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【発明の名称】 電子機器および実装構造体
【発明者】 【氏名】飯窪 孝

【氏名】日下 博之

【要約】 【課題】本発明の目的は、実装効率の向上を図った電子機器を得ることにある。

【構成】電子機器1は、回路基板11の第1の面11aに実装される第1の発熱体12と、第1の発熱体12に熱的に接続される第1の放熱用部材16と、第1の放熱用部材を16支持するとともに、取付孔21を利用して回路基板11に実装される第1の支持体14と、回路基板11の厚さ方向に沿って第1の発熱体12とその一部が重なるように第2の面11bに実装される第2の発熱体13と、第2の発熱体13に熱的に接続される第2の放熱用部材17と、第2の放熱用部材17を支持するとともに第1の支持体14が利用する取付孔21を共に利用して回路基板11に実装される第2の支持体15とを具備する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
上記筐体に収容されるとともに、第1の面と、上記第1の面の裏側に形成される第2の面と、上記第1の面から上記第2の面に貫通する取付孔とを有する回路基板と、
上記回路基板の第1の面に実装される第1の発熱体と、
上記第1の発熱体に熱的に接続される第1の放熱用部材と、
上記第1の放熱用部材を支持するとともに、上記取付孔を利用して上記回路基板の第1の面に実装される第1の支持体と、
上記回路基板の厚さ方向に沿って上記第1の発熱体とその一部が重なるように上記第2の面に実装される第2の発熱体と、
上記第2の発熱体に熱的に接続される第2の放熱用部材と、
上記第2の放熱用部材を支持するとともに、上記第1の支持体が利用する上記取付孔を共に利用して上記回路基板の第2の面に実装される第2の支持体と、
を具備することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器において、
上記回路基板の取付孔は、上記第1および第2の発熱体が実装される領域の周囲に沿って複数設けられ、この複数の取付孔にはそれぞれ上記第1および第2の支持体が実装され、上記第1および第2の放熱用部材は、それぞれ上記第1および第2の発熱体が実装される領域を覆う大きさに形成されることを特徴とする電子機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電子機器において、
上記第1の支持体は、上記第1の放熱用部材を上記第1の発熱体に向けて押圧する附勢部を有し、上記第2の支持体は、上記第2の放熱用部材を上記第2の発熱体に向けて押圧する附勢部を有することを特徴とする電子機器。
【請求項4】
請求項3に記載の電子機器において、
上記第1の放熱用部材に支持されるとともに、上記第1の放熱用部材から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第2の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第1の受け部と、
上記第2の放熱用部材に支持されるとともに、上記第2の放熱用部材から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第1の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第2の受け部と、を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項5】
請求項4に記載の電子機器において、
上記筐体に収容される放熱フィンと、
上記放熱フィンを冷却する冷却ファンと、
上記放熱フィンに熱的に接続されるとともに、上記第1の放熱用部材に熱的に接続されるヒートパイプと、を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項6】
請求項1に記載の電子機器において、
上記第1の支持体は、上記回路基板に立設される第1の支持具と、上記第1の支持具に支持されるとともに上記第1の放熱用部材を固定する第1の固定具とを有し、
上記第2の支持体は、上記回路基板に立設される第2の支持具と、上記第2の支持具に支持されるとともに上記第2の放熱用部材を固定する第2の固定具とを有することを特徴とする電子機器。
【請求項7】
請求項6に記載の電子機器において、
上記第1の固定具は、上記第1の放熱用部材を上記第1の発熱体に向けて押圧し、上記第2の固定具は、上記第2の放熱用部材を上記第2の発熱体に向けて押圧することを特徴とする電子機器。
【請求項8】
請求項7に記載の電子機器において、
上記第1の固定具に支持されるとともに、上記第1の固定具から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第2の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第1の受け部と、
上記第2の固定具に支持されるとともに、上記第2の固定具から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第1の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第2の受け部と、を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項9】
請求項8に記載の電子機器において、
上記筐体に収容される放熱フィンと、
上記放熱フィンを冷却する冷却ファンと、を備え、
上記第1の放熱用部材は、上記第1の発熱体に熱的に接続される一端部と上記放熱フィンに熱的に接続される他端部とを有するヒートパイプであることを特徴とする電子機器。
【請求項10】
第1の面と、上記第1の面の裏側に形成される第2の面と、上記第1の面から上記第2の面に貫通する取付孔とを有する回路基板と、
上記回路基板の第1の面に実装される第1の発熱体と、
上記第1の発熱体に熱的に接続される第1の放熱用部材と、
上記第1の放熱用部材を支持するとともに、上記取付孔を利用して上記回路基板の第1の面に実装される第1の支持体と、
上記回路基板の厚さ方向に沿って上記第1の発熱体とその一部が重なるように上記第2の面に実装される第2の発熱体と、
上記第2の発熱体に熱的に接続される第2の放熱用部材と、
上記第2の放熱用部材を支持するとともに、上記第1の支持体が利用する上記取付孔を共に利用して上記回路基板の第2の面に実装される第2の支持体と、
を具備することを特徴とする実装構造体。
【請求項11】
請求項10に記載の実装構造体において、
上記回路基板の取付孔は、上記第1および第2の発熱体が実装される領域の周囲に沿って複数設けられ、この複数の取付孔にはそれぞれ上記第1および第2の支持体が実装され、上記第1および第2の放熱用部材は、それぞれ上記第1および第2の発熱体が実装される領域を覆う大きさに形成されることを特徴とする実装構造体。
【請求項12】
請求項11に記載の実装構造体において、
上記第1の支持体は、上記第1の放熱用部材を上記第1の発熱体に向けて押圧する附勢部を有し、上記第2の支持体は、上記第2の放熱用部材を上記第2の発熱体に向けて押圧する附勢部を有することを特徴とする実装構造体。
【請求項13】
請求項12に記載の実装構造体において、
上記第1の放熱用部材に支持されるとともに、上記第1の放熱用部材から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第2の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第1の受け部と、
上記第2の放熱用部材に支持されるとともに、上記第2の放熱用部材から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第1の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第2の受け部と、を備えることを特徴とする実装構造体。
【請求項14】
筐体と、
上記筐体に収容されるとともに、第1の面と、上記第1の面の裏側に形成される第2の面とを有する回路基板と、
上記回路基板の第1の面に実装される第1の発熱体と、
上記第1の発熱体に熱的に接続される第1の放熱用部材と、
上記回路基板に実装され、上記第1の放熱用部材を支持する第1の支持体と、
上記回路基板の第2の面に実装される第2の発熱体と、
上記第2の発熱体に熱的に接続される第2の放熱用部材と、
上記回路基板に実装され、上記第2の放熱用部材を支持する第2の支持体と、
上記第1の放熱用部材に支持されるとともに、上記第1の放熱用部材から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第2の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第1の受け部と、
上記第2の放熱用部材に支持されるとともに、上記第2の放熱用部材から上記回路基板を向いて延び、上記回路基板のなかで上記第1の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第2の受け部と、
を具備することを特徴とする電子機器。
【請求項15】
請求項14に記載の電子機器において、
上記第1の支持体は、上記第1の放熱用部材を上記第1の発熱体に向けて押圧する附勢部を有し、上記第2の支持体は、上記第2の放熱用部材を上記第2の発熱体に向けて押圧する附勢部を有することを特徴とする電子機器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板の表裏に放熱用部材を実装する実装構造体およびその実装構造体を備える電子機器に係り、特に放熱用部材の実装構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばポータブルコンピュータのような電子機器は、筐体内に回路基板を収容する。この回路基板には、CPUやノースブリッジのような半導体素子が実装されている。これらの半導体素子は発熱するため、回路基板には例えば放熱板のような放熱用部材が搭載される。
【0003】
例えば、特許文献1には回路基板の両面に半導体素子と冷却体とを実装したユニット構造体が開示されている。特許文献1に記載のユニット構造体は、回路基板の表裏各側にそれぞれ絶縁スペーサ、半導体素子、および冷却体からなる積層体を実装する。
【特許文献1】特開平8−330484号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
CPUやノースブリッジのような半導体素子が実装される回路基板には、それらの半導体素子が実装された領域の裏側にコンデンサのような回路部品が実装される。特許文献1に記載のユニット構造体は、このような回路部品を実装するスペースが無く、CPUやノースブリッジのような半導体素子の実装に対応したものではない。一方、上記のような半導体素子を実装する回路基板では、その実装効率を向上させることが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、実装効率の向上を図った実装構造体および電子機器を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、筐体に収容されるとともに第1の面と第1の面の裏側に形成される第2の面と第1の面から第2の面に貫通する取付孔とを有する回路基板と、回路基板の第1の面に実装される第1の発熱体と、第1の発熱体に熱的に接続される第1の放熱用部材と、第1の放熱用部材を支持するとともに取付孔を利用して回路基板の第1の面に実装される第1の支持体と、回路基板の厚さ方向に沿って第1の発熱体とその一部が重なるように第2の面に実装される第2の発熱体と、第2の発熱体に熱的に接続される第2の放熱用部材と、第2の放熱用部材を支持するとともに第1の支持体が利用する取付孔を共に利用して回路基板の第2の面に実装される第2の支持体とを具備する。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る実装構造体は、第1の面と第1の面の裏側に形成される第2の面と第1の面から上記第2の面に貫通する取付孔とを有する回路基板と、回路基板の第1の面に実装される第1の発熱体と、第1の発熱体に熱的に接続される第1の放熱用部材と、第1の放熱用部材を支持するとともに取付孔を利用して回路基板の第1の面に実装される第1の支持体と、回路基板の厚さ方向に沿って第1の発熱体とその一部が重なるように第2の面に実装される第2の発熱体と、第2の発熱体に熱的に接続される第2の放熱用部材と、第2の放熱用部材を支持するとともに第1の支持体が利用する取付孔を共に利用して回路基板の第2の面に実装される第2の支持体とを具備する。
【発明の効果】
【0008】
これらの構成によれば、回路基板の実装面積を有効に利用でき、実装効率が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体2と表示ユニット3とを備えている。本体2は、箱状の筐体4を備える。筐体4は、上壁4a、周壁4b、および図示しない下壁を有する。
【0010】
表示ユニット3は、ディスプレイハウジング5と、このディスプレイハウジング5に収容された液晶表示パネル6とを備える。液晶表示パネル6は、表示画面6aを有する。表示画面6aは、ディスプレイハウジング5の前面の開口部5aを通じてディスプレイハウジング5の外部に露出している。
【0011】
表示ユニット3は、筐体4の後端部に例えば一対のヒンジ装置7a,7bを介して支持されている。そのため表示ユニット3は、上壁4aを上方から覆うように倒される閉じ位置と、上壁4aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
【0012】
図1に示すように、筐体4は、その内部に実装構造体8を収容している。図2に示すように、実装構造体8は、回路基板11、第1および第2の半導体素子12,13、第1および第2の支持体14,15、並びに第1および第2の放熱板16,17を備える。第1および第2の半導体素子12,13は、それぞれ発熱体の一例である。第1および第2の放熱板16,17は、それぞれ放熱用部材の一例である。
【0013】
図3に示すように、回路基板11の一例は、矩形板状に形成された両面印刷基板である。回路基板11の四隅には、回路基板11を筐体4内に固定するための第1の取付孔19が形成されている。回路基板11は、例えば上面としての第1の面11aと、この第1の面11aの裏側に形成された例えば下面としての第2の面11bとを有する。
【0014】
回路基板11には、例えば四つの第2の取付孔21が設けられている。第2の取付孔21は、回路基板11の第1の面11aから第2の面11bに貫通している。第2の取付孔21の周縁部には、導体層22が形成されている。導体層22は、回路基板11の外部に露出している。導体層22の一例は、銅箔である。
【0015】
図5は、実装構造体8を模式的に示した図である。図5に示すように、第1の半導体素子12は、回路基板11の第1の面11aに実装されている。第1の半導体素子12の一例は、例えばBGA(ball grid array)形の半導体パッケージであり、例えばCPUである。第1の半導体素子12は、回路基板11に電気的に接続されたベース基板12aと、ベース基板12aに搭載されたICチップ12bとを有する。図4および図5に示すように、回路基板11のなかで第1の半導体素子12が実装される領域の裏側には回路部品24が実装されている。回路部品24の一例はコンデンサである。
【0016】
図5に示すように、第2の半導体素子13は、回路基板11の第2の面11bに実装されている。第2の半導体素子13の一例は、例えばBGA形の半導体パッケージであり、例えばノースブリッジである。第2の半導体素子13は、回路基板11に電気的に接続されたベース基板13aと、ベース基板13aに搭載されたICチップ13bとを有する。回路基板11のなかで第2の半導体素子13が実装される領域の裏側には回路部品24が実装されている。回路部品24の一例はコンデンサである。
【0017】
なお第1および第2の半導体素子12,13は、CPUやノースブリッジに限らず、例えばグラフィックチップやメモリモジュールなどであっても良い。第1および第2の半導体素子12,13はBGA形の半導体パッケージに限らず、例えばLGA(land grid array)形やCPS(chip size package)形の半導体パッケージであっても良く、その他の種々の回路部品であっても良い。
【0018】
図4および図5に示すように、回路基板11の表裏に分かれて実装された第1および第2の半導体素子12,13は、回路基板11の厚さ方向に互いにその一部を重ねて配置されている。すなわち第2の半導体素子13の一部が、第1の半導体素子12が実装された領域の裏側に実装され、回路基板11の厚さ方向に沿って第1の半導体素子12と重なっている。したがって図4に示すように、例えば実装構造体8を上方から見た場合、第1および第2の半導体素子12,13は、互いにその一部がオーバーラップしている。
図3および図4に示すように、回路基板11には、第1および第2の半導体素子12,13の他にも種々の回路部品25が実装されている。
【0019】
上述した例えば四つの第2の取付孔21は、回路基板11のなかで第1および第2の半導体素子12,13が実装される領域の周囲に沿って、互いに離間して配置されている。複数の第2の取付孔21は、互いに協働することで第1および第2の半導体素子12,13が実装される領域を例えば四方から取り囲んでいる。
【0020】
図2、図4および図5に示すように、第1および第2の放熱板16,17は、例えば互いに同じ外形を有する。第1および第2の放熱板16,17は、第1および第2の半導体素子12,13が実装された回路基板11の領域を包括的に覆い得る大きさに形成されている。一対の第1および第2の放熱板16,17は、それぞれ回路基板11の表裏に分かれて配置される。第1および第2の放熱板16,17は、回路基板11の厚さ方向に沿って互いに重なるように配置される。
【0021】
第1および第2の放熱板16,17は、それぞれ回路基板11の第2の取付孔21に対向する領域に第3の取付孔27を有する。第1および第2の放熱板16,17の材質の一例は、例えばアルミニウム合金や銅合金が挙げられる。なお第1および第2の放熱板16,17の材質は、熱伝導性の良好な部材であればこれらに限らない。
【0022】
図5に示すように、第1の放熱板16は、回路基板11の上面側に配置される。第1の放熱板16は、第1の半導体素子12に対向するとともに、第2の半導体素子13が実装された領域の裏側に対向する。第1の半導体素子12と第1の放熱板16との間には伝熱部材29が介在されている。伝熱部材29は例えば弾性を有する。伝熱部材29の一例は、伝熱シートやグリスなどである。第1の放熱板16は、伝熱部材29を介して第1の半導体素子12に熱的に接続されている。
【0023】
第2の放熱板17は、回路基板11の下面側に配置される。第2の放熱板17は、第2の半導体素子13に対向するとともに、第1の半導体素子12が実装された領域の裏側にに対向する。第2の半導体素子13と第2の放熱板17との間には伝熱部材29が介在されている。第2の放熱板17は、伝熱部材29を介して第2の半導体素子13に熱的に接続されている。
【0024】
図2および図3に示すように、第1の支持体14は、第2の取付孔21を利用して回路基板11の第1の面11aに実装される。第1の支持体14は、複数の第2の取付孔21のそれぞれに実装される。第1の支持体14は、第1のスタッド31、第1のスプリング32、および第1のねじ33を有する。第1のスタッド31は、回路基板11に立設され、支持体14の本体部を形成する。第1のスプリング32は、附勢部の一例である。
【0025】
図6に示すように、第1のスタッド31は、円柱状に形成されている。第1のスタッド31の底部からは、この第1のスタッド31の外側に突出部31cが突出している。突出部31cの外形は、回路基板11の第2の取付孔21の内径に比べて一回り小さな大きさを有する。突出部31cの長さは、例えば回路基板11の厚さの略半分と同じである。第1のスタッド31には、その軸方向に沿ってねじ孔31dが形成されている。
【0026】
図6に示すように、第1のスタッド31は、回路基板11の第2の取付孔21に差込まれる。詳しくは、第1のスタッド31の突出部31cが第2の取付孔21に挿通される。第2の取付孔21に差し込まれた第1のスタッド31は、例えば半田34により回路基板11の導体層22に固定される。
【0027】
第1のねじ33は、ねじ頭33aとねじ軸33bとを有する。第1のねじ33は、第1の放熱板16の第3の取付孔27に挿通されている。第3の取付孔27に挿通された第1のねじ33のねじ軸33bは、第1のスタッド31に形成されたねじ孔31dに係合する。これにより第1のねじ33と第1のスタッド31が互いに固定され、第1の支持体14は第1の放熱板16を支持する。
【0028】
第1のスプリング32は、第1のねじ33のねじ頭33aと第1の放熱板16との間に介在する。第1のスプリング32は、第1の放熱板16を下方に向いて附勢する。すなわち第1のスプリング32は、第1の放熱板16を第1の半導体素子12に向けて押圧する。
【0029】
図2および図3に示すように、第2の支持体15は、第1の支持体14が利用する第2の取付孔21を共に利用して回路基板11の第2の面11bに実装される。第2の支持体15は、複数の第2の取付孔21のそれぞれに実装される。第2の支持体15は、第2のスタッド36、第2のスプリング37、および第2のねじ38を有する。第2のスタッド36は、回路基板11に立設され、第2の支持体15の本体部を形成する。第2のスプリング37は、附勢部の一例である。
【0030】
第2のスタッド36は、第1のスタッド31と同様に形成されている。すなわち第2のスタッド36の底部からは、この第2のスタッド36の外側に突出部36cが突出している。第2のスタッド36には、その軸方向に沿ってねじ孔36dが形成されている。
【0031】
図6に示すように、第2のスタッド36は、第1のスタッド31とは反対側から回路基板11の第2の取付孔21に差し込まれる。詳しくは、第2のスタッド36の突出部36cが第2の取付孔21に挿通される。第2の取付孔21に差し込まれた第2のスタッド36は、例えば半田34により回路基板11の導体層22に固定される。
【0032】
第2のねじ38は、ねじ頭38aとねじ軸38bとを有する。第2のねじ38は、第2の放熱板17の第3の取付孔27に挿通されている。第3の取付孔27に挿通された第2のねじ38のねじ軸38bは、第2のスタッド36に形成されたねじ孔36dに係合する。これにより第2のねじ38と第2のスタッド36が互いに固定され、第2の支持体15は第2の放熱板17を支持する。
【0033】
第2のスプリング37は、第2のねじ38のねじ頭38aと第2の放熱板17との間に介在する。第2のスプリング37は、第2の放熱板17を上方に向いて附勢する。すなわち第2のスプリング37は、第2の放熱板17を第2の半導体素子13に向けて押圧する。第1および第2のスタッド31,36の材質の一例は、例えば表面に半田めっきが施された真鍮部材である。なお第1および第2のスタッド31,36の形状は本実施形態に係る形状に限定されず、例えばスタッドはその一端部に開口部を有するとともに他端部に底壁を有する円筒状に形成され、その底壁にねじ孔が形成されたものであっても良い。
【0034】
図4および図5に示すように、実装構造体8は、第1および第2の受け部41,42を有する。第1の受け部41は、第1の放熱板16に設けられている。第1の受け部41は、第2の半導体素子13が実装された領域の裏側であって第1の半導体素子12に干渉しない領域に対向する。第1の受け部41は、例えば溶接により第1の放熱板16に固定され、第1の放熱板16に支持されている。第1の受け部41は、第1の放熱板16から回路基板11を向いて延びている。第1の受け部41の先端は、第2の半導体素子13の裏側あたる回路基板11の領域に当接する。
【0035】
第2の受け部42は、第2の放熱板17に設けられている。第2の受け部42は、第1の半導体素子12が実装された領域の裏側であって第2の半導体素子13に干渉しない領域に対向する。第2の受け部42は、例えば溶接により第2の放熱板17に固定され、第2の放熱板17に支持されている。第2の受け部42は、第2の放熱板17から回路基板11を向いて延びている。第2の受け部42の先端は、第1の半導体素子12の裏側あたる回路基板11の領域に当接する。
【0036】
第1および第2の受け部41,42は、例えば円柱状に形成された突起である。なお第1および第2の受け部41,42の形状は円柱に限らず、適宜種々の形状を採用することができる。第1および第2の受け部41,42は、例えばステンレス合金やアルミニウム合金など種々の材料で形成することができる。第1および第2の受け部41,42の取付方法は溶接に限らず、例えば第1および第2の放熱板16,17に形成された孔に圧入しても良い。
【0037】
図7に本実施形態の変形例を示すが、第1および第2の受け部41,42は、放熱板16,17と例えばダイキャストにより一体成形しても良い。一体成形することで、受け部41,42を放熱板16,17に取り付ける作業を省略することができる。
【0038】
次に、ポータブルコンピュータ1の作用について説明する。
ポータブルコンピュータ1を使用すると、第1および第2の半導体素子12,13が発熱する。第1の半導体素子12が発する熱の多くは伝熱部材29を介して第1の放熱板16に移動する。第1の放熱板16に移動した熱は、筐体4の内部に放熱され、さらに筐体4の外部に排熱される。第2の半導体素子13が発する熱の多くは伝熱部材29を介して第2の放熱板17に移動する。第2の放熱板17に移動した熱は、筐体4の内部に放熱され、さらに筐体4の外部に排熱される。これにより第1および第2の半導体素子12,13の冷却が促進される。
【0039】
このような構成のポータブルコンピュータ1または実装構造体8によれば、回路基板11の実装面積を有効に利用でき、実装効率が向上する。すなわち、第1および第2の支持体14,15が回路基板11の第2の取付孔21を共用して実装される。これにより第1および第2の支持体14,15を実装するために必要な取付孔の数を減らすことができる。したがって、回路基板11上の実装スペースを大きくする確保することができ、回路基板11の実装面積を有効に利用することができる。
【0040】
第1および第2の半導体素子12,13が互いにその一部を重ねて実装されていると、第1および第2の半導体素子12,13を包括して覆い得る大きさに形成される第1および第2の放熱板16,17の大きさを小さくすることができる。これは実装構造体8の小型化に寄与する。
例えば第1および第2の半導体素子12,13が互いにその一部を重ねていると、第1および第2の半導体素子12,13が実装された領域の裏側に回路部品24を実装することができる。したがって、その実装領域の裏側に種々の回路部品の実装が望まれる半導体素子を適宜実装することができる。
【0041】
回路基板11の第2の取付孔21が第1および第2の半導体素子12,13が実装される領域の周囲に沿って設けられとともに第1および第2の放熱板16,17が第1および第2の半導体素子12,13が実装される領域を覆い得る大きさに形成されると、第1および第2の放熱板16,17の大きさを同じに揃えることができる。これにより第1および第2の放熱板16,17の取り付けに利用する取付孔21の位置を全て共通に設定することができる。これは、取付孔21の数をさらに減少させることに寄与し、実装構造体8の実装効率の向上に寄与する。
【0042】
第1および第2の支持体14,15が第1または第2のスプリング32,37を有すると、放熱板16,17が半導体素子12,13を向いて押圧される。これは、放熱板16,17と半導体素子12,13との間の熱的な接続状態を強固にするとともに、半導体素子12,13の機械的強度を補強するのに寄与する。
【0043】
例えば第1または第2のスプリング32,37により半導体素子12,13に加えられる押圧力が大きいと、回路基板11が反りを生じるおそれがある。本実施形態の一つの側面は、回路基板11の反りの防止を図った実装構造体を備えた電子機器を得ることにある。
【0044】
この目的を達成するため、一つの実施形態に係る電子機器は、筐体と、筐体に収容されるとともに第1の面と第1の面の裏側に形成される第2の面とを有する回路基板と、回路基板の第1の面に実装される第1の発熱体と、第1の発熱体に熱的に接続される第1の放熱用部材と、回路基板に実装され第1の放熱用部材を支持する第1の支持体と、回路基板の第2の面に実装される第2の発熱体と、第2の発熱体に熱的に接続される第2の放熱用部材と、回路基板に実装され第2の放熱用部材を支持する第2の支持体と、第1の放熱用部材に支持されるとともに第1の放熱用部材から回路基板を向いて延び、回路基板のなかで第2の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第1の受け部と、第2の放熱用部材に支持されるとともに第2の放熱用部材から回路基板を向いて延び、回路基板のなかで第1の発熱体が実装された領域の裏側に当接する第2の受け部とを具備する。
【0045】
本実施形態に係るポータブルコンピュータ1または実装構造体8によれば、回路基板11の反りの防止を図ることができる。すなわち例えば第2のスプリング37により加えられる押圧力により回路基板11は第2の放熱板17から離れる方向に反ろうとするが、第1の受け部41が、回路基板11のなかで第2の半導体素子13が実装された領域の裏側を支えているので回路基板11の反りが起こりにくい。同様に、第1のスプリング32により加えられる押圧力により回路基板11は第1の放熱板16から離れる方向に反ろうとするが、第2の受け部42が、回路基板11のなかで第1の半導体素子12が実装された領域の裏側を支えているので回路基板11の反りが起こりにくい。
【0046】
例えば特許文献1に記載のユニット構造体において、回路基板の一方の側から加えられる押圧力と他方の側から加えられる押圧力とが異なれば、回路基板は反りを生じる。本実施形態に係る実装構造体8は、第1の半導体素子12と第2の半導体素子13とを互いにずらして実装することで、それぞれが実装される領域の裏側に第1および第2の受け部41,42が当接するスペースを確保している。これにより例え第1の半導体素子12に加えられる押圧力と第2の半導体素子13に加えられる押圧力が異なったとしても、回路基板11の反りの防止を図ることができる。
【0047】
第1および第2の受け部41,42が放熱用部材(本実施形態では放熱板16,17)に支持されていると、受け部41,42を支持するための他の取付部材を省略することができる。これは実装構造体8およびポータブルコンピュータ1の実装効率の向上に寄与する。
【0048】
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ51を、図8および図9を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、ポータブルコンピュータ51の筐体4は、実装構造体8、ヒートパイプ52、放熱フィン53、および冷却ファン54を収容する。
【0049】
ヒートパイプ52は、受熱端部としての第1の端部56と、放熱端部としての第2の端部57とを有する。ヒートパイプ52の第1の端部56は、例えば第1の放熱板16に取り付けられている。ヒートパイプ52の第1の端部56は、例えばろう付けにより第1の放熱板16に固定される。ヒートパイプ52の第1の端部56は、放熱用部材としての第1の放熱板16に熱的に接続されている。
【0050】
筐体4の周壁4bには、排気孔58と図示しない吸気孔とが開口している。放熱フィン53は、排気孔58に沿って設けられている。ヒートパイプ52の第2の端部57は、放熱フィン53に熱的に接続されている。冷却ファン54は、吸気口54aと排気口54bとを有する。吸気口54aは、筐体4の内部に開口している。排気口54bは、放熱フィン53を向いて開口している。冷却ファン54は、吸気口54aを通じて筐体4内の空気をその内部に取り込み、取り込んだ空気を放熱フィン53を向いて吐出する。冷却ファン54は、放熱フィン53を冷却する。
【0051】
このような構成のポータブルコンピュータ51によれば、第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1が有する効果に加えて、冷却効率を向上させることができる。すなわち第1の半導体素子12が発する熱は、その多くが第1の放熱板16からヒートパイプ52を介して放熱フィン53に移動する。放熱フィン53は、冷却ファン54により強制冷却される。これにより放熱フィン53の熱が筐体4の外部に排熱される。したがって冷却効率を向上させたポータブルコンピュータ51を得ることができる。
【0052】
次に、本発明の第3の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ61について、図10ないし図12を参照して説明する。なお第1および第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,51と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0053】
図12に示すように、ポータブルコンピュータ61の筐体4は、実装構造体62、二つの放熱フィン53,53、並びに冷却ファン54を備える。実装構造体62は、回路基板11、第1および第2の半導体素子12,13、第1および第2の支持体63,64、並び第1および第2のヒートパイプ65,66を備える。第1および第2のヒートパイプ65,66は、それぞれ放熱用部材の一例である。
【0054】
第1の半導体素子12の上面には、第1の受熱板67が取り付けられる。第1の受熱板67には第1のヒートパイプ65の第1の端部56が取り付けられる。第1の受熱板67と第1のヒートパイプ65との間には伝熱部材29が介在されている。第1のヒートパイプ65の第1の端部56は、第1の受熱板67を介して第1の半導体素子12に熱的に接続されている。第1のヒートパイプ65の第2の端部57は、放熱フィン53に熱的に接続されている。
【0055】
第2の半導体素子13の下面には、第2の受熱板68が取り付けられる。第2の受熱板68には第2のヒートパイプ66の第1の端部56が取り付けられる。第2の受熱板68と第2のヒートパイプ66との間には伝熱部材29が介在されている。第2のヒートパイプ66は、第2の受熱板68を介して第2の半導体素子13に熱的に接続されている。第2のヒートパイプ66の第2の端部57は、放熱フィン53に熱的に接続されている。第1および第2の受熱板67,68の一例は、アルミニウム合金または銅合金などが挙げられる。
【0056】
第1の支持体63は、第1の支持具71と第1の固定具72とを備える。図11に示すように第1の支持具71は、第1のスタッド31と第1のねじ33とを有し、回路基板11に立設されている。第1の固定具72は、本体部73と、本体部73の周縁から延びる例えば四つのアーム部74とを有する。本体部73は、第1および第2の半導体素子12,13実装された回路基板11の領域に対向する。本体部73からは第1のヒートパイプ65を向いて突起部73aが突出している。突起部73aの先端は、第1のヒートパイプ65に当接している。
【0057】
四つのアーム部74は、本体部73の隅からそれぞれ第1の支持具71を向いて延びている。アーム部74の先端部には、第3の取付孔27が開口している。図12に示すように、第1のねじ33は第3の取付孔27に挿通される。アーム部74が第1のスタッド31と第1のねじ33のねじ頭33aの間に取り付けられることで、第1の固定具72は第1の支持具71に支持される。
【0058】
第1の固定具72は、さらに本体部73とアーム部74との間に折曲部75を有する。本体部73、アーム部74および折曲部75が互いに協働することで、第1の固定具72は板ばねとして機能する。第1の固定具72が第1の支持具71に取り付けられると、第1の固定具72は第1のヒートパイプ65に第1の半導体素子12を向く押圧力を加える。これにより第1の固定具72は、第1のヒートパイプ65を固定するとともに、第1のヒートパイプ65を支持する。
【0059】
第2の支持体64は、第2の支持具77と第2の固定具78とを備える。図11に示すように第2の支持具77は、第2のスタッド36と第2のねじ38とを有し、回路基板11に立設されている。第2の固定具78は、本体部73と、本体部73の周縁から延びる例えば四つのアーム部74と、折曲部75とを有する。本体部73からは第2のヒートパイプ66を向いて突起部73aが突出している。突起部73aの先端は、第2のヒートパイプ66に当接している。
【0060】
四つのアーム部74は、本体部73の隅からそれぞれ第2の支持具77を向いて延びている。アーム部74が第2のスタッド36と第2のねじ38のねじ頭38aの間に取り付けられることで、第2の固定具78は第2の支持具77に支持される。
【0061】
第2の固定具78は板ばねとして機能する。第2の固定具78は第2のヒートパイプ66に第2の半導体素子13を向く押圧力を加える。これにより第2の固定具78は、第2のヒートパイプ66を固定するとともに、第2のヒートパイプ66を支持する。
【0062】
第1の受け部41は、第1の固定具72に設けられている。第1の受け部41は、第2の半導体素子13が実装された領域の裏側であって第1の半導体素子12に干渉しない領域に対向する。第1の受け部41は、例えば溶接または圧入により第1の固定具72に固定され、第1の固定具72に支持されている。第1の受け部41は、第1の固定具72から回路基板11を向いて延びている。第1の受け部41の先端は、第2の半導体素子13の裏側あたる回路基板11の領域に当接する。
【0063】
第2の受け部42は、第2の固定具78に設けられている。第2の受け部42は、第1の半導体素子12が実装された領域の裏側であって第2の半導体素子13に干渉しない領域に対向する。第2の受け部42は、例えば溶接または圧入により第2の固定具78に固定され、第2の固定具78に支持されている。第2の受け部42は、第2の固定具78から回路基板11を向いて延びている。第2の受け部42の先端は、第1の半導体素子12の裏側あたる回路基板11の領域に当接する。
【0064】
このような構成のポータブルコンピュータ61または実装構造体62によれば、回路基板11の実装面積を有効に利用でき、実装効率が向上する。すなわち、第1および第2の支持体63,64が回路基板11の第2の取付孔21を共用して実装される。これにより第1および第2の支持体63,64を実装するために必要な取付孔の数を減らすことができ、回路基板11の実装面積を有効に利用することができる。さらに第1および第2の受け部41,42を有すると、第1の実施形態に係る実装構造体8と同様の理由で、回路基板11の反りを防止することができる。
【0065】
放熱用部材(例えばヒートパイプ65,66)を例えば固定具72,78を介して固定すると、第1の実施形態に係る実装構造体8に比べて、押圧力の調整が容易な実装構造体62を得ることができる。第1および第2の受け部41,42が放熱用部材を固定するための固定具72,78に支持されていると、受け部41,42を支持するための他の取付部材を省略することができる。これは実装構造体62およびポータブルコンピュータ61の実装効率の向上に寄与する。
【0066】
なお、図13および図14を参照して第3の実施形態に係る変形例としての実装構造体62a,62bについて説明する。図13に示すように実装構造体62aは、第1および第2のヒートパイプ65,66に代えて第1および第2の放熱板81,82を備えている。第1および第2の放熱板81,82は、それぞれ放熱用部材の一例である。図14に示すように実装構造体62bは、回路基板11の第1の面11aに第1の実施形態に係る支持体14および放熱板16を実装するとともに、第2の面11bに第3の実施形態に係る支持体64、ヒートパイプ66を実装している。これらのような実装構造体62a,62bによっても実装効率の向上、および回路基板11の反りの防止を図ることができる。
【0067】
以上、第1ないし第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,51,61について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限らない。第1ないし第3の実施形態に係る構成要素は、適宜組み合わせて設けることができる。例えば共用される第2の取付孔21の数は四つに限らず、少なくとも一つ以上の取付孔が共用されれば、回路基板11の実装効率が向上する。第1の半導体素子12と第2の半導体素子13とが互いにオーバーラップする面積の大きさは、第1ないし第3の実施形態に限らない。
【0068】
なお第1ないし第3の実施形態に係る実装構造体および電子機器の一つの側面は、第2の取付孔21の共有による実装効率の向上である。この実装効率の向上を図る実装構造体においては、第1および第2の受け部41,42は必ずしも必要ない。一方、第1ないし第3の実施形態に係る実装構造体および電子機器の一つの側面は、回路基板の反り防止を図ることである。この回路基板の反りの防止を図る実装構造体においては、第1の支持体を実装する取付孔と第2の支持体を実装する取付孔とが共通化される必要は無い。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。
【図2】第1の実施形態に係る実装構造体を分解して示す斜視図。
【図3】第1の実施形態に係る回路基板とスタッドの斜視図。
【図4】第1の実施形態に係る実装構造体の平面図。
【図5】図4中に示された実装構造体のF5−F5線に沿う断面図。
【図6】図4中に示された実装構造体のF6−F6線に沿う断面図。
【図7】第1の実施形態に係る実装構造体の変形例の断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータの断面図。
【図9】図8中に示された実装構造体のF9−F9線に沿う断面図。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るポータブルコンピュータの断面図。
【図11】図10中に示された実装構造体のF11−F11線に沿う断面図。
【図12】図10中に示された実装構造体のF12−F12線に沿う断面図。
【図13】第3の実施形態に係る実装構造体の変形例の断面図。
【図14】第3の実施形態に係る実装構造体の他の変形例の断面図。
【符号の説明】
【0070】
1,51,61…ポータブルコンピュータ、4…筐体、8,62…実装構造体、11…回路基板、11a…第1の面、11b…第2の面、12,13…半導体素子、14,15,63,64…支持体、16,17…放熱板、21…取付孔、31,36…スタッド、32,37…スプリング、33,38…ねじ、52,65,66…ヒートパイプ、53…放熱フィン、54…冷却ファン、71,77…支持具、72,78…固定具。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−10768(P2008−10768A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182193(P2006−182193)