文献3】特許第3008080号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記した問題が鑑みてなされたもので、スポーツ等の挙動時にも局部からホールド部材が外れることはなく、かつ、締め付け感等がなく着用感の良いトランクス型の男性用パンツを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明は、男性用トランクスからなるパンツであって、
中央に膨出させた局部当て部を備えた前身頃部と、後身頃部とからなる本体と、
前記前身頃部に縫着して、前記局部当て部を外面から覆うホールド布とを備え、
前記ホールド布は股側下端から局部当て部の頂点部を越えた位置を上端位置とし、該上端位置は前身頃側中央の上下方向全長の中央点を挟んで上下方向全長の10%の範囲に位置すると共に、該ホールド布の上端は前身頃と縫着せずに開放とし、かつ、該ホールド布の左右両側辺は前記膨出させる局部当て部の左右外縁に位置させ、該ホールド布のパワーは前記本体の布のパワーより大としていることを特徴とする男性用パンツを提供している。
【0009】
前記のように、本発明では、パンツの前身頃部の内面側ではなく、局部当て部を外面から覆うホールド布を設けている。該ホールド布は、その左右両側辺を局部当て部の左右外縁に位置させ、該局部当て部の左右外縁は着用時に鼠径溝に沿う位置に設けているため、ホールド布の左右両側辺も鼠径溝に沿って位置することとなる。スポーツ時や日常の挙動時に局部が移動しても、局部は左右両側の鼠径溝の間に位置するため、局部がホールド布で被覆している位置からずれることはなく、局部を常時安定保持することができる。
かつ、該ホールド布は外面側に設けて、局部に直接に接触させないため、局部に対する締め付け感や蒸れを発生させない。
【0010】
さらに、外側からの保持であるが、該ホールド布の上端位置を局部当て部の頂点部の近くに設け、かつ、ホールド布のパワーを本体布のパワーより大きくしているため、外側からでも局部を安定して保持することができる。かつ、該ホールド布の上端は本体の前身頃布と縫着していないため、前身頃部の伸びを阻害せず、局部により局部当て部をスムーズに膨出させることができる。よって、局部に締付感を与えず、開放感を損なわないと共に違和感も発生させない。
さらにまた、ホールド布の下端は股部までとし、大腿部を囲む脚側までは延在させていないため、大腿部をホールド布で締め付けることはない。
【0011】
前記ホールド布は上端辺を直線状とし、左右両側辺を前身頃部の布と縫着し、該前身頃部と縫着する前記左右両側辺の上端間の寸法はホールド布の上端辺の寸法より大として、ホールド布により前身頃部を前身頃中心側に引っ張っている。
【0012】
前記したように、ホールド布は前身頃部の左右両側を引っ張るように縫着しているため、ホールド布のパワーが高められ、局部を安定保持できる。かつ、前身頃部を中央側に引っ張ることにより、前身頃部で覆われる局部を前身頃中央に寄せることができ、ホールド布でしっかりと保持することができる。
【0013】
本発明のトランクス型パンツを、股部の左右両側に左右足回り(履き口)を設けた短尺なパンツとした場合は、前記ホールド布の下端は左右足回りの内股側に位置させることが好ましい。
左右足回りを股部より下方へ位置させた長めのトランクス型パンツとした場合には、ホールド布の下端は左右足回り端まで延在させずに、股部位置を下辺とする略台形状とすることが好ましい。
なお、前記短尺型や長め型のいずれの場合も、ホールド布を三角形状とし、下頂点を股部中央位置としてもよい。
【0014】
前記ホールド布は上端辺をワサとして折り返した2枚重ね布、上端辺を縫着不要のヘム仕様またはフリーカットとして、上端辺に沿った縫着部を設けていないことが好ましい。
ホールド布の上端辺は前身頃部を介して局部に当たる位置となるため、前記のように縫着部を設けていないことにより、当たりを柔らかくでき、違和感を生じさせない。
また、前記のように、上端辺をワサとして折り返した2枚重ね布とした場合、前身頃部の本体布と同一素材を用いてホールド布を形成すると、パワーを大とすることができる。
【0015】
前記前身頃部の構成は限定されず、従来汎用されているトランクス型パンツと同様な形状でもよい。例えば、前身頃布の中央部を刳り貫いて左右一対の局部当て布と縫着し、これら局部当て布を膨出するように縫着している。さらに、該局部当て布の左右両側に中間布を介在させて左右外側布と縫着してもよい。また、左右一対の前身頃布を中央縫着部で膨出するように縫着する簡単な構成でもよい。
後身頃部の構成も限定されず、一枚の後身頃布で形成しても良いし、中央後部布の両側後部布を脇側で前身頃両側布と連続させて、三枚接ぎタイプとしてもよい。
【0016】
前身頃部および後身頃部を構成する布およびホールド布としては、伸縮性を有する編地が好ましく、例えば、ポリウレタン5%のベア天竺編地が好適に用いられる。
【0017】
本発明のトランクス型パンツは、前記前身頃側の布と後身頃側の布の上端に沿って帯状のゴムバンドを取り付けている。このゴムバンド位置は着用時にウエストラインより7〜12cm下方に位置するローウエスト型とすることが好ましい。
前記した前身頃部の上下方向全長とは、本発明では、ゴムバンドを含めた上下方向全長で規定している。該上下方向の全長は17cm〜22cmとすることが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
上述したように、本発明のトランクス型パンツでは、局部を安定保持するホールド布をパンツ本体の前身頃部の外側に設け、局部と直接に接触させないため、局部に締付感を与えない。かつ、該ホールド布の左右両側辺が着用時に鼠径溝に位置するように設定しているため、スポーツ時や日常の挙動時に局部が移動しても、ホールド布で覆われた部分から局部が外れることはなく、常時、ホールド布で局部を安定保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明のパンツの実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示すように、パンツ1は左右足回り(履き口)2A、2Bが股部3の左右に位置し、上下長さが比較的短い短尺なトランクス型の男性用パンツからなる。
【0020】
パンツ1は、中央に膨出させた局部当て部5を備えた前身頃部6と、後身頃部7とからなる本体と、前身頃部6と後身頃部7の上端に縫着した比較的太幅の帯状のゴムバンド9と、局部当て部5を外面から覆うホールド布10を備えている。
【0021】
ホールド布10の下端辺11は、図1(A)に示すように、前身頃部6と後身頃部7との下端縫着位置である股部に位置し、該前後身頃部5、6の下端と共に縫着している。
ホールド布10の上端辺12は、局部当て部5の最も突出した頂点部5aより上方位置で、かつ、前身頃側中央の上下方向全長Lの中央点P1を挟んで上下方向全長Lの10%の範囲に位置させている。前記上下方向全長Lはゴムバンド9を含めて規定しており、全長Lの上端はゴムバンド9の上端をさす。本実施形態では、ホールド布10の上端辺12を前記中央点P1に位置させている。
【0022】
該ホールド布10の上端辺12は前身頃部6と縫着せずに開放し、ホールド布10の左右両側辺13、14を前身頃部6と縫着している。該左右両側辺13、14の縫着位置は、局部当て部5の左右外縁に位置させている。該局部当て部5の左右外縁は着用者の鼠径溝に当たる位置に設けているため、ホールド布10の左右両側辺13、14は着用者の鼠径溝に位置し、ホールド布10は鼠径溝L5に挟まれた領域に位置する。
【0023】
詳細には、前身頃部6は、前身頃中心ラインを挟む左右一対の前身頃中央布20A、20Bと、その左右両側の左右中間布21A、21Bと、該左右中間布21A、21Bの左右両側の左右外側布22A、22Bとからなる。
前身頃中央布20A、20Bはゴムバンド9と縫着する上端から股部まで延在し、前側へ膨出するように立体裁断し、縫着状態で膨出した局部当て部5を前身頃部6の中央部に形成している。該前身頃中央布20Aと20Bの縫着部は前身頃中心ラインに位置する。前記局部当て部5の最も前方に突出した頂点部P2は前記ホールド布10の上端辺12のP1より10mm程度上方に位置している。
後身頃部7は、前記左右外側布22A、22Bを脇線ラインを越えて背面側へと延在させた左右両側部と、該背面側の左右外側布22A、22Bに両側を縫着して介在させた背面中央布23とからなる。
【0024】
前記ホールド布10は、図2に示すパターン形状とし、上端辺12を直線状とし、上端辺12の左右両側辺13、14が左右方向の外方へ傾斜して連続し、該左右両側辺13、14の下端より左右足回り部分となる内向きに傾斜した左右下部両側辺15、16を連続させ、左右下部両側辺15、16の間に大きな曲率で上方に湾曲させた下端辺11を設けている。
【0025】
前記ホールド布10の左側辺13は前身頃部6の左側中間布21Aと左外側布22Aとの縫着部H1に重ね合わせて縫着し、右側辺14は前身頃6の右側中間布21Bと右外側布22Bとの縫着部H2に重ね合わせて縫着している。
ホールド布10の上端辺12の寸法L1は、左右の縫着部H1とH2との間の寸法L2より短くし、本実施形態では3cmの寸法差としている。この寸法差のあるホールド布10の上端辺12の左右両端を前記縫着部H1、H2と縫着すると、左右外側布22A、22Bは前身頃中央側に引っ張られた状態となる。ホールド布10も左右両側に引っ張られるが、後述するように、ホールド布10のパワー(引張力)は前身頃部5の左右中間布21A、21B、左右外側布22A、22Bのパワーより大としているため、左右外側布22A、22Bが前身頃中央に引っ張られる。よって、図1(A)に示すように、左右中間布21A、21Bはホールド布10の内部側で弛んだ状態となり、局部により前側へ膨出できる。
このように、局部当て部5は実質的に前身頃中央布20A、20Bと左右中間布21A、21Bとで構成し、局部当て部5の左右外縁は縫着部H1、H2となる。
局部当て部5の左右外縁となる縫着部H1,H2は着用者の鼠径溝に当たる位置に設けているため、前記のように、ホールド布10の左右両側辺13、14は着用時に着用者の鼠径溝に位置し、ホールド布10は鼠径溝に挟まれた領域に位置する。
【0026】
前記ホールド布10の左下部側辺15は前身頃部の左側布21Aの下端と縫着して、大腿部の付け根に位置する左足回り2Aの内股側を形成し、右下部側辺16は前身頃部の右側布21Bの下端と縫着して右足回り2Bの内股側を形成している。
【0027】
本実施形態では、図2(B)の展開形状に示すように、ホールド布10は上端辺12を折り返した2枚重ねの布としている。
よって、図2(C)に示すように、上端辺12はワサとなって縫着部が存在しない。また、左右両側辺13、14、左右下部両側辺15、16および下端辺11の先端は2枚となり、これらの2枚の布の端縁を、前記のように、前身頃部6の布と縫着している。
【0028】
ホールド布10はポリウレタン5%のベア天竺からなる伸縮性編地で形成し、前記前身頃部6および後身頃部7もホールド布10と同じベア天竺から形成し、布自体の伸縮力(パワー)は同じとしてる。
しかしながら、ホールド布10は二つ折りしているため、前後身頃部6、7に対してパワーを2倍となる。
【0029】
前記構成としたトランクス型の男性用パンツ1は、図3(A)(B)に示す着用状態となる。
ホールド布10の左右両側辺13、14は、着用者の左右鼠径溝L5、L5に沿って位置すると共に、着用状態で上端辺12は局部当て部5の膨出点P2の近傍に位置する。
よって、着用者がスポーツ時や日常の挙動時に局部の位置が若干移動しても、左右鼠径溝L5に挟まれた範囲内での移動であるため、局部はホールド布10に覆われた範囲内と位置し、局部がホールド布10で覆われた位置から外れることはない。よって、前身頃部6よりパワーのあるホールド布10でしっかりと安定保持できる。
【0030】
さらに、前身頃部6の局部当て部5自体が、左右外側布23A、23Bが前身頃中央に引っ張られているため、移動しようとする局部を前中心位置からずれないように作用する。この作用と相俟って、ホールド布10から外れた位置に局部が移動しにくくなり、ホールド10で局部を安定保持することができる。
【0031】
さらにまた、ホールド布10は前身頃部6の外面側に設けているため、局部に直接に接触せず、局部に対する締め付け感や蒸れを発生させない。
かつ、ホールド布10の保持は前身頃部6の局部当て部5の外側からの保持であるが、ホールド布10の上端辺12を局部当て部5の頂点部P2を越えた上側位置に設け、かつ、ホールド布10のパワーを前後身頃部6、7の本体布のパワーより大きくしているため、外側からでも局部を安定して保持することができる。かつ、ホールド布10の上端辺12は前身頃部6の布と縫着していないため、前身頃部6の局部当て部5が局部により膨出する際にホールド布10は局部当て部5の伸びを阻害せず、局部の開放感を損なわない。さらに、ホールド布10の上端辺12をワサとしているため、局部への当たりを柔らかくしているため、着用者に違和感を与えない。
【0032】
図4に、第二実施形態を示す。
第二実施形態のパンツ1−Aは、第一実施形態のトランクス型のパンツよりも、左右足回り2A、2Bの位置を股部の位置より大腿部側に向けて若干延在させている。
ホールド布10は大腿部側に延在させないことが好ましいため、ホールド布10は図示のように上端辺12を長辺とする略台形状とし、下端辺11を股部3で縫着している。また、ホールド布10は1枚布とし、前身頃部6の布よりも伸縮力が大きいパワーのある布を用いている。かつ、上端辺12は端末縫製が不要なヘム仕様の布で形成している。
他の構成および作用は第一実施形態と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
なお、ホールド布10は、上端辺12がヘム仕様となる布に代えて、端末縫製が不要なフリーカットができるの布で形成してもよい。
【0033】
図5に、第三実施形態を示す。
第三実施形態のトランクス型パンツ1−Bの長さは第二実施形態とのパンツ1−Aと同様としている。
ホールド布10は図示のように三角形状とし、下端11’は三角形の下頂点とし、該下端11’を股部3と縫着している。
さらに、左右外側布22A、22Bの外面側に、縫着部H1、H2に沿って図示のようにメッシュ40A、40Bを縫着している。該メッシュ40A、40Bはパワーを有する弾性糸をメッシュ状に編成したものであり、左右足回り2A、2Bに向けてゴムバンド9と縫着する上端から次第に面積を拡大し、下端を左右足回り2A、2Bまで延在させている。
【0034】
このように、前身頃部6の中央の局部当て部5を挟む左右外側布23A、23Bの外面にパワーのあるメッシュ40A、40Bを配置することにより、局部の左右方向の移動を抑制できると共に、デザイン上の特徴を出すことができる。
他の構成および作用は第一実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0035】
なお、本発明の男性用パンツは、前記第一〜第三実施形態に限定されず、左右の脚部の長さを更に大として下方へ延在させてもよい。また、前身頃部で前身頃中央布と左右外側布の間に左右中間布を設けているが、該左右中間布を省略して、前身頃中央布に左右外側布を縫着してもよく、本発明の要旨を越えない範囲で種々の形態が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の男性用パンツの第一実施形態を示し、(A)は正面図、(B)は背面図である。
【図2】ホールド布を示し、(A)は二つ折りしたホールド布の正面図、(B)は二つ折り前の展開図、(C)は要部拡大断面図である。
【図3】(A)(B)はパンツの着用状態を示す図面である。
【図4】第二実施形態のパンツの正面図である。
【図5】第三実施形態のパンツの正面図である。
【図6】従来例を示す図面である。
【図7】他の従来例を示す図面である。
【図8】他の従来例を示す図面である。
【符号の説明】
【0037】
1 男性用パンツ
2A、2B 左右足回り(履き口)
3 股部
5 局部当て部
6 前身頃部
7 後身頃部
9 ゴムバンド
10 ホールド布
11 下端辺
12 上端辺
13、14 左右側辺
【出願人】 【識別番号】306033379
【氏名又は名称】株式会社ワコール
【出願日】 平成20年4月7日(2008.4.7)
【代理人】 【識別番号】100072660
【弁理士】
【氏名又は名称】大和田 和美
【公開番号】 特開2009−249768(P2009−249768A)
【公開日】 平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願番号】 特願2008−99264(P2008−99264)