| 【発明の名称】 |
フレキシブル基板の固定方法および照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大石 博文
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| 【要約】 |
【課題】組立コストを抑制しつつ、フレキシブル基板2が金属板4から剥離するおそれを低減すると共に、LED1a,1b,1cの半田部にかかる応力を低減する。
【構成】階段状のベース部材5と概略相補形状の金属板4を供給する。次いで、LED1a,1b,1cが実装されたフレキシブル基板2の裏面のうち、表面にLED1a,1b,1cが実装されている位置(2a,2b,2c)のフレキシブル基板2の裏面を金属板4の表面に接合する。この時、表面にLED1a,1b,1cが実装されていない位置(2a’,2b’)のフレキシブル基板2の裏面は金属板4の表面に接合しない。次いで、フレキシブル基板2が接合された金属板4をベース部材5に固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板を階段状のベース部材に固定するフレキシブル基板の固定方法において、 階段状の前記ベース部材と概略相補形状の金属板を供給する工程と、 複数の電子部品が実装された前記フレキシブル基板の裏面のうち、表面に電子部品が実装されている位置の前記フレキシブル基板の裏面を前記金属板の表面に接合すると共に、表面に電子部品が実装されていない位置の前記フレキシブル基板の裏面を前記金属板の表面に接合しない工程と、 前記フレキシブル基板が接合された前記金属板を前記ベース部材に固定する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の固定方法。 【請求項2】 約0.3〜0.8mmの板厚を有する平面状の金属板を曲げ加工することにより階段状の前記金属板を形成することを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法。 【請求項3】 アルミニウムまたは銅により形成された階段状の前記金属板を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブル基板の固定方法。 【請求項4】 前記金属板に接合されない部分が弛みを有するように、表面に電子部品が実装されている位置の前記フレキシブル基板の裏面を前記金属板の表面に接合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフレキシブル基板の固定方法。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載されたフレキシブル基板の固定方法を用いて製造される照明装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板を階段状のベース部材に固定するフレキシブル基板の固定方法およびその方法を用いて製造される照明装置に関し、特には、組立コストを抑制しつつ、フレキシブル基板が金属板から剥離するおそれを低減すると共に、電子部品にかかる応力を低減することができるフレキシブル基板の固定方法および照明装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板を階段状のベース部材に固定するフレキシブル基板の固定方法が知られている。この種のフレキシブル基板の固定方法の例としては、例えば特開2005−116972号公報に記載されたものがある。 【0003】 特開2005−116972号公報に記載されたフレキシブル基板の固定方法では、複数の電子部品(LED)が実装されたフレキシブル基板(フラットケーブル)が、固定爪によって階段状のベース部材(支持ベース)に固定される。 【0004】 ところで、特開2005−116972号公報には、フレキシブル基板が固定爪によって階段状のベース部材の各段(ステップ)に固定される旨が記載されているものの、特開2005−116972号公報に記載されたフレキシブル基板の固定方法では、実際には、フレキシブル基板が階段状に屈曲せしめられて階段状のベース部材に対して固定爪によって固定される時に、フレキシブル基板が有する弾性により、階段状に屈曲せしめられたフレキシブル基板が平面状に戻ろうとする。 【0005】 そのため、特開2005−116972号公報に記載されたフレキシブル基板の固定方法では、固定爪によってフレキシブル基板をベース部材に固定する前に、階段状に屈曲せしめられたフレキシブル基板をその状態に保持するために、フレキシブル基板を階段状のベース部材の各段(ステップ)に仮止めしなければならない。 【0006】 つまり、特開2005−116972号公報に記載されたフレキシブル基板の固定方法では、階段状のベース部材に多数の段(ステップ)が設けられている場合に、フレキシブル基板をベース部材に仮止めする多数の工程が必要になってしまう。 【0007】 特に、フレキシブル基板をベース部材に仮止めする多数の工程が、1工程当たりの組立コストの比較的高い工場で行われる場合、特開2005−116972号公報に記載されたフレキシブル基板の固定方法では、フレキシブル基板をベース部材に固定する全体の組立コストが嵩んでしまうおそれがある。 【0008】 更に、他の従来のフレキシブル基板の固定方法では、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板の裏面のうち、表面に電子部品が実装されている位置のフレキシブル基板の裏面に対して、「裏打ち」と呼ばれる部材が、例えば両面テープ、接着剤などによって接合される。一方、表面に電子部品が実装されていない位置のフレキシブル基板の裏面には、裏打ちが接合されない。つまり、このフレキシブル基板の固定方法では、フレキシブル基板に実装されている電子部品と同じ数の裏打ちが、フレキシブル基板に接合される。 【0009】 次いで、このフレキシブル基板の固定方法では、各裏打ちが、例えばネジ止め、熱加締めなどによってベース部材の各段(ステップ)に固定される。 【0010】 このフレキシブル基板の固定方法においても、特開2005−116972号公報に記載されたフレキシブル基板の固定方法と同様に、例えばネジ止め、熱加締めなどによって裏打ちをベース部材に固定する前に、階段状に屈曲せしめられたフレキシブル基板をその状態に保持するために、フレキシブル基板を階段状のベース部材の各段(ステップ)に仮止めしなければならない。 【0011】 つまり、このフレキシブル基板の固定方法においても、階段状のベース部材に多数の段(ステップ)が設けられている場合に、フレキシブル基板をベース部材に仮止めする多数の工程が必要になってしまう。 【0012】 そのため、特に、フレキシブル基板をベース部材に仮止めする多数の工程が、1工程当たりの組立コストの比較的高い工場で行われる場合、このフレキシブル基板の固定方法においても、フレキシブル基板をベース部材に固定する全体の組立コストが嵩んでしまうおそれがある。 【0013】 また、更に他の従来のフレキシブル基板の固定方法では、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板の裏面全体が、例えば両面テープ、接着剤などによって平面状の金属板に接合される。次いで、平面状の金属板が、階段状のベース部材と概略相補形状に屈曲せしめられる。それに伴って、金属板に接合されたフレキシブル基板も階段状に屈曲せしめられる。 【0014】 次いで、このフレキシブル基板の固定方法では、金属板が、例えばネジ止め、熱加締めなどによってベース部材の各段(ステップ)に固定される。 【0015】 ところで、このフレキシブル基板の固定方法では、上述したように、平面状の金属板の表面に対してフレキシブル基板の裏面全面が接合された後に、フレキシブル基板および金属板が階段状に屈曲せしめられる。 【0016】 そのため、このフレキシブル基板の固定方法では、フレキシブル基板および金属板が階段状に屈曲せしめられる時に、金属板の表面に対するフレキシブル基板の裏面の相対位置がずれてしまい、フレキシブル基板が金属板から剥離しやすくなってしまうおそれがある。 【0017】 また、このフレキシブル基板の固定方法では、フレキシブル基板および金属板が階段状に屈曲せしめられる時に、フレキシブル基板に引張り応力がかかり、フレキシブル基板が延びてしまうおそれがある。その結果、フレキシブル基板に実装された電子部品の半田部にも引張り応力がかかり、電子部品が断線してしまうおそれがある。 【0018】 【特許文献1】特開2005−116972号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0019】 前記問題点に鑑み、本発明は、組立コストを抑制しつつ、フレキシブル基板が金属板から剥離するおそれを低減すると共に、電子部品にかかる応力を低減することができるフレキシブル基板の固定方法および照明装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0020】 請求項1に記載の発明によれば、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板を階段状のベース部材に固定するフレキシブル基板の固定方法において、階段状の前記ベース部材と概略相補形状の金属板を供給する工程と、複数の電子部品が実装された前記フレキシブル基板の裏面のうち、表面に電子部品が実装されている位置の前記フレキシブル基板の裏面を前記金属板の表面に接合すると共に、表面に電子部品が実装されていない位置の前記フレキシブル基板の裏面を前記金属板の表面に接合しない工程と、前記フレキシブル基板が接合された前記金属板を前記ベース部材に固定する工程とを含むことを特徴とするフレキシブル基板の固定方法が提供される。 【0021】 請求項2に記載の発明によれば、約0.3〜0.8mmの板厚を有する平面状の金属板を曲げ加工することにより階段状の前記金属板を形成することを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法が提供される。 【0022】 請求項3に記載の発明によれば、アルミニウムまたは銅により形成された階段状の前記金属板を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブル基板の固定方法が提供される。 【0023】 請求項4に記載の発明によれば、前記金属板に接合されない部分が弛みを有するように、表面に電子部品が実装されている位置の前記フレキシブル基板の裏面を前記金属板の表面に接合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフレキシブル基板の固定方法が提供される。 【0024】 請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載されたフレキシブル基板の固定方法を用いて製造される照明装置が提供される。 【発明の効果】 【0025】 請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法では、まず最初に、階段状のベース部材と概略相補形状の金属板が供給される。つまり、階段状の金属板が供給される。次いで、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板の裏面のうち、表面に電子部品が実装されている位置のフレキシブル基板の裏面が、例えば両面テープ、接着剤などによって金属板の表面に接合される。この時、表面に電子部品が実装されていない位置のフレキシブル基板の裏面は、金属板の表面に接合されない。次いで、フレキシブル基板が接合された階段状の金属板が、例えばネジ止め、熱加締め、超音波加締めなどによって階段状のベース部材に固定される。それにより、複数の電子部品が実装されたフレキシブル基板が、階段状のベース部材に固定される。 【0026】 換言すれば、請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法では、階段状に屈曲せしめられている金属板に対してフレキシブル基板が接合される。そのため、請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法によれば、フレキシブル基板が平面状の金属板に接合された後にフレキシブル基板および金属板が階段状に屈曲せしめられるのに伴って、フレキシブル基板が金属板から剥離しやすくなったり、フレキシブル基板に実装された電子部品の半田部に引張り応力がかかったりするおそれを低減することができる。 【0027】 更に、請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法では、フレキシブル基板がベース部材に固定される時にフレキシブル基板をベース部材に仮止めする工程が必要ない。そのため、請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法によれば、フレキシブル基板をベース部材に仮止めしなければならない従来のフレキシブル基板の固定方法よりも、フレキシブル基板をベース部材に固定する全体の組立コストを抑制することができる。 【0028】 換言すれば、請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法によれば、組立コストを抑制しつつ、フレキシブル基板が金属板から剥離するおそれを低減すると共に、電子部品にかかる応力を低減することができる。 【0029】 好ましくは、請求項1に記載のフレキシブル基板の固定方法では、表面に電子部品が実装されている位置のフレキシブル基板の裏面を例えば両面テープ、接着剤などによって階段状の金属板の表面に接合する工程が、1工程当たりの組立コストの比較的安い工場で行われ、フレキシブル基板が接合された金属板を例えばネジ止め、熱加締め、超音波加締めなどによってベース部材に固定する工程が、1工程当たりの組立コストの比較的高い工場で行われる。 【0030】 請求項2に記載のフレキシブル基板の固定方法では、約0.3〜0.8mmの板厚を有する平面状の金属板を曲げ加工することにより、階段状の金属板が形成される。 【0031】 換言すれば、請求項2に記載のフレキシブル基板の固定方法では、階段状の金属板が階段状のベース部材に取り付けられる時に、階段状の金属板が僅かに変形可能な程度の板厚を有する金属板が用いられる。 【0032】 そのため、請求項2に記載のフレキシブル基板の固定方法によれば、階段状に加工された金属板の曲げ寸法にばらつきが存在する場合であっても、ベース部材に対する金属板の取り付け時に金属板を僅かに変形させることにより、ベース部材の所望の位置に金属板を取り付けることができる。 【0033】 請求項3に記載のフレキシブル基板の固定方法では、放熱性の高いアルミニウムまたは銅により形成された階段状の金属板が用いられる。そのため、請求項3に記載のフレキシブル基板の固定方法によれば、フレキシブル基板の裏面に金属板が全く配置されない場合や、表面に電子部品が実装されている位置のフレキシブル基板の裏面に金属板が配置されるものの、表面に電子部品が実装されていない位置のフレキシブル基板の裏面に金属板が配置されない場合よりも、電子部品の放熱性を向上させることができる。 【0034】 請求項4に記載のフレキシブル基板の固定方法では、金属板に接合されない部分が弛みを有するように、表面に電子部品が実装されている位置のフレキシブル基板の裏面が、階段状の金属板の表面に接合される。 【0035】 そのため、請求項4に記載のフレキシブル基板の固定方法によれば、フレキシブル基板と階段状の金属板との熱膨張係数の違いによってフレキシブル基板に熱応力が生じてしまうおそれを低減することができる。 【0036】 請求項5に記載の照明装置によれば、組立コストを抑制しつつ、フレキシブル基板が金属板から剥離するおそれを低減すると共に、電子部品にかかる応力を低減することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0037】 以下、本発明の照明装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の照明装置の要部の斜視図、図2は図1に示した第1の実施形態の照明装置の要部の断面図、図3は第1の実施形態の照明装置の部品図である。詳細には、図3(A)はLED1a,1b,1cが実装されたフレキシブル基板2の斜視図、図3(B)は階段状のベース部材5の斜視図、図3(C)はフレキシブル基板2をベース部材5に固定するために用いられる金属板4の斜視図である。 【0038】 図1〜図3において、2aは、フレキシブル基板2のうち、LED1aが実装されている部分を示しており、2bはLED1bが実装されている部分を示しており、2cはLED1cが実装されている部分を示している。2a’,2b’は、フレキシブル基板2のうち、LED1a,1b,1cが実装されていない部分を示している。2a1,2a2は部分2aに形成された穴を示しており、2b1,2b2は部分2bに形成された穴を示しており、2c1,2c2は部分2cに形成された穴を示している。 【0039】 第1の実施形態の照明装置では、LED1a,1b,1cがフレキシブル基板2に実装されているが、第2の実施形態の照明装置では、代わりに、例えばトランジスタ、コンデンサなどのような任意の電子部品をフレキシブル基板2に実装することも可能である。 【0040】 更に、図1〜図3において、5a,5b,5cは階段状のベース部材5を構成する段(ステップ)を示している。5a1,5a2は段5aに形成された突起を示しており、5b1,5b2は段5bに形成された突起を示しており、5c1,5c2は段5cに形成された突起を示している。 【0041】 第1の実施形態の照明装置では、例えば樹脂によってベース部材5が形成されているが、第3の実施形態の照明装置では、代わりに、樹脂以外の材料によってベース部材5を形成することも可能である。 【0042】 また、図1〜図3において、4aは、金属板4のうち、ベース部材5の段5aに対応する段を示しており、4bはベース部材5の段5bに対応する段を示しており、4cはベース部材5の段5cに対応する段を示している。4a1はベース部材5の突起5a1と嵌合せしめられる穴を示しており、4a2はベース部材5の突起5a2と嵌合せしめられる穴を示しており、4b1はベース部材5の突起5b1と嵌合せしめられる穴を示しており、4b2はベース部材5の突起5b2と嵌合せしめられる穴を示しており、4c1はベース部材5の突起5c1と嵌合せしめられる穴を示しており、4c2はベース部材5の突起5c2と嵌合せしめられる穴を示している。 【0043】 更に、図1〜図3において、3は金属板4に対してフレキシブル基板2を接合するための両面テープを示している。第1の実施形態の照明装置では、両面テープ3によってフレキシブル基板2が金属板4に接合されるが、第4の実施形態の照明装置では、代わりに、接着剤によってフレキシブル基板2を金属板4に接合することも可能である。 【0044】 図4はLED1a,1b,1cが実装されたフレキシブル基板2がベース部材5に固定される工程を示した図である。詳細には、図4(A)は両面テープ3によってフレキシブル基板2が金属板4に接合される工程を示した図、図4(B)はLED1a,1b,1cが実装されたフレキシブル基板2と両面テープ3と金属板4とからなる組立体6がベース部材5に固定される工程を示した図である。 【0045】 第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すフレキシブル基板2の外形形状とほぼ同一の外形形状を有し、約0.3〜0.8mmの板厚を有する平面状の板金が、図示しない工程において曲げ加工され、その結果、図3(C)および図4(A)に示すような階段状の金属板4が形成される。詳細には、図3(B)、図3(C)および図4(B)に示すように、階段状のベース部材5と概略相補形状になるように、金属板4が形成される。 【0046】 第1の実施形態の照明装置では、金属板4として安価な鋼板が用いられているが、第5の実施形態の照明装置では、代わりに、LED1a,1b,1cの放熱性を向上させるためにアルミニウムまたは銅によって金属板4を形成することも可能である。 【0047】 次いで、第1の実施形態の照明装置では、図4(A)に示すように、両面テープ3によってフレキシブル基板2が金属板4に接合され、組立体6が形成される。詳細には、第1の実施形態の照明装置では、フレキシブル基板2の部分2aと金属板4の段4aとが両面テープ3によって接合され、フレキシブル基板2の部分2bと金属板4の段4bとが両面テープ3によって接合され、フレキシブル基板2の部分2cと金属板4の段4cとが両面テープ3によって接合されるが、フレキシブル基板2の部分2a’,2b’(図3(A)参照)は金属板4に対して接合されない。 【0048】 更に詳細には、第1の実施形態の照明装置では、図4(A)および図4(B)に示すように、フレキシブル基板2の部分2a’,2b’が弛みを有するように、フレキシブル基板2の部分2a,2b,2cが金属板4の段4a,4b,4cに接合される。 【0049】 次いで、第1の実施形態の照明装置では、図4(B)に示すように、組立体6がベース部材5上に載置され、その結果、図1および図2に示す状態になる。詳細には、図3(B)および図3(C)に示すように、金属板4の穴4a1がベース部材5の突起5a1と嵌合せしめられ、金属板4の穴4a2がベース部材5の突起5a2と嵌合せしめられ、金属板4の穴4b1がベース部材5の突起5b1と嵌合せしめられ、金属板4の穴4b2がベース部材5の突起5b2と嵌合せしめられ、金属板4の穴4c1がベース部材5の突起5c1と嵌合せしめられ、金属板4の穴4c2がベース部材5の突起5c2と嵌合せしめられる。 【0050】 更に詳細には、第1の実施形態の照明装置では、階段状に加工された金属板4の曲げ寸法にばらつきが存在する場合であっても、金属板4を僅かに変形させることにより、金属板4の穴4a1,4a2,4b1,4b2,4c1,4c2とベース部材5の突起5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2とが嵌合せしめられる。換言すれば、第1の実施形態の照明装置では、金属板4を僅かに変形させることができるように、約0.3〜0.8mmの板厚を有する、つまり、適度な弾性および剛性を有する金属板4が用いられている。 【0051】 次いで、第1の実施形態の照明装置では、ベース部材5の突起5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2の先端が、例えば熱加締め、超音波加締めなどのような加締めによって変形せしめられ、組立体6(図4(B)参照)がベース部材5に対して固定される。換言すれば、ベース部材5の突起5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2の先端の変形せしめられた部分により、組立体6がベース部材5に対してがたついてしまうことが阻止される。 【0052】 第1の実施形態の照明装置では、加締めによって組立体6がベース部材5に固定されているが、第6の実施形態の照明装置では、代わりに、ネジ止めによって組立体6をベース部材5に固定することも可能である。 【0053】 第1の実施形態の照明装置では、好ましくは、比較的時間を要する図4(A)に示す組立工程が、1工程当たりの組立コストの比較的安い工場で行われ、比較的短時間で済む図4(B)に示す組立工程および加締め工程が、1工程当たりの組立コストの比較的高い工場で行われる。 【0054】 第1の実施形態の照明装置では、図4(A)に示すように、電子部品としてのLED1a,1b,1cが実装されたフレキシブル基板2の裏面(図4(A)の下側および右側の面)のうち、表面(図4(A)の上側の面)にLED1a,1b,1cが実装されている位置(2a,2b,2c)のフレキシブル基板2の裏面(図4(A)の下側の面)が両面テープによって金属板4の表面(図4(A)の上側の面)に接合される。一方、表面に電子部品としてのLED1a,1b,1cが実装されていない位置(2a’,2b’)のフレキシブル基板2の裏面(図4(A)の右側の面)は、金属板4の表面(図4(A)の左側の面)に接合されない。 【0055】 換言すれば、第1の実施形態の照明装置では、図4(A)に示すように、階段状に屈曲せしめられている金属板4に対してフレキシブル基板2が接合される。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、フレキシブル基板が平面状の金属板に接合された後にフレキシブル基板および金属板が階段状に屈曲せしめられるのに伴って、フレキシブル基板が金属板から剥離しやすくなったり、フレキシブル基板に実装されたLEDの半田部に引張り応力がかかったりするおそれを低減することができる。 【0056】 更に、第1の実施形態の照明装置では、図4(A)および図4(B)に示すように、フレキシブル基板2がベース部材5に固定される時にフレキシブル基板2をベース部材5に仮止めする工程が必要ない。そのため、第1の実施形態の照明装置によれば、フレキシブル基板をベース部材に仮止めしなければならない場合よりも、フレキシブル基板2をベース部材5に固定する全体の組立コストを抑制することができる。 【0057】 以下、本発明の照明装置の第7の実施形態について説明する。第7の実施形態の照明装置は、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の照明装置とほぼ同様に構成されている。従って、第7の実施形態の照明装置によれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の照明装置とほぼ同様の効果を奏することができる。 【0058】 図5〜図7は第7の実施形態の照明装置の部品図である。詳細には、図5はLED11a,11b,11c,11d,11eが実装されたフレキシブル基板12の斜視図、図6は階段状のベース部材15の斜視図、図7はフレキシブル基板12をベース部材15に固定するために用いられる金属板14の斜視図である。 【0059】 第1の実施形態の照明装置では、図3(A)に示すように、平面状に展開されたフレキシブル基板2上に3個のLED1a,1b,1cが直線上に配列されているが、第7の実施形態の照明装置では、図5に示すように、平面状に展開されたフレキシブル基板12上に例えば5個のLED11a,11b,11c,11d,11eが非直線上に配列されている。詳細には、第7の実施形態の照明装置では、図5に示すように、3個のLED11a,11b,11cを結ぶ直線と2個のLED11b,11dを結ぶ直線とが直交せしめられ、3個のLED11a,11b,11cを結ぶ直線と2個のLED11c,11eを結ぶ直線とが直交せしめられている。 【0060】 第7の実施形態の照明装置では、図5に示すフレキシブル基板2の外形形状とほぼ同一の外形形状を有し、約0.3〜0.8mmの板厚を有する平面状の板金が、図示しない工程において曲げ加工され、その結果、図7に示すような階段状の金属板14が形成される。詳細には、図6および図7に示すように、階段状のベース部材15と概略相補形状になるように、金属板14が形成される。 【0061】 次いで、第7の実施形態の照明装置では、第1の実施形態の照明装置と同様に、両面テープ(図示せず)によってフレキシブル基板12が金属板14に接合され、組立体(図示せず)が形成される。詳細には、第7の実施形態の照明装置では、図5および図7に示すように、フレキシブル基板12の部分12aと金属板14の段14aとが両面テープによって接合され、フレキシブル基板12の部分12bと金属板14の段14bとが両面テープによって接合され、フレキシブル基板12の部分12cと金属板14の段14cとが両面テープによって接合され、フレキシブル基板12の部分12dと金属板14の段14dとが両面テープによって接合され、フレキシブル基板12の部分12eと金属板14の段14eとが両面テープによって接合される。一方、フレキシブル基板12の部分12a’,12b’,12b”,12c’は金属板4に対して接合されない。 【0062】 更に詳細には、第7の実施形態の照明装置では、図5および図7に示すように、フレキシブル基板12の部分12a’,12b’,12b”,12c’が弛みを有するように、フレキシブル基板12の部分12a,12b,12c,12d,12eが金属板14の段14a,14b,14c,14d,14eに接合される。 【0063】 次いで、第7の実施形態の照明装置では、LED11a,11b,11c,11d,11eが実装されたフレキシブル基板12と金属板14と両面テープとからなる組立体(図示せず)がベース部材15(図6参照)上に載置される。詳細には、図6および図7に示すように、金属板14の穴14a1がベース部材15の突起15a1と嵌合せしめられ、金属板14の穴14a2がベース部材15の突起15a2と嵌合せしめられ、金属板14の穴14b1がベース部材15の突起15b1と嵌合せしめられ、金属板14の穴14b2がベース部材15の突起15b2と嵌合せしめられ、金属板14の穴14c1がベース部材15の突起15c1と嵌合せしめられ、金属板4の穴14c2がベース部材15の突起15c2と嵌合せしめられ、金属板14の穴14d1がベース部材15の突起15d1と嵌合せしめられ、金属板14の穴14d2がベース部材15の突起15d2と嵌合せしめられ、金属板14の穴14e1がベース部材15の突起15e1と嵌合せしめられ、金属板14の穴14e2がベース部材15の突起15e2と嵌合せしめられる。 【0064】 更に詳細には、第7の実施形態の照明装置では、階段状に加工された金属板14の曲げ寸法にばらつきが存在する場合であっても、金属板14を僅かに変形させることにより、金属板14の穴14a1,14a2,14b1,14b2,14c1,14c2,14d1,14d2,14e1,14e2とベース部材15の突起15a1,15a2,15b1,15b2,15c1,15c2,15d1,15d2,15e1,15e2とが嵌合せしめられる。換言すれば、第7の実施形態の照明装置では、金属板14を僅かに変形させることができるように、約0.3〜0.8mmの板厚を有する、つまり、適度な弾性および剛性を有する金属板14が用いられている。 【0065】 次いで、第7の実施形態の照明装置では、ベース部材15の突起15a1,15a2,15b1,15b2,15c1,15c2,15d1,15d2,15e1,15e2の先端が、例えば熱加締め、超音波加締めなどのような加締めによって変形せしめられ、組立体がベース部材15に対して固定される。換言すれば、ベース部材15の突起15a1,15a2,15b1,15b2,15c1,15c2,15d1,15d2,15e1,15e2の先端の変形せしめられた部分により、組立体がベース部材15に対してがたついてしまうことが阻止される。 【0066】 第8の実施形態では、上述した第1から第7の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。また、上述した第1から第8の実施形態では、本発明のフレキシブル基板の固定方法が照明装置に適用されているが、本発明のフレキシブル基板の固定方法を照明装置以外の装置に対して適用することも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】第1の実施形態の照明装置の要部の斜視図である。 【図2】図1に示した第1の実施形態の照明装置の要部の断面図である。 【図3】第1の実施形態の照明装置の部品図である。 【図4】LED1a,1b,1cが実装されたフレキシブル基板2がベース部材5に固定される工程を示した図である。 【図5】LED11a,11b,11c,11d,11eが実装されたフレキシブル基板12の斜視図である。 【図6】階段状のベース部材15の斜視図である。 【図7】フレキシブル基板12をベース部材15に固定するために用いられる金属板14の斜視図である。 【符号の説明】 【0068】 1a,1b,1c LED 2 フレキシブル基板 2a,2a’,2b,2b’,2c 部分 2a1,2a2,2b1,2b2,2c1,2c2 穴 3 両面テープ 4 金属板 4a,4b,4c 段 4a1,4a2,4b1,4b2,4c1,4c2 穴 5 ベース部材 5a,5b,5c 段 5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2 突起 6 組立体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002303 【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月12日(2006.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100117020 【弁理士】 【氏名又は名称】榊原 弘造
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| 【公開番号】 |
特開2008−71844(P2008−71844A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−247415(P2006−247415) |
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