| 【発明の名称】 |
光源装置及び照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】武田 浩重
【氏名】宝沢 昇
【氏名】牛越 功
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| 【要約】 |
【課題】蛍光管方式による既存の広告看板等との互換性を向上させるが可能な光源装置及び照明装置を提供する。また、熱を外部に逃がし、発熱の問題を解消することが可能な光源装置及び照明装置
【構成】光源装置1は、発光素子(LED12)が実装された基板11と、内部に空洞を有し、略筒形に形成されたフレーム10と、を有し、フレーム10の外周面には、基板11を載置する基板載置部10aが形成されている。また、基板11と基板載置部10aは、樹脂部材を介して固着されており、フレーム10の外周面には、放熱部10bが形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光素子が実装された基板と、内部に空洞を有し、略筒形に形成されたフレームと、を有し、 前記フレームの外周面には、前記基板を載置する基板載置部が形成されていることを特徴とする光源装置。 【請求項2】 前記基板と、前記基板載置部とは、樹脂部材を介して固着されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置。 【請求項3】 前記フレームの外周面には、放熱部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光源装置。 【請求項4】 前記基板載置部は、略対峙する位置に2箇所形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の光源装置。 【請求項5】 前記フレームの内周面には、前記フレームの長手方向に沿って切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の光源装置。 【請求項6】 前記切欠部には、前記発光素子を電流制御する電流制御回路基板が取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の光源装置。 【請求項7】 前記基板の表面には、少なくとも前記発光素子を覆うように被覆部材が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか記載の光源装置。 【請求項8】 前記基板載置部には、前記発光素子を覆うように光拡散部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか記載の光源装置。 【請求項9】 請求項1から8のいずれか記載の光源装置と、当該光源装置を担持する担持部材と、当該光源装置及び当該担持部材を覆うカバー部材と、を備えることを特徴とする照明装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えばLEDなどの発光素子を光源とする光源装置及びそれを用いた照明装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、内照式の広告看板やディスプレイパネルでは、バックライトとして蛍光管が使用されている。蛍光管は、十分な光量を確保する上ではメリットがあるものの、寿命が短く定期的な交換が必要であるため、メンテナンスコストが高いというデメリットがある。また、蛍光管のサイズに起因して、薄型化への対応も難しい。また、省エネが社会的に要求される中で、消費電力が大きいという問題をも抱えている。さらには、環境物質規制が強まる中、水銀が使用されている蛍光管は敬遠されつつある。 【0003】 このような様々な事情から、近年になって、内照式の広告看板やディスプレイパネルのバックライト方式として、LEDを光源とした方式のものが登場してきている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示されたLED面発光装置では、平面基板(マザー基板)の上に、数多くのLEDチップがマトリクス状に配列されている。そして、各LEDチップの光出射面から電極を取り除くことによって、発光効率を向上させうるものとなっている。 【0004】 【特許文献1】特開2002−9349号公報(段落番号[0010]) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、平面基板、すなわち平面形状をしたボード上に、数多くのLEDチップをマトリクス状(格子状)に配列する上述のLED面発光装置では、バックライトとして蛍光管を用いる蛍光管方式の装置との互換性を保つことができない。 【0006】 例えば、蛍光管方式による既存の広告看板を、LEDを光源とした方式のものに移行させようとした場合、広告看板の中から蛍光管を保持する保持部材を取り出し、代わりにマザー基板を設置し、その上に数多くのLEDチップを配列する、というように、大掛かりな変更が必要になる。すなわち、蛍光管方式による既存の広告看板との互換性に乏しい面がある。 【0007】 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、蛍光管方式による既存の広告看板等との互換性を向上させることが可能な光源装置及び照明装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。 【0009】 (1) 発光素子が実装された基板と、内部に空洞を有し、略筒形に形成されたフレームと、を有し、前記フレームの外周面には、前記基板を載置する基板載置部が形成されていることを特徴とする光源装置。 【0010】 本発明によれば、内部に空洞を有し、略筒形に形成されたフレームの外周面に、発光素子が実装された基板を載置する基板載置部が形成されていることとしたので、蛍光管を保持していた従来の保持部材にフレームを固定することができる結果、本発明に係る光源装置と既存の蛍光管との置換が容易となり、ひいては蛍光管方式による既存の広告看板等との互換性を向上させることができる。 【0011】 この点、特開2001−351402号公報(図1)には、円筒形パイプの内側に、複数のLEDが実装された基板を配置することによって、既存の蛍光灯器具に簡単に取り付けられる照明装置が開示されている。この技術によれば、確かに、既存の蛍光管との互換性を確保することができるとも考えられる。しかし、円筒形パイプの内側に配置されたLEDを長時間点灯させた場合、円筒形パイプ内の発熱量の増大に起因して、電子回路的に問題を生ずる虞がある。そこで、本発明では、蛍光管との互換性確保に加え、このような発熱の問題をも解消することができるようになっている。すなわち、本発明によれば、発光素子が実装された基板を、略筒形に形成されたフレームの内側ではなく、その外周面に載置し、熱をフレーム内に閉じ込めないようにすることで、発熱の問題を解消することができる。 【0012】 ここで、「フレーム」の外形寸法については、如何なる寸法であっても構わないが、蛍光管の標準外径サイズ(20〜32φ)とするのが好ましい。これにより、標準的な既存の蛍光管との互換性を確保することができる。 【0013】 また、フレームの形状について、「略筒形」とは、略円筒形,略三角筒形,略六角筒形など略筒形の形状全てを含む概念である。そして、このフレームの形状については、断面が閉直線,閉曲線になっていなくても構わない。例えば、フレームの長手方向にスリットが入っていても構わない(例えば断面が"C"や"U"の形状となっていてもよい)。 【0014】 また、「フレームの外周面」は、外周面の一部又は全部のいずれであっても構わない。そして、外周面の一部の場合、1箇所でもよいし複数箇所でもよい。さらに、本発明は、フレームの外周面に「基板載置部」が形成されているものであるが、この「基板載置部」の形状の如何は問わない。一般的に、発光素子が実装される基板は平面形状をしていることから、「基板載置部」も平面形状であることが好ましいが、曲面形状となっていることを排除する趣旨ではない。 【0015】 (2) 前記基板と、前記基板載置部とは、樹脂部材を介して固着されていることを特徴とする(1)記載の光源装置。 【0016】 本発明によれば、上述した基板と、上述した基板載置部とは、放熱性,密着性,クッション性に富んだ樹脂部材を介して固着されていることとしたので、放熱性をより高めることができる。 【0017】 なお、「樹脂部材」の素材については、その種類の如何を問わないが、放熱性の面からシリコン系の樹脂部材であることが好ましい。また、シリコン系樹脂部材にフィラーを添加することで、熱伝導率を高め、ひいては放熱性をより高めることができる。さらに、基板と基板載置部が「固着されている」とは、両者が接着されて固定されている場合は勿論のこと、接着されることなく、単に固定されているだけの場合も含むものとする。 【0018】 (3) 前記フレームの外周面には、放熱部が形成されていることを特徴とする(1)又は(2)記載の光源装置。 【0019】 本発明によれば、上述したフレームの外周面には、例えば略波形からなる放熱部が形成されていることとしたので、フレーム外周面の面積を増やすことができ、ひいては放熱性を更に高めることができる。 【0020】 なお、例えば「略波形からなる」放熱部とは、断面が正弦波形状のものだけでなく、例えば、三角波形状のものであっても、鋸歯波形状のものであっても、矩形波形状のものであってもよい。 【0021】 (4) 前記基板載置部は、略対峙する位置に2箇所形成されていることを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載の光源装置。 【0022】 本発明によれば、上述した基板載置部は、凡そ対峙する位置に2箇所形成されているので、発光素子が実装された基板を、凡そ対峙する位置に2箇所載置することができる。従って、例えば前方及び後方の双方に向けて光を出射することができるので、両面発光用の看板などに用いることができる。また、例えば平面形状からなる基板載置部を、凡そ対峙する位置に2箇所形成することによって、光源装置のフレームは断面が凡そ小判形になるので、断面が凡そ円形のフレームを有する光源装置と比べて、薄型化を実現することが可能になる。 【0023】 (5) 前記フレームの内周面には、前記フレームの長手方向に沿って切欠部が形成されていることを特徴とする(1)から(4)のいずれか記載の光源装置。 【0024】 本発明によれば、上述したフレームの内周面には、フレームの長手方向に沿って切欠部が形成されていることとしたので、その切欠部に沿って、例えば定電流回路が実装された回路基板などを収納することができ、コンパクト化を図ることができる。 【0025】 ここで、「切欠部」の形状,長さ,深さ等の如何は問わない。例えば、長さについていえば、フレームの長手方向における端から端まで切欠部が形成されていてもよいし、その一部分だけに切欠部が形成されていてもよい。 【0026】 (6) 前記切欠部には、前記発光素子を電流制御する電流制御回路基板が取り付けられていることを特徴とする(5)記載の光源装置。 【0027】 本発明によれば、発光素子を電流制御する電流制御回路基板が、上述した切欠部に取り付けられていることとしたので、光源装置全体として小型化・コンパクト化を図ることができる。 【0028】 (7) 前記基板の表面には、少なくとも前記発光素子を覆うように被覆部材が設けられていることを特徴とする(1)から(6)のいずれか記載の光源装置。 【0029】 本発明によれば、上述した基板の表面には、少なくとも発光素子を覆うように被覆部材が設けられていることとしたので、簡易に防水機能を付加することができる。 【0030】 (8) 前記基板載置部には、前記発光素子を覆うように光拡散部材が取り付けられていることを特徴とする請求項(1)から(7)のいずれか記載の光源装置。 【0031】 本発明によれば、上述した基板載置部には、発光素子を覆うように光拡散部材(例えば光拡散板)が取り付けられていることとしたので、照明装置の薄型化に寄与することができる。より詳細に説明すると、例えば、光源装置がカバーで覆われた照明装置を考えた場合、照明装置が薄型化するにつれて、外部から発光素子の有無が視認できるようになり、斑模様が現れてくる。しかし、光量均一化の観点からは、この斑模様は好ましいものではない。そこで、本発明に係る光源装置では、発光素子を覆うように光拡散板が設けられている。このような光源装置がカバーで覆われた照明装置であれば、たとえ薄型化した場合であっても、光拡散板の拡散作用により、カバー外部から斑模様を視認し難くなる。その結果、照明装置の薄型化に寄与することができる。なお、「光拡散板」としては、例えば平面レンズ,凹レンズ,凸レンズ,球面レンズ,放物線レンズなど様々なものが挙げられるが、光を拡散する作用があるものであれば、如何なるものであっても構わない。 【0032】 (9) 請求項1から8のいずれか記載の光源装置と、当該光源装置を担持する担持部材と、当該光源装置及び当該担持部材を覆うカバー部材と、を備えることを特徴とする照明装置。 【0033】 本発明によれば、照明装置は、上述した光源装置と、光源装置を担持する担持部材と、光源装置及び担持部材を覆うカバー部材と、を備えるので、例えば従来は蛍光管を担持させていた担持部材に、上述した光源装置を担持させることによって、既存の照明装置との互換性を確保することができる。 【0034】 ここで、「担持部材」は、光源装置のフレーム部分を掴むようにして担持するものであっても、光源装置のフレーム長手方向の端部を両方から挟み込むようにして担持するものであってもよく(例えば一般家庭にある蛍光灯)、光源装置を担持する態様は如何なるものであってもよい。また、「照明装置」としては、広告看板のみならず、ディスプレイパネルのバックライトや間接照明、棚照明などが挙げられ、その用途の如何は問わない。 【発明の効果】 【0035】 以上説明したように、本発明に係る光源装置及び照明装置によれば、既存の蛍光管との置換が容易であって、既存の広告看板等との互換性を向上させることができる。また、発光素子等から出る熱を外部に逃がし、発熱の問題をも解消することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0036】 以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。 【0037】 図1は、本発明の実施の形態に係る光源装置1の概略を示す外観斜視図である。なお、本実施形態では発光素子の一例としてLED12を用いているが、発光作用を有する素子であれば、発光素子は如何なるものを用いてもよい。 【0038】 図1において、光源装置1は、主として、略筒形に形成されたフレーム10と、フレーム10の外周面の一部に載置され、細長形状の基板11と、から構成されている。また、この基板11の表面には、LED12が所定のピッチ(例えば70mmピッチ)で直線状に6個実装されている。なお、本実施形態では、LED12として面実装型LED(例えば消費電流が80mA以上のパワーLED)を採用しており、主としてGaN(窒化ガリウム)チップから構成されている。 【0039】 フレーム10は、内部に空洞を有するように形成されたアルミ押出しフレームであって、その外周面の一部に、平面形状をした基板載置部10aが形成され、その基板載置部10aに、平面形状の基板11が載置されている。そして、基板載置部10aは、フレーム10の外周面のうち対峙する位置に2箇所形成されている(図1参照)。なお、フレーム10の外形寸法は、蛍光管の標準サイズの1つであるφ25mmとなっている。また、内部に空洞を有することから軽量化に資することができるようになっている。 【0040】 LED12が実装された基板11は、ガラスエポキシ基板(例えば幅8mm,長さ420mm)であって、その表面は、シルク印刷又は白レジストなどにより白色に着色されている。これにより、LED12から照射された光の反射率を高め、ひいてはLED12の光量ロスを低減させることができるようになっている。また、基板11は、フレーム10の基板載置部10aに、熱伝導性を有する樹脂部材(図示せず)を介して固着されている。樹脂部材は、好ましくは、1W/m・k以上、より好ましくは、3〜7W/m・k程度の高電導率を有し、例えばフィラーが添加された接着剤であることが好ましい。 【0041】 また、基板11の表面には、少なくともLED12を覆うように被覆部材40(図1中の斜線部参照)が設けられている(封止処理)。これにより、塵埃や雨水などの進入によりLED12が故障・劣化するのを防ぐことができるようになっている。被覆部材40は透明なシリコン系の樹脂材であって、防水性能を高く保持する観点から、LED12の表面から2mm以上の厚みを有しているのが好ましく、LED12から発せられる光を弱めないために、LED12の表面から3mm以下の厚みを有しているのが好ましい。被覆部材40の材質としては、上述したシリコン系の樹脂の他、透明なエポキシ系の樹脂であってもよい。 【0042】 フレーム10の両端には、蓋部材14が取り付けられており、この蓋部材14は、螺子15によってフレーム10に固定されている。また、フレーム10の内部には、LED12を電流制御する電流制御回路基板16(後述する図2参照)が取り付けられており、この電流制御回路基板16と電気的に接続された配線が、蓋部材14を介して外部に取り出されるようになっている(図1参照)。 【0043】 図2は、本発明の実施の形態に係る光源装置1の平面図及び側面図である。図3は、図2に示す光源装置1の切断面図である。なお、図2(a)は、光源装置1の平面図を示し、図2(b)は、光源装置1の側面図を示し、図2(c)は、図2(b)の矢印X方向から見たときの側面図を示しており、図2(a)及び図2(b)では、長手方向におけるフレーム10の一部を割愛している(そのため、LED12が全部で4個となっている)。また、図3の切断面図は、図2(a)又は図2(b)に示す電流制御回路基板16を切断する位置における、フレーム10の切断面を示している(ただし電流制御回路基板16は省略)。 【0044】 図2(a)及び図2(b)に示すように、フレーム10の内部には、平面形状の電流制御回路基板16が取り付けられている(点線部参照)。また、図2(c)に示すように、その側面が、フレーム10の断面(略円形)の直径と一致するように取り付けられている。 【0045】 図3において、フレーム10は、その表面に、2箇所の基板載置部10aと、放熱部10bとを有している。基板載置部10aは、基板11を載置できるように平面形状となっており、放熱部10bは、放熱性を高めるために波形(正弦波形)に構成されており、これにより、フレーム10の外周面の面積が大きくなっている。放熱部10bについて更に詳述すると、波の一波長分の機械角βは、約12°〜18°であって(二波長分の機械角αでは、約35°であって)、谷部分の広がり角γは、約70°となっている。また、波高は、約2.5mmとなっている。なお、基板載置部10aと放熱部10bとの間には、溝部10eが4箇所形成されており、この溝部10eに、後述する凸レンズ31など(図7参照)を取り付けることができるようになっている。 【0046】 一方で、フレーム10の内部には、螺子15が装入される装入溝10dと、電流制御回路基板16を取り付けるための切欠部10cとが形成されている。装入溝10dは、螺子15を径方向に挟み込むような形状となっており、穴形状にはなっていない。従って、螺子15の径の大きさが理想値より多少長くても、これを適切に装入することができ、ひいては汎用性を高めることができる。切欠部10cは、フレーム10の長手方向に沿って形成されており、電流制御回路基板16の両端部が嵌入されるようになっている。なお、2箇所の装入溝10dを結ぶ直線は、2箇所の基板載置部10aと平行な方向(図3中の上下方向)に対し、上述した角度αだけ傾いており、2箇所の切欠部10cを結ぶ直線は、2箇所の基板載置部10aと平行な方向(図3中の上下方向)に対し、上述した角度βだけ傾いている。 【0047】 図4は、基板11に実装されたLED12を電流制御する電流制御回路基板16の電気的構成を説明するためのブロック図である。 【0048】 図4において、電流制御回路基板16は、主として、統合的な制御を司るドライバ(ICユニット)161と、DC/DCコンバータ162と、電流センシング抵抗Rsと、電流調整ボリュームVR1,VR2と、を有している。ドライバ161は、入力電圧端子101を介して電力供給(例えば7V〜28V)を受けつつ、LED出力端子102の一端に対して所定の電気信号を送信する。そして、LED出力端子102において、この所定の電気信号と、入力電圧端子101から送られてきた電気信号(LED出力端子102の他端)との電位差によって、LED12を電流制御する。 【0049】 このとき、電流調整ボリュームVR1,VR2を調整することによって、例えば0A〜1.2Aのレンジで電流値制御を行うことができる。また、電流切替端子104を介して電流切替信号を受信することによって、例えば低消費電力の夜間セーブモードで電流調整をしたり、外部からの小信号でON/OFF(或いは点滅)や調光調整をしたりすることができる。また、本実施形態では、DC/DCコンバータ162を介して電源出力端子103から電源出力(例えば5V)を取り出せるようになっている。 【0050】 このように、本実施形態では、電流制御回路基板16上に、ドライバ161をベースにした定電流回路を構成しており、これにより、一定光量の光を出せるようになっている。また、定電流回路を構成することで、LED12の駆動電流が温度変化に左右されなくなるので、LED12の定格電流ぎりぎりのところでLED12を駆動することができ、ひいてはハードウェア資源を有効活用することができるようになっている。 【0051】 次に、このような光源装置1を用いた照明装置について、一例を挙げて説明する。図5は、複数の光源装置1を用いた照明装置50を説明するための説明図である。図6は、光源装置1が照明装置50のホルダ21に取り付けられている様子を説明するための説明図である。 【0052】 図5において、照明装置50には、合計8個の光源装置1(1A〜1H)が並べて配設されている。これらの光源装置1は、平板状のベース板25と、ベース板25に嵌合されるパネル26とによって覆われている。 【0053】 図6(a)に示すように、ベース板25には、土台となるステイ22が螺子24を介して固着されており、このステイ22には、光源装置1を担持するホルダ21が螺子23を介して固着されている。そして、このホルダ21に、光源装置1(1A〜1H)のフレーム10の両端が担持されるようになっている(図5参照)。なお、図6(b)は、図6(a)の矢印Y方向から見たときの平面図であって、図6(c)は、図6(a)の矢印Zの方向から見たときの側面図である。 【0054】 ホルダ21に担持された光源装置1(1A〜1H)の各々において、LED12は、いずれもパネル26の高さ方向を向いている(図5の高さHの方向)。これにより、パネル26の一部だけではなく、パネル26全体を均一に光らせることができる。 【0055】 ただし、図5の高さHが低くなってきたとき、すなわち照明装置50が薄型化したときには、光源装置1のLED12にパネル26が相対的に接近することから、LED12がある位置を明とし、これがない位置を暗とする、斑模様がパネル26に現れてくる。これは、光量均一化の観点から好ましいものではない。 【0056】 そこで、LED12を覆うように光拡散板を取り付けることを考える。図7は、LED12を覆うように光拡散板を取り付けたときの様子を説明するための説明図である。 【0057】 図7(a)に示すフレーム10には、2箇所にある基板11を覆うように、溝部10e(図3参照)に凸レンズ31が取り付けられている(図中の斜線部参照)。また、図7(b)に示すフレーム10には、2箇所にある基板11を覆うように、溝部10e(図3参照)に凹レンズ32が取り付けられている(図中の斜線部参照)。さらに、図7(c)に示すフレーム10には、2箇所にある基板11を繋ぐ放熱部10bのうち、一方の放熱部10b(図中右側の放熱部10b)を覆うように、球面レンズ33が取り付けられている。このように、種々の光拡散板を利用することによって、照明装置50を薄型化した場合であっても、斑模様を生じ難くすることができる。 【0058】 なお、ここでは光拡散板を利用した斑模様の低減について説明したが、例えば、光源装置1のLED12を現在の垂直方向(図7でいう上下方向)から水平方向(図7でいう左右方向)に傾けることによって(フレーム10を90°回転させることによって)、斑模様を低減することもできる。具体的に説明すると、図7において、光源装置1の近傍に、水平方向に出射された光を垂直方向に拡散・反射させる反射シート(図示せず)を設置しておく。そうすれば、光源装置1のLED12から水平方向に出射された光は、反射シートによって垂直方向に拡散・反射され、パネル26に斑模様が現れるのを防ぐことができる。また、LED12とパネル26の間の距離と、反射シートとパネル26の間の距離を比べると、後者の方が長いことから、これによっても、パネル26に斑模様が現れるのを防ぐことができる。 【0059】 [実施形態の効果] 本実施形態に係る光源装置1によれば、既存の蛍光管を担持していたホルダ21(図5,6参照)を使用して、照明装置50のステイ22に簡単に取り付けることができるので、蛍光管方式による既存の広告看板等との互換性を向上させることができる。加えて、フレーム10には放熱部10b(図3参照)が形成されており、LED12から生じる熱を放熱することができるので、電子回路的に諸問題が生ずるのを防ぐことができる。この放熱性に関しては、基板11とフレーム10を固着するにあたって、熱伝導性の高い樹脂部材を採用しており、これによっても放熱性を高めることができる。また、波形状の放熱部を形成することによっても、放熱性を高めることができる。 【0060】 また、基板載置部10aが略対峙する位置に2箇所形成されていることから、両面発光用の看板などに用いることができる。また、略対峙する位置に2箇所形成されていれば、フレーム10の断面は小判形になる。従って、光源装置1の小型化(薄型化)を図ることができる。 【0061】 また、フレーム10の内周面には、フレーム10の長手方向に沿って切欠部10cが形成されており、ここにLED12を駆動する電流制御回路基板16を収納することができるので、光源装置1のコンパクト化を図ることができる。なお、フレーム10の内部には、電流制御回路基板16だけでなく、例えば電源回路基板など他の回路基板を一緒に収納しても構わない。 【0062】 また、LED12の表面には、被覆部材40が設けられているので(図1参照)、簡易に防水機能を付加することができる。なお、被覆部材40は、LED12の表面だけでなく、基板11の表面全体に設けることとしてもよい。 【0063】 また、電流制御回路基板16に定電流回路が構成されていることから、LED12の温度上昇による電流値上昇を防ぐことができるとともに、均一な明るさを確保することができる。また、LED12に一定の駆動電流を流すことで、LED12の故障・劣化を防ぐことができ、長寿命化を図ることができる。なお、電流制御回路基板16は、一般的な通常回路と比較すると電力ロスを抑えた構成となっているので、高効率で省エネを実現することができる。 【0064】 さらには、図7を用いて説明したように、光源装置1に光拡散板を取り付けることによって、光源装置1を用いた照明装置50の厚さが薄くなった場合であっても、パネル26上に斑模様が生じるのを防ぐことができる。 【0065】 [変形例] 図8〜図10は、本発明の他の実施の形態に係る光源装置を説明するための説明図である。図8〜図10は、それぞれフレーム10の変形例,基板載置部10aの変形例,放熱部10bの変形例を説明するための図であって、いずれも光源装置におけるフレーム10の断面形状を示している。 【0066】 図8(a)に示すように、上述した光源装置1におけるフレーム10は、略円筒形状であるが、本発明はこれに限られず、例えば、図8(b)に示すように略三角筒形状であってもよいし、図8(c)に示すように略四角筒形状であってもよい。また、図8(d)に示すように、断面が"C"となるような形状であってもよい(すなわち、フレーム10の長手方向にスリットが入っていてもよい)。 【0067】 次に、図9(a)に示すように、上述した光源装置1における基板載置部10aは、平面形状であって略対峙する位置に2箇所形成されているが、本発明はこれに限られず、例えば、図9(b)に示すように、平面形状であって1箇所だけに形成されていてもよい。また、図9(c)に示すように、平面形状でなく曲面形状であって、略対峙する位置に2箇所形成されていてもよい。このとき、LED12が実装された基板11も、曲面形状に形成されることになる。なお、図9(d)に示すように、図9(a)と図9(c)とを組み合わせたようなものであってもよい。すなわち、各々2個ある基板11及び基板載置部10aのうち、片方が平面形状であって、他方が曲面形状であっても構わない。 【0068】 次に、上述した光源装置1における放熱部10bは、断面が波形状であったが、本発明はこれに限られず、例えば、図10(a)に示すように、断面が歯形状のもの(或いは矩形波形状)であってもよいし、図10(b)に示すように、断面が三角波形状のもの(或いは鋸歯波形状のもの)であってもよい。もちろん、断面は三角波形状のものであって、全体的には大きく湾曲しているような形状のものであっても構わない(図10(c)参照)。 【産業上の利用可能性】 【0069】 本発明に係る光源装置及び照明装置は、既存の広告看板等との互換性を向上させるとともに、放熱性をも向上させることが可能なものとして有用である。 【図面の簡単な説明】 【0070】 【図1】本発明の実施の形態に係る光源装置の概略を示す外観斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る光源装置の平面図及び側面図である。 【図3】図2に示す光源装置の切断面図である。 【図4】基板に実装されたLEDを電流制御する電流制御回路基板の電気的構成を説明するためのブロック図である。 【図5】複数の光源装置を用いた照明装置を説明するための説明図である。 【図6】光源装置が照明装置のホルダに取り付けられている様子を説明するための説明図である。 【図7】LEDを覆うように光拡散板を取り付けたときの様子を説明するための説明図である。 【図8】本発明の他の実施の形態に係る光源装置を説明するための説明図である。 【図9】本発明の他の実施の形態に係る光源装置を説明するための説明図である。 【図10】本発明の他の実施の形態に係る光源装置を説明するための説明図である。 【符号の説明】 【0071】 1 光源装置 10 フレーム 10a 基板載置部 10b 放熱部 10c 切欠部 10d 装入溝 10e 溝部 11 基板 12 LED 14 蓋部材 15 螺子 16 電流制御回路基板 40 被覆部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002233 【氏名又は名称】日本電産サンキョー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000327 【氏名又は名称】特許業務法人 クラスター
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| 【公開番号】 |
特開2008−10305(P2008−10305A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−179532(P2006−179532) |
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