| 【発明の名称】 |
電装基板の支持構造および画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】桜田 裕一
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| 【要約】 |
【課題】電磁波の放射あるいは電磁波によるノイズの影響を受けやすい電装基板をまとめて収納する電装基板の支持構造および画像形成装置を提供する。
【構成】電磁波を放射する電装基板または電磁波によるノイズの影響を受けやすい電装基板を第1基板にてまとめて支持し、電装基板および第1基板を収納筐体内部に収納する。そして、収納筐体内部に収納された第1基板と収納筐体外部に配置された第2基板とを接続する接続部のみの大きさの開口部を、収納筐体に設ける。また、収納筐体に揺動可能な支持部材をさらに有し、画像形成装置本体から収納筐体を開閉可能としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電装部品を備えた回路を有する電装基板を支持する電装基板の支持構造であって、 電磁波を放射する前記電装基板または電磁波によるノイズの影響を受けやすい前記電装基板をまとめて支持する第1基板と、 前記電装基板および第1基板を収納する収納筐体と、 前記収納筐体の外部から前記第1基板と接続する第2基板とを有することを特徴とする電装基板の支持構造。 【請求項2】 前記第1基板および前記第2基板は、それぞれを直接接続する接続部を有し、 前記収納筐体は、前記第1基板の前記接続部を露出可能な分だけの開口部を有することを特徴とする請求項1記載の電装基板の支持構造。 【請求項3】 前記接続部はコネクタまたはハーネスであることを特徴とする請求項1または2記載の電装基板の支持構造。 【請求項4】 前記第2基板は、前記収納筐体に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の電装基板の支持構造。 【請求項5】 前記第2基板は、前記収納筐体を有する装置の装置側に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の電装基板の支持構造。 【請求項6】 前記第2基板は、前記装置側に固定された場合、前記ハーネスにて前記第1基板と接続されることを特徴とする請求項5記載の電装基板の支持構造。 【請求項7】 前記第2基板は、前記第1基板を介して送られてくる前記電装基板からの電気信号を、各機能部へと送信する少なくとも1以上の送信手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の電装基板の支持構造。 【請求項8】 前記第2基板は、前記第1基板を介して送られてくる前記電装基板からの前記電気信号を整流するフィルタを有し、 当該フィルタでの整流後に、前記各機能部へと前記電気信号を送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の電装基板の支持構造。 【請求項9】 前記接続部および前記開口部は、複数形成可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の電装基板の支持構造。 【請求項10】 前記収納筐体を揺動可能な支持部材を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の電装基板の支持構造。 【請求項11】 請求項1から10のいずれか1項記載の電装基板の支持構造を有する画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、複数の電装基板をまとめて収納する電装基板の支持構造および画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、画像形成装置には各種画像処理を行うための制御部として、様々なIC(集積回路)が備えられた電装基板、いわゆるプリント基板が用いられている。そして、このプリント基板から各種出力端子やコネクタ、ハーネスなどを介して、画像形成装置の操作部、書き込み部、読み取り部などへと電気信号を送信している。 【0003】 プリント基板は、電磁波放射や電磁波によるノイズの影響を受けやすく、形成される画像も電磁波の影響を受けてしまうことになる。したがって、このような電磁波による障害(EMI:Electro Magnetic Interference)対策が必要となる。 【0004】 このような問題に対する従来技術としては、特許文献1,2に開示された発明が公知である。特許文献1には、電磁波放射あるいは電磁波によるノイズの影響を受けやすい基板を1つのボックスに収納して、このボックスのうちの1面に、ボックス中の基板とボックス外の基板とをコネクタ同士で接続可能な中継基板を設けた技術について記載されている。 【0005】 また、特許文献2には、電磁遮蔽用回路収容部材であるエレキボックスに軸を設け、このエレキボックスを揺動可能としてメンテナンス性の向上を図る技術が開示されている。 【特許文献1】特開2005−084410号公報 【特許文献2】特開2006−113274号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかし、機能増設用の基板、つまり中継基板がノイズ発生源となる場合には、ボックスを設ける意味がなくなってしまい、別の電磁波対策を講じる必要がある。また、この中継基板が基板増設用にしか対応していないため、ハーネスを接続する場合などに別の新たな開口部を設ける必要があり、電磁波対策との両立をなさず、さらなる改良の余地がある。 【0007】 また特許文献2の発明では、エレキボックス内から多数のハーネスを出すために大きな開口部を設けるか、多数の開口部を設けるなどしなければならず、これによってエレキボックスから電磁波が漏れ出してしまう。 【0008】 このような課題に鑑み、本発明は、電磁波を放射する電装基板や電磁波によるノイズの影響を受けやすい電装基板をまとめて支持する第1基板と、これらをまとめて内部に収納する収納筐体と、収納筐体外部から第1基板と接続する第2基板とを有する電装基板の支持構造および画像形成装置を提供することを特徴としている。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、電装部品を備えた回路を有する電装基板を支持する電装基板の支持構造であって、電磁波を放射する前記電装基板または電磁波によるノイズの影響を受けやすい前記電装基板をまとめて支持する第1基板と、前記電装基板および第1基板を収納する収納筐体と、前記収納筐体の外部から前記第1基板と接続する第2基板とを有することを特徴とする。 【0010】 請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電装基板の支持構造において、前記第1基板および前記第2基板は、それぞれを直接接続する接続部を有し、前記収納筐体は、前記第1基板の前記接続部を露出可能な分だけの開口部を有することを特徴とする。 【0011】 請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の電装基板の支持構造において、前記接続部はコネクタまたはハーネスであることを特徴とする。 【0012】 請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の電装基板の支持構造において、前記第2基板は、前記収納筐体に固定されることを特徴とする。 【0013】 請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の電装基板の支持構造において、前記第2基板は、前記収納筐体を有する装置の装置側に固定されることを特徴とする。 【0014】 請求項6に記載の発明は、請求項5記載の電装基板の支持構造において、前記第2基板は、前記装置側に固定された場合、前記ハーネスにて前記第1基板と接続されることを特徴とする。 【0015】 請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の電装基板の支持構造において、前記第2基板は、前記第1基板を介して送られてくる前記電装基板からの電気信号を、各機能部へと送信する少なくとも1以上の送信手段を有することを特徴とする。 【0016】 請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の電装基板の支持構造において、前記第2基板は、前記第1基板を介して送られてくる前記電装基板からの前記電気信号を整流するフィルタを有し、当該フィルタでの整流後に、前記各機能部へと前記電気信号を送信することを特徴とする。 【0017】 請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項記載の電装基板の支持構造において、前記接続部および前記開口部は、複数形成可能であることを特徴とする。 【0018】 請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項記載の電装基板の支持構造において、前記収納筐体を揺動可能な支持部材を有することを特徴とする。 【0019】 請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項記載の電装基板の支持構造を有する画像形成装置であることを特徴とする。 【発明の効果】 【0020】 このように、本発明の電装基板の支持構造および画像形成装置によれば、電磁波やノイズの影響を収納筐体内に閉じ込めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下に、本実施形態の電装基板の支持構造および画像形成装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は以下に述べるものに限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。 図1は、本実施形態の電装基板の支持構造を模式的に示す図である。 【0022】 図1に示すように、本実施形態の電装基板の支持構造は、第1電装基板(MB:Mother Board)1と、コントローラ3と、画像処理ユニット(IPU:Image Processing Unit)4とを備え、これらがボックス5の内部に収納されている。また、MB1とボックス5との接続面の一部には開口部6が設けられ、この開口部6からMB1のコネクタ1aが露出している。そして、このコネクタ1aと、ボックス5の外部に配置された第2電装基板(MB)2のコネクタMB2aとが接続される。 【0023】 次に、図2は、本実施形態の電装基板の支持構造を示すブロック図である。 図2に示すように、本実施形態の電装基板の支持構造は、コントローラ3と、画像処理ユニット4と、FAXコントロールユニット(FCU:Fax Control Unit)7と、メディアリンクボード(MLB:Media Link Board)8とが、MB1にそれぞれ接続されており、これらがボックス7の内部に存在するよう構成されている。そしてボックス5は、内部基板であるMB1と外部基板であるMB2とを接続するための開口部6を備えている。 以下、各機能部ごとに説明する。 【0024】 第1電装基板(MB)1は、画像形成装置の画像形成・出力など各種の画像形成処理に係る電装部品を有する基板である。本実施形態においてMB1は、コントローラ3と、IPU4と、FCU7と、MLB8とがPCIバス9を介して接続されている。そして、ボックス5外部のMB2との電気的・物理的な接続部をなしている。 【0025】 コントローラ3は、本実施形態の画像形成装置において画像システムにおける画像データの出力タイミングなどをコントロールする。コントローラ3には、複数のプロセッサやメモリなどの記憶手段が設けられ、あるいは各記憶手段と接続可能な構成となっている。このコントローラ3で画像処理が施された画像データは、コントローラ3内のハードディスクなどの記憶手段に一時的に記憶される。また、コントローラ3は、各画像データの出力タイミングに応じて必要なデータを取り出し、適宜各データ配置部へと転送する。 【0026】 画像処理ユニット(IPU)4は、本実施形態の画像形成装置の画像処理を行う基板である。画像処理ユニット4としては、例えば、読み取り基板(SIB:Scanner Interface Board)から受け取った画像データを、搭載しているARIESやRI10などの集積回路によって画像処理し、さらにBGAVDなどの集積回路によって書き込み基板(LDB)に出力する機能を備えている。 【0027】 FAXコントロールユニット7は、本実施形態の画像形成装置においてFAXの送受信に係る機能を制御する基板である。FAX機能を使用する場合に必要となる基板であり、一般にはオプションとして取り付けられる。 【0028】 メディアリンクボード8は、本実施形態の画像形成装置内のメモリに蓄積された画像データを、JPEG,JPEG2000,MMRなどの汎用画像フォーマットへと変換を行う基板である。このメディアリンクボード8もFAXコントロールユニット7と同様に、一般的にはオプションとして取り付けられる。 【0029】 なお、上述したMB1と、コントローラ3と、画像処理ユニット4と、FAXコントロールユニット7と、メディアリンクボード8とには、それぞれノイズ源となるPCIバス9が通っている。PCIバス9は、各基板間での画像データのやり取りを行う際に、中核をなす信号を送受信するための信号線である。本実施形態では33MHzのクロックが通っており、コントローラ3からMB1を介して、画像処理ユニット4とFAXコントロールユニット7とメディアリンクボード8とにそれぞれ接続されている。 このPCIバス9は一般的に、100MHz,166MHzの帯域でのノイズ発生源として知られている。 【0030】 ボックス5は、板金などからなる金属製の箱型ケースである。本実施形態では、MB1と、コントローラ3と、画像処理ユニット4と、FAXコントロールユニット7と、メディアリンクボード8とがボックス5内に収納されている。ボックス5は金属製であるので、各基板やPCIバス9から放射される電磁波や電磁波により発生するノイズなどを反射することができる。 【0031】 なお本実施形態では、ボックス5を構成する素材として板金などの金属部材を用いて説明するが、例えば、フェライトやパーマロイの金属磁性体粒子、金属酸化物、炭素系材料など、電磁波を吸収する部材を用いてボックス5を形成してもよい。 【0032】 また、このボックス5には、ボックス5内部のMB1と外部基板であるMB2とを接続するための開口部6が設けられている。開口部6の大きさとしては、内部基板であるMB1の有するコネクタ1aと外部基板であるMB2の有するコネクタ2aとの面積分だけの大きさでよく、MB1とMB2とのコネクタ同士が接続可能な分の大きさであればよい。一般的には、開口部6の大きさが小さいほど、ボックス5内部で放射された電磁波を閉じ込めることができる。 【0033】 ボックス5は、上述したように各基板を内包(収納)しているので、これらの各基板のメンテナンス時にはボックス5ごと取り外して作業を行うことができる。なお、本実施形態ではボックス5の開口部6として、ボックス5内部のMB1と外部のMB2とを接続するコネクタ(1a,2a)部分を例示した。しかしボックス5にはこの他にも孔部(開口部)を適宜設けることが可能であり、例えば、MB1から直接外部に出ているLVDS(Low Voltage differential Signaling)ハーネス用の孔部や、電源コネクタ、通気孔などが挙げられる。また、この開口部6から、MB1・MB2のように、ボックス5内部の基板と接続する外部基板が複数設けられることとしてもよい。 【0034】 次に、ボックス5外部の各機能部について説明する。 本実施形態では、ボックス5の外部に、MB2と、BCU(Base Control Unit)10とが配置される。 【0035】 第2電装基板(MB)2は、ボックス5内に収納されたコントローラ3や画像処理ユニット4、FAXコントロールユニット7やメディアリンクボード8と、画像形成装置の各機能部である操作部11や書き込み部12、読み取り部13などとにおける電気信号の送受信の仲介を担う基板であり、ボックス5の外部に配置される。従来では、MB2の基板の役割をMB1が担っていたが、本実施形態においてはボックス5の外部に配置されるこのMB2がその役割を担っている。このMB2は、図3に示すように、ボックス5の開口部6から露出したMB1のコネクタ1aと、MB2の有するコネクタ2aを介して接続可能な状態となっている。 【0036】 MB2には、上述した操作部11、書き込み部12、読み取り部13などへとハーネスが接続されており、接続されるハーネスを差し込むための、コネクタ2a以外の各コネクタが集約されている。またMB2はその形状として、図4に示すように、ボックス7に接触せずMB1に差し込みやすいようなL字型の形状を有している。そして、MB1とは、必要な数の信号線、電源ラインに応じて、やり取りするピン数のコネクタ同士で接続されている。 なおMB2には、ノイズ源となるPCIバス9やLVDSなどの高速信号は通っていない。 【0037】 MB2は、図1や図3に示すように、ボックス5の側面に対して平行に、またはMB1の基板面に対して垂直に接続されることになる。MB1とMB2とが直接接続できればよいが、実用上、ボックス5の側面(あるいは底面)に対して、垂直または平行になるように接続されることが好ましい。 【0038】 また、MB2にはパスコンなどのフィルタ(図示せず)が設置されている。これによって、MB1からMB2へ送信されてくる電気信号が、ボックス5内部で発生した電磁波やノイズなどの影響を受けていたとしても、このパスコンがフィルタの役割を果たし、ノイズなどをカットする。 【0039】 BCU(Base Control Unit;主制御部)10は、本実施形態の画像形成装置全体の制御を行う基板であり、上述した操作部11、書き込み部12、読み取り部13などと接続されている。 【0040】 本実施形態では、ボックス5内に配置されたMB1に、コントローラ3と画像処理ユニット4とが垂直にボードtoボード接続されている。また、FAXコントロールユニット7およびメディアリンクボード8など、オプションである基板を接続するコネクタについても、コントローラ3および画像処理ユニット4が接続される側と同じ側に搭載されている。 【0041】 また、MB1の基板面において、コントローラ3や画像処理ユニット4などとの接続面の逆側の面には、ボックス5の外部に配置されたMB2と接続するためのコネクタ1aが設けられている。このコネクタ1aのピン数は、上述したように、相互のMB(MB1とMB2)がやり取りする信号線の数と電源の数との分だけあればよい。例えば、信号線の数が30であり電源の数が10である場合では、コネクタ1aのピン数は40でよい。また、ボックス5に設けられた開口部6の開口面積も、このコネクタ1aに合わせた大きさでよい。 【0042】 このように、本実施形態の電装基板の支持構造および画像形成装置によれば、ノイズ発生源となる複数の基板を1つのボックス内に収納するので、基板から放射される電磁波や当該電磁波によるノイズの影響が、ボックス外部に漏洩するのを防ぐことができる。なお実際に、本実施形態のボックス7内から外部への電磁波の漏洩状況について検証したところ、PCIバス9からのノイズにおいて、100MHzに対するノイズ抑制効果があった。 【0043】 また、画像形成装置の各機能部である操作部や書き込み部、読み取り部などと電気信号の送受信の仲介を担うMB2をボックス7の外部に配置し、MB1とコネクタ同士で接続する構成を取ることで、ボックス7の開口部8を小型化することが可能となり、EMI対策を助長することができる。 【0044】 また、複数の各種基板を1つのボックス5内にまとめて収納して、外部との接続部分を開口部6から露出するコネクタ1aとすることで、本実施形態の画像形成装置の生産工程にて組み付けが容易となり、作業者が正面からコネクタを見て差し込むことができるので作業がしやすくなる。また視認性もよいので、コネクタのセット不良を目視で確認することができる。 【0045】 また、複数の各種基板を1つのボックス5内にまとめて収納することで、コントローラ周りの着脱が容易となり、さらに、ボックス5内においても各種基板をMB1にコンパクトに接続しているので、画像形成装置の小型化にもつながる。 【0046】 なお、本実施形態ではMB1とMB2との接続部としてコネクタを用いて説明したが、コネクタの代わりにハーネスなどを用いることとしてもよい。この場合、開口部6の大きさは、相互に接続されるハーネスの大きさで構成することになる。 【0047】 また、MB2に接続される各機能部として、操作部11、書き込み部12、読み取り部13を例示したが、その他の各種機能部(各基板)もコネクタやハーネスにて接続可能であることは言うまでもない。 【0048】 また本実施形態では図5に示すように、ボックス5外部の角に、ボックス5を揺動可能とする支持部材である回転軸14を備えることも可能である。この回転軸14により、本実施形態の画像形成装置の内側・外側へと揺動することができる。 【0049】 図6は、ボックス5が回転軸14を有する場合の画像形成装置100を上部から見た模式図である。ここでは説明の簡略化のため、ボックス5内部の基板については図示しない。開放時には図6中の点線で示す位置に、矢印の方向に揺動する。 【0050】 図7は、MB2がボックス5に固定された場合の画像形成装置100を上部から見た模式図である。図7(a)は閉鎖時を示し、図7(b)は開放時を示す。図8は、MB2が画像形成装置100の装置側に固定された場合を上部から見た模式図である。図8(a)は閉鎖時を示し、図8(b)は開放時を示す。 【0051】 図7の場合には、MB2とMB1との接続部としては前述したコネクタやハーネスなどが用いられるが、図8の場合の接続部としては、ハーネスなどの配線が用いられる。このような配線を用いることで、MB2が装置側に固定されていてもボックス5の揺動には何ら支障を来たさない構成としている。配線を用いる際の開口部6の大きさは前述したように、ボックス5の電磁波遮蔽効果を低減させないように、配線が通過できる最小の大きさであることがより好ましい。 【0052】 回転軸14を設けることでボックス5を開放して画像形成装置100内部の基板をセットすることができる。このようにボックス5を揺動式とすることによって、画像形成装置の奥側(装置の内側)への評価、目視チェック、着脱などのアクセスが非常に容易となり、かつボックス5の裏側の装置本体へのアクセスも非常に容易となる。したがって、基板の差し込み不良等を防止することが可能となる。また、ボックス5が回転(揺動)する際にも電気的接続はされたままであるので、開放時であってもボックス5内の各基板は動作することができる。 【0053】 MB2は図9(a),(b)に示すように、ボックス5との接続面(側面や上面、底面)に対して垂直あるいは並行であることが好ましい。これは、ボックス5に接続されたMB2が、画像形成装置100の内部に位置する(閉鎖時の)場合に、ボックス5およびMB2以外の各機能部(装置内)の配置・組み込みなどを容易にするためである。 【0054】 次に、本実施形態の電装基板の支持構造を有する画像形成装置について説明する。 図10は、本実施形態の画像形成装置を模式的に示す外観図である。 【0055】 図10に示すように本実施形態の画像形成装置100は、自動原稿送り装置(ADF:Automatic Document Feeder)200と、読み取りユニット300と、書き込みユニット400と、給紙部500とで構成される。 【0056】 ADF200は、原稿台21と、給紙センサ22と、給送ベルト23と、給送ローラや排送ローラなどの各種ローラとで構成される。ADF200にある原稿台21に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、図示しない操作部上のプリントキーが押下されると、一番下の原稿から給送ローラ、給送ベルト23によってコンタクトガラス31上の所定の位置に給送される。また、一枚の原稿を給送完了するごとに、原稿枚数をカウントアップする。 【0057】 コンタクトガラス31上に給送された原稿は、読み取りユニット300によって原稿の画像データが読み取られる。読み取りユニット300は、コンタクトガラス31と、照明ランプなどの光源32と、第1走行体33と、第2走行体34と、結像レンズ35と、CCDなどの読み取りセンサ36とを備えている。 【0058】 ADF200によってコンタクトガラス31上に原稿が給送されると、第1走行体33および第2走行体34が走行する。このとき、第1走行体33により光源32からの光が照射されるとともに、原稿面からの反射光を第2走行体におけるミラーで反射する。この光が結像レンズ35を通過して読み取りセンサ36で受光され、電気信号に変換し、抽出、A/D変換などの処理を経て、原稿画像の画像情報(画像データ)として画像処理部へと送られる。そして画像処理部にてデータ補正などを行い、後述する書き込みユニット400の露光部402からの出力光という形で出力される。 【0059】 読み取りユニット300にて読み取りが終了した原稿は、給送ベルト23および排送ローラによって排出される。さらに、給紙センサ22にて原稿台21上に次の原稿があることを検知した場合には、次の原稿が前原稿と同様にコンタクトガラス31上に給送される。なお、給送ローラや排送ローラ、給送ベルト23は、モータなどによって駆動される。 【0060】 一方、給紙部500において、それぞれのサイズごとに分けられた積載された転写紙は、各給紙トレイから給紙ローラを介して書き込みユニット400へと給紙される。給紙された転写紙は、用紙搬送ユニットにより書き込みユニット400内の画像形成部401へと搬送される。書き込みユニット400は、画像形成部401と、露光部402と、定着部403と、用紙反転部404と、各種給紙ローラと搬送ベルトを備えている。 【0061】 転写紙が画像形成部401の感光体に当接する位置まで搬送されるときには、転写紙上に転写する画像が感光体上に静電潜像として形成されている。すなわち、まず上述した読み取りユニット300にて読み取った原稿画像データが、露光部402へと送られる。露光部402では受け取った原稿画像の画像データに基づいて、露光部402内のLDから出力(発光)され、ポリゴンミラーによる反射やレンズによる補正後に、負に帯電された感光体上に照射される。このように、感光体上を露光することで画像データが感光体に書き込まれる。 【0062】 そして、現像部を通過する際にトナー像が形成される。感光体上に負に帯電させたトナーを送ることで、露光により電荷がなくなった感光体上の各部分に、静電気によりトナーが付着する。そして転写紙は、給紙ローラや搬送ベルトなどによって感光体の回転速度と等速で搬送されながら、転写紙の裏面からトナーと逆の正電荷を付与される。静電気力によってトナーは感光体上から転写紙へと転写され、すなわち感光体上に形成されたトナー像が転写紙上へと転写されることになる。その後転写紙は、定着部403にて画像が定着されて画像形成され、排紙トレイへと排紙される。 【0063】 また、転写紙に対して両面印刷を行う場合には、定着部403にて一旦画像が定着された後、排紙トレイに排紙せずに用紙反転部404へと転写紙を給装する。ここで、画像が転写された一方の面と画像が転写されていない面とを反転させる。そして、用紙搬送ユニットと書き込みユニット400との接続部近傍、すなわち、画像形成部401の手前へと再度給装する。このようにして給装された転写紙は、画像未転写状態の他方の面に画像が転写・定着された後、排紙トレイへと排紙されることになる。 【図面の簡単な説明】 【0064】 【図1】本実施形態の電装基板の支持構造を模式的に示す概略図である。 【図2】本実施形態の電装基板の支持構造およびその周辺部を示すブロック図である。 【図3】本実施形態の電装基板の支持構造を模式的に示す側面図である。 【図4】MB2の一例を示す図である。 【図5】ボックス5に回転軸14を備えた場合の外観を模式的に示す図である。 【図6】ボックス5が回転軸14を有する場合の画像形成装置100を上部から見た模式図である。 【図7】MB2がボックス5に固定された場合の画像形成装置100を上部から見た模式図であり、図7(a)は閉鎖時を示し、図7(b)は開放時を示す。 【図8】MB2が画像形成装置100の装置側に固定された場合を上部から見た模式図であり、図8(a)は閉鎖時を示し、図8(b)は開放時を示す。 【図9】ボックス5とMB2との接続面の一例を模式的に示す図であり、図9(a)はボックス5と平行に接続した場合を示し、図9(b)はボックス5と垂直に接続した場合を示す。 【図10】本実施形態の画像形成装置を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0065】 1 第1電装基板(MB) 2 第2電装基板(MB) 3 コントローラ 4 IPU(画像処理ユニット) 5 ボックス 6 開口部 7 FCU(FAXコントロールユニット) 8 MLB(メディアリンクボード) 9 PCIバス 10 BCU(主制御部) 11 操作部 12 書き込み部 13 読み取り部 14 回転軸 1a,2a コネクタ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年8月2日(2006.8.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084250 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−16787(P2008−16787A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−211259(P2006−211259) |
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