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【発明の名称】 電子部品装着装置
【発明者】 【氏名】岡本 学

【氏名】飯田 茂

【要約】 【課題】電子部品が微小化しても、部品供給ユニットの複雑化を解消できる電子部品装着装置を提供する。

【構成】部品供給ユニットはテープ送り機構の1回の送り動作で収納テープCを1送りピッチ分だけシュートを摺動させながら移動させて、剥離機構によりカバーテープを剥離して収納テープCの凹部CA内の2個の電子部品5を部品取出し可能に供給する。そして、装着ヘッド15がロータリテーブルの間欠回転により吸着ステ−ションに停止した際に、先頭の電子部品5の収納テープCの凹部CAからの取出しに際して、CPUによりパルスモータ31及び供給台駆動モータを制御する。また、先頭から2番目の電子部品5の取出しのために、使用する吸着ノズル14がロータの平面視3時の位置に位置するように、CPUによりパルスモータ31及び供給台駆動モータを制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置において、前記部品供給ユニットは1つの送り動作で2個の電子部品を各部品取出位置に供給して部品取出し可能とし、前記ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達した所定の装着ヘッドの吸着ノズルにより一方の電子部品を取出すと共に次以降に該部品取出しステーションに到達した装着ヘッドの吸着ノズルにより他方の電子部品を取出すことを可能としたことを特徴とする電子部品装着装置。
【請求項2】
間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置において、前記部品供給ユニットは1つの送り動作で2個の電子部品を各部品取出位置に供給して部品取出し可能とし、前記ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達した所定の装着ヘッドの吸着ノズルにより一の位置に移動した前記部品供給ユニットの一方の電子部品を取出すと共に次以降に該部品取出しステーションに到達した装着ヘッドの吸着ノズルにより他の位置に移動した前記部品供給ユニットの他方の電子部品を取出すことを可能としたことを特徴とする電子部品装着装置。
【請求項3】
間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置において、前記部品供給ユニットは1つの送り動作で2個の電子部品を各部品取出位置に供給して部品取出し可能とし、前記ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達すると共に一の装着ヘッドの一の位置にある吸着ノズルにより一の位置に移動した前記部品供給ユニットの一方の電子部品を取出すと共に次以降に該部品取出しステーションに到達すると共に他の装着ヘッドの他の位置にある吸着ノズルにより他の位置に移動した前記部品供給ユニットの他方の電子部品を取出すことを可能としたことを特徴とする電子部品装着装置。
【請求項4】
各部品取出位置に到達した2個の電子部品のうち、先頭の電子部品の吸着ノズルによる吸着取出しの際に、先頭から2番目の電子部品が収納テープから飛び出すのを防止するために、シュートの2番目の電子部品を収納する凹部に対応する位置にマグネットを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子部品装着装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の電子部品装着装置は、特許文献1などのように広く知られている。そして、部品供給ユニットは1つの送り動作で1個の電子部品を部品取出し位置へ供給して、1個ずつ取出し可能とするのが一般的である。
【特許文献1】特開2003−69287号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、昨今では電子部品は微小化し、1つの送り動作で1個の電子部品を部品取出し位置へ供給するのでは、送り装置が複雑で高度な精度が必要となる。一方、電子部品の微小化に伴い、1つの送り動作で2個の電子部品を部品取出し可能とすることもできる。この場合、間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備えた電子部品装着装置において、ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達する各装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより取出すことができれば、部品供給ユニットの複雑化を解消することができる。
【0004】
そこで本発明は、電子部品が微小化しても、部品供給ユニットの複雑化を解消できる電子部品装着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このため第1の発明は、間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置において、前記部品供給ユニットは1つの送り動作で2個の電子部品を各部品取出位置に供給して部品取出し可能とし、前記ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達した所定の装着ヘッドの吸着ノズルにより一方の電子部品を取出すと共に次以降に該部品取出しステーションに到達した装着ヘッドの吸着ノズルにより他方の電子部品を取出すことを可能としたことを特徴とする。
【0006】
第2の発明は、間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置において、前記部品供給ユニットは1つの送り動作で2個の電子部品を各部品取出位置に供給して部品取出し可能とし、前記ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達した所定の装着ヘッドの吸着ノズルにより一の位置に移動した前記部品供給ユニットの一方の電子部品を取出すと共に次以降に該部品取出しステーションに到達した装着ヘッドの吸着ノズルにより他の位置に移動した前記部品供給ユニットの他方の電子部品を取出すことを可能としたことを特徴とする。
【0007】
第3の発明は、間欠回転するロータリテーブルの周縁に複数の装着ヘッドを所定の間隔で備え、該装着ヘッドに対して鉛直軸線まわりに駆動源により回転する回転体に設けられた吸着ノズルでX方向に移動する供給台上に設けられた部品供給ユニットより供給された電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品自動装着装置において、前記部品供給ユニットは1つの送り動作で2個の電子部品を各部品取出位置に供給して部品取出し可能とし、前記ロータリテーブルの間欠回転により部品取出しステーションに到達すると共に一の装着ヘッドの一の位置にある吸着ノズルにより一の位置に移動した前記部品供給ユニットの一方の電子部品を取出すと共に次以降に該部品取出しステーションに到達すると共に他の装着ヘッドの他の位置にある吸着ノズルにより他の位置に移動した前記部品供給ユニットの他方の電子部品を取出すことを可能としたことを特徴とする。
【0008】
第4の発明は、第1乃至第3の電子部品装着装置に係るいずれかの発明において、各部品取出位置に到達した2個の電子部品のうち、先頭の電子部品の吸着ノズルによる吸着取出しの際に、先頭から2番目の電子部品が収納テープから飛び出すのを防止するために、シュートの2番目の電子部品を収納する凹部に対応する位置にマグネットを配設したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、電子部品が微小化しても、部品供給ユニットの複雑化を解消できる電子部品装着装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下本発明の一実施形態を図に基づき詳述する。図1及び図2に於いて、1はY軸モータ2の駆動によりY方向に移動するYテーブルであり、3はX軸モータ4の駆動によりYテーブル1上でX方向に移動することにより結果的にXY方向に移動するXYテーブルであり、チップ状電子部品5(以下、「電子部品」或いは「部品」という。)が装着されるプリント基板6が図示しない固定手段に固定されて載置される。
【0011】
7は供給台であり、電子部品5を供給する部品供給ユニット8が多数台配設されている。9は供給台駆動モータであり、ボールネジ10を回動させることにより、該ボールネジ10が嵌合し供給台7に固定されたナット11を介して、供給台7がリニアガイド12に案内されてX方向に移動する。13はインデックス機構により間欠回動するロータリテーブルであり、該テーブル13の外縁部には吸着ノズル14を複数本有する装着ヘッド15が間欠ピッチに合わせて等間隔に配設されている。
【0012】
前記部品供給ユニット8はテープ送り機構(図示せず)の1回の送り動作で収納テープCを1送りピッチ分だけシュート8B上を摺動させながら移動させると共に剥離機構によりカバーテープを剥離して凹部CA内の2個の電子部品5を部品取出し可能に供給し、この供給した後にシャッター8Aを移動させて供給された2個の電子部品5を吸着ノズル14によりそれぞれ取出し可能にする(図4、図5及び図6参照)。また、各部品取出位置S、Sに到達した電子部品5のうち、先頭の電子部品5の吸着ノズル14による吸着取出しの際に、先頭から2番目の電子部品5が収納テープCから飛び出すのを防止するために、2番目の電子部品5を収納する凹部CAより大きなマグネット8Cを前記シュート8Bの底面に埋設する。
【0013】
従って、マグネット8Cの磁力作用により2番目の電子部品5を吸引して、先頭の電子部品5の取出しの際やシャッター8Aの移動の際に、先頭から2番目の電子部品5が収納テープCから飛び出すのが防止される。なお、破線で示した位置まで延びた大きなマグネット8Cを前記シュート8Bの底面に埋設することにより、シャッター8Aの移動の際に、先頭の電子部品5が収納テープCから飛び出すのを防止することもできる。
【0014】
前記ロータリテーブル13の間欠回転の停止による停止位置(図1中上方の黒丸の付された位置)が吸着ステーションAであり、この吸着ステーションAにて装着ヘッド15が下降することにより吸着ノズル14が部品供給ユニット8により部品取出位置へ供給された部品5を吸着して取出す。
【0015】
Bは部品5を吸着した装着ヘッド15がロータリテーブル13の間欠回転により停止する認識ステーションであり、この認識ステーションにて部品認識カメラ16により部品5の画像が撮像され、この撮像された画像が認識処理装置●で認識処理され吸着ノズル14に対する部品5の位置ずれが認識される。
【0016】
Cは吸着ノズル14が吸着保持している部品5をプリント基板6に装着するために装着ヘッド15が停止する装着ステーション(図1中下方の黒丸の付された位置)であり、この装着ステーションにおいて装着ヘッド15の下降によりXYテーブル3の移動により所定の位置に停止したプリント基板6上に部品5は装着される。
【0017】
18は後述する電流駆動負荷としてのパルスモータ31を駆動するためのロータリテーブル13内に格納された駆動回路82(図4参照)からの電流を伝達するための動力線、電流駆動負荷である真空バルブに電流を伝達するための動力線及び他の電流駆動負荷に電流を伝達して流す電線等をも含むケーブルであり、各装着ヘッド15に接続されている。19は真空チューブで、吸着ノズル14より電子部品5を吸着するため図示しない真空源に連通する。
【0018】
装着ヘッド15はヘッドブロック21を介してリニアガイド22に取り付けられ、ロータリテーブル13に対して上下動可能になされている。
【0019】
26は部品供給装置8の揺動レバー27を揺動させるために上下動する昇降レバーであり、該レバー27を揺動させテープリール28内に巻回された図示しない収納テープを送り、該収納テープ内に収納された電子部品5を該ノズル14の吸着取出位置に供給させる。
【0020】
前記ロータリテーブル13は基台29に回転可能に取り付けられているものであり、前記供給台7及びXYテ−ブル3も該基台29に対して移動するものである。
【0021】
以下に図3に基づき、装着ヘッド15について説明する。装着ヘッド15内にはパルスモータ31が組み込まれ形成されている。
【0022】
32は該モータ31の回転体としてのロータであり、ハウジング部となっているステータ30内でθ方向に回転可能になされている。ここで、θ方向とは上下に伸びる軸(鉛直軸)の回りに回転する方向である。33はロータ32の周囲に全周にわたり埋設された永久磁石であり、その上下には該磁石33に磁化される鉄芯34が周方向に凹凸を繰り返して設けられている。35はステータ30の内壁に全周にわたり取り付けられた鉄芯であり、該鉄芯35のステータ30の周方向の複数個所は突部となっており、該突部の周りにはコイル36が巻かれている。
【0023】
該コイル36に前記ケーブル18よりのパルス状の電流が流され、永久磁石33に磁化された鉄芯34の突部との反発力によりロータ32はパルス数に応じて所定角度量回転する。38はロータ32をステータ30に対して回転可能に支持するベアリングである。
【0024】
前記吸着ノズル14は夫々ロータ32を上下方向に貫通して上下動可能に設けられており、該ノズル14の先端から真空吸引孔40が穿設されている。該真空吸引孔40はノズル14の側面の中間でロータ32側に開口しており、ロータ32に穿設された連通孔37を介して該ロータ32の軸方向に伸びる真空室39に連通する。
【0025】
吸着ノズル14の上部には係合体42が形成されており、押圧バネ50により下方に付勢されている。前記ロータ32の上部には各吸着ノズル14の係合体42に係合して該バネ50に抗して吸着ノズル14を上昇した状態に保持するためのレバー46がロータ32の軸方向に揺動するようバネ47に付勢されて取り付けられている。図示しないレバー回動装置によりレバー46がバネ47に抗してその下端が開くように揺動されると、該レバー46により図3の左側のように保持されていた吸着ノズル14は下方に右側のように突出して部品5を吸着する使用状態になされる。また、吸着ノズル14が使用されずに係合体42がレバー46に保持され収納された図3の左側の状態では、ノズル14の胴部の開口は連通孔37には連通せず、連通孔37はノズル14の側面で封止され真空が漏れないようになされている。
【0026】
前記真空室39はロータ32の上部にて回転可能なロータリジョイント49を介して真空チューブ19に連通している。ロータリジョイント49は図示しない中空部を有する回転端51及び該回転端51に図示しないボールベアリングにより相対的に回転可能に設けられた図示しない中空部を有する固定端52とより構成されている。
【0027】
図2において、26は部品供給装置8の揺動レバー27を揺動させるために上下動する昇降レバーであり、該レバー27を揺動させテープリール28内に巻回された図示しない収納テープを送り、該収納テープ内に収納された電子部品5を該ノズル14の吸着取出位置に供給させる。
【0028】
ロータ32の下端部48は円盤形状を呈するが、この下端部48の円周上の1箇所にはマグネット41が埋設されている。また、ステータ30には原点検出のための電流駆動負荷としての原点検出素子43(ホールIC)が設けられており、ロータ32の回転によりマグネット41が該原点検出素子に対向した時に原点検出信号が出力され、この信号電流が前記ケーブル18内の通信線を流れてロータリテーブル13内のマイクロコンピュータ78に該信号が入力されるようになされている。
【0029】
また、前記ヘッドブロック21には電流駆動負荷としての真空バルブが搭載されており、真空チューブ19を介してヘッド15の真空室39内に負圧を供給するためにロータリテーブル13内の真空通路45を介して図示しない真空源に連通させるように切り替えるか、前記真空室39を大気開放状態に切り替える機能を有している。該真空バルブは電磁弁であり、前記ケーブル18中の動力線を流れる電流により前記マイクロコンピュータ78からの制御により駆動される。
【0030】
前記ケーブル18は装着ヘッド15にヘッド側接続部材としてのコネクタ54で着脱自在に接続されている。ケーブル18に固定されている駆動側コネクタ55とヘッド15に固定されている従動側コネクタ56でコネクタ54は構成されており、駆動側コネクタ55が従動側コネクタ56に着脱されるものである。図2に示すように、ケーブル18はロータリテーブル13に一体コネクタであるテーブル側接続部材58で着脱自在に接続されている。
【0031】
図4の電子部品自動装着装置の制御ブロック図に基いて説明する。74はCPUであり、RAM75に記憶された種々のデータ等に基づき、ROM76に格納されたプログラムに従って電子部品5の装着に係わる種々の動作を制御する。
【0032】
前記RAM75には、部品装着に係るプリント基板6の種類毎に装着データが記憶されており、その装着順序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板6内での各電子部品の装着座標のX方向、Y方向及び角度情報や、各部品供給ユニット8の配置番号情報等が格納されている。
【0033】
また前記RAM75には、前記各部品供給ユニット8の部品供給ユニット配置番号に対応した各電子部品の種類の情報、即ち部品配置データが格納されており、更にはこの部品ID毎に電子部品のX方向、Y方向、厚さ情報及び使用吸着ノズル14のノズルID等に関する部品ライブラリデータが格納されている。
【0034】
そして、CPU74はこの装着データに基づきXYテ−ブル3の移動先の位置を表すデータをX方向及びY方向毎にX軸モータ4、Y軸モータ2に指令すると共に後述するマイクロコンピュータ78に装着角度データに基づきこの制御用データの信号が送られるものである。
【0035】
65はインターフェース66を介して前記CPU74に接続される認識処理装置で、前記部品認識カメラ16により撮像して取込まれた画像の認識処理が該認識処理装置65にて行われ、CPU74に処理結果が送出される。即ち、CPU74は、部品認識カメラ16に撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置65に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置65から受取るものである。
【0036】
即ち、前記認識処理装置65の認識処理により位置ずれ量が把握されると、その結果がCPU74に送られ、CPU74はインターフェース66及び駆動回路67を介してXYテーブル3のY軸モータ2及びX軸モータ4を駆動させXY方向にプリント基板6を移動させることにより、またインターフェース66、マイクロコンピュータ78、駆動回路82を介してパルスモータ31を駆動させて結果として使用している吸着ノズル14をθ回転させ、X,Y方向及び鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなされるものである。
【0037】
尚、前記部品認識カメラ16により撮像された画像を認識処理装置65が取り込むが、その取り込まれた画像をモニタ68が表示する。そして、前記モニタ68にはデータ設定のための入力手段としての種々のタッチパネルスイッチ69が設けられ、作業者がタッチパネルスイッチ69を操作することにより、種々の設定を行うことができるが、データ設定のための入力手段としてキーボードを用いてもよい。
【0038】
以上のような構成により以下動作について説明する。先ず、電子部品自動装着装置の部品5をプリント基板6に装着する自動運転の動作について説明する。装置に電源が投入されると、各装着ヘッド15の吸着ノズル14の回転位置(即ちロータ32の回転位置)の原点位置の検出が行われる。即ち、ロータ32を低速で回転させ、原点検出素子43がマグネット41に対向する位置で検出信号が出力され、該信号電流がケーブル18を介して伝達されマイクロコンピュータ78に検出され、原点位置が記憶される。
【0039】
次に、自動運転が開始されると、装着ヘッド15がロータリテーブル13のインデックス機構を介する間欠回転により吸着ステ−ションAに停止した際に、供給台駆動モータ9の駆動により供給台7がX方向に移動され、供給すべき電子部品5を収納する部品供給ユニット8は吸着ステ−ションAの装着ヘッド15の吸着ノズル14の吸着位置に停止されて該吸着ノズル14の下降により電子部品5が取出される。
【0040】
この時に、マイクロコンピュータ78の制御によりケーブル18を介して駆動用の電流が真空バルブに流され真空バルブの切替により装着ヘッド15の下降の適当なタイミングで吸着ノズル14の真空吸引孔40に負圧が発生して部品5の吸着がなされ、また装着ヘッド15が下降することにより曲がっていたケーブル18が伸張し、上昇することにより再度屈曲する。
【0041】
次に、ロータリテーブル13がインデックス機構を介して間欠回転を行い、電子部品5を保持した装着ヘッド15は次のステ−ションに移動して停止し、さらに回転して行き認識ステ−ションBに移動する。そして、部品認識カメラ16により吸着ノズル14に吸着された電子部品5の撮像が行われ、その画像が認識処理装置65により認識処理され、部品5の吸着ノズル14に対する位置ずれが認識される。次に、認識が終了したならばCPU74は該認識結果により補正すべき量を装着データの装着角度に加えた角度量を算出し、この算出された角度量が当該装着ヘッド15のマイクロコンピュータ78に出力され、駆動回路82を介してパルスモータ31を駆動させて吸着ノズル14をθ回転させ、鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなされるものである。
【0042】
このパルスモータ31の回転と並行してロータリテーブル13は間欠回転を行って装着ステ−ションCに達し、角度位置決めが終了した電子部品5をXYテーブル3の移動により装着データの示す座標位置に位置決めされたプリント基板6に装着する。この場合、真空バルブを動作させ、吸着ノズル14が下降する適当なタイミングで切り替えられ吸引孔40の負圧がOFFされて大気圧に開放され、真空破壊により電子部品5は吸着ノズル14よりプリント基板6に移載される。
【0043】
なお、装着ヘッド15が装着ステ−ションCを通過すると、CPU74は原点検出動作を指令して、原点検出素子43が原点を検出して検出信号を出力する動作がなされ、次の部品吸着動作の準備が行われる。
【0044】
以上のように、装着ヘッド15がロータリテーブル13の間欠回転により吸着ステ−ションAに停止した際に、供給台駆動モータ9の駆動により供給台7が移動して、供給すべき電子部品5を収納する部品供給ユニット8が吸着ステ−ションAの装着ヘッド15の吸着ノズル14の吸着位置に停止されて、部品取出し位置に供給された1個の電子部品5は該吸着ノズル14の下降により取出される。
【0045】
次に、図4、図5及び図6に基づいて、1つの送り動作で2個の電子部品5を部品取出し可能とする部品供給ユニット8の部品送り動作及び部品取出し動作について、以下説明する。先ず、部品供給ユニット8はテープ送り機構(図示せず)の1回の送り動作で収納テープCを1送りピッチ分(電子部品の2個分に相当)だけシュート8B上を摺動させながら移動させる。また、剥離機構(図示せず)によりカバーテープを剥離して凹部CA内の2個の電子部品5を部品取出し可能に供給し、電子部品の供給の高速化を図ることができ、供給した後にシャッター8Aを開くように移動させて供給された2個の電子部品5を吸着ノズル14によりそれぞれ取出し可能にする。
【0046】
そして、装着ヘッド15がロータリテーブル13の間欠回転により吸着ステ−ションAに停止した際に、供給台駆動モータ9の駆動により供給台7がX方向に移動され、供給すべき電子部品5を収納する部品供給ユニット8は吸着ステ−ションAの装着ヘッド15の吸着ノズル14の吸着位置に停止されて該吸着ノズル14の下降により電子部品5が取出される。
【0047】
このとき、図8に示すように、先頭の電子部品5の収納テープCの凹部CAからの取出しに際して、CPU74によりパルスモータ31及び供給台駆動モータ9が制御される。即ち、先ずパルスモータ31の回転体としてのロータ32がハウジング部となっているステータ30内で回転可能になされており、このロータ32の回転角度は以下のように求められる。
【0048】
初めに、sinθはy/r(y割るrの意)であり、yは部品送りピッチ/2であるから、CPU74により回転体としてのロータ32の回転角度θが求められ、CPU74はインターフェース66、マイクロコンピュータ78、駆動回路82を介してパルスモータ31の駆動を制御し、結果として使用している吸着ノズル14を回転させる。この結果、部品供給ユニット8による1回の送り動作で2個の電子部品を取り出し可能に供給することに対応し、前記先頭の電子部品5を極力確実に取出し可能とする。
【0049】
また、tanθはy/xであるから、xはytanθであり、このxの長さ位置に収納テープCの凹部CAの送り方向と直交する方向の該凹部CAの中心が位置するように、CPU74は供給台駆動モータ9の駆動を制御する。
【0050】
そして、以上のようにパルスモータ31及び供給台駆動モータ9が制御されて、ロータ32及び供給台7が移動制御され、吸着ノズル14が下降することにより先頭の電子部品5は凹部CAより取出される(図5参照)。このとき、部品取出位置Sに到達した先頭の電子部品5の吸着ノズル14による吸着取出しの際に、先頭から2番目の電子部品5が動揺することがなく収納テープCから飛び出すのがマグネット8Cの磁力作用により防止される。
【0051】
また、図9に示すように、先頭から2番目の電子部品5の取出しのために、使用する吸着ノズル14がロータ32の平面視3時の位置に位置するように、CPU74により回転体としてのロータ32の回転角度が求められ、CPU74はインターフェース66、マイクロコンピュータ78、駆動回路82を介してパルスモータ31の駆動を制御し、前記2番目の電子部品5を取出し可能とする。
【0052】
また、使用する吸着ノズル14がロータ32の平面視3時の位置に位置したときに、収納テープCの凹部CAの送り方向と直交する方向の該凹部CAの中心が位置するように、CPU74は供給台駆動モータ9の駆動を制御する。
【0053】
そして、以上のようにパルスモータ31及び供給台駆動モータ9が制御されて、ロータ32及び供給台7が移動制御され、吸着ノズル14が下降することにより先頭から2番目の電子部品5は凹部CAより取出される(図6参照)。
【0054】
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】電子部品装着装置の平面図である。
【図2】電子部品装着装置の一部破断せる側面図である。
【図3】装着ヘッドの一部拡大縦断面図である。
【図4】収納テープの平面図である。
【図5】部品供給ユニットの縦断面図である。
【図6】部品供給ユニットの縦断面図である。
【図7】制御ブロック図である。
【図8】収納テープと吸着ノズルとの関係を示す図である。
【図9】収納テープと吸着ノズルとの関係を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
5 電子部品
6 プリント基板
7 供給台
8 部品供給ユニット
9 供給台駆動モータ
13 ロータリテーブル
14 吸着ノズル
15 装着ヘッド
31 パルスモータ
32 ロータ
74 CPU
75 RAM
【出願人】 【識別番号】300022504
【氏名又は名称】株式会社日立ハイテクインスツルメンツ
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100109368
【弁理士】
【氏名又は名称】稲村 悦男


【公開番号】 特開2008−10687(P2008−10687A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−180549(P2006−180549)