| 【発明の名称】 |
基板搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】相羽 昌孝
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| 【要約】 |
【課題】電子部品の基板の検査を行う装置の下流に配置される基板搬送装置において、さまざまな搬送経路に適用可能で汎用性が高く、また、基板が転倒したり、基板が装置に挟み込まれるなどの現象を防止することができる基板搬送装置を提供する。
【構成】電子部品の基板2の検査を行う装置の下流に配置される独立した基板搬送装置1であって、メインコンベア3と、サブコンベア4と、これら両者の位置変更を行うコンベア切り替え手段5と、隣接する装置との間の境界上に基板2があるか否かを判別する安全確認センサと、制御装置とを備え、制御装置は、隣接する装置との間の境界上に基板2があることを安全確認センサが検知した時は、コンベア切り替え手段5によるメインコンベア3とサブコンベア4との位置変更を禁止するように制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品が実装される基板を搬送する搬送経路において、基板の検査を行う装置の下流に配置される基板搬送装置であって、 上記搬送経路に設けられた搬送位置と、この搬送経路の外側に設けられ、基板の目視確認が可能な目視確認位置との間で位置変更可能なメインコンベアと、 このメインコンベアが搬送位置にある時には搬送経路の外側に設けられた待機位置になり、メインコンベアが目視確認位置にある時には上記搬送位置になるように、待機位置と搬送位置との間で位置変更可能なサブコンベアと、 これらメインコンベアとサブコンベアとを駆動して両者の位置変更を行うコンベア切り替え手段と、 これらのコンベアと隣接する装置との間の境界上に基板があるか否かを判別する安全確認センサと、 基板の検査を行う上記装置で不良品と判定された基板がメインコンベアの上に供給された場合に、コンベア切り替え手段によりメインコンベアを搬送位置から目視確認位置に位置変更するとともに、サブコンベアを待機位置から搬送位置に位置変更するようにコンベア切り替え手段を制御する制御装置と、 を備え、 上記制御装置は、隣接する装置との間の境界上に基板があることを安全確認センサが検知した時は、コンベア切り替え手段によるメインコンベアとサブコンベアとの位置変更を禁止するように制御することを特徴とする基板搬送装置。 【請求項2】 上記メインコンベアが搬送位置から目視確認位置に位置変更したことを作業員に報知して目視確認位置にあるメインコンベアの上の基板の再判定を求める報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。 【請求項3】 上記基板の検査を行う装置で不良品と判定された基板について、基板の検査を行う装置が収集した判定の結果にかかるデータを表示する表示器を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の基板搬送装置。 【請求項4】 目視確認位置に位置変更した上記メインコンベア上の基板の再判定の結果にかかるデータを入力する入力装置と、 この入力装置から入力された再判定の結果にかかるデータを記録する記憶装置と、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板搬送装置。 【請求項5】 上記コンベア切り替え手段は、 上記メインコンベアとサブコンベアとが一定の間隔でそれぞれ上下になるように支持する支持架台と、 この支持架台を昇降させる昇降手段とを備え、 上記昇降手段は、この支持架台を上昇させることにより、メインコンベアを搬送位置から目視確認位置に、かつサブコンベアを待機位置から搬送位置に位置変更するように構成されているとともに、 支持架台を下降させることにより、サブコンベアを搬送位置から待機位置になり、メインコンベアを目視確認位置から搬送位置に位置変更するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板搬送装置。 【請求項6】 上記メインコンベアとサブコンベアとのコンベア幅を変更可能なコンベア幅変更手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電子部品が実装される基板を搬送する搬送経路において、基板の検査を行う装置の下流に配置される基板搬送装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 電子部品が実装される基板を搬送する搬送経路において、基板の検査を行う装置の下流に配置される基板搬送装置に、目視確認による基板の再評価を行うためのステージが設けられているものがある。例えば、特許文献1には、メインコンベアである本レールとサブコンベアである補助レールとを昇降させる昇降手段を備え、本レールを搬送位置から目視確認位置に、かつ補助レールを待機位置から搬送位置に位置変更するように構成された導電ボールの実装装置および実装方法の技術が開示されている。 【特許文献1】特開平11−260846号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上述の導電ボールの実装装置および実装方法の技術では、昇降手段が、メインコンベアとサブコンベアとを上昇下降させて位置変更する際に、隣接する装置との境界上に基板がある場合は、基板が転倒したり、基板が装置に挟み込まれるなどの現象が発生する可能性があった。 【0004】 本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、メインコンベアとサブコンベアとの位置変更の際に、基板が転倒したり、基板が装置に挟み込まれるなどの現象を未然に防止することができる基板搬送装置を提供することを課題としている。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題を解決するための本発明は、電子部品が実装される基板を搬送する搬送経路において、基板の検査を行う装置の下流に配置される基板搬送装置であって、上記搬送経路に設けられた搬送位置と、この搬送経路の外側に設けられ、基板の目視確認が可能な目視確認位置との間で位置変更可能なメインコンベアと、このメインコンベアが搬送位置にある時には搬送経路の外側に設けられた待機位置になり、メインコンベアが目視確認位置にある時には上記搬送位置になるように、待機位置と搬送位置との間で位置変更可能なサブコンベアと、これらメインコンベアとサブコンベアとを駆動して両者の位置変更を行うコンベア切り替え手段と、これらのコンベアと隣接する装置との間の境界上に基板があるか否かを判別する安全確認センサと、基板の検査を行う上記装置で不良品と判定された基板がメインコンベアの上に供給された場合に、コンベア切り替え手段によりメインコンベアを搬送位置から目視確認位置に位置変更するとともに、サブコンベアを待機位置から搬送位置に位置変更するようにコンベア切り替え手段を制御する制御装置と、を備え、上記制御装置は、隣接する装置との間の境界上に基板があることを安全確認センサが検知した時は、コンベア切り替え手段によるメインコンベアとサブコンベアとの位置変更を禁止するように制御することを特徴とする基板搬送装置である。 【0006】 本発明によれば、コンベア切り替え手段によりメインコンベアを搬送位置から目視確認位置に位置変更してメインコンベアの上の基板を再判定可能な状態にすることができるが、その際、サブコンベアを待機位置から搬送位置に位置変更してサブコンベアが基板の搬送を継続することができるので、基板が、基板の検査を行う装置で不良品と判定された場合でも製造ラインを止めることなく、基板の製造を継続することができる。その結果、生産性の低下を避けることができる。 【0007】 また、基板の良否再判定を容易にでき、また、目視確認のための位置に基板を手作業で移す必要がないため、ミス等による新たな不良品を発生させることがない。 【0008】 そして、本発明にかかる基板搬送装置は、特に、メインコンベアとサブコンベアとの位置変更の際に隣接する装置との境界上に基板がある場合は、安全確認センサが検知してコンベア切り替え手段によるメインコンベアとサブコンベアとの位置変更が禁止されるので、メインコンベアとサブコンベアとの位置変更の際に、基板が転倒したり、基板が装置に挟み込まれるなどの現象を未然に防止することができる。 【0009】 ここで、この基板搬送装置は、上記メインコンベアが搬送位置から目視確認位置に位置変更したことを作業員に報知して目視確認位置にあるメインコンベアの上の基板の再判定を求める報知手段を備えていることが好ましい。 【0010】 このようにすれば、メインコンベアが搬送位置から目視確認位置に位置変更したことを報知手段が作業員に報知するので、作業員は、目視確認位置にあるメインコンベアの上の基板の再判定を求められた場合のみ対応すればよく、その間他の業務を遂行することができる。その結果、作業効率を著しく高めることができる。 【0011】 また、この基板搬送装置は、上記基板の検査を行う装置で不良品と判定された基板について、基板の検査を行う装置が収集した判定の結果にかかるデータを表示する表示器を備えていることが好ましい。 【0012】 このようにすれば、基板の検査を行う装置が収集した判定の結果にかかるデータを表示器が表示するので、作業員は、この表示器が表示したデータを参照しながら目視確認をすることができる結果、目視確認作業の効率が良い。 【0013】 さらに、この基板搬送装置は、目視確認位置に位置変更した上記メインコンベア上の基板の再判定の結果にかかるデータを入力する入力装置と、この入力装置から入力された再判定の結果にかかるデータを記録する記憶装置と、を備えていることが好ましい。 【0014】 このようにすれば、再判定の結果にかかるデータを入力装置を介して入力したり、記憶装置を介して記録したりすることができるので、再判定の結果を検索したり、参照したりすることができるようになる。その結果、より効率良く基板の品質管理を行うことができるようになる。 【0015】 また具体的には、上記コンベア切り替え手段は、上記メインコンベアとサブコンベアとが一定の間隔でそれぞれ上下になるように支持する支持架台と、この支持架台を昇降させる昇降手段とを備え、上記昇降手段は、この支持架台を上昇させることにより、メインコンベアを搬送位置から目視確認位置に、かつサブコンベアを待機位置から搬送位置に位置変更するように構成されているとともに、支持架台を下降させることにより、サブコンベアを搬送位置から待機位置になり、メインコンベアを目視確認位置から搬送位置に位置変更するように構成されていることが好ましい。 【0016】 このようにすれば、メインコンベアとサブコンベアとを上下に支持する支持架台を昇降手段で上昇下降させるという簡単な構成により、製造ラインを止めることなく基板を目視確認することができる基板搬送装置を安価に実現することができる。 【0017】 また、この基板搬送装置は、上記メインコンベアとサブコンベアとのコンベア幅を変更可能なコンベア幅変更手段を備えていることが好ましい。 【0018】 このようにすれば、コンベア幅変更手段が、メインコンベアとサブコンベアとのコンベア幅を変更することができるので、さまざまな態様の搬送経路に適用可能な汎用性の高い基板搬送装置を実現することができる。 【発明の効果】 【0019】 以上説明したように、本発明によれば、特に、メインコンベアとサブコンベアとの位置変更の際に隣接する装置との境界上に基板がある場合は、安全確認センサが検知してコンベア切り替え手段によるメインコンベアとサブコンベアとの位置変更が禁止されるので、メインコンベアとサブコンベアとの位置変更の際に、基板が転倒したり、基板が装置に挟み込まれるなどの現象を未然に防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は本発明の実施の形態に係る基板搬送装置1を備えた実装システム20の概略の構成を示す説明図であり、図2は、基板搬送装置1の概略の構成を示す平面図である。また、図3は、基板搬送装置1の概略の構成を示す側面図であり、図4は、基板搬送装置1の制御装置8の概略の構成を示すブロック図である。 【0021】 図1を参照して、図示の本発明の実施の形態に係る基板搬送装置1は、プリント基板からなる電子部品の基板2(図2、図3)の印刷装置21と、基板2に対する電子部品の実装を行う表面実装機22と、電子部品の検査装置23と、リフロー装置24とを備えた実装システム20の中で、基板2を目視確認するために用いられる搬送装置である。 【0022】 この基板搬送装置1は、電子部品の基板2を搬送する搬送経路において、基板2の検査を行う装置(本実施形態では、印刷装置21と検査装置23)の下流、すなわち印刷装置21と表面実装機22との間、および検査装置23とリフロー装置24との間の2箇所に、1基ずつそれぞれ独立して配置されている。 【0023】 そして、これらの基板搬送装置1には、それぞれの基板2の検査を行う装置で不良品と判定された基板2について、検査を行った装置が収集した判定の結果にかかるデータを表示する表示器8qと、目視確認による基板2の再判定の結果にかかるデータを入力する入力装置8pとが、ハブ8rを介して接続されている。 【0024】 これら2つの基板搬送装置1は、両者とも構成は同じであるので、以下、一方の検査装置23とリフロー装置24との間にある基板搬送装置1について説明し、他方の印刷装置21と表面実装機22との間の基板搬送装置1については説明を省略するものとする。 【0025】 基板搬送装置1は、図3に示すように、メインコンベア3と、サブコンベア4と、コンベア切り替え手段5を備えている。さらに、この基板搬送装置1は、図2に示すように、メインコンベア3とサブコンベア4とのコンベア幅を変更可能なコンベア幅変更手段6と、安全確認センサ7とを備えている。 【0026】 上記メインコンベア3は、支持架台5aの上方に設けられ、基板2を搬送させる一対のレール3a、3b(図2)を備えた搬送装置であり、支持架台5aの上昇下降にともなって、搬送経路に設けられた搬送位置A(図3)と、この搬送経路の外側(当実施形態では上方)に設けられ、基板2の目視確認が可能な目視確認位置Bとの間で位置を変更することができるように構成されている。 【0027】 また、このメインコンベア3の上方には、目視確認位置Bに位置変更したメインコンベア3上の基板2の細部を拡大する図略の視野拡大手段が設けられている。 【0028】 なお、このメインコンベア3の目視確認位置Bの近傍には、図示しないが、分流経路と、この分流経路を介して分流した基板2を収納するスタッカーとが設けられ、目視確認位置Bに位置変更したメインコンベア3上の基板2の目視による再判定の結果が、不良品と再び判定された場合には、この不良品と再判定された基板2を分流させてスタッカーに収納することができるように構成されている。 【0029】 上記サブコンベア4は、支持架台5aの下方に設けられ、メインコンベア3とは独立して基板2を搬送させることができる一対のレール4a、4b(図2)を備えた搬送装置であり、支持架台5aの上昇下降にともなって、メインコンベア3が搬送位置Aにある時には搬送経路の外側(当実施形態では下方)に設けられた待機位置Cになり、メインコンベア3が目視確認位置Bにある時には搬送位置Aになるように、待機位置Cと搬送位置Aとの間で位置を変更することができるように構成されている。 【0030】 上記コンベア切り替え手段5は、これらメインコンベア3とサブコンベア4とが一定の間隔でそれぞれ上下になるように支持する支持架台5aと、この支持架台5aを昇降させる昇降手段5bとを有し、支持架台5aを上昇下降させることにより、両方のコンベア3、4を駆動して両者の垂直位置の変更をするように構成されている。 【0031】 そして、このコンベア切り替え手段5は、エアーアクチュエーターなどからなる昇降手段5bを駆動して、基台1aに設けられたガイド1b(図3)に沿って支持架台5aを上昇させることにより、メインコンベア3を搬送位置Aから目視確認位置Bに、かつサブコンベア4を待機位置Cから搬送位置Aに位置変更させるように構成されている。また、支持架台5aを下降させることにより、サブコンベア4を搬送位置Aから待機位置Cに、かつメインコンベア3を目視確認位置Bから搬送位置Aに位置変更するように構成されている。 【0032】 上記コンベア幅変更手段6は、メインコンベア3に設けられ、メインコンベア3のレール3a、3b間の幅を変更可能な少なくとも一つのメインボールスクリュー6a、6bと、サブコンベア4に設けられ、サブコンベア4のレール4a、4b間の幅を変更可能な少なくとも一つのサブボールスクリュー6c、6dと、これらメインコンベア3のメインボールスクリュー6a、6bとサブコンベア4のサブボールスクリュー6c、6dとを駆動するベルト6eと、このベルト6eをメインコンベア3のメインボールスクリュー6a、6bとサブコンベア4のサブボールスクリュー6c、6dとにわたって配置するプーリ群6fと、このベルト6eを回転軸6gの一端に設けられた駆動プーリ6hで駆動するコンベア幅軸モーター6jとを備えている。 【0033】 そして、レール3aが、支持架台5aに対して固定となり、メインボールスクリュー6a、6bとプーリ群6fとが、レール3aに回転自在に保持され、レール3bに固定された不図示のボールナットにメインボールスクリュー6a、6bが嵌合されることにより、レール3bが支持架台5aに対して可動となっている。 【0034】 また、同様に、レール4aが、支持架台5aに対して固定となり、サブボールスクリュー6c、6dとプーリ群6fとが、レール4aに回転自在に保持され、レール4bに固定された不図示のボールナットにサブボールスクリュー6c、6dが嵌合されることにより、レール4bが支持架台5aに対して可動となっている。 【0035】 上記安全確認センサ7(図2)は、メインコンベア3およびサブコンベア4と隣接する装置との間の境界上に基板2があるか否かを判別するフォトセルなどからなるセンサであり、メインコンベア3とサブコンベア4のそれぞれ入口側と出口側の2箇所合計4箇所に設けられている。 【0036】 また、この基板搬送装置1には、安全確認センサ7の他に、この基板搬送装置1の範囲内に基板2があるか否かを判別する確認センサ1cが、メインコンベア3とサブコンベア4のそれぞれに1個ずつ設けられている。 【0037】 さらに、この基板搬送装置1には、詳細は図示しないが、メインコンベア3において、突出した状態と後退した状態との間で上下に位置変更可能に設けられた基板ストッパ1dが1個設けられ、突出した状態で基板2をメインコンベア3の所定の位置に停止させるように構成されている。 【0038】 さらに、この基板搬送装置1は、図4に示すように、実装システム20の他の装置とは独立して基板搬送装置1を制御する基板搬送装置1に固有の制御装置8を備えている。 【0039】 この制御装置8は、中央演算装置であるCPU8aを備え、このCPU8aが、モータ駆動部8bとI/O処理部8cと入力処理部8dと画面表示出力部8eと外部装置通信部8fとを制御して、基板搬送装置1の全体を総括制御するように構成されている。 【0040】 すなわち、上記モータ駆動部8bは、モータ駆動回路8gによりメインコンベア3とサブコンベア4それぞれのコンベア回転モーター8hとコンベア幅変更モーター6jとを必要に応じてON、OFFするように制御する。 【0041】 また、上記I/O処理部8cは、I/O駆動回路8kにより昇降手段5bと、基板ストッパ1dとを動作させる。すなわち、基板2の検査を行う装置(検査装置23、図1)で不良品と判定された基板2がメインコンベア3の上に供給された場合には、基板ストッパ1dを動作させて基板2をメインコンベア3の決まった位置に停止させるとともに、コンベア切り替え手段5によりメインコンベア3を搬送位置Aから目視確認位置Bに位置変更してメインコンベア3の上の基板2を再判定可能な状態にする。また、サブコンベア4を待機位置Cから搬送位置Aに位置変更して、サブコンベア4を生産ラインでのワークの流動高さに一致させ、サブコンベア4が基板2の搬送を継続することができるようにコンベア切り替え手段5を制御する。その後、ブザーで構成される報知手段8tを鳴らして、メインコンベア3が搬送位置Aから目視確認位置Bに位置変更したことを作業員に報知して目視確認位置Bにあるメインコンベア3の上の基板2の再判定を求める。 【0042】 このI/O処理部8cは、また、I/O入力回路8mにより、安全確認センサ7や確認センサ1cなどの基板センサー8nから信号を受信するように構成されている。すなわち、隣接する装置との間の境界上に基板2があることを安全確認センサ7が検知した時は、コンベア切り替え手段5によるメインコンベア3とサブコンベア4との位置変更が禁止されるようにコンベア切り替え手段5が制御される。 【0043】 上記入力処理部8dは、入力装置8pの入力にかかる処理を実行する。すなわち、作業者により入力装置8pから入力された基板2の再判定の結果にかかるデータを図略の記憶装置に記録するなどの処理を行う。これにより、再判定情報やリペア情報の履歴保存方法など、入力された再判定結果やそれに付随する情報をワークと1対1で対応付けした状態で保存することができるようになり、その結果、良否再判定の結果やリペア情報を蓄積して、製品のトレーサビリティに利用できるようになる。 【0044】 上記画面表示出力部8eは、CRTなどの画面表示装置を備えた表示器8qへの出力を制御するものであり、表示器8qは、基板2の検査を行う装置で不良品と判定された基板2について、検査を行う装置が収集した判定の結果にかかるデータを表示する。 【0045】 上記外部装置通信部8fは、ハブ8r(図1)と、外部装置通信装置8sとを介して外部の検査を行う装置から信号を受信可能に構成されたものであり、受け入れた基板2が検査を行う装置で不良品と判定された場合に、その判定結果を示す信号を受信するように構成されている。このように、ハブ8rと、外部装置通信装置8sとを介して外部の検査を行う装置から信号を受信可能に構成されることにより、良否再判定を正確に通知したり、ワークの基板2と1対1で対応付けした検査結果情報を保存しておき、基板搬送装置1を実装ラインに柔軟に配置させることができるようになる。 【0046】 次に図5〜図8を参照して、制御装置8の制御の要領と、本発明の実施の形態に係る基板搬送装置1の作用について説明する。 【0047】 図5は、制御装置8の制御の概略の要領を示すフロー図である。 【0048】 実装システム20において、基板2の生産が開始されると、まず、ステップS1において基板を計数するカウントパラメーターPがP=0と置数された後、ステップS2において支持架台5aが下降位置にあるかどうかが判定され、YESの場合は、ステップS3に進んで次ワークの検査がNGすなわち不良品であったかどうかが判定される。この時、NOすなわち、良品であったならば、基板2が、基板搬送装置1に搬入され(ステップS4)、そのまま基板搬送装置1から次の工程に搬出される(ステップS5)。 【0049】 そして、ステップS6においてP=P+1とカウントパラメーターを1つ増加させるとともに、このPの値が、P<生産予定枚数かどうかが判定され(ステップS7)、YESの場合は、生産が終了される。また、NOの場合は、ステップS2から工程が繰り返される。 【0050】 また、ステップS3においてYESの場合、すなわち次ワークの検査がNGすなわち不良品であった場合は、基板2が、基板搬送装置1に搬入された(ステップS8)後、支持架台5aが上昇してメインコンベアが目視確認位置Bに位置変更され(ステップS9)、ブザーが鳴って判定要求が通知される(ステップS10)。 【0051】 次に、ステップS2において、NOの場合すなわち支持架台5aが下降位置でない場合は、ステップS11に進み、メインコンベアの上にあるワークの基板2の判定が済んだかどうかが判定され、YESの場合は、さらにステップS12において判定がOKかどうか、すなわち基板2が良品かどうかが判定される。そして、YESの場合は、支持架台5aが下降し(ステップS13)、良品と再判定された基板2が、基板搬送装置1から搬出され(ステップS14)、ステップS6に進む。 【0052】 ここで、ステップS12において、NOの場合、すなわち基板2が良品でない場合は、メインコンベア3上のワークが取り出され(ステップS15)、支持架台5aが下降し(ステップS16)、再びステップS2から工程が繰り返される。 【0053】 また、ステップS11において、NOの場合、すなわちメインコンベアの上にあるワークの基板2の判定が済んでいない場合は、ステップS17に進み、次ワークの基板2の検査の結果がNGすなわち不良品かどうかが判定される。この時、NOすなわち、次ワークの基板2の検査の結果が不良品でなければ、基板2が、基板搬送装置1に搬入され(ステップS18)、そのまま基板搬送装置1から次の工程に搬出され(ステップS19)、ステップS6に進む。 【0054】 この時、ステップS17においてYESの場合、すなわち、次ワークの基板2の検査の結果が不良品の場合は、ステップS20に進んで判定要求を行い、一旦生産を停止し、次に、ワークの基板2の判定が入力されたかどうかが判定され(ステップS21)、YESの場合は、ステップS12に進む。また、NOの場合は、ステップS21を繰り返してワークの基板2の判定が入力されるまで待機の状態に維持される。 【0055】 ここで、図6を参照して、上記ステップS9の支持架台5aの上昇工程について具体的に説明する。図6は、支持架台5aの上昇工程の概略を示すフロー図である。 【0056】 図6に示すように、支持架台5aの上昇が開始されると、ステップS21においてメインコンベア3が停止し、サブコンベア4の入口側安全センサーがOFFかどうか(ステップS22)、サブコンベア4の出口側安全確認センサ7がOFFかどうか(ステップS23)、メインコンベア3の入口側安全確認センサ7がOFFかどうか(ステップS24)、メインコンベア3の出口側安全確認センサ7がOFFかどうか(ステップS25)が判定され、いずれもYESの場合は、上下アクチュエータが作動して支持架台5aが上昇して(ステップS26)、支持架台5aの上昇が終了する。 【0057】 また、ステップS22〜S25のいずれかにおいてNOの場合は、上昇不可とされ、例えば警報が発せられ、かつ表示装置にワーク取り出しを促すメッセージが表示されるとともに、支持架台5aが待機状態とされる。そして、作業者が、ワーク取り出し後に、図外のスイッチを操作することによりOK入力があった時は、ステップS10(図5)に移行する。 【0058】 一方、支持架台5aの下降工程については、図7に示す通りである。図7は、支持架台5aの下降工程の概略を示すフロー図である。 【0059】 すなわち、図7に示すように、支持架台5aの下降工程においては、支持架台5aの上昇が開始されると、まず、ステップS31において、サブコンベア4のワークが搬送中かどうかが判定され(ステップS31)、NOの場合は、ステップS31が繰り返される。また、YESの場合は、ステップS32に進む。 【0060】 そして、ステップS32で、サブコンベア4が停止し、サブコンベア4の入口側安全センサーがOFFかどうか(ステップS33)、サブコンベア4の出口側安全確認センサ7がOFFかどうか(ステップS34)、メインコンベア3の入口側安全確認センサ7がOFFかどうか(ステップS35)、メインコンベア3の出口側安全確認センサ7がOFFかどうか(ステップS36)が判定され、いずれもYESの場合は、上下アクチュエータが作動して支持架台5aが下降して(ステップS37)、支持架台5aの下降が終了する。 【0061】 また、ステップS33〜S36のいずれかにおいてNOの場合は、下降不可とされ、例えば警報が発せられ、かつ表示装置にワーク取り出しを促すメッセージが表示されるとともに、支持架台5aが待機状態とされる。そして、作業者が、ワーク取り出し後に、図外のスイッチを操作することによりOK入力があった時は、ステップS11(図5)に移行する。 【0062】 次に、図8を参照して、基板搬送装置1の具体的な動作を説明する。図8は、基板搬送装置1の概略の動作を示す説明図であり、(a)は、基板搬送装置1が良品ワークを2階部分のメインコンベア3で搬送している状態、(b)は、不良品ワークが到達して支持架台5aとともにコンベアが上昇し、不良品発見をブザーからなる報知手段8tで不良品ワークについて目視判定を要求する通知がなされている状態、(c)は、良品ワークを継続して1階部分のサブコンベア4で搬送している状態を示している。また、(d)は、目視判定で不良品ワークが「良品」と判定された場合であって、コンベアが下降して基板が下流工程に搬送されている状態、(e)は、目視判定で不良品ワークが「不良品」と判定された場合であって、不良品ワークは取り出され、コンベアが下降した状態を、それぞれ示している。 【0063】 以上説明したように、本発明の実施の形態に係る基板搬送装置1によれば、コンベア切り替え手段5によりメインコンベア3を搬送位置Aから目視確認位置Bに位置変更してメインコンベア3の上の基板2を再判定可能な状態にすることができるが、その際、サブコンベア4を待機位置Cから搬送位置Aに位置変更してサブコンベア4が基板2の搬送を継続することができるので、基板2が、基板2の検査を行う装置で不良品と判定された場合でも製造ラインを止めることなく、基板2の製造を継続することができる。その結果、生産性の低下を避けることができる。 【0064】 また、基板2の良否再判定を容易にでき、また、目視確認のための位置に基板2を手作業で移す必要がないため、ミス等による新たな不良品を発生させることがない。 【0065】 そして、本発明にかかる基板搬送装置1は、特に、メインコンベア3とサブコンベア4との位置変更の際に隣接する装置との境界上に基板2がある場合は、安全確認センサ7が検知してコンベア切り替え手段5によるメインコンベア3とサブコンベア4との位置変更が禁止されるので、メインコンベア3とサブコンベア4との位置変更の際に、基板2が転倒したり、基板2が装置に挟み込まれるなどの現象を未然に防止することができる。 【0066】 また、基板搬送装置1によれば、メインコンベア3が搬送位置Aから目視確認位置Bに位置変更したことを報知手段8tが作業員に報知するので、作業員は、目視確認位置Bにあるメインコンベア3の上の基板2の再判定を求められた場合のみ対応すればよく、その間他の業務を遂行することができる。その結果、作業効率を著しく高めることができる。 【0067】 また、基板2の検査を行う装置が収集した判定の結果にかかるデータを表示器8qが表示するので、作業員は、この表示器8qが表示したデータを参照しながら目視確認をすることができる結果、目視確認作業の効率が良い。 【0068】 また、再判定の結果にかかるデータを入力装置8pを介して入力したり、記憶装置を介して記録したりすることができるので、再判定の結果を検索したり、参照したりすることができるようになる。その結果、より効率良く基板2の品質管理を行うことができるようになる。 【0069】 また、メインコンベア3とサブコンベア4とを上下に支持する支持架台5aを昇降手段5bで上昇下降させるという簡単な構成により、製造ラインを止めることなく基板2を目視確認することができる基板搬送装置1を安価に実現することができる。 【0070】 また、コンベア幅変更手段6が、メインコンベア3とサブコンベア4とのコンベア幅を変更することができるので、さまざまな態様の搬送経路に適用可能な汎用性の高い基板搬送装置1を実現することができる。 【0071】 上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。 【0072】 例えば、本発明の実施の形態に係る基板搬送装置1は、プリント基板からなる電子部品の基板2(図2、図3)の印刷装置21と、基板2に対する電子部品の表面実装機22と、電子部品の検査装置23と、リフロー装置24とを備えた実装システム20に限定されない。本発明の実施の形態に係る基板搬送装置1は、装置と装置との間に独立して配置することができるので、電子部品の基板を搬送する種々の装置に適用可能であり、設置個数も必要に応じて増加させることができる。 【0073】 また、コンベア切り替え手段5は、メインコンベア3とサブコンベア4とを上昇下降させることにより、両者の垂直位置の変更をするように構成されたものに限定されない。2つのコンベアをコンベア切り替え手段で切り替える構成であれば、例えばサブコンベアをメインコンベアに対して水平面において平行になるように構成し、コンベア切り替え手段で水平横方向に切り替える構成も採用可能であるなど、種々の設計変更が可能である。 【0074】 また、コンベア幅変更手段6も、ボールスクリューと、ベルト、プーリからなる構成に限定されない。メインコンベア3のレール3a、3b間の幅とサブコンベア4のレール4a、4b間の幅を変更可能な機械的機構であれば、さまざまな従来技術が適用可能である。 【0075】 また、報知手段8tもブザーに限定されず、例えば警報灯などで構成することも可能である。 【0076】 その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。 【図面の簡単な説明】 【0077】 【図1】本発明の実施の形態に係る基板搬送装置を備えた表面実装機の概略の構成を示す説明図である。 【図2】基板搬送装置の概略の構成を示す平面図である。 【図3】基板搬送装置の概略の構成を示す側面図である。 【図4】基板搬送装置の制御装置の概略の構成を示すブロック図である。 【図5】制御装置の制御の概略の要領を示すフロー図である。 【図6】支持架台の上昇工程の概略を示すフロー図である。 【図7】支持架台の下降工程の概略を示すフロー図である。 【図8】基板搬送装置の概略の動作を示す説明図であり、(a)は、基板搬送装置が良品ワークを2階部分のメインコンベアで搬送している状態、(b)は、不良品ワークが到達して支持架台とともにコンベアが上昇し、不良品発見をブザーからなる報知手段で不良品ワークについて目視判定を要求する通知がなされている状態、(c)は、良品ワークを継続して1階部分のサブコンベアで搬送している状態を示している。また、(d)は、目視判定で不良品ワークが「良品」と判定された場合であって、コンベアが下降して基板が下流工程に搬送されている状態、(e)は、目視判定で不良品ワークが「不良品」と判定された場合であって、不良品ワークは取り出され、コンベアが下降した状態を、それぞれ示している。 【符号の説明】 【0078】 1 基板搬送装置 2 基板 3 メインコンベア 4 サブコンベア 5 コンベア切り替え手段 5a 支持架台 5b 昇降手段 6 コンベア幅変更手段 6a、6b メインボールスクリュー 6c、6d サブボールスクリュー 6e ベルト 6f プーリ群 6h 駆動プーリ 6j コンベア幅変更モーター 7 安全確認センサ 8 制御装置 8p 入力装置 8q 表示器 A 搬送位置 B 目視確認位置 C 待機位置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010076 【氏名又は名称】ヤマハ発動機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司
【識別番号】100096150 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 孝夫
【識別番号】100099955 【弁理士】 【氏名又は名称】樋口 次郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−66519(P2008−66519A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−242939(P2006−242939) |
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