| 【発明の名称】 |
電気音響変換器 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 晶久
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| 【要約】 |
【課題】多数の電気音響変換器ユニットの接続を簡便にし、性能改善した電気音響変換器に関する。
【構成】本発明の電気音響変換器ユニットは増設用出力端子8および増設用出力端子9を設けている。このことによって、電気音響変換器ユニットを多数組み合わせて使用する場合には、図2に示すように各ユニットの駆動信号入力端子6と各ユニットに隣接するユニットの増設用出力端子8を接続することが可能となり、電気音響変換器ユニットの接続が従来に比べて簡便となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基板上に導線がプリントされた複数個のプリント体を縦続接続したプリント体ユニットと、前記基板の一端部に設けられ、前記プリント体ユニットを駆動する駆動信号が入力される駆動信号入力端子と、前記基板の他端部に設けられ、前記駆動信号入力端子に入力される駆動信号をそのまま出力する駆動信号出力端子とを備える基板ユニットが縦続接続された基板ブロックであって、前記基板ユニットの駆動信号入力端子と接続、増設した増設用出力端子と、前記基板ユニットに隣接する基板ユニットの駆動信号入力端子とを導通せしめた基板ブロックを備えることを特徴とする電気音響変換器。 【請求項2】 前記プリント体がコイルであり、前記コイルに対向した位置にそれぞれマグネットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電気信号を音響信号に変換する電気音響変換器に関するものであり、更に詳しくは、薄いフィルムの上にプリントコイルを形成したものを駆動板とする平面型電気音響変換器(フラットスピーカ)に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、振動板(ダイアフラム)にプリントパターンのボイスコイルを多数形成した電気音響変換器(スピーカ)が使用されている。図3はその従来の電気音響変換器の構造例を模式的に示したものである。図3(a)は平面図、図3(b)は正面縦断面図である。図4は、図3に示す電気音響変換器ユニットを多数組み合わせて使用した例を模式的に示した図である。 【0003】 図3において、1は電気音響変換器構造を支えるフレーム、2はフレームの内部に設けられた平板状の振動板、3はフレーム1と振動板2との各周囲を繋ぐエッジ、4は振動板上に導線をプリントして形成されたボイスコイル、5はフレーム1の底部にボイスコイル4に対向して設けられたマグネット、6はフレーム1の一端部に設けられ、駆動信号を入力する駆動信号入力端子、7はフレーム1の他端部に設けられ、駆動信号入力端子6に入力された駆動信号を出力する駆動信号出力端子である。振動板2はエッジ3を介してフレーム1に支持されており、マグネット5はフレーム1に固定されている。振動板上にはボイスコイル4が形成されており、図3(a)に示すように、複数のボイスコイル4が縦横に配列され、すべてが直列になるように接続されている。以上のように構成された電気音響変換器の動作について説明する。 【0004】 図3において、駆動信号入力端子6に印加された電気信号はボイスコイル4に供給され、マグネット5の磁界との相互作用によるフレミングの左手の法則に従って、力を受け、振動板を駆動させる。このようにして電気信号を音響信号に変換することができる。 【0005】 図3に示すような電気音響変換器ユニットを多数組み合わせて使用する場合には、各ユニットを図4に示すように接続、結線して使用している。 【0006】 しかしながら、図4に示すような従来の接続方法では、各ユニットを結線することにより大きな音量が再生できるようになるものの、複雑な配線作業が必要となり、配線の作業性が劣るという問題があった。 【特許文献1】特開2004−56771 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、上記問題点を解決するものであり、薄いフィルム上に形成されたプリントコイルを振動板とする電気音響変換器ユニットを複数個並べた電気音響変換器システムにおいて、その電気音響変換器ユニットのターミナル部を双方に設置できるように、プリントコイルを配置することにより、配線材料を減少させ、音質、性能改善などを実現できる環境を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、基板上に導線がプリントされた複数個のプリント体を縦続接続したプリント体ユニットと、前記基板の一端部に設けられ、前記プリント体ユニットを駆動する駆動信号が入力される駆動信号入力端子と、前記基板の他端部に設けられ、前記駆動信号入力端子に入力される駆動信号をそのまま出力する駆動信号出力端子とを備える基板ユニットが縦続接続された基板ブロックであって、前記基板ユニットの駆動信号入力端子と接続、増設した増設用出力端子と、前記基板ユニットに隣接する基板ユニットの駆動信号入力端子とを導通せしめた基板ブロックを備えることを特徴とする。 【0009】 本発明の第2の構成は、上記プリント体がコイルであり、前記コイルに対向した位置にそれぞれマグネットが設けられていることを特徴とする。 【発明の効果】 【0010】 本発明の第1の構成によれば、基板ユニットに増設された増設用出力端子と該基板ユニットに隣接する基板ユニットの駆動信号入力端子とを導通せしめることにより、接続コードの長さを大幅に短縮することができるとともに、配線の作業性も向上できる。 【0011】 本発明の第2の構成によれば、プリント体がコイルであり、該コイルに対向した位置にそれぞれマグネットが設けられていることにより、再生される音量を最大にすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の構成と従来の電気音響交換器の構成と共通する構成要素には、図3および図4で使用したのと同じ符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。図1は、本発明の電気音響変換器ユニットの構成を模式的に示した図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面縦断面図である。図2は、図1に示す電気音響変換器ユニットを多数組み合わせて使用する場合の接続の一例を模式的に示した図である。 【0013】 図1において、1は電気音響変換器構造を支えるフレーム、2はフレーム1の内部に設けられた平板状の振動板、3はフレーム1と振動板2との各周囲を繋ぐエッジ、4は振動板2上に導線をプリントして形成されたボイスコイル、5はフレーム1の底部にボイスコイル4に対向して設けられたマグネットである。振動板2は、エッジ3を介してフレーム1に支持されており、マグネット5はフレーム1に固定されている。また、ボイスコイル4は、複数のボイスコイルが縦横に配列されている。 【0014】 6はボイスコイル4を駆動する駆動信号が入力される駆動信号入力端子、7は駆動信号入力端子6に入力された駆動信号を出力する駆動信号出力端子、8および9は増設した増設用出力端子である。図1において、増設用出力端子8は駆動信号入力端子6と接続されており、増設用出力端子9は駆動信号出力端子7と接続されている。駆動信号入力端子6に印加された電気信号はボイスコイル4に供給され、マグネット5の磁界との相互作用によるフレミングの左手の法則に従って、力を受けて、振動板2を駆動させる。 【0015】 図2は、図1に示した電気音響変換器ユニットを多数組み合わせて接続する場合の接続の一例を模式的に示すものである。図2において、増設用出力端子8はそれぞれ隣接するユニットの駆動信号入力端子6と導線で接続されている。さらに、増設用出力端子9はそれぞれ隣接するユニットの駆動信号出力端子7と導線で接続されている。これにより、隣り合う基板ユニット同士を最短距離で接続することができる。 【0016】 上記のような接続が可能となることによって、駆動信号入力端子6および駆動信号出力端子7と増設用出力端子8、9の接続が簡便となるだけでなく、隣接する端子を接続するため接続コードも短くてよい。すなわち、本発明によれば、従来の電気音響変換器ユニットを接続する場合よりも配線を簡略化でき、作業性が向上するとともに、配線材料も削減することができる。さらに、このように接続することによって、音質や性能の改善なども実現可能となる。 【0017】 また、振動板上に導線がプリントされたボイスコイル4に対向した位置にそれぞれマグネットが設けられていることが好ましい。コイルに対向した位置にそれぞれマグネットが設けられることにより、振動板の駆動が安定し、再生される音量が最大となるとともに、音質や性能の改善なども実現可能となる。 【0018】 尚、電気音響変換器ユニットの接続方法は上記の実施形態に限られず、各ユニットの増設用出力端子8が隣接するユニットの駆動信号入力端子6と接続するものであれば、特に制限はない。例えば、各ユニットの駆動信号出力端子7は、図2に示すように各ユニットに隣接するユニットの増設用出力端子9と直接接続してもよいし、図4に示すような従来の方法で接続してもよい。 【産業上の利用可能性】 【0019】 本発明は、電気音響変換器ユニットを複数個組み合わせる場合において、各ユニットの駆動信号入力端子と各ユニットに隣接するユニットの増設用出力端子を接続することにより、配線を簡略化した電気音響変換器に関する。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】は、本発明の一実施形態である電気音響変換器の構成を示す図。 【図2】は、本発明の構成を持った電気音響変換器を4つ接続した場合の接続の一例を示す図。 【図3】は、従来の電気音響変換器の構成を示す図。 【図4】は、従来の電気音響変換器を4つ接続した場合の接続例を示す図。 【符号の説明】 【0021】 1 フレーム 2 振動板 3 エッジ 4 ボイスコイル 5 マグネット 6 駆動信号入力端子 7 駆動信号出力端子 8 増設用出力端子 9 増設用出力端子
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月8日(2006.9.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085501 【弁理士】 【氏名又は名称】佐野 静夫
【識別番号】100128842 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 温
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| 【公開番号】 |
特開2008−67116(P2008−67116A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−243530(P2006−243530) |
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