| 【発明の名称】 |
ラックマウント型サーバにおけるファン構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】三輪 知毅
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| 【要約】 |
【課題】モータの故障時又は軸受け部の摩耗による交換時に、モータをラックから引き出す必要がなく、また、フィンの実効面積を広くして充分な風量を得ることができるファン構造を提供する。
【構成】エンクロージャ2の外部のモータ10にて回転されるシャフト11を中空のシェル12の内部に軸受けして、シェル12と共にエンクロージャ2に対し抜き差し可能とするとともに、該シャフトの先端部をシェルから突出させて、その突出した先端部に雄継手14を設け、また、フィン6の中心部には、雄継手14と軸線方向に着脱自在に嵌合する雌継手8を設ける。雄継手14には弾性により出没可能なキー突起15、雌継手8にはキー溝9を設け、これらを嵌合させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンクロージャをラックに多段に支持し、そのエンクロージャ内部に冷却用のファンを配置するラックマウント型サーバにおけるファン構造において、前記エンクロージャの外部のモータにて回転されるシャフトを中空のシェルの内部に軸受けして、シェルと共に前記エンクロージャに対し抜き差し可能とするとともに、該シャフトの先端部をシェルから突出させて、その突出した先端部に雄継手を設け、また、前記ファンのフィン中心部には、前記雄継手と軸線方向に着脱自在に嵌合する雌継手を設けたことを特徴とするラックマウント型サーバにおけるファン構造。 【請求項2】 雄継手のキー突起と雌継手のキー溝とが嵌合することにより、シャフトの回転がフィンに伝達されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のファン構造。 【請求項3】 キー突起が弾性により出没可能となっていることを特徴とする請求項2に記載のファン構造。 【請求項4】 エンクロージャ側に、シェルを抜き差し可能に収納する中空ホルダが設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のファン構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、エンクロージャをラックに多段に支持したラックマウント型サーバにおいて、そのエンクロージャ内部に冷却用のファンを配置するファン構造に関する。 【背景技術】 【0002】 従来は、例えば特許文献1(特開2000−277956号公報)に記載されているように、モータ付きのファンをエンクロージャ内部に固定設置していたため、次のような問題があった。 【0003】 (1)フィンの中心軸部にモータを有するモータ付きファンを用いるため、モータの故障時又は軸受け部の摩耗による交換時には、モータ付きファンを引き出すか、或いはさらにエンクロージャをラックから引き出す必要があり、作業に長時間を要し、また、その引き出し機構をエンクロージャ又はラックに用意する必要があり、構造が複雑になるとともに、ラックが大きくなる。 (2)フィンの中心軸部にモータを有するモータ付きファンを用いるため、そのフィン部の実効面積が制限され、充分な風量が得られない。 【特許文献1】特開2000−277956号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明の課題は、このような問題を解決し、モータの故障時又は軸受け部の摩耗による交換時に、モータをラックから引き出す必要がなく、また、フィンの実効面積を広くして充分な風量を得ることができるファン構造を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 請求項1に係る本発明のファン構造は、エンクロージャの外部のモータにて回転されるシャフトを中空のシェルの内部に軸受けして、シェルと共にエンクロージャに対し抜き差し可能とするとともに、該シャフトの先端部をシェルから突出させて、その突出した先端部に雄継手を設け、また、ファンのフィン中心部には、雄継手と軸線方向に着脱自在に嵌合する雌継手を設けたことを特徴とする。 【0006】 請求項2に係る発明は、上記のような構造において、雄継手のキー突起と雌継手のキー溝とが嵌合することにより、シャフトの回転がフィンに伝達されるようになっている。 請求項3に係る発明は、キー突起が弾性により出没可能となっている。 【0007】 請求項4に係る発明は、エンクロージャ側に、シェルを抜き差し可能に収納する中空ホルダが設けられている。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、ファンのフィンとモータとが分離していて、モータはエンクロージャ外部にあり、中空のシェルの内部にシャフトを軸受けし、その先端部の雄継手とフィン中心部の雌継手とを、軸線方向に着脱自在に嵌合させることにより、エンクロージャ外部のモータの回転をエンクロージャ内部のフィンへ伝達するので、次のような効果を奏する。 【0009】 (1)ファンのモータ故障時、又は軸受け部の摩耗により修理・交換が必要な場合、モータ、或いはさらにエンクロージャをラックから引き出す必要がなく、モータと軸受け部のみを外部で容易に修理・交換できる。 (2)ファンのフィンには、それ自体を軸受けする軸受け部が不要になるため、フィンに摩耗部位がなく、半永久的に使用可能である。 (3)ファンのフィン中心部にモータがなく、その中心部には、シャフトの雄継手と軸線方向に着脱自在に嵌合する雌継手を形成するだけであるので、フィンの実効面積を中心付近まで拡げることができ、風量の増加が図れる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 【実施例】 【0011】 図1にサーバ装置全体の概要構成を示し、ラック1内に、1つしか図示していないが、エンクロージャ2が多段に支持されている。エンクロージャ2内部には、モータを含まない複数のフィンユニット3が並置されているとともに、これらにそれぞれ対応する管状の中空ホルダ4が並設され、フィンユニット3のそれぞれに、中空ホルダ4を通じて外部のモータユニット5を着脱自在に結合できるようになっている。 【0012】 各フィンユニット3は、図2に示すように、フィン6をフィンケース7内に収容したもので、フィン6の中心部には、横穴である雌継手8が形成されているとともに、その内周面の対向する2箇所にキー溝9が形成されている。 【0013】 一方、モータユニット5は、図3に示すように、モータ10の直結軸であるシャフト11を、管状で中空のシェル12内において、ベアリング13により複数箇所で回転自在に軸受けし、このシャフト11の先端部に雄継手14を設けたものである。雄継手14は、フィン6の雌継手8に対し軸線方向に着脱自在に嵌合する断面形状で、その外周面の対向する2箇所にキー突起15を有する。キー突起15は、図4に示すように弾性により出没可能となっており、フィン6の雌継手8のキー溝9に弾性をもって嵌合し、雄継手14と雌継手8との嵌合をロックする。 【0014】 モータユニット5をフィンユニット3と結合するには、図5に示すように、シェル12を中空ホルダ4中に挿入し、シャフト11の先端部の雄継手14をフィン6の雌継手8内に押し込み、キー突起15をキー溝9に嵌合させる。 【0015】 これにより、フィン6は、シャフト11によりエンクロージャ2外部のモータ10と直結され、キー突起15とキー溝9とが嵌合していることにより、モータ10の回転を伝達される。キー突起15は、出没可能で弾性をもってキー溝9と嵌合するため、エンクロージャ2外部でモータユニット5を引っ張り、シャフト11の雄継手14をフィン6の雌継手8から真っ直ぐ引く抜くことにより、モータユニット5をフィンユニット3から分離することができ、これらの結合と分離は容易である。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明を適用したサーバ装置全体の概要斜視図である。 【図2】本発明の実施例におけるフィンユニットを示し、(A)はそのフィン中心部を断面にした側面図、(B)はフィン中心部を同様に断面にした正面図である。 【図3】本発明の実施例におけるフィンユニットとモータユニットとの分離状態の断面図である。 【図4】モータユニット側の雄継手を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 【図5】本発明の実施例とエンクロージャの断面図である。 【符号の説明】 【0017】 1 ラック 2 エンクロージャ 3 フィンユニット 4 中空ホルダ 5 モータユニット 6 フィン 7 フィンケース 8 雌継手 9 キー溝 10 モータ 11 シャフト 12 シェル 13 ベアリング 14 雄継手 15 キー突起
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| 【出願人】 |
【識別番号】000168285 【氏名又は名称】エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月28日(2006.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062476 【弁理士】 【氏名又は名称】原田 信市
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| 【公開番号】 |
特開2008−34594(P2008−34594A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−205838(P2006−205838) |
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