トップ :: H 電気 :: H05 他に分類されない電気技術




【発明の名称】 トイレ用照明装置
【発明者】 【氏名】佐久間 晋

【要約】 【課題】工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供する。

【構成】手動で操作されるトイレ付設照明器を備えたトイレ空間内に、該トイレ付設照明器と並存して設置されるトイレ用照明装置を、光源37と、トイレ空間内への人の侵入を検知して侵入信号を出力する赤外線センサ51と、手動によるトイレ付設照明器の点灯が行われない時間帯である所定時間帯が、タイマー操作部14を用いて予め設定されると共に、設定された該所定時間帯中に赤外線センサ51により人の侵入が検知されると、光源電源部12を介して光源37を点灯するCPU11とを備えて構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器を備えたトイレ空間内に、該トイレ付設照明器と並存して設置されるトイレ用照明装置であって、
前記トイレ空間を照明する光源と、
前記トイレ空間内への人の侵入を検知する在人検知部と、
手動による前記トイレ付設照明器の点灯が行われない時間帯である所定時間帯が予め設定されると共に、設定された該所定時間帯中に前記在人検知部により人の侵入が検知されると前記光源を点灯する制御部と、を備えることを特徴とするトイレ用照明装置。
【請求項2】
前記光源の明るさは、前記トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗い請求項1記載のトイレ用照明装置。
【請求項3】
前記光源の間接光、半間接光、又は、その双方が、外部に放射される請求項1又は2記載のトイレ用照明装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記光源が点灯すると、一定時間経過後に前記光源を消灯する請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ用照明装置。
【請求項5】
前記在人検知部は、前記トイレ空間内からの人の退出を検知すると共に、前記制御部は、前記光源が点灯中に前記在人検知部により人の退出が検知されると、前記光源を消灯する請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ用照明装置。
【請求項6】
トイレ付設照明器を備えたトイレ空間内に、該トイレ付設照明器と並存して設置されるトイレ用照明装置であって、
前記トイレ空間を照明する光源と、
前記トイレ空間内への人の侵入を検知する在人検知部と、
前記トイレ空間の照度を検知する照度検知部と、
所定照度が予め設定されると共に、前記照度検知部により検知された前記トイレ空間の照度が前記所定照度以下である場合に、前記在人検知部により前記トイレ空間内への人の侵入が検知されると、前記光源を点灯する制御部と、を備えることを特徴とするトイレ用照明装置。
【請求項7】
前記光源の明るさは、前記トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗い請求項6記載のトイレ用照明装置。
【請求項8】
前記光源の間接光、半間接光、又は、その双方が、外部に放射される請求項6又は7記載のトイレ用照明装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記光源が点灯すると、一定時間経過後に前記光源を消灯する請求項6〜8のいずれか1項に記載のトイレ用照明装置。
【請求項10】
前記在人検知部は、前記トイレ空間内からの人の退出を検知すると共に、前記制御部は、前記光源が点灯中に前記在人検知部により人の退出が検知されると、前記光源を消灯する請求項6〜8のいずれか1項に記載のトイレ用照明装置。
【請求項11】
紫外線を発光する紫外線光源と該紫外線により光触媒反応を起こす光触媒とで構成される脱臭部を備えた請求項1〜10のいずれか1項に記載のトイレ用照明装置。
【請求項12】
前記脱臭部に送風機を備えた請求項11記載のトイレ用照明装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ用照明装置に関し、詳しくは、既にトイレ付設照明器が備えられている住宅のトイレに、該トイレ付設照明器と並存して使用されるトイレ用照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅において、トイレは昼夜を問わず使用される場所であり、通常、このトイレには照明器が付設されている。この住宅のトイレに付設の照明器は、一般に手動で点灯及び消灯される。例えば、人がトイレを使用するためにトイレ空間に入る際に、トイレの壁等に備えられているスイッチを手動で操作してトイレに付設の照明器を点灯し、退出する際に手動で操作して消灯する。
【0003】
ところで、上述したように、トイレは昼夜を問わず使用される場所であるので、一般に、就寝時間帯でも使用される。この就寝時間帯でトイレを使用する場合に、トイレに付設の照明器の光源の明るさは、一般に、この就寝時間帯以外の時間帯におけるのと同じ明るさである。
【0004】
しかし、住宅において、就寝は、一般に、消灯した状態、或いは、点灯していても照度の非常に低い状態の部屋でなされると共に、就寝している部屋からトイレに至る経路も、消灯した状態、或いは、点灯していても照度の非常に低い状態である場合が多い。そこで、就寝時間帯である就寝の途中に寝床から起きて住宅のトイレを使用する場合、上述したように、トイレに付設の照明器の明るさが、就寝時間帯以外の時間帯におけるのと同じ明るさであることから、トイレに付設の照明器を点灯すると、急に明るくなって眩しく感じ、覚醒作用が生じて、その後の睡眠に支障をきたすことも多く、問題となっている。
【0005】
そこで、このような問題を解決するために、住宅のトイレに付設の照明器に対する種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の照明器は、トイレの周囲の明るさを測定する照度センサを備えており、この照度センサが測定した周囲の明るさに合わせて、トイレに付設の照明器の調光を自動的に行うものである。この特許文献1に記載の照明器では、上記の調光による減光により、就寝時間帯におけるトイレに付設の照明器の点灯による眩しさを解消しようとするものである。尚、特許文献1には、トイレの周囲の明るさ測定におけるトイレの周囲に関する明確な記述は見当たらないが、トイレ空間は、一般に、ドアで外部と仕切られていることから、上記のトイレの周囲とは、トイレのドアの外側であると考えられる。
【特許文献1】特開平9−7771号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載の照明器を住宅のトイレに採用しようとすると、住宅新築時であれば問題は生じないものの、既設の住宅では、既にトイレに付設されている照明器を、上記の照明器と取替える等の工事が必要である。しかし、上記の照明器には、トイレの周囲の明るさを測定する照度センサが必要であり、既存の照明器を上記の照明器と取替える工事のほか、このセンサを取付ける工事等も必要であり、工事費がかさむ等、コスト的な問題をはらんでいる。
【0007】
そこで、この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、住宅のトイレに付設の照明器が一般に手動で点灯及び消灯されることに着目してなされたものであって、このトイレ付設の照明器と並存して本発明のトイレ用照明装置を設置すると共に、就寝時間帯では、トイレに付設の照明器を点灯しないで、代わりに、このトイレ用照明装置を自動的に点灯させて使用しようとするものである。
【0009】
即ち、本発明の第1のトイレ用照明装置は、手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器を備えたトイレ空間内に、該トイレ付設照明器と並存して設置されるトイレ用照明装置である。この第1のトイレ用照明装置は、光源、在人検知部、及び、制御部を備えている。
【0010】
この内、光源は、トイレ空間を照明する機能を備えている。在人検知部は、トイレ空間内への人の侵入を検知する機能を備えている。そして、制御部は、手動によるトイレ付設照明器の点灯が行われない時間帯である所定時間帯が予め設定されると共に、設定された該所定時間帯中に在人検知部により人の侵入が検知されると、光源を点灯する機能を備えていることを特徴としている。
【0011】
又、この第1のトイレ用照明装置では、上記の光源の明るさを、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗くするのが好適である。又、上記の光源の間接光、半間接光、又は、その双方が、この第1のトイレ用照明装置の外部に放射されるようにするのが好適である。
【0012】
上記の第1のトイレ用照明装置では、この第1のトイレ用照明装置が設置されるトイレ空間に付設されている手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器の手動点灯操作は、就寝時間帯では行わないことにする。又、所定時間帯を就寝時間帯とすることにより、所定時間帯にトイレを使用すると、在人検知部がトイレ使用者の存在を検知したときに、制御部により光源が点灯される。又、この際に点灯される光源としては、この光源の明るさが、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗くなるような光源が用いられる。又、この第1のトイレ用照明装置からこの第1のトイレ用照明装置の外部に放射される光は、上記の光源の間接光、半間接光、又は、その双方である。
【0013】
従って、就寝時間帯に点灯される光源の明るさは、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗くなると共に、照射される光は、間接光や半間接光となるので、就寝時間帯にトイレを使用した場合に、トイレの照明の眩しさを解消することができる。
【0014】
又、第1のトイレ用照明装置は、トイレ付設照明器とは別の独立した照明装置であり、トイレの床等に載置等してトイレ付設照明器と並存して使用されるものである。従って、上記の第1のトイレ用照明装置の設置に際して、工事等は必要ないことから、工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供することができる。
【0015】
上記の第1のトイレ用照明装置において、制御部は、光源が点灯すると、一定時間経過後に光源を消灯するようにしてもよい。或いは、在人検知部がトイレ空間内からの人の退出を検知すると共に、光源が点灯中に在人検知部によりトイレ空間内からの人の退出が検知されると、制御部が光源を消灯するようにしてもよい。このようにすることにより、点灯された光源を確実に消灯することができる。
【0016】
本発明の第2のトイレ用照明装置は、上記の第1のトイレ用照明装置と同様、手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器を備えたトイレ空間内に、該トイレ付設照明器と並存して設置されるトイレ用照明装置である。この第2のトイレ用照明装置は、光源、在人検知部、照度検知部、及び、制御部を備えている。
【0017】
この内、光源、及び、在人検知部の機能は、上記の第1のトイレ用照明装置と全く同じである。照度検知部は、トイレ空間の照度を検知する機能を備えている。そして、制御部は、所定照度が予め設定されると共に、照度検知部により検知されたトイレ空間の照度が所定照度以下である場合に、在人検知部によりトイレ空間内への人の侵入が検知されると、光源を点灯する機能を備えていることを特徴としている。
【0018】
又、この第2のトイレ用照明装置では、上述した第1のトイレ用照明装置と同様、光源の明るさを、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗くするのが好適である。又、上記の光源の間接光、半間接光、又は、その双方が、この第2のトイレ用照明装置の外部に放射されるようにするのが好適である。
【0019】
上記の第2のトイレ用照明装置では、上述した第1のトイレ用照明装置と同様、この第2のトイレ用照明装置が設置されるトイレ空間に付設されている手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器の手動点灯操作は、就寝時間帯では行わないことにする。又、制御部に設定される所定照度は、就寝時間帯である夜間にトイレ付設照明器が消灯している状態におけるトイレ空間内の明るさと略同じか、若干明るい照度とする。
【0020】
すると、就寝時間帯では、トイレが使用される場合でもトイレ付設照明器は消灯したままであるので、照度検知部により検知されるトイレ空間の照度は、予め制御部に設定された所定照度以下となる。そこで、就寝時間帯にトイレを使用すると、在人検知部によりトイレ使用者の存在が検知されたときに、制御部により光源が点灯される。又、この際に点灯される光源としては、この光源の明るさが、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗くなるような光源が用いられる。又、この第2のトイレ用照明装置からこの第2のトイレ用照明装置の外部に放射される光は、上記の光源の間接光、半間接光、又は、その双方である。
【0021】
従って、就寝時間帯に点灯される光源の明るさは、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗くなると共に、照射される光は、間接光や半間接光となるので、就寝時間帯にトイレを使用した場合に、トイレの照明の眩しさを解消することができる。
【0022】
又、第2のトイレ用照明装置は、上述した第1のトイレ用照明装置と同様、トイレ付設照明器とは別の独立した照明装置であり、トイレの床等に載置等してトイレ付設照明器と並存して使用されるものである。従って、上記の第2のトイレ用照明装置の設置に際しては、工事等は必要ないことから、工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供することができる。
【0023】
上記の第2のトイレ用照明装置において、上述した第1のトイレ用照明装置と同様、制御部は、光源が点灯すると、一定時間経過後に光源を消灯するようにしてもよい。或いは、在人検知部がトイレ空間内からの人の退出を検知すると共に、光源が点灯中に在人検知部によりトイレ空間内からの人の退出が検知されると、制御部が光源を消灯するようにしてもよい。このようにすることにより、点灯された光源を確実に消灯することができる。
【0024】
上述した第1のトイレ用照明装置、及び、第2のトイレ用照明装置において、紫外線を発光する紫外線光源と該紫外線により光触媒反応を起こす光触媒とで構成される脱臭部を備えるようにしてもよい。このようにすることにより、トイレ空間の脱臭を行うことができる。又、上記の脱臭部に、送風機を備えるようにしてもよい。このようにすることにより、トイレ空間の脱臭をさらに効率よく行うことができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の第1のトイレ用照明装置によれば、この第1のトイレ用照明装置が設置されるトイレ空間に付設されているトイレ付設照明器の手動点灯操作は、就寝時間帯では行わないことにすると共に、所定時間帯を就寝時間帯としている。そのため、就寝時間帯にトイレを使用するとトイレ使用者の存在が検知され、これにより光源が点灯される。この光源は、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗いと共に、照射される光は、間接光や半間接光であるので、就寝時間帯にトイレを使用したときに、トイレの照明が眩しくなるのを解消することができる。
【0026】
又、第1のトイレ用照明装置は、トイレ付設照明器とは別の独立した照明装置であり、トイレの床等に載置等してトイレ付設照明器と並存して使用されるものである。従って、第1のトイレ用照明装置の設置に際して、工事等は必要ないことから、工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供することができる。
【0027】
本発明の第2のトイレ用照明装置によれば、第1のトイレ用照明装置と同様、この第2のトイレ用照明装置が設置されるトイレ空間に付設されているトイレ付設照明器の手動点灯操作は、就寝時間帯では行わないことにすると共に、制御部に設定される所定照度は、就寝時間帯である夜間にトイレ付設照明器が消灯している状態におけるトイレ空間内の明るさと略同じか若干明るい照度とする。
【0028】
そのため、就寝時間帯では、トイレが使用される場合でもトイレ付設照明器は消灯したままであるので、トイレ空間の照度は予め設定された所定照度以下となる。そこで、就寝時間帯にトイレを使用すると、トイレ使用者の存在が検知されたときに光源が点灯される。この光源は、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗いと共に、照射される光は、間接光や半間接光であるので、就寝時間帯にトイレを使用したときに、トイレの照明が眩しくなるのを解消することができる。
【0029】
又、第2のトイレ用照明装置は、第1のトイレ用照明装置と同様、トイレ付設照明器とは別の独立した照明装置であり、トイレの床等に載置等してトイレ付設照明器と並存して使用されるものである。従って、第2のトイレ用照明装置の設置に際しては、工事等は必要ないことから、工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の実施の形態におけるトイレ用照明装置について、図面を参照しながら説明する。
【0031】
<実施の形態1>
実施の形態1におけるトイレ用照明装置1は、手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器が備えられたトイレ空間内に、このトイレ付設照明器と並存して設置される独立したスタンドアロンタイプの照明装置であり、トイレの床等に載置される等して使用される。図1は、この実施の形態1におけるトイレ用照明装置1の断面図である。このトイレ用照明装置1は、円板状の台座31の上に、連結脚33を介して、乳白色の半透光性を有する円筒状の外筒32が載置された外観をしている。
【0032】
次に、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1の構造について説明する。図1において、このトイレ用照明装置1は、台座31、外筒32、連結脚33、光源支持板34、上支持板35、光源用ソケット36、光源用リフレクター44、光源37、ブラックライトソケット38、ブラックライト39、半筒壁40、ファン41、ファン支持脚42、電源ケーブル43、及び、赤外線センサ51で構成されている。
【0033】
台座31は、円板状をしており、この台座31の円形状の上面の外周を4等分する位置に、下端が内側に水平に折曲した4本の連結脚33が垂設されて固定されている。この連結脚33の上端は、内側に水平に折曲して光源支持板支持片33aを形成しており、この光源支持板支持片33aの上面に、円盤状の光源支持板34が載置されて固定されている。又、光源支持板支持片33aの下端から多少離間した光源支持板支持片33aの下部には、この下部の外側面から外側に突出した外筒支持片33bが設けられており、この外筒支持片33bの上面に、円筒状の外筒32の下端が接するようにして、外筒32が載置されて保持されている。
【0034】
光源支持板34の下面の中心部には、光源用ソケット36が下方に突出するようにして設けられている。この光源用ソケット36の周りには、この光源用ソケット36を中心にして下方に向かって椀状に開いた形状の光源用リフレクター44が取付けられている。又、この光源用ソケット36には、白熱ランプでなる光源37が装着されており、この光源37は、トイレ用照明装置1の照明用の光源として用いられる。この光源37の明るさは、このトイレ用照明装置1が使用されるトイレ空間内に付設されているトイレ付設照明器の光源よりも暗い光源が用いられる。一般的には、光源37の明るさは、トイレ空間内に付設されているトイレ付設照明器の光源の半分程度の明るさである。この光源37が点灯すると、その光が、光源用リフレクター44で反射されると共に、乳白色の半透光性を有する円筒状の外筒32を透過してトイレ用照明装置1の外側に放射されるので、トイレ用照明装置1の外側に放射される光は、略、光源37の間接光、及び、半間接光となる。
【0035】
又、光源支持板34の上面の中心部には、ブラックライトソケット38が上方に突出するようにして設けられている。又、光源支持板34の上面には、2本の略半円筒形状の半筒壁40が、各半筒壁40の中心軸が光源支持板34の上面の中心点と一致するようにして、垂設されている。この半筒壁40の下端及び上端は、いずれも外側に水平に折曲して半筒壁係止片40aを形成しており、下端に形成された半筒壁係止片40aにより、半筒壁40が光源支持板34上に固定されている。
【0036】
この半筒壁40の上端に形成された半筒壁係止片40aの上面には、円盤状で光源支持板34と大きさ及び外形が同一の上支持板35が、この上支持板35の下面の中心点が半筒壁40の中心軸と一致するように載置されて固定されている。又、上支持板35の下面の中心部には、ブラックライトソケット38が下方に突出するように設けられており、光源支持板34に設けられているブラックライトソケット38との間に、ブラックライト39が装着されている。
【0037】
ブラックライト39は、可視光線がカットされて紫外線のみが発光される1種の蛍光灯である。又、このブラックライト39は、略半円筒形状の半筒壁40と対面するように配置されていると共に、半筒壁40の表面には、光触媒である酸化チタンが塗布されている。そのため、半筒壁40の表面に、ブラックライト39が放射する紫外線が照射されると、光触媒反応を誘起するので、半筒壁40の表面付近に存在する空気の脱臭を行うことができる。
【0038】
上支持板35の上面には、この上面の外周を4等分する位置に、4本のファン支持脚42が垂設されて固定されており、このファン支持脚42の上端部内側には、ファン41が保持されて固定されている。
【0039】
又、上記の光源支持板34及び上支持板35には、それぞれ、上下方向に貫通する光源支持板通気孔34a及び上支持板通気孔35aが設けられている。又、外筒支持片33bの上面に載置されている円筒状の外筒32の下端と台座31の上面との間には、隙間が形成されており、この隙間を通って空気が流通する。そこで、ファン41が回転すると、この隙間から吸引された空気が、光源支持板通気孔34a及び上支持板通気孔35aを通って、上方へ排出される。そのため、この隙間から吸引された空気は、半筒壁40の表面付近を通過する際に、上述した光触媒反応により脱臭されて上方へ排出される。
【0040】
又、上記の台座31の外側面上には、人体から放射される熱赤外線を検知する赤外線センサ51が備えられている。この赤外線センサ51は、後述するように、トイレ用照明装置1が設置されるトイレ空間内に、トイレを使用するために入ってきた人を検知するのに用いられる。又、台座31の内部には、トイレ用照明装置1の制御部10が収容されている。
【0041】
次に、トイレ用照明装置1の制御部10について説明する。図2は、トイレ用照明装置1の制御部10の構成を示したブロック図である。図2において、トイレ用照明装置1の制御部10は、CPU11、光源電源部12、表示部13、タイマー操作部14、及び、赤外線センサ51で構成されている。これらの各部は、CPU11に接続されている。
【0042】
CPU11は、マイクロコンピュータで構成されている。このCPU11は、フラッシュメモリ等のメモリを内蔵しており、このメモリには、トイレ用照明装置1を制御するのに必要なOSやアプリケーションプログラム等のソフトウエアが格納されている。CPU11は、このメモリに搭載されたソフトウエアにより、各種の処理を行う。又、CPU11は、時計機能及びタイマー機能を備えている。
【0043】
光源電源部12は、光源37を点灯するための電源であり、CPU11の指示に基づき光源37の点灯及び消灯を制御する機能を有している。表示部13は、小型のLCD表示器で構成されており、各種の表示を行う機能を有している。タイマー操作部14は、テンキー等のキーボードで構成されており、トイレ用照明装置1のタイマーや時刻に関する各種の設定を行うのに用いられる。このタイマー操作部14は、上記の表示部13と共に、台座31の外側面上で、赤外線センサ51が取付けられている位置とは反対側の位置に取付けられている。赤外線センサ51は、上述したように、トイレ用照明装置1が設置されるトイレ空間内に、トイレを使用するために入ってきた人を検知する機能を有している。この赤外線センサ51は、人体から放射される熱赤外線を検知すると、侵入信号を出力する。
【0044】
上記のトイレ用照明装置1を使用するのに際しては、予め、所定時間帯の開始時刻、及び、所定時間帯の終了時刻と、光源37を点灯した際の点灯から消灯までの点灯継続時間を設定する必要がある。この設定は、表示部13及びタイマー操作部14を用いて手動により行われる。上記の所定時間帯とは、次のような時間帯である。
【0045】
即ち、上記のトイレ用照明装置1が設置されるトイレ空間内に付設されているトイレ付設照明器は、手動操作により点灯及び消灯が行われるが、トイレ空間内に、トイレ用照明装置1を設置して使用する場合には、夜間のいわゆる就寝時間帯では、トイレを使用する場合も、このトイレ付設照明器に対しては手動操作により点灯及び消灯を行わないことにする。この手動操作によるトイレ付設照明器の点灯及び消灯を行わない時間帯が、上記の所定時間帯であり、一般的には、就寝時間帯がこの所定時間帯として設定される。この所定時間帯では、後述するように、トイレ付設照明器による照明に代えて、このトイレ付設照明器よりも暗い照明である上記のトイレ用照明装置1による照明が用いられる。
【0046】
このように、所定時間帯では、トイレ付設照明器による照明に代えて、このトイレ付設照明器よりも暗い照明であるトイレ用照明装置1による照明を用いる仕組みとしたのは、次の理由による。即ち、就寝時間帯である就寝の途中に寝床から起きて住宅のトイレを使用するときに、トイレに付設の照明器の光源の明るさが、就寝時間帯以外の時間帯におけるのと同じ明るさである場合は、トイレに付設の照明器を点灯すると、急に明るくなって眩しく感じ、覚醒作用が生じて、その後の睡眠に支障をきたすことも多い。そのため、このような状態を解消するために、就寝時間帯では、トイレ付設照明器による照明に代えて、このトイレ付設照明器よりも暗い照明であるトイレ用照明装置1による照明を用いる仕組みとしたのである。
【0047】
上記の所定時間帯の開始時刻、及び、終了時刻の設定は、例えば、開始時刻23時00分、終了時刻6時00分のように設定される。又、点灯継続時間は、例えば、5分00秒のように設定される。これらの所定時間帯の開始時刻、終了時刻、及び、点灯継続時間は、CPU11に内蔵されているメモリに記憶される。
【0048】
次に、上記のトイレ用照明装置1の制御部10における動作について説明する。図3(a)、(b)は、トイレ用照明装置1の制御部10の動作を示したフローチャートである。この図3(a)のフローチャートで表される動作と、図3(b)のフローチャートで表される動作とは、マルチタスクとして、制御部10のCPU11で同時に処理される。又、制御部10のCPU11には、ソフトウエア上、現在時刻が所定時間帯内であるときに、即ち、所定時間帯中であるときにはセットされており、それ以外の時間帯中であるときにはリセットされている所定時間帯表示フラグF1が設けられている。
【0049】
図3(a)のフローチャートにおいて、まず、所定時間帯表示フラグF1がリセットされる(S1)。そして、現在の時刻と所定時間帯開始時刻とが比較され(S2)、一致すると(S3)、所定時間帯表示フラグF1がセットされる(S4)。そして、次に、現在の時刻と所定時間帯終了時刻とが比較され(S5)、一致すると(S6)、最初に戻って(S1)、上記の処理が繰返される。
【0050】
一方、図3(b)のフローチャートにおいて、最初に、赤外線センサ51から侵入信号が出力されたか否かがチェックされ(S11)、侵入信号が出力されると、次に、所定時間帯表示フラグF1がセットされているか否かがチェックされる(S12)。所定時間帯表示フラグF1がセットされていなければ(S12)、侵入信号が出力された時刻は所定時間帯中ではないので、S11に戻って上記の処理が繰返される。
【0051】
S12で所定時間帯表示フラグF1がセットされていると、侵入信号が出力された時刻は所定時間帯中であるので、光源電源部12により光源37が点灯される(S13)。光源37が点灯されると、CPU11が備えるタイマー機能により、点灯継続時間が経過したか否かがチェックされ(S14)、点灯継続時間が経過すると、光源電源部12により光源37が消灯されて(S15)、S11に戻って上記の処理が繰返される。
【0052】
尚、ブラックライト39の点灯及びファン41の回転については、トイレ用照明装置1の電源ケーブル43が接続されている間は連続して行うようにしてもよく、又は、所定時間帯表示フラグF1がセットされている間は連続して行うようにしてもよく、或いは、光源37が点灯されている間のみ行うようにしてもよい。
【0053】
次に、上記の実施の形態1におけるトイレ用照明装置1の効果について説明する。上記のトイレ用照明装置1の運用としては、トイレ用照明装置1が設置されるトイレ付設照明器が付設されたトイレ空間では、就寝時間帯には、手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器の手動点灯操作は行わない運用とする。この運用条件下で、この就寝時間帯を所定時間帯とすることにより、就寝時間帯では所定時間帯表示フラグF1がセットされる。そこで、この所定時間帯表示フラグF1がセットされている就寝時間帯にトイレを使用すると、赤外線センサ51がトイレ使用者の存在を検知して侵入信号を出力したときに、光源電源部12により光源37が点灯される。又、この光源37には、トイレ用照明装置1が使用されるトイレ空間に付設されているトイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗い光源が用いられている。又、光源37の光が、光源用リフレクター44で反射されると共に、乳白色の半透光性を有する円筒状の外筒32を透過してトイレ用照明装置1の外側に放射されるので、トイレ用照明装置1の外側に放射される光は、略、光源37の間接光、及び、半間接光となる。従って、就寝時間帯に点灯される光源37の明るさは、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗いと共に、照射される光は、間接光や半間接光であるので、就寝時間帯にトイレを使用したときに、トイレの照明が眩しくなるのを解消することができる。
【0054】
又、上記のトイレ用照明装置1は、トイレ用照明装置1が使用されるトイレ空間に付設されているトイレ付設照明器とは別の独立した照明装置であり、トイレの床等に載置等してトイレ付設照明器と並存して使用されるものである。従って、上記のトイレ用照明装置1の設置に際して、工事等は必要ないことから、工事を伴うことなく設置可能で、就寝時間帯におけるトイレの照明の眩しさを解消可能なトイレ用照明装置を提供することができる。
【0055】
又、一般的に、トイレ付設照明器は、トイレ空間の天井等に設置されている場合が多いのに対して、上記のトイレ用照明装置1は、トイレの床等に載置等して使用される場合が多い。そのため、トイレ用照明装置1の光源37の位置の高さが、トイレ付設照明器の光源の位置の高さよりも低くなる場合が多く、この点でも、就寝時間帯にトイレを使用する際のトイレの照明の眩しさ解消に、貢献すると考えられる。そこで、トイレ用照明装置1の光源の明るさと、トイレ付設照明器の光源の明るさとが同じ程度であっても、就寝時間帯にトイレを使用する際のトイレの照明の眩しさ解消に役立つ場合があると考えられる。
【0056】
又、上記のトイレ用照明装置1は、トイレ用照明装置1内の空気の脱臭を行うと共に、ファン41を備えているので、トイレ用照明装置1が使用されるトイレ空間の空気の脱臭を、効率的に行うことができる。
【0057】
ところで、上記のトイレ用照明装置1では、光源37の消灯を、CPU11が備えるタイマー機能を用いることで点灯継続時間の経過により行っているが、赤外線センサ51に人体から放射される熱赤外線を検知しなくなると退出信号を出力する機能を備えると共に、この退出信号を用いて光源37の消灯を行うようにしてもよい。この場合は、点灯継続時間の設定を行う必要はない。
【0058】
図4は、このような場合のトイレ用照明装置1の制御部10の動作を示したフローチャートである。この場合、図3(a)のフローチャートの動作はそのまま用いると共に、図3(b)のフローチャートの動作に代えて、図4のフローチャートの動作を用いる。
【0059】
即ち、図4のフローチャートにおいて、最初に、赤外線センサ51から侵入信号が出力されたか否かがチェックされ(S16)、侵入信号が出力されると、次に、所定時間帯表示フラグF1がセットされているか否かがチェックされる(S17)。所定時間帯表示フラグF1がセットされていなければ(S17)、侵入信号が出力された時刻は所定時間帯中ではないので、S16に戻って上記の処理が繰返される。
【0060】
S17で所定時間帯表示フラグF1がセットされていると、侵入信号が出力された時刻は所定時間帯中であるので、光源電源部12により光源37が点灯される(S18)。光源37が点灯されると、赤外線センサ51から退出信号が出力されたか否かがチェックされ(S19)、退出信号が出力されると(S19)、光源電源部12により光源37が消灯して(S20)、S16に戻って上記の処理が繰返される。
【0061】
又、上記のトイレ用照明装置1では、ファン41を備えているが、このファン41を備えないトイレ用照明装置を構成することもできる。このファン41を備えないトイレ用照明装置では、円筒状の外筒32の下端と台座31の上面との間の隙間から入った空気は、光源37の熱により生じる対流作用により、上方へ排出される。
【0062】
又、上記のトイレ用照明装置1では、光源37をトイレ用照明装置1の下部に備えているが、トイレ用照明装置1の上部に備えるように構成することもできる。
【0063】
<実施の形態2>
図5は、実施の形態2におけるトイレ用照明装置2の断面図、図6は、このトイレ用照明装置2の制御部20の構成を示したブロック図、そして、図7(a)、(b)は、このトイレ用照明装置2の制御部20の動作を示したフローチャートである。
【0064】
実施の形態2におけるトイレ用照明装置2も、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と同様、手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器が備えられたトイレ空間内に、このトイレ付設照明器と並存して設置される独立したスタンドアロンタイプの照明装置であり、トイレの床等に載置される等して使用される。
【0065】
実施の形態2におけるトイレ用照明装置2は、下記に述べる点を除いて、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と全く同じである。実施の形態2におけるトイレ用照明装置2が、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と異なる点は、トイレ用照明装置2のファン支持脚42の上面に照度センサ52を備えている点と、タイマー操作部14に代えて、操作部21を用いている点である。この操作部21は、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と同様、表示部13と共に、台座31の外側面上で、赤外線センサ51が取付けられている位置とは反対側の位置に取付けられている。
【0066】
照度センサ52は、トイレ用照明装置2が設置されるトイレ空間内の照度を検知する機能を有している。又、操作部21は、タイマー操作部14と同様、テンキー等のキーボードで構成されており、点灯継続時間の設定のほか、所定照度の設定に用いられる。この点灯継続時間、及び、所定照度の設定は、上記のトイレ用照明装置2を使用するのに際して、予め、行う必要がある。又、設定された点灯継続時間、及び、所定照度は、CPU11に内蔵されているメモリに記憶される。上記の所定照度は、次のような照度に設定される。
【0067】
即ち、この実施の形態2におけるトイレ用照明装置2では、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と同様、トイレ空間内でトイレ用照明装置2を使用する場合は、トイレを使用する場合も、夜間のいわゆる就寝時間帯では手動操作によるトイレ付設照明器の点灯及び消灯を行わないことにする。そうすると、就寝時間帯では、手動操作によるトイレ付設照明器の点灯が行われないので、就寝時間帯ではトイレを使用する際に、トイレ付設照明器が点灯していない状態であることを検知することで、トイレ用照明装置2を点灯させる時間帯である就寝時間帯であることが分かる。
【0068】
そこで、就寝時間帯にトイレを使用する際に、トイレ付設照明器が点灯していない状態であることを、照度検知部21が検知できるようにするために、上記の所定照度としては、就寝時間帯である夜間にトイレ付設照明器が消灯している状態におけるトイレ空間内の明るさと略同じか、若干明るい照度とする。
【0069】
次に、上記の照度センサ52を備えた実施の形態2におけるトイレ用照明装置2の制御部20の動作について説明する。実施の形態2におけるトイレ用照明装置2においても、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と同様、図7(a)のフローチャートで表される動作と、図7(b)のフローチャートで表される動作とは、マルチタスクとして、制御部20のCPU11で同時に処理される。又、制御部20のCPU11には、照度センサ52により、トイレ用照明装置2が設置されるトイレ空間内の明るさが所定照度以下である場合にセットされ、そうでない場合にリセットされる照明要表示フラグF2が、ソフトウエア上設けられている。
【0070】
図7(a)のフローチャートにおいて、まず、照明要表示フラグF2がリセットされる(S21)。そして、照度センサ52の検知した照度が所定照度以下であるか否かがチェックされ(S22)、所定照度以下であると(S23)、照明要表示フラグF2がセットされる(S24)。そして、次に、再び、照度センサ52の検知した照度が所定照度以下であるか否かがチェックされ(S25)、所定照度以下でない場合に(S26)、最初に戻って(S21)、上記の処理が繰返される。
【0071】
一方、図7(b)のフローチャートにおいて、最初に、赤外線センサ51から侵入信号が出力されたか否かがチェックされ(S31)、侵入信号が出力されると、次に、照明要表示フラグF2がセットされているか否かがチェックされる(S32)。照明要表示フラグF2がセットされていなければ(S32)、侵入信号が出力された時刻は照明要ではないので、S31に戻って上記の処理が繰返される。
【0072】
S32で照明要表示フラグF2がセットされていると、侵入信号が出力された時刻は照明要であるので、光源電源部12により光源37が点灯される(S33)。光源37が点灯されると、CPU11は、CPU11が備えるタイマー機能により、点灯継続時間が経過したか否かがチェックされ(S34)、点灯継続時間が経過すると、光源電源部12により光源37が消灯されて(S35)、S31に戻って上記の処理が繰返される。
【0073】
尚、ブラックライト39の点灯及びファン41の回転については、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と全く同様に行われる。
【0074】
次に、上記の実施の形態2におけるトイレ用照明装置2の効果について説明する。上記のトイレ用照明装置2の運用として、トイレ用照明装置2が設置されるトイレ付設照明器が付設されたトイレ空間では、就寝時間帯には、手動で点灯及び消灯されるトイレ付設照明器の手動点灯操作は行わないことにする運用とする。又、所定照度を、就寝時間帯である夜間にトイレ付設照明器が消灯している状態のトイレ空間内の明るさと略同じか、若干明るい照度とする。すると、就寝時間帯では、トイレが使用される場合でもトイレ付設照明器は消灯したままであるので、照度センサ52により検知されるトイレ空間の照度は、予め設定された所定照度以下であり、照明要表示フラグF2がセットされる。
【0075】
そこで、照明要表示フラグF2がセットされている就寝時間帯にトイレを使用すると、赤外線センサ51がトイレ使用者の存在を検知して侵入信号を出力したときに、光源電源部12により光源37が点灯される。又、光源37の光が、光源用リフレクター44で反射されると共に、乳白色の半透光性を有する円筒状の外筒32を透過してトイレ用照明装置2の外側に放射されるので、トイレ用照明装置2の外側に放射される光は、略、光源37の間接光、及び、半間接光となる。従って、就寝時間帯に点灯される光源37の明るさは、トイレ付設照明器の光源の明るさよりも暗いと共に、照射される光は、間接光や半間接光であるので、就寝時間帯にトイレを使用したときに、トイレの照明が眩しくなるのを解消することができる。
【0076】
又、上記のほか、上記の実施の形態2におけるトイレ用照明装置2の有する効果は、上述した実施の形態1におけるトイレ用照明装置1の有する効果と同様である。
【0077】
又、上記のトイレ用照明装置2では、光源37の消灯を、CPU11が備えるタイマー機能を用いることで点灯継続時間の経過により行っているが、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と同様、赤外線センサ51に人体から放射される熱赤外線を検知しなくなると退出信号を出力する機能を備えると共に、こ退出信号を用いて光源37の消灯を行うようにしてもよい。この場合は、点灯継続時間の設定を行う必要はない。
【0078】
図8は、このような場合のトイレ用照明装置2の制御部20の動作を示したフローチャートである。この場合、図7(a)のフローチャートの動作はそのまま用いると共に、図7(b)のフローチャートの動作に代えて、図8のフローチャートの動作を用いる。
【0079】
即ち、図8のフローチャートにおいて、最初に、赤外線センサ51から侵入信号が出力されたか否かがチェックされ(S36)、侵入信号が出力されると、次に、照明要表示フラグF2がセットされているか否かがチェックされる(S37)。照明要表示フラグF2がセットされていなければ(S37)、侵入信号が出力された時刻は照明要ではないので、S36に戻って上記の処理が繰返される。
【0080】
S37で照明要表示フラグF2がセットされていると、侵入信号が出力された時刻は照明要であるので、光源電源部12により光源37が点灯される(S38)。光源37が点灯されると、赤外線センサ51から退出信号が出力されたか否がをチェックされ(S39)、退出信号が出力されると(S39)、光源電源部12により光源37が消灯されて(S40)、S36に戻って上記の処理が繰返される。
【0081】
又、上記のトイレ用照明装置2において、ファン41を備えないトイレ用照明装置を構成することができる点、及び、光源37をトイレ用照明装置2の上部に備えるように構成することができる点は、実施の形態1におけるトイレ用照明装置1と同様である。
【0082】
又、上記の実施の形態1におけるトイレ用照明装置1、或いは、実施の形態2におけるトイレ用照明装置2では、光源37に白熱ランプを用いているが、これには限られず、およそ照明用の光源として使用可能なものは、どのようなものでも全て使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】実施の形態1におけるトイレ用照明装置の断面図である。
【図2】実施の形態1におけるトイレ用照明装置の制御部の構成を示したブロック図である。
【図3】(a)は、実施の形態1におけるトイレ用照明装置の制御部の動作を示したフローチャート(その1)であり、(b)は、同じくフローチャート(その2)である。
【図4】実施の形態1における他の例のトイレ用照明装置の制御部の動作を示したフローチャートである。
【図5】実施の形態2におけるトイレ用照明装置の断面図である。
【図6】実施の形態2におけるトイレ用照明装置の制御部の構成を示したブロック図である。
【図7】(a)は、実施の形態2におけるトイレ用照明装置の制御部の動作を示したフローチャート(その1)であり、(b)は、同じくフローチャート(その2)である。
【図8】実施の形態2における他の例のトイレ用照明装置の制御部の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
1 トイレ用照明装置
2 トイレ用照明装置
10 制御部
11 CPU
12 光源電源部
13 表示部
14 タイマー操作部
21 操作部
31 台座
32 外筒
33 連結脚
33a 光源支持板支持片
33b 外筒支持片
34 光源支持板
34a 光源支持板通気孔
35 上支持板
35a 上支持板通気孔
36 光源用ソケット
37 光源
38 ブラックライトソケット
39 ブラックライト
40 半筒壁
40a 半筒壁係止片
41 ファン
42 ファン支持脚
43 電源ケーブル
44 光源用リフレクター
51 赤外線センサ
52 照度センサ
【出願人】 【識別番号】505455945
【氏名又は名称】コイズミ照明株式会社
【出願日】 平成18年7月10日(2006.7.10)
【代理人】 【識別番号】100075502
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 義朗


【公開番号】 特開2008−16409(P2008−16409A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−189103(P2006−189103)