トップ :: H 電気 :: H05 他に分類されない電気技術




【発明の名称】 シェルフ装置およびマザーボードの支持方法
【発明者】 【氏名】吉田 和樹

【要約】 【課題】マザーボードが反ることなくプラグインユニットの挿抜荷重に耐え得るようにすることができると共に、部品数が少なく、低コストであるシェルフ装置及びマザーボードの支持方法を提供する。

【構成】左右のサイドパネル14Lはそれぞれ、マザーボード100の左右辺の表面に対応した第1突起143を備え、リアカバー15は、マザーボード100の裏面に対応した突条部153と、マザーボード100の孔部に対応したガイドピン154とを備えている。リアカバー15が、下及び上ガイドベース13B及び13Tならびに左右サイドパネル14Lから成る枠体に対して固定されることにより、マザーボード100が前後方向に位置決めされると共に支持される。また、ガイドピン154が、枠体内に位置決めされたマザーボード100の孔部に挿入されることにより、リアカバー15が左右方向ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のプラグインユニットが抜去可能に挿入されるマザーボードを支持するシェルフ装置であって、下および上ガイドベースならびに左および右サイドパネルから成る枠体と、該枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバーとを有するシェルフ装置において、
前記左および前記右サイドパネルはそれぞれ、マザーボードの左右辺のおもて面に対応した第1突起を備えており、
前記リアカバーは、マザーボードの裏面に対応した突条部と、マザーボードの裏面に形成された孔部に対応したガイドピンとを備えており、
前記リアカバーが前記枠体に対して固定されることにより、マザーボードが前後方向に位置決めされると共に支持され、
前記ガイドピンが、前記枠体内にて左右方向ならびに上下方向に位置決めされたマザーボードの孔部に挿入されることにより、前記リアカバーが左右方向ならびに上下方向に位置決めされると共に支持されることを特徴とするシェルフ装置。
【請求項2】
前記下ガイドベースは、マザーボードの下辺に形成された突起に対応した孔部を備えており、
マザーボードの突起が前記孔部に挿入されることにより、マザーボードが前後方向、左右方向、ならびに下方向に位置決めされると共に支持される請求項1に記載のシェルフ装置。
【請求項3】
前記左および前記右サイドパネルはそれぞれ、マザーボードの左右辺の裏面に対応した第2突起を備えており、
マザーボードが前記第1突起と前記第2突起との間に挿入されることにより、マザーボードが前後方向に位置決めされると共に支持される請求項1または2に記載のシェルフ装置。
【請求項4】
前記左および前記右サイドパネルはそれぞれ、異なる厚さの複数のマザーボードの左右辺の裏面それぞれに対応して、複数の前記第2突起を備えている請求項3に記載のシェルフ装置。
【請求項5】
前記左および前記右サイドパネルは、各後辺領域に、外側に突出する弾性片を備えており、
前記リアカバーは、前記左および前記右サイドパネルの後辺領域の外側に対応する左および右フランジ部を備えており、
前記左および前記右フランジ部はそれぞれ、前記弾性片に対応する切欠部を備えており、
前記弾性片が前記切欠部に係合されることにより、前記リアカバーが前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される請求項1乃至4のいずれか1つに記載のシェルフ装置。
【請求項6】
マザーボードおよび前記リアカバーがネジによって前記枠体に対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボードおよび前記リアカバーが前後方向、左右方向、ならびに上下方向に支持される請求項1乃至5のいずれか1つに記載のシェルフ装置。
【請求項7】
前記上ガイドベースは、マザーボードの上辺のおもて面に対応した載置面を備えており、
前記リアカバーは、マザーボードの上辺の裏面に対応した他の突条部を備えており、
前記リアカバーが前記上ガイドベースに対して固定されることにより、マザーボードが前後方向に位置決めされると共に支持される請求項1乃至6のいずれか1つに記載のシェルフ装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1つに記載のシェルフ装置と、電子回路基板である前記マザーボードとを有することを特徴とする電子機器。
【請求項9】
請求項1乃至7のいずれか1つに記載のシェルフ装置と、電子光学回路基板である前記マザーボードとを有することを特徴とする光学電子機器。
【請求項10】
複数のプラグインユニットが抜去可能に挿入されるマザーボードをシェルフ装置によって支持するマザーボードの支持方法であって、前記シェルフ装置は、下および上ガイドベースならびに左および右サイドパネルから成る枠体と、該枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバーとを有するマザーボードの支持方法において、
前記左および前記右サイドパネルにそれぞれ、マザーボードの左右辺のおもて面に対応した第1突起を形成する工程と、
前記リアカバーに、マザーボードの裏面に対応した突条部と、マザーボードの裏面に形成された孔部に対応したガイドピンとを形成する工程と、
前記リアカバーを前記枠体に対して固定することにより、マザーボードを前後方向に位置決めすると共に支持する工程と、
前記ガイドピンを、前記枠体内にて左右方向ならびに上下方向に位置決めされたマザーボードの孔部に挿入することにより、前記リアカバーを左右方向ならびに上下方向に位置決めすると共に支持する工程とを有することを特徴とするマザーボードの支持方法。
【請求項11】
前記下ガイドベースに、マザーボードの下辺に形成された突起に対応した孔部を形成する工程と、
マザーボードの突起を前記孔部に挿入することにより、マザーボードを前後方向、左右方向、ならびに下方向に位置決めすると共に支持する工程とを有する請求項10に記載のマザーボードの支持方法。
【請求項12】
前記左および前記右サイドパネルにそれぞれ、マザーボードの左右辺の裏面に対応した第2突起を形成する工程と、
マザーボードを前記第1突起と前記第2突起との間に挿入することにより、マザーボードを前後方向に位置決めすると共に支持する工程とを有する請求項10または11に記載のマザーボードの支持方法。
【請求項13】
前記左および前記右サイドパネルにそれぞれ、異なる厚さの複数のマザーボードの左右辺の裏面それぞれに対応して、複数の前記第2突起を形成する工程を有する請求項12に記載のマザーボードの支持方法。
【請求項14】
前記左および前記右サイドパネルに、各後辺領域に、外側に突出する弾性片を形成する工程と、
前記リアカバーに、前記左および前記右サイドパネルの後辺領域の外側に対応する左および右フランジ部を形成する工程と、
前記左および前記右フランジ部にそれぞれ、前記弾性片に対応する切欠部を形成する工程と、
前記弾性片を前記切欠部に係合することにより、前記リアカバーを前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めすると共に支持する工程とを有する請求項10乃至13のいずれか1つに記載のマザーボードの支持方法。
【請求項15】
マザーボードおよび前記リアカバーをネジによって前記枠体に対して共締めでネジ止めすることにより、マザーボードおよび前記リアカバーを前後方向、左右方向、ならびに上下方向に支持する工程を有する請求項10乃至14のいずれか1つに記載のマザーボードの支持方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムや情報処理システムにおける中継装置やサーバ装置等の電子機器または光学電子機器に適用され、複数のプラグインユニットが抜去可能に挿入されるマザーボードを収容すると共に支持するシェルフ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のシェルフ装置は、下および上ガイドベースと左および右サイドパネルから成る枠体と、枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバーとを有している。下および上ガイドベースには、マザーボードがネジ止めされる。
【0003】
一方、シェルフ装置の支持対象であるマザーボードは、複数のプラグインユニットを抜去可能に挿入するための複数のコネクタと、複数のプラグインユニットの挿入を案内するための複数のガイドピンモジュールとを備えている。
【0004】
近年のマザーボードおよびプラグインユニットの高密度実装化に伴い、マザーボードとプラグインユニットとを接続するコネクタのピン数が増加しつつある。コネクタのピン数が多いと、マザーボードにプラグインユニットを挿抜するための荷重が大きい。例えば、プラグインユニットの挿抜荷重は、980N程度である。
【0005】
従来のシェルフ装置は、マザーボードが反ることなくプラグインユニットの挿抜荷重に耐え得るように、マザーボードを補強するための複数の補強金具を有している。複数の補強金具のうちの幾つかは、マザーボード単体にネジ止めされる。複数の補強金具のうちの残りは、シェルフ装置の下および上ガイドベースにマザーボードと共締めでネジ止めされる。
【0006】
図1(a)および(b)を参照すると、従来のこの種のシェルフ装置の一例は、マザーボード300を収容および支持するものであり、下および上ガイドベース63Bおよび63Tならびに左および右サイドパネル64Lおよび64Rから成る枠体と、枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバー65と、補強金具71B、71T、71M、および72Mとを有している。
【0007】
マザーボード300のおもて面には、最大21枚のプラグインユニット(図示せず)を抜去可能に挿入するための42個のコネクタ310と、プラグインユニットの挿入を案内すると共にプラグインユニットがマザーボードの定位置となるように規制するための21個のガイドピンモジュール320とが備えられている。各ガイドピンモジュール320は、マザーボード300の裏面から螺入されるネジによってネジ止めされている。
【0008】
マザーボード300には、補強金具71Mおよび72Mが、それらの間にマザーボード300が挟まれるように、5本のネジによってネジ止めされている。補強金具71Bおよび71Tはそれぞれ、シェルフ装置の下および上ガイドベース63Bおよび63Tに、マザーボード300と共締めで、5本のネジによってネジ止めされている。リアカバー65は、下および上ガイドベース63Bおよび63Tに対してそれぞれ2本のネジ(図示せず)によってネジ止めされている。
【0009】
また、非特許文献1には、複数のプラグインユニットが抜去可能に挿入されるマザーボードを収容および支持するシェルフ装置が開示されている。このシェルフ装置においては、以前はシェルフ装置におけるスタンドアロンな部品として具備されていたマザーボードの反り防止金具に代え、マザーボードの反り防止機能をなす部位をリアカバーに一体に形成している。
【0010】
【非特許文献1】発明協会公開技報番号2004−503178
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
図1に示されたものをも含め、従来のシェルフ装置には、次のような問題点がある。
【0012】
従来のシェルフ装置においては、マザーボードが反ることなくプラグインユニットの挿抜荷重に耐え得るようにするための複数の補強金具と、補強金具のマザーボードに対する装着、マザーボードのシェルフ装置に対する装着、およびリアカバーのシェルフ装置に対する装着のために用いられる多数のネジとを有している。即ち、従来のシェルフ装置は、部品数が多く、コストが高い。
【0013】
また、このようなシェルフ装置によってマザーボードを支持する従来の方法は、補強金具のマザーボードに対する装着、マザーボードのシェルフ装置に対する装着、およびリアカバーのシェルフ装置に対する装着それぞれにおいて補強金具、マザーボード、およびリアカバーの位置決め工数やネジ止め工数が多く、作業が煩雑である。
【0014】
さらに、シェルフ装置の支持対象である従来のマザーボードは、多数のガイドピンモジュールの固定のために、多数のネジを用いている。即ち、従来のマザーボードは、部品数が多く、コストが高い。また、従来のマザーボードの組み立て方法は、ガイドピンモジュールのネジ止め工数が多く、作業が煩雑である。
【0015】
また、非特許文献1に開示されたシェルフ装置は、マザーボードの反り防止金具を削減できてはいるものの、さらなる部品数の削減が望まれるところである。
【0016】
それ故、本発明の課題は、マザーボードが反ることなくプラグインユニットの挿抜荷重に耐え得るようにすることができると共に、部品数が少なく、低コストであるシェルフ装置を提供することである。
【0017】
本発明の他の課題は、マザーボードを支持する方法における作業の容易化に寄与するシェルフ装置を提供することである。
【0018】
本発明のさらに他の課題は、マザーボードを容易に支持することができるマザーボードの支持方法を提供することである。
【0019】
本発明の他の課題は、マザーボードの部品数削減、低コスト化に寄与するシェルフ装置を提供することである。
【0020】
本発明の他の課題は、マザーボードの組み立て方法における作業の容易化に寄与するシェルフ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明によれば、複数のプラグインユニットが抜去可能に挿入されるマザーボードを支持するシェルフ装置であって、下および上ガイドベースならびに左および右サイドパネルから成る枠体と、該枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバーとを有するシェルフ装置において、前記左および前記右サイドパネルはそれぞれ、マザーボードの左右辺のおもて面に対応した第1突起を備えており、前記リアカバーは、マザーボードの裏面に対応した突条部と、マザーボードの裏面に形成された孔部に対応したガイドピンとを備えており、前記リアカバーが前記枠体に対して固定されることにより、マザーボードが前後方向に位置決めされると共に支持され、前記ガイドピンが、前記枠体内にて左右方向ならびに上下方向に位置決めされたマザーボードの孔部に挿入されることにより、前記リアカバーが左右方向ならびに上下方向に位置決めされると共に支持されることを特徴とするシェルフ装置が得られる。
【0022】
前記下ガイドベースは、マザーボードの下辺に形成された突起に対応した孔部を備えており、マザーボードの突起が前記孔部に挿入されることにより、マザーボードが前後方向、左右方向、ならびに下方向に位置決めされると共に支持されるものであってもよい。
【0023】
前記左および前記右サイドパネルはそれぞれ、マザーボードの左右辺の裏面に対応した第2突起を備えており、マザーボードが前記第1突起と前記第2突起との間に挿入されることにより、マザーボードが前後方向に位置決めされると共に支持されるものであってもよい。
【0024】
前記左および前記右サイドパネルはそれぞれ、異なる厚さの複数のマザーボードの左右辺の裏面それぞれに対応して、複数の前記第2突起を備えていてもよい。
【0025】
前記左および前記右サイドパネルは、各後辺領域に、外側に突出する弾性片を備えており、前記リアカバーは、前記左および前記右サイドパネルの後辺領域の外側に対応する左および右フランジ部を備えており、前記左および前記右フランジ部はそれぞれ、前記弾性片に対応する切欠部を備えており、前記弾性片が前記切欠部に係合されることにより、前記リアカバーが前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持されるものであってもよい。
【0026】
マザーボードおよび前記リアカバーがネジによって前記枠体に対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボードおよび前記リアカバーが前後方向、左右方向、ならびに上下方向に支持されるものであってもよい。
【0027】
前記上ガイドベースは、マザーボードの上辺のおもて面に対応した載置面を備えており、前記リアカバーは、マザーボードの上辺の裏面に対応した他の突条部を備えており、前記リアカバーが前記上ガイドベースに対して固定されることにより、マザーボードが前後方向に位置決めされると共に支持されるものであってもよい。
【0028】
また、本発明によれば、前記シェルフ装置と、電子回路基板である前記マザーボードとを有することを特徴とする電子機器が得られる。
【0029】
さらに、本発明によれば、前記シェルフ装置と、電子光学回路基板である前記マザーボードとを有することを特徴とする光学電子機器が得られる。
【0030】
また、本発明によれば、複数のプラグインユニットが抜去可能に挿入されるマザーボードをシェルフ装置によって支持するマザーボードの支持方法であって、前記シェルフ装置は、下および上ガイドベースならびに左および右サイドパネルから成る枠体と、該枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバーとを有するマザーボードの支持方法において、前記左および前記右サイドパネルにそれぞれ、マザーボードの左右辺のおもて面に対応した第1突起を形成する工程と、前記リアカバーに、マザーボードの裏面に対応した突条部と、マザーボードの裏面に形成された孔部に対応したガイドピンとを形成する工程と、
前記リアカバーを前記枠体に対して固定することにより、マザーボードを前後方向に位置決めすると共に支持する工程と、前記ガイドピンを、前記枠体内にて左右方向ならびに上下方向に位置決めされたマザーボードの孔部に挿入することにより、前記リアカバーを左右方向ならびに上下方向に位置決めすると共に支持する工程とを有することを特徴とするマザーボードの支持方法が得られる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によるシェルフ装置は、マザーボードが反ることなくプラグインユニットの挿抜荷重に耐え得るようにすることができると共に、部品数が少なく、低コストである。
【0032】
また、本発明によるシェルフ装置は、マザーボードを支持する方法における作業の容易化に寄与する。
【0033】
さらに、本本発明によるマザーボードの支持方法は、マザーボードを容易に支持することができる。
【0034】
また、本発明によるシェルフ装置は、マザーボードの部品数削減、低コスト化に寄与する。
【0035】
また、本発明によるシェルフ装置は、マザーボードの組み立て方法における作業の容易化に寄与する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0037】
[実施形態1]
図2(a)および(b)を参照すると、本発明の実施形態1によるシェルフ装置は、複数のプラグインユニット(図示せず)が抜去可能に挿入されるマザーボード100を収容および支持するものである。本シェルフ装置は、下および上ガイドベース13Bおよび13Tならびに左および右サイドパネル14Lおよび14Rから成る枠体と、枠体の背面に取り外し可能に装着されるリアカバー15とを有している。
【0038】
マザーボード100は、左および右サイドパネル14Lおよび14R間に僅かな隙間を置いて位置することにより、左右方向に有る程度位置決めされる。
【0039】
図3を参照すると、上ガイドベース13Tは、マザーボード100の上辺のおもて面に対応した載置面142を備えている。
【0040】
一方、リアカバー15は、マザーボード100の上辺の裏面に対応した突条部152を備えている。
【0041】
リアカバー15が上ガイドベース13Tに対して固定されることにより、マザーボード100が前後方向に位置決めされると共に支持される。尚、図2(b)における斜線を付した領域は、突条部152がマザーボード100の裏面に対して接触している領域である。
【0042】
左および右サイドパネル14Lおよび14Rはそれぞれ、マザーボード100の左右辺のおもて面に対応した第1突起143を備えている。一方、リアカバー15は、マザーボード100の裏面に対応した突条部153を備えている。リアカバー15が下および上ガイドベース13Bおよび13Tならびに左および右サイドパネル14Lおよび14Rから成る枠体に対して固定されることにより、マザーボード100が前後方向に位置決めされると共に支持される。尚、図2(b)におけるもう一つの斜線を付した領域は、突条部153がマザーボード100の裏面に対して接触している領域である。
【0043】
左および右サイドパネル14Lおよび14Rの第1突起143ならびにリアカバー15の突条部152および153は、マザーボード100が反ることなくプラグインユニットの挿抜荷重に耐え得るように、マザーボード100を補強する機能をもなす。この結果、マザーボード100は、プラグインユニットの例えば980N程度の挿抜荷重に対して、十分に耐え得る。
【0044】
さらに、図2(a)および(b)ならびに図3に示されるように、マザーボード100およびリアカバー15がネジ200によって枠体の一部である上ガイドベース13Tに対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボード100およびリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0045】
図2(a)および(b)ならびに図3に加え、さらに図9を参照すると、本シェルフ装置において、リアカバー15は、マザーボード100の裏面に形成された孔部103に対応したガイドピン154を備えている。
【0046】
ガイドピン154が、下および上ガイドベース13Bおよび13Tならびに左および右サイドパネル14Lおよび14Rから成る枠体内にて左右方向ならびに上下方向に位置決めされたマザーボード100の孔部103に挿入されることにより、リアカバー15も左右方向ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0047】
尚、ガイドピン154は、マザーボード100のコネクタ110に対するプラグインユニットの挿入を案内する機能をもなす。
【0048】
さらに、図2(a)および(b)ならびに図3に示されるように、マザーボード100およびリアカバー15がネジ200によって枠体の一部である上ガイドベース13Tに対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボード100およびリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0049】
[実施形態2]
図2(a)および(b)ならびに図4(a)および(b)を参照すると、本発明の実施形態2によるシェルフ装置において、下ガイドベース13Bは、マザーボード100の下辺に形成された突起105に対応した孔部132を備えている。
【0050】
マザーボード100の突起105が孔部132に挿入されることにより、マザーボード100が前後方向、左右方向、ならびに下方向に位置決めされると共に支持される。
【0051】
さらに、図2(a)および(b)ならびに図3に示されるように、マザーボード100およびリアカバー15がネジ200によって枠体の一部である上ガイドベース13Tに対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボード100およびリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0052】
[実施形態3]
図2(a)および(b)、図5(a)および(b)、ならびに図6(a)および(b)を参照すると、本発明の実施形態3によるシェルフ装置において、左および右サイドパネル14Lおよび14Rはそれぞれ、マザーボード100(100a)の左右辺のおもて面に対応した第1突起143に加えて、マザーボード100(100a)の左右辺の裏面に対応した第2突起144aをさらに備えている。
【0053】
マザーボード100(100a)が第1突起143と第2突起144aとの間に挿入されることにより、マザーボード100(100a)が前後方向に位置決めされると共に支持される。
【0054】
尚、左および右サイドパネル14Lおよび14Rはそれぞれ、種々の厚さの複数のマザーボードの左右辺の裏面それぞれに対応して、複数の第2突起を備えている。即ち、図7(a)および(b)ならびに図8(a)および(b)をさらに参照すると、左および右サイドパネル14Lおよび14Rはそれぞれ、厚さTaのマザーボード100a(図5(a)および(b)ならびに図6(a)および(b))の左右辺の裏面に対応する第2突起144aと、厚さTbのマザーボード100b(図7(a)および(b))の左右辺の裏面に対応する第2突起144bと、厚さTcのマザーボード100c(図8(a)および(b))の左右辺の裏面に対応する第2突起144cとを備えている。
【0055】
一方、マザーボード100aの左右辺には、図5(a)および(b)ならびに図6(a)および(b)に示されるように、切欠部106aが形成されている。マザーボード100bの左右辺には、図7(a)および(b)に示されるように、切欠部106bが形成されている。マザーボード100cの左右辺には、図8(a)および(b)に示されるように、切欠部106cが形成されている。切欠部106a〜106cのいずれも、マザーボードが本シェルフ装置に挿入されるときに、第2突起144a〜144cの全てをよけるように設計されている。
【0056】
図5(a)および(b)ならびに図6(a)および(b)を参照してマザーボード100aを例に、本シェルフ装置におけるマザーボードの挿入および支持方法を説明する。下および上ガイドベース13Bおよび13Tならびに左および右サイドパネル14Lおよび14Rから成る枠体の後方から図5(a)における矢印i1に沿って挿入されたマザーボード100aの左右片のおもて面は、図5(a)に示されるように、第1突起143によって前方向に位置決めされる。次いで、図6(a)における矢印i2に沿って移動されたマザーボード100aの左右片の裏面は、図6(a)に示されるように、第2突起144aによって後ろ方向に位置決めされる。かくして、厚さTaのマザーボード100aは、第1突起143および第2突起144aによって前後方向に位置決めされると共に支持される。
【0057】
さらに、図2(a)および(b)ならびに図3に示されるように、マザーボード100(100a)およびリアカバー15がネジ200によって枠体の一部である上ガイドベース13Tに対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボード100(100a)およびリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0058】
マザーボード100aと同様に、本シェルフ装置の後方から挿入されると共に図7(a)における矢印i2に沿って移動された厚さTbのマザーボード100bは、図7(a)に示されるように第1突起143および第2突起144bによって前後方向に位置決めされると共に支持される。
【0059】
また、本シェルフ装置の後方から挿入されると共に図8(a)における矢印i2に沿って移動された厚さTcのマザーボード100cは、図8(a)に示されるように第1突起143および第2突起144cによって前後方向に位置決めされると共に支持される。
【0060】
さらに、図2(a)および(b)ならびに図3に示されるように、マザーボード100(100b、100c)およびリアカバー15がネジ200によって枠体の一部である上ガイドベース13Tに対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボード100(100b、100c)およびリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0061】
[実施形態4]
図3ならびに図10を参照すると、本発明の実施形態4によるシェルフ装置において、左および右サイドパネル14Lおよび14Rは、各後辺領域に、外側に突出する弾性片146を備えている。
【0062】
一方、リアカバー15は、左および右サイドパネル14Lおよび14Rの後辺領域に対応する左および右フランジ部を備えている。
【0063】
左および右フランジ部はそれぞれ、弾性片146に対応する切欠部155を備えている。
【0064】
弾性片146が切欠部155に係合されることにより、リアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0065】
さらに、図2(a)および(b)ならびに図3に示されるように、マザーボード100およびリアカバー15がネジ200によって枠体の一部である上ガイドベース13Tに対して共締めでネジ止めされることにより、マザーボード100およびリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に位置決めされると共に支持される。
【0066】
ただし、弾性片146が切欠部155に係合されることによってリアカバー15が前後方向、左右方向、ならびに上下方向に固定されると共に、マザーボード100も前後方向、左右方向、ならびに上下方向に固定されるため、ネジ200は省略されてもよい。ネジ200を省略可能か否かは、弾性片146の切欠部155に対する係合強度がマザーボード100にかかるプラグインユニットの例えば980N程度の挿抜荷重よりも大きいか否かによる。
【産業上の利用可能性】
【0067】
以上説明した実施例に限定されることなく、本発明は、当該特許請求の範囲に記載された技術範囲内であれば、種々の変形が可能であることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】(a)は従来のシェルフ装置を示す断面図、(b)は背面図である。
【図2】(a)は本発明の実施形態1〜4によるシェルフ装置を示す断面図、(b)は背面図である。
【図3】本発明の実施形態1〜4によるシェルフ装置の要部を示す断面図である。
【図4】(a)は本発明の実施形態2によるシェルフ装置の要部を示す断面図、(b)は背面図である。
【図5】(a)は本発明の実施形態3によるシェルフ装置の要部を示す断面図、(b)は背面図である。
【図6】(a)は本発明の実施形態3によるシェルフ装置の構造を説明するための要部を示す断面図、(b)は背面図である。
【図7】(a)は本発明の実施形態3によるシェルフ装置の構造を説明するための要部を示す断面図、(b)は背面図である。
【図8】(a)は本発明の実施形態3によるシェルフ装置の構造を説明するための要部を示す断面図、(b)は背面図である。
【図9】本発明の実施形態1によるシェルフ装置の要部を示す断面図である。
【図10】本発明の実施形態4によるシェルフ装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
【0069】
13B 下ガイドベース
13T 上ガイドベース
132 孔部
14L 左サイドパネル
14R 右サイドパネル
142 載置面
143 第1突起
144a、144b、144c 第2突起
146 弾性片
15 リアカバー
154 ガイドピン
152 突条部
153 突条部
155 切欠部
100、100a、100b、100c マザーボード
103 孔部
105 突起
106a、106b、106c 切欠部
200 ネジ
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【出願日】 平成18年9月1日(2006.9.1)
【代理人】 【識別番号】100077838
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 憲保

【識別番号】100082924
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 修一

【識別番号】100129023
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 敬


【公開番号】 特開2008−60447(P2008−60447A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2006−237411(P2006−237411)