| 【発明の名称】 |
ランプ駆動制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井木 康雅
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| 【要約】 |
【課題】出来得る限り最大光量を新品と同様100%に保つことができ、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるランプ駆動制御装置を提供する。
【構成】電源がオンされると、初期光量値に従ってインバータ制御され蛍光管が駆動される。ユーザ指定光量が設定されると、初期光量値と光量検出値とユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値が算出される。目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときは、光量検出値が目標光量検出値になるようなインバータ設定値が算出され、このインバータ設定値に従って蛍光管がインバータ制御され駆動される。蛍光管に供給される駆動電力が所定値を超えていると判定された場合には、このままでは蛍光管が破損してしまうので、蛍光管の交換時期を示す警告が行われる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置において、 電源がオンされると、不揮発性メモリに記憶された初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段と、 前記ランプの光量を検出する光量検出手段と、 前記ランプをインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段と、 前記初期光量値に従って前記ランプ駆動手段により駆動された前記ランプ対して前記光量検出手段により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段と、 ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段と、 前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出するものであり、概念的に、目標光量検出値=初期光量値−光量検出値+ユーザ設定光量値という演算を行うことにより、目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段と、 前記ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値がリミット値として設定され、前記目標光量検出値が前記リミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段と、 前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値を前記ランプ駆動手段のインバータ制御に適用するリミット値適用手段と、 前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段と、 前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段と、 前記ランプの駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段と、 前記ランプの駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、前記ランプの交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段と、 前記警告信号に応答して警告を発生させる警告手段と、を備えたことを特徴とするランプ駆動制御装置。 【請求項2】 表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置において、 電源がオンされると、不揮発性メモリに記憶された初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段と、 前記ランプの光量を検出する光量検出手段と、 前記ランプをインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段と、 前記初期光量値に従って前記ランプ駆動手段により駆動された前記ランプ対して前記光量検出手段により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段と、 ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段と、 前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段と、 前記目標光量検出値が予め定めたリミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段と、 前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値を前記ランプ駆動手段のインバータ制御に適用するリミット値適用手段と、 前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段と、 前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段と、 前記ランプの駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段と、 前記ランプの駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、前記ランプの交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段と、 前記警告信号に応答して警告を発生させる警告手段と、を備えたことを特徴とするランプ駆動制御装置。 【請求項3】 前記目標光量検出値算出手段は、概念的に、目標光量検出値=初期光量値−光量検出値+ユーザ設定光量値という演算を行うことにより、目標光量検出値を算出することを特徴とする請求項2に記載のランプ駆動制御装置。 【請求項4】 前記目標光量検出値判定手段は、前記ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値がリミット値として設定され、前記目標光量検出値が前記リミット値を越えているか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載のランプ駆動制御装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、液晶表示装置やリアプロジェクション装置などの表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、パーソナルコンピュータやテレビ受信機などにおいて表示装置として液晶表示装置が多く用いられるようになってきている。液晶表示装置は、この背面にバックライトが設けられていて、このバックライトからの光によって表示面の明るさが確保されている。このバックライトとして用いるランプとしては、一般に蛍光管(蛍光灯)が採用されている。蛍光管は、長時間の使用によって光量が徐々に低下し、光量が初期値に対して、例えば、50%以下になった時点を寿命としている。即ち、蛍光管は、使用時間に伴って光量が徐々に低下して行くため、カタログスペックでの寿命時には、その光量は50%まで低下する。この寿命の判定は、一般的にユーザが判断することが困難であるため、従来のランプ駆動制御装置では、ランプの寿命を検出して例えば、アラームなどによりユーザに知らせるようにしている。 【特許文献1】特開平10−222129号公報 【特許文献2】特開平7−281155号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、従来のランプ駆動制御装置では、蛍光管の光量が時間の経過と共に徐々に低下して行っても、ユーザが光量の低下を気付かないまま、50%の光量になるまで使用することになるので、蛍光管が出来得る限り新品同様の光量を出射でき、ユーザが設定した輝度のまま、長時間、表示装置を使用したいと言う要望には対処することができないと言う課題がある。 【0004】 なお、特許文献1の従来技術は、バックライトの輝度のばらつきやセンサ自体の感度のばらつきによる影響をキャンセルし、正確な輝度低下を把握し得るように構成したものであるが、蛍光管の光量が時間の経過と共に徐々に低下して行くので、ユーザが設定した輝度のまま、長時間、新品と同様に表示装置を使用したいと言う要望には対処することができないと言う課題がある。 【0005】 また、特許文献2の従来技術は、ランプの光量を常に最適な条件で一定に保ち、かつ光量の中心値を自動的にシフトすることにより、ランプの長寿命化を図っているが、長時間使用して行くと、ランプの劣化も発生してくるので、幾らランプの光量を一定に保とうとしても、限界があり、ユーザが設定した輝度のまま、長時間、新品と同様に表示装置を使用したいと言う要望には対処することができないと言う課題がある。 【0006】 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、出来得る限り最大光量を新品と同様100%に保つことができ、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるランプ駆動制御装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に、前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置において、電源がオンされると、不揮発性メモリに記憶された初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段と、前記ランプの光量を検出する光量検出手段と、前記ランプをインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段と、前記初期光量値に従って前記ランプ駆動手段により駆動された前記ランプ対して前記光量検出手段により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段と、ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段と、前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出するものであり、概念的に、目標光量検出値=初期光量値−光量検出値+ユーザ設定光量値という演算を行うことにより、目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段と、前記ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値がリミット値として設定され、前記目標光量検出値が前記リミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値を前記ランプ駆動手段のインバータ制御に適用するリミット値適用手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段と、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、前記ランプの交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段と、前記警告信号に応答して警告を発生させる警告手段と、を備えたことを特徴とするランプ駆動制御装置を提供する。 【0008】 この構成において、電源がオンされると、初期光量値読み込み手段は、不揮発性メモリから初期光量値を読み込む。次に、ランプ駆動手段は、前記初期光量値に従ってインバータ制御してランプを駆動させる。この時点でのランプは、使用が初めてであった場合、100%の光量を出射するので、光量検出値読み込み手段は、100%の光量に対する光量検出値(本来の光量)を読み込む。また、ランプが使用されていくと、光量が低下していくので、ランプ駆動手段が、幾ら初期光量値に従って、ランプをインバータ制御しても、ランプは、100%の光量を出射することができないので、光量検出値読み込み手段は、100%の光量に対する光量検出値(本来の光量)よりも低い光量検出値(現在の光量)を読み込む。 【0009】 ここでは、光量検出値読み込み手段は、初期光量値よりも低い現在の光量検出値を検出した場合の処理について以下説明する。ユーザが自分の好みの輝度に液晶表示装置を設定するため、ユーザ指定光量が設定されると、ユーザ設定光量値読み込み手段は、ユーザ設定光量値を読み込む。このユーザ設定光量値は、ユーザが初期光量値に対して何%の光量で液晶表示装置を使用したいかを表す値になる。 【0010】 次に、目標光量検出値算出手段は、初期光量値と光量検出値とユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出する。即ち、初期光量値が100%の光量値であり、光量検出値が90%の光量値であり、ユーザ設定光量値が例えば80%の光量値であるとすると、ユーザ設定光量値が80%の光量値に設定されても、ランプの使用時間による劣化により、初期光量値(100%)から光量検出値(90%)を差し引いた差光量(10%)の分の光量が減衰しているので、実際はユーザの希望する80%の光量で液晶表示装置は表示されない。 【0011】 そこで、目標光量検出値算出手段は、概念的に、80%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した90%の目標光量検出値を算出する。即ち、ランプが劣化して光量が10%低下しているが、90%の目標光量検出値になるようにランプ駆動手段がランプをインバータ制御するので、光量が10%低下していても、ユーザが80%のユーザ設定光量値に設定すれば、新品当時の光量の80%を達成することができる。なお、補正された目標光量検出値は、不揮発性メモリに記憶され、次回に電源がオンされたときに、不揮発性メモリから読み出され、初期光量値とされる。 【0012】 次に、目標光量検出値判定手段は、前記目標光量検出値が予め定めたリミット値を越えているか否かを判定する。例えば、ランプが新品当時の光量に比べて、現在の光量が10%低下しており、このときにユーザが80%の光量に設定してユーザ設定光量値が80%であると仮定すると、補正光量が10%になり、この結果90%の光量(ランプが劣化している状態での90%の光量)が得られるように、ランプ駆動手段は、ランプに印加する電圧および電流を増加させ、つまり出力電力を増加させることになるが、ランプの定格電圧または/および定格電流を超えると、ランプが破損するので、これを防止するためにリミット値が設けられている。 【0013】 目標光量検出値を達成するために、ランプの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えると、ランプは破損するので、リミット値としては、ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの、限界目標光量検出値が設定される。 【0014】 したがって、目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたとき、ランプの破損を防止するためにも、リミット値適用手段は、前記リミット値をランプ駆動手段のインバータ制御に適用する。例えば、目標光量検出値が、88%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した98%の目標光量検出値であり、リミット値(限界目標光量検出値)が95%であると仮定すると、この95%のリミット値をランプ駆動回路のインバータ制御に適用する。これにより、ランプ駆動回路3は、その95%のリミット値に応じた電圧および電流をランプに印加してランプを駆動させる。これにより、ランプに印加される電圧および電流が定格内に抑えられ、ランプの破損を防止できる。 【0015】 一方、目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときは、インバータ設定値算出手段は、光量検出値が目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出する。例えば、80%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した90%の目標光量検出値は、95%のリミット値以下であるので、目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定され、インバータ設定値算出手段は、光量検出値が90%の目標光量検出値になるように、ランプ駆動手段のインバータ設定値(電圧および電流)を算出する。 【0016】 そして、インバータ設定値適用手段は、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用し、これにより、ランプ駆動手段は、そのインバータ設定値に従ってランプをインバータ制御して駆動させる。このようにしてランプが、駆動され、表示装置のバックライトとして使用される。装置の電源がオフされたときは、本処理は終了するが、電源がオフされていないときは、次に説明する処理に移る。 【0017】 ところで、ランプの取り換え時期が来たか否かを判定するため、駆動電力判定手段は、ランプに供給される駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する。目標光量検出値を達成するために、ランプの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えると、ランプは破損するので、前記所定値としては、ランプが破損しない範囲の最大許容電力を示すことになる。 【0018】 ランプに供給される駆動電力が所定値を超えていないと判定された場合は、前記の処理に戻り、以下同様な処理を行うが、ランプに供給される駆動電力が所定値を超えていると判定された場合には、このままではランプが破損してしまうので、警告信号出力手段は、ランプの交換時期を示す警告を発生するための警告信号を出力し、これにより、ランプの交換時期の警告を行うことが可能になる。 【0019】 この構成によれば、ランプが使用されて行って光量が低下しても、新品当時の光量になるように補正でき、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定でき、表示装置の輝度調整を精度良く行うことができる。また、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるようにするため、ランプへの駆動電力を大きくすることになるが、駆動電力が所定値を超えたときには、ランプの交換時期を示す警告を発生するようにしたので、ユーザはランプの寿命および交換時期を知ることができて便利になり、また、ランプを交換すれば、常に新品の光量の状態で、表示装置の映像を観ることができる。 【0020】 請求項2の発明は、表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置において、電源がオンされると、不揮発性メモリに記憶された初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段と、前記ランプの光量を検出する光量検出手段と、前記ランプをインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段と、前記初期光量値に従って前記ランプ駆動手段により駆動された前記ランプ対して前記光量検出手段により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段と、ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段と、前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段と、前記目標光量検出値が予め定めたリミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値を前記ランプ駆動手段のインバータ制御に適用するリミット値適用手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段と、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、前記ランプの交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段と、前記警告信号に応答して警告を発生させる警告手段と、を備えたことを特徴とするランプ駆動制御装置を提供する。 【0021】 この構成において、電源がオンされると、初期光量値読み込み手段は、不揮発性メモリから初期光量値を読み込む。次に、ランプ駆動手段は、前記初期光量値に従ってインバータ制御してランプを駆動させる。この時点でのランプは、使用が初めてであった場合、100%の光量を出射するので、光量検出値読み込み手段は、100%の光量に対する光量検出値(本来の光量)を読み込む。また、ランプが使用されていくと、光量が低下していくので、ランプ駆動手段が、幾ら初期光量値に従って、ランプをインバータ制御しても、ランプは、100%の光量を出射することができないので、光量検出値読み込み手段は、100%の光量に対する光量検出値(本来の光量)よりも低い光量検出値(現在の光量)を読み込む。 【0022】 ここでは、光量検出値読み込み手段は、初期光量値よりも低い現在の光量検出値を検出した場合の処理について以下説明する。ユーザが自分の好みの輝度に液晶表示装置を設定するため、ユーザ指定光量が設定されると、ユーザ設定光量値読み込み手段は、ユーザ設定光量値を読み込む。このユーザ設定光量値は、ユーザが初期光量値に対して何%の光量で液晶表示装置を使用したいかを表す値になる。 【0023】 次に、目標光量検出値算出手段は、初期光量値と光量検出値とユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出し、目標光量検出値判定手段は、前記目標光量検出値が予め定めたリミット値を越えているか否かを判定する。例えば、ランプが新品当時の光量に比べて、現在の光量が10%低下しており、このときにユーザが80%の光量に設定してユーザ設定光量値が80%であると仮定すると、補正光量が10%になり、この結果90%の光量(ランプが劣化している状態での90%の光量)が得られるように、ランプ駆動手段は、ランプに電圧および電流を増加させ、つまり出力電力を増加させることになるが、ランプの定格電圧または定格電流を超えると、ランプが破損するので、これを防止するためにリミット値が設けられている。 【0024】 目標光量検出値を達成するために、ランプの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えると、ランプは破損するので、リミット値としては、ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの、限界目標光量検出値が設定される。 【0025】 したがって、目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたとき、ランプの破損を防止するためにも、リミット値適用手段は、前記リミット値をランプ駆動手段のインバータ制御に適用する。例えば、目標光量検出値が、88%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した98%の目標光量検出値であり、リミット値(限界目標光量検出値)が95%であると仮定すると、この95%のリミット値をランプ駆動回路のインバータ制御に適用する。これにより、ランプ駆動手段は、その95%のリミット値に応じた電圧および電流をランプに印加してランプを駆動させる。これにより、ランプに印加される電圧および電流が定格内に抑えられ、ランプの破損を防止できる。 【0026】 一方、目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときは、インバータ設定値算出手段は、光量検出値が目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出する。例えば、80%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した90%の目標光量検出値は、95%のリミット値以下であるので、目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定され、インバータ設定値算出手段は、光量検出値が90%の目標光量検出値になるように、ランプ駆動手段のインバータ設定値(電圧および電流)を算出する。 【0027】 そして、インバータ設定値適用手段は、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用し、これにより、ランプ駆動手段は、そのインバータ設定値に従ってランプをインバータ制御して駆動させる。このようにしてランプが、駆動され、表示装置のバックライトとして使用される。装置の電源がオフされたときは、本処理は終了するが、電源がオフされていないときは、次に説明する処理に移る。 【0028】 ところで、ランプの取り換え時期が来たか否かを判定するため、駆動電力判定手段は、ランプに供給される駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する。目標光量検出値を達成するために、ランプの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えると、ランプは破損するので、前記所定値としては、ランプが破損しない範囲の最大許容電力を示すことになる。 【0029】 ランプに供給される駆動電力が所定値を超えていないと判定された場合は、前記の処理に戻り、以下同様な処理を行うが、ランプに供給される駆動電力が所定値を超えていると判定された場合には、このままではランプが破損してしまうので、警告信号出力手段は、ランプの交換時期を示す警告を発生するための警告信号を出力し、これにより、ランプの交換時期の警告を行う。 【0030】 この構成によれば、ランプが使用されて行って光量が低下しても、新品当時の光量になるように補正でき、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定でき、表示装置の輝度調整を精度良く行うことができる。また、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるようにするため、ランプへの駆動電力を大きくすることになるが、駆動電力が所定値を超えたときには、ランプの交換時期を示す警告を発生するようにしたので、ユーザはランプの寿命および交換時期を知ることができて便利になり、また、ランプを交換すれば、常に新品の光量の状態で、表示装置の映像を観ることができる。 【0031】 請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記目標光量検出値算出手段は、概念的に、目標光量検出値=初期光量値−光量検出値+ユーザ設定光量値という演算を行うことにより、目標光量検出値を算出するので、使用時間の経過に連れてランプの光量が低下しても、新品のランプの光量に補正することができる。 【0032】 請求項4の発明では、請求項2の発明において、前記目標光量検出値判定手段は、前記ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値がリミット値として設定され、前記目標光量検出値が前記リミット値を越えているか否かを判定するので、ランプに印加される電圧および電流を定格内に抑えることが可能になる。 【発明の効果】 【0033】 以上のように本発明によれば、表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に、前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置において、電源がオンされると、不揮発性メモリに記憶された初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段と、前記ランプの光量を検出する光量検出手段と、前記ランプをインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段と、前記初期光量値に従って前記ランプ駆動手段により駆動された前記ランプ対して前記光量検出手段により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段と、ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段と、前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出するものであり、概念的に、目標光量検出値=初期光量値−光量検出値+ユーザ設定光量値という演算を行うことにより、目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段と、前記ランプへの印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値がリミット値として設定され、前記目標光量検出値が前記リミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値を前記ランプ駆動手段のインバータ制御に適用するリミット値適用手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段と、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、前記ランプの交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段と、前記警告信号に応答して警告を発生させる警告手段とを備えたので、ランプが使用されて行って光量が低下しても、新品当時の光量になるように補正でき、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定でき、表示装置の輝度調整を精度良く行うことができる。また、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるようにするため、ランプへの駆動電力を大きくすることになるが、駆動電力が所定値を超えたときには、ランプの交換時期を示す警告を発生するようにしたので、ユーザはランプの寿命および交換時期を知ることができて便利になり、また、ランプを交換すれば、常に新品の光量の状態で、表示装置の映像を観ることができる。 【0034】 また、本発明によれば、表示装置のバックライトとして使用するランプを駆動させると共に、前記ランプの光量を制御するランプ駆動制御装置において、電源がオンされると、不揮発性メモリに記憶された初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段と、前記ランプの光量を検出する光量検出手段と、前記ランプをインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段と、前記初期光量値に従って前記ランプ駆動手段により駆動された前記ランプ対して前記光量検出手段により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段と、ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段と、前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段と、前記目標光量検出値が予め定めたリミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値を前記ランプ駆動手段のインバータ制御に適用するリミット値適用手段と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段と、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段と、前記ランプの駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、前記ランプの交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段と、前記警告信号に応答して警告を発生させる警告手段とを備えたので、ランプが使用されて行って光量が低下しても、新品当時の光量になるように補正でき、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定でき、表示装置の輝度調整を精度良く行うことができる。また、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるようにするため、ランプへの駆動電力を大きくすることになるが、駆動電力が所定値を超えたときには、ランプの交換時期を示す警告を発生するようにしたので、ユーザはランプの寿命および交換時期を知ることができて便利になり、また、ランプを交換すれば、常に新品の光量の状態で、表示装置の映像を観ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0035】 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るランプ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 【0036】 このランプ駆動制御装置は、不揮発性メモリ1、制御部2、ランプ駆動回路3、表示装置(図2参照)のバックライト用のランプとしての蛍光管4、光センサ5、光量検出回路6、A/D変換回路7、ユーザ指定光量設定回路8、および警告手段9を含み構成されている。不揮発性メモリ1には、制御部2の処理に必要なプログラムやデータが記憶されていると共に、液晶表示装置が新品の状態、つまり蛍光管が新品の状態で、静的に、もしくは工場での学習により得られた100%の光量の値(初期光量値)が記憶されている。 【0037】 制御部2は、装置全体を制御するものであって、特に、本実施形態の特徴とする構成要素として、電源がオンされると、不揮発性メモリ1に初期光量値を読み込む初期光量値読み込み手段21と、前記初期光量値に従ってランプ駆動回路3により駆動された蛍光管4に対して光量検出回路6により検出した光量検出値を読み込む光量検出値読み込み手段22と、ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値を読み込むユーザ設定光量値読み込み手段23と、前記初期光量値と前記光量検出値と前記ユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出するものであり、概念的に、目標光量検出値=初期光量値−光量検出値+ユーザ設定光量値という演算を行うことにより、目標光量検出値を算出する目標光量検出値算出手段24と、蛍光管4への印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値がリミット値として設定され、前記目標光量検出値が前記リミット値を越えているか否かを判定する目標光量検出値判定手段25と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたときに、前記リミット値をランプ駆動回路3のインバータ制御に適用するリミット値適用手段26と、前記目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたときに、前記光量検出値が前記目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出するインバータ設定値算出手段27と、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用するインバータ設定値適用手段28と、蛍光管4の駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する駆動電力判定手段29と、蛍光管4の駆動電力が所定値を超えたと判定されたときに、蛍光管4の交換時期を示す警告を発生させるための警告信号を出力する警告信号出力手段30とを備えている。 【0038】 ランプ駆動回路3は、制御部2からの制御信号に従って蛍光管4をインバータ制御して駆動させるランプ駆動手段である。光センサ5は、蛍光管4からの光を受光して電気信号に変換するものであり、フォトダイオードやCDSなどの受光素子で実現される。光量検出回路6は、光センサ5からの電気信号により蛍光管4の光量を検出する光量検出手段である。A/D変換回路7は、光量検出回路6からの光量を示すアナログ信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を制御部2に与えるものである。ユーザ指定光量設定回路8は、ユーザが図示しない操作部を操作して指定された光量の値が設定されるものである。なお、ここでは光量で説明しているが、光量に代わり輝度でも良い。 【0039】 警告手段9は、蛍光管4の交換時期を示すインジケータや、交換時期が来たことを示すメッセージを表示させる表示部などに相当するものであり、制御部2の警告信号出力手段30からの警告信号に応答して、インジケータを点灯させたり、メッセージを表示部に表示させたりすることによって、蛍光管4の交換時期の警告を行うものである。 【0040】 図2は本実施形態において液晶表示装置の液晶表示モジュールと光センサとを示す分解斜視図である。図2において、液晶表示モジュール10は、LCDパネル11と拡散シート12と集光シート13とバックライトとしての蛍光管4と導光板15と反射シート16とから構成されている。光センサ5は、センサプリント基板18に取り付けられており、センサプリント基板18は基板取付部17に取り付けられ、基板取付部17はドーナツクッション19を介して反射シート16側に取り付けられる。したがって、光センサ5は、反射シート16から漏れてくる蛍光管4からの光量を検出する。なお、光センサ5の位置は、図2に示すような位置に限らず、蛍光管4からの光を受光できる位置であれば何れでも良い。 【0041】 図3は本実施形態のランプ駆動制御装置において蛍光管の駆動制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートおよび図1、図2を参照して蛍光管の駆動制御について説明する。 【0042】 先ず、図示しない電源キーがユーザにより押下されると、制御部2は装置の電源をオンする。これにより、制御部2の初期光量値読み込み手段21は、電源がオンされたことを検知し(ステップS1)、不揮発性メモリ1から初期光量値(製品初期輝度の値)を読み込む(ステップS2)。次に、ランプ駆動回路3は、前記初期光量値に従ってインバータ制御に関する制御値(電圧と電流)を決定し、蛍光管4を駆動させる。 【0043】 この時点での蛍光管4は、使用が初めてであった場合、100%の光量を出射するので、制御部2の光量検出値読み込み手段22は、光センサ5、光量検出回路6、およびA/D変換回路7の各処理を経て、100%の光量に対する光量検出値(本来の光量)を読み込む(ステップS3)。また、蛍光管4が使用されていくと、光量が低下していくので、ランプ駆動回路3が、幾ら初期光量値に従って、蛍光管4をインバータ制御しても、蛍光官4は、100%の光量を出射することができないので、光量検出値読み込み手段22は、100%の光量に対する光量検出値(本来の光量)よりも低い光量検出値(現在の光量)を読み込む(ステップS3)。 【0044】 ここでは、光量検出値読み込み手段22は、初期光量値(光量が100%のときの光量値)よりも低い現在の光量検出値(現在の光量が90%のときの光量値)を検出した場合の処理について以下説明する。 【0045】 ユーザが自分の好みの明るさに液晶表示装置を設定するため、図示しない操作部を操作して、ユーザ指定光量設定回路8にユーザ指定光量を設定する。なお、光量に代わり輝度を設定しても良いが、ここでは、光量を設定するものとして説明する。ユーザ指定光量設定回路8にユーザ指定光量が設定されると、制御部2のユーザ設定光量値読み込み手段23は、ユーザにより設定された光量値であるユーザ設定光量値をユーザ指定光量設定回路8から読み込む(ステップS4)。このユーザ設定光量値は、ユーザが初期光量値に対して何%の光量で液晶表示装置を使用したいかを表す値になる。 【0046】 次に、制御部2の目標光量検出値算出手段24は、初期光量値と光量検出値とユーザ設定光量値とに基づいて目標光量検出値を算出する(ステップS5)。即ち、初期光量値が100%の光量値であり、光量検出値が90%の光量値であり、ユーザ設定光量値が例えば80%の光量値であるとすると、ユーザ設定光量値が80%の光量値に設定されても、蛍光菅4の使用時間による劣化により、初期光量値(100%)から光量検出値(90%)を差し引いた差光量(10%)の分の光量が減衰しているので、実際はユーザの希望する80%の光量で液晶表示装置は表示されない。 【0047】 そこで、目標光量検出値算出手段24は、概念的に、80%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した90%の目標光量検出値を算出する。即ち、蛍光管4が劣化して光量が10%低下しているが、90%の目標光量検出値になるようにランプ駆動回路3が蛍光管4をインバータ制御するので、光量が10%低下していても、ユーザが80%のユーザ設定光量値に設定すれば、新品当時の光量の80%を達成することができる。なお、補正された目標光量検出値は、不揮発性メモリ1に記憶され、次回に電源がオンされたときに、不揮発性メモリ1から読み出され、初期光量値とされる。 【0048】 次に、制御部2の目標光量検出値判定手段25は、前記目標光量検出値が予め定めたリミット値を越えているか否かを判定する(ステップS6)。例えば、蛍光管4が新品当時の光量に比べて、現在の光量が10%低下しており、このときにユーザが80%の光量に設定してユーザ設定光量値が80%であると仮定すると、補正光量が10%になり、この結果90%の光量(蛍光管4が劣化している状態での90%の光量)が得られるように、ランプ駆動回路3は、蛍光管4に電圧または/および電流を増加させ、つまり出力電力を増加させることになるが、蛍光管4の定格電圧または定格電流を超えると、蛍光管4が破損するので、これを防止するためにリミット値が設けられている。 【0049】 目標光量検出値を達成するために、蛍光管4の印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えると、蛍光管4は破損するので、リミット値としては、蛍光管4への印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えるまでの限界目標光量検出値が設定される。 【0050】 したがって、目標光量検出値がリミット値を越えていると判定されたとき(ステップS6)、蛍光管4の破損を防止するためにも、制御部2のリミット値適用手段26は、前記リミット値をランプ駆動回路3のインバータ制御に適用する(ステップS7)。例えば、目標光量検出値が、88%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した98%の目標光量検出値であり、リミット値(限界目標光量検出値)が95%であると仮定すると、この95%のリミット値をランプ駆動回路3のインバータ制御に適用する。これにより、ランプ駆動回路3は、その95%のリミット値に応じた電圧および電流を蛍光管4に印加して蛍光管4を駆動させる(ステップS8)。これにより、蛍光管4に印加される電圧および電流が定格内に抑えられ、蛍光管4の破損を防止できる。 【0051】 一方、目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定されたとき(ステップS6)、制御部2のインバータ設定値算出手段27は、光量検出値が目標光量検出値になるようなインバータ設定値を算出する(ステップS9)。例えば、80%のユーザ設定光量値に10%の差光量を加えて補正した90%の目標光量検出値は、95%のリミット値以下であるので、目標光量検出値がリミット値を越えていないと判定され(ステップS6)、制御部2のインバータ設定値算出手段27は、光量検出回路6による光量検出値が90%の目標光量検出値になるように、ランプ駆動回路3のインバータ設定値(電圧および電流)を算出する(ステップS9)。 【0052】 そして、制御部2のインバータ設定値適用手段28は、前記算出されたインバータ設定値をインバータ制御に適用し(ステップS10)、これにより、ランプ駆動回路3は、そのインバータ設定値に従って蛍光管4をインバータ制御して駆動させる(ステップS8)。このようにして蛍光管4が、駆動され、液晶表示装置のバックライトとして使用される。装置の電源がオフされたときは(ステップS11)、本処理は終了するが、電源がオフされていないときは、次に説明するステップS12の処理に移る。 【0053】 ところで、蛍光管4の取り換え時期が来たか否かを判定するため、制御部2の駆動電力判定手段29は、蛍光管4に供給される駆動電力が所定値を超えたか否かを判定する(ステップS12)。目標光量検出値を達成するために、蛍光管4の印加電圧が定格電圧を超え、または/および印加電流が定格電流を超えると、蛍光管4は破損するので、前記所定値としては、蛍光管4が破損しない範囲の最大許容電力を示すことになる。 【0054】 蛍光管4に供給される駆動電力が所定値を超えていないと判定された場合は、ステップS6の処理に戻り、以下同様な処理を行うが、蛍光管4に供給される駆動電力が所定値を超えていると判定された場合には、このままでは蛍光管4が破損してしまうので、制御部2の警告信号出力手段30は、蛍光管4の交換時期を示す警告を発生するための警告信号を警告手段5に出力し、これに応答して、警告手段9は、蛍光管4の交換時期の警告を行う(ステップS13)。警告手段9としてインジケータを用いた場合は、インジケータの点灯により、蛍光管4の交換時期をユーザに知らせる。また、警告手段9として、画像を表示させる表示部や操作部の操作内容などを表示させる表示部を用いた場合には、蛍光管4の交換時期が来たことを示すメッセージを表示部に表示させることにより、蛍光管4の交換時期をユーザに知らせる。このような警告手段9により、蛍光管4の交換時期を警告した後、制御部2の電源自動オフ手段31は、所定時間後に装置の電源をオフする(ステップS14)。 【0055】 以上説明したように本実施形態によれば、蛍光管4が使用されて行って光量が低下しても、新品当時の光量になるように補正でき、これにより、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定でき、表示装置の輝度調整を精度良く行うことができる。また、ユーザ設定光量が新品当時の100%の初期光量値に対する光量に設定できるようにするため、蛍光管4への駆動電力を大きくすることになるが、駆動電力が所定値を超えたときには、蛍光管4の交換時期を示す警告を発生するようにしたので、ユーザは蛍光管4の寿命および交換時期を知ることができて便利になり、また、蛍光管4を交換すれば、常に新品の光量の状態で、表示装置の映像を観ることができる。 【0056】 前述したように、蛍光管(蛍光灯)4は徐々に光量が減少していくため、カタログスペックでの寿命時には、その光量は50%にまで減少する。そこで、本実施形態では、光量を検知し、光量を制御することにより、出来得る限り、新品同様の光量での液晶表示装置の映像を観ることを可能とすることを目指している。新品当時の光量(100%)は、静的に、もしくは工場での学習により、不揮発性メモリ1に記憶されているものとして、現在の光量が100%からどれだけ減少しているかを算出する。この算出結果を元に、ランプ駆動回路3でのインバータ制御の動作を変え、蛍光管4の光量を調整している。このとき、リミットとなる値を決めておき、それを超えてしまう場合には、光量の追従を中止する。 【0057】 これにより、蛍光管4に過大な電圧や電流を流すことを無くすようにしている。これは安全装置として働き、また蛍光管4の寿命の検知が可能となる。光量の調整は、逐一前回の調整値を初期光量値として不揮発性メモリ1に記憶させておき、電源をオンしたときに、先ず、その初期光量値でランプ駆動回路3を駆動する。この後、光量を計測し、光量を追従させるようにしている。また、新品当時の初期光量値のデータを何らかの理由によって欠損してしまった場合には、予め決まられた初期光量値を以って新品当時の光量とすることで、万が一の場合のでたらめな光量調整を回避することができる。 【0058】 なお、本実施形態では、液晶テレビやパーソナルコンピュータのモニタ装置などに用いられる表示装置として液晶表示装置におけるバックライトとして用いる蛍光管の光量制御について説明したが、リアプロジェクション装置のバックライトとして用いる蛍光管の光量制御についても、本実施形態と同様な光量制御を適用することができる。また、バックライト用のランプとして蛍光管を例に挙げて説明したが、蛍光管に限らず、その他、バックライトの照明に用いることができるランプであれば何れでも良い。 【産業上の利用可能性】 【0059】 本発明のランプ駆動制御装置は、液晶テレビ、パーソナルコンピュータのモニタ装置、リアプロジェクション装置などのバックライトとして用いられるランプの光量制御に利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0060】 【図1】本発明の一実施形態に係るランプ駆動制御装置の構成を示すブロック図である。 【図2】前記実施形態において液晶表示装置の液晶表示モジュールと光センサとを示す分解斜視図である。 【図3】前記実施形態のランプ駆動制御装置において蛍光管の駆動制御を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 【0061】 1 不揮発性メモリ 2 制御部 3 ランプ駆動回路(ランプ駆動手段) 4 蛍光管(ランプ) 6 光量検出回路(光量検出手段) 9 警告手段 21 初期光量値読み込み手段 22 光量検出値読み込み手段 23 ユーザ設定光量値読み込み手段 24 目標光量検出値算出手段 25 目標光量検出値判定手段 26 リミット値適用手段 27 インバータ設定値算出手段 28 インバータ設定値適用手段 29 駆動電力判定手段 30 警告信号出力手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000201113 【氏名又は名称】船井電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月28日(2006.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085501 【弁理士】 【氏名又は名称】佐野 静夫
【識別番号】100128842 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 温
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| 【公開番号】 |
特開2008−34221(P2008−34221A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−205804(P2006−205804) |
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