| 【発明の名称】 |
磁気記憶媒体ケースおよび磁気遮断シート |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 智章
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| 【要約】 |
【課題】金融機関の預金通帳など磁気によって情報を読み取りが可能な磁気記憶媒体を外部の磁界から保護するような磁気記憶媒体ケースおよび磁気遮断シートに関し、軽量で磁気遮断性能に優れた収納ケースおよび磁気遮断シートを提供する。
【構成】記憶している情報を磁気によって読み取り許容する磁気記憶媒体を収納する収納ケースに、収納された磁気記憶媒体の両面の少なくとも各一部をそれぞれ覆って磁気を遮断する磁気遮断シート7を備え、該磁気遮断シート7を、磁気を遮断する磁気遮断素材による磁気遮断素材シート12,14と、各磁気遮断素材シート12,14同士の間に介装された絶縁シート13とで構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 記憶している情報を磁気によって読み取り許容する磁気記憶媒体を収納する磁気記憶媒体ケースであって、 収納された前記磁気記憶媒体の両面の少なくとも各一部をそれぞれ覆って磁気を遮断する磁気遮断シートを備え、 該磁気遮断シートを、磁気を遮断する磁気遮断素材による複数の磁気遮断層と、 各磁気遮断層同士の間に介装された絶縁層とで構成した 磁気記憶媒体ケース。 【請求項2】 前記磁気遮断シートを1mm以上の肉厚に形成した 請求項1記載の磁気記憶媒体ケース。 【請求項3】 前記磁気遮断層の肉厚より前記絶縁層の肉厚を厚く形成した 請求項1または2記載の磁気記憶媒体ケース。 【請求項4】 前記磁気遮断素材の主成分をアルミ材で形成した 請求項1、2または3記載の磁気記憶媒体ケース。 【請求項5】 前記磁気遮断素材の主成分を鉄材で形成し、 該鉄材で形成した磁気遮断層の少なくとも前記磁気記憶媒体側の面を酸化させた 請求項1から4のいずれか1つに記載の磁気記憶媒体ケース。 【請求項6】 記憶している情報を磁気によって読み取り許容する磁気記憶媒体を収納する磁気記憶媒体ケースであって、 収納された前記磁気記憶媒体の両面の少なくとも各一部をそれぞれ覆って磁気を遮断する磁気遮断シートを備え、 該磁気遮断シートを、磁気を遮断する磁気遮断素材による磁気遮断層と、 該磁気遮断層のケース外側に重ねて設けられた距離確保層とで構成した 磁気記憶媒体ケース。 【請求項7】 磁気を遮断する磁気遮断素材による複数の磁気遮断層と、 各磁気遮断層同士の間に介装された絶縁層とで構成した 磁気遮断シート。 【請求項8】 シート状に形成した鉄材の少なくとも片面を酸化させた 磁気遮断シート。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、例えば金融機関の預金通帳など磁気によって情報の読み取りが可能な磁気記憶媒体を外部の磁界から保護するような磁気記憶媒体ケースおよび磁気遮断シートに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、金融機関の預金通帳、キャッシュカード、およびクレジットカードなど、記憶されている情報を磁気により読み取れる磁気記憶媒体が提供されている。このような磁気記憶媒体は、磁気ストライプに情報が磁気的に記憶されており、適宜のリーダに設けられた磁気ヘッドにより磁気ストライプから磁気情報が読み取られる。また近年では、ICチップとアンテナで構成された非接触IC媒体も磁気記憶媒体として提供されている。この非接触IC媒体は、リーダライタに設けられたアンテナと誘導電磁界を用いて非接触通信でき、これにより情報を非接触でリーダライタに送信できる。 【0003】 一方、上記磁気ストライプにより情報を記憶した磁気記憶媒体は、強い磁界の中に長時間放置されると、磁気が異常状態となって情報を読み取れなくことがある。このような磁気異常を防止する方法として、例えば預金通帳に対してであれば、預金通帳を収納するカードケースに、鉄板などの磁気を遮断する部材を取り付ける方法が考えられる。しかし、磁気を確実に防止するためには、鉄板の肉厚を一定以上の厚みとすることが必要であり、カードケースの全体重量が重くなって不便であるという問題点がある。 【0004】 また、磁気記憶媒体を磁界から保護するものとして、耐磁気性カードケースが提案されている(特許文献1参照)。 この耐磁気性カードケースは、見開き式のケースであり、見開き扉の両側にコバルトアモルファス合金が設けられている。 しかし、この耐磁気性カードケースは、カードケースの全体重力を軽くできるものではなかった。 【0005】 【特許文献1】特開平10−294586号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 この発明は、上述の問題に鑑み、軽量で磁気遮断性能に優れた磁気記憶媒体ケースおよび磁気遮断シートを提供し、利用者の満足度を向上させることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 この発明は、記憶している情報を磁気によって読み取り許容する磁気記憶媒体を収納する磁気記憶媒体ケースであって、収納された前記磁気記憶媒体の両面の少なくとも各一部をそれぞれ覆って磁気を遮断する磁気遮断シートを備え、該磁気遮断シートを、磁気を遮断する磁気遮断素材による複数の磁気遮断層と、各磁気遮断層同士の間に介装された絶縁層とで構成した磁気記憶媒体ケースであることを特徴とする。 【0008】 またこの発明は、記憶している情報を磁気によって読み取り許容する磁気記憶媒体を収納する磁気記憶媒体ケースであって、収納された前記磁気記憶媒体の両面の少なくとも各一部をそれぞれ覆って磁気を遮断する磁気遮断シートを備え、該磁気遮断シートを、磁気を遮断する磁気遮断素材による磁気遮断層と、該磁気遮断層のケース外側に重ねて設けられた距離確保層とで構成した磁気記憶媒体ケースであることを特徴とする。 【発明の効果】 【0009】 この発明により、軽量で磁気遮断性能に優れた磁気記憶媒体ケースおよび磁気遮断シートを提供し、利用者の満足度を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。 【実施例1】 【0011】 図1は、磁気記憶媒体Mと、該磁気記憶媒体Mを収納する収納ケース1の外観を示す斜視図である。 【0012】 磁気記憶媒体Mは、この実施例1では金融機関で用いられる見開き状に開く長方形の預金通帳としている。この預金通帳には、磁気ストライプ(図示省略)が設けられており、この磁気ストライプに口座番号などの情報が磁気的に記録されている。 【0013】 収納ケース1は、前記磁気記憶媒体Mより一回り大きい長方形のシート状の表カバー2と裏カバー3とを3辺の接着部4で接着して形成している。この接着部4は、適宜の接着材を用いて表カバー2の一部と裏カバー3の一部とを接着する構成とする、あるいは表カバー2と裏カバー3との両接触面を熱溶着素材で構成しておいて両者を熱溶着するなど、適宜の方法によって接着されている。なお、熱溶着部材は、例えばPETやナイロンなどで構成することができる。 【0014】 このように構成された収納ケース1は、接着部4が設けられていない残りの1辺が開口部6となって、この開口部6から前記磁気記憶媒体Mを内部に完全に収納できる構成となっている。また、表カバー2の開口部6側辺の中央には、内部に収納された磁気記憶媒体Mを取り出しやすくするための切り欠き穴5が設けられている。 【0015】 表カバー2および裏カバー3は、いずれも電磁波遮断シート7で構成されている。表カバー2および裏カバー3を別素材のシートで構成することも可能であるが、この実施例では同一の電磁波遮断シート7を採用することにより、材料のコストダウンと製造時の材料管理の容易化を図っている。また、電磁波遮断シート7は、磁気記憶媒体Mの一部として磁気ストライプが設けられている部分を少なくとも覆う構成とすればよく、この実施例1では磁気記憶媒体M全体を覆う構成としている。 【0016】 図2は電磁波遮断シート7の断面図を示す。 電磁波遮断シート7は、表面シート11、磁気遮断素材シート12、絶縁シート13、磁気遮断素材シート14、および裏面シート15を上からこの順で重合配置して互いに平行に構成している。 【0017】 表面シート11および裏面シート15は、絶縁素材の一例としてナイロン材により形成された肉厚0.25μmの長方形のシートである。 磁気遮断素材シート12および磁気遮断素材シート14は、アルミ材に炭素を含有した素材により形成された0.05μmの長方形のシートである。この磁気遮断素材シート12,14は、鉄材により形成された肉厚50μmの長方形のシートで構成することも可能であるが、アルミ材を主成分とすることにより、素材の重量を軽量化している。また磁気遮断素材シート12,14は、アルミ材のみで構成することも可能であるが、炭素を含有させることで電磁波の遮断性能を向上させており、その分肉厚を薄くして軽量化している。 絶縁シート13は、絶縁素材の一例としてナイロン材により形成された肉厚略1mmの長方形のシートである。 【0018】 以上の構成により、軽量で電磁波遮断性能の優れた電磁波遮断シート7を提供でき、この電磁波遮断シート7を用いた収納ケース1を提供することができる。 詳述すると、図3の説明図の(A)の比較例に示すように、アルミ材に炭素を含有した素材により前記磁気遮断素材シート12と磁気遮断素材シート14を重ねた厚さである0.1μmの肉厚に形成された比較用シート112を用いた場合、電磁波Gは少量ながら通過してしまう。 【0019】 しかし、図3(B)に示すように、その半分の肉厚である磁気遮断素材シート12および磁気遮断素材シート14を用い、さらにその間に絶縁シート13を設けたことで、電磁波Gを二段階で遮断でき、二段目の磁気遮断素材シート14により完全に遮断することができる。 【0020】 このように二段階で電磁波Gを遮断することによる電磁波遮断性能の向上度合いは、絶縁シート13の肉厚が厚いほど高くなる。この実施例1では、電磁波遮断シート7全体として1mm程度の肉厚、さらに言えば磁気遮断素材シート12の外側面から磁気遮断素材シート14の外側面までの厚みを1mm程度の厚みとすることで、充分な電磁波遮断性能と、コンパクト化との両立を図っている。つまり、電磁波遮断シート7の肉厚が厚くなればそれだけ取り扱いに不便になるが、1mm程度の肉厚に抑えることで、取り扱いの利便性を確保しており、その上で充分な電磁波遮断性能を確保している。なお、電磁波遮断性能に着目すれば、磁気遮断素材シート12の外側面から磁気遮断素材シート14の外側面までの厚みを1mm以上の厚みに構成すればよい。 【0021】 図4のグラフ図は、この電磁波遮断シート7の電磁波遮断性能を示している。 図4(A)はKEC法(電界)により1MHz〜1GHzまでの電磁波に対する電磁波遮断シート7の性能をグラフ化したものである。グラフの縦軸はシールド効果(Shielding Effectiveness)を示し、単位はdBである。グラフの横軸は周波数(Frequency)を示し、単位はMHzである。 このグラフに示すように、電磁波遮断シート7は、1MHz〜1GHzの電磁波に対して略62.9dB以上で略88.0dB以下のシールド効果を有している。 【0022】 図4(B)はKEC法(磁界)により1MHz〜1GHzまでの電磁波に対する電磁波遮断シート7の性能をグラフ化したものである。グラフの縦軸はシールド効果(Shielding Effectiveness)を示し、単位はdBである。グラフの横軸は周波数(Frequency)を示し、単位はMHzである。 このグラフに示すように、電磁波遮断シート7は、1MHz〜1GHzの電磁波に対して略23.6dB以上で略82.0dB以下のシールド効果を有している。 【0023】 このように、収納ケース1は十分な電磁波遮断性能を有しているため、収納した磁気記憶媒体Mの磁気ストライプの磁気状態を保護することができ、磁気異常によって磁気ストライプから情報を読み取れなくなることを防止できる。さらに言えば、この実施例1の収納ケース1は、磁気記憶媒体Mを収納した状態で磁気ストライプの存在位置にめがけて1000ガウスの磁界を外から照射しても、電磁波遮断シート7で磁界を遮断して磁気ストライプの磁気異常を発生させないで保護できる。したがって磁気記憶媒体Mは、この磁界照射の後もリーダライタに対して問題なく情報を読み取らせることができる。 【実施例2】 【0024】 図5は、実施例2の収納ケース20の外観を示す斜視図である。 この収納ケース20は、同じサイズの長方形の表カバー20aと裏カバー20bとの一長辺が折り返し部23として接続されて構成されている。 【0025】 表カバー20aは、実施例1で説明した電磁波遮断シート7で構成された表シート22に、同一幅で折り返し部23側へ向かっての長さが短いカバーシート21が重合配置されている。このカバーシート21と表シート22は、折り返し部23側の一辺を除いた3辺が接着部27として接続されて袋状に構成されている。 カバーシート21は、ナイロンやPETなど電磁波に影響を与えない素材によって構成されている。 【0026】 裏カバー20bは、実施例1で説明した電磁波遮断シート7で構成された裏シート25に、同一幅で折り返し部23側へ向かっての長さが短いカバーシート24が重合配置されている。このカバーシート24と裏シート25は、折り返し部23側の一辺を除いた3辺にて接着部27として接続されており、袋状に構成されている。 カバーシート24は、ナイロンやPETなど電磁波に影響を与えない素材によって構成されている。 【0027】 このように構成された表カバー20aと裏カバー20bは、磁気記憶媒体Mとしての預金通帳を見開き可能に収納することができる。つまり、表カバー20aのカバーシート21と表シート22の間に折り返し部23側から預金通帳の表紙を収納し、裏カバー20bのカバーシート24と裏シート25の間に折り返し部23側から預金通帳の裏表紙を収納することができる。こうすることで、収納ケース1から預金通帳を取り出さなくとも、表カバー20aと裏カバー20bを開閉して預金通帳の中身を確認することができる。 【0028】 以上の構成により、実施例1と同様に、軽量で電磁波遮断性能の優れた電磁波遮断シート7を用いた収納ケース20を提供することができる。 この実施例2の収納ケース20は、預金通帳を取り外すことなく預金通帳の中身を確認できるため、非常に便利に使用することができる。 【0029】 また、この預金通帳にICチップとアンテナが設けられてRF−IDタグと呼ばれる非接触IC媒体としての機能が付与されていれば、表カバー20aと裏カバー20bを見開き状に開くだけでリーダライタと非接触通信可能な状態とすることができる。表カバー20aと裏カバー20bを閉じれば、電磁波遮断シート7が電磁波を遮断するため、非接触通信できない状態にでき、不正に非接触通信されて情報が読み取られるスキミングを防止できる。 【0030】 なお、実施例2の表シート22および裏シート25、あるいは電磁波遮断シート7中の磁気遮断素材シート12,14は、図6の断面図に示す多機能シート30で構成してもよい。 この多機能シート30は、鉄素材で形成された肉厚50μmのシートの両面を酸化させることで、鉄層32の両面に酸化鉄層31,33が存在して全体として1mm程度の肉厚となるように構成されている。 【0031】 この多機能シート30を用いた場合も、表シート22および裏シート25を閉じれば預金通帳の非接触IC媒体とリーダライタが非接触通信できない状態となり、表シート22および裏シート25を開けば預金通帳の非接触IC媒体とリーダライタが非接触通信できる状態となる。 【0032】 そして、表シート22および裏シート25を開けて預金通帳の非接触IC媒体とリーダライタが非接触通信できる状態とした際に、非接触IC媒体側の表面の酸化鉄層31で非接触IC媒体のアンテナによる非接触通信性能を向上させることができる。 【0033】 この多機能シート30は、鉄層32(アルミや銅や銀でもよい)の両面にアモルファスシートやパーマロイなどの軟磁性素材によるシートを重合配置して構成することも可能であるが、鉄の両面を酸化させて構成することで、電磁波遮断機能と電磁波強化機能の両機能を安価かつ容易に得ることができる。 【0034】 また、実施例2の表シート22および裏シート25、あるいは実施例1の電磁波遮断シート7は、図7の断面図に示す電磁波遮断シート7aで構成してもよい。 この電磁波遮断シート7aは、表面シート11、距離確保シート18、磁気遮断素材シート19、および裏面シート15をこの順で重合配置して構成されている。 【0035】 表面シート11および裏面シート15は、絶縁素材の一例としてナイロン材により形成された肉厚0.25μmの長方形のシートである。 距離確保シート18は、スポンジ材により形成された肉厚0.5mm〜1.5mmの長方形のシートである。 【0036】 磁気遮断素材シート19は、アルミ材に炭素を含有した素材により形成された0.05μmの長方形のシートである。この磁気遮断素材シート19は、鉄材により形成された肉厚50μmの長方形のシートで構成することも可能であるが、アルミ材を主成分とすることにより、素材の重量を軽量化している。また磁気遮断素材シート19は、アルミ材のみで構成することも可能であるが、炭素を含有させることで電磁波の遮断性能を向上させており、その分肉厚を薄くして軽量化している。 【0037】 このように構成した電磁波遮断シート7aは、磁気遮断素材シート19が磁気記憶媒体M側に位置するように配置する。つまり、実施例1の電磁波遮断シート7を上記電磁波遮断シート7aとする場合であれば、磁気遮断素材シート19が内側となるように構成する。また、実施例2の表シート22および裏シート25を上記電磁波遮断シート7aとする場合であれば、それぞれに重合配置されるカバーシート21,24側に磁気遮断素材シート19が位置するように構成する。 このように構成した電磁波遮断シート7aは、全体の肉厚が1mm〜2mmとなるように構成するとよい。 【0038】 以上の構成により、磁界(磁力)を発する磁界発生体(例えば強力な永久磁石など)が近くに存在する場合であっても、磁界発生体と磁気遮断素材シート19の間に少なくとも距離確保シート18の肉厚分の距離を確保することができ、磁気遮断素材シート19による磁気遮断効果を高めることができる。 【0039】 例えば、強力な永久磁石などを磁気記憶媒体Mの磁気ストライプに接触させると、永久磁石の発する磁界によって磁気ストライプに記憶されている磁気情報が消えてしまう。この強力な磁界の遮断を磁気遮断素材シート19だけで実現しようとすると、磁気遮断素材シート19の肉厚を相当厚くする必要がある。しかし、上述したように永久磁石と磁気遮断素材シート19の間に距離確保シート18が必ず介在する構成とすることにより、磁気遮断素材シート19に到達する永久磁石の磁界が弱まる。 【0040】 このため、収納ケース1や収納ケース20内に磁気記憶媒体Mを収納した状態で収納ケース1,20の外側に強力な永久磁石が接触しても、距離確保シート18と磁気遮断素材シート19によって磁界が磁気記憶媒体Mに到達することを防止でき、磁気記憶媒体Mの磁気ストライプに記憶されている磁気情報が消去されることを防止できる。 【0041】 また、磁気遮断素材シート12,14,19は、フェライト材によるフェライト層、炭素材による炭素層、アルミ材によるアルミ層、および炭素材による炭素層をこの順で重合配置して構成してもよい。このように構成した場合、フェライト層が外側、つまり磁気記憶媒体Mと反対側に位置するように収納ケース1,20を構成するとよい。この場合も、磁界を充分に遮断することができる。 【0042】 この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、 この発明の磁気記憶媒体ケースは、実施形態の収納ケース1および収納ケース20に対応し、 以下同様に、 磁気遮断シートは、電磁波遮断シート7および多機能シート30に対応し、 磁気遮断層は、磁気遮断素材シート12,14,19、および鉄層32に対応し、 絶縁層は、絶縁シート13に対応し、 距離確保層は、距離確保シート18に対応し、 磁気遮断素材は、アルミ材および鉄材に対応するも、 この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】磁気記憶媒体と収納ケースの外観を示す斜視図。 【図2】電磁波遮断シートの断面図。 【図3】電磁波遮断性能の説明図。 【図4】電磁波遮断シートの電磁波遮断性能を示すグラフ図。 【図5】実施例2の収納ケースの外観を示す斜視図。 【図6】他の実施例における電磁波遮断シートとしての多機能シートの断面図。 【図7】他の実施例における電磁波遮断シートの断面図。 【符号の説明】 【0044】 1…収納ケース、7…電磁波遮断シート、12…磁気遮断素材シート、13…絶縁シート、14…磁気遮断素材シート、18…距離確保シート、19…磁気遮断素材シート、20…収納ケース、30…多機能シート、32…鉄層、M…磁気記憶媒体
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| 【出願人】 |
【識別番号】597120972 【氏名又は名称】オリエント測器コンピュータ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月14日(2006.7.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067747 【弁理士】 【氏名又は名称】永田 良昭
【識別番号】100121603 【弁理士】 【氏名又は名称】永田 元昭
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| 【公開番号】 |
特開2008−10799(P2008−10799A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−193508(P2006−193508) |
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