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【発明の名称】 小鳥用給餌装置
【発明者】 【氏名】中村 和人
【課題】使用者にかかる負担を従来より低減することができる小鳥用給餌装置を提供する。

【解決手段】小鳥用給餌装置10は、殻付きの餌を落下させるための餌落下用穴が下部に形成されて餌を内部に溜めるための餌タンク20と、餌タンク20の内部から餌落下用穴を介して餌タンク20の外部に落下する餌を受ける餌受け部30aを有する餌トレー30とを備え、餌トレー30は、餌受け部30a壁部であって餌受け部30aに溜まった餌を食べている最中の小鳥が留まるための留まり用壁部30bを備え、餌受け部30aは、餌タンク20と交差する矢印10aで示す方向を長手方向として延在しており、留まり用壁部30bは、餌受け部30aの矢印10aで示す長手方向とは直交する矢印10bで示す方向における餌受け部30aの端に配置されていることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
殻付きの餌を落下させるための餌落下用穴が下部に形成されて前記餌を内部に溜めるための餌タンクと、前記餌タンクの内部から前記餌落下用穴を介して前記餌タンクの外部に落下する前記餌を受ける餌受け部を有する餌トレーとを備え、
前記餌トレーは、前記餌受け部に溜まった前記餌を食べている最中の小鳥が留まるための留まり用壁部を備え、
前記留まり用壁部は、前記餌受け部に対して前記餌受け部の長手方向とは直交する方向に配置されていることを特徴とする小鳥用給餌装置。
【請求項2】
前記餌トレーは、前記餌が前記餌受け部の外部に落下することを防止するために前記餌受け部に対して前記長手方向に配置された落下防止用壁部を備え、
前記落下防止用壁部は、前記留まり用壁部と隣接する部分において前記留まり用壁部より高さが低いことを特徴とする請求項1に記載の小鳥用給餌装置。
【請求項3】
前記留まり用壁部は、前記長手方向に直交する断面の形状が弧状であることを特徴とする請求項1に記載の小鳥用給餌装置。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、小鳥に餌を与えるための小鳥用給餌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の小鳥用給餌装置として、殻付きの餌を落下させるための餌落下用穴が下部に形成されて餌を内部に溜めるための餌タンクと、餌タンクの内部から餌落下用穴を介して餌タンクの外部に落下する餌を受ける餌受け部を有する餌トレーとを備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2005−013184号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の小鳥用給餌装置においては、小鳥が餌を食べ終わった後に餌の殻が餌受け部に溜まるので、餌受け部に溜まった殻を小鳥の飼い主などの小鳥用給餌装置の使用者が除去しなければならず、使用者に負担がかかるという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、使用者にかかる負担を従来より低減することができる小鳥用給餌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の小鳥用給餌装置は、殻付きの餌を落下させるための餌落下用穴が下部に形成されて前記餌を内部に溜めるための餌タンクと、前記餌タンクの内部から前記餌落下用穴を介して前記餌タンクの外部に落下する前記餌を受ける餌受け部を有する餌トレーとを備え、前記餌トレーは、前記餌受け部に溜まった前記餌を食べている最中の小鳥が留まるための留まり用壁部を備え、前記留まり用壁部は、前記餌受け部に対して前記餌受け部の長手方向とは直交する方向に配置されていることを特徴とする。
【0006】
この構成により、本発明の小鳥用給餌装置は、餌受け部に溜まった餌を食べるために留まり用壁部に留まった小鳥が羽を広げたときに、広がった羽と餌受け部が略平行である。そのため、留まり用壁部に留まった小鳥が羽ばたくときに、小鳥の羽ばたきによって発生する風は、餌受け部に効率よく吹き込んで餌受け部に溜まった殻を餌受け部の外部に吹き飛ばす。したがって、本発明の小鳥用給餌装置は、餌受け部に溜まった殻を従来のように使用者が除去する手間を低減することができる。すなわち、本発明の小鳥用給餌装置は、使用者にかかる負担を従来より低減することができる。
【0007】
本発明の小鳥用給餌装置の前記餌トレーは、前記餌が前記餌受け部の外部に落下することを防止するために前記餌受け部に対して前記長手方向に配置された落下防止用壁部を備え、前記落下防止用壁部は、前記留まり用壁部と隣接する部分において前記留まり用壁部より高さが低いことが好ましい。
【0008】
この構成により、本発明の小鳥用給餌装置は、落下防止用壁部が留まり用壁部と隣接する部分において留まり用壁部と高さが同じである構成と比較して、小鳥の羽ばたきによって発生する風によって吹き飛ばされた殻が落下防止用壁部を乗り越えて餌受け部の外部に落下しやすいので、餌受け部に溜まった殻を使用者が除去する手間を低減することができる。また、本発明の小鳥用給餌装置は、落下防止用壁部が留まり用壁部と隣接する部分において留まり用壁部と高さが同じである構成と比較して、落下防止用壁部に小鳥が留まり辛いので、留まり用壁部に小鳥が留まる可能性を向上することができる。
【0009】
本発明の小鳥用給餌装置の前記留まり用壁部は、前記長手方向に直交する断面の形状が弧状であることが好ましい。
【0010】
この構成により、本発明の小鳥用給餌装置は、小鳥の羽ばたきによって発生する風が留まり用壁部の壁面に沿って流れて留まり用壁部と餌との隣接部分で確実に殻に吹きかかるので、留まり用壁部と餌との隣接部分に風が吹き込まずに殻が溜まるということを防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の小鳥用給餌装置は、餌受け部に溜まった餌を食べるために留まり用壁部に留まった小鳥が羽を広げたときに、広がった羽と餌受け部が略平行である。そのため、留まり用壁部に留まった小鳥が羽ばたくときに、小鳥の羽ばたきによって発生する風は、餌受け部に効率よく吹き込んで餌受け部に溜まった殻を餌受け部の外部に吹き飛ばす。したがって、本発明の小鳥用給餌装置は、餌受け部に溜まった殻を従来のように使用者が除去する手間を低減することができる。すなわち、本発明の小鳥用給餌装置は、使用者にかかる負担を従来より低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0013】
まず、本実施の形態に係る小鳥用給餌装置の構成について説明する。
【0014】
図1は、本実施の形態に係る小鳥用給餌装置10の外観斜視図である。図2、図3、図4は、それぞれ小鳥用給餌装置10の正面図、右側面図、平面図である。図5は、小鳥用給餌装置10の背面側から見た分解斜視図である。
【0015】
図1〜図5に示すように、小鳥用給餌装置10は、殻付きの餌であるキビを落下させるための餌落下用穴20aが下部に形成されてキビを内部に溜めるための餌タンク20と、餌タンク20の内部から餌落下用穴20aを介して餌タンク20の外部に落下するキビを受ける餌受け部30aを有する餌トレー30とを備えており、図示していない鳥かごに固定されるものである。
【0016】
餌タンク20は、使用者が餌タンク20の内部にキビを入れるための餌入れ穴20bが上部に形成されている。
【0017】
ここで、餌タンク20は、餌入れ穴20bが一端に形成されて他端が傾斜している筒21と、餌落下用穴20aが形成されて筒21の他端に接着された板22とによって構成されている。
【0018】
例えば、筒21および板22の板厚は、3mmである。また、筒21の外径は、5cmである。また、板22の餌落下用穴20aの直径は、2cmである。
【0019】
餌トレー30は、餌受け部30aに溜まったキビを食べている最中の小鳥が留まるための留まり用壁部30bと、キビが餌受け部30aの外部に落下することを防止するために餌受け部30aに対して餌受け部30aの長手方向、すなわち矢印10aで示す方向に配置された落下防止用壁部30cとを備えている。留まり用壁部30bは、餌受け部30aに対して矢印10aで示す方向とは直交する矢印10bで示す方向に配置されている。また、落下防止用壁部30cは、留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bより高さが低く形成されている。
【0020】
ここで、餌トレー30は、餌受け部30aおよび留まり用壁部30bが一端に形成されて他端が傾斜している筒31と、筒31の一端に接着されて落下防止用壁部30cを形成する板32と、留まり用壁部30bに被せられたビニールカバー33とによって構成されている。筒31の他端は、板22に対して筒21とは反対側から板22に接着されている。
【0021】
例えば、筒31および板32の板厚は、3mmである。また、筒31の外径は、5cmである。矢印10aで示す方向における留まり用壁部30bの長さは、8.5cmである。留まり用壁部30bの高さは、2.5cmである。また、板32は、直径5cmの丸板の中心から1.5cm離れた位置で切り離された形状である。
【0022】
図6は、筒21および筒31を切り出す前の筒40の側面図である。
【0023】
図6に示すように、筒21および筒31は、破線で示した切断線40a、40bで1つの筒40から切り出されるようになっている。なお、切断線40aは、筒21と、筒31とを切り離すための切断線である。切断線40bは、筒31に留まり用壁部30b(図5参照。)を形成するための切断線である。
【0024】
次に、小鳥用給餌装置10の機能について説明する。
【0025】
図7は、留まり用壁部30bに留まってキビ80を食べている小鳥90を示す図である。図8は、留まり用壁部30bに留まって羽ばたいている小鳥90を示す図である。
【0026】
ここで、例えば、小鳥90は、嘴から尾までの体長が12cmである。
【0027】
使用者が餌タンク20の餌入れ穴20bから餌タンク20の内部にキビ80を入れると、図7に示すように、キビ80は、餌タンク20の内部から餌落下用穴20a(図2参照。)を介して餌タンク20の外部に落下して餌受け部30aに溜まる。ここで、餌受け部30aに溜まったキビ80の山は、餌落下用穴20a側から落下防止用壁部30c側にかけて低くなる。
【0028】
小鳥90は、餌受け部30aに溜まったキビ80を食べるために留まり用壁部30bに留まる。そして、小鳥90がキビ80を食べると、餌受け部30aには、キビ80の他に、キビ80の殻81も溜まる。
【0029】
ここで、留まり用壁部30bは、餌受け部30aに対して矢印10aで示す餌受け部30aの長手方向とは直交する方向、すなわち矢印10bで示す方向に配置されている。したがって、小鳥用給餌装置10は、餌受け部30aに溜まったキビ80を食べるために留まり用壁部30bに留まった小鳥90が図8に示すように羽を広げたときに、広がった羽と餌受け部30aが略平行である。そのため、留まり用壁部30bに留まった小鳥90が羽ばたくときに、小鳥90の羽ばたきによって発生する風は、餌受け部30aに効率よく吹き込んで餌受け部30aに溜まったキビ80の殻81を落下防止用壁部30cの上部を介して餌受け部30aの外部に吹き飛ばす。したがって、小鳥用給餌装置10は、餌受け部30aに溜まった殻81を従来のように使用者が除去する手間を低減することができる。すなわち、小鳥用給餌装置10は、使用者にかかる負担を従来より低減することができる。
【0030】
なお、留まり用壁部30bは、小鳥90が留まり易くするために本実施の形態においてビニールカバー33が被せられているが、本発明によればビニールカバー33が被せられていなくても良い。
【0031】
図9は、図1に示す形状とは異なる形状の小鳥用給餌装置10の右側面図である。
【0032】
また、小鳥用給餌装置10は、図3に示すように落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bより低いので、図9に示すように落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bと高さが同じである構成と比較して、小鳥90の羽ばたきによって発生する風によって吹き飛ばされた殻81が落下防止用壁部30cを乗り越えて餌受け部30aの外部に落下しやすい。したがって、小鳥用給餌装置10は、落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bと高さが同じである構成と比較して、餌受け部30aに溜まった殻81を使用者が除去する手間を低減することができる。
【0033】
図10は、図1および図9に示す形状とは異なる形状の小鳥用給餌装置10の右側面図である。
【0034】
なお、小鳥用給餌装置10は、図10に示すように、落下防止用壁部30cが餌落下用穴20a(図2参照。)から遠いほど高くなるように傾斜している場合、落下防止用壁部30cの傾斜に沿って殻81が落下防止用壁部30cを乗り越えやすいので、落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bと高さが同じである構成であっても、図3に示す構成と同様の効果を得ることができる。
【0035】
また、小鳥用給餌装置10は、落下防止用壁部30cが十分に低ければ、落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bと高さが同じである構成であっても、図3に示す構成と同様の効果を得ることができる。
【0036】
また、小鳥用給餌装置10は、図3に示すように落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bより低いので、図9に示すように落下防止用壁部30cが留まり用壁部30bと隣接する部分において留まり用壁部30bと高さが同じである構成と比較して、落下防止用壁部30cに小鳥90が留まり辛いので、留まり用壁部30bに小鳥90が留まる可能性を向上することができる。
【0037】
図11は、留まり用壁部30bの断面図であって、矢印10a(図3参照。)で示す餌受け部30aの長手方向に直交する断面を示す図である。
【0038】
図11に示すように、留まり用壁部30bは、矢印10aで示す長手方向に直交する断面の形状が弧状である。したがって、小鳥用給餌装置10は、小鳥90の羽ばたきによって発生する風が留まり用壁部30bの壁面に沿って流れて留まり用壁部30bとキビ80との隣接部分で確実に殻81に吹きかかるので、留まり用壁部30bとキビ80との隣接部分に風が吹き込まずに殻81が溜まるということを防止することができる。
【0039】
なお、留まり用壁部30bは、矢印10aで示す長手方向に直交する断面の形状が弧状でなくても良い。例えば、留まり用壁部30bは、餌受け部30aに溜まったキビ80に対して比較的低ければ、留まり用壁部30bとキビ80との隣接部分に風が吹き込まずに殻81が溜まるということを防止することができる。
【0040】
図12は、図1、図9および図10に示す形状とは異なる形状の小鳥用給餌装置10の右側面図である。
【0041】
小鳥用給餌装置10は、図1、図9および図10において留まり用壁部30bが水平であるが、餌受け部30aに溜まったキビ80を食べている最中の小鳥90が留まることができれば留まり用壁部30bは水平でなくても良い。例えば、留まり用壁部30bは、図12に示すように餌落下用穴20a(図2参照。)から遠いほど低くなるように傾斜していても良い。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施の形態に係る小鳥用給餌装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示す小鳥用給餌装置の正面図である。
【図3】図1に示す小鳥用給餌装置の右側面図である。
【図4】図1に示す小鳥用給餌装置の平面図である。
【図5】図1に示す小鳥用給餌装置の背面側から見た分解斜視図である。
【図6】図1に示す小鳥用給餌装置の構成部品である2つの筒を切り出す前の筒の側面図である。
【図7】図1に示す小鳥用給餌装置の留まり用壁部に留まってキビを食べている小鳥を示す図である。
【図8】図1に示す小鳥用給餌装置の留まり用壁部に留まって羽ばたいている小鳥を示す図である。
【図9】図1に示す形状とは異なる形状の小鳥用給餌装置の右側面図である。
【図10】図1および図9に示す形状とは異なる形状の小鳥用給餌装置の右側面図である。
【図11】図1に示す小鳥用給餌装置の留まり用壁部の断面図であって、餌受け部の長手方向に直交する断面を示す図である。
【図12】図1、図9および図10に示す形状とは異なる形状の小鳥用給餌装置の右側面図である。
【符号の説明】
【0043】
10 小鳥用給餌装置
20 餌タンク
20a 餌落下用穴
30 餌トレー
30a 餌受け部
30b 留まり用壁部
30c 落下防止用壁部
80 キビ(餌)
81 殻
90 小鳥

【出願人】 【識別番号】507134172
【氏名又は名称】中村 和人
【出願日】 平成20年4月3日(2008.4.3)
【代理人】 【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
【公開番号】 特開2009−247249(P2009−247249A)
【公開日】 平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願番号】 特願2008−96904(P2008−96904)