| 【発明の名称】 |
マウントアングル |
| 【発明者】 |
【氏名】植村 俊彦
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、簡単な構造で、冷気を効率的に、ラック1内部へ平均的に供給することのできるマウントアングル3を提供することを目的としている。
【構成】本発明に係るラックのマウントアングル3は、断面略コ字状に形成されているマウントアングル3の一方の開放辺4を蓋体5で閉塞して筒状に形成すると共に、一部には開口7を設け送風機構を具備することを特徴とし、エアコンディショナからの冷気を効率的にラック内に供給する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ラック内に設けられ、各種通信機器、電気機器をラックに収納するためのマウントアングルであって、断面略コ字状に形成されているマウントアングルの一方の開放辺を蓋体で閉塞して筒状に形成すると共に、一部には開口を設け送風機構を具備することを特徴とするマウントアングル。 【請求項2】 前記マウントアングルであって、前記開口は蓋体により開放、閉塞を選択可能としたことを特徴とする請求項1に記載のマウントアングル。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ラック内に設けられ、各種通信機器、電気機器をラックに収納するためのマウントアングルに関するものである。 【背景技術】 【0002】 ラック31に収納される通信機器や電気機器32は前面をマウントアングル33にねじ止め等により固定するものが多い。機器32が動作することでラック31内の温度は上昇しやすい状況である。ラック31内の温度上昇を抑えるため、ラック31の下方にエアコンディショナ34を設置することもある。 【0003】 また、効率よくラック31内を冷却するために、ラック31の寸法に合わせて形成された専用の送風ダクト35をラック31に取り付けたり、ラックの扉を袋形状に形成し、そこへ冷気を送り込んでラックへ送風していた。 【特許文献1】特開2004−165528号公報 【特許文献2】特開2005−19857号公報 【特許文献3】特開2005−19856号公報 【特許文献4】特開2005−5651号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら上記従来のラック31の機構では、ラック31内の温度上昇を効率よく抑えることができず、特に、ラック31の上方部にまで冷気が到達できず、暖かいままの空気を機器が吸気することになり、温度上昇を助長させていた。また、ラック31内部には機器32の配線や機器32の突起体があり、専用のダクト35を取り付けようとすると、ラック31前面の有効スペースを損なってしまうという欠点があった。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、簡単な構造で、冷気を効率的に、ラック内部へ平均的に供給することのできるマウントアングルを提供することを目的とし、その構造は、断面略コ字状に形成されているマウントアングルの一方の開放辺を蓋体で閉塞して筒状に形成すると共に、一部には開口を設け送風機構を具備することを特徴とする。 【0006】 また、開口は蓋体により開放、閉塞を選択可能としたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 以上述べたように本発明に係るラックのマウントアングルは、断面略コ字状に形成されているマウントアングルの一方の開放辺を蓋体で閉塞して筒状に形成すると共に、一部には開口を設け送風機構を具備するため、ラックに設置されたクーラーからの冷気を効率よくラックの上方部から下方部まで平均的に供給することができ、ラック内の温度上昇を抑えることができる。もともと機器取り付け用として用いていたマウントアングルに、送風機構を持たせたため、ラック内のスペースを無駄なく使用することができ、配線作業の邪魔にならず、また、機器の突起や入力線の障害にならずに送風が可能となる。 【0008】 また、開口は蓋体により開放、閉塞を選択可能としたため、機器が取り付いている部分のみ開口を開放して冷気を送ることができ、冷気を無駄なく利用できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本発明は、省スペースでラック内の温度上昇を平均的に抑えることのできる送風機構を、機器を取り付けるためのマウントアングルに持たせ、最小の部品点数で配線作業に支障を来たさないように実現した。 【実施例1】 【0010】 本発明に係るマウントアングルの実施例を図1〜図3の添付図面に基いて説明する。 【0011】 通信機器や電気機器等を収納するためのラック1は、機器2を取り付けるためのマウントアングル3がラック1内に設けられ、機器2の前面側をねじ止め等によりマウントアングル3に固定して用いられる。 【0012】 従来のマウントアングル3は断面略コ字状に折曲形成され、一辺は開放辺4となっている。本発明においては、この開放辺4を蓋体5で閉塞し、マウントアングル3を筒状に形成する。マウントアングル3の前面側には固定用穴6を設け、この固定用穴6を用いて機器2を固定する。 【0013】 通信機器や電気機器は前面側から給気し背面側へ排気するのが一般的で、機器2の前面側には給気のためのファンが設けられていることもある。マウントアングル3の前面側には、固定用穴6の他に、筒状部に複数の開口7を設ける。ラック1の下方にエアコンディショナを設置した場合、エアコンディショナから排出される冷気は、マウントアングル3の筒状部を通ってラック1の上方まで送られる。マウントアングル3に設けられた開口7から冷気が排出され、機器2の前面側へ冷気を送ることができる。その冷気を機器2が給気させることで、機器2の発熱によるラック1内の温度上昇を抑える。 【実施例2】 【0014】 マウントアングル3の前面側に設けた開口7は、蓋体5により開放、閉塞の状態を選択することができる。蓋体5は、蓋部5aと壁部5bと固定部5cとを折曲形成する。開口7を開放状態にする場合、蓋体5をマウントアングル3から引き出し、固定部5cをマウントアングル3に固定する。その時、蓋体5の壁部5bがマウントアングル3の前面に突出する。壁部5bが空気を遮り、開口7から排出された冷気をラックの外側へ逃さないようにしている。開口7を閉塞状態にする場合、蓋体5をマウントアングル3内に配置した状態で固定部5cをマウントアングル3に固定する。 【0015】 マウントアングル3に設けられる開口7は複数あり、それぞれが蓋体5により開閉が可能であるので、搭載機器2の固定されている位置近傍にある開口5のみ、開放状態することもできる。機器2を取り付けない部分の開口5は閉塞状態とすることで、マウントアングル3を伝ってきた冷気を、冷却したいところにだけに排出することができ、効率的である。 【0016】 本発明に係るマウントアングルの蓋体5は図2に示すように、蓋部5a、壁部5b、固定部5cから成る形状に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。 【産業上の利用可能性】 【0017】 図3に示すように、本発明に係るマウントアングル11は、筒状であるため、内側に通信線や電源線12を収納することも可能である。機器13の搭載数が増すにつれ、通信線や電源線12の本数も増加する。そこで、本発明に係る送風機構を有するマウントアングル11に配線を収納し、ラック14内の配線を美観を損ねずまとめる。ラック14の限られたスペースを有効に活用できる。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明に係るマウントアングルをラックに取り付けた状態を示す説明図である。(実施例1、実施例2) 【図2】本発明に係るマウントアングルの構造を示す示す説明図である。(実施例1、実施例2) 【図3】本発明に係るマウントアングルに配線を収納した状態を示す説明図である。 【図4】従来のラックの空気の循環を示す説明図である。 【図5】従来のラックの空気の循環を示す説明図である。 【符号の説明】 【0019】 1 ラック 2 機器 3 マウントアングル 4 開放辺 5 蓋体 5a 蓋部 5b 壁部 5c 固定部 6 固定用穴 7 開口 11 マウントアングル 12 通信線や電源線 13 機器 14 ラック
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000124591 【氏名又は名称】河村電器産業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年9月14日(2006.9.14) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2008−71965(P2008−71965A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−249834(P2006−249834) |
|