| 【発明の名称】 |
加熱調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】駒田 雅道
【氏名】新山 浩次
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| 【要約】 |
【課題】使い勝手を保ちつつ、天板上の入力スイッチの誤入力を抑制した加熱調理器を提供すること。
【構成】加熱動作がない状態で所定時間経過すると、天板に配置された特定スイッチ以外の入力を禁止する待機モードを設けることで、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を加熱する第1及び第2の加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記第1の加熱手段を制御する第1入力スイッチ郡と、前記天板と略同一面に設けられ前記第2の加熱手段を制御する第2入力スイッチ郡と、前記第1入力スイッチ郡をロック状態からロック解除状態に移行させる第1ロック解除スイッチと、前記第2入力スイッチ郡をロック状態からロック解除状態に移行させる第2ロック解除スイッチと、機器に商用電源を供給する電源スイッチを備え、前記電源スイッチをオンした時、前記第1入力スイッチ郡及び前記第2入力スイッチ郡ともロック状態となり、前記電源スイッチをオンした後は第1ロック解除スイッチの操作で前記第1入力スイッチ郡、前記第2ロック解除スイッチの操作で前記第2入力スイッチ郡をそれぞれ入力可能とした加熱調理器。 【請求項2】 加熱オフで且つ第1入力スイッチ郡への操作がなく所定時間経過した時、第1入力スイッチ郡をロック状態移行させ、加熱オフで且つ第2入力スイッチ郡への操作がなく所定時間経過した時、第2入力スイッチ郡をロック状態移行させる請求項1に記載の加熱調理器。 【請求項3】 第1入力スイッチ郡及び第2入力スイッチ郡に、それぞれ加熱切スイッチを有し、前記加熱切スイッチで加熱をオンからオフとした時、当該入力スイッチ郡をロック状態に移行させる請求項1に記載の加熱調理器。 【請求項4】 第1入力スイッチ郡及び第2入力スイッチ郡に、それぞれ加熱切スイッチを有し、前記加熱切スイッチで加熱をオンからオフとした時、所定時間経過後に当該入力スイッチ郡をロック状態に移行させる請求項1に記載の加熱調理器。 【請求項5】 第1入力スイッチ郡もしくは第2入力スイッチ郡に、それぞれタイマ加熱を行うためのタイマ設定スイッチを有し、前記タイマ設定スイッチによりタイマ設定された後、加熱オフで且つ入力スイッチ郡への操作がなく所定時間経過した時、当該入力スイッチ郡をロック状態に移行させる請求項1に記載の加熱調理器。 【請求項6】 第1入力スイッチ郡もしくは第2入力スイッチ郡に、それぞれオート調理加熱を行うためのオート調理設定スイッチを有し、前記オート調理設定スイッチによりオート調理設定された後、加熱オフで且つ入力スイッチ郡への操作がなく所定時間経過した時、当該入力スイッチ郡をロック状態に移行させる請求項1に記載の加熱調理器。 【請求項7】 時間経過でタイマ加熱終了後、当該入力スイッチ郡をロック状態に移行させる請求項1または5に記載の加熱調理器。 【請求項8】 所定のオート調理加熱終了後、当該入力スイッチ郡をロック状態に移行させる請求項1または6に記載の加熱調理器。 【請求項9】 入力スイッチ郡がロック状態にあるときにそのことを表示する表示手段を有した請求項目1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。 【請求項10】 入力スイッチ郡がロック状態にあるときにスイッチ操作された時、非受付であることを報知する報知手段を有した請求項目1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。 【請求項11】 入力スイッチ郡をロック状態へ移行させる動作及びロック解除スイッチ入力の有効、無効を設定できるロック有無設定モードを有した請求項1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。 【請求項12】 ロック解除状態からロック状態への移行時間を設定できるロック移行時間設定モードを有した請求項目1〜8のいずれか1項に記載の加熱調理器。 【請求項13】 入力スイッチは静電容量式のタッチスイッチであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、天板と同一面上に操作スイッチを有した加熱調理器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の加熱調理器は、被加熱物が載置される天板上に操作部を設ける構成としている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 図8は、特許文献1に記載された従来の加熱調理器を示すものである。加熱調理器の外郭を構成する本体16の上面には、トッププレート17が配設されている。本体16内のトッププレート17の下面には加熱手段18が配置されている。また、トッププレート17の表面上には、加熱手段18が配設されている位置に対応して被加熱物19を載置する加熱部20が設けられている。さらに、本体16の前面部には第1の操作部21と、操作に応じて各種状態を表示する第1の表示部22を設けている。 【0004】 トッププレート17の表面上には、加熱手段18の加熱の入切、火力調節などの使用頻度の高い操作手段としての操作キーを有する第2の操作部23を設けている。トッププレート17の下方には第2の操作部23の入力操作可否状態を示す第2の表示部24を設け、第2の操作部23が入力操作可能である場合には、発光LEDにより点灯表示し、無効状態である場合には、消灯もしくは点滅で表示する構成としている。 【特許文献1】特開2003−208972号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、前記従来の構成では、加熱手段18を制御する第1の操作部21と第2の操作部23の複数の重複した操作手段を有しており、高価な構成となっているという課題を有していた。また、第2の操作部23からの入力操作を禁止している時は、トッププレートと同一面上のスイッチの操作では、加熱動作を開始することができないという課題を有していた。 【0006】 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作させることができる使い勝手のよさと、従来例の第1操作部を不要とした安価な構成と、更には天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制を両立させる加熱調理器を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を加熱する第1及び第2の加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記第1の加熱手段を制御する第1入力スイッチ郡と、前記天板と略同一面に設けられ前記第2の加熱手段を制御する第2入力スイッチ郡を備え、前記第1加熱手段が所定時間加熱動作をしない時、前記第1入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチ以外は前記第1入力スイッチ郡の入力を無効とする第1待機モードと、前記第2加熱手段が所定時間加熱動作がない時、前記第2入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチ以外は前記第2入力スイッチ郡の入力を無効とする第2待機モードとを有したものとすることで、機器が、天板上の入力スイッチの動作を誤入力防止のため抑制させた待機モードになった場合も、天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作させることができる使い勝手のよい加熱調理器を提供できる。 【0008】 また、天板上のスイッチの動作禁止状態を解除するために、従来加熱手段を動作させる入力スイッチは、天板上と更に天板上以外の場所に重複して配置されていたが、前記構成において、機モードからの復帰を天板上の特定スイッチで行わせることで、天板上以外の場所に加熱手段を動作させるスイッチは不要となり安価な構成となる。 【発明の効果】 【0009】 本発明の加熱調理器は、加熱動作やスイッチ入力がない状態で所定時間経過すると、天板に配置された特定スイッチ以外の入力を禁止する待機モードを設けることで、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 第1の発明は外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた天板と、前記天板上に載置された被加熱物を加熱する第1及び第2の加熱手段と、前記天板と略同一面に設けられ前記第1の加熱手段を制御する第1入力スイッチ郡と、前記天板と略同一面に設けられ前記第2の加熱手段を制御する第2入力スイッチ郡を備え、前記第1加熱手段が所定時間加熱動作がない時、前記第1入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチ以外は前記第1入力スイッチ郡の入力を無効とする第1待機モードと、前記第2加熱手段が所定時間加熱動作がない時、前記第2入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチ以外は前記第2入力スイッチ郡の入力を無効とする第2待機モードとを有することにより、機器が、天板上の入力スイッチの動作を誤入力防止のため抑制させた待機モードになった場合も、天板上のスイッチのみで待機モードを解除させることができる使い勝手のよい加熱調理器を提供できる。 【0011】 また、天板上のスイッチの動作禁止状態を解除するために、従来加熱手段を動作させる入力スイッチは、天板上と更に天板上以外の場所に重複して配置されていたが、前記構成において、機モードからの復帰を天板上の特定スイッチで行わせることで、天板上以外の場所に加熱手段を動作させるスイッチは不要となり安価な構成となる。 【0012】 また更に、第1及び第2の待機モードを個別に有することで、例えば第1加熱手段が加熱中の場合も第2加熱手段を加熱していなければ、所定時間後は第2加熱手段にかかわる入力を抑制した第2待機モードに移行し、天板上のスイッチの誤入力の可能性を抑制することができる。前述動作の逆に、第2加熱手段が加熱中の場合も第1加熱手段を加熱していなければ、所定時間後は第1加熱手段にかかわる入力を抑制した第1待機モードに移行する。このように、加熱手段毎に個別に待機モードを有することで、実使用に応じた天板上のスイッチの動作抑制を行うことができ、使い勝手を損なうことなく、天板上スイッチの誤入力を抑制することができる。 【0013】 第2の発明は、特に第1の発明の構成において、第1加熱手段が所定時間加熱動作がなく且つ所定時間第1入力スイッチ郡からの入力がない時、前記第1入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチ以外は前記第1入力スイッチ郡の入力を無効とする第1待機モードと、第2加熱手段が所定時間加熱動作がなく且つ所定時間第2入力スイッチ郡からの入力がない時、前記第2入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチ以外は前記第2入力スイッチ郡の入力を無効とする第2待機モードとを有することにより、機器が、天板上の入力スイッチの動作を誤入力防止のため抑制させた待機モードになった場合も、天板上のスイッチのみで待機モードを解除させることができる使い勝手のよい加熱調理器を提供できる。 【0014】 また、天板上のスイッチの動作禁止状態を解除するために、従来加熱手段を動作させる入力スイッチは、天板上と更に天板上以外の場所に重複して配置されていたが、前記構成において、機モードからの復帰を天板上の特定スイッチで行わせることで、天板上以外の場所に加熱手段を動作させるスイッチは不要となり安価な構成となる。 【0015】 また更に、第1及び第2の待機モードを個別に有することで、例えば第1加熱手段が加熱中もしくは第1入力スイッチの操作中の場合も第2加熱手段を非加熱状態で、第2入力スイッチの操作をしていなければ、所定時間後は第2加熱手段にかかわる入力を抑制した第2待機モードに移行し、天板上のスイッチの誤入力の可能性を抑制することができる。前述動作の逆に、第2加熱手段が加熱中もしくは第2入力スイッチの操作中の場合も第1加熱手段を非加熱状態で、第1入力スイッチの操作をしていなければ、所定時間後は第1加熱手段にかかわる入力を抑制した第1待機モードに移行する。このように、加熱手段毎に個別に待機モードを有することで、実使用に応じた天板上のスイッチの動作抑制を行うことができ、使い勝手を損なうことなく、天板上スイッチの誤入力を抑制することができる。 【0016】 第3の発明は、特に第1、第2の発明において、第1待機モード中に、第1入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチが入力されると、第1加熱手段の加熱開始が第1入力スイッチの入力により可能である第1初期モードへ移行し、第2待機モード中に、第2入力スイッチ郡の中の単一もしくは複数の特定スイッチが入力されると、第2加熱手段の加熱開始が第2入力スイッチの入力により可能である第2初期モードへ移行することで、機器が、天板上の入力スイッチの動作を誤入力防止のため抑制させた待機モードになった場合も、天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作させることができる使い勝手のよい加熱調理器を提供できる。 【0017】 第4の発明は、特に第1〜第3の発明において、第1待機モードとなっている時及び第2待機モードとなっている時、そのことを表示する表示手段を具備したもので、第1加熱手段と第2加熱手段のいずれが天板上スイッチによる入力を抑制しているかを、容易に使用者に知らしめることができ更に使い勝手が向上する。 【0018】 第5の発明は、特に第1〜第4の発明の加熱手段を3口以上有する構成で、そのそれぞれの加熱手段に対応した入力スイッチと、それぞれの加熱手段に対応した待機モードもしくは初期モードと、待機モードにあるときにそのことを表示する表示手段を有することで、3口以上の加熱手段を有した加熱調理器においても、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【0019】 第6の発明は、第1〜5の発明のいずれか1つの発明の第1スイッチもしくは第2スイッチもしくは入力スイッチを静電容量式のタッチスイッチとしたものであり、タッチスイッチは原理上触れるだけでスイッチ受付するので操作感にすぐれ使い勝手が向上する。 【0020】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0021】 (実施の形態1) 図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の構成図を示すものである。 【0022】 図1に示すように、外郭構成する本体1の上面に天板2が設けられ、天板2上に載置された被加熱物を加熱するため、本体左側の天板2の下部には第1の加熱手段である左加熱コイル3、本体右側の天板2の下部には第2の加熱手段である右加熱コイル4が設けられている。左加熱コイル3及び右加熱コイル4は、コイルに高周波電流を流し磁界を発生させることで当該加熱コイル上部の被加熱物を誘導加熱している。 【0023】 更に、天板2と略同一面上で左加熱部前方には、左加熱コイル3による加熱の入切を制御する第1入力スイッチである左加熱切/入スイッチ5c、左加熱の出力の調整行う第1入力スイッチである左ダウンスイッチ5a、左アップスイッチ5b、左加熱のタイマ動作の設定行う第1入力スイッチである左タイマスイッチ5d、左加熱のタイマ動作の解除を解除する第1スイッチである左取消スイッチ5eが設けられている。左取消スイッチ5eは、左加熱部が前述の第1スイッチ郡からの入力を制限している第1待機モードにあるとき、第1待機モードを解除し第1初期モードへ移行させる特定スイッチとしての働きも兼ね備えている。 【0024】 左加熱部と同様に、天板2と略同一面上で右加熱部前方には、右加熱コイル4による加熱の入切を制御する第2入力スイッチである右加熱切/入スイッチ6c、右加熱の出力の調整行う第2入力スイッチである右ダウンスイッチ6a、右アップスイッチ6b、右加熱のタイマ動作の設定行う第2入力スイッチである右タイマスイッチ6d、右加熱のタイマ動作の解除を解除する第2スイッチである右取消スイッチ6eが設けられている。右取消スイッチ5eは、左加熱部が前述の第1スイッチ郡からの入力を制限している第2待機モードにあるとき、第2待機モードの解除し第2初期モードへ移行させる特定スイッチとしての働きも兼ね備えている。 【0025】 また更に、各スイッチの直前には左中右それぞれの加熱手段の動作状態や設定状態、待機モードや初期モード等の動作モードを表示する表示手段である左液晶表示装置8a、表示手段である右液晶表示装置8bがそれぞれ設けられている。また、天板2の下側には、各スイッチからの入力信号に基づき左加熱コイル3、右加熱コイル4、左液晶表示装置8a、右液晶表示装置8bを制御する制御手段10を有している。 【0026】 図1の構成を有する加熱調理器を以下図面を参照しながら説明する。 【0027】 図2は、第1スイッチ郡である左スイッチ部の詳細構成とスイッチ検知信号を図示したものであり、各スイッチは導電性の表電極と裏電極とで、絶縁物(ここではガラスとする)で構成される天板2を挟み込んだコンデンサ構成となっている。表電極は使用者が容易に操作できるよう、天板2の外郭と同一面上に形成されており、表電極に人の指が触れると、前述したコンデンサ構造部に蓄えられていた電荷が人体を介して対地に放電されることから、図2に示すようにスイッチ検知信号がv1(ここでは4Vとする)からv2(ここでは2Vとする)に変動する。スイッチの受付は、あらかじめ設定された電圧変動しきい値Vθ(ここでは1V)を超える変動電圧が、あらかじめ設定された時間tθの間連続して入力された時に有効とし、左ダウンスイッチ5a、左アップスイッチ5b、左加熱切/入スイッチ5c、左タイマスイッチ5d、左取消スイッチ5eは制御手段10に有効信号を出力する。そして、加熱制御手段10は、有効スイッチ入力に基づいて左加熱コイル3aと左液晶表示装置5aを制御する。第2スイッチ郡である右スイッチ部の構成も、前述した左スイッチ部と同一でありその説明は割愛する。 【0028】 以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。 【0029】 図3は、左加熱部の動作モード状態遷移図であり、図面を参照しながら以下説明する。 【0030】 機器に電源が供給されると、左加熱部は第1初期モードである左初期モードに移行する。左初期モードでは、制御手段の内部にあるカウンタを動作させるとともに、左加熱切/入スイッチ及び左タイマスイッチの入力を有効にしている。 【0031】 左初期モード中に左加熱切/入スイッチを受付けると、左加熱部の加熱をオンする左加熱モードへ、左タイマスイッチを受付けると、加熱時間を限定するタイマ設定を行う左タイマ合わせモードへ移行する。 【0032】 左加熱モードでは、カウンタをクリアして停止させるとともに、左加熱動作をオンし、左液晶表示装置に加熱表示を行う。左加熱モード中は、左加熱切/入スイッチ、左タイマスイッチ、左アップスイッチ、左ダウンスイッチの入力を有効にしており、左加熱切/入スイッチを受付けると左初期モードへ移行、左タイマスイッチを受付けると時間限定の左加熱動作を行う左タイマ加熱モードへ移行し、左アップスイッチ、左ダウンスイッチを受付けると左加熱モードを維持したまま加熱出力の増減を行う。 【0033】 左タイマ合わせモードでは、カウンタを動作させるとともに、左液晶表示装置に設定時間表示を行い、左加熱切/入スイッチ、左タイマスイッチ及び左取消スイッチの入力を有効にしている。左タイマ合わせモード中に左加熱切/入スイッチを受付けると左タイマ加熱モードへ移行、左取消スイッチを受付けると左初期モードへ移行し、左タイマスイッチを受付けると左タイマ合わせモードを維持したまま設定時間の変更を行う。 【0034】 左タイマ加熱モードでは、カウンタをクリアして停止させるとともに、左加熱動作をオンし、左液晶表示装置に限定時間表示と加熱表示を行う。左タイマ加熱モード中は、左加熱切/入スイッチ、左タイマスイッチ、左アップスイッチ、左ダウンスイッチ、左ダウンスイッチの入力を有効にしており、左加熱切/入スイッチを受付けると左初期モードへ移行、左取消スイッチを受付けると左加熱モードへ移行し、左アップスイッチ、左ダウンスイッチを受付けると左タイマ加熱モードを維持したまま加熱出力の増減を行う。また、左タイマ加熱モード中に左タイマスイッチを受付けると左タイマ加熱モードを維持したまま設定時間の変更を行う。 【0035】 前述した状態遷移の中で、カウンタが所定時間(ここでは3分とする)経過すると機器は、左入力スイッチの動作を制限した左待機モードへ移行する。カウンタは、加熱のない左初期モードと左タイマ合わせモード中は継続動作、加熱オンである左加熱モードと左タイマ合わせモード中はクリア且つ停止させており、使用者が実質使用していない時間をカウントして、左入力スイッチの動作を制限した待機モードへ移行させるため、使い勝手を損なうことはない。 【0036】 左待機モードでは、カウンタをクリアして停止させるとともに、左液晶表示装置に待機状態であることを表示し、左入力スイッチは、左取消スイッチのみ有効としスイッチ入力動作を制限している。左待機モード中に、左取消スイッチが入力されると左初期モードへ移行し待機状態は解除される。 【0037】 左待機モード中は、前述した通り入力スイッチ受付を左取消スイッチのみに限定したものであり、使用者の誤入力や、調理器具がスイッチ上に置かれたとしても、スイッチ入力が可能な個数を限定しているため、意図しない動作モード移行を抑制できる。静電容量式タッチスイッチの検知の原理上、導電性の高い調味料や水の付着、スプーン、ナイフ、鍋、導電性の高いペットボトル入り調味料等のスイッチ上へ置くと、物理的応力を伴わなくとも入力検知してしまう可能性があるが、左待機モードでスイッチ入力が可能な個数を限定しているため、意図しない動作モード移行を抑制できる。 【0038】 以上のように、本実施の形態によれば、加熱動作がない状態で所定時間経過すると、天板に配置された特定スイッチ以外の入力を禁止する待機モードを設けることで、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【0039】 また、例えば仮に、左待機モード中に左取消スイッチを受付けたとしても、その移行先は加熱を伴わない初期モードとしているため、使用者の意図しない加熱動作を行う可能性がなく安全性への配慮が高い。また前述の意図しない初期モードへの移行後も、3分経過すれば再度待機状態へ移行するため、御入力抑制効果は維持できる。 【0040】 また、左待機モードは、その解除手段が天板と同一面上のスイッチで行えるため使い勝手もよく、また、解除動作を行うスイッチが他の機能(ここではタイマ時間設定の取り消し)と兼用しているため、専用スイッチを設ける必要がなく安価な構成となる。 【0041】 図4は、右加熱部の動作モード状態遷移図であり、左加熱部と同様に、右初期モード、右タイマ合わせモード、右加熱モード、右タイマ加熱モード、右待機モードを有しており、右加熱切/入スイッチ、右ダウンスイッチ、右アップスイッチ、右タイマスイッチ、右取消スイッチ、カウンタ動作による状態移行は同一であり、その動作説明は割愛する。 【0042】 図3、図4で示すように、左加熱部と右加熱部に独立して待機モードを保有させることで、左加熱中にも右待機モードへの移行が可能、また右加熱中にも左待機モードへの移行が可能であり、入力スイッチの誤入力の可能性を更に抑制することができる。 【0043】 以上のように、本実施の形態では、通常加熱とオート調理の使用状況を勘案した上で、加熱オフとなるスイッチ検知時間を切り替える事で、天板にスイッチを設けた使い勝手のよさと、オート調理の性能確保を両立させることができる。 【0044】 加熱動作やスイッチ入力がない状態で所定時間経過すると、天板に配置された特定スイッチ以外の入力を禁止する待機モードを設けることで、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【0045】 また、本実施の形態では、第1スイッチ、第2スイッチ等の操作スイッチ部と液晶表示装置が、本体左側に載置された被加熱物の加熱に関するものと、本体中央に載置された被加熱物の加熱に関するものと、本体右側に載置された被加熱物の加熱に関するものとで個々に独立して有しており、各加熱手段の動作状況を容易に使用者に知らしめることができ使い勝手がよい。 【0046】 また、本実施の形態では、第1スイッチ、第2スイッチ等の操作スイッチ部と液晶表示装置が、各加熱手段の前方に独立して配置されているので、各加熱手段の動作状況を容易に使用者に知らしめることができ使い勝手がよい。 【0047】 また、本実施の形態の第1スイッチ、第2スイッチ等の操作スイッチは、静電容量式のタッチスイッチとしたものであり、タッチスイッチは原理上触れるだけでスイッチ受付するので操作感にすぐれ使い勝手がよい。 【0048】 尚、本実施の形態では、表示手段を液晶表示装置として説明したが、LEDやバックライトユニット等の発光素子でも同等の効果が得られる。 【0049】 また尚、本実施の形態では、待機モードを解除して初期モードに移行させる特定スイッチを取消スイッチのみとして説明したが、他のスイッチ単一や複数のスイッチを解除手段として有効としたとしても、1回の誤入力で加熱動作に移行することはなく、安全性確保の観点から有用である。 【0050】 また、図7に示すように、本実施の形態である加熱部が2口ではなく、3口有する構成の加熱調理器においても、左中右とそれぞれ独立した待機モードを保持させることで、天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【0051】 また尚、入力スイッチは、静電容量式のタッチスイッチとして説明したが、入力スイッチの一部もしくは全てが、物理的応力を電気信号に変換するスイッチであったとしても、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【0052】 (実施の形態2) 図5は、本発明の第2の実施の形態における左加熱部の動作モード状態遷移図である。 【0053】 本実施の形態は、構成図、スイッチ構成図及びタイマカウント動作を除く状態遷移動作は、第1の実施と形態と同等であり、其の説明は割愛する。機器に電源が供給されると、左加熱部は第1初期モードである左初期モードに移行し、モード移行時にカウンタクリアした後再度カウンタ動作させる。左待機モード中の左取消スイッチ入力、左加熱モード中の左加熱切/入スイッチ入力、左タイマ合わせモード中の左取消スイッチ入力、左タイマ加熱モード中の左加熱切/入スイッチ入力で初期モードに移行時も、タイマを一旦クリア後、タイマを再動作させる。 【0054】 左初期モード中に左タイマスイッチ入力され、左タイマ合わせモードに移行した時も、モード移行時にカウンタクリアした後再度カウンタ動作させる。左加熱モード、左タイマ加熱モード、左待機モード時は、第1の実施の形態と同様、カウンタはクリア後停止させている。 【0055】 図6は、右加熱部の動作モード状態遷移図であり、左加熱部と同様に、右初期モード、右タイマ合わせモード、右加熱モード、右タイマ加熱モード、右待機モードを有しており、右加熱切/入スイッチ、右ダウンスイッチ、右アップスイッチ、右タイマスイッチ、右取消スイッチ、カウンタ動作による状態移行は同一であり、その動作説明は割愛する。 【0056】 このように、本実施の形態では、そのカウント動作を、非加熱状態にあるときに動作させ且つスイッチ入力があると一旦タイマクリアすることで、加熱がなく入力操作がない時間が所定時間(ここでは3分)経過すると、入力スイッチの動作を制限する待機モードへ移行させることができる。加熱状態だけでなく入力スイッチの入力信号を待機モードへ行こうする条件に付加することで、使用者が使用の意思を持って操作中に機器が待機モードに移行することのない使い勝手のよいものとなる。 【0057】 また、待機モード中は、入力スイッチ受付を取消スイッチのみに限定したものであり、使用者の誤入力や、調理器具がスイッチ上に置かれたとしても、スイッチ入力が可能な個数を限定しているため、意図しない動作モード移行を抑制できる。静電容量式タッチスイッチの検知の原理上、導電性の高い調味料や水の付着、スプーン、ナイフ、鍋、導電性の高いペットボトル入り調味料等のスイッチ上へ置くと、物理的応力を伴わなくとも入力検知してしまう可能性があるが、待機モードでスイッチ入力が可能な個数を限定しているため、意図しない動作モード移行を抑制できる。 【0058】 また、例えば仮に、待機モード中に取消スイッチを受付けたとしても、その移行先は加熱を伴わない初期モードとしているため、使用者の意図しない加熱動作を行う可能性がなく安全性への配慮が高い。また前述の意図しない初期モードへの移行後も、3分経過すれば再度待機状態へ移行するため、御入力抑制効果は維持できる。 【0059】 また、待機モードは、その解除手段が天板と同一面上のスイッチで行えるため使い勝手もよく、また、解除動作を行うスイッチが他の機能(ここではタイマ時間設定の取り消し)と兼用しているため、専用スイッチを設ける必要がなく安価な構成となる。 【0060】 図5、図6で示すように、左加熱部と右加熱部に独立して待機モードを保有させることで、左加熱中にも右待機モードへの移行が可能、また右加熱中にも左待機モードへの移行が可能であり、入力スイッチの誤入力の可能性を更に抑制することができる。 【0061】 また、本実施の形態では、第1スイッチ、第2スイッチ等の操作スイッチ部と液晶表示装置が、本体左側に載置された被加熱物の加熱に関するものと、本体中央に載置された被加熱物の加熱に関するものと、本体右側に載置された被加熱物の加熱に関するものとで個々に独立して有しており、各加熱手段の動作状況を容易に使用者に知らしめることができ使い勝手がよい。 【0062】 また、本実施の形態では、第1スイッチ、第2スイッチ等の操作スイッチ部と液晶表示装置が、各加熱手段の前方に独立して配置されているので、各加熱手段の動作状況を容易に使用者に知らしめることができ使い勝手がよい。 【0063】 また、本実施の形態の第1スイッチ、第2スイッチ等の操作スイッチは、静電容量式のタッチスイッチとしたものであり、タッチスイッチは原理上触れるだけでスイッチ受付するので操作感にすぐれ使い勝手がよい。 【0064】 尚、本実施の形態では、表示手段を液晶表示装置として説明したが、LEDやバックライトユニット等の発光素子でも同等の効果が得られる。 【0065】 また尚、本実施の形態では、待機モードを解除して初期モードに移行させる特定スイッチを取消スイッチのみとして説明したが、他のスイッチ単一や複数のスイッチを解除手段として有効としたとしても、1回の誤入力で加熱動作に移行することはなく、安全性確保の観点から有用である。また、図7に示すように、本実施の形態である加熱部が2口ではなく、3口有する構成の加熱調理器においても、左中右とそれぞれ独立した待機モードを保持させることで、天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【0066】 また尚、入力スイッチは、静電容量式のタッチスイッチとして説明したが、入力スイッチの一部もしくは全てが、物理的応力を電気信号に変換するスイッチであったとしても、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができる。 【産業上の利用可能性】 【0067】 以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、機器が待機モードになった場合も天板上のスイッチのみで待機モードを解除し加熱動作さることができ使い勝手が向上することに加え、加熱手段毎に待機モードを有することで天板配置のスイッチ入力の誤入力抑制効果を向上させることができるので、電熱加熱、誘導加熱のみならずガス加熱調理器の用途にも適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0068】 【図1】本発明の実施の形態1、2における加熱調理器の構成図 【図2】本発明の実施の形態1、2における加熱調理器のスイッチ構成図及びスイッチ検知信号を示す図 【図3】本発明の実施の形態1における加熱調理器の左加熱部の状態遷移図 【図4】本発明の実施の形態1における加熱調理器の右加熱部の状態遷移図 【図5】本発明の実施の形態2における加熱調理器の左加熱部の状態遷移図 【図6】本発明の実施の形態2における加熱調理器の右加熱部の状態遷移図 【図7】3口加熱部を有した加熱調理器の構成図 【図8】従来の加熱調理器の構成図 【符号の説明】 【0069】 1 本体 2 天板 3 左加熱コイル(第1の加熱手段) 4 右加熱コイル(第2の加熱手段) 5a 左ダウンスイッチ(第1スイッチ) 5b 左アップスイッチ(第1スイッチ) 5c 左加熱切/入スイッチ(第1スイッチ) 5d 左タイマスイッチ(第1スイッチ) 5e 左取消スイッチ(第1スイッチ) 6a 右ダウンスイッチ(第2スイッチ) 6b 右アップスイッチ(第2スイッチ) 6c 右加熱切/入スイッチ(第2スイッチ) 6d 右タイマスイッチ(第2スイッチ) 6e 右取消スイッチ(第2スイッチ) 8a 左液晶表示装置(表示手段) 8b 右液晶表示装置(表示手段)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−10232(P2008−10232A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177634(P2006−177634) |
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