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【発明の名称】 電磁波シールドフィルター
【発明者】 【氏名】堀越 稔之

【氏名】黒田 洋光

【氏名】青山 正義

【氏名】伊藤 雄三

【氏名】小室 浩

【氏名】沖川 寛

【要約】 【課題】本発明は、電磁波特性に優れ、透明性(無視認性)を有し、かつ、一定の機械的強度を維持しつつ、軽量化を実現できる電磁波シールドフィルターを提供することを目的とする。

【構成】2枚の透明基板間に複数の線材を組み合わせてなる導電性メッシュを介在させて、接着樹脂で接合一体化してなる電磁波シールドフィルターにおいて、前記導電性メッシュを構成する線材は、Cu−Sn−In合金又はCu−Ag合金からなることを特徴とする電磁波シールドフィルター。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2枚の透明基板間に複数の線材を組み合わせてなる導電性メッシュを介在させて、接着樹脂で接合一体化してなる電磁波シールドフィルターにおいて、
前記導電性メッシュを構成する線材は、Cu−Sn−In合金又はCu−Ag合金からなることを特徴とする電磁波シールドフィルター。
【請求項2】
上記Cu−Sn−In合金は、Cu−0.15〜0.25mass%Sn−0.15〜0.25mass%Inであることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールドフィルター。
【請求項3】
上記Cu−Ag合金は、Cu−1.0〜5.0mass%Agであることを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールドフィルター。
【請求項4】
前記導電性メッシュを構成する線材は、その外周に厚さ0.1μm〜1.0μmのSnまたはAg層を有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の電磁波シールドフィルター。
【請求項5】
前記透明基板の厚さは、0.01〜0.5mmであることを特徴とする請求項1乃至4に記載の電磁波シールドフィルター。
【請求項6】
前記導電性メッシュは、線径が10μm以上〜25μm未満、開口率が85〜95%であることを特徴とする請求項1乃至5に記載の電磁波シールドフィルター。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイの前面に配置されるフィルター用プラスティック基板(又はガラス基板)に係り、特にプラズマディスプレイ(PDP)用の前面フィルター用に好適なガラス基板に関する。なお、本発明は、PDPに限らずフィールドエミッションディスプレイ(FED)や陰極線管(CRT)にも適用することができる。
【背景技術】
【0002】
PDP、CRT、フィールドエミッションディスプレイをはじめとするディスプレイ表示装置は、不要電磁波が放射され、周辺機器の誤動作やノイズ源となるばかりか、人体への影響も懸念される。このため、なんらかの電磁波シールドフィルターを設けて、それらをカットする必要がある。通常の機器の電磁波シールドは、導体でそれらを囲むなどして達成されるが、ディスプレイの場合には、透明性と導電性を兼ね合わせた電磁波シールドフィルターでなければならない。
【0003】
ここに従来の電磁波シールドフィルターとして、2枚の透明基板間に金属被覆導電性繊維からなる導電性メッシュを介在させて、接着樹脂で接合一体化してなる電磁波シールド性光透過窓材がある(特許文献1参照)。
【0004】
このような電磁波シールド性光透過窓材の透明基板としては、通常、プラスティック基板又はガラス基板が用いられるが、通常のプラスティック基板又はガラス基板の場合、外部から強い荷重を掛けると割れが生じるという機械的強度の点において大きな欠点を有する。つまり、透明基板には、外力に対するパネルの保護の観点から、外力に対する破壊強度の特性が要求される。
【0005】
この電磁波シールド性光透過窓材の機械的強度を補うために、2枚の透明基板のうちの少なくとも一方に特殊な化学強化ガラスを用いる方法が知られている(特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、市販のプラスチックフィルムではなく、特殊な化学強化ガラスを用いるため、製造コストがかかってしまう。
【0006】
また、電磁波シールドフィルターは、一定の強度以上の機械的特性が求められる反面、表示パネルの前面に配置されるために、軽量化の要請がある。軽量化の方法としては、透明基板を薄型化することが検討されているが、これでは、電磁波シールドフィルター全体の強度を確保することができない。一般的に、機械的強度と軽量化は相反する特性であり、従来のディスプレイ用前面フィルター基板として、これらの相反する特性を両立させることは困難であった。
【0007】
また、この透明性と導電性を兼ね合わせた電磁波シールドフィルターとしては、透明基板に導電性金属を蒸着させ、それをエッチングしてメッシュ配線に加工する方法、線材を縦方向および横方向から組み合わせてメッシュ構造を得る方法が知られている(特許文献2参照)。しかしながら、エッチングしてメッシュ配線を形成する方法では、経済的問題(コスト)を有すると共に、市場の要求を満足する程の透明性(無視認性)も得られていない。
【0008】
また、線材を縦方向および横方向から組み合わせて製造したメッシュ構造では、上市されている配線の線径が約30μm、40μm程度のものであり、透明性(無視認性)の観点からは、更なる細径化が要求される。殊に、線材を用いる場合には、通常の伸線加工法では加工途中に何度も焼鈍を入れる必要があり、しかも通常の銅又は銅合金では、20μmφの極細線にまで伸線加工することは困難であるのが実情である。したがって、電磁波シールドフィルターの線材には、少なくとも20μmφの極細線を安定して製造するために、強加工による減面加工によっても断線を生じない極細線が求められる。
【0009】
【特許文献1】特開2000−174488号公報
【特許文献2】特開2001−22283号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、電磁波特性に優れ、透明性(無視認性)を有し、かつ、一定の機械的強度を維持しつつ、軽量化を実現できる電磁波シールドフィルターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、2枚の透明基板間に複数の線材を組み合わせてなる導電性メッシュを介在させて、接着樹脂で接合一体化してなる電磁波シールドフィルターにおいて、前記導電性メッシュを構成する線材は、Cu−Sn−In合金又はCu−Ag合金からなるものである。
【0012】
また、Cu−Sn−In合金は、Cu−0.15〜0.25mass%Sn−0.15〜0.25mass%Inであり、また、Cu−Ag合金は、Cu−1.0〜5.0mass%Agである。
【0013】
また、導電性メッシュを構成する線材は、その外周に厚さ0.1μm〜1.0μmのSnまたはAg層を有し、また、透明基板の厚さは、0.01〜0.5mmであり、導電性メッシュは、線径が10μm以上〜25μm未満、開口率が85〜95%である。
【0014】
このような電磁波シールドフィルターを実現するため、本発明では、線径がφ25μm未満であり、導電性の低下を最小限に抑えつつ、高引張強さを実現したCu−Sn−In合金を用いた線材又はCu−Ag合金を用いた線材を、メッシュ加工して用いる点に特徴がある。かかる合金からなるメッシュ構造は、十分な導電性を有するため電磁波特性を備えると同時に、高引張強さを備えるため薄型化した透明基板の補強材としての機能を果たすものである。したがって、透明基板を薄型化したとしても、電磁波シールドフィルター全体として、高い機械的強度を達成することができるものである。
【0015】
また、Cu−Sn−In合金又はCu−Ag合金を用いたメッシュ加工構造は、φ10μm以上25μm未満の極細線により製造することができるため、市場の要求を満足する程度の透明性を確保することができる。
【0016】
また、本発明の電磁波シールドフィルターは、薄型化した透明基板を補強するために別部材として補強材を用意する必要がないため、軽量化を実現でき、透明基板として特殊な化学強化ガラス等を用いる必要がないため、低コストである。
【発明の効果】
【0017】
本発明の電磁波シールドフィルターは、導電性メッシュを構成する線材がCu−Sn−In合金又はCu−Ag合金であるため、線径φ25μm未満を実現することができ、かつ、導電性の低下を最小限に抑えつつ、高引張強さを達成することができる。よって、十分な導電性を有するため電磁波特性を備えると同時に、高引張強さを備えるため薄型化した透明基板の補強材としての役割を果たし、透明基板を薄型化したとしても、電磁波シールドフィルター全体として、高い機械的強度を達成することができる。
【0018】
また、電磁波シールドフィルターは、φ25μm未満の極細線を使用することができるため、市場の要求を満足する程度の透明性を確保することができる。
【0019】
また、本発明の電磁波シールドフィルターは、薄型化した透明基板を補強するために別部材として補強材を用意する必要がないため、軽量化を実現でき、透明基板として特殊な化学強化ガラス等を用いる必要がないため、低コストである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に図面を参照して本発明の電磁波シールドフィルターの実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
図1、2を参照して本発明の電磁波シールドフィルターの実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の電磁波シールドフィルターの実施の形態を示す模式的な断面図、図2は、複合メッシュ加工した電磁波シールド部を拡大して示す模式図である。
【0023】
図1に示すごとく、電磁波シールドフィルター1は、2枚の透明基板2A、2Bを、導電性線材3を介在させて接着剤4で接合一体化してなるものである。
【0024】
透明基板2A、2Bの構成材料としては、ガラス、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、アクリル板、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、トリアセテートフィルム、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、等が挙げられる。
【0025】
透明基板2A、2Bの厚さは、強度及び軽量化の要求特性から決定されるものであり、0.1mm〜10mmの範囲とされる。
【0026】
透明基板2A、2Bは、必ずしも同材質である必要はなく、例えば、表面側をガラス板とし、裏面側をPETフィルム又はPET板、アクリル板又はアクリルフィルム、ポリカーボネートフィルム又はポリカーボネート板等とすることもできる。
【0027】
また、本発明においては、このような透明基板2A、2Bに介在させる導電性線材として、次のようなものを用いる。
【0028】
本発明のCu−Sn−In合金からなる導電性メッシュは、線径10μm〜25μm未満のものを用いる。その理由は、線径が25μm以上であると線材が容易に視認され、PDPへ用いた際にディスプレイの視認性を妨げる。また、線径10μm以下の製造は困難であり、例え製造できたとしてもコスト的に非常に高価になってしまう。
【0029】
また、本発明のCu−Sn−In合金からなる導電性メッシュは、開口率85%〜95%のものを用いる。その理由は、開口率が85%以下であるとディスプレイの視認性を妨げ、また、90%以上であると対象とする周波数(300MHz)近傍の電磁波の減衰率が低くなり電磁波フィルターとしての特徴が失われてしまう。
【0030】
この導電性メッシュにおいて、線径が25μm以上とすると開口率が85%以下になってしまい、8μm未満では、開口率が95%以上になってしまう。
【実施例】
【0031】
以下、実施例によって具体的に説明する。
【0032】
(実施例1)
導電性メッシュを構成する金属線としては、20μmφのCu−0.19mass%Sn−0.20mass%In合金線を使用した。この合金線の外周には予めAgめっきが施されている。かかる合金線を横方向に複数本並べ、これと直行するように縦方向に複数本並べてメッシュ形状を形成し、メッシュ形状によって得られた格子の一辺は300μmであり、開口面積は87.1%であった。かかるメッシュ形状を有する長尺体を巻き取りロールに巻き取る(メッシュ長尺体成形工程)。
つぎに、メッシュ形状の長尺体をガイドプーリーで整列させて連続で送り出しながら、その上下方向から、同時にボビンに巻いてある光透過性のある接着層のある平面上の厚さ0.05mmのPETフィルム(透明基板2A、2B)に挟み込み、圧延用熱ロール(圧延温度150℃)で連続してPETフィルム同士を密着させて、メッシュ形状の長尺体がPETフィルムの表面に形成された接着層に配線された長尺の電磁波シールドフィルターを製造し、巻き取りボビンに巻き取る。
製造した長尺の電磁波シールドフィルターは、ディスプレイの形状および表面積に適応するように、適当な形状および長さに切断し(縦180cm×横90cm、金属線の本数(縦6000本×横3000本))、電磁波シールドフィルターを製造する。
【0033】
(実施例2)
導電性メッシュを構成する金属線として、16μmφのCu−0.19mass%Sn−0.20mass%In合金線を使用した点、メッシュ構造の開口面積が89.6%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0034】
(実施例3)
導電性メッシュを構成する金属線として、13μmφのCu−0.19mass%Sn−0.20mass%In合金線を使用した点、メッシュ構造の開口面積が91.5%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0035】
(実施例4)
導電性メッシュを構成する金属線として、Cu−2.0mass%Ag合金線を使用した点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0036】
(実施例5)
導電性メッシュを構成する金属線として、16μmφのCu−2.0mass%Ag合金線を使用した点、メッシュ構造の開口面積が89.6%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0037】
(実施例6)
導電性メッシュを構成する金属線として、13μmφのCu−2.0mass%Ag合金線を使用した点、メッシュ構造の開口面積が91.5%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0038】
(比較例1)
導電性メッシュを構成する金属線として、25μmφのCu−0.19mass%Sn−0.20mass%In合金線を使用した点、メッシュ構造の開口面積が84.0%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0039】
(比較例2)
導電性メッシュを構成する金属線として、25μmφのCu−2.0mass%Ag合金線を使用した点、メッシュ構造の開口面積が84.0%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0040】
(比較例3)
導電性メッシュを構成する金属線としては、25μmφの純銅線(OFC)を使用した点、メッシュ構造の開口面積が84.0%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0041】
(比較例4)
導電性メッシュを構成する金属線としては、20μmφの純銅線(OFC)を使用した点、メッシュ構造の開口面積が87.1%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0042】
(比較例5)
導電性メッシュを構成する金属線としては、25μmφの純銅線(TPC)を使用した点、メッシュ構造の開口面積が84.0%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0043】
(比較例6)
導電性メッシュを構成する金属線としては、20μmφの純銅線(TPC)を使用した点、メッシュ構造の開口面積が87.1%である点以外の条件は、実施例1と同様にして電磁波シールドフィルターを製造した。
【0044】
【表1】


【0045】
(導電性メッシュに使用される線材の評価)
各種のメッシュ構造に使用される線材の特性は、以下の方法によって評価した。
【0046】
導電率は、4端子法により抵抗を測定し、線材の線径と長さにより導電率を求めた。
【0047】
強度(MPa)は、歪速度3×10−3(s-1)での引張試験により評価した。
【0048】
加工性は、各線材の径に加工する際の断線または傷等の表面欠陥が生じるまでの平均加工長さで評価し、30km以上を良好とした。
【0049】
表1から判るように、実施例1から実施例6の銅合金線は、比較例3から比較例6の純銅線に比べて導電率は低いが、引張強さの値が高い傾向にある。したがって、実施例1から実施例6の銅合金線を使用した導電性メッシュは、比較例の純銅線を使用した導電性メッシュに比べて機械的強度が高いことがわかる。
【0050】
また、実施例1から実施例6の銅合金線は、線径が20μm以下の領域であっても比較的安定して伸線加工が可能であるのに対し、比較例4および比較例6の純銅線は、線径25μm程度であれば対応可能であるものの、線径が20μmのより細経の領域になると、断線または傷等の表面欠陥が生じてしまい、加工性の評価は不良であった。
【0051】
【表2】


【0052】
(電磁波シールドフィルターの特性の評価)
各種のメッシュ構造の特性は、以下の方法によって評価した。
【0053】
開口率(%)は、メッシュ全体の面積に対して、線材が占める面積を除いた部分の面積比率とした。
【0054】
電磁波シールド性は、EMIシールド測定機を用い、電界の減衰量を測定した。
【0055】
透明性(無視認性)は、分光計を用い、380nm〜780nmの平均可視光透過率を求めた。
【0056】
強度(破壊応力)は、落球破壊試験により評価し、直径φ38mm、重量277gの鋼球を高さ100mmの地点からメッシュに向けて落とした際に、透明基板または線材が破断した場合を不可とした。
【0057】
表2から判るように、実施例1から実施例6の電磁波シールドフィルターは、電磁波シールド性は比較例の電磁波シールドフィルターと比べて同等程度であるが、透明性、強度の点で優れていることがわかる。
【0058】
すなわち、比較例1乃至3および5の電磁波シールドフィルターは、電磁波シールド性、強度の点で良好であるものの、線径が25μmと実施例に比して太径であるため、透明性(無視認性)の点で不良であった。また、比較例4及び比較例6の電磁波シールドフィルターは、電磁波シールド性、透明性(無視認性)の点で良好であるものの、線材自体の引張り強度が実施例に比して低いため、強度(破壊応力)の点で不良であった。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の電磁波シールドフィルターの実施の形態を示す模式的な部分断面図である。
【図2】本発明の複合メッシュ加工した電磁波シールド部を部分的に拡大して示す模式図である。
【符号の説明】
【0060】
1 電磁波シールドフィルター
2A、2B 透明基板
3 導電性線材(導電性メッシュ)
4 接着剤
【出願人】 【識別番号】000005120
【氏名又は名称】日立電線株式会社
【出願日】 平成19年7月18日(2007.7.18)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−60547(P2008−60547A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2007−186836(P2007−186836)