| 【発明の名称】 |
プリント配線、およびプリント配線作製方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷本 真一
【氏名】房安 浩嗣
【氏名】濱田 清司
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| 【要約】 |
【課題】高周波信号を伝送するプリント配線において、表皮効果により配線導体の抵抗値が上昇して良好な信号伝送が行えなくなる。
【構成】平らな基板12上に設けられており、配線導体11と、配線導体11内部に長手方向に沿った絶縁体14とを備える。そして、絶縁体14が配線導体11の内部から外部表面に、長手方向に沿って、出ている箇所を少なくとも1つ有していることにより、高周波電流が流れる有効断面積を大きくしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平らな基板上に設けられた配線導体と、 前記配線導体の内部に、長手方向に沿って設けられた絶縁体とを備え、 前記絶縁体が前記配線導体の内部から外部表面に、前記長手方向に沿って、出ている箇所が少なくとも1つある、プリント配線。 【請求項2】 前記絶縁体が外部表面に出ている前記箇所は、前記基板に接している、請求項1に記載のプリント配線。 【請求項3】 前記絶縁体が外部表面に出ている前記箇所は、前記基板上に設けられたGND導体に対向している側面にある、請求項1に記載のプリント配線。 【請求項4】 平らな基板上に設けられ、少なくとも1つの長手方向に沿った溝を有する配線導体と、 前記溝内に設けられた絶縁体とを備えたプリント配線。 【請求項5】 前記溝は、前記基板上に設けられたGND導体に対向している側面にある、請求項4に記載のプリント配線。 【請求項6】 平らな基板上に、長手方向に沿った間隙を有し、作製するプリント配線の幅を有する第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程と、 前記間隙を埋めるとともに、前記第1の配線導体パターン上に、前記第1の配線導体パターンよりも幅の狭い絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記絶縁体パターンを形成した上から、前記作製するプリント配線の幅の第2の配線導体パターンを形成する第2導体パターン形成工程と、を備えたプリント配線作製方法。 【請求項7】 平らな基板上に、作製するプリント配線の幅の第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程と、 前記第1の配線導体パターン上に、前記第1の配線導体パターンよりも幅の狭い絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記絶縁体パターンを形成した上から、前記絶縁体パターンを覆うように、前記作製するプリント配線の幅の第2の配線導体パターンを形成する第2導体パターン形成工程と、 前記第2の導体パターンの上面に、前記絶縁体パターンまで達する溝を長手方向に沿って形成する第2導体パターン一部除去工程と、 前記溝を埋めるように前記溝内に絶縁体を形成する溝内絶縁体形成工程と、を備えたプリント配線作製方法。 【請求項8】 平らな基板上に、作製するプリント配線の幅の第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程と、 前記第1の配線導体パターンの中央部の上に、前記第1の配線導体パターンよりも幅の狭い第1の絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記第1の絶縁体パターンの片側にある前記第1の配線導体パターン上に、前記第1の絶縁体パターンよりも薄い第3の配線導体パターンを形成する第3導体パターン形成工程と、 前記第3の配線導体パターン上に、前記第1の絶縁体パターンよりも薄い第2の絶縁体パターンを形成する第2絶縁体パターン形成工程と、 前記第1の絶縁体パターン、前記第1の絶縁体パターンの他の片側にある前記第1の配線導体パターン、および前記第2の絶縁体パターンの上から、前記作製するプリント配線の幅の第2の配線導体パターンを形成する第2導体パターン形成工程と、を備えたプリント配線作製方法。 【請求項9】 平らな基板上に、作製するプリント配線よりも幅の狭い線状絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記絶縁体パターンを形成した上から、前記絶縁体パターンを覆うように、前記作製するプリント配線の幅の配線導体パターンを形成する導体パターン形成工程と、を備えたプリント配線作製方法。 【請求項10】 前記線状絶縁体パターンは、複数本、平行に形成されており、 前記導体パターン形成工程では、前記複数本の線状絶縁体パターンを同時に覆うように、前記配線導体パターンを形成する、請求項9に記載のプリント配線作製方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、プリント配線およびプリント配線作製方法に関する。例えば、高速な信号伝送を行うプリント配線およびプリント配線作製方法に関する。 【背景技術】 【0002】 プリント配線に高周波電流を流す場合、表皮効果を考慮する必要がある。表皮効果とは、周波数が高くなるほど、電流が配線導体の表面に集中する現象である。電流密度は表面から深くなるほど下がり、表面の値の1/e(eは自然対数)となる深さを表皮深さと呼び、電流が流れる深さの目安となる。表皮深さは周波数に依存し、周波数が高くなるほど小さくなる。 【0003】 このため、周波数が高くなるほど配線導体の断面積のうち、電流の流れる部分の面積(以下、有効断面積と呼ぶ)は小さくなり、配線の抵抗値が上がり損失が増えるという問題がある。 【0004】 図11(a)は、従来のプリント配線が配置されたプリント基板の一部を断面で切り、斜め上から眺めた図を示している。また、図11(b)は、図11(a)のプリント配線の配線方向に垂直な断面における模式図を示している。 【0005】 基板である絶縁体122の上面側の配線層に、配線導体121が設けられており、絶縁体122の下面側の配線層に導体123が設けられている。配線導体121は、信号配線であり、導体123は、ベタGNDパターンである。 【0006】 図11(b)の配線導体121の周囲部分の塗りつぶして示している125の部分は、配線導体121の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分125の面積が、この場合の有効断面積である。 【0007】 配線導体内の高周波電流が流れる有効断面積を大きくする方法としては、配線導体の厚みを厚くするという方法と、配線導体の幅を広くするという方法が考えられる。一般的なFR4基板の配線の場合、配線幅が100μm以上あるのに対し配線導体の厚みは30μm程度なので、表皮効果の観点からは、配線導体の厚みを厚くしても有効断面積を増加させる効果は小さい。他方、配線導体の幅を広くすると、配線密度が下がったり、隣接配線とのクロストークが問題になるなどの課題がある。 【0008】 そこで、従来の高速な信号伝送を目的としたプリント配線としては、配線層毎の主配線方向に応じて筋状の凹凸を基板上に形成することで抵抗値を下げるというものがあった(例えば、特許文献1参照)。 【0009】 図12(a)は、特許文献1に開示されているプリント配線が配置されたプリント基板の破断斜視図を示している。また、図12(b)は、図12(a)に示すプリント基板の一部の、Y軸に垂直な断面の模式図を示している。 【0010】 図12(a)、(b)において、配線導体101は、絶縁体102の上側で主配線方向をY方向とした配線層に配置されたプリント配線である。配線導体103は、絶縁体102の下側で主配線方向をX方向とした配線層に配置されたプリント配線である。絶縁体102と、配線導体101および配線導体103との各接続面には、それぞれ主配線方向に筋となる凹凸が設けられており、接続面の面積が大きくなるようになっている。 【0011】 図12(b)の配線導体101の周囲部分の塗りつぶして示している110の部分は、配線導体101の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分110の面積が、この場合の有効断面積である。基板である絶縁体102の表面に凹凸を設けていることにより、図11に示すような基板が平面の場合よりも配線導体101の断面における周囲長さを長くできるので、高周波電流が流れる部分の有効断面積が大きくなる。つまり、高周波電流が流れる部分110の面積を、従来の高周波電流が流れる部分125の面積よりも大きくできる。このようにして、高周波電流を伝送する際の抵抗値を下げていた。 【特許文献1】特開平11−112113号公報(第2−3頁、図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0012】 しかしながら、特許文献1に記載の従来の構成のプリント配線では、主配線方向と異なる方向に配線した場合に、配線長が長くなり伝送損失が増えるという問題があった。 【0013】 すなわち、特許文献1のプリント配線では、主配線方向に配線する場合には、配線長が長くなることなく高周波電流が流れる有効断面積を大きくできるが、主配線方向と直交する方向に配線する場合、例えば図12(a)の絶縁体102の上側の配線層で配線導体101をX方向に配線する場合には、有効断面積が大きくならないばかりか、主配線方向(この場合、Y方向)の筋状の凹凸によって、X方向の配線長が長くなってしまい、X方向の配線部分に関しては従来の平らな基板上に配線した場合よりも伝送損失が増加してしまう。 【0014】 本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、高周波電流を流す際の電流が流れる有効断面積が配線方向に関わらず良好なプリント配線およびプリント配線作製方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0015】 上述した課題を解決するために、第1の本発明は、 平らな基板上に設けられた配線導体と、 前記配線導体の内部に、長手方向に沿って設けられた絶縁体とを備え、 前記絶縁体が前記配線導体の内部から外部表面に、前記長手方向に沿って、出ている箇所が少なくとも1つある、プリント配線である。 【0016】 また、第2の本発明は、 前記絶縁体が外部表面に出ている前記箇所は、前記基板に接している、第1の本発明のプリント配線である。 【0017】 また、第3の本発明は、 前記絶縁体が外部表面に出ている前記箇所は、前記基板上に設けられたGND導体に対向している側面にある、第1の本発明のプリント配線である。 【0018】 また、第4の本発明は、 平らな基板上に設けられ、少なくとも1つの長手方向に沿った溝を有する配線導体と、 前記溝内に設けられた絶縁体とを備えたプリント配線である。 【0019】 また、第5の本発明は、 前記溝は、前記基板上に設けられたGND導体に対向している側面にある、第4の本発明のプリント配線である。 【0020】 また、第6の本発明は、 平らな基板上に、長手方向に沿った間隙を有し、作製するプリント配線の幅を有する第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程と、 前記間隙を埋めるとともに、前記第1の配線導体パターン上に、前記第1の配線導体パターンよりも幅の狭い絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記絶縁体パターンを形成した上から、前記作製するプリント配線の幅の第2の配線導体パターンを形成する第2導体パターン形成工程と、を備えたプリント配線作製方法である。 【0021】 また、第7の本発明は、 平らな基板上に、作製するプリント配線の幅の第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程と、 前記第1の配線導体パターン上に、前記第1の配線導体パターンよりも幅の狭い絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記絶縁体パターンを形成した上から、前記絶縁体パターンを覆うように、前記作製するプリント配線の幅の第2の配線導体パターンを形成する第2導体パターン形成工程と、 前記第2の導体パターンの上面に、前記絶縁体パターンまで達する溝を長手方向に沿って形成する第2導体パターン一部除去工程と、 前記溝を埋めるように前記溝内に絶縁体を形成する溝内絶縁体形成工程と、を備えたプリント配線作製方法である。 【0022】 また、第8の本発明は、 平らな基板上に、作製するプリント配線の幅の第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程と、 前記第1の配線導体パターンの中央部の上に、前記第1の配線導体パターンよりも幅の狭い第1の絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記第1の絶縁体パターンの片側にある前記第1の配線導体パターン上に、前記第1の絶縁体パターンよりも薄い第3の配線導体パターンを形成する第3導体パターン形成工程と、 前記第3の配線導体パターン上に、前記第1の絶縁体パターンよりも薄い第2の絶縁体パターンを形成する第2絶縁体パターン形成工程と、 前記第1の絶縁体パターン、前記第1の絶縁体パターンの他の片側にある前記第1の配線導体パターン、および前記第2の絶縁体パターンの上から、前記作製するプリント配線の幅の第2の配線導体パターンを形成する第2導体パターン形成工程と、を備えたプリント配線作製方法である。 【0023】 また、第9の本発明は、 平らな基板上に、作製するプリント配線よりも幅の狭い線状絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程と、 前記絶縁体パターンを形成した上から、前記絶縁体パターンを覆うように、前記作製するプリント配線の幅の配線導体パターンを形成する導体パターン形成工程と、を備えたプリント配線作製方法である。 【0024】 また、第10の本発明は、 前記線状絶縁体パターンは、複数本、平行に形成されており、 前記導体パターン形成工程では、前記複数本の線状絶縁体パターンを同時に覆うように、前記配線導体パターンを形成する、第9の本発明のプリント配線作製方法である。 【発明の効果】 【0025】 本発明により、高周波電流を流す際の電流が流れる有効断面積が配線方向に関わらず良好なプリント配線およびプリント配線作製方法を提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0026】 以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。 【0027】 (実施の形態1) 図1は、本発明の実施の形態1のプリント配線を備えたプリント基板の破断斜視図である。また、図2は、図1のプリント配線の配線方向に垂直な断面における模式図である。なお、プリント配線の配線方向とは、本発明のプリント配線の長手方向のことである。 【0028】 平らな基板である絶縁体12の上面側の配線層に、本実施の形態1のプリント配線10が設けられており、絶縁体12の下面側の配線層に導体13が設けられている。プリント配線10は、信号配線であり、導体13は、ベタGNDパターンである。 【0029】 導体13は、一般的には銅からなる。また、絶縁体12は、一般的にはFR−4などの誘電体からなる。 【0030】 図1および図2に示すように、本実施の形態1のプリント配線10は、配線導体11の内部に、配線方向に沿って絶縁体14が設けられた構成をしている。そして、絶縁体14には、配線方向に沿って、プリント配線10が絶縁体12と接している面側に出ている部分がある。つまり、配線導体11の配線方向に対して垂直な断面が、プリント配線10のいずれの場所の断面においても図2となるように、配線導体11内に絶縁体14が設けられている。配線導体11は、例えば銅からなる。 【0031】 図2の配線導体11内の外側表面部分の塗りつぶして示している15の部分は、プリント配線10の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分15の面積が、この場合の有効断面積である。絶縁体14が配線方向に沿って配線導体11の内部から表面に出ている部分を設けることにより、高周波電流が流れる部分15の面積を従来よりも大きくしている。 【0032】 次に、本実施の形態1のプリント配線10の断面における高周波電流が流れる有効断面積を従来よりも大きくできる点について、以下に数式を用いて説明する。 【0033】 表皮深さδ[m]は、数1の式で表される。ここで、fは信号の周波数[Hz]、μは導体の透磁率[H/m]、σは導体の導電率[S/m]である。 【0034】 【数1】
配線導体11を伝送する信号を1GHzの信号であるとすると、配線導体11は銅であり、導電率σ=5.87×107[S/m]、透磁率μ=4π×10−7[H/m]なので、数1より、表皮深さは約2.1μmとなる。 【0035】 ここで、図11に示す従来のプリント基板において、配線導体121の断面における幅W=100μm、厚さH=35μmとすると、高周波電流が流れる部分125の面積は、549.36μm2となる。 【0036】 一方、図2に示す本実施の形態1のプリント基板において、プリント配線10の断面における幅および厚さを上記と同様のW=100μm、H=35μmとし、配線導体11内部の絶縁体14から配線導体11の外部表面までの距離T1およびT2をいずれも10μmとし、絶縁体14が配線方向に沿って絶縁体12側に出ている部分の幅S=10μmとすると、高周波電流が流れる部分15の面積は、561.54μm2となる。つまり、高周波電流が流れる有効断面積は、図11に示した従来のプリント基板の場合よりも12.18μm2大きくなる。 【0037】 図3は、本発明の実施の形態1の他の構成のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面における模式図を示している。 【0038】 図2の場合と同様に、図3に示すプリント配線20は、配線導体21の内部に、配線方向に沿って絶縁体24が設けられた構成をしている。そして、絶縁体24には、配線方向に沿って、配線導体21の内部から外部表面に出ている部分が設けられているが、図2の場合には、絶縁体14が基板である絶縁体12側に出ていたのに対し、図3では、絶縁体24は、絶縁体12とは反対側のプリント配線20の上面側に出ている。 【0039】 図3の配線導体21内の外側表面部分の塗りつぶして示している25の部分は、プリント配線20の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分25の面積が、この場合の有効断面積である。 【0040】 図2において上記で高周波電流が流れる有効断面積を求めた際の、配線導体11と同様の、材質、断面サイズ、内部の絶縁体14までの距離とし、配線方向に沿って外部に出ている絶縁体24の幅Sも図2の場合と同様の10μmとして、図3における高周波電流が流れる部分25の面積を求めると、561.54μm2となる。つまり、この場合も、高周波電流が流れる有効断面積は、図11に示した従来のプリント基板の場合よりも12.18μm2大きくなる。 【0041】 このように、配線方向に沿って配線導体内部からプリント配線表面に出ている絶縁体の部分がプリント配線のいずれの側であっても、従来よりも高周波電流が流れる有効断面積を大きくすることができる。 【0042】 次に、図1に示した本実施の形態1のプリント配線10の作製方法の一例について説明する。 【0043】 図4(a)〜(d)は、プリント配線10を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図を示している。なお、図1と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0044】 まず、一般的なプリント配線基板の製造方法と同様に、図4(a)に示すように銅張積層板を用意する。銅張積層板は、絶縁体12の両面に、表面側銅層31および裏面側銅層13が積層されている。裏面側銅層13は、そのまま図1に示したベタGNDパターンの導体13となる。 【0045】 そして、銅張積層板の表面にドライフィルムを貼り付けて感光させ、感光されない部分を剥離してからエッチングする。図4(b)は、エッチング後のプリント基板を示している。このように、絶縁体12上に、中央部分に配線方向に沿った間隙がある、作製するプリント配線幅の導体パターン32を形成する。つまり、導体パターン32は、図4(b)に示すような2本の平行な導体パターンである。 【0046】 なお、導体パターン32が、本発明の、長手方向に沿った間隙を有する第1の配線導体パターンの一例にあたり、この導体パターン32を形成する工程が、本発明の第1導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0047】 次に、残ったドライフィルムを剥離し、導体パターン32上に、例えばインクジェット工法にて、作製するプリント配線幅よりも2×T2だけ細いパターン幅の絶縁体を、間隙を覆うようにして配線経路に沿って印刷する。図4(c)は、絶縁体を印刷した後のプリント基板を示している。このように、間隙内および導体パターン32上に、絶縁体パターン33が形成される。 【0048】 なお、この絶縁体パターン33を形成する工程が、本発明の、第1の配線導体パターン上に絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程の一例にあたる。 【0049】 そして、絶縁体パターン33を形成させた上から、無電解メッキで、導体パターン32と同じ幅の導体パターンを、絶縁体パターン33を覆うようにして配線経路に沿って形成する。無電界メッキで形成させた導体パターンは、導体パターン32と一体化して配線導体34となり、図4(d)に示すように、図1に示した本実施の形態1のプリント配線10が完成する。配線導体34および絶縁体パターン33が、それぞれ、図1の配線導体11および絶縁体14に相当する。 【0050】 なお、絶縁体パターン33を形成させた上から形成する導体パターンが、本発明の第2の配線導体パターンの一例にあたり、この導体パターンを配線経路に沿って形成する工程が、本発明の第2導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0051】 多層基板を製造する場合は、プリント配線を形成させたこれらの銅張積層板を重ね合わせてプレスする。 【0052】 次に、図3に示した本実施の形態1のプリント配線20の作製方法の一例について説明する。 【0053】 図5(a)〜(f)は、プリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図を示している。なお、図3および図4と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0054】 まず、一般的なプリント配線基板の製造方法と同様に、図5(a)に示すように銅張積層板を用意する。銅張積層板は、絶縁体12の両面に、表面側銅層31および裏面側銅層13が積層されている。裏面側銅層13は、そのまま図3に示したベタGNDパターンの導体13となる。 【0055】 そして、銅張積層板の表面にドライフィルムを貼り付けて感光させ、感光されない部分を剥離してからエッチングする。図5(b)は、エッチング後のプリント基板を示している。このように、絶縁体12上に、配線方向に沿って、作製するプリント配線幅の導体パターン41を形成する。 【0056】 なお、導体パターン41を形成する工程が、本発明の、作製するプリント配線の幅の第1の配線導体パターンを形成する第1導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0057】 次に、残ったドライフィルムを剥離し、導体パターン41上に、例えばインクジェット工法にて、作製するプリント配線の幅より細いパターン幅の絶縁体を配線経路に沿って印刷する。図5(c)は、絶縁体を印刷した後のプリント基板を示している。このように、導体パターン41上に、導体パターン41よりも幅の狭い絶縁体パターン42が形成される。 【0058】 なお、絶縁体パターン42を形成する工程が、本発明の、第1の配線導体パターンよりも幅の狭い絶縁体パターンを形成する絶縁体パターン形成工程の一例にあたる。 【0059】 そして、絶縁体パターン42を形成させた上から、無電解メッキで、導体パターン41と同じ幅の導体パターンを、絶縁体パターン42を覆うようにして配線経路に沿って形成する。無電界メッキで形成させた導体パターンは、図5(d)に示すように導体パターン41と一体化して配線導体43となる。 【0060】 なお、絶縁体パターン42を形成させた上から形成させる導体パターンが、本発明の第2の配線導体パターンの一例にあたり、この導体パターンを形成する工程が、本発明の第2導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0061】 さらに、配線方向に沿って、配線導体43の上面の中央部分をエッチングにより除去し、図5(e)に示すように、配線導体43の上面に絶縁体パターン42まで達する溝44を形成する。 【0062】 なお、溝44を形成する工程が、本発明の、第2導体パターン一部除去工程の一例にあたる。 【0063】 そして、配線導体43の上面に形成した溝44を埋めるように、例えばインクジェット工法にて、配線経路に沿って絶縁体を印刷する。溝44を埋めるように印刷した絶縁体は、絶縁体パターン42と一体化して絶縁体45となり、図5(f)に示すように、図3に示したプリント配線20が完成する。配線導体43および絶縁体45が、それぞれ、図3の配線導体21および絶縁体24に相当する。 【0064】 なお、溝44を埋めるように絶縁体を印刷する工程が、本発明の、溝内絶縁体形成工程の一例にあたる。 【0065】 図2および図3に示したように、配線方向に沿って導体内部に絶縁体を設け、配線方向に沿って導体の内部から外部表面に絶縁体が出ている部分を設ける構成としたことにより、高周波電流の流れる有効断面積が広くなり、導体の抵抗値の上昇を抑制することができ、良好な高周波信号伝送を実現できる。 【0066】 また、本実施の形態1のプリント配線10は、図11(b)や図12(b)に示す従来のプリント配線と比較してわかるように、高周波電流の伝送に寄与しなかった従来の配線導体の中央の導体部分を絶縁体に置き換えた構成である。本実施の形態1では、配線導体の材料に銅を用いることとしたが、配線導体に金などの高価な材料を用いる場合には、配線導体材料の使用量を低減できるので、高周波電流が流れる有効断面積を増加させつつ、材料コストの低減も図れる。 【0067】 なお、本実施の形態1の図2および図3においては、配線方向に沿って、絶縁体が導体の内部からプリント配線の外部表面に出ている部分が1箇所の場合について説明したが、プリント配線の外部表面に出ている部分がそれぞれ配線方向に沿っていれば、絶縁体がプリント配線の外部表面の複数箇所に出ている構成であってもよい。また、絶縁体が導体内部からプリント配線の外部表面に出ている箇所は、導体の下面側のみや上面側のみなどのように一方向のみに限らず、配線方向に沿ってプリント配線の外部表面に出ていれば、場所によって異なる方向に出ている構成であってもよい。 【0068】 (実施の形態2) 図6は、本発明の実施の形態2のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面における模式図を示している。図1と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0069】 本実施の形態2のプリント配線50は、実施の形態1のプリント配線とは異なり、配線導体の内部には絶縁体を備えていない。 【0070】 図6に示すように、本実施の形態2のプリント配線50は、平らな基板である絶縁体12側に配線方向に沿った溝が設けられた配線導体51と、その配線導体51に設けられた溝内に絶縁体52が形成された構成をしている。 【0071】 図6の配線導体51内の外側表面部分の塗りつぶして示している55の部分は、プリント配線50の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分55の面積が、この場合の有効断面積である。 【0072】 実施の形態1の図2において高周波電流が流れる有効断面積を求めた際の、配線導体11と同様の材質および断面サイズとし、絶縁体52が形成されている絶縁体12側に設けられた溝の深さをT1=10μm、溝の幅をS=10μmとした場合、つまり図2の配線導体11の内部の絶縁体が無い構成とした場合について、図6における高周波電流が流れる部分55の面積を求めると、591.36μm2となる。つまり、この場合は、高周波電流が流れる有効断面積は、図11に示した従来のプリント基板の場合よりも42.0μm2大きくなる。 【0073】 実施の形態1で説明した図2および図3の場合の高周波電流が流れる部分15および25の面積は、いずれも561.54μm2であり、図6に示す本実施の形態2の高周波電流が流れる部分55の面積の方がこれらよりも大きい。本実施の形態2のプリント配線の構成にすることにより、実施の形態1の構成よりもさらに高周波電流が流れる有効断面積を大きくすることができる。 【0074】 次に、図6に示した本実施の形態2のプリント配線50の作製方法の一例について説明する。 【0075】 図7(a)、(b)は、プリント配線50を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図を示している。なお、図4と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0076】 まず、片面銅張積層板を用意する。片面銅張積層板は、絶縁体12の片面にのみ裏面側銅層13が積層されており、オモテ面には銅層が形成されていない。裏面側銅層13は、そのまま図6に示すベタGNDパターンの導体13となる。 【0077】 片面銅張積層板の銅層が積層されていないオモテ側の絶縁体12の面上に、例えばインクジェット工法にて、作製するプリント配線の幅よりも細いパターン幅の絶縁体を配線経路に沿って印刷する。図7(a)は、片面銅張積層板上に絶縁体を印刷した後のプリント基板を示している。このように、絶縁体12の面上に、配線経路に沿った、作製するプリント配線幅よりも狭い幅の絶縁体パターン61が形成される。 【0078】 そして、絶縁体パターン61を形成させた上から、無電解メッキで、作製するプリント配線幅の導体パターン62を、絶縁体パターン61を覆うようにして配線経路に沿って形成することにより、図7(b)に示すように、図6に示した本実施の形態2の構成のプリント配線50が完成する。導体パターン62および絶縁体パターン61が、それぞれ、図6の配線導体51および絶縁体52に相当する。 【0079】 なお、絶縁体パターン61が、本発明の線状絶縁体パターンの一例にあたり、絶縁体パターン61を形成する工程が、本発明の絶縁体パターン形成工程の一例にあたる。また、導体パターン62が、本発明の配線導体パターンの一例にあたり、導体パターン62を形成する工程が、本発明の導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0080】 なお、本実施の形態2では、図6に示すように、配線導体51に対して1つの溝だけが設けられる構成で説明したが、絶縁体12側に、配線方向に沿った複数の溝を形成させ、それらの各溝内に絶縁体を形成させる構成にしてもよい。 【0081】 例えば、図7(a)の絶縁体パターン形成工程において、作製するプリント配線の幅内に、配線経路に沿って、複数の平行な絶縁体パターンを形成することで、図7(b)導体パターン形成工程で、同時に形成される複数の溝を有する配線導体を作製することができる。このようにして作製された複数の溝を有するプリント配線は、図6に示した溝を1つだけ形成させた構成のプリント配線50よりも、さらに高周波電流が流れる有効断面積を大きくすることができる。 【0082】 (実施の形態3) 図8は、本発明の実施の形態3のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面における模式図を示している。図1と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0083】 実施の形態1の図2や図3では、配線導体の絶縁体12側の面または絶縁体12側とは反対側の面に、絶縁体が内部からプリント配線の外部表面に出ている部分があったのに対し、本実施の形態3のプリント配線は、プリント配線の側面に、絶縁体が内部から外部表面に出ている箇所が設けられている点が異なる。 【0084】 図8に示すように、本実施の形態3のプリント配線70は、配線導体71の内部に、配線方向に沿って絶縁体72が設けられた構成をしている。 【0085】 そして、プリント配線70が形成されている絶縁体12の同じ面上の、プリント配線70の配線経路に沿った近傍に、配線導体71を流れる信号の帰還電流が流れるGND導体73が配置されている。 【0086】 配線導体71の内部に設けられた絶縁体72は、配線方向に沿って、GND導体73に対向する側のプリント配線70の側面に出ている部分がある。つまり、GND導体73が近傍にある場所では、プリント配線70の配線方向に対して垂直な断面が図8のような断面となるように、配線導体71内に絶縁体72が設けられている。 【0087】 図8の配線導体71内の外側表面部分の塗りつぶして示している75の部分は、プリント配線70の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分75の面積が、この場合の有効断面積である。絶縁体72が配線方向に沿って配線導体71の内部からプリント配線70の側面の表面に出ている部分を設けることにより、高周波電流が流れる部分75の面積を従来よりも大きくしている。 【0088】 一般に、信号電流が流れる信号配線と帰還電流が流れるGND導体との間には電気力線が発生し、このため導体内で生じる電気分極により、GND導体に近い面に電流が集中し易い性質があることが知られている。 【0089】 つまり、本実施の形態3のように、信号電流が流れる配線導体71の近傍に帰還電流が流れるGND導体73があるような場合には、配線導体71の外側表面部分の中でも、GND導体73側に近い表面部分に高密度で電流が流れることになる。 【0090】 本実施の形態3のプリント配線70は、GND導体73に対向する側面に内部の絶縁体72が出ている箇所を設けることにより、配線導体71内の電流が集中する側の、高周波電流が流れる断面積を増加させて、効果的に導体の抵抗値の上昇を抑制している。 【0091】 次に、図8に示した本実施の形態3のプリント配線70の作製方法の一例について説明する。 【0092】 図9(a)〜(c)は、プリント配線70を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図を示している。なお、図5と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0093】 配線導体71の内部の絶縁体を形成させるまでの工程は、実施の形態1のプリント配線20を作製する工程と同じ工程である。すなわち、まず図5(a)〜(c)と同様の工程を行う。図9(a)〜(c)の工程は、図5(c)の工程の後の工程を示している。図5(a)〜(c)の工程は、プリント配線20の作製の場合と同じなので説明を省略し、その後の図9(a)以降の工程について説明する。 【0094】 図5(a)〜(c)の工程により、図5(c)に示すように、導体パターン41上に、導体パターン41よりも幅の狭い絶縁体パターン42を形成する。このとき、図5(c)のように絶縁体パターン42の両側に導体パターン41の上面部分が残るように、絶縁体パターン42を、導体パターン41の中央部に形成する。 【0095】 次に、絶縁体パターン42の一方の側面側にある導体パターン41上に、絶縁体パターン42よりも薄い導体パターンを形成する。図9(a)に示すように、絶縁体パターン42の一方の側面側に形成させた導体パターンは、導体パターン41と一体化して導体81となる。 【0096】 なお、絶縁体パターン42の一方の側面側にある導体パターン41上に形成させる導体パターンが、本発明の第3の配線導体パターンの一例にあたり、この導体パターンを形成する工程が、本発明の第3導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0097】 次に、絶縁体パターン42の一方の側面側の、図9(a)の工程で形成させた導体パターンの上に、絶縁体パターン42よりも薄い絶縁体を形成する。図9(b)に示すように、絶縁体パターン42の一方の側面側に形成させた絶縁体は、絶縁体パターン42と一体化して絶縁体82となる。 【0098】 なお、図9(a)の工程で形成させた導体パターンの上に形成させる絶縁体が、本発明の第2の絶縁体パターンの一例にあたり、この絶縁体を形成する工程が、本発明の第2絶縁体パターン形成工程の一例にあたる。 【0099】 そして、絶縁体82を形成させた上から、無電解メッキで、作製するプリント配線幅の導体パターンを、絶縁体82および導体パターン41の上から配線経路に沿って形成する。無電界メッキで形成させた導体パターンは、導体81と一体化して配線導体83となり、図9(c)に示すように、図8に示した本実施の形態3のプリント配線70が完成する。配線導体83および絶縁体82が、それぞれ、図8の配線導体71および絶縁体72に相当する。 【0100】 なお、絶縁体82を形成させた上から、作製するプリント配線幅の導体パターンを形成する工程が、本発明の第2導体パターン形成工程の一例にあたる。 【0101】 (実施の形態4) 図10は、本発明の実施の形態4のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面における模式図を示している。図8と同じ構成部分には、同じ符号を用いている。 【0102】 実施の形態2の図6に示すプリント配線50では、配線導体51の絶縁体12側に、配線方向に沿った溝を設けて、その溝内に絶縁体52を形成したのに対し、本実施の形態4のプリント配線は、配線導体の側面に溝を設けて、その溝内に絶縁体を形成している点が異なる。 【0103】 また、図8に示す実施の形態3のプリント配線70の構成と比較すると、その配線導体71の内部に絶縁体を備えていない構成としたものが、本実施の形態4のプリント配線の構成とも言える。 【0104】 図10に示すように、本実施の形態4のプリント配線90は、配線方向に沿った溝が設けられた配線導体91と、その配線導体91に設けられた溝内に形成された絶縁体92とで構成されている。 【0105】 そして、プリント配線90が形成されている絶縁体12の同じ面上の、プリント配線90の配線経路に沿った近傍に、配線導体91を流れる信号の帰還電流が流れるGND導体73が配置されている。 【0106】 配線導体91に設けられた溝内に形成された絶縁体92は、プリント配線90のGND導体73に対向する側の側面に形成されている。つまり、GND導体73が近傍にある場所では、プリント配線90の配線方向に対して垂直な断面が図10のような断面となるように、配線導体91に溝が設けられ、その溝内に絶縁体92が設けられている。 【0107】 図10の配線導体91内の外側表面部分の塗りつぶして示している95の部分は、プリント配線90の断面における高周波電流が流れる部分を示している。つまり、高周波電流が流れる部分95の面積が、この場合の有効断面積である。 【0108】 本実施の形態4のプリント配線90は、GND導体73に対向する側の側面に、配線方向に沿った絶縁体92を設けることにより、配線導体91内の電流が集中する側の、高周波電流が流れる断面積を増加させて、効果的に導体の抵抗値の上昇を抑制している。 【0109】 ここで、図8および図10のそれぞれの高周波電流が流れる部分75および95を比較すると、プリント配線90の場合には、絶縁体92が形成されている溝の底部に対応する配線導体91の部分にも高周波電流が流れるので、その分だけ、高周波電流が流れる部分95の方が面積が大きいことがわかる。つまり、本実施の形態4のプリント配線90は、電流が集中するGND導体73に近い側の高周波電流が流れる断面積がプリント配線70の場合よりも大きいので、実施の形態3のプリント配線70の構成よりも、さらに配線導体内の抵抗値を抑制する効果が大きい。 【0110】 以上に説明したように、各実施の形態のプリント配線は、平らな基板上に配置され、配線導体内に配線方向に沿った絶縁体を設ける構成にしたことにより、高周波電流が流れる有効断面積を配線方向に関わらず良好にし、配線導体の抵抗値の上昇を抑制して良好な高周波信号伝送を実現できる。 【0111】 また、実施の形態1および3のプリント配線では、配線導体に高価な材料を使用する場合には、従来に比べて高周波電流が流れる有効断面積を増加させつつ、材料コストの低減を図れる。 【産業上の利用可能性】 【0112】 本発明に係るプリント配線およびプリント配線作製方法は、高周波電流を流す際の電流が流れる有効断面積が良好であるという効果を有し、高速な信号伝送を行うプリント配線およびプリント配線作製方法等として有用である。 【図面の簡単な説明】 【0113】 【図1】本発明の実施の形態1のプリント配線を備えたプリント基板の破断斜視図 【図2】本発明の実施の形態1のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面模式図 【図3】本発明の実施の形態1の他の構成のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面模式図 【図4(a)】本発明の実施の形態1のプリント配線10を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図4(b)】本発明の実施の形態1のプリント配線10を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図4(c)】本発明の実施の形態1のプリント配線10を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図4(d)】本発明の実施の形態1のプリント配線10を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図5(a)】本発明の実施の形態1のプリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図5(b)】本発明の実施の形態1のプリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図5(c)】本発明の実施の形態1のプリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図5(d)】本発明の実施の形態1のプリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図5(e)】本発明の実施の形態1のプリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図5(f)】本発明の実施の形態1のプリント配線20を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図6】本発明の実施の形態2のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面模式図 【図7】(a)、(b)本発明の実施の形態2のプリント配線50を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図8】本発明の実施の形態3のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面模式図 【図9(a)】本発明の実施の形態3のプリント配線70を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図9(b)】本発明の実施の形態3のプリント配線70を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図9(c)】本発明の実施の形態3のプリント配線70を作製する際の各工程におけるプリント基板の破断斜視図 【図10】本発明の実施の形態4のプリント配線を備えたプリント基板の、配線方向に垂直な断面模式図 【図11】(a)従来のプリント配線が配置されたプリント基板の破断斜視図、(b)従来のプリント配線が配置されたプリント基板の、配線方向に垂直な断面模式図 【図12】(a)従来のプリント配線が配置されたプリント基板の破断斜視図、(b)従来のプリント配線が配置されたプリント基板の、Y軸に垂直な断面の模式図 【符号の説明】 【0114】 10、20、50、70、90 プリント配線 11、21、34、43、51、71、83、91 配線導体 12 絶縁体(基板) 13 導体(裏面側銅層) 14、24、45、52、72、82、92 絶縁体 15、25、55、75、95 高周波電流が流れる部分 31 表面側銅層 32、41、62 導体パターン 33、42、61 絶縁体パターン 44 溝 73 GND導体 81 導体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月31日(2006.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092794 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 正道
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| 【公開番号】 |
特開2008−34727(P2008−34727A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−208541(P2006−208541) |
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