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【発明の名称】 冷却装置の集中監視装置
【発明者】 【氏名】松野 博和

【氏名】末村 昭彦

【氏名】冨樫 敦

【氏名】北澤 究

【要約】 【課題】休業日のスケジュール制御の設定を容易に行なう。

【構成】(a)に示すように、ショーケースの照明をスケジュール制御するオン時刻とオフ時刻の間の時刻(1)に月曜日のスケジュールキーを押下すると、月曜日の表示器4bが点灯し、当日のオフ時刻(22:00)になると、表示器4bが点滅表示とされる。月曜日のスケジュール制御のオン時刻(10:00)となってもオン制御が行われず、月曜日のオフ時刻(22:00)になると、表示器4bが消灯し、通常のスケジュール制御に戻る。特別なスケジュールが設定されているときは、(b)に示すように、月曜日のスケジュールキーを押下したときは、月曜日の通常スケジュールに替えて、特別なスケジュールのオン時刻(9:30)に照明がオン制御され、オフ時刻(21:30)にオフ制御される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却装置の照明をスケジュール制御する冷却装置の集中監視装置であって、
あらかじめ各曜日ごとに設定されている点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行うスケジュール制御手段と、
任意の曜日を選択して前記照明のオン制御の禁止を設定する操作設定手段と、
前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されている曜日について前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止する手段と、
各曜日ごとに前記オン制御の禁止が設定されている状態であることを表示する表示手段と、
オン制御が禁止された曜日におけるオフ制御の時刻を経過したときに、その曜日についての前記オン制御の禁止の設定を解除する手段と
を備えたことを特徴とする冷却装置の集中監視装置。
【請求項2】
前記操作設定手段は各曜日に対応して設けられた操作キーであり、該操作キーを押下することにより、その操作キーに対応する曜日におけるオン制御の禁止が設定されるものであることを特徴とする請求項1記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項3】
前記表示手段は各曜日に対応して設けられた表示器であって、その曜日についてオン制御の禁止が設定されたときに、その曜日の前日におけるオフ時刻が経過するまでは連続点灯状態とされ、その曜日の前日におけるオフ時刻の後、その曜日のオフ時刻が経過するまでは点滅状態とされ、その曜日のオフ時刻が経過した後は消灯状態とされる表示器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項4】
前記操作設定手段により任意の曜日を選択して前記オン制御を禁止したときに、その曜日に対してあらかじめ設定されている前記点灯時刻及び消灯時刻とは別に設定された点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行う手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却装置の集中監視装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数台の冷却装置の照明を一括制御する冷却装置の集中監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のショーケース等の照明を一括管理するシステムが提案されている(特許文献1)。
この提案されたシステムにおいては、ショーケースの照明の点灯時刻と消灯時刻からなる点/消灯スケジュールを複数設定することができるようにし、該設定された点/消灯スケジュールから選択されたスケジュールに基づいてショーケースの照明の点灯と消灯を制御するようにしている。また、カレンダーの日付に対し点/消灯スケジュールを割り当てることも提案されている。
【特許文献1】特開2001−272161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記提案されているシステムでは、あらかじめ点灯時刻と消灯時刻からなる点/消灯スケジュールを複数設定しておき、その点/消灯スケジュールを選択することで、照明の点灯時刻/消灯時刻を変更しており、休業日の際は、休業日の前夜に全ての切換スイッチを停止に設定し、休業日後の翌朝に切換スイッチを該当する点/消灯スケジュールに設定しなおす必要がある。その為、休業日の翌朝に作業者が操作を忘れると、照明が点灯しないという問題があった。
また、複数のショーケース等を一括管理するシステム監視装置に設定された年間カレンダ等に休業日を登録することも考えられるが、この場合、プログラムも複雑になり、マニュアル等によりシステムに特別な知識を有する人のみが設定情報の変更が可能となり、システム監視装置の運用が簡単でないという問題がある。
近年、スーパーマーケットなどにおいては、年中無休の営業形態をとっているところが多く、正月などの特別な休日に不定期に1、2日程度休業するという店舗が多い。このような営業形態に即して休業日の設定を容易に行うことができる冷却装置の集中監視装置が求められている。
【0004】
そこで本発明は、スケジュール制御における休業日等の設定が簡単な操作によって可能な冷却装置の集中監視装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の冷却装置の集中監視装置は、冷却装置の照明をスケジュール制御する冷却装置の集中監視装置であって、あらかじめ各曜日ごとに設定されている点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行うスケジュール制御手段と、任意の曜日を選択して前記照明のオン制御の禁止を設定する操作設定手段と、前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されている曜日について前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止する手段と、各曜日ごとに前記オン制御の禁止が設定されている状態であることを表示する表示手段と、オン制御が禁止された曜日におけるオフ制御の時刻を経過したときに、その曜日についての前記オン制御の禁止の設定を解除する手段とを備えたものである。
また、前記操作設定手段は各曜日に対応して設けられた操作キーであり、該操作キーを押下することにより、その操作キーに対応する曜日におけるオン制御の禁止が設定されるものとされている。
さらに、前記表示手段は各曜日に対応して設けられた表示器であって、その曜日についてオン制御の禁止が設定されたときに、その曜日の前日におけるオフ時刻が経過するまでは連続点灯状態とされ、その曜日の前日におけるオフ時刻の後、その曜日のオフ時刻が経過するまでは点滅状態とされ、その曜日のオフ時刻が経過した後は消灯状態とされる表示器とされている。
さらにまた、前記操作設定手段により任意の曜日を選択して前記オン制御を禁止したときに、その曜日に対してあらかじめ設定されている前記点灯時刻及び消灯時刻とは別に設定された点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行う手段を有するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の冷却装置の集中監視装置によれば、特別な休日(休業日)のスケジュール制御の設定が簡単な操作で容易に行うことができる。
また、設定されたスケジュール制御の状態及び実行状態が監視者に分かりやすく常時確認できることから、特別な休日のスケジュール制御の設定及び実行を間違いなく確実に実施することができる。
さらに、休業日のスケジュール制御の実行を終了すると通常の営業日のスケジュール制御に自動的に戻ることから、設定操作が簡単で確実なスケジュール制御を実行することができる。
さらにまた、通常のスケジュールに替えて特別なスケジュール制御も簡単な操作で容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は本発明の冷却装置の集中監視装置が適用されるシステムの全体構成を示すシステム構成図、図2は集中監視装置である上位制御機器のブロック図、図3は上位制御機器の外観図、図4は上位制御機器の表示・操作部の外観図である。なお、本発明は、各種の冷却装置に使用することができるが、ここでは、冷却装置がショーケースであるものとして説明する。
図1において、電子コントローラ1は各ショーケース2ごとに設置されており、通信路を介して上位制御機器20と接続されている。各電子コントローラ1は、各ショーケース2の庫内温度の制御や除霜制御を行うとともに、その運転状態を示す情報などを上位制御機器20に送信し、また、上位制御機器20からの照明点灯指令及び消灯指令により、それぞれに接続されたショーケース2の照明のオンオフ制御を行う。
上位制御機器20は、図2に示すように、複数の電子コントローラ1と接続し照明の点灯指令(オン指令)及び消灯指令(オフ指令)などを送信し、運転状態を示す情報などを受信する通信部21、複数の電子コントローラ1からの運転状態を示す情報などを記憶する記憶部22、スケジュール時刻(照明の点灯時刻(オン時刻)及び消灯時刻(オフ時刻))などの各種設定値を保存する不揮発性メモリからなる保存部23、スケジュール時刻などを表示、設定する第1の表示・操作部(表示・操作部A)24、スケジュール制御の実行や停止状態などを表示、設定する第2の表示・操作部(表示・操作部B)25、現在時刻を管理する時計管理部26、スケジュール制御処理などの各種処理を実行するマイクロコンピュータからなる判断部27で構成されている。
【0008】
図3は、本発明の集中監視装置である上位制御機器20の一実施の形態の外観図である。この図に示すように、上位制御機器20の筐体の表面には、前記表示・操作部A(24)及び表示・操作部B(25)などが設けられている。
図4の(a)は表示・操作部A(24)を拡大して示す図である。
表示・操作部A(24)は、現在時刻(時、分)、曜日、スケジュール制御のオン時刻及びオフ時刻の設定操作及び表示を行うためのものであり、図4の(a)に示すように、それぞれ2桁の7セグメントの表示器3a、3b及び3cと、アップキー3d、ダウンキー3e、選択キー3f及び確定キー3gの4つの操作キーが設けられている。ここで、7セグメントの表示器3a〜3cとしては、例えば、LED、蛍光表示管、液晶表示器などが用いられる。
表示器3aは、現在時刻及びスケジュール時刻の‘時’を表示する時表示器であり、「00」から「23」が表示される。運用時は、通常、現在時刻の‘時’が表示される。
表示器3bは、現在時刻及びスケジュール時刻の‘分’を表示する分表示器であり、「00」から「59」が表示される。運用時は、通常、現在時刻の‘分’が表示される。
表示器3cは、曜日と各種設定モードを表示するモード設定表示器である。運用時には、このモード設定表示器3cには、通常、曜日を示す「1」〜「7」の数字が表示されているが、オン時刻を設定するモードのときは「on」、オフ時刻を設定するモードのときは「oF」が表示される。
選択キー3fは、モード設定表示器3c、時表示器3a、分表示器3bを順次選択する操作キーである。
アップキー3d及びダウンキー3eは、前記選択キー3fで選択された表示器3a〜3cの内容(例えば、選択された表示器が3aの場合は「00」〜「23」、3bの場合は「00」〜「59」、3cの場合は「on」又は「oF」)を選択する操作キーである。表示器3a又は3bに表示されている内容は、アップキー3dを操作するごとに1つずつ増加し、ダウンキー3eを操作するごとに1つずつ減少する。
確定キー3gは選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eの操作により選択されたスケジュール制御のオン時刻、オフ時刻などを確定する操作キーである。
【0009】
図4の(b)は、前記表示・操作部B(25)を拡大して示す図である。
図示するように、表示・操作部B(25)には、日曜日〜土曜日の各曜日に対応するスケジュールキー4A〜4Gと全停止を指定する全停止キー4Hの8個の操作キーが設けられており、各操作キー4A〜4Hの上にそれぞれ対応する曜日表示器4a〜4g及び停止表示器4hが設けられている。曜日表示器4a〜4g及び停止表示器4hとしては例えばLEDが用いられる。
【0010】
(時計の設定)
前記表示・操作部A(24)を用いて現在時刻を設定する方法について説明する。
図2の時計管理部26に一度も時刻が設定されていないときには、時表示器3aは「00」を点滅表示している。選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eにて現在時刻「00」〜「23」(時)を選択して、確定キー3gを押すことで、時表示器3aが連続表示となり、続いて分表示器3bが「00」を点滅表示する。
続いて、選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eにて現在時刻「00」〜「59」(分)を選択して、確定キー3gを押すことで、分表示器3bが連続表示となり、設定された時刻(時、分)が前記時計管理部26に格納される。時計管理部26にはカレンダータイマー等が設けられており、電池等により停電時も時刻がカウントされている。
なお、時刻の修正が必要な場合は、モード設定表示器3cに例えば「08」を割り当て、時刻修正のモードとしてもよい。時刻設定の方法については、前記方法と同じ方法でよい。また、表示器3a、3bが時刻表示している場合、3a、3bの表示器のいずれかのドット3tを点滅するようにしてもよい。
また、曜日の設定は、当日の曜日に対応するスケジュールキー4A〜4Gと前記確定キー3gとを同時に所定時間(例えば、5秒間)押下することなどにより設定することができる。
【0011】
(スケジュール時刻の設定)
前記表示・操作部A(24)のモード設定表示器3cには、曜日を示す「1」〜「7」の数字(1:日、2:月、・・・、7:土)、「on」又は「oF」が表示されるが、通常は、当日の曜日を示す「1」〜「7」のいずれかの数字が表示されている。
前記表示・操作部Aの選択キー3fが押下されてモード設定表示器3cが選択されると、表示器3cには、日曜日を示す「1」が点滅表示される。
このとき、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで、前記モード設定表示器3cにおいて「1」(日)〜「7」(土)を選択できる。ここで、確定キー3gを押下することで曜日(「1」(日)〜「7」(土))が確定し、選択された曜日に対応する表示器(4a〜4g)が点滅する。
このとき、モード設定表示器3cには「on」の表示が点滅して表示されるとともに、時表示器3a及び分表示器3bには設定されているオン時刻が表示される。なお、オン時刻のデータが未だ未入力の場合は、例えば、時表示器3a及び分表示器3bの「.」(ドット3t)のみが表示される。この状態で、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで、前記表示器3cに「on」又は「oF」の表示を選択することができる。
前記モード設定表示器3cに「on」又は「oF」の表示が点滅しているときに、確定キー3gを押下することで、「on」又は「oF」の表示が連続点灯となり、モードが決定される。「on」を選択したときにはオン時刻の設定モードとなり、「oF」を選択したときにはオフ時刻の設定モードとなる。
ここで、前記モードが決定されたことで時表示器3aが点滅を開始する。この状態で、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで時(「0」〜「23」)を選択し、確定キー3gを押下することで前記モードの時刻(時)が確定し、時表示器3aが連続点灯となり、続いて、分表示器3bが点滅する。前記時表示器3aの場合と同様の手順でアップキー3d又はダウンキー3eを押下することで分(「0」〜「59」)を選択し、確定キー3gを押下することで当該モードのスケジュール時刻が確定し、前記保存部23に保存される。
同様の手法で、他方のモード(「on」又は「oF」)のスケジュール時刻を確定することができる。
該当曜日に対する所定の設定が終了することで、該当曜日に対応する表示器(4a〜4gのいずれか)の点滅は消灯され、前記設定された内容が前記保存部23に格納される。
【0012】
スケジュール制御手段である前記判断部27は、前記時計管理部26の現在時刻と前記保存部23に保存されたオン時刻及びオフ時刻とを比較し、オン時刻となったときに照明オン指令を前記通信部21を介して各電子コントローラ1に送信し、オフ時刻となったときに照明オフ指令を各電子コントローラ1に送信する。
各電子コントローラ1は、上位制御機器20からの前記オン指令又はオフ指令に従って、接続されているショーケース2の照明のオン又はオフの制御を行う。
なお、スケジュールキー4Hが押下され、停止表示器4hが点灯している場合は、すべてのスケジュール制御は禁止され、すべてのショーケース2の照明が消灯される制御が実施(電子コントローラ1に照明オフの指令を送付)される。
【0013】
このような本実施の形態において、操作者は、特定の曜日についてスケジュール制御のオン制御を禁止することができる。詳細については後述するが、前記スケジュールキー4A〜4Gのいずれかを押下することで、押下したスイッチに対応する表示器4a〜4gが点灯し、表示器が点灯した曜日のスケジュール制御のオン制御が1回だけ禁止される。
また、上述のようにスケジュール制御のオン制御を禁止するだけではなく、別途設定された特定のスケジュール時刻に基づくスケジュール制御を1回だけ実行させるようにすることもできる。例えば、特定のイベント等により特定の曜日のスケジュール時刻を特別なスケジュール時刻に変更したいときなどに有効である。
特別なスケジュール時刻は、例えば、前記スケジュールキー4A〜4Gのいずれかを押下したときに前記モード設定表示器3cに「on」又は「oF」の表示を所定時間(例えば、5秒間)点滅表示させ、該点滅表示している間に、前述と同様に、アップキー3d又はダウンキー3eにより「on」又は「oF」を選択して、スケジュール時刻の設定操作を開始することにより、設定することができる。設定された特別なスケジュール時刻は前記保存部23に通常のスケジュール時刻とは別に格納される。
【0014】
図5は、本実施の形態において前記判断部27による制御処理の際に参照されるテーブルの一例を示す図である。
図5の(a)は前記時計管理部26に設けられるカレンダータイマー(C・T)であり、図示するように、年、月、日、曜日、時、分、秒の各データが格納され、自動的に更新されるようになされている。ここで、曜日のデータは、日曜〜土曜を「1」〜「7」の数字で表している。また、「時」と「分」のデータは、スケジュール制御における現在時刻である。
図5の(b)は前記記憶部22に記憶される曜日ポインター(W・P)の一例を示す図であり、前記カレンダータイマーに格納されている曜日のデータ「1」〜「7」が格納される。後述するように、この曜日ポインター(W・P)に格納されているデータと前記時計管理部26のカレンダータイマー(C・T)に格納されている曜日のデータとを比較し、不一致のときには、前記時計管理部26のC・Tに格納されている曜日のデータをこの曜日ポインターにコピーするようになされている。
【0015】
図5の(c)は、前記保存部23に記憶される7曜日スケジュールテーブル(W・S・T)の一例を示す図である。この図に示すように、この実施の形態では、7曜の各曜日についてそれぞれ通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻、及び、特別なスケジュールのオン時刻とオフ時刻が記憶されている。ここで、「--:--」は空値(ヌル)、すなわち、設定時刻が設定されていないことを示している。この図に示した例では、通常のスケジュールとして、日曜日は9時から22時まで、月曜日から金曜日は10時から22時まで、土曜日は8時30分〜23時までそれぞれ照明を点灯するスケジュール時刻が設定されており、また、月曜日に9時30分〜21時30分まで照明を点灯する特別なスケジュール時刻が設定されている。
前記判断部27は、このスケジュールテーブルを参照して、各電子コントローラ1に対する照明オン指令及び照明オフ指令を送信するようになされている。
【0016】
この実施の形態における前記制御部27によるスケジュール制御処理の流れについて図6〜図8を参照して説明する。
図6はこの実施の形態におけるスケジュール制御処理(ウイクリー・スケジュール制御処理)の流れを示すフローチャート、図7はウイクリー・スケジュールオン制御処理の流れを示すフローチャート、図8はウイクリー・スケジュールオフ制御処理の流れを示すフローチャートである。
このウイクリー・スケジュール制御処理は、スケジュールキー4A〜4Gのいずれかが押下されたとき、又は、所定時間(例えば、1分)ごとに起動される。
ウイクリー・スケジュール制御処理が起動されると、まず、前記曜日ポインター(W・P)に格納されている曜日データと前記時間管理部26のカレンダータイマー(C・T)に格納されている曜日データとを比較し(S11)、不一致の場合には、前記カレンダータイマー(C・T)に格納されている曜日データを前記曜日ポインター(W・P)にコピーする(S12)。
次に前記スケジュールキー4A〜4Gのいずれかが押下されたか否かを判定し(S13)、押下されていないときは、ウイクリー・スケジュール・オン制御(S18)に進む。
スケジュールキー4A〜4Gのいずれかが押下されていたときは、押下されたスイッチに対応する表示器4a〜4gを点灯し(S14)、押下されたスイッチの曜日が曜日ポインタの曜日又はその曜日の翌日の曜日に等しいか否かを判定する(S15)。この判定結果がNOのときは、ウイクリー・スケジュール・オン制御(S18)に進む。一方、YESのとき、すなわち、押下されたスイッチの曜日が当日又はその翌日の曜日であるときは、現在時刻が押下された曜日の前日のオフ時刻〜押下された曜日のオン時刻の間であるかを判定する(S16)。その結果が、NOであるときは、ウイクリー・スケジュール・オン制御(S18)に進むが、YESのときには、表示器4a〜4gの中から、前記S14で点灯した押下されたスイッチに対応する表示器4a〜4gを点滅状態にする(S17)。そして、ウイクリー・スケジュール・オン制御(S18)に進む。
【0017】
図7は、ウイクリー・スケジュール・オン制御(S18)の処理内容を示すフローチャートである。
この処理においては、まず、前記曜日ポインタ(W・P)が指示する7曜日スケジュールテーブル(W・S・T)からスケジュール時刻を読み出し(S20)、当日に特別なスケジュールが設定されているか否かを判定する(S21)。
その結果、特別なスケジュールが設定されているときは、現在時刻が特別なスケジュールのオン時刻に一致しているか否かを判定し(S22)、一致していないときはこのウイクリー・スケジュール・オン制御処理を終了する。現在時刻が特別なスケジュールのオン時刻に一致しているときには、曜日ポインタが指示する7曜日スケジュールテーブルに記憶されているその曜日の特別なスケジュールのオン時刻をクリアし(「--:--」に書き換えて)(S25)、電子コントローラ1に照明オン指令を送信する(S26)。これにより、特別なスケジュールに従ってショーケース2の照明が点灯される。
一方、当日に特別なスケジュールが設定されていないときは(S21がNO)、ステップS23に進み、当日に対応する表示器4a〜4gが点滅状態となっているか否かを判定する。当日の表示器4a〜4gが点滅していないときは、現在時刻が前記7曜日スケジュールテーブル(W・S・T)に格納されている通常のスケジュールのオン時刻と一致しているか否かを判定し(S24)、一致しているときは、電子コントローラ1に照明オン指令を送信する(S26)。これにより、通常のスケジュールに従ってショーケース2の照明を点灯することができる。
また、当日の照明が点滅しているときは、そのまま、このウイクリー・スケジュール・オン制御を終了する。すなわち、照明のオン制御を行わない。
このウイクリー・スケジュール・オン制御処理(S18)が終了した後は、ウイクリー・スケジュール・オフ制御処理(S19)が実行される。
【0018】
図8は、前記ウイクリー・スケジュール・オフ制御処理(S19)の処理の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、当日に特別なスケジュールが設定されているか否かが判定される(S27)。
特別なスケジュールが設定されているときには、現在時刻が特別なスケジュールのオフ時刻と一致しているか否かを判定し(S28)、一致していないときは、このウイクリー・スケジュール・オフ制御処理を終了する。
現在時刻が特別なスケジュールのオフ時刻と一致しているときは、前記曜日ポインタ(W・P)が指示する前記7曜日スケジュール・テーブル(W・S・T)の特別なスケジュールのオフ時刻をクリアし(「--:--」に書き換え)(S30)、電子コントローラ1に照明オフ指令を送信する(S31)。これにより、特別なスケジュールに従ってショーケース2の照明を消灯することができる。
そして、表示器4a〜4gの中から該当する表示器(照明オフ指令した表示器、点滅していた表示器)を消灯する(S32)。
次に、翌日に対応する曜日の表示器4a〜4gが点灯しているか否かを判定し(S33)、点灯している表示器があるときはその表示器を点滅状態に変更する(S34)。そして、このウイクリー・スケジュール・オフ制御処理を終了する。
【0019】
一方、当日に特別なスケジュールが設定されていないときは(S27がNO)、現在時刻がその曜日の通常のスケジュールのオフ時刻に一致しているか否かを判定する(S29)。
その結果、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致しているときは、前記ステップS31に進んで、電子コントローラ1に照明オフ指令を送信し、対応する表示器を消灯する(S32)。そして、次の曜日の表示が点灯しているときは、その表示を点滅状態に変更して(S34)、このウイクリー・スケジュール・オフ制御処理を終了する。
また、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致していないときは(S29がNO)、このウイクリー・スケジュール・オフ制御処理を終了する。
【0020】
次に、このようなウイクリー・スケジュール制御動作について具体例に基づいて説明する。
図9の(a)は特別なスケジュールが設定されていないとき、(b)は特別なスケジュールが設定されているときのウイクリー・スケジュール制御動作について説明するためのタイムチャートである。
図9の(a)において、月曜日に対応するスケジュールキー4B(図4)を、日曜日のスケジュール制御のオフ時刻(22:00)前の時刻(1)に押下したとする。このとき、前記図6のS13がYESとなり、押下されたスケジュールキー4Bに対応する表示器4bが点灯する(S14)。W・Pの曜日は日曜日「1」であるので、S15の判定結果がYESとなるが、現在時刻は押下された曜日の前日のオフ時刻(22:00)の前であるのでS16の判定結果はNOとなる。次に、ウイクリー・スケジュール・オン制御処理(S18、図7)、ウイクリー・スケジュール・オフ制御処理(S19、図8)が実行されるが、S21がNO、S23がNO、S24がNO、S27がNO、S29がNOとなり、そのままの状態が継続される。
以下、同様に、ウイクリー・スケジュール制御処理が繰り返し実行され、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻(日曜日の22:00)になると、前記図8のステップS29がYESとなり、電子コントローラ1の照明オフ指令が送信され(S31)、ショーケース2の照明が消灯される。また、S32が実行されるが、表示器4a〜4g中に照明オフ指令に対応する表示器がないので、このS32により消灯される表示器はない。そして、次の曜日(月曜日)の表示器4bが点灯されているので、これを点滅表示に変更する(S33、S34)。すなわち、(2)の時点で、月曜日の表示器4bが点滅表示に変更される。これにより、月曜日のスケジュール制御のオン制御が禁止されたことが表示される。
【0021】
次に、現在時刻が、月曜日の0:00となると、曜日ポインタ(W・P)の曜日データと前記時計管理部26のカレンダータイマー(C・T)の曜日データとが不一致になるため、前記カレンダータイマー(C・T)の曜日データを前記曜日ポインタ(W・P)の曜日データにコピーして更新する、すなわち、月曜日の「2」に書き換える。
その後、現在時刻が月曜日のスケジュール制御のオン時刻(10:00)になるが、当日の表示が点滅状態とされているためにS23の結果がYESとなるため、電子コントローラ1に照明オン指令は送信されず、オン制御が行われることはない。
時間が経過し、現在時刻が月曜日のスケジュール制御のオフ時刻(3)(22:00)になると、図8のS29の判定結果がYESとなり、電子コントローラ1に照明オフ指令を送信し(S31、照明はオンとなっていないので、実際には何も実行されない。)、該当する表示器(点滅していた月曜日の表示器4b)が消灯される(S32)。これにより、当日のスケジュール制御のオン制御の禁止が解除されたことが表示される。そして、次の曜日(火曜日)の表示が点灯しているか否かが判定されるが(S33)、この例では、点灯していないので、そのままこの回の処理が終了される。
このように、スケジュールキー4A〜4Gのいずれかのスイッチを押下することで押下したスイッチに対応する表示器4a〜4gのいずれかの表示器が点灯し、表示器が点灯した曜日のスケジュール制御のオン制御が1回だけ禁止される。
【0022】
図9の(b)は、特別なスケジュール時刻が設定されている場合は前記スケジュール制御のオン制御禁止の代わりに、前記特別なスケジュール時刻でスケジュール制御のオン制御、オフ制御を1回のみ実行する場合である。この特別なスケジュール時刻は該スケジュール制御を実行することで削除され、その後は通常のスケジュール時刻の制御に戻る。
前述のように、スケジュールキー4A〜4Gのうちの4Bを押下し、所定時間以内(例えば、モード設定表示器3cが約5秒間点滅している間)に前述のスケジュール時刻の設定操作と同様の操作によりスケジュール制御のオン時刻とオフ時刻を特別なスケジュール時刻として設定することにより行うことができる。なお、前記所定時間内にキー操作が実施されない場合は、図9(a)のように、当日のスケジュール制御のオン制御の禁止される制御動作となる。ここでは、前記ウイクリー・スケジュール・テーブル(W・S・T)には、前記図5の(c)と同様に、月曜日にオン時刻が9:30、オフ時刻が21:30の特別なスケジュール時刻が設定されているものとする。
【0023】
このような状態で、日曜日のオン時刻とオフ時刻の間の時刻(1)に月曜日のスケジュールキー4Bが押下されたものとする。これにより、前述と同様に、S14において月曜日の表示器4bが点灯される。そして、前述と同様に、日曜日のスケジュールのオフ時刻(2)(22:00)になると、月曜日の表示器が点滅状態となる(S34)。
そして、月曜日になり、現在時刻が特別なスケジュールのオン時刻(9:30)になると(S22がYES)、ウイクリー・スケジュール・テーブルのその曜日の特別なスケジュールのオン時刻をクリアし(S25)、電子コントローラ1に照明オン指令を送信する(S26)。これにより、月曜日に設定されていた特別なスケジュールのオン時刻によりショーケース2の照明が点灯される。
そして、特別なスケジュールのオフ時刻(21:30)になると(S28がYES)、ウイクリー・スケジュール・テーブルの特別なスケジュールのオフ時刻をクリアし(S30)、電子コントローラ1に照明オフ指令を送信し(S31)、該当する表示器(4b)を消灯する(S32)。これにより、特別なスケジュールのオフ時刻により照明を消灯することができる。また、前記S25とS30により特別なスケジュールのオン時刻とオフ時刻がクリアされるので、次週の月曜日には通常のスケジュール時刻による制御が行われることとなる。
なお、月曜日の通常のスケジュールのオフ時刻(22:00)になると、既に特別なスケジュールが削除されているので、図8のS27はNOとなり、S29はYESとなって、S31以下の処理が実行されるが、既にショーケース2の照明はオフとされており、表示器もオフとされているので、実際にはなんらの処理も行われない。
【0024】
図9の(a)及び(b)の例では、一つのスケジュールキー(上述の例では、月曜日のスケジュールキー4B)のみを操作したときについて説明したが、前記図6〜図8のフローチャートから明らかなように、複数の曜日のスケジュールキーを操作したときには、それぞれの曜日について同様の処理が行われることとなる。
また、上記においては、スケジュール制御で制御されるショーケース2の照明は1つ(棚照明)であるものとして説明してきたが、通常、ショーケース2には棚照明と作業灯(キャノピー)の2種類の照明がある。
この作業灯は前記棚照明と共に前記スケジュール制御により実行することも可能である。例えば、作業灯を棚照明と共に前記スケジュール制御により制御する場合は、スケジュール制御のオン時刻の所定時間(例えば30分)前にまず、作業灯にオン制御を実行し、その後、オン時刻に棚照明にオン制御を実行する。さらに、スケジュール制御のオフ制御では、オフ時刻にまず棚照明にオフ制御を実行し、所定時間(例えば30分)後に作業灯にオフ制御を実行する制御を追加する形態であってもよい。
また、別の制御形態として、作業灯と棚照明のスケジュール時刻をそれぞれ独立に保存し、それぞれ独立したスケジュール制御を実行できるようにしてもよい。
【0025】
なお、上述した実施の形態では、前記保存部23の7曜日スケジュールテーブル(W・S・T)(図5の(c))に特別なスケジュールのオン時刻とオフ時刻を記憶する領域を設け、通常のスケジュール制御を禁止した場合に特別なスケジュールが保存されているときには、該特別なスケジュールに従ってスケジュール制御を実行するようにしていたが、7曜日スケジュールテーブルに特別なスケジュールのオン時刻とオフ時刻を記憶する領域を設けず、特別なスケジュールを実行する機能を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の集中監視装置が適用されるシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の集中監視装置である上位制御機器のブロック構成図である。
【図3】上位制御機器の外観図である。
【図4】上位制御機器の表示・操作部の外観図である。
【図5】本発明の一実施の形態におけるスケジュール制御処理のための参照テーブルの一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるスケジュール制御処理のフロー図である。
【図7】本発明の一実施の形態におけるウイクリー・スケジュール・オン制御処理のフロー図である。
【図8】本発明の一実施の形態におけるウイクリー・スケジュール・オフ制御処理のフロー図である。
【図9】本発明の一実施の形態におけるスケジュール制御動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0027】
1:電子コントローラ、2:冷却装置、20:上位制御機器、21:通信部、22:記憶部、23:保存部、24:表示・操作部A、25:表示・操作部B、26:時計管理部、27:判断部、3a:時表示器、3b:分表示器、3c:モード設定表示器、3d:アップキー、3e:ダウンキー、3f:選択キー、3g:確定キー、4A〜4G:スケジュールキー、4H:全停止キー、4a〜4g:曜日表示器、4h:停止表示器
【出願人】 【識別番号】000143949
【氏名又は名称】株式会社鷺宮製作所
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
【出願日】 平成18年8月11日(2006.8.11)
【代理人】 【識別番号】100106459
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英生

【識別番号】100102635
【弁理士】
【氏名又は名称】浅見 保男

【識別番号】100105500
【弁理士】
【氏名又は名称】武山 吉孝

【識別番号】100103735
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 隆盛

【識別番号】100118821
【弁理士】
【氏名又は名称】祖父江 栄一


【公開番号】 特開2008−47323(P2008−47323A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−219419(P2006−219419)