| 【発明の名称】 |
音響装置、音場設定方法及びプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 恵介
【氏名】宮崎 麗子
【氏名】西沢 一登
【氏名】菅原 拓
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、複数のスピーカに対する設定操作を一段と簡易に実行させ得るようにする。
【構成】本発明は、マルチチャンネルに対応した複数のスピーカ4を接続対象としたホームサーバ2であって、複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を、スピーカ4を介して形成するディジタル信号処理部16、配信処理部17及びアナログ信号処理部18と、各音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付けを一覧表示するように、表示手段を制御する制御部10及びグラフィック処理部15とを設けるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 マルチチャンネルに対応した複数のスピーカを接続対象とした音響装置であって、 複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を形成する音場形成手段と、 表示手段を制御して、上記複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示する表示制御手段と を具えることを特徴とする音響装置。 【請求項2】 上記表示制御手段は、 上記複数の音場モードのうち、選択された音場モードの説明を、上記対応付け表と同一画面内に表示する ことを特徴とする請求項1に記載の音響装置。 【請求項3】 上記表示制御手段は、 上記複数の音場モードをジャンルごとに並べるとともに、各ジャンルに割り当てられた操作子のうち、操作された操作子に対応するジャンルに属する音場モードの先頭の項目に、カーソルを移動する ことを特徴とする請求項1に記載の音響装置。 【請求項4】 上記表示制御手段は、 上記音場モードに対する設定欄の1つに、上記音場モードにおけるエフェクトを全体として調整可能である場合、その調整可能である音場モードに対応させて、当該エフェクト全体に対する第1の調整パラメータを比率により表示する ことを特徴とする請求項1に記載の音響装置。 【請求項5】 上記表示制御手段は、 上記音場モードに対する設定欄の1つに、上記音場モードにおけるエフェクトを部分的に調整可能である場合、その調整可能である音場モードに対応させて、当該調整可能であることを表す識別子を表示する ことを特徴とする請求項1に記載の音響装置。 【請求項6】 上記表示制御手段は、 上記識別子が選択された場合、選択された識別子に対応する音場モードにおけるエフェクトの一部に対する第2の調整パラメータを表示するとともに、上記エフェクトの一部の状態を表した状態図形を、所定のリスニングルームに対応する立体図形上に表示する ことを特徴とする請求項5に記載の音響装置。 【請求項7】 上記表示制御手段は、 選択された識別子に対応する音場モードにおけるエフェクトの一部に対する調整内容の説明を、上記状態図形及び上記立体図形と同一画面内に表示する ことを特徴とする請求項6に記載の音響装置。 【請求項8】 上記表示制御手段は、 上記第2の調整パラメータの調整に応じて、上記エフェクトの一部の状態を表した図形を可変する ことを特徴とする請求項6に記載の音響装置。 【請求項9】 マルチチャンネルに対応した複数のスピーカを接続対象とした音響装置の音響設定方法であって、 表示手段を制御して、複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示する第1のステップと、 複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を、上記対応付け表を介して設定された設定内容にしたがって形成する第2のステップと を具えることを特徴とする音響設定方法。 【請求項10】 表示手段に対して、複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示すること、 マルチチャンネルに対応した複数のスピーカを接続対象とした音響装置の信号処理手段に対して、複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を、上記対応付け表を介して設定された設定内容にしたがって形成すること を実行させることを特徴とするプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、音響装置、音場設定方法及びプログラムに関し、音場設定する場合に好適なものである。 【背景技術】 【0002】 従来、一般的なマルチチャンネル再生機能を有するAVシステムとしては、例えばDVDビデオの音声フォーマットが5.1chであることに対応したフロント左スピーカFL、フロント右スピーカFR、センタースピーカC、サラウンド左スピーカSL、サラウンド右スピーカSR及びサブウーファーSWからなる5.1chスピーカシステムがある。 【0003】 近年では、DOLBY DIGITAL EX(商標)や、dts-ES(商標)等の6.1chの再生出力に対応したサラウンドバックスピーカを標準で装備しているAVシステムもあり、さらにはサラウンドバックスピーカを2つにした7.1chや、サラウンドスピーカを4つにした9.1chのスピーカシステムが増えている。 【0004】 この種のマルチチャンネルに対応したAVシステムにおいては、映画館にいるような音場効果などを与えるDSP処理回路を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2000−092587公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 ところでかかる構成のAVシステムにおいては、複数の音場効果を選択的に設定可能とし、当該設定された音場効果を構築するようにした場合、どのような音場効果が用意され、その効果がどのようなものであるかを、一々設定して聴取しなければならず、ユーザにとっては非常に煩雑な設定操作を強いるという問題があった。 【0006】 通常、AVシステムではオーディオアンプ等の音響機器に備えられたユーザインタフェースとして表示能力の乏しいFL(Fluorescent Lamp)管を用いていることが多く、各音場効果の項目をユーザに設定させる場合、設定操作が複雑になり、誰でもが簡単に設定操作し得る操作環境ではなかった。 【0007】 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、一段と容易に音場を設定操作し得る音響装置、音場設定方法及びプログラムを提案しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 かかる課題を解決するため本発明は、マルチチャンネルに対応した複数のスピーカを接続対象とした音響装置であって、複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を形成する音場形成手段と、表示手段を制御して、上記複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示する表示制御手段とを設けるようにしたことにより、音場の内容及び設定内容をユーザに対して視覚を通じて直感的に認識させた上で設定させることができ、この結果、一段と容易に音場を設定操作することができる。 【0009】 また本発明は、マルチチャンネルに対応した複数のスピーカを接続対象とした音響装置の音響設定方法であって、表示手段を制御して、複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示する第1のステップと、複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を、上記対応付け表を介して設定された設定内容にしたがって形成する第2のステップとを設けるようにしたことにより、音場の内容及び設定内容をユーザに対して視覚を通じて直感的に認識させた上で設定させることができ、この結果、一段と容易に音場を設定操作することができる。 【0010】 さらに本発明は、プログラムであって、表示手段に対して、複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示すること、マルチチャンネルに対応した複数のスピーカを接続対象とした音響装置の信号処理手段に対して、複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を、上記対応付け表を介して設定された設定内容にしたがって形成することを実行させるようにしたことにより、音場の内容及び設定内容をユーザに対して視覚を通じて直感的に認識させた上で設定させることができ、この結果、一段と容易に音場を設定操作することができる。 【発明の効果】 【0011】 本発明によれば、複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示するようにしたことにより、音場の内容及び設定内容をユーザに対して視覚を通じて直感的に認識させた上で設定させることができ、この結果、一段と容易に音場を設定操作し得る音場設定装置、音場設定方法及びプログラムを実現できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下図面について、本発明を適用した一実施の形態を詳述する。 【0013】 (1)本実施の形態によるAVシステムの全体構成 図1に示すように、本実施の形態によるAVシステム1は、ホームサーバ2に対して、複数の再生装置3、複数のスピーカ4及び表示手段として例えばLCD(Liquid Crystal Display)5をそれぞれ接続することにより構成される。 【0014】 この実施の形態では、再生装置3として、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ3A、CD(Compact Disk)プレーヤ3B及び携帯型音楽プレーヤ3Cが、ホームサーバ2に対してそれぞれ接続される。 【0015】 またこの実施の形態では、スピーカ4として、例えば、7.1chサラウンドシステムに対応する左フロントスピーカ4FL、右フロントスピーカ4FR、センタスピーカ4CT、左サラウンドスピーカ4SL、右サラウンドスピーカ4SR、左サラウンドバックスピーカ4SBL、右サラウンドバックスピーカ4SBR及びサブウーファ4SWがそれぞれホームサーバ2に対して接続される。 【0016】 これら各スピーカ4(4FL、4FR、4CT、4SL、4SR、4SBL、4SBR及び4SW)は、リスニングルームの状態や、実現したい音場空間などに応じて適宜配置されるようになされている。 【0017】 このAVシステム1は、音場空間に関する各種設定画面をLCD5に表示し、リモートコントローラRCLなどの操作に応じて設定された設定内容を保存するとともに、該設定内容に応じた音場空間で、ユーザに音を聴取させ得るようになされている。 【0018】 (2)ホームサーバの構成 次に、このホームサーバ2の回路構成を説明する。ホームサーバ2は、図2に示すように、制御部10に対して、操作入力部11、インターフェース12、データ記憶媒体13、FL管(蛍光表示管)14、グラフィック処理部15、ディジタル信号処理部16、配信処理部17及びアナログ信号処理部18をそれぞれ接続することにより構成される。 【0019】 制御部10は、このAVシステム1全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)と、基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムが格納されるROM(Read Only Memory)と、当該CPUのワークメモリとして用いられるRAM(Random Access Memory)とを含むマイクロコンピュータとして構成されている。 【0020】 操作入力部11は、このホームサーバ2の筺体及びリモートコントローラRCL(図1)に設けられた各種操作子(ボタンやロータリエンコーダ(回転自在のノブ))の操作に対応する制御データを生成し、これを制御部10へ送出する。 【0021】 インターフェース12は、例えばUSB(Universal Serial Bus)でなり、制御部10から供給される制御データを、このインターフェース12に接続された例えばDVDプレーヤ3A、CDプレーヤ3B及び携帯型音楽プレーヤ3Cへ送出する一方、当該DVDプレーヤ3A、CDプレーヤ3B及び携帯型音楽プレーヤ3Cにより生成された制御データを、制御部10へ送出する。 【0022】 データ記憶媒体13は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)でなり、当該データ記憶媒体13には、音場空間に関する各種設定内容を表すデータ(以下、これを設定データと呼ぶ)D1と、GUI(Graphical User Interface)のテンプレートとなる各種画面のデータ(以下、これを設定画面データと呼ぶ)D2などが記憶される。 【0023】 FL管14は、ホームサーバ2の筐体表面に設けられており、制御部10により生成されたコンテンツの内容を表す文字データや、音場空間に関する設定項目を表す文字データに応じた文字を表示するようになされている。 【0024】 グラフィック処理部15には、DVDプレーヤ3Aによって再生されたビデオ信号が、図示しないディジタルビデオ入力端子、アナログビデオ入力端子又はコンポーネントビデオ入出力端子を介して入力される。またグラフィック処理部15には、データ記憶媒体13に記憶された設定データD1及び設定画面データD2が入力される。 【0025】 グラフィック処理部15は、ビデオ信号が入力された場合、そのビデオ信号に対して所定の信号処理を施し、その結果として得られるビデオ信号をLCD5(図1)に出力することによって当該ビデオ信号に応じた映像を表示する。 【0026】 一方、グラフィック処理部15は、設定データD1及び設定画面データD2が入力された場合、これら設定データD1及び設定画面データD2に基づいてGUI画面データD3を生成し、これをLCD5(図1)に出力することによって当該GUI画面データD3に応じたGUI画面を表示するようになされている。 【0027】 ディジタル信号処理部16には、DVDプレーヤ3A又は携帯型音楽プレーヤ3Cによって再生される光ディジタルオーディオ信号が、ディジタル入出力端子を介してDIR(Digital Interface Receiver)31に入力される。またディジタル信号処理部16には、CDプレーヤ3Bから再生されるアナログオーディオ信号が、アナログ入出力端子を介してディジタル信号処理部16のADC(Analog Digital Converter)32に入力される。 【0028】 DIR31は、光ディジタルオーディオ信号を電気信号によるディジタルオーディオ信号に変換し、これをデコーダ/DSP(Digital Signal Processor)33へ送出する。ADC32は、アナログオーディオ信号をディジタルオーディオ信号に変換し、これをデコーダ/DSP33へ送出する。 【0029】 デコーダ/DSP33は、DIR31又はADC32から供給されるディジタルオーディオ信号に対して各種処理を必要に応じて施すようになされている。具体的にはディジタルオーディオ信号が圧縮されている場合、デコーダ/DSP33は、当該圧縮方式に応じた伸長処理を施す。また、ディジタルオーディオ信号が7.1ch等の多重化信号である場合、デコーダ/DSP33は、チャンネル毎のディジタルオーディオ信号に分離する。 【0030】 さらにデコーダ/DSP33は、音場に関する設定データD1が制御部10から与えられている場合、該設定データD1に基づいて、例えばある周波数帯の信号に対する振幅や位相を調整したり、チャンネル数を擬似的に増減するなどの処理を実行する。 【0031】 デコーダ/DSP33は、このような各種信号処理を適宜施し、当該処理後に得られるディジタルオーディオ信号をDAC(Digital Analog Converter)34へ送出する。このディジタルオーディオ信号は、DAC34によりアナログオーディオ信号に変換され、配信処理部17へ出力される。 【0032】 配信処理部17は、DAC34から入力されるアナログオーディオ信号を、後段のアナログ信号処理部18のうち、該アナログオーディオ信号のチャンネルに対応するボリューム調整部411〜418へ送出する。 【0033】 ボリューム調整部411〜418は、配信処理部17から入力されるアナログオーディオ信号のレベルを、操作入力部11から与えられるボリューム変更命令にしたがってチャンネル毎に調整し、当該調整後のアナログオーディオ信号をアンプ421〜428へ送出する。 【0034】 このチャンネル毎のアナログオーディオ信号は、アンプ421〜428により、各スピーカ4(4FL、4FR、4CT、4SL、4SR、4SBL、4SBR及び4SW)を駆動できるように増幅され、リレー431〜438を介して出力される。因みに、リレー431〜438は、例えば、操作入力部11から与えられる命令により、使用しないスピーカへの出力を遮断することもできる。 【0035】 (3)制御部の具体的な処理内容 次に、このホームサーバ2における制御部10の具体的な処理内容を説明する。制御部10は、ROMに記憶された基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従い、操作入力部11又はインターフェース12から与えられる制御データと、データ記憶媒体13に記憶された設定データD1及び設定画面データD2とに基づいて、表示部14、グラフィック処理部15、ディジタル信号処理部16、配信処理部17及びアナログ信号処理部18を適宜制御することによって各種処理を実行する。 【0036】 (3−1)再生処理 制御部10は、例えば再生命令を表す制御データが与えられた場合、この再生命令の対象とされるDVDプレーヤ3A、CDプレーヤ3B又は携帯型音楽プレーヤ3Cを駆動するとともに、当該プレーヤ3A、3B又は3Cから供給されるコンテンツ情報に基づいて当該コンテンツの内容を表す文字データを生成し、当該文字データに応じた文字を表示部14及びLCD5に表示する。 【0037】 また制御部10は、DVDプレーヤ3Aから供給されるビデオ信号に基づく映像を、グラフィック処理部15を介してLCD5(図1)に表示する。因みに、制御部10は、CDプレーヤ3B又は携帯型音楽プレーヤ3Cの再生中にあっては、各ソースに合わせた映像をグラフィック処理部15により生成し、これをLCD5に表示する。 【0038】 一方、制御部10は、データ記憶媒体13に記憶された設定データD1に基づいてディジタル信号処理部16、配信処理部17及びアナログ信号処理部18を制御する。そして制御部10は、DVDプレーヤ3A、CDプレーヤ3B又は携帯型音楽プレーヤ3Cから供給されるオーディオ信号に基づく音を、ディジタル信号処理部16、配信処理部17及びアナログ信号処理部18を順次介して対応するスピーカ4(4FL、4FR、4CT、4SL、4SR、4SBL、4SBR及び4SW)から出力する。この結果、設定データD1に応じた音場が形成される。 【0039】 (3−2)音場設定処理 また制御部10は、例えば音場に対する設定開始命令を表す制御データが与えられた場合、データ記憶媒体13に記憶された設定データD1及び設定画面データD2に基づくGUI画面データD3を、グラフィック処理部15を介して生成させ、当該GUI画面データD3に応じたGUI画面をLCD5(図1)に表示する。 【0040】 そして制御部10は、リモートコントローラRCLなどの操作に応じて操作入力部11から音場に対する設定変更命令が与えられたとき、その設定変更命令の内容に応じて、データ記憶媒体13に記憶された設定データD1の内容を書き換える。 【0041】 このとき制御部10は、設定変更命令の内容が音像に関する内容であった場合、設定変更命令が与えられたとき、その設定変更命令に応じた音像となるように、所定のテスト音をスピーカ4から出力するとともに、当該音像をイメージとしてLCD5(図1)に表示することによって、聴覚及び視覚的に音像を表現し得るようになされている。 【0042】 なお、この実施の形態の場合、ホームサーバ2では、各スピーカ4(4FL、4FR、4CT、4SL、4SR、4SBL、4SBR及び4SW)を、例えばリスニングルーム、キッチン、子供部屋等のそれぞれの音場空間毎に複数のグループとして割り当て、当該グループに属するスピーカ4から互いに異なる再生音又は同じ再生音を出力するように設定し得るようになされている。 【0043】 従ってホームサーバ2では、各グループに属するスピーカ4をそれぞれ異なる音場空間に配置し、個々の音場空間をゾーンとして認識することにより、ゾーン単位での音場補正を一括して集中管理し得るようになされている。 【0044】 (4)音場設定方法 次に、このホームサーバ2による音場設定方法を説明する。このホームサーバ2は、FL管14ではなく、表示能力が豊かなLCD5に対して音場に関する各種設定画面を表示し、該設定画面を介して音場のエフェクトを、全体として又は部分ごとに設定することができるようになされている。 【0045】 (4−1)音場エフェクトの全体設定 すなわち、ホームサーバ2の制御部10は、電源の投入に伴い、グラフィック処理部15により、図3に示すようなホーム画面HMを生成し、これをLCD5に表示する。このホーム画面HMは、「ビデオ」アイコンAC1、「ミュージック」アイコンAC2、「セッティング」アイコンAC3が最上位の階層に配置される。 【0046】 ここで、制御部10は、「セッティング」アイコンAC3を選択決定され、その下位階層にある「サウンドセッティング」アイコンAC4を選択決定された場合、図4に示すサラウンド設定画面SUDをLCD5に表示する。 【0047】 このサラウンド設定画面SUDは、現在の場面を表す領域(以下、これを場面表示領域と呼ぶ)AR1と、リモートコントローラRCLにおける各種操作子のうち、操作可能な操作子を表す領域(以下、これを操作表示領域と呼ぶ)AR2と、音場(sound field)モードの設定内容を表す領域(以下、これを設定領域と呼ぶ)AR3とでなる。 【0048】 場面表示領域AR1は、黒系統の呈色を帯びたバー状態でなり、サラウンド設定画面SUDの上端に配置される。この場面表示領域AR1の左端には、ホーム画面HM(図3)の最上位の階層に配置される各種アイコンAC1〜AC3のうち現在対象となっているセッティングアイコンAC3と、具体的なセッティング内容を表す名称(「Surround」)とが、白系統の呈色により表示される。 【0049】 また場面表示領域AR1の中央には、現在の設定対象となっているリスニングポイントの名称(「Position 1」)及びイコライザ状態の名称(「EQ 1」)が、白系統の呈色により表示される。因みに、リスニングポイントの名称を「リビングルーム」とし、イコライザ状態の名称を「お父さんバージョン」とする等といったように、当該双方の名称は、他の設定画面においてリモートコントローラRCLの操作により任意の名称に変更することができる。 【0050】 またこの場面表示領域AR1の右端には、黄系統の呈色を帯びた矩形区域ZNが立体的に表示され、その立体的な矩形区域の中央位置に、現時点で選択されている音場モードの名称(例えば「PLII MUSIC」)が、黒系統の呈色により表示される。 【0051】 したがってこの場面表示領域AR1は、矩形区域ZNを介して現時点で選択されている音場モードを際立たせることができ、これによりどのような音場モードが現在選択されているのかということを直感的に意識させた上で、設定操作させることができるようになされている。 【0052】 一方、操作表示領域AR2は、場面表示領域AR1と同様に黒系統の呈色を帯びたバー状態でなり、サラウンド設定画面SUDの下端に配置される。この操作表示領域AR2には、リモートコントローラRCL(図1)における各種操作子のうち、操作可能な操作子の名称(「Return」、「Enter」、「Option」)が、白系統の呈色により等間隔で表示される。 【0053】 これによりこの操作表示領域AR2は、数多く設けられている操作子のなかでどの操作子がサラウンド設定に関する操作子であるのかということを、ユーザに対して直感的に意識させることができ、この結果、誤操作を未然に防止させることができるようになされている。 【0054】 他方、設定領域AR3は、場面表示領域AR1と操作表示領域AR2との間に配置され、当該設定領域AR3の中央には、複数の音場(sound field)モードと、当該音場モードに対する設定内容とを対応付けた表(以下、これを設定表と呼ぶ)TBが表示される。 【0055】 具体的にこの設定表TBは、ジャンル欄C1、音場モード欄C2、第1の設定欄C3及び第2の設定欄C4を有し、該ジャンル欄C1には、ジャンルの名称(「MOVIE」、「MUSIC」等)が縦に並べられ、音場モード欄C2には、音場モードの名称(「V.Multi Dimension」、「Hall」等)が、対応するジャンルごとに縦に並べられる。 【0056】 第1の設定欄C3には、音場モードにおけるエフェクトを全体として調整可能である場合、その調整可能である音場モードの名称に対応させて、調整パラメータが比率で表示される一方、調整不可能である場合、その調整可能である音場の名称に対応させて、「−」が表示される。因みに、エフェクトレベルの比率は、初期値が100[%]とされ、その値の増減に応じて、当該音場効果が大きく又は小さくなる。 【0057】 第2の設定欄C4には、音場モードにおけるエフェクトを部分ごとに調整可能である場合、その調整可能となる音場モードの名称に対応させて、「custom settings」の文字が表示される一方、調整不可能である場合、その調整可能である音場モードの名称に対応する項目は空白となる。 【0058】 これによりこの設定領域AR3は、音場モードの種別(ジャンル)ごとに、当該音場モードに対するエフェクトレベル調整の可否、及び、当該レベル調整を全体的にできるのか又は部分的にできるのかということを、ユーザに対して直感的に把握させることができるようになされている。 【0059】 また、この設定表TBには、全表示長を表すスクロールバーSBと、該全表示長に対する現時点での表示位置を表すスクロールつまみTMとが右端に表示され、このスクロールつまみTMは、リモートコントローラRCL(図1)の操作に連動して、スクロールバーSB上を移動するとともに、当該設定表TBにおける各項目C1〜C4を縦スクロールさせるようになされている。 【0060】 これによりこの設定領域AR3は、限られた表示領域(設定表TB)のなかで、すべての音場モードに対するエフェクトレベル調整の可否と、当該エフェクトの調整内容とを把握させることができるようになされている。 【0061】 これに加えて、この設定領域AR3の設定表TBには、黄系統の呈色を帯びたカーソルCLが、音場モード欄C2及び第1の設定欄C3上で、リモートコントローラRCL(図1)の操作に連動して移動自在に表示されるとともに、該設定表TBの下方に設けられた説明欄ECAは、例えば「ジャズクラブの音響を再現します」といったように、カーソルCLが位置される音場モード欄C2に対応する音場モードの説明が表示される。 【0062】 これによりこの設定領域AR3は、カーソルCLにより選択される音場モードのエフェクトイメージを、該音場モード欄C2に表示される名称及び説明により伝えることができるため、当該音場のエフェクトイメージを名称だけで伝える場合に比して、正確に、把握させることができるようになされている。 【0063】 さらに、このカーソルCLは、リモートコントローラRCL(図1)における各操作子のうち、ジャンルに対応する操作子として割り当てられたボタンの押圧操作に連動して、当該押圧操作されたボタンに対応付けられたジャンルに属する音場モードの各項目のうち、先頭の音場モードの項目に移動するようになされている。 【0064】 これによりこの設定領域AR3は、ジャンルという一定の秩序を有する単位でカーソルCLを移動させることができるため、無造作に並べられた音場モードの名称単位でカーソルを移動させる場合に比して、簡易に所望の音場モードの名称を選択させることができるようになされている。 【0065】 ここで、図4に示したように、音場モードにおけるエフェクトを全体として調整可能なものとして、例えば「Jazz Club」が選択決定操作されると、制御部10は、図5に示すように、該カーソルCL幅を狭めて、第1の設定欄C3上だけにカーソルCLを配置させる。 【0066】 このとき制御部10は、上述したように、設定領域AR3の説明欄ECに「Jazz Club」の音場モードに対応する説明を表示するため、ユーザに対して、エフェクトレベルの比率を変更した場合における音場モードのエフェクトを正確にイメージさせながら、当該エフェクトレベルの比率を変更させることができることとなる。 【0067】 この状態において制御部10は、この第1の設定欄C3に表示されるエフェクトレベルの比率「100%」を、リモートコントローラRCL(図1)における上下方向のボタンの押圧操作に連動して増減し、該リモートコントローラRCL(図1)における決定ボタンが押圧操作されると、データ記録媒体13に記憶された設定データD1の内容を、このときの比率に対応する内容に書き換えるようになされている。 【0068】 (4−2)音場モードにおけるエフェクトの部分設定(1) 一方、図6に示すように、音場モードにおけるエフェクトを部分ごとに調整可能であるものとして、例えば「PLIIMusic」が選択決定操作されると、制御部10は、図7に示すように、該カーソルCL幅を狭めて、第2の設定欄C4上だけにカーソルCLを配置させる。 【0069】 この状態において制御部10は、リモートコントローラRCL(図1)により決定操作された場合、図8に示す第1のカスタム設定画面CSM1をLCD5に表示する。 【0070】 このカスタム設定画面CSM1は、上述のサラウンド設定画面SUD(図4)と同一の場面表示領域AR1及び操作表示領域AR2と、カスタム設定モードの内容を表す領域(以下、これをカスタム設定領域と呼ぶ)AR13とでなる。 【0071】 カスタム設定領域AR13は、場面表示領域AR1と操作表示領域AR2との間に配置され、当該カスタム設定領域AR13の中央には、リスニングルームを模した立体的な図形(以下、これをリスニングルーム図形と呼ぶ)FigRMと、センターウィドゥスコントロールモード、ディメンションコントロールモード、パノラマモードにおけるエフェクトの状態を表した図形(以下、これをエフェクト図形と呼ぶ)FigC、FigD、FigPとが表示される。 【0072】 具体的に、このリスニングルーム図形FigRMは、リスニングポイントを「▽」により表示するとともに、該リスニングポイントを基準として、左フロントスピーカ、右フロントスピーカ、センタスピーカ、左サラウンドスピーカ、右サラウンドスピーカ、左サラウンドバックスピーカ、右サラウンドバックスピーカ及びサブウーファをそれぞれ模したスピーカアイコンを少なくとも表示するようになされている。 【0073】 因みに、この実施の形態のリスニングルーム図形FigRMでは、ホームサーバ2に対して実際のスピーカ4(図1:4FL、4FR、4CT、4SL、4SR、4SBL、4SBR及び4SW)が接続されていない場合、対応するスピーカアイコンは非表示状態とされる。 【0074】 また、各エフェクト図形FigC、FigD、FigPは、形状によりエフェクトの広がりの程度及び方向を表し、また、濃淡によりエフェクトの強弱を表し、さらに、リスニングルーム図形FigRMにおけるスピーカアイコンとの位置関係により実際の音場空間の雰囲気を表すようになされている。 【0075】 したがって、このカスタム設定領域AR13は、ユーザに対して、カスタム設定モードにおけるエフェクトのイメージを、正確に(客観的に)、把握させることができるようになされている。このため、ユーザは、マニュアル等を読むことなく、所望のカスタム設定モードを選択することができることとなる。 【0076】 これに加えて、これら各エフェクト図形FigC、FigD、FigPの近傍には、対応するカスタム設定モードの名称(「Center Width Control」、「Dimension Control」及び「Panorama Mode」)が文字表示され、これら名称を、リモートコントローラRCL(図1)の操作に連動して移動するカーソルCLが表示される。 【0077】 そして、カスタム設定領域AR13の下端に設けられた説明欄ECbには、カーソルCLが位置しているカスタム設定モードのエフェクト内容が表示される。具体的には、カーソルCLがセンターウィドゥスコントロールモードに位置している場合、「ドルビープロロジックIIで生成したセンターチャンネルの音声を、フロントL/Rスピーカに振り分ける調整ができます」といった内容が表示される。 【0078】 また、ディメンションコントロールモードに位置している場合、「フロントチャンネルとサラウンドチャンネルのレベル差を強調します」といった内容が表示され、パノラマモードに位置している場合、「フロントの音場を左右に回りこませて、サラウンドにつながるような音場モード(パノラマモード)にします」といった内容が表示される。 【0079】 これによりこのカスタム設定領域AR13は、カーソルCLにより選択されるカスタム設定モードにおけるエフェクトイメージを、各エフェクト図形FigC、FigD、FigPだけが表示される場合に比して、一段と正確に(客観的に)、把握させることができるようになされている。 【0080】 ここで、例えばパノラマモードが選択決定された場合、制御部10は、図9に示すように、「Panorama Mode」に対応するエフェクト図形FigPの色を、他のエフェクト図形FigC、FigDと異なる色に変更する。因みに、説明の便宜上、この図9では、パノラマモードに対応するエフェクト図形FigPだけを図示している。 【0081】 また、制御部10は、「Panorama Mode」の文字の直下に、「ON」及び「OFF」の調整パラメータを表示するとともに、該調整パラメータにカーソルCLを移動させる。そして制御部10は、「ON」の項目が選択されているときには、この図9に示してあるように、エフェクト図形FigPを表示するとともに、「OFF」が選択されているときには、図10に示すように、リスニングルーム図形FigRMからエフェクト図形FigPを消去する。 【0082】 このパノラマモードが選択決定されている場合、制御部10は、該パノラマモードが「フロントの音場を左右に回りこませて、サラウンドにつながる」といった内容であることを、説明欄ECbにおける説明文により伝えるとともに、矢印のエフェクト図形FigPによってパノラマモードにおけるエフェクトの広がりの程度、方向、強弱などを表現するため、音場モードのエフェクトをユーザに対して正確にイメージさせながら、このパノラマモードのオン又はオフ設定を実行させることができることとなる。 【0083】 この状態において、制御部10は、オン又はオフの設定操作がされると、データ記録媒体13に記憶された設定データD1の内容を、パロラマモードがオン又はオフである旨の内容に書き換えるようになされている。 【0084】 一方、センターウィドゥスコントロールモードが選択決定された場合、制御部10は、図11に示すように、センターウィドゥスコントロールモードに対応するエフェクト図形FigCの色を、他のエフェクト図形FigD、FigPと異なる色に変更する。因みに、説明の便宜上、この図11では、センターウィドゥスコントロールモードに対応するエフェクト図形FigCだけを図示している。 【0085】 また、制御部10は、カーソルCLに代えて、逆三角形状のポインタPを、エフェクト図形FigCの対応する位置に、センターウィドゥスコントロールモードの調整パラメータ値とともに表示させる。この調整パラメータの値は、センタスピーカ4CT(図1)に対応するチャンネルのオーディオ信号を左フロントスピーカ4FL(図1)、右フロントスピーカ4FR(図1)に振り分ける割合を、8段階で表すようになされている。 【0086】 この実施の形態の場合、図11に示すように、リモートコントローラRCLの操作によりポインタPがエフェクト図形FigCの真ん中に位置されたとき、制御部10は、調整パラメータ値を「0」段階として表示するとともに、センタスピーカ4CT(図1)に対応するチャンネルのオーディオ信号の振り分け割合を最小として仮設定する。 【0087】 また制御部10は、エフェクト図形FigCのセンター位置から左端にポインタPが近づくに応じて、調整パラメータ値を「1」段階ずつ上げていくとともに、当該段階に応じて、センタスピーカ4CT(図1)に対応するチャンネルのオーディオ信号の振り分け割合を上げた状態で仮設定する。因みに、調整パラメータ値が「3」段階のときには、センターチャンネルと、左フロントチャンネルと、右フロントチャンネルとの比は等しくなる。 【0088】 さらに制御部10は、図12に示すように、エフェクト図形FigCの左端にポインタPが位置されたとき、調整パラメータ値を「7」段階として表示するとともに、センタスピーカ4CT(図1)に対応するチャンネルのオーディオ信号の振り分け割合を最大として仮設定する。 【0089】 このセンターウィドゥスコントロールモードが選択決定されている場合、制御部10は、センターウィドゥスコントロールモードが「センターチャンネルの音声をフロントL/Rスピーカに振り分ける」といった内容であることを、説明欄ECbにおける説明文により伝えるとともに、図11及び図12にも示すように、バー状の矢印のエフェクト図形FigPによってセンターウィドゥスコントロールモードにおけるエフェクトの広がりの程度、方向、強弱などを表現するため、音場モードのエフェクトをユーザに対して正確にイメージさせながら、この「Center Width Control」の仮設定を実行させることができることとなる。 【0090】 この状態において、制御部10は、設定操作がされると、データ記録媒体13に記憶された設定データD1の内容を、当該操作時に仮設定していた内容に書き換えるようになされている。 【0091】 他方、ディメンションコントロールモードが選択決定された場合、制御部10は、図13に示すように、ディメンションコントロールモードに対応するエフェクト図形FigDの色を、他のエフェクト図形FigC、FigPと異なる色に変更する。因みに、説明の便宜上、この図13では、パノラマモードに対応するエフェクト図形FigDだけを図示している。 【0092】 また、制御部10は、カーソルCLに代えてポインタPを、エフェクト図形FigDの対応する位置に、ディメンションコントロールモードの調整パラメータ値とともに表示させる。この調整パラメータの値は、フロントチャンネルとサラウンドチャンネルのレベル差を、7段階で表すようになされている。 【0093】 この実施の形態の場合、図13に示したように、リモートコントローラRCLの操作によりポインタPがエフェクト図形FigDの真ん中に位置されたとき、制御部10は、調整パラメータ値を「0」段階として表示するとともに、フロントチャンネルとサラウンドチャンネルのレベル差を最小として仮設定する。 【0094】 そして制御部10は、エフェクト図形FigDのセンター位置から左端にポインタPが近づくに応じて、調整パラメータ値を「1」段階ずつ上げていくとともに、当該段階に応じて、フロントチャンネルのレベルを所定割合だけ引き上げ、かつ、サラウンドチャンネルレベルを所定割合だけ引き下げた状態で仮設定していく。 【0095】 図14に示すように、エフェクト図形FigDの左端にポインタPが位置されたとき、制御部10は、調整パラメータ値を「+3」段階として表示するとともに、フロントチャンネルの引き上げ割合を最大、かつ、サラウンドチャンネルの引き下げ割合を最小として仮設定する。 【0096】 これに対して、制御部10は、エフェクト図形FigDのセンター位置から右端にポインタPが近づくに応じて、調整パラメータ値を「1」段階ずつ上げていくとともに、当該段階に応じて、フロントチャンネルのレベルを所定割合だけ引き下げ、かつ、サラウンドチャンネルレベルを所定割合だけ引き上げた状態で仮設定していく。 【0097】 図15に示すように、エフェクト図形FigDの右端にポインタPが位置されたとき、制御部10は、調整パラメータ値を「+3」段階として表示するとともに、フロントチャンネルの引き下げ割合を最小、かつ、サラウンドチャンネルの引き上げ割合を最大として仮設定する。 【0098】 このディメンションコントロールモードが選択決定されている場合、制御部10は、ディメンションコントロールモードが「フロントチャンネルとサラウンドチャンネルのレベル差を強調する」といった内容であることを、説明欄ECbにおける説明文により伝えるとともに、図13〜図15にも示すように、バー状の矢印のエフェクト図形FigPによってディメンションコントロールモードにおけるエフェクトの広がりの程度、方向、強弱などを表現するため、音場モードのエフェクトをユーザに対して正確にイメージさせながら、このディメンションコントロールモードの仮設定を実行させることができることとなる。 【0099】 この状態において、制御部10は、決定操作がされると、データ記録媒体13に記憶された設定データD1の内容を、当該操作時に仮設定した内容に書き換えるようになされている。 【0100】 (4−3)音場モードにおけるエフェクトの部分設定(2) 他方、音場モードにおけるエフェクトを部分ごとに調整可能であるものとして、図16に示すように、例えば「CINEMA STUDIO EX」の項目が選択決定操作された場合、図8との対応部分に同一符号を付した図17に示す第2のカスタム設定画面CSM2をLCD5に表示する。 【0101】 このカスタム設定画面CSM2におけるカスタム設定領域AR13の中央には、リスニングルーム図形FigRMと、スクリーンデプスモードにおけるエフェクト図形FigSD及び仮想スピーカアイコンASDと、バーチャルスピーカモードにおけるエフェクト図形FigVS及び仮想スピーカアイコンAVSとが表示される。 【0102】 また、これら各エフェクト図形FigSD、FigVSの近傍には、対応するカスタム設定モードの名称「Screen Depth」及び「Virtual Speakers」が文字表示され、これら名称を、リモートコントローラRCL(図1)の操作に連動して移動するカーソルCLが表示される。 【0103】 そして、カスタム設定領域AR13の下端に設けられた説明欄ECbには、カーソルCLが位置しているカスタム設定モードのエフェクト内容が表示される。具体的には、カーソルCLが「Screen Depth」に位置している場合、「奥行きが非常に大きなスクリーンから音が出てくるような感覚をつくり出します」といった内容が表示され、「Virtual Speakers」に位置している場合、「仮想スピーカを生成します」といった内容が表示される。 【0104】 ここで、スクリーンデプスモードが選択決定された場合、制御部10は、図18に示すように、「Screen Depth」の文字の直下に、「ON」及び「OFF」の調整パラメータを表示するとともに、該調整パラメータにカーソルCLを移動させる。因みに、説明の便宜上、この図18では、スクリーンデプスモードに対応するエフェクト図形FigSDだけを図示している。 【0105】 そして制御部10は、「ON」の項目が選択されているときには、この図18に示したように、スクリーンデプスモードが「奥行きが非常に大きなスクリーンから音が出てくるような感覚をつくり出す」といった内容であることを、説明欄ECbにおける説明文により伝える。 【0106】 また制御部10は、リスニングルーム図形FigRMにおけるフロントスピーカの後上方に、3つの仮想スピーカアイコンASDを表示するとともに、当該仮想スピーカアイコンASDから円状のエフェクト図形FigSDを表示することによって、スクリーンデプスモードにおけるエフェクトの広がりの程度、方向、強弱などを表現することができるようになされている。 【0107】 これに対して、制御部10は、「OFF」の項目が選択されているときには、図19に示すように、仮想スピーカアイコンASD及びエフェクト図形FigSDを、リスニングルーム図形FigRMから消去する。この結果、制御部10は、スクリーンデプスモードのエフェクトをユーザに対して正確にイメージさせながら、このスクリーンデプスモードのオン又はオフの設定を実行させることができることとなる。 【0108】 この状態において、制御部10は、オン又はオフの設定操作がされると、データ記録媒体13に記憶された設定データD1の内容を、スクリーンデプスモードがオン又はオフである旨の内容に書き換えるようになされている。 【0109】 一方、カーソルCLが、バーチャルスピーカモードが選択決定された場合、制御部10は、図20に示すように、「Virtual Speakers」の文字の直下に、「ON」及び「OFF」の調整パラメータを表示するとともに、該調整パラメータにカーソルCLを移動させる。因みに、説明の便宜上、この図20では、バーチャルスピーカモードに対応するエフェクト図形FigVSだけを図示している。 【0110】 そして制御部10は、「ON」の項目が選択されているときには、この図20に示したように、バーチャルスピーカモードが「仮想スピーカを生成する」といった内容であることを、説明欄ECbにおける説明文により伝える。 【0111】 また制御部10は、リスニングルーム図形FigRMにおける左サラウンドスピーカ、右サラウンドスピーカ、左サラウンドバックスピーカ及び右サラウンドバックスピーカの上方に、10つの仮想スピーカアイコンAVSを表示するとともに、当該仮想スピーカアイコンAVSから円状のエフェクト図形FigVSを表示することによって、バーチャルスピーカモードにおけるエフェクトの広がりの程度、方向、強弱などを表現することができるようになされている。 【0112】 これに対して、制御部10は、「OFF」の項目が選択されているときには、図21に示すように、仮想スピーカアイコンAVS及びエフェクト図形FigVSを、リスニングルーム図形FigRMから消去する。この結果、制御部10は、バーチャルスピーカモードのエフェクトをユーザに対して正確にイメージさせながら、このバーチャルスピーカモードのオン又はオフの設定を実行させることができることとなる。 【0113】 この状態において、制御部10は、オン又はオフの設定操作がされると、データ記録媒体13に記憶された設定データD1の内容を、バーチャルスピーカモードがオン又はオフである旨の内容に書き換えるようになされている。 【0114】 (5)動作及び効果 以上の構成において、このAVシステム1は、音場モードの名称をジャンルごとに並べ、当該音場モードにおけるエフェクトを全体として調整可能である場合、その調整可能である音場モードの名称に対応させて、調整パラメータを表示し、当該音場モードにおけるエフェクトを部分ごとに調整可能である場合、その調整可能となる音場モードの名称に対応させて、調整可能であることを表す識別子(「custom settings」)を表示する(図4等)。 【0115】 したがって、このAVシステム1は、音場モードの種別(ジャンル)ごとに、当該音場モードに対するエフェクトレベル調整の可否、及び、当該レベル調整を全体的にできるのか又は部分的にできるのかということを、ユーザに対して直感的に認識させた上で設定操作を行わせることができる。 【0116】 また、このAVシステム1では、音場空間に対する音場設定を各種GUI画面の流れに沿った指示通りユーザに操作させるだけで済むので、簡単に音場設定操作を実行させることができると共に、各GUI画面に音場の説明等を文字表示することにより、ユーザに取扱説明書を読ませることなく音場の状態等を提示し、かつ容易に理解させることができる。 【0117】 さらに、AVシステム1では、音場モードにおけるエフェクトを部分ごとに調整する場合には、当該部分のエフェクトの状態を表した図形(図8のエフェクト図形FigP、FigD、FigCや、図17のエフェクト図形FigSD、FigVS)を、所定のリスニングルームに対応する立体図形(リスニングルーム図形RM)上に表示する。 【0118】 したがって、このAVシステム1は、音場の説明文ではイメージし難い場合であったとしても、音場効果を視覚を通じて直感的に認識させた上で設定操作を行わせることができる。 【0119】 これに加えて、AVシステム1では、音場モードにおけるエフェクトを部分ごとに調整する場合、当該調整パラメータの可変に応じて、対応するエフェクトの状態を表した図形(図8のエフェクト図形FigP、FigD、FigCや、図17のエフェクト図形FigSD、FigVS)を、リスニングルーム図形RM上で変化させるため、設定した場合の音場効果を、より一段と直感的に認識させた上で設定させることができる。 【0120】 以上の構成によれば、このAVシステム1では、音場設定操作を従来に比較して一段と容易にさせ得るグラフィカルユーザインタフェースを提供することができる。 【0121】 (6)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、一通りのGUI画面の流れを説明したが、本発明はこれに限らず、GUI画面の画面遷移としてはその他種々の組み合わせや順番に変更するようにしても良い。 【0122】 また上述の実施の形態においては、設定画面として、図4に示す構成のサラウンド設定画面SUD、図8に示す構成のカスタム設定画面CSM1及び図17に示す構成のカスタム設定画面CSM2を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の構成態様を適用することができる。 【0123】 例えば、設定表TBにおける各種音場モードを名称で表示ようにしたが、これに代えて、当該音場モードをアイコンで表示するようにしても良い。また例えば、音場モードにおけるエフェクトを全体として調整する場合には、当該調整パラメータを比率により表示するようにしたが、これに代えて、当該音場モードにおけるエフェクトを図形により表示し、この図形を、調整パラメータの可変に応じて変更するようにしても良い。 【0124】 また例えば、音場モードにおけるエフェクトを部分的に調整可能である場合、設定表TBに「custom settings」を文字表示ようにしたが、これに代えて、当該エフェクトを部分的に調整可能であることを表すアイコンを表示するようにしても良い。要は、音場モードにおけるエフェクトを部分的に調整可能であることを識別する識別子であれば良い。 【0125】 また例えば、エフェクトの状態を表した図形(図8のエフェクト図形FigP、FigD、FigCや、図17のエフェクト図形FigSD、FigVS)を、バーや矢印により表したが、これに代えて、当該音場効果の空間をポリゴンにより表すようにしても良い。このようにすれば、音場モードのエフェクトを、ユーザに対してより一段と直感的に認識させることができる。 【0126】 また例えば、センターウィドゥスコントロールモードにおける設定では、センタスピーカ4CT(図1)に対応するチャンネルのオーディオ信号の左右の振り分け割合を調整するようにしたが、これに代えて、左右別々に振り分け割合を調整するようにしても良い。 【0127】 また例えば、サラウンド設定画面SUDにおける設定領域AR3と、カスタム設定画面CSM1、CSM2におけるカスタム設定領域AR13とを、スクロールバー等を用いて、同一画面内に表示するようにしても良い。 【0128】 このように本発明は、これら例として挙げた事項以外にも、種々の構成の設定画面を適用することができる。 【0129】 さらに上述の実施の形態においては、ホームサーバ2の制御部10がROMに格納されたプログラムをRAM上に展開し、そのプログラムに従って、GUIを用いた音場設定処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、制御部10がCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ等の記録媒体からインストールしたプログラムや、インターネットからダウンロードしたプログラムに従って音場設定処理を実行するようにしても良い。 【0130】 さらに上述の実施の形態においては、マルチチャンネルに対応した複数のスピーカ4を接続対象とした音響装置(ホームサーバ2)の構成要素として、複数の音場モードのうち、選択された音場モードに基づく音場を形成する音場形成手段(ディジタル信号処理部16、配信処理部17及びアナログ信号処理部18)と、複数の音場モードと、当該音場モードに対する設定内容との対応付け表を表示する表示制御手段(グラフィック処理部15)とを、ハードウェア的に構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら構成要素をソフトウェア的に構成するようにしても良い。 【産業上の利用可能性】 【0131】 本発明は、例えばマルチチャンネル対応のDVDマルチスピーカシステム、車載用のマルチチャンネルスピーカシステム、劇場のマルチスピーカシステム等において複数のスピーカ設定を行う用途に利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0132】 【図1】AVシステムの全体構成を示す略線図である。 【図2】ホームサーバの構成を示す略線的ブロック図である。 【図3】ホーム画面を示す略線図である。 【図4】サラウンド設定画面を示す略線図である。 【図5】エフェクトレベルの設定を示す略線図である。 【図6】カーソルの移動(1)を示す略線図である。 【図7】カーソルの移動(2)を示す略線図である。 【図8】カスタム設定画面(1)を示す略線図である。 【図9】パノラマモードのオン状態を示す略線図である。 【図10】パノラマモードのオフ状態を示す略線図である。 【図11】センターウィドゥスコントロールモードの設定状態(1)を示す略線図である。 【図12】センターウィドゥスコントロールモードの設定状態(2)を示す略線図である。 【図13】ディメンションコントロールモードの設定状態(1)を示す略線図である。 【図14】ディメンションコントロールモードの設定状態(2)を示す略線図である。 【図15】ディメンションコントロールモードの設定状態(3)を示す略線図である。 【図16】カーソルの移動(3)を示す略線図である。 【図17】カスタム設定画面(2)を示す略線図である。 【図18】スクリーンデプスモードのオン状態を示す略線図である。 【図19】スクリーンデプスモードのオフ状態を示す略線図である。 【図20】バーチャルスピーカモードのオン状態を示す略線図である。 【図21】バーチャルスピーカモードのオフ状態を示す略線図である。 【符号の説明】 【0133】 1……AVシステム、2……ホームサーバ、3A……DVDプレーヤ、3B……CDプレーヤ、3C……携帯型音楽プレーヤ、4FR……右フロントスピーカ、4FL……左フロントスピーカ、4SR……右サラウンドスピーカ、4SL……左サラウンドスピーカ、4CT……センタスピーカ、4SBR……右サラウンドバックスピーカ、4SBL……左サラウンドバックスピーカ、4SW……サブウーファ、RCL……リモートコントローラ、10……制御部、11……操作入力部、12……インタフェース、13……データ記憶媒体、14……FL管、15……グラフィック処理部、16……ディジタル信号処理部、17……配信処理部、18……アナログ信号処理部。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月13日(2006.9.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082740 【弁理士】 【氏名又は名称】田辺 恵基
【識別番号】100136881 【弁理士】 【氏名又は名称】佐尾山 和彦
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| 【公開番号】 |
特開2008−72400(P2008−72400A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−248689(P2006−248689) |
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