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【発明の名称】 コンデンサ内蔵配線基板
【発明者】 【氏名】田中 宏徳

【要約】 【課題】多層配線構造に内蔵される誘電体層の厚さが略均一であるにもかかわらず、広い帯域の周波数でインピーダンスが低減される。

【構成】コンデンサ内蔵配線基板は、ICチップを搭載可能な多層配線構造の基板である。第1コンデンサ140は、その多層配線構造に内蔵され、誘電体層43の両面に配置された第1下部電極141と第1上部電極142との対向面積が所定面積となるように形成されている。第2コンデンサ240は、同じく多層配線構造に内蔵され、誘電体層43の両面に配置された第2下部電極241と第2上部電極242との対向面積が所定面積とは異なる面積となるように形成されている。また、コンデンサ内蔵配線基板は、ICチップに電源を供給する電源パッドと各上部電極142,242とを電気的に接続する電源ラインPLと、グランドパッドと各下部電極141,241とを電気的に接続するグランドラインGLとを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICチップを搭載可能な多層配線構造の基板であって、
前記多層配線構造に内蔵され、第1誘電体層の両面に配置された第1下部電極と第1上部電極との対向面積が所定面積となるように形成された第1コンデンサと、
前記多層配線構造に内蔵され、前記第1誘電体層と並設され該第1誘電体層と同じ厚さの第2誘電体層の両面に配置された第2下部電極と第2上部電極との対向面積が前記所定面積とは異なる面積となるように形成された第2コンデンサと、
前記ICチップに電源を供給する電源パッド及び前記ICチップを接地するグランドパッドのいずれか一方と前記第1及び第2下部電極とを電気的に接続するラインと、
前記前記電源パッド及び前記グランドパッドのいずれか他方と前記第1及び第2上部電極とを電気的に接続するラインと、
を備えたコンデンサ内蔵配線基板。
【請求項2】
前記第1誘電体層と前記第2誘電体層は、一体化されて一枚の誘電体層として構成されている、
請求項1に記載のコンデンサ内蔵配線基板。
【請求項3】
前記第1誘電体層と前記第2誘電体層は、セラミック焼結体である、
請求項1又は2に記載のコンデンサ内蔵配線基板。
【請求項4】
前記第1下部電極と前記第2下部電極は分離され、前記第1上部電極と前記第2上部電極も分離され、前記第1下部電極と前記第1上部電極との対向面積は前記第2下部電極と前記第2上部電極との対向面積と異なっている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサ内蔵配線基板。
【請求項5】
前記第1下部電極と前記第2下部電極は一体化されて一枚の電極板として構成され、前記第1上部電極と前記一枚の電極板との対向面積は前記第2上部電極と前記一枚の電極板との対向面積と異なっている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサ内蔵配線基板。
【請求項6】
前記第1上部電極と前記第2上部電極は一体化されて一枚の電極板として構成され、前記第1下部電極と前記一枚の電極板との対向面積は前記第2下部電極と前記一枚の電極板との対向面積と異なっている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサ内蔵配線基板。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ内蔵配線基板に関するものであり、詳しくはICチップを搭載可能な多層配線構造のコンデンサ内蔵配線基板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ICチップを搭載可能な配線基板として、ICチップの電源ラインとグランドラインとの間に薄膜コンデンサを接続してデカップリングすることにより、搭載されるICチップが高速にオンオフして生じるスイッチングノイズによって電源ラインの電位が瞬時に低下するのを抑制するものが提案されている。例えば、特許文献1では、誘電体膜の膜厚の異なる複数のコンデンサをICチップの電源ラインとグランドラインとの間に並列に接続することにより、1つのコンデンサを用いる場合に比べて、より広い帯域の周波数でインピーダンスを低減するようにしたものが提案されている。
【特許文献1】特開2005−191266号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、ICチップを搭載可能な多層配線構造の配線基板に上述した特許文献1のような複数のコンデンサを内蔵しようとすると、多層配線構造に内蔵する誘電体層を各コンデンサごとに膜厚が異なるように作製しなければならないため、誘電体層を形成するのに多工程が必要になるという問題が生じる。
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、多層配線構造に内蔵される誘電体層の厚さが略均一であるにもかかわらず、広い帯域の周波数でインピーダンスが低減されるコンデンサ内蔵配線基板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
【0006】
本発明のコンデンサ内蔵配線基板は、
ICチップを搭載可能な多層配線構造の基板であって、
前記多層配線構造に内蔵され、第1誘電体層の両面に配置された第1下部電極と第1上部電極との対向面積が所定面積となるように形成された第1コンデンサと、
前記多層配線構造に内蔵され、前記第1誘電体層と並設され該第1誘電体層と同じ厚さの第2誘電体層の両面に配置された第2下部電極と第2上部電極との対向面積が前記所定面積とは異なる面積となるように形成された第2コンデンサと、
前記ICチップに電源を供給する電源パッド及び前記ICチップを接地するグランドパッドのいずれか一方と前記第1及び第2下部電極とを電気的に接続するラインと、
前記前記電源パッド及び前記グランドパッドのいずれか他方と前記第1及び第2上部電極とを電気的に接続するラインと、
を備えたものである。
【0007】
このコンデンサ内蔵配線基板では、第1コンデンサの上部電極と下部電極との対向面積と第2コンデンサの上部電極と下部電極との対向面積(重なり合う面積)が異なっていることから、第1コンデンサの静電容量は第2コンデンサの静電容量と異なることになる。この結果、電源パッドに繋がるラインとグランドパッドに繋がるラインとの間に、静電容量の異なる複数のデカップリングコンデンサが並列に接続されているのと同じ状態になる。ここで、第1及び第2コンデンサはそれぞれ共振周波数のときにインピーダンスが極小値をとるが、静電容量の異なっているため、各々の共振周波数が異なる値となりインピーダンスが広い周波数帯域にわたって低く抑えられる。また、第1及び第2コンデンサの誘電体層は同じ厚さであり並設されているため、各コンデンサに応じて厚さの異なる誘電体層を用いる場合に比べて、多層配線構造を構築する途中で各誘電体層を容易に形成することができ、ひいては第1及び第2コンデンサを容易に形成することができる。
【0008】
なお、本発明のコンデンサ内蔵配線基板は、第1及び第2コンデンサの2つのコンデンサを内蔵するものとしているが、3つ以上のコンデンサを内蔵するものについてもそのうちの2つのコンデンサが本発明の第1及び第2コンデンサの要件を満たせば本発明の権利範囲に含まれることはいうまでもない。また、本明細書で「同じ」とは、設計上あるいは製造上生じ得る誤差を考慮した上で同じであることを意味するものであり、全く同じ場合のほか、ほぼ同じ場合も含む。また、本明細書で各コンデンサの上部電極と下部電極との対向面積は、好ましくは、150μm四方の面積から10mm四方の面積の間で定められる。この場合、異なる対向面積は、150μm四方の面積から10mm四方の面積の間の異なる値ということになる。
【0009】
本発明のコンデンサ内蔵配線基板において、前記第1誘電体層と前記第2誘電体層は、一体化されて一枚の誘電体層として構成されていてもよい。こうすれば、第1誘電体層と第2誘電体層とが分離している場合に比べて、一枚の誘電体層を分割することなくそのまま用いることができるため、手間がかからず製造工程が簡略化される。
【0010】
本発明のコンデンサ内蔵配線基板において、前記第1誘電体層と前記第2誘電体層は、セラミック焼結体であってもよい。こうすれば、誘電体層の誘電率を十分高くすることができるため、第1及び第2コンデンサの静電容量を大きくして電源電圧の瞬時低下に対応する電荷供給源として機能させることができる。ここで、セラミック焼結体としては、特に限定されるものではないが、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸化タンタル(TaO3、Ta25)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、チタン酸ジルコン酸ニオブ鉛(PNZT)、チタン酸ジルコン酸カルシウム鉛(PCZT)及びチタン酸ジルコン酸ストロンチウム鉛(PSZT)からなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属酸化物を含んでなる原料を焼成したものとしてもよい。
【0011】
本発明のコンデンサ内蔵配線基板において、前記第1下部電極と前記第2下部電極は分離され、前記第1上部電極と前記第2上部電極は分離され、前記第1下部電極と前記第1上部電極との対向面積は前記第2下部電極と前記第2上部電極との対向面積と異なるようにしてもよい。あるいは、前記第1下部電極と前記第2下部電極は一体化されて一枚の電極板として構成され、前記第1上部電極と前記一枚の電極板との対向面積は前記第2上部電極と前記一枚の電極板との対向面積と異なるようにしてもよい。あるいは、前記第1上部電極と前記第2上部電極は一体化されて一枚の電極板として構成され、前記第1下部電極と前記一枚の電極板との対向面積は前記第2下部電極と前記一枚の電極板との対向面積と異なるようにしてもよい。
【0012】
なお、本明細書では「上」「下」「右」「左」等の語句を用いて説明しているが、これらの語句は構成要素の位置関係を明らかにするために用いているに過ぎない。したがって、例えば「上」「下」を逆にしたり「右」「左」を逆にしたりしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態である多層プリント配線板10の平面図、図2はこの多層プリント配線板10の概略断面図、図3はこの多層プリント配線板10の要部断面図、図4は多層プリント配線板10内の第1コンデンサ140及び第2コンデンサ240の斜視図である。
【0014】
本実施形態の多層プリント配線板10は、本発明のコンデンサ内蔵配線基板の一例であり、図1及び図2に示すように表面にICチップ70を実装する実装部60を備えている。この実装部60には、ICチップ70を接地するグランドラインGLに接続されるグランド用パッド61と、ICチップ70に電源電位を供給する電源ラインPLに接続される電源用パッド62と、ICチップ70に信号を入出力するシグナルラインSLに接続されるシグナル用パッド63とが設けられている。本実施形態では、グランド用パッド61と電源用パッド62を中央付近に格子状又は千鳥状に配列し、その周りにシグナル用パッド63を格子状、千鳥状又はランダムに配列している。グランド用パッド61は、電源ラインPLやシグナルラインSLとは独立して多層プリント配線板10の内部に形成されたグランドラインGLを介して実装部60とは反対側の面に形成されたグランド用外部端子66に接続され、電源用パッド62は、グランドラインGLやシグナルラインSLとは独立して多層プリント配線板10の内部に形成された電源ラインPLを介して実装部60とは反対側の面に形成された電源用外部端子67に接続されている。なお、電源ラインPLは第1及び第2コンデンサ140,240の上部電極142,242と接続され、グランドラインGLは第1及び第2コンデンサ140,240の下部電極141,241と接続されている。シグナル用パッド63は、電源ラインPLやグランドラインGLとは独立して多層プリント配線板10の内部に形成されたシグナルラインSLを介して実装部60とは反対側の面に形成されたシグナル用外部端子68に接続されている。なお、実装部60のパッド総数は、約1000〜30000である。
【0015】
多層プリント配線板10の構造について、図3を用いて更に詳しく説明する。多層プリント配線板10は、コア基板20と、このコア基板20の上側に絶縁層26を介して形成された前出の第1及び第2コンデンサ140,240と、この第1及び第2コンデンサ140,240の上側に形成されたビルドアップ部30と、このビルドアップ部30の最上層に形成された前出の実装部60とを備えている。なお、実装部60の各パッドはビルドアップ部30内に積層された配線パターンであるビルドアップ部内導体層(BU導体層)32と電気的に接続されている。
【0016】
コア基板20は、BT(ビスマレイミド−トリアジン)樹脂やガラスエポキシ基板等からなるコア基板本体21の表裏両面に形成された銅からなる導体層22,22と、コア基板本体21の表裏を貫通するスルーホールの内周面に形成された銅からなるスルーホール導体24とを有しており、両導体層22,22はスルーホール導体24を介して電気的に接続されている。
【0017】
第1コンデンサ140は、図3及び図4に示すように、セラミック系の高誘電体材料を高温で焼成した誘電体層43と、この誘電体層43を挟む第1下部電極141及び第1上部電極142とで構成されている。この第1コンデンサ140のうち、第1下部電極141は、誘電体層43の下面に形成されたニッケル電極であり実装部60のグランド用パッド61に電気的に接続され、第1上部電極142は、誘電体層43の上面に形成された銅電極であり実装部60の電源用パッド62に電気的に接続される。このため、第1下部電極141及び第1上部電極142はそれぞれ実装部60に実装されるICチップ70のグランド用端子及び電源用端子に接続される。また、第1下部電極141は、第2下部電極241よりも大きな面積を持つベタパターンであって、コア基板20の導体層22のうち電源ライン用の導体層22Pと第1上部電極142とを電気的に接続する第1上部バイアホール導体148を非接触な状態で貫通する円孔141aを有している。一方、第1上部電極142は、誘電体層43の上面のうち第1下部電極141と対向する位置に形成されている。この第1上部電極142は、第1下部電極141と形状及び面積が略等しいベタパターンであって、コア基板20の導体層22のうちグランド用の導体層22Gと第1下部電極141とを電気的に接続する第1下部バイアホール導体145を非接触な状態で貫通するクリアランス142aを有している。誘電体層43は一枚の誘電体膜により構成され、BaTiO3、SrTiO3、TaO3、Ta25、PZT、PLZT、PNZT、PCZT、PSZTからなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属酸化物を含んでなる高誘電体材料を約0.1〜10μmの薄膜状にしたあと焼成してセラミックにしたものである。
【0018】
第2コンデンサ240は、図3及び図4に示すように、前出の誘電体層43と、この誘電体層43を挟む第2下部電極241及び第2上部電極242とで構成されている。この第2コンデンサ240のうち、第2下部電極241は、誘電体層43の下面に形成されたニッケル電極であり実装部60のグランド用パッド61に電気的に接続され、第2上部電極242は、誘電体層43の上面に形成された銅電極であり実装部60の電源用パッド62に電気的に接続される。このため、第2下部電極241及び第2上部電極242はそれぞれ実装部60に実装されるICチップ70のグランド用端子及び電源用端子に接続される。また、第2下部電極241は、第1下部電極141よりも小さな面積を持つベタパターンであって、コア基板20の導体層22のうち電源ライン用の導体層22Pと第2上部電極242とを電気的に接続する第2上部バイアホール導体248を非接触な状態で貫通する円孔241aを有している。一方、第2上部電極242は、誘電体層43の上面のうち第2下部電極241と対向する位置に形成されている。この第2上部電極242は、第2下部電極241と面積が略等しいベタパターンであって、コア基板20の導体層22のうちグランド用の導体層22Gと第2下部電極241とを電気的に接続する第2下部バイアホール導体245を非接触な状態で貫通するクリアランス242aを有している。
【0019】
ここで、第1及び第2下部電極141,241は、いずれも絶縁層26の上面に形成された略同じ厚みの電極であり、第1及び第2上部電極142,242は、いずれも誘電体層43の上面に形成された略同じ厚みの電極である。そして、第1下部電極及び第1上部電極141,142の面積をS1、誘電体層43の厚さをd、誘電体層43の誘電率をεとすると第1コンデンサ140の静電容量C1はC1=ε・S1/dとなる。また、第2下部電極及び第2上部電極241,242の面積をS2とすると第2コンデンサ240の静電容量C2はC2=ε・S2/dとなる。面積S1は面積S2よりも大きいから、第1コンデンサ140の静電容量C1は第2コンデンサ240の静電容量C2よりも大きくなる。また、第1及び第2コンデンサ140,240の等価回路はLC並列回路となるから、周波数とインピーダンスとの関係は共振周波数のときにインピーダンスが極小になるパターンとなる。そして、共振周波数は静電容量の平方根の逆数に比例するから、静電容量の大きな第1コンデンサ140の共振周波数の方が静電容量の小さな第2コンデンサ240の共振周波数よりも小さな値となる。このときの周波数に対するインピーダンスの関係を図5に示す。なお、図5は横軸、縦軸とも対数である。
【0020】
なお、第1及び第2下部電極141,241や第1及び第2上部電極142,242は、各シグナルラインを非接触状態で上下に貫通する貫通孔を有していてもよいが、それよりも図2に示すように第1及び第2下部電極141,241や第1及び第2上部電極142,242の外側に各シグナルラインが形成されている方が好ましい。
【0021】
ビルドアップ部30は、第1及び第2コンデンサ140,240の上側にビルドアップ部絶縁層(BU絶縁層)36とBU導体層32とを交互に積層したものであり、BU絶縁層36を挟んで上下に配置されたBU導体層32同士やBU絶縁層36を挟んで上下に配置されたBU導体層32と第1及び第2コンデンサ140,240とはBUバイアホール導体34を介して電気的に接続されている。なお、ビルドアップ部30のファイン化を考慮して、BU導体層32の厚さは第1及び第2下部電極141、241よりも薄くなっている。また、ビルドアップ部30の最表層には実装部60が形成されている。このようなビルドアップ部30は、周知のサブトラクティブ法やアディティブ法(セミアディティブ法やフルアディティブ法を含む)により形成されるが、例えば以下のようにして形成される。すなわち、まず、コア基板20の表裏両面にBU絶縁層36(常温でのヤング率が例えば2〜7GPa)となる樹脂シートを貼り付ける。この樹脂シートは、変成エポキシ系樹脂シート、ポリフェニレンエーテル系樹脂シート、ポリイミド系樹脂シート、シアノエステル系樹脂シートなどで形成され、その厚みは概ね20〜80μmである。かかる樹脂シートは、シリカ、アルミナ、ジルコニア等の無機成分が分散されていてもよい。次に、貼り付けた樹脂シートに炭酸ガスレーザやUVレーザ、YAGレーザ、エキシマレーザなどによりスルーホールを形成し、この樹脂シートの表面とスルーホールの内部に無電解銅めっきを施して導体層とする。この導体層上にめっきレジストを形成し、めっきレジスト非形成部に電解銅めっきを施した後、レジスト下の無電解銅めっきをエッチング液で除去することによりBU導体層32が形成される。なお、スルーホール内部の導体層がBUバイアホール導体34となる。あとは、この手順を繰り返すことによりビルドアップ部30が形成される。本実施形態では、第1及び第2コンデンサ140,240の第1及び第2下部電極141、241はBU導体層32よりも厚く形成されている。
【0022】
次に、このように構成された多層プリント配線板10の使用例について説明する。まず、裏面に多数のはんだバンプが配列されたICチップ70を実装部60に載置する。このとき、ICチップ70のグランド用端子、電源用端子、シグナル用端子をそれぞれ実装部60のグランド用パッド61、電源用パッド62、シグナル用パッド63と接触させる。続いて、リフローにより各端子をはんだにより接合する。その後、多層プリント配線板10をマザーボード等の他のプリント配線板に接合する。このとき、予め多層プリント配線板10の裏面に形成されたパッドにはんだバンプを形成しておき、他のプリント配線板上の対応するパッドと接触させた状態でリフローにより接合する。多層プリント配線板10に内蔵された第1及び第2コンデンサ140,240は、誘電率の高いセラミックからなる誘電体層43を有していることやコンデンサを一つだけ内蔵する場合に比べて低インピーダンス領域が広くなることから、充分なデカップリング効果を奏することが可能となり、実装部60に実装したICチップ70(IC)のトランジスタが電源不足となりにくいし、高周波ノイズによる誤動作も防止することができる。なお、必要に応じて、多層プリント配線板10の実装部60の周囲に静電容量の大きなチップコンデンサを搭載し、第1及び第2コンデンサ140,240と並列接続してもよい。こうすれば、電源供給能力が一層向上しやすくなる。また、複数のチップコンデンサを搭載する場合、各チップコンデンサの静電容量が異なるようにすれば低インピーダンス領域を広くしやすくなる。
【0023】
次に、本実施例の多層プリント配線板10の製造手順について、図6〜図9に基づいて説明する。まず、誘電体層43と、誘電体層43の下面全面を覆うニッケル製の下部電極41と、誘電体層43の上面全面を覆う銅製の上部電極42とを備える高誘電体シート340(図6(a)参照)は以下の手順により作製することができる。
(1)乾燥窒素中において、濃度1.0モル/リットルとなるように秤量したジエトキシバリウムとビテトライソプロポキシドチタンを、脱水したメタノールと2−メトキシエタノールとの混合溶媒(体積比3:2)に溶解し、室温の窒素雰囲気下で3日間攪拌してバリウムとチタンのアルコキシド前駆体組成物溶液を調整した。次いで、この前駆体組成物溶液を0℃に保ちながら攪拌し、あらかじめ脱炭酸した水を0.5マイクロリットル/分の速度で窒素気流中で噴霧して加水分解する。
(2)このようにして作製されたゾル−ゲル溶液を、0.2ミクロンのフィルターを通し、析出物等をろ過する。
(3)上記(2)で作製したろ過液を厚さ14μmのニッケル製の下部電極41上に1500rpmで1分間スピンコートし、溶液をスピンコートした基板を150℃に保持されたホットプレート上に3分間置き乾燥する。その後基板を850℃に保持された電気炉中に挿入し、15分間焼成を行う。ここで、1回のスピンコート/乾燥/焼成で得られる膜厚が0.03μmとなるようゾル−ゲル液の粘度を調整する。なお、下部電極41としてはニッケルの他に、銅、白金、金、銀等を用いることもできる。
(4)スピンコート/乾燥/焼成を25回程度繰り返すことにより、厚さ0.75μmの誘電体層43とする。
(5)その後、スパッタ等の真空蒸着装置を用いて誘電体層43の上に銅層を形成し更にこの銅層上に電解めっき等で銅を10μm程度足すことにより、下部電極41と略同じ厚さの上部電極42を形成する。このようにして得られる高誘電体シート340の誘電特性は、INPEDANCE/GAIN PHASE ANALYZER(ヒューレットパッカード社製、品名:4194A)を用い、周波数1kHz、温度25℃、OSCレベル1Vという条件で測定することができる。その比誘電率は、1300程度である。なお、真空蒸着は銅以外に白金、金等の金属層を形成してもよいし、電解めっきも銅以外にニッケル、スズ等の金属層を形成してもよい。また、誘電体層43をチタン酸バリウムとしたが、他のゾル−ゲル溶液を用いることで、誘電体層43をチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸化タンタル(TaO3、Ta25)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、チタン酸ジルコン酸ニオブ鉛(PNZT)、チタン酸ジルコン酸カルシウム鉛(PCZT)及びチタン酸ジルコン酸ストロンチウム鉛(PSZT)のいずれかにすることも可能である。
【0024】
なお、高誘電体シート340のその他の作製方法として、以下の方法もある。即ち、チタン酸バリウム粉末(富士チタン工業株式会社製、HPBTシリーズ)を、チタン酸バリウム粉末の全重量に対して、ポリビニルアルコール5重量部、純水50重量部および溶剤系可塑剤としてフタル酸ジオクチルまたはフタル酸ジブチル1重量部の割合で混合されたバインダ溶液に分散させ、これをロールコータ、ドクターブレード、αコータ等の印刷機を用いて、厚さ14μmのニッケル製の下部電極41に、厚さ5〜7μm程度の薄膜状に印刷し、60℃で1時間、80℃で3時間、100℃で1時間、120℃で1時間、150℃で3時間乾燥し未焼成層とする。BaTiO3以外にSrTiO3、TaO3、Ta25、PZT、PLZT、PNZT、PCZT、PSZTからなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属酸化物を含んでなるペーストをロールコータ、ドクターブレード等の印刷機を用いて、厚さ0.1〜10μmの薄膜状に印刷、乾燥し未焼成層としてもよい。印刷後、この未焼成層を600〜950℃の温度範囲で焼成し、誘電体層43とする。その後、スパッタ等の真空蒸着装置を用いて誘電体層43の上に銅層を形成し更にこの銅層上に電解めっき等で銅を2〜10μm程度足すことにより、下部電極41と略同じ厚さの銅製の上部電極42を形成する。なお、真空蒸着は銅以外に白金、金等の金属層を形成してもよいし、電解めっきも銅以外にニッケル、スズ等の金属層を形成してもよい。その他、チタン酸バリウムをターゲットにしたスッパタ法でも可能である。
【0025】
続いて、図6(b)及び(c)に示すように、高誘電体シート340の下部電極41を直線溝L1により第1下部電極141と第2下部電極241とに分割すると共に、円孔141a,241aを形成する。なお、図6(c)は図6(b)のA−A断面図である。ここで、下部電極41を分割する方法について以下に説明する。まず、下部電極41にレジストを積層し、そのレジストにフォトマスクを介して露光・現像することにより、形成しようとする直線溝L1を除く領域を覆うようにレジストパターンを形成し、続いてエッチング液で処理して下部電極41のうちレジストで覆われていない部分を除去することにより直線溝L1を形成し、その後レジストを剥離する。円孔141a,241aの形成方法も同様に写真法(テンティング法)で形成する。この結果、下部電極41は直線溝L1により第1下部電極141と第2下部電極241に分割される。ここで、直線溝L1の溝幅は、この直線溝L1に絶縁性樹脂が充填されたときに隣り合う第1下部電極141と第2下部電極241同士の絶縁が維持される幅に設定する。また、エッチング工程では、塩化第2銅エッチング液を使用できる。
【0026】
続いて、図7(a)に示すように、コア基板20を用意し、このコア基板20の上に、熱硬化性樹脂フィルム(味の素社製のABF−45SH)を介して、温度50〜150℃、圧力0.5〜1.5MPaというラミネート条件下で高誘電体シート340を貼り付ける。その後、150℃〜170℃で1時間硬化する。これにより、熱硬化性絶縁フィルムは硬化して絶縁層26となる。このときの様子を図7(b)に示す。なお、高誘電体シート340の第1及び第2下部電極141,241の表面は粗化されているのが好ましい。この粗化は、例えば、インタープレートプロセス(荏原ユージライト製)を使用して行うことができる。
【0027】
次に、高誘電体シート340が積層された作製途中の基板の上に市販のエッチングレジスト(ドライフィルム)を貼り付け、多層プリント配線板のパターン形成時に通常行われる露光・現像により、エッチングレジストにパターンを形成する。パターン化後にエッチングレジストが形成されていない部分をエッチングにより除去したあと、エッチングレジストを除去して円孔351,352を形成する(図8(a)参照)。エッチング工程では、塩化第二銅エッチング液を使用することができる。円孔351の位置は、図3における第1下部バイアホール導体145及び第1上部バイアホール導体148が形成される位置に相当し、円孔352の位置は、図3における第2下部バイアホール導体245及び第2上部バイアホール導体248が形成される位置に相当する。続いて、円孔351,352が形成された位置にUVレーザを照射することにより、高誘電体シート340を貫通し、高誘電体シート340より下層に位置する導体層22に到達するバイアホール361,362を形成する(図8(b)参照)。なお、円孔351,352を設けず、上部電極42に直接UVレーザ等を照射してバイアホールを形成してもよい。
【0028】
次に、この作製途中の基板の表面(各円孔351,352や各バイアホール361,362の底面や周壁も含む)に無電解めっき触媒を付与した後、無電解銅めっき水溶液中にその基板を浸漬し、基板の表面に厚さ0.6〜3.0μmの無電解銅めっき膜を形成する(図示せず)。なお、無電解めっき水溶液は以下の組成のものを使用できる。硫酸銅:0.03mol/L、EDTA:0.200mol/L、HCHO:0.1g/L、NaOH:0.1mol/L、α,α′−ビピリジル:100mg/L、ポリエチレングリコール(PEG)0.1g/L。続いて、無電解銅めっき膜の上に厚さ25μmの電解銅めっき膜を形成することにより、各円孔351,352や各バイアホール361,362を銅で充填する。この結果、バイアホール361に充填された銅のうち、第1下部電極141と接触しているものが第1下部バイアホール導体145となり、第1下部電極141と接触していないものが第1上部バイアホール導体148となる。また、バイアホール362に充填された銅のうち、第2下部電極241と接触しているものが第2下部バイアホール導体245となり、第2下部電極241と接触していないものが第2上部バイアホール導体248となる(図8(c)参照)。なお、電解銅めっき液は以下の組成のものを使用できる。硫酸:200g/L、硫酸銅:80g/L、添加剤:19.5 ml/L(アトテックジャパン社製、カパラシドGL)。また、電解銅めっきは以下の条件で行うことができる。電流密度0.5−2A/dm2、時間60−115分、温度23±2℃。
【0029】
続いて、電解銅めっき膜上にエッチングレジスト(ドライフィルム)を貼り付け、その後エッチングレジストをパターン化する(図9(a)参照)。パターン化後にエッチングレジストが形成されていない部分は、上部電極42を第1上部電極142と第2上部電極242に分割する直線溝L2に相当する部分や、第1下部バイアホール導体145を上部電極42から絶縁させるためのドーナツ状のクリアランス142aに相当する部分、第2下部バイアホール導体245を上部電極42から絶縁させるためのドーナツ状のクリアランス242aに相当する部分である。エッチングレジストが形成されていない部分に存在する銅をエッチングにより除去することで、直線溝L2やクリアランス142a,242aが形成される(図9(b)参照)。これにより、上部電極42は第1上部電極142と第2上部電極242に分割され、第1下部バイアホール導体145は第1上部電極142から絶縁され、第2下部バイアホール導体245は第2上部電極242から絶縁される。その後、エッチングレジストを除去する。このような工程を経ることで、コア基板20の上に第1及び第2コンデンサ140,240が形成される。その後、この上にビルドアップ部30を段落0021で説明した方法により積層する。このとき、ビルドアップ部30の最上層には各パッド61,62,63となる電極を形成し、図1〜図3に示す多層プリント配線板10が完成する。
【0030】
以上詳述した多層プリント配線板10によれば、静電容量の異なる第1及び第2コンデンサ140,240が電源ラインPLとグランドラインGLとの間に並列に接続されているため、図5に示すように各々の共振周波数が異なる値となりインピーダンスが広い周波数帯域にわたって低く抑えられる。また、厚さが略均一な誘電体層43を用いるため、各コンデンサごとに厚さの異なる誘電体層を用いる場合に比べて、多層配線構造を構築する途中で容易に誘電体層43を形成することができ、ひいてはデカップリングコンデンサを容易に形成することができる。
【0031】
また、誘電体層43は第1及び第2コンデンサ140,240に共通な一枚の誘電体膜を用いていることから、各コンデンサ140,240の下部電極や上部電極の面積に合わせて分割した誘電体層を用いる場合に比べて、一枚の誘電体膜を分割したりする手間がかからず、製造工程が簡略化される。
【0032】
更に、誘電体層43はセラミック焼結体を用いているため、誘電率εを十分高くすることができ、各デカップリングコンデンサの静電容量を大きくして電源電圧の瞬時低下に対応する電荷供給源として機能させることができると共にシグナルの電源強化を図ることができる。
【0033】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0034】
例えば、上述した実施形態では、第1コンデンサ140につき第1下部電極141の面積と第1上部電極142の面積を略同じ大きさにすると共に両電極141,142を互いに対向するようにし、第2コンデンサ240につき第2下部電極241の面積と第2上部電極242の面積を略同じ大きさにすると共に両電極241,242を互いに対向するようにしたが、第1下部電極141の面積と第1上部電極142の面積を必ずしも略同じ大きさにする必要もない。例えば、図10に示すように、第1下部電極141の面積を第1上部電極142の面積よりも大きくすると共に、第2下部電極241の面積を第2上部電極242の面積よりも大きくしてもよい。このとき、第1下部電極141と第1上部電極142との対向面積と第2下部電極241と第2上部電極242との対向面積とが異なる大きさになるようにする。このようにしても、第1及び第2コンデンサ140,240の静電容量は互いに異なることになるため、上述した実施形態と同様の効果が得られる。また、図4の第1コンデンサ140と図10の第2コンデンサ240とを組み合わせてもよいし、図10の第1コンデンサ140と図4の第2コンデンサ240とを組み合わせてもよい。更に、下部と上部のどちらの電極面積を大きくするかは適宜決めればよい。いずれの場合も、第1及び第2コンデンサ140,240の静電容量が互いに異なるようにする。
【0035】
上述した実施形態では、第1コンデンサ140の第1下部電極141と第2コンデンサ240の第2下部電極241とを分離して設けると共に第1コンデンサ140の第1上部電極142と第2コンデンサ240の第2上部電極242とを分離して設けるようにしたが、必ずしも上下両側とも電極を分離して設ける必要はない。例えば図11に示すように、下部電極41を一枚の電極板として構成し、第1上部電極142と第2上部電極242とを分離して設けてもよい。このとき、第1上部電極241と下部電極41との対向面積は第2上部電極242と下部電極41との対向面積と異なるようにする。このようにしても、第1及び第2コンデンサ140,240の静電容量は互いに異なることになるため、上述した実施形態と同様の効果が得られる。また、逆に、第1下部電極141と第2下部電極241とを分離して設けると共に上部電極を一枚の電極板として構成し、第1下部電極141と上部電極との対向面積が第2下部電極241と上部電極との対向面積と異なるようにしてもよい。
【0036】
上述した実施形態では、ICチップ70に電源を供給する電源ラインPLとICチップ70を接地するグランドラインGLとの間に第1及び第2コンデンサ140,240を並列接続した構成を採用したが、電源ラインPLとグランドラインGLとの間に3つ以上の静電容量の異なるコンデンサを並列接続した構成を採用してもよい。例えば、4つの静電容量の異なるコンデンサを並列接続した場合には、図12に示すように低インピーダンス領域を一層広くすることが可能となる。
【0037】
上述した実施形態では、高誘電体シート340を用いることにより多層プリント配線板10に第1及び第2コンデンサ140,240を内蔵させたが、ビルドアップの手法を用いることにより多層プリント配線板10に第1及び第2コンデンサ140,240を内蔵させてもよい。例えば、絶縁層26上にめっき等により金属膜を形成したあと露光・現像することにより第1下部電極141と第2下部電極241とし、その上に厚さが略均一の誘電体層を積層し、更にその上にめっき等により金属膜を形成したあと露光・現像することにより第1上部電極142と第2上部電極242とを形成してもよい。
【0038】
上述した実施形態では、第1及び第2コンデンサ140,240に共通な一枚の誘電体層43を用いたが、第1コンデンサ140の誘電体層と第2コンデンサ240の誘電体層とを分離して並設してもよい。
【0039】
上述した実施形態では、BUバイアホール導体34の断面形状をコップ状(いわゆるコンフォーマルビア)としたが、コップ内に金属や導電性樹脂を充填したいわゆるフィルドビアとしてもよい。
【0040】
上述した実施形態では、第1及び第2コンデンサ140,240の第1及び第2下部電極141,241をグランドラインGLに接続し、第1及び第2上部電極142,242を電源ラインPLに接続したが、第1及び第2コンデンサ140,240の第1及び第2下部電極141,241を電源ラインPLに接続し、第1及び第2上部電極142,242をグランドラインGLに接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】多層プリント配線板10の平面図である。
【図2】多層プリント配線板10の概略断面図である。
【図3】多層プリント配線板10の要部断面図である。
【図4】多層プリント配線板10内の第1及び第2コンデンサ140,240の斜視図である。
【図5】第1及び第2コンデンサ140,240の周波数とインピーダンスとの関係を表すグラフである。
【図6】多層プリント配線板10の製造工程の説明図であり、(a)は高誘電体シート340の斜視図、(b)は下部電極41を加工した後の斜視図、(c)は(b)のA−A断面図である。
【図7】多層プリント配線板10の製造工程の説明図である。
【図8】多層プリント配線板10の製造工程の説明図である。
【図9】多層プリント配線板10の製造工程の説明図である。
【図10】他の実施形態の第1及び第2コンデンサ140,240の斜視図である。
【図11】他の実施形態の第1及び第2コンデンサ140,240の斜視図である。
【図12】他の実施形態におけるコンデンサの周波数とインピーダンスとの関係を表すグラフである。
【符号の説明】
【0042】
10 多層プリント配線板、21 コア基板本体、22 導体層、22G 導体層、22P 導体層、24 スルーホール導体、26 絶縁層、30 ビルドアップ部、32 BU導体層、34 BUバイアホール導体、36 BU絶縁層、41 下部電極、42 上部電極、43 誘電体層、60 実装部、61 グランド用パッド、62 電源用パッド、63 シグナル用パッド、66 グランド用外部端子、67 電源用外部端子、68 シグナル用外部端子、70 ICチップ、140 第1コンデンサ、141,241 下部電極、141a,241a 円孔、142,242 上部電極、142a,242a クリアランス、145 下部バイアホール導体、148 上部バイアホール導体、240 第2コンデンサ、245 下部バイアホール導体、248 上部バイアホール導体、340 高誘電体シート、351,352 円孔、361,362 バイアホール。
【出願人】 【識別番号】000000158
【氏名又は名称】イビデン株式会社
【出願日】 平成19年6月19日(2007.6.19)
【代理人】 【識別番号】110000017
【氏名又は名称】特許業務法人アイテック国際特許事務所


【公開番号】 特開2008−10867(P2008−10867A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2007−161341(P2007−161341)