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【発明の名称】 ランプバラスト
【発明者】 【氏名】陳 建 志

【要約】 【課題】音響共鳴を回避可能なランプバラスト提供する。

【構成】ランプバラストは、交流電源信号をパルス直流電源信号に整流する整流回路(32)と、整流回路(32)へ電気的に結合され、パルス直流電源信号をランプ(4)の動作を駆動するのに有用な交流駆動信号に変換する変換回路(33)とを有する。パルス直流電源信号は、交流電源信号の2倍の周波数であって、音響共振周波数範囲よりも低い周波数を有する。交流駆動信号は、高周波で変化する波形であって、正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部を有する波形を有する。正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部の夫々は、パルス直流電源信号の周波数に対応する周波数を有する。正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部は、時間軸に対する互いの鏡像である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源信号をパルス直流電源信号に整流する整流回路(32)と、該整流回路(32)へ電気的に結合され、前記パルス直流電源信号をランプ(4)の動作を駆動するのに有用な交流駆動信号に変換する変換回路(33)とを有するランプバラストであって、
前記パルス直流電源信号は、前記交流電源信号の2倍の周波数であって、音響共振周波数範囲よりも低い周波数を有し、
前記交流駆動信号は、高周波で変化する波形であって、正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部を有する波形を有し、
前記正の周期エンベロープ部及び前記負の周期エンベロープ部の夫々は、前記パルス直流電源信号の周波数に対応する周波数を有し、
前記正の周期エンベロープ部及び前記負の周期エンベロープ部は、時間軸に対する互いの鏡像である、ことを特徴とするランプバラスト。
【請求項2】
更に、前記整流回路(32)は全波ダイオードブリッジ整流器を有する、ことを特徴とする請求項1記載のランプバラスト。
【請求項3】
前記整流回路(32)へ電気的に結合され、該整流回路(32)によって整流されるべき前記交流電源信号から高調波成分を除去する高調波フィルタ(31)、を特徴とする請求項1又は2記載のランプバラスト。
【請求項4】
更に、前記変換回路(33)は、複数のスイッチングトランジスタユニット(Q)と、該スイッチングトランジスタユニット(Q)へ電気的に結合され、該スイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御する多巻線変圧器(Tf)とを有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のランプバラスト。
【請求項5】
更に、前記変換回路(33)は、複数のスイッチングトランジスタユニット(Q)と、該スイッチングトランジスタユニット(Q)へ電気的に結合され、前記整流回路(32)から前記変換回路(33)によって受け取られた電力を基に前記スイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御するドライバ(331)とを有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のランプバラスト。
【請求項6】
前記整流回路(32)へ電気的に結合され、該整流回路(32)から前記変換回路(33)によって受け取られる前記電力を検出し、且つ、前記変換回路(33)へ電気的に結合され、該変換回路(33)へ電力検出結果を供給する検出回路(34)、を特徴とする請求項5記載のランプバラスト。
【請求項7】
前記整流回路(32)と前記変換回路(33)との間に電気的に結合され、前記パルス直流電源信号の周波数を変化させることなく、前記変換回路(33)へ供給されるべき前記パルス直流電源信号の電圧を調整する力率補正変換回路(35)、を特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のランプバラスト。
【請求項8】
更に、前記力率補正変換回路(35)は、前記正の周期エンベロープ部及び前記負の周期エンベロープ部の夫々が前記時間軸に対する直流オフセットを有するように、前記パルス直流電源信号の電圧を調整する、ことを特徴とする請求項7記載のランプバラスト。
【請求項9】
更に、前記力率補正変換回路(35)は、前記パルス直流電源信号の波形を変化させることなく、前記パルス直流電源信号の電圧を調整する、ことを特徴とする請求項7記載のランプバラスト。
【請求項10】
更に、前記力率補正変換回路(35)は、前記交流電源信号の電流の位相を前記交流電源信号の電圧の位相と実質的に同じにするよう構成される、請求項7記載のランプバラスト。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプバラスト、より具体的には、高輝度放電(HID)ランプとともに使用されるランプバラストに関する。
【背景技術】
【0002】
ランプバラストは、直流駆動式(DC駆動式)HIDランプ及び交流駆動式(AC駆動式)HIDランプとともに使用され得、従って、然るべく分類される。AC駆動式HIDランプは、より長い寿命に起因して、DC駆動式HIDランプよりも好まれる。
【0003】
しかし、ガスがAC駆動式HIDランプで電気アークによって駆動される場合にAC駆動式HIDランプによって発生する圧力波は、反射圧力波と位相が等しく、それとともに定在波を形成する。定在波の周波数は音響周波数範囲内にあるので、この現象はしばしば「音響共鳴」と呼ばれる。音響共鳴は、例えば、放電経路の歪み、アーク光の不安定性、出力の揺らぎなど、AC駆動式HIDランプにおいて様々な悪影響を引き起こす。
【0004】
米国特許番号6,686,703B2は、HIDランプで形成される定在波を無効にするようそのエンベロープにおいて低周波成分を有するHIDランプを駆動するための電流を発生させて、音響共鳴を回避するランプバラスト開示する。しかし、様々な構成要素及び複数の処理ステップが低周波成分を発生させるために必要とされ、従って、製造費用は高くなり、回路処理は複雑となる。
【特許文献1】米国特許番号6,686,703B2
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明は、音響共鳴を回避可能なランプバラストを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従って、交流電源信号をパルス直流電源信号に整流する整流回路と、該整流回路へ電気的に結合され、前記パルス直流電源信号をランプの動作を駆動するのに有用な交流駆動信号に変換する変換回路とを有するランプバラストが提供される。前記パルス直流電源信号は、前記交流電源信号の2倍の周波数であって、音響共振周波数範囲よりも低い周波数を有する。前記交流駆動信号は、高周波で変化する波形であって、正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部を有する波形を有する。前記正の周期エンベロープ部及び前記負の周期エンベロープ部の夫々は、前記パルス直流電源信号の周波数に対応する周波数を有する。前記正の周期エンベロープ部及び前記負の周期エンベロープ部は、時間軸に対する互いの鏡像である。
【0007】
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して好ましい実施例の以下の詳細な記載で明らかとなるであろう。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、HIDランプへ供給される交流駆動信号の低周波成分、即ち、低周波エンベロープを利用して、音響共鳴を回避する。より具体的に、本発明は、商用交流電源信号の周波数特性を用いて、交流電源信号の基本周波数成分の周波数の2倍である周波数を伴うエンベロープ部を有する交流駆動信号を発生させる。複雑な回路及び制御機構が必要とされる米国特許番号6,686,703B2と比較して、本発明は、より一層簡単な設計が使用される点で有利である。更に、本発明は、大容量コンデンサの使用を必要とせず、それによって、製造費用を低減し且つ力率を増大させる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明が更に詳細に記載される前に、留意すべきは、本開示全体を通して同じ要素は同じ参照番号によって表示される。
【実施例1】
【0010】
図1を参照すると、本発明に従うランプバラストの第1の好ましい実施例は、高輝度放電(HID)ランプ4とともに使用されるよう構成され、高調波フィルタ31と、整流回路32と、変換回路33とを有する。
【0011】
高調波フィルタ31は、商用交流(AC)電源へ接続されており、商用交流電源から交流電源信号を受信するよう構成される。高調波フィルタ31は、交流電源信号の高調波成分を除去して、基本周波数成分のみを残すことができる。
【0012】
整流回路32は、高調波フィルタ31へ電気的に結合されており、交流電源信号をパルス直流(DC)電源信号に整流する。この実施例では、整流回路32は、第1、第2、第3及び第4のダイオード(D1,D2,D3,D4)を有する全波ダイオードブリッジ整流器である。第1及び第2のダイオード(D1,D2)は、第1のダイオード列を形成するよう直列に接続され、第3及び第4のダイオード(D3,D4)は、第2のダイオード列を形成するよう直列に接続される。第1及び第2のダイオード列は互いへ分路される。ここで留意すべきは、パルス直流電源信号は、交流電源信号の2倍の周波数であって、音響共鳴周波数範囲よりも低い周波数を有する。一般的に言えば、商用交流電源からの交流電源信号の周波数は50から60Hzの範囲にある。従って、パルス直流電源信号の周波数は100から120Hzの範囲にある。この100から120Hzの周波数範囲は、音響共鳴周波数範囲に満たない。
【0013】
変換回路33は、整流回路32へ電気的に結合され、パルス直流電源信号をHIDランプ4の動作を駆動するのに有用な交流駆動信号に変換する。変換回路33は、複数のスイッチ(図1に図示せず。)を有する。変換回路33は、スイッチの導通を利用して、パルス直流電源信号を交流駆動信号に変換する。ここで留意すべきは、スイッチの切り換え周波数は、パルス直流電源信号の電圧とともに変化する。
【0014】
更に、交流駆動信号は、高周波で変化する波形であって、正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部を有する波形を有する。正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部の夫々は、パルス直流電源信号の周波数(例えば、100から120Hz)に対応する周波数を有する。言い換えると、正の周期エンベロープ及び負の周期エンベロープの夫々の周波数は、音響共鳴周波数範囲よりも低い。従って、HIDランプ4の動作を駆動するのに有用な交流駆動信号は、高周波で変化する波形を有し、一方、低周波エンベロープは、HIDランプ4で形成される定在波を無効化するよう存在し、それによって、音響共鳴現象を回避する。
【0015】
図2(a)〜(c)は、第1の好ましい実施例のランプバラストにおいて様々な段階にある信号の波形を表す。具体的に、図2(a)は、高調波フィルタ31の出力端にあり、整流回路32によって整流されるべき交流電源信号の波形を表す。図2(b)は、整流回路32の出力端にあり、変換回路33によって変換されるべきパルス直流電源信号の波形を表す。パルス直流電源信号の波形は、実質的に、時間軸に対して交流正弦波の負の半周期を反転させることによって形成される波形に等しい。更に、パルス直流電源信号の周波数は、交流電源信号の周波数の2倍である。図2(c)は、変換回路33の出力端にある交流駆動信号の波形を表す。交流駆動信号の波形は、時間軸に対する互いの鏡像である正及び負の周期エンベロープ部を有する。更に、交流駆動信号の波形は、高周波で変化するパルス列の形をとる。
【0016】
第1の好ましい実施例に従って、変換回路33は、自励式ハーフブリッジ変換回路として実施され得る。図3及び図4では自励式ハーフブリッジ変換回路の2つの例となる実施が示される。これらの例となる実施の両方で、自励式ハーフブリッジ変換回路は、複数のスイッチングトランジスタユニット(Q)と、スイッチングトランジスタユニット(Q)へ電気的に結合され、スイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御する多巻線出力変圧器(Tf)とを有する。図3及び図4で示される例となる実施で、多巻線出力変圧器(Tf)は3つの巻線(Tf1,Tf2,Tf3)を有する。
【0017】
図5で示されるように、変換回路33は、また、複数のスイッチングトランジスタユニット(Q)と、スイッチングトランジスタユニット(Q)へ電気的に結合され、スイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御する多巻線出力変圧器(Tf)とを有する自励式フルブリッジ変換回路としても実施され得る。この例となる実施で、多巻線出力変圧器(Tf)は5つの巻線(Tf1,Tf2,Tf3,Tf4,Tf5)を有する。
【0018】
図6で示されるように、変換回路33は、また、複数のスイッチングトランジスタユニット(Q)と、多巻線出力変圧器(Tf)と、インダクタ(L)とを有する自励式プッシュプル変換回路としても実施され得る。この例となる実施で、多巻線出力変圧器(Tf)は4つの巻線(Tf1,Tf2,Tf3,Tf4)を有する。インダクタ(L)は、入力電圧を入力電流に変換し、多巻線出力変圧器(Tf)は、スイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御し、HIDランプ4の動作を駆動する。
【0019】
ここで留意すべきは、変換回路33が自励式変換回路として実施される場合に、更なる回路は、スイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御するために必要とされない。
【0020】
更に、変換回路33は、また、(図7及び図8で示されるような)他励式ハーフブリッジ変換回路、(図9で示されるような)他励式フルブリッジ変換回路、(図10で示されるような)他励式プッシュプル変換回路などとしても実施され得るが、それらに限定されない。他励式変換回路は、主に、複数のスイッチングトランジスタユニット(Q)と、スイッチングトランジスタユニット(Q)へ電気的に結合され、整流回路32から変換回路33によって受け取られる電力を基にスイッチングトランジスタユニット(Q)の導通を制御するドライバ331とを有する。
【実施例2】
【0021】
図11で示されるように、本発明に従うランプバラストの第2の好ましい実施例は、第2の好ましい実施例が検出回路34を更に有する点で、第1の好ましい実施例とは異なる。
【0022】
検出回路34は、整流回路32へ電気的に結合され、整流回路32から変換回路33によって受け取られる電力(例えば、電流。)を検出し、更に、変換回路33へ電気的に結合され、変換回路33へ電力検出結果を供給する。変換回路33は、HIDランプ4の動作が一定電流又は一定電力の下で駆動されるように、電力検出結果を基に、自身の出力を調整する。
【実施例3】
【0023】
図12で示されるように、本発明に従うランプバラストの第3の好ましい実施例は、第3の好ましい実施例が、整流回路32と変換回路33との間に電気的に結合された力率補正変換回路35を更に有する点で、第1の好ましい実施例とは異なる。
【0024】
本実施例で、力率補正変換回路35は、インダクタ(L)と、スイッチ(S)と、ダイオード(D)と、非常に小さな容量を有するコンデンサ(C)とを有する。
【0025】
インダクタ(L)の第1の端子は、スイッチ(S)の第1の端子及びダイオード(D)の陽極へ電気的に結合されている。ダイオード(D)の陰極は、コンデンサ(C)の第1の端子へ電気的に結合されている。コンデンサ(C)の第2の端子は、スイッチ(S)の第2の端子へ電気的に結合されている。インダクタ(L)の第2の端子及びコンデンサ(C)の第2の端子の両端の電圧は、整流回路32によって出力されるパルス直流電源信号である。
【0026】
スイッチ(S)が開くと、ダイオード(D)は、インダクタ(L)の放電電流がダイオード(D)を流れることを可能にし、それによってコンデンサ(C)を充電する。
【0027】
コンデンサ(C)の容量は非常に小さいので、力率補正変換回路35は、図13で示される力率補正変換回路35の入力端及び出力端にあるパルス直流電源信号の波形によって表されるように、パルス直流電源信号の波形を変化させることなく、変換回路33へ供給されるべきパルス直流電源信号の電圧を調整する。更に、力率補正変換回路35は、パルス直流電源信号の周波数を変化させることなく、パルス直流電源信号の電圧を調整する。更に、コンデンサ(C)は、また、正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部の夫々が時間軸に対して直流オフセットを有するように、力率補正変換回路35がパルス直流電源信号の電圧を調整することができるよう、比較的大きな容量を有しても良い。しかし、この実施において、パルス直流電源信号の周波数及び波形は、力率補正変換回路35によって変化させられないままである。
【0028】
更に、力率補正変換回路35は、交流電源信号の電流の位相を交流電源信号の電圧の位相と実質的に同じにさせるように構成される。
【0029】
コンデンサ(C)の両端の電圧は、変換回路33によって交流駆動信号に変換されるべきパルス直流電源信号である。
【0030】
図14(a)では、第3の好ましい実施例の力率補正変換回路35によって出力されるパルス直流電源信号の例となる波形が示されており、パルス直流電源信号に直流オフセットが導入されている。図14(b)は、変換回路33によって出力される交流駆動信号の波形を示し、図14(b)で、正の周期エンベロープ部及び負の周期エンベロープ部の波形は、パルス直流電源信号、即ち、直流オフセットを有するパルス直流電源信号の波形と実質的に等しく、時間軸に対する互いの鏡像である。
【実施例4】
【0031】
図15で示されるように、本発明に従うランプバラストの第4の好ましい実施例は、第4の好ましい実施例が、力率補正変換回路35へ電気的に結合され、力率補正変換回路35から変換回路33によって受け取られる電力(例えば、電流。)を検出する検出回路34を更に有する点で、第3の好ましい実施例とは異なる。検出回路34は、更に、変換回路33へ電気的に結合され、変換回路33へ電力検出結果を供給する。変換回路33は、HIDランプ4の動作が一定電流又は一定電力の下で駆動されるように、電力検出結果を基に自身の出力を調整する。
【実施例5】
【0032】
図16で示されるように、本発明に従うランプバラストの第5の好ましい実施例は、第5の好ましい実施例が、力率補正変換回路35へ電気的に結合され、力率補正変換回路35から変換回路33によって受け取られる電力(例えば、電流。)を検出し、更に、力率補正変換回路35へ電力検出結果を返す検出回路34を更に有する点で、第3の好ましい実施例とは異なる。力率補正変換回路35は、HIDランプ4の動作が一定電流又は一定電力の下で駆動されるように、電力検出結果を基に自身の出力を調整する。
【0033】
[変形例]
留意すべきは、本発明は、商用交流電源とともに使用されるよう限定されない。即ち、他の交流電源が利用可能である場合に、ランプバラストの整流回路32は、また、高調波フィルタ31の省略に伴ってその利用可能な交流電源から直接的に交流電源信号を整流するように、利用可能な交流電源へ電気的に結合されても良い。更に、変換回路33の切り換え周波数は、本発明の他の実施例で500kHz又は1MHzまでであっても良いが、これに限定されるべきではない。
【0034】
要するに、本発明は、HIDランプ4へ供給される交流駆動信号の低周波成分、即ち、低周波エンベロープを利用して、音響共鳴を回避する。より具体的に、本発明は、商用交流電源信号の周波数特性を用いて、交流電源信号の基本周波数成分の周波数の2倍である周波数を伴うエンベロープ部を有する交流駆動信号を発生させる。複雑な回路及び制御機構が必要とされる米国特許番号6,686,703B2と比較して、本発明は、より一層簡単な設計が使用される点で有利である。更に、本発明は、大容量コンデンサの使用を必要とせず、それによって、製造費用を低減し且つ力率を増大させる。
【0035】
本発明は、最も実用的且つ好ましい実施形態と考えられるものに関連して記載されてきたが、当然、本発明は開示される実施形態に限定されず、全てのこのような変形例及び等価な配置を包含するように、最も幅広い解釈の精神及び適用範囲に含まれる様々な配置をカバーすることを意図される。
【0036】
本願は、2006年6月19日及び2006年6月30日に夫々出願された台湾特許出願番号095121816及び番号095123694の優先権を主張する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に従うランプバラストの第1の好ましい実施例のブロック図である。
【図2】(a)は第1の好ましい実施例の交流電源信号の基本周波数成分のプロットであり、(b)は第1の好ましい実施例のパルス直流電源信号のプロットであり、(c)は第1の好ましい実施例の交流駆動信号のプロットである。
【図3】第1の好ましい実施例に従う変換回路の自励式ハーフブリッジ変換回路としての実施の例を表す回路図である。
【図4】第1の好ましい実施例に従う変換回路の自励式ハーフブリッジ変換回路としての実施の他の例を表す回路図である。
【図5】第1の好ましい実施例に従う変換回路の自励式ハーフブリッジ変換回路としての実施の例を表す回路図である。
【図6】第1の好ましい実施例に従う変換回路の自励式プッシュプル変換回路としての実施の例を表す回路図である。
【図7】第1の好ましい実施例に従う変換回路の他励式ハーフブリッジ変換回路としての実施の例を表す回路図である。
【図8】第1の好ましい実施例に従う変換回路の他励式ハーフブリッジ変換回路としての実施の他の例を表す回路図である。
【図9】第1の好ましい実施例に従う変換回路の他励式ハーフブリッジ変換回路としての実施の例を表す回路図である。
【図10】第1の好ましい実施例に従う変換回路の他励式プッシュプル変換回路としての実施の例を表す回路図である。
【図11】本発明に従うランプバラストの第2の好ましい実施例のブロックである。
【図12】本発明に従うランプバラストの第3の好ましい実施例のブロックである。
【図13】第3の好ましい実施例の力率補正変換回路の入力端及び出力端の夫々にあるパルス直流電源信号のプロットを表す。
【図14】(a)は第3の好ましい実施例の力率補正変換回路によって出力されるパルス直流電源信号のプロットであり、(b)は第3の好ましい実施例の交流駆動信号のプロットである。
【図15】本発明に従うランプバラストの第4の好ましい実施例のブロックである。
【図16】本発明に従うランプバラストの第5の好ましい実施例のブロックである。
【符号の説明】
【0038】
4 HIDランプ
31 高調波フィルタ
32 整流回路
33 変換回路
331 ドライバ
34 検出回路
35 力率補正変換回路
C コンデンサ
D ダイオード
L インダクタ
Q スイッチングトランジスタユニット
Tf 多巻線変圧器
Tf1〜Tf5 巻線
【出願人】 【識別番号】507202530
【氏名又は名称】陳 建 志
【出願日】 平成19年6月18日(2007.6.18)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介

【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重


【公開番号】 特開2008−4549(P2008−4549A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2007−159684(P2007−159684)