| 【発明の名称】 |
部品供給装置における整列装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】福島 渉
【氏名】飯野 晃久
|
| 【要約】 |
【課題】攪拌板と第1形成部材との間に部品収納室からの部品を受け入れ易くして、確実に1個ずつ分離して部品収納室内の前記部品を整列通路に案内し、部品供給に係る動作の作業性の向上を図ることができる部品供給装置における整列装置を提供する。
【構成】アクチュエータアームが下降して作動レバー14が支軸を支点として反時計方向に揺動した際に、作動部材19を下降させ、該作動部材19上部の2枚の挟持片間に嵌装した偏心ピン16を回動させると共に下降させる。すると、チップ部品は攪拌板46の切除部48Bが形成された斜面上を滑動しながら下降して第1形成部材の平板状の本体に当接して案内されてこの本体と攪拌板46との間の空間に確実に受け入れられ、チップ部品を順次一列に整列させながら整列通路に導く。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装置本体に直接着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納された部品を縦方向に順次一列に整列させる部品供給装置における整列装置であって、第1形成部材と、該第1形成部材とで前記部品の通路を形成するもので該第1形成部材に取外し可能に取付けられる第2形成部材と、部品取り出し装置の作動と同期して上下動する昇降体に連動して揺動する揺動レバーと、一端側が前記第1形成部材に支持され前記揺動レバーの揺動に基づいて往復回動する支軸と、該支軸の他端側に設けられ該支軸の往復回動により回動して部品収納室内の前記部品を攪拌して整列通路に案内する攪拌板とを備え、前記攪拌板と前記第1形成部材との間に部品収納室からの部品を受け入れ易くするために前記攪拌板に外周から中心方向に向かって徐々に厚くなるように切除された切除部を形成したことを特徴とする部品供給装置における整列装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、装置本体に直接着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納された部品を縦方向に順次一列に整列させる部品供給装置における整列装置に関する。 【背景技術】 【0002】 この種の部品供給装置は、一般にバルクフィーダと呼ばれるが、例えば、特開2003−188585号公報などに開示されているように、装置本体に直接着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納された部品を縦方向に順次一列に整列させる部品供給装置における整列装置であって、第1形成部材と、該第1形成部材とで前記部品の通路を形成するもので該第1形成部材に取外し可能に取付けられる第2形成部材と、部品取り出し装置の作動と同期して上下動する昇降体に連動して揺動する揺動レバーと、一端側が前記第1形成部材に支持され前記揺動レバーの揺動に基づいて往復回動する支軸と、該支軸の他端側に設けられ該支軸の往復回動により回動して部品収納室内の前記部品を攪拌して整列通路に案内する攪拌板とを備えている。 【特許文献1】特開2003−188585号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、前記支軸の往復回動により攪拌板が回動して部品収納室内の前記部品を攪拌して、部品収納室内の前記部品を整列通路に案内する際に、特に、大きく厚さが薄い部品において、確実に1個ずつ分離して案内することができずに、部品供給に係る動作の作業性が悪かった。 【0004】 そこで本発明は、前記攪拌板と前記第1形成部材との間に部品収納室からの部品を受け入れ易くして、確実に1個ずつ分離して部品収納室内の前記部品を整列通路に案内し、部品供給に係る動作の作業性の向上を図ることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 このため本発明は、装置本体に直接着脱自在に取付けられ、部品収納室にバラの状態で収納された部品を縦方向に順次一列に整列させる部品供給装置における整列装置であって、第1形成部材と、該第1形成部材とで前記部品の通路を形成するもので該第1形成部材に取外し可能に取付けられる第2形成部材と、部品取り出し装置の作動と同期して上下動する昇降体に連動して揺動する揺動レバーと、一端側が前記第1形成部材に支持され前記揺動レバーの揺動に基づいて往復回動する支軸と、該支軸の他端側に設けられ該支軸の往復回動により回動して部品収納室内の前記部品を攪拌して整列通路に案内する攪拌板とを備え、前記攪拌板と前記第1形成部材との間に部品収納室からの部品を受け入れ易くするために前記攪拌板に外周から中心方向に向かって徐々に厚くなるように切除された切除部を形成したことを特徴とする。 【発明の効果】 【0006】 本発明は、攪拌板と第1形成部材との間に部品収納室からの部品を受け入れ易くして、確実に1個ずつ分離して部品収納室内の前記部品を整列通路に案内し、部品供給に係る動作の作業性の向上を図ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。先ず、1はいわゆるバルクフィーダと呼ばれる部品供給装置であり、該部品供給装置1は収納ケース2を備えている。この収納ケース2の内部にはバラの状態の、薄い円盤状の部品であるチップ部品3を多数個貯留する第1部品貯留室4が形成され、この第1部品貯留室4の上端に形成された開口は蓋(図示せず)により閉じられており、この第1部品貯留室4の底面部にはチップ部品3が自重で滑り落ちることができる程度に前方へ傾斜した傾斜部4Aが形成されている。 【0008】 前記第1部品貯留室4の前端下部に第2部品貯留室5が形成され、即ち第1部品貯留室4の前端下部において漏斗状の第2部品貯留室5が連通されている。また、この第2部品貯留室5の下部には、この第2部品貯留室5に連通する後述の整列装置6が設けられ、チップ部品3を下方へと順次一列に整列させて移動させる。さらに、この整列装置6の下端部には前記チップ部品3を部品取出位置まで水平方向に移動させる後述の搬送装置7が接続されている(設けられている)。 【0009】 ここで、当該部品供給装置1のチップ部品3の供給側には、チップ部品自動装着装置が配置されており、この装着装置本体下部には当該供給装置1からチップ部品3を吸着して取出して図示しないプリント基板上に装着するための上下動可能な吸着ノズル10が設けられている。また、前記装着装置本体下部には上下動可能なアクチュエータアーム11が設けられ、このアーム11はチップ部品自動装着装置の作動と同期して上下動するものである。 【0010】 そして、アクチュエータアーム11の下方には、バネ12により図1における時計方向に付勢されるもストッパ13により規制される作動レバー14が設けられているが、この作動レバー14は前記アーム11の下降によりバネ12の付勢力に抗して支軸15を支点として反時計方向に揺動される。 【0011】 17は整列用レバーで、図示しないバネにより反時計方向へ揺動するように付勢されているも前記ストッパ13が係止してこの反時計方向への揺動が規制されているが、前記作動レバー14が反時計方向に揺動したときに支軸18を支点として反時計方向に揺動する。この該整列用レバー17が揺動すると、その周囲に巻装したスプリング(図示せず)を介して作動部材19を下降させ、該作動部材19上部の2枚の挟持片間に嵌装した偏心ピン16を回動させると共に上昇させ、前記整列装置6を作動させることとなる。 【0012】 図3乃至図9に示すように、この整列装置6は上下の取付孔20、20を挿通する各ボルト(図示せず)を介して装置本体1Aに直接着脱可能に取付けられ、大きく分けて第1形成部材31と、透明な合成樹脂材料で作製され該第1形成部材31にボルトを介して固定される第2形成部材32と、同じく透明な合成樹脂材料で作製され前記第1形成部材31にボルト35を介して固定される第3形成部材36からなり、これらでチップ部品3を下方へと順次縦方向に一列に整列させて移動させる整列通路34を形成する。前記整列装置6をボルト30、30を介して装置本体1Aに直接着脱可能に取付けたのは、前記収納ケース2を取り外してから整列装置6を取り外すような構造であると、その作業が面倒で、作業性が悪いからである。 【0013】 前記第1形成部材31は平板状の本体37と、該本体37の通路形成側に夫々ネジ27などで固定される3つの通路形成板38、39、40とから構成され、該第1形成部材31には部品攪拌部材41が設けられる。該部品攪拌部材41は、一方の端部側が前記本体37の開孔にベアリング42Aを介して挿通すると共に他方の端部側が第2形成部材32の開孔32Aにベアリング42Bを介して挿通する支軸43と、該支軸43の中間部に設けられ該支軸43の回動により前記整列通路34にチップ部品3を順次一列に整列させるための分離板45と、外周部(円弧部)が一部切除された凹部48A及びこの凹部48Aが形成された右外部分(図1において)から中心方向に向かって徐々に厚くなるように切除された切除部48Bを有する攪拌板46と、前記支軸43の一方の端部側が前記本体37の開孔に挿通して該本体37より突き出た部位に着脱可能に取付けられると共に前記偏心ピン16が設けられる回転板47とから構成される。 【0014】 尚、前記支軸43に取付けられる分離板45及び攪拌板46は、当該支軸43と一体に形成してもよく、又は取外し可能に形成してもよい。 【0015】 また、前記本体37、通路形成板38、分離板45及び攪拌板46とで前記整列通路34に連通する円弧状の案内通路49が形成される。従って、分離板45の厚さ及び攪拌板46の外周から分離板45の外周までの最短寸法は、チップ部品3の短手方向の寸法よりわずか長く形成するものである。 【0016】 ここで前記第1形成部材31、第2形成部材32及び第3形成部材36について、詳述する。先ず、本体37に立設されたピン26に通路形成板38に開設した開口を嵌め、本体37に開設した左方のネジ嵌合孔37A及びボルト嵌合孔37Bと通路形成板39のネジ挿通孔39C及びボルト挿通孔39Dとを合致させてネジ27により本体37に通路形成板39を固定し、また本体37に開設した右方のネジ嵌合孔(図示せず)及びボルト嵌合孔37Cと通路形成板40のネジ挿通孔40A及びボルト挿通孔40Bとを合致させてボルト25により本体37に通路形成板40を固定する。 【0017】 また、弾性を有する板バネ状の押圧板28をネジ孔28Aを介してネジ29により本体37の側壁に固定し、ピン26を支点として揺動可能な通路形成板38をその当接部38Cが通路形成板39の規制部39Aに当接して時計方向への揺動を制限するように押圧部28Bが通路形成板38の側面部を押圧付勢している。従って、通路形成板38の揺動が制限されている状態下では一定幅(チップ部品3の1個以上2個未満の厚さで、1個の厚さに近い)を有する案内通路49の上部が形成されるが、押圧板28の付勢力に抗して反時計方向に通路形成板38が揺動すると前記案内通路49の入口が拡開することとなる。 【0018】 しかし、この案内通路49内に2つのチップ部品3が重なって詰まらないように前記通路形成板38が前記押圧板28に抗して揺動した際にその揺動範囲を規制するL字形状の規制板21がネジ挿通孔21A及び第2形成部材32に開設されたネジ嵌合孔(図示せず)を合致させてビス(図示せず)により第2形成部材32の側面に固定される。 【0019】 詳述すると、通路形成板38の上端部は外方に突設された突出部38Aが形成され、重なったチップ部品3によって前記通路形成板38(突出部38Aを除いた薄い側面部)が前記押圧板28の押圧部28Bを押圧してこの押圧板28の付勢力に抗して揺動した際に、前記突出部38Aが前記規制板21に形成された凹部形成面21Bに当接して、その揺動範囲が規制されるものである。なお、反時計方向に前記通路形成板38が揺動して前記案内通路49の入口が拡開しても、前記通路形成板38が前記押圧板28に抗して揺動した際の前記規制板21による揺動範囲の規制はチップ部品3の1個以上2個未満の厚さの範囲であるため、前記案内通路49の入口においてチップ部品3が重なっても詰まることは無い。2個以上であれば、前記案内通路49の入口において、2個以上のチップ部品3が詰まった状態のままとなるからである。 【0020】 なお、第2形成部材32には前記攪拌板46を収納するための収納凹部32Cを形成し、支軸43がベアリング42Bを介して挿通する開孔32A及びボルト33の挿通孔32Bを開設し、ボルト33を回してボルト挿通孔32Bに挿通した上でボルト挿通孔40Bを介してボルト嵌合孔37Cに嵌合させることにより、第1形成部材31に第2形成部材32を固定することができる。 【0021】 また、第3形成部材36には前記各ネジ27頭部の各逃げ凹部36Aを形成すると共にボルト35を回して挿通孔36Bに挿通した上でボルト挿通孔39Dを介してボルト嵌合孔37Bに嵌合させることにより、第1形成部材31に第3形成部材36を固定することができる。なお、第2形成部材32と第3形成部材36とを一体に形成して、これを第1形成部材31に固定してもよい。 【0022】 尚、前記通路形成板38、39及び40の厚さや大きさ等を変えたものを複数種類設けて交換することにより、チップ部品3のサイズの違いに容易に対応できるものである。即ち、サイズの異なるチップ部品3に対応した案内通路49を形成することができるものである。 【0023】 一方、前記作動レバー14にピン50を介して回動可能にリンク片51が連結し、このリンク片51の他端側にはピン52を介して連結された送りレバー53が支軸54を支点として回動可能に設けられる。更に、前記支軸54には図示しないバネにより反時計方向に付勢された送り爪55が回動可能に設けられており、前記送りレバー53が時計方向に回動したときに送りギア(図示せず)の所定数の歯を越えるように移動し、送りレバー53が反時計方向に戻るときに送りギアを回動させ後述のプーリ56を反時計方向に回動させて搬送面が水平な搬送ベルト60を介してチップ部品3を搬送する構成である。 【0024】 尚、前記送りギアと一体にプーリ56が設けられ、このプーリ56と前記装置本体1Aの中間部に設けられたプーリ57やプーリ58、59とに搬送ベルト60が張架されている。そして、該搬送ベルト60の移動のため及び該ベルト60に前記整列装置6下端から順次受け継いで載置したチップ部品3の移動のための通路形成部材61及び62が設けられ、これら各プーリ56、57、58、搬送ベルト60及び通路形成部材61及び62とで前記搬送装置7を構成する。 【0025】 一方、チップ部品自動装着装置の作動と同期して水平移動する水平作動レバー(図示せず)に伝達レバー70の一端部が係合してバネ71の反時計方向への付勢力に抗して支軸72を支点として該伝達レバー70が時計方向に揺動する構成であり、待機時には前記バネ71の付勢力により反時計方向に付勢されて伝達レバー70他端部の当接部81がシャッタ作動レバー73と一体の部品押さえレバー66一端部の当接部74に圧接しており、この圧接により支軸75を支点としてバネ76により時計方向へ揺動するよう付勢されているシャッタ作動レバー73を静止状態にしている。即ち、バネ71の付勢力はバネ76の付勢力より強く設定されており、バネ76により時計方向に揺動するよう付勢されているシャッタ作動レバー73をバネ71により反時計方向に揺動するよう付勢してカムローラ86がカム面84上端部に押圧してシャッタ作動レバー73の時計方向への揺動を規制している。 【0026】 そして、シャッタ作動レバー73他端部の係合部77が非磁性体であるシャッタ78の側面下端部の係合部79に係合し、またこのシャッタ78はバネ80により右方へ付勢されている。このシャッタ作動レバー73の係止状態では、チップ部品3の取出口Sをシャッタ78が閉じている。そして、シャッタ78の側面には細長孔形状の一対のガイド孔82が開設され、前記装置本体1Aの側面に突設したガイドピン83が夫々嵌合して、シャッタ78が移動可能である。 【0027】 85は後端部の支軸67を支点として揺動可能な部品押さえで、常時はバネ76より付勢力の弱いバネ(図示せず)により支軸67を支点として反時計方向に揺動するように付勢されているが、この部品押さえ85の上平面に開設した開口部(図示せず)に前記部品押さえレバー66の上部が挿入して部品押さえ85を時計方向に回動させて、通常は部品押さえ85はチップ部品3を押圧していない。しかし、搬送ベルト60によるチップ部品3の搬送が停止されてシャッタ作動レバー73及び部品押さえレバー66が反時計方向に揺動して前記シャッタ78が開くと共に部品押さえ85は上述した付勢力の弱いバネにより反時計回りに回動し、次順位のチップ部品3を搬送ベルト60に上方から押圧するものである。そして、この部品押さえ85はチップ部品3の吸着ノズル10により取出し後の水平作動レバー(図示せず)の後方への移動により、シャッタ作動レバー73及び部品押さえレバー66が時計方向に揺動して、押圧部の上方への移動により次順位のチップ部品3の搬送ベルト60への押圧を解除するものである。 【0028】 尚、前記部品供給装置1は装置本体1Aの後部に配設したリフトアップ用の把手90とロックレバー91とを作業者が把持して、この部品供給装置1のセットテーブル(図示せず)の前後の位置決め孔(図示せず)にロケートピン92を挿入して位置決めした後、ロックレバー91のフック93が前記セットテーブルの係止ブロック(図示せず)に係止されて、取付けられるものである。 【0029】 以上の構成により、以下動作について説明する。先ず、図1、図10及び図11に示すように、搬送ベルト60によるチップ部品3の搬送が停止されて前記シャッタ78が閉じている状態が待機状態である。そして、この待機時には、バネ76により時計方向に揺動するよう付勢されているシャッタ作動レバー73をバネ71により反時計方向に揺動するよう付勢して、カムローラ86がカム面84上端部に圧接している状態で、シャッタ作動レバー73の時計方向への揺動は規制され、チップ部品3の取出口Sはシャッタ78により閉じられている。 【0030】 この待機状態において、チップ部品自動装着装置の作動と同期して水平作動レバーが前方へ水平移動すると、図12に示すように、バネ71の反時計方向への付勢力に抗して伝達レバー70が時計方向に回動すると、カムローラ86がカム面84上端部に圧接している状態から、カム面84に沿ってカムローラ86が案内されながら、シャッタ作動レバー73及び部品押さえレバー66がバネ76の付勢力に抗して支軸75を支点として反時計方向へ揺動する。すると、シャッタ作動レバー73他端部の係合部77がシャッタ78の側面下端部の係合部79に係合しているので、シャッタ78はバネ80の付勢力に抗して、ガイドピン83がガイド孔82に案内されながらシャッタ78が前方へ移動するので、チップ部品3の取出口Sは開かれる。 【0031】 このとき、部品押さえレバー66も反時計方向に揺動するので、次順位のチップ部品3を搬送ベルト60に上方から押圧するものである。そして、この次順位のチップ部品3を搬送ベルト60に上方から押圧している状態で、チップ部品自動装着装置の吸着ノズル10が下降し、最先端位置(部品取出位置)にあるチップ部品3を開かれた取出口Sを介して吸着して取出す。 【0032】 そして、水平作動レバーが後方へ水平移動すると、図14に示すように、バネ71の時計方向への付勢力により伝達レバー70が反時計方向に回動し、カム面84に沿ってカムローラ86が案内されながらカム面84上端部にまでスムーズに移動して、シャッタ作動レバー73及び部品押さえレバー66がバネ76の付勢力により支軸75を支点として時計方向へ揺動する。すると、シャッタ作動レバー73他端部の係合部77がシャッタ78の側面下端部の係合部79に係合しているので、シャッタ78はバネ80の付勢力に抗して、ガイドピン83がガイド孔82に案内されながらシャッタ78が後方へ移動するので、チップ部品3の取出口Sは閉じられる。このとき、部品押さえレバー66も時計方向に揺動して、押圧部の上方へ移動により次順位のチップ部品3の搬送ベルト60への押圧を解除するものである。 【0033】 そして、図1に示す状態からチップ部品自動装着装置のアクチュエータアーム11が下降して、作動レバー14は支軸15を支点として反時計方向に揺動される。従って、待機時には既に送りギア(図示せず)の所定数の歯を越えた位置にある送り爪55は、前記作動レバー14の揺動によりリンク片51を介して送りレバー53が支軸54を支点として反時計方向に回動するので、前記送りギアを反時計方向に回動させプーリ56を反時計方向に回動させて搬送面が水平な搬送ベルト60を介してチップ部品3を搬送する(図15参照)。 【0034】 そして、アクチュエータアーム11が上昇すると、作動レバー14は支軸15を支点として時計方向に揺動され、送り爪55は送りギア(図示せず)の所定数の歯を越えた位置にまで移動する。 【0035】 また、アクチュエータアーム11が下降して作動レバー14が支軸15を支点として反時計方向に揺動した際に、その周囲に巻装したスプリング(図示せず)を介して作動部材19を下降させ、該作動部材19上部の2枚の挟持片間に嵌装した偏心ピン16を回動させると共に下降させ、前記整列装置6を作動させることとなる。 【0036】 即ち、作動部材19を下降させて偏心ピン16を回動させると共に下降させて、チップ部品3は攪拌板46の切除部48Bが形成された斜面上を滑動しながら下降して第1形成部材31の平板状の本体37に当接して案内されてこの本体37と攪拌板46との間の空間に確実に落とし込まれて受け入れられ(図16参照)、且つ分離板45の弦部分Gが水平の状態から傾斜した状態に攪拌板46及び分離板45が戻ることとなり、バラの状態から分離されて第1形成部材31の平板状の本体37と攪拌板46との間の空間に受け入れたチップ部品3を順次一列に整列させながら整列通路34に導く。このときアクチュエータアーム1の下降及び上昇による攪拌板46の往復動により第2部品貯留室5内のチップ部品3を攪拌すると共に、分離して本体37、通路形成板38、分離板45及び攪拌板46とで形成される案内通路49を介してチップ部品3を順次整列させながら整列通路34に導く。 【0037】 この場合、攪拌板46の切除部48Bによりチップ部品3を落とし込む空間ができるから、大きな部品でも、部品供給装置1の並設方向の幅を厚くすることなく、省スペースで対応することができる。即ち、図7における寸法Wを大きくしなくとも、対応することができる。 【0038】 尚、前記攪拌板46の揺動時に案内通路49の入口付近でチップ部品3が噛んで詰まったりしないように、そのような事態が発生しそうになると、通路形成板38が押圧板28の付勢力に抗して当該チップ部品3によりピン26を支点として少しだけ反時計方向に揺動して案内通路49を拡開する。しかし、反時計方向に前記通路形成板38が揺動して前記案内通路49の入口が拡開しても、通路形成板38の揺動は規制板21により規制され、しかも規制板21による揺動範囲の規制はチップ部品3の1個以上2個未満の厚さの範囲であるため、前記案内通路49の入口においてチップ部品3が重なっても詰まることは無い。従って、当該チップ部品3は詰まることなく案内通路49に整列されながら、確実に案内され整列通路34へと導びかれる。 【0039】 このため、仮に詰まりが生じた場合に、ボルト30、30を装置本体1Aから抜いて、作動部材19上部の2枚の挟持片間に嵌装した偏心ピン16を抜きながら装置本体1Aから整列装置6を取り外した後、ボルト33、35を抜いて、第1形成部材31から第2形成部材32及び第3形成部材36を外して、チップ部品の詰まりを除いたりする必要がない。 【0040】 なお、以上の実施形態では整列装置6を構成する第2形成部材32と第3形成部材36とは別体で構成したが、両者を一体で構成しても良い。即ち、整列装置6を第1形成部材31と第2形成部材とで構成してもよい。 【0041】 以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】部品供給装置の側面図である。 【図2】部品供給装置の一部破断せる要部側面図である。 【図3】第1形成部材から第2及び第3形成部材とを分離した状態の斜視図である。 【図4】第1形成部材から第2及び第3形成部材とを分離した状態の斜視図である。 【図5】整列装置を各形成部材に分離した状態の正面図である。 【図6】案内通路の入口近くにてチップ部品が重なった状態を示す第2及び第3形成部材を外した状態の整列装置の右側面図である。 【図7】第1形成部材に第2及び第3形成部材とを合体した状態の斜視図である。 【図8】第1形成部材に第2及び第3形成部材とを合体した状態の斜視図である。 【図9】整列装置の正面図である。 【図10】待機状態における部品供給装置の要部側面図及び要部拡大縦断側面図である。 【図11】待機状態における部品供給装置の要部拡大側面図である。 【図12】シャッタが開いた状態の部品供給装置の要部側面図及び要部拡大縦断側面図である。 【図13】シャッタが開いて吸着ノズルがチップ部品を取出した状態の部品供給装置の要部側面図及び要部拡大縦断側面図である。 【図14】シャッタが閉じた状態の部品供給装置の要部側面図及び要部拡大縦断側面図である。 【図15】シャッタが閉じてチップ部品を送り動作時の部品供給装置の要部側面図及び要部拡大縦断側面図である。 【図16】攪拌板が回転した状態の第2及び第3形成部材を外した状態の整列装置の右側面図である。 【符号の説明】 【0043】 1 部品供給装置 2 収納ケース 3 チップ部品 6 整列装置 10 吸着ノズル 11 アクチュエータアーム 15 支軸 16 偏心ピン 19 作動部材 31 第1形成部材 32 第2形成部材 34 整列通路 36 第3形成部材 46 攪拌板 48B 切除部 49 案内通路
|
| 【出願人】 |
【識別番号】300022504 【氏名又は名称】株式会社日立ハイテクインスツルメンツ
|
| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100115299 【弁理士】 【氏名又は名称】相澤 清隆
|
| 【公開番号】 |
特開2008−60337(P2008−60337A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−235646(P2006−235646) |
|