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【発明の名称】 音響装置および音響装置における音量制御方法
【発明者】 【氏名】中村 文武

【要約】 【課題】タッチパネルを用いて音量レベルを調整するときに、利用者が所望の音量レベルに合わせやすい音響装置および音響装置の音量制御方法を提供する。

【構成】音響装置1では、音量アップ領域31に物体が接触すると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に指令を与えて、音量が大きくなるように音響信号を変更し、音量ダウン領域32に物体が接触すると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に指令を与えて、音量が小さくなるように音響信号を変更する。また音量アップ領域31および音量ダウン領域32の間に設定される複数の音量調整領域33にまたがって、物体を連続的に接触させると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に指令を与えて、音量アップ領域31または音量ダウン領域32に物体が接触したときよりも音量の大きさをより大きく変化させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音響出力装置によって音響に変換される音響信号を出力する音響装置であって、
表示部と、
前記表示部に設けられるタッチパネルと、
前記表示部に、音量調整領域画像を表示させる表示処理手段と、
前記タッチパネルのうち、前記表示部に表示される音量調整領域画像に重なる部分に、相互に離間して音量アップ領域および音量ダウン領域を設定し、音量アップ領域および音量ダウン領域の間に直線状に隣接する複数の音量調整領域を設定し、前記音量アップ領域、音量ダウン領域および音量調整領域への物体の接触を検出し、検出結果に応じて前記音響出力装置から出力される音量が、複数段階に分けられる音量のうちのいずれかとなるように音響信号を変更する信号処理手段とを含み、
前記信号処理手段は、
前記音量アップ領域に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、段階的に大きくするように音響信号を変更し、
前記音量ダウン領域に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、段階的に小さくするように音響信号を変更し、
前記音量アップ領域から前記音量ダウン領域に向かう方向に、複数の音量調整領域に連続的に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、多段階的に小さくするように音響信号を変更し、
前記音量ダウン領域から前記音量ダウン領域に向かう方向に、複数の音量調整領域に連続的に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、多段階的に大きくするように音響信号を変更することを特徴とする音響装置。
【請求項2】
前記信号処理手段は、複数の音量調整領域のうち、音量アップ領域寄りの単一の音量調整領域に物体が接触したことを検出したとき、前記音量を、多段階的に大きくするように音響信号を変更することを特徴とする請求項1記載の音響装置。
【請求項3】
前記信号処理手段は、複数の音量調整領域のうち、音量ダウン領域寄りの単一の音量調整領域に物体が接触したとき、前記音量を、多段階的に小さくするように音響信号を変更することを特徴とする請求項1または2記載の音響装置。
【請求項4】
前記信号処理手段は、
複数の音量調整領域のうち、音量アップ領域寄りの単一の音量調整領域に、物体が予め定める時間未満接触したことを検出したとき、前記音量を、単一の音量調整領域に応じて大きくするように音響信号を変更し、予め定める時間以上接触したことを検出したとき、接触時間に応じて音量が大きくなるように音響信号を変更し、
複数の音量調整領域のうち、音量ボタン領域寄りの単一の音量調整領域に、物体が予め定める時間未満接触したことを検出したとき、前記音量を、単一の音量調整領域に応じて小さくするように音響信号を変更し、予め定める時間以上接触したことを検出したとき、接触時間に応じて音量が小さくなるように音響信号を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の音響装置。
【請求項5】
表示部と、前記表示部に設けられるタッチパネルと、前記表示部に、音量調整領域画像を表示させる表示処理手段とを含み、スピーカによって音響に変換される音響信号を出力し、スピーカから出力される音量が、複数段階に分けられる音量のうちのいずれかとなるように音響信号を変更する音響装置における音量制御方法であって、
前記タッチパネルのうち、前記表示部に表示される音量調整領域画像に重なる部分に、相互に離間して音量アップ領域および音量ダウン領域を設定し、
音量アップ領域および音量ダウン領域の間に直線状に隣接する複数の音量調整領域を設定し、
前記音量アップ領域、音量ダウン領域および音量調整領域への物体の接触を検出し、
前記音量アップ領域に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、段階的に大きくするように音響信号を変更し、
前記音量ダウン領域に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、段階的に小さくするように音響信号を変更し、
前記音量アップ領域から前記音量ダウン領域に向かう方向に、複数の音量調整領域に連続的に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、多段階的に小さくするように音響信号を変更し、
前記音量ダウン領域から前記音量ダウン領域に向かう方向に、複数の音量調整領域に連続的に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、多段階的に大きくするように音響信号を変更することを特徴とする音響装置における音量制御方法。
【請求項6】
音響出力装置によって音響に変換される音響信号を出力する音響装置であって、
入力部と、
前記入力部に、相互に離間して音量アップ領域および音量ダウン領域を設定し、音量アップ領域および音量ダウン領域の間に直線状に隣接する複数の音量調整領域を設定し、前記音量アップ領域、音量ダウン領域および音量調整領域への物体の接触を検出し、検出結果に応じて前記音響出力装置から出力される音量が、複数段階に分けられる音量のうちのいずれかとなるように音響信号を変更する信号処理手段とを含み、
前記信号処理手段は、
前記音量アップ領域に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、段階的に大きくするように音響信号を変更し、
前記音量ダウン領域に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、段階的に小さくするように音響信号を変更し、
前記音量アップ領域から前記音量ダウン領域に向かう方向に、複数の音量調整領域に連続的に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、多段階的に小さくするように音響信号を変更し、
前記音量ダウン領域から前記音量ダウン領域に向かう方向に、複数の音量調整領域に連続的に物体が接触したことを検出すると、前記音量を、多段階的に大きくするように音響信号を変更することを特徴とする音響装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、音響装置および音響装置における音量制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
第1の従来の技術として、映像表示機器に映像信号を出力して映像を表示させる映像信号出力手段と、映像表示機の全面に取り付けられて接触されることによってタッチ信号を出力するタッチパネルと、このタッチパネルから入力されるタッチ信号に基づいてタッチパネル上のタッチ位置に対応するコントロール信号を前記映像信号出力手段に出力するコントロール手段とを備え、映像信号出力手段がコントロール手段からのコントロール信号に対応する映像信号を映像表示機に出力する映像表示機の操作装置を用いて、音量の調整を行っている(たとえば特許文献1参照)。音量調節画面には、音量のレベルを段階的に示す「音量レベル」ボタンが表示され、「音量レベル」ボタンの所定レベルのボタンが指でタッチされると、音量が対応する音量レベルに設定される。
【0003】
また第2の従来の技術として、画面上でボタン部として表示されている部分上に配置されたタッチパネルに触れることによって、ボタン部に視覚的に表示されている機能を果たすようになされたタッチパネルを用いた操作部がある(たとえば特許文献2参照)。
【0004】
また第3の従来の技術として、タッチパネル上の登録タッチ位置に対応づけた、表示手段の表示画面上の表示位置に、登録タッチ位置に割り当てた仮想ボタンに関わるボタン機能のボタン表示を画面表示する情報機器装置がある(たとえば特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2000−134503号公報
【特許文献2】特開平7−36622号公報
【特許文献3】特開2003−99200号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
第1の従来の技術では、「音量レベル」ボタンの所定レベルのボタンを指でタッチすることによって音量レベルを変更するので、音量レベルが複数に細分され、たとえば数十段階に調整可能に構成される場合、ディスプレイ上で「音量レベル」ボタンが占有するスペースが大きくなってしまい、ディスプレイが小さいと、全ての音量レベルに対応する「音量レベル」ボタンを音量調節画面に表示させることが難しいという問題がある。また利用者が「音量レベル」ボタンの所定のレベルのボタンを指でタッチするので、音量レベルを徐々に上げたり、または下げたりする調整がし難く、利用者が所望の音量レベルに合わせやすい装置が望まれている。
【0007】
第2および第3の従来の技術では、単にタッチパネルを操作して、予め定める機能を達成するだけで、音量レベルを調整するための構成については、想定されていない。
【0008】
本発明の目的は、タッチパネルを用いて音量レベルを調整するときに、利用者が所望の音量レベルに合わせやすい音響装置および音響装置の音量制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明(1)は、表示部に設けられるタッチパネルのうち、表示部に表示される音量調整領域画像に重なる部分に、相互に離間して、音量アップ領域および音量ダウン領域が設定される。音量アップ領域に物体が接触すると、信号処理手段は音量が大きくなるように音響信号を変更する。また音量ダウン領域に物体が接触すると、信号処理手段は音量が小さくなるように音響信号を変更する。音量アップ領域および音量ダウン領域の間に設定される複数の音量調整領域にまたがって、物体を連続的に接触させることによって、信号処理手段は、音量アップ領域または音量ダウン領域に物体が接触したときよりも音量の大きさをより大きく変化させることができる。したがって、利用者が、所定の音量調整領域に指を接触させ、この指をタッチパネルに接触させた状態で、隣接する音声調整領域に接触させると、指を移動させた方向に応じて、音響が大きくなったり、小さくなったりするように音響信号を変更することができる。このとき、音量アップ領域から音量ダウン領域に向かう方向に指を移動させると、信号処理手段が音量を小さくするように音響信号を変更し、音量ダウン領域から音量アップ領域に向かう方向に指を移動させると、信号処理手段が音量を大きくする方向に音響信号を変更する。
【0010】
このように、タッチパネルを操作することによって、信号処理手段が音量を段階的に変化させるように音響信号を変更することができ、音量アップ領域または音量ダウン領域に指を接触させれば音量を細かく調整することができ、指を複数の音量調整領域に連続的に接触させれば、音量を大きく変化させて調整することができる。これによって、利用者は音響装置から出力される音響信号に応じてスピーカなどの音響出力装置によって出力される音量を、所望の音量となるように調整しやすくなる。
【0011】
また音響アップ領域、音量ダウン領域および音量調整領域は、タッチパネルに設定されるので、タッチパネル上で、利用者の操作しやすい位置に表示処理手段によって音量調整領域画像を表示させて、音響アップ領域、音量ダウン領域および音量調整領域を設定すれば、利便性を向上させることができる。
【0012】
また前述した音量調整領域に接触することによって、音量レベルを多段階的に変化させることができるので、調整可能な全ての音量レベルの数に対応する数だけ用意する必要がなく、ディスプレイが小さくても、また音量調整領域をタッチパネル上の小さな領域にしか設定することができない場合であっても、好適に音量を調整することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明(1)によれば、音量調整領域に指を接触させた状態で、音量アップ領域から音量ダウン領域に向かう方向に複数の音量調整領域にわたって指を移動させると、音量を小さくすることができ、音量ダウン領域から音量アップ領域に向かう方向に指を移動させると、音量を大きくすることができるので、音量を大きくしたり小さくしたりする操作が、利用者にとって感覚的に分かりやすい。
【0014】
また音量アップ領域または音量ダウン領域に指を接触させれば音量を細かく調整することができ、指を複数の音量調整領域に連続的に接触させれば、音量を大きく変化させて調整することができるので、利用者は音響装置から出力される音響信号に応じてスピーカなどの音響出力装置によって出力される音量を、所望の音量となるように調整しやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の実施の一形態の音響装置1の構成を示すブロック図である。図1には、音響装置1とともに、音響信号源2および音響出力装置3も示している。本実施の形態の音響装置1は、車両に搭載されて用いられる。
【0016】
音響装置1は、表示部4と、タッチパネル5と、オーディオコントロールCPU(
Central Processing Unit)6と、音量レベル記憶部7と、ボリュームIC(Integrated
Circuit)8とを含んで構成される。
【0017】
表示部4は、液晶表示装置、EL(Electro Luminescence)表示装置などのフラットパネルディスプレイによって実現される。
【0018】
タッチパネル5は、表示部4に設けられる。タッチパネル5は、入力部であって、表示部4の表示面上の全領域にわたって設けられる。タッチパネル5は、感圧式のタッチパネルによって実現される。
【0019】
オーディオコントロールCPU6は、中央処理装置であって、表示部4と、タッチパネル5と、音量レベル記憶部7と、ボリュームIC8とを制御する。オーディオコントロールCPU6は、内部に記憶された制御プログラムを実行して、表示部4と、タッチパネル5と、音量レベル記憶部7と、ボリュームIC8との各部を制御する。オーディオコントロールCPU6は、表示処理手段としても機能し、表示部4に音量調整領域画像を含む予め定める画像を表示させる。音量調整領域画像は、タッチパネル5のうち音量を調整するため領域の背後に表示され、タッチパネル5のうち音量を調整するために利用者が指で触れるべき領域を表す。
【0020】
オーディオコントロールCPU6は、制御プログラムを実行することによって、タッチパネル5への物体の接触を検出する検出部9としても機能する。検出部9は、タッチパネル5に物体が接触したときに、物体が接触した位置を検出する。物体が接触した位置は、タッチパネル上に予め定める座標位置によって表される。オーディオコントロールCPU6は、検出部9によって検出した座標位置に応じて、ボリュームIC8に指令を与える。
【0021】
ボリュームIC8は、音響信号源2に接続される。ボリュームIC8は、音響信号源2から与えられる音響信号を、音響出力装置3からの音量が変化するように変更可能に構成される。ボリュームIC8は、たとえば分圧回路を含んで構成され、音響情報源2から音響信号として与えられる電圧を分圧することによって、分圧して得られる電圧を出力する。前記音響信号として与えられる電圧を分圧するときの分圧比は、オーディオコントロールCPU6からの指令によって決定する。ボリュームIC8は、音響信号源2からの音響信号を、そのまま、あるいは前述したように変更して出力する。
【0022】
ボリュームIC8は、音響出力装置3に接続される。ボリュームIC8が出力する音響信号は、音響出力装置3に与えられる。音響出力装置3は、アンプ11およびスピーカ12を含んで構成される。前記ボリュームIC8から出力される音響信号は、アンプ11に与えられて、増幅された後、スピーカ12に与えられる。スピーカ12は、電気信号である音響信号を、音響に変換して出力する。信号処理手段は、音量調整手段として機能するボリュームIC8と、制御手段として機能するオーディオコントロールCPU6とを含んで構成される。ボリュームIC8は、オーディオコントロールCPU6からの指令に応じて、音響出力装置3から出力される音量が、複数段階に分けられる音量のうちのいずれかとなるように音響信号を変更する。
【0023】
音量レベル記憶部7は、たとえば、フラッシュメモリなどの不揮発性記録媒体によって実現される。オーディオコントロールCPU6は、音量レベル記憶部7に、現在の音響出力装置3から出力される音量が、複数段階に分けられる音量のうちのいずれであるのか、すなわち音量レベルを表す音響レベル情報を記憶する。オーディオコントロールCPU6は、音量レベル記憶部7に記憶される音響レベル情報に応じて、ボリュームIC8を制御して、音響レベル情報に対応する音量となるように、音響信号を変更する。
【0024】
音響信号源2は、本実施の形態では、ラジオ受信器13、コンパクトディスク(
Compact Disc:略称CD)読取再生装置14、およびナビゲーション装置15を含んで構成される。ラジオ受信器13は、空中を伝播するラジオ信号を受信して、ラジオ信号に含まれる音響信号を取り出して、出力する。ラジオ受信器は、FM(Frequency Modulation
)波およびAM(Amplitude Modulation)波を受信して、音響信号を取り出すことができる。音響信号は、アナログ信号である。CD読取再生装置は、CDに記録される音響信号を取り出して、出力する。ナビゲーション装置15は、本実施の形態では、カーナビゲーション装置によって実現される。ナビゲーション装置15は、ナビゲーション動作に合わせて出力すべき音声情報を含む音響信号を出力する。
【0025】
前述したボリュームIC8は、音響信号源2に含まれるラジオ受信器13、コンパクトディスク(Compact Disc:略称CD)読取再生装置14、およびナビゲーション装置15などの各種信号源に接続され、オーディオコントロールCPU6からの指令に応じて、各種信号源からの音響信号を選択的に出力する。
【0026】
音響情報源2は、ラジオ受信器13、CD読取再生装置14およびナビゲーション装置15に限らず、たとえばテレビジョン受信器、および音響信号を記録した記録媒体から音響信号を読み出して再生する音響再生装置などを含んで構成されてもよい。音響再生装置には、たとえばDVD(Digital Versatile Disc)再生装置、半導体メモリに記憶される音響情報を読み出して再生する再生装置、およびハードディスクに記憶される音響情報を読み出して再生するハードディスク再生装置などが含まれる。
【0027】
図2および図3は、表示部4の表示面21を示す図であり、図2は電源を投入したときの初期画面を示す図であり、図3は電源を切ったときの表示面21を示す図である。タッチパネル5は、光透過性を有し、表示面上にタッチパネル5を設けても、利用者は表示部4に表示される画像を見ることができる。
【0028】
図2に示すように、初期画面には、音響信号源2に含まれる各信号源に対応するアイコン23と、音量調整領域画像22と、各種の操作ボタン画像24とが表示される。アイコン23は、音響信号源2の各信号源(SOURCE)にそれぞれ対応して設けられ、たとえばラジオ受信器13に対応するアイコンとして、音響信号源2のうちラジオ受信器13が受信したFM波に含まれる音響信号を出力させる指令を与えるFM波アイコン23と、音響信号源2のうちラジオ受信器13が受信したFM波に含まれる音響信号を出力させる指令を与えるAM波アイコン23と、CD読取再生装置14からの音響信号を出力させる指令を与えるDiSCアイコン23と、ナビゲーション装置15からの音響信号を出力させる指令を与えるMAPアイコン23とを含む。また表示部4には、他のアイコン23が表示されてもよい。
【0029】
オーディオコントロールCPU6は、タッチパネル5のうち各アイコン23が表示される部位に物体が接触すると、この接触を検出して、各アイコンに対応する指令をボリュームICに与える。ボリュームICは、各アイコンに対応する指令に応じて、FM波に含まれる音響信号を出力したり、AM波に含まれる音響信号を出力したり、CD読取再生装置14からの音響信号を出力したり、ナビゲーション装置15からの音響信号を出力したりする。
【0030】
アイコン23は、表示画面の中央部に表示される。本実施の形態では、図2における上下方向を表示画面の上下方向としたとき、音量調整領域画像22は、表示画面の下端部で、アイコン23の下方に表示される。
【0031】
表示画面の左右方向の両端部には、それぞれ操作ボタン画像24が表示される。操作ボタン画像24には、電源のON/OFFを行う「PWR」、上位の階層へ戻る「メニュー(MENU)」、CDおよびDVDなどの取り出しおよび取り入れを行う「OPEN」、消音を行う「MUTE」などが含まれる。
【0032】
音響装置1には、図示しない電源スイッチが設けられる。電源スイッチをON状態にすることによって、音響装置1に電力が供給され、電源スイッチをOFFにすると、音響装置1には電力が供給されない。電源スイッチは、車両に設けられるアクセサリスイッチによって実現されてもよい。電源スイッチがON状態になると、表示部4に、図2に示すような画面が表示される。また電源スイッチがOFF状態になると、図3に示すように、表示部4には表示されない。
【0033】
図4は、音量調整領域画像22が表示される部分を拡大して示す図である。オーディオコントロールCPU6は、タッチパネル5のうち、表示部4に表示される音量調整領域画像22に重なる部分に、相互に離間して音量アップ領域31および音量ダウン領域32を設定する。またオーディオコントロールCPU6は、前記音量アップ領域および前記音量ダウン領域の間に直線状に隣接する複数の音量調整領域33を設定する。音量アップ領域31は、音量調整領域画像22のうち、記号「+」が表示される部分に重ねて設定される。また音量ダウン領域32は、音量調整領域画像22のうち、記号「−」が表示される部分に重ねて設定される。音量アップ領域31と、音量ダウン領域32とは、表示画面の幅方向に離間して設けられる。音量アップ領域31は、表示画面に向かって右側に設けられ、音量ダウン領域32は、表示画面に向かって左側に設けられる。音響装置1は自動車に設けられ、本実施の形態では表示部4は、自動車のインストルメントパネルで、運転席と助手席との間に設けられる。このように表示部4を配置したときに、前述したように音量調整領域を設けることによって、右ハンドルおよび左ハンドルの車のいずれであっても、運転者によって音量調整を行いやすい。
【0034】
音量調整領域画像22の、記号「+」および「−」の間には、記号「○」が間隔あけて、直線状に表示される。記号「○」は、記号「−」から「+」に向かうに連れて、徐々に大きくなるように表示される。このような画像によって、音量アップ領域31および音量ダウン領域32を利用者に視覚的に把握させやすくすることができる。オーディオコントロールCPU6は、音量アップ領域31と音量ダウン領域32との間で、相互に隣接して複数の音量調整領域33を設定する。本実施の形態では、第1〜第5音量調整領域A1,A2,A3,A4,A5の5つの音量調整領域33が設定される。各音量調整領域33の大きさは等しく、各音量調整領域33と、音量アップ領域31および音量ダウン領域32とを含む音量を調整するための領域は、長方形に形成され、音量調整領域画像22よりも大きく形成される。各音量調整領域33および音量アップ領域31ならびに音量ダウン領域32の大きさは、たとえば1本の指がタッチパネルに触れたときの接触面積よりも大きく選ばれ、各音量調整領域33と、音量アップ領域31および音量ダウン領域32との配列方向の各寸法を加算した長さが、表示部4の表示面の幅方向の長さ未満になるように選ばれる。具体的には、各音量調整領域33は、配列方向の各寸法を加算した長さが120mm、配列方向に垂直な方向に18mmの程度の長方形状に選ばれる。たとえば表示面が7インチ程度の表示部4において、音量調整領域33は、表示面の長手方向に並んで設定されて、このように長手方向に並べて設定する方が1回の指に移動量を大きく、指の移動量に対する音量変化を緩やかにすることができ、かつ長い距離指を移動することができるので、大きく音量を変化させることが可能である。もしも音量調整領域33の配列方向各寸法を加算した距離が短い場合には、各音量調整領域33の大きさを上記と等しくして、同じ幅で区切ると、音量調整領域33の数が少なくなり、これによって何度も指を往復させないと大きく音量を変化させることができない。また各音量調整領域33の幅を小さくして、区切りを増やすと繊細に音量を変化させることが難しくなる。
【0035】
オーディオコントロールCPU6は、前記検出部9によって音量アップ領域31、音量ダウン領域32および音量調整領域33への物体の接触を検出し、検出結果に応じて音響出力装置3から出力される音量が、複数段階に分けられる音量のうちのいずれかとなるように音響信号を変更する指令をボリュームIC8に与える。オーディオコントロールCPU6は、前記検出結果に応じて、音量レベル記憶部7に記憶される音響レベル情報を書き換える。オーディオコントロールCPU6は、音響出力装置3から出力される音量が、音響レベル情報が表す音量レベルとなるように、ボリュームIC8に指令を与える。
【0036】
オーディオコントロールCPU6は、音量アップ領域31に物体が接触したことを検出部9によって検出すると、音量を、段階的に大きくするように、ボリュームIC8に指令を与え、すなわち、音量アップ領域31に物体が接触したことを検出すると、音量を、1段階大きくするようにボリュームIC8を制御する。これによってボリュームIC8は、音量が一段階大きくなるように音響信号を変更する。
【0037】
オーディオコントロールCPU6は、音量ダウン領域32に物体が接触したことを検出部9によって検出すると、音量を、段階的に小さくするように、ボリュームIC8に指令を与え、すなわち、音量ダウン領域32に物体が接触したことを検出すると、音量を、1段階小さくするようにボリュームIC8を制御する。これによってボリュームIC8は、音量が一段階小さくなるように音響信号を変更する。
【0038】
またオーディオコントロールCPU6は、音量アップ領域31から音量ダウン領域32に向かう方向に、複数の音量調整領域33に連続的に物体が接触したことを検出部9が検出すると、音量を、多段階的に小さくするように、ボリュームIC8に指令を与える。すなわち、オーディオコントロールCPU6は、所定の音量調整領域33に物体が接触したことを検出し、かつ物体がタッチパネル5に接触した状態で、所定の音量調整領域33よりも音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33に物体が接触したことを検出すると、音量を、複数段階小さくするようにボリュームIC8を制御する。これによって、ボリュームIC8は、複数段階小さくなるように音響信号を変更する。このように、1つの音量調整領域33に接触させた指を、タッチパネル5に接触させた状態でスライドさせて、音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33に接触させることによって、音量ダウン領域32に物体が接触したときよりも、より短い時間で音量を小さくすることができる。
【0039】
またオーディオコントロールCPU6は、所定の音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出し、かつ物体がタッチパネル5に接触した状態で、所定の音量調整領域33よりも音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出すると、所定の音量調整領域33から音量ダウン領域32に向かう方向で、接触する音量調整領域33の数が多くなるほど、音量を小さくするようにボリュームIC8を制御する。
【0040】
オーディオコントロールCPU6は、各音量調整領域33に番号を付している。オーディオコントロールCPU6は、音量調整領域33に、音量ダウン領域32側から音量アップ領域31側に向かって番号を付している。すなわち音量ダウン領域32に最近接する音量調整領域33に番号「1」を付し、音量アップ領域31に最近接する音量調整領域33に番号「n」(nは、自然数であり、n=音量調整領域の数)を付す。
【0041】
オーディオコントロールCPU6は、所定の音量調整領域33に物体が接触したことを検出し、かつ物体がタッチパネル5に接触した状態で、所定の音量調整領域33よりも音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33に物体が接触したことを検出したとき、最初に物体が触れた領域の番号を、「領域開始番号」とし、最後に物体が触れた領域の番号を、「領域停止番号」としたときに、「(開始領域番号−停止領域番号)×2」段階小さくなるように、ボリュームIC8に音響信号を変更させる。
【0042】
またオーディオコントロールCPU6は、音量ダウン領域32から音量アップ領域31に向かう方向に、複数の音量調整領域33に連続的に物体が接触したことを検出部9が検出すると、音量を、多段階的に大きくするように、ボリュームIC8に指令を与える。すなわち、オーディオコントロールCPU6は、所定の音量調整領域33に物体が接触したことを検出し、かつ物体がタッチパネル5に接触した状態で、所定の音量調整領域33よりも音量アップ領域31寄りの音量調整領域33に物体が接触したことを検出すると、音量を、複数段階大きくするようにボリュームIC8を制御する。これによって、ボリュームIC8は、複数段階大きくなるように音響信号を変更する。このように、1つの音量調整領域33に接触させた指を、タッチパネル5に接触させた状態でスライドさせて、音量アップ領域31寄りの音量調整領域33に接触させることによって、音量アップ領域31に物体が接触したときよりも、より短い時間で音量を大きくすることができる。
【0043】
またオーディオコントロールCPU6は、所定の音量調整領域33に物体が接触したこと検出部9が検出し、かつ物体がタッチパネル5に接触した状態で、所定の音量調整領域33よりも音量アップ領域31寄りの音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出すると、所定の音量調整領域33から音量アップ領域31に向かう方向で、接触する音量調整領域33の数が多くなるほど、音量を小さくするようにボリュームIC8を制御する。
【0044】
オーディオコントロールCPU6は、所定の音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出し、かつ物体がタッチパネル5に接触した状態で、所定の音量調整領域33よりも音量アップ領域31寄りの音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出したとき、最初に物体が触れた領域の番号を、「領域開始番号」とし、最後に物体が触れた領域の番号を、「領域停止番号」としたときに、「(停止領域番号−開始領域番号)×2」段階小さくなるように、ボリュームIC8に音響信号を変更させる。
【0045】
またオーディオコントロールCPU6は、複数の音量調整領域33のうち、音量アップ領域31寄りの単一の音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出したとき、音量を、多段階的に大きくするように、ボリュームIC8に指令を与え、すなわち、音量アップ領域31に物体が接触したことを検出すると、音量を、予め定める複数段階大きくするようにボリュームIC8を制御する。これによってボリュームIC8は、音量が予め定める複数段階大きくなるように音響信号を変更する。予め定める複数段階は、本実施の形態では、2段階である。音量アップ領域31寄りの音量調整領域33は、複数の音量調整領域33がm個(2以上の自然数)であれば、mが偶数あれば、音量アップ領域31寄りのm/2個の音量調整領域33であり、mが奇数であれば、音量アップ領域31寄りの(m−1)/2個の音量調整領域33である。
【0046】
またオーディオコントロールCPU6は、複数の音量調整領域33のうち、音量ダウン領域32寄りの単一の音量調整領域33に物体が接触したことを検出部9が検出したとき、音量を、多段階的に大きくするように、ボリュームIC8に指令を与え、すなわち、音量ダウン領域32に物体が接触したことを検出すると、音量を、予め定める複数段階小さくするようにボリュームIC8を制御する。これによってボリュームIC8は、音量が予め定める複数段階小さくなるように音響信号を変更する。予め定める複数段階は、本実施の形態では、2段階である。音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33は、複数の音量調整領域33がm個(2以上の自然数)であれば、mが偶数あれば、音量ダウン領域32寄りのm/2個の音量調整領域33であり、mが奇数であれば、音量ダウン領域32寄りの(m−1)/2個の音量調整領域33である。
【0047】
図5は、音響装置1における音量制御処理を示すフローチャートである。本実施の形態では、図4に示すように、音量調整領域33が、第1〜第5音量調整領域A1〜A5の5つの領域によって実現される場合について説明する。第1〜第5音量調整領域A1〜A5は、音量ダウン領域32から音量アップ領域31に向かってこの順番で並ぶ。
【0048】
音響装置1の電源を投入すると、表示部4は、表示部4に音量調整情報画像22を含む予め定める画像を表示して、ステップS1に移る。電源を投入したときの音量は、音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報が表す音量レベルである。ステップS1において、オーディオコントロールCPU6は、検出部9によって物体の接触を検出したか否かを判断する。ステップS1において、物体の接触を検出したと判断すると、ステップS2に移る。
【0049】
ステップS2では、オーディオコントロールCPU6が、音量ダウン領域32(「−」)が選択されたのか否か、すなわち音量ダウン領域32に物体が接触したか否かを判断する。ステップS2において、音量ダウン領域32が選択されたとすると、ステップS3に移る。
【0050】
ステップS3では、オーディオコントロールCPU6が、第1処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。第1処理は、音量レベルを段階的に小さくする処理であって、音量レベルを「1」段階ダウンするように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが「1」段階ダウンした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。ステップS3の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS3が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0051】
前述したステップS2において、音量ダウン領域32が選択されていないと判断すると、ステップS4に移る。ステップS4では、オーディオコントロールCPU6が、第1音量調整領域A1が選択されたのか否か、すなわち第1音量調整領域A1に物体が接触したのか否かを判断する。ステップS4において、第1音量調整領域A1が選択されたと判断すると、ステップS5に移る。
【0052】
ステップS5では、オーディオコントロールCPU6が、他の領域にスライドしたか否か、すなわち、第1音量調整領域A1から、他の音量調整領域33に、連続的に物体の接触を検出したか否かを判断する。ステップS5において、他の領域にスライドしたと判断すると、ステップS6に移り、他の領域にスライドしていないと判断すると、ステップS7に移る。
【0053】
ステップS6では、オーディオコントロールCPU6が、第5処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。第5処理は、音量レベルを多段階的に大きくする処理であって、「(停止領域番号−開始領域番号)×2」段階大きくなるように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが、n段階アップした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。ステップS6の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS6が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0054】
ステップS7では、オーディオコントロールCPU6が、第2処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。第2処理は、音量レベルを多段階的に小さくする処理であって、音量レベルを「m1」段階ダウンするように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが「m1」段階ダウンした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。予め定める数であるm1は、1を超える自然数に選ばれ、本実施の形態では、m1=2に選ばれる。ステップS7の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS7が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0055】
前述のステップS4において、オーディオコントロールCPU6が、第1音量調整領域33が選択されていないと判断すると、ステップS8に移る。ステップS8では、第2音量調整領域33が選択されたか否か、すなわち第2音量調整領域A2に物体が接触したのか否かを判断する。ステップS8において、第2音量調整領域A2が選択されたと判断すると、ステップS9に移る。
【0056】
ステップS9では、オーディオコントロールCPU6が、他の領域にスライドしたか否か、すなわち、第2音量調整領域A2から、他の音量調整領域33に、連続的に物体の接触を検出したか否かを判断する。ステップS9において、他の領域にスライドしたと判断し、かつ第2音量調整領域A2よりも音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33にスライド(DOWN方向にスライド)したと判断したとき、ステップS10に移り、他の領域にスライドしていないと判断したとき、ステップS11に移り、他の領域にスライドしたと判断し、かつ第2音量調整領域よりも音量アップ領域31寄りの音量調整領域33にスライド(UP方向にスライド)したと判断したとき、ステップS12に移る。
【0057】
ステップS10では、オーディオコントロールCPU6が、第6処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。第6処理は、音量レベルを多段階的に小さくする処理であって、「(開始領域番号−停止領域番号)×2」段階小さくなるように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが、n段階ダウンした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。ステップS10の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS10が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0058】
ステップS11では、オーディオコントロールCPU6が、前述したステップS7と同様に、第2処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS11の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS11が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0059】
ステップS12では、前述したステップS6と同様に、第5処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS12の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS12が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0060】
前述したステップS8において、第2音量調整領域A2が選択されていないと判断すると、ステップS13に移る。ステップS13では、第3音量調整領域A3が選択されたか否か、すなわち第3音量調整領域A3に物体が接触したのか否かを判断する。ステップS13において、第3音量調整領域A3が選択されたと判断すると、ステップS14に移る。
【0061】
ステップS14では、オーディオコントロールCPU6が、他の領域にスライドしたか否か、すなわち、第3音量調整領域A3から、他の音量調整領域33に、連続的に物体の接触を検出したか否かを判断する。ステップS14において、他の領域にスライドしたと判断し、かつ第3音量調整領域A3よりも音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33にスライド(DOWN方向にスライド)したと判断したとき、ステップS15に移り、他の領域にスライドしていないと判断したとき、動作処理を終了し、他の領域にスライドしたと判断し、かつ第2音量調整領域よりも音量アップ領域31寄りの音量調整領域33にスライド(UP方向にスライド)したと判断したとき、ステップS16に移る。ステップS14において他の領域にスライドしていないと判断したとき、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了するが、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0062】
ステップS15では、前述のステップS10と同様に、オーディオコントロールCPU6が、第6処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS15の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS15が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0063】
ステップS16では、前述したステップS12と同様に、オーディオコントロールCPU6が、第5処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS16の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS16が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0064】
前述したステップS13において、オーディオコントロールCPU6が、第3音量調整領域3Aが選択されていないと判断すると、ステップS17に移る。ステップS17では、第4音量調整領域A4が選択されたか否か、すなわち第4音量調整領域A4に物体が接触したのか否かを判断する。ステップS13において、第4音量調整領域A4が選択されたと判断すると、ステップS18に移る。
【0065】
ステップS18では、オーディオコントロールCPU6が、他の領域にスライドしたか否か、すなわち、第4音量調整領域A4から、他の音量調整領域33に、連続的に物体の接触を検出したか否かを判断する。ステップS18において、他の領域にスライドしたと判断し、かつ第4音量調整領域A4よりも音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33にスライド(DOWN方向にスライド)したと判断したとき、ステップS19に移り、他の領域にスライドしていないと判断したとき、ステップS20に移り、他の領域にスライドしたと判断し、かつ第2音量調整領域よりも音量アップ領域31寄りの音量調整領域33にスライド(UP方向にスライド)したと判断したとき、ステップS21に移る。
【0066】
ステップS19では、オーディオコントロールCPU6が、前述したステップS10およびステップS15と同様に、第6処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS19の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS19が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0067】
ステップS20では、オーディオコントロールCPU6が、第4処理を行う。第4処理は、音量レベルを多段階的に大きくする処理であって、音量レベルを「m2」段階アップするように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが「m2」段階アップした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。予め定める数であるm2は、1を超える自然数に選ばれ、本実施の形態では、m2=2に選ばれる。ステップS20の処理が終了すると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS20が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0068】
ステップS21では、オーディオコントロールCPU6が、前述したステップS6、ステップS12、ステップS16と同様に、第5処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS21の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS21が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0069】
前述したステップS17において、オーディオコントロールCPU6が、第4音量調整領域4Aが選択されていないと判断すると、ステップS22に移る。ステップS22では、第5音量調整領域A5が選択されたか否か、すなわち第5音量調整領域A5に物体が接触したのか否かを判断する。ステップS22において、第5音量調整領域A5が選択されたと判断すると、ステップS23に移る。
【0070】
ステップS23では、オーディオコントロールCPU6が、他の領域にスライドしたか否か、すなわち、第5音量調整領域A5から、他の音量調整領域33に、連続的に物体の接触を検出したか否かを判断する。ステップS23において、他の領域にスライドしたと判断すると、ステップS24に移り、他の領域にスライドしていないと判断すると、ステップS25に移る。
【0071】
ステップS24では、前述したステップS10、ステップS15およびステップS19と同様に、第6処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS24の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS24が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0072】
ステップS25では、前述したステップS20と同様に、第4処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS25の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS25が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0073】
前述したステップS22において、第5音量調整領域A5が選択されていないと判断すると、ステップS26に移る。
【0074】
ステップS26では、オーディオコントロールCPU6が、音量アップ領域31(「+」)が選択されたのか否か、すなわち音量アップ領域31に物体が接触したか否かを判断する。ステップS26において、音量アップ領域31が選択されたとすると、ステップS27に移る。
【0075】
ステップS27では、オーディオコントロールCPU6が、第3処理を行った後、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。第3処理は、音量レベルを段階的に大きくする処理であって、音量レベルを「1」段階アップするように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが「1」段階アップした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。ステップS27の処理が終了すると、処理動作を終了する。ステップS27が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0076】
前述したステップS26において、音量アップ領域31が選択されていないと判断すると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に予め定める音(ビープ音)を出力させて、処理動作を終了する。ステップS26が終了すると、電力の供給が停止するまでは、ステップS1に移る。
【0077】
前述したステップS5、S9、S14、S18およびS23において、他の領域にスライドしていないと判断するためには、たとえば予め定める時間内に他の領域に物体が接触しない、という判定条件によって、判断すればよい。
表1に、前述した第1〜第6処理の処理内容をまとめて示す。
【0078】
【表1】


【0079】
以上のように、音響装置1では、表示部4に設けられるタッチパネル5のうち、表示部4に表示される音量調整領域画像22に重なる部分に、相互に離間して、音量アップ領域31および音量ダウン領域32が設定される。音量アップ領域31に物体が接触すると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に指令を与えて、音量が大きくなるように音響信号を変更する。また音量ダウン領域32に物体が接触すると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に指令を与えて、音量が小さくなるように音響信号を変更する。音量アップ領域31および音量ダウン領域32の間に設定される複数の音量調整領域33にまたがって、物体を連続的に接触させると、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8に指令を与えて、音量アップ領域31または音量ダウン領域32に物体が接触したときよりも音量の大きさをより大きく変化させる。これによって利用者が、所定の音量調整領域33に指を接触させ、この指をタッチパネル5に接触させた状態で、隣接する音量調整領域33に接触させると、指を移動させた方向に応じて、音響が大きくなったり、小さくなったりするように音響信号を変更することができる。このとき、音量アップ領域31から音量ダウン領域32に向かう方向に指を移動させると、ボリュームIC8によって音量を小さくするように音響信号を変更し、音量ダウン領域32から音量アップ領域31に向かう方向に指を移動させると、ボリュームIC8によって音量を大きくする方向に音響信号を変更するので、音量を大きくしたり小さくしたりする操作が、利用者にとって感覚的に分かりやすい。
【0080】
このように、タッチパネル5を操作することによって、オーディオコントロールCPU6が、ボリュームIC8を制御して、音量を段階的に変化させるように音響信号を変更することができ、音量アップ領域31または音量ダウン領域32に指を接触させれば音量を細かく調整することができ、指を複数の音量調整領域33に連続的に接触させれば、音量を大きく変化させて調整することができる。これによって、利用者は音響装置1から出力される音響信号に応じてスピーカなどの音響出力装置3によって出力される音量を、所望の音量となるように調整しやすくなる。
【0081】
また音量アップ領域31、音量ダウン領域32および音量調整領域33は、タッチパネル5に設定されるので、タッチパネル5上で、利用者の操作しやすい位置にオーディオコントロールCPU6によって音量調整領域画像22を表示させて、音量アップ領域31、音量ダウン領域32および音量調整領域33を設定すれば、利便性を向上させることができる。
【0082】
また複数の音量調整領域33のうち、音量アップ領域31寄りの単一の音量調整領域33に物体が接触したことを検出したとき、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8を制御して、音量を、多段階的に大きくするように音響信号を変更するので、音量アップ領域31に触れたときよりも、音量を大きく変化させることができ、より音量を調整しやすくすることができる。
【0083】
また複数の音量調整領域33のうち、音量ダウン領域32寄りの単一の音量調整領域33に物体が接触したことを検出したとき、オーディオコントロールCPU6は、ボリュームIC8を制御して、音量を、多段階的に小さくするように音響信号を変更するので、音量ダウン領域32に触れたときよりも、音量を大きく変化させることができ、より音量を調整しやすくすることができる。
【0084】
また音響装置1は、車両に搭載して用いられる車載用の機器であり、前述したようにタッチパネル5に指を接触させて音量を調整することによって、表示部4を見なくても、音量を調整する操作を行いやすくなる。音響装置1では、音量を調整する指令は、機械的なボタンではなくタッチパネル5によって入力されるので、複数の機械的なボタンを設ける場合と比較して、部品点数を削減することができ、生産性を向上させることができるとともに、指がボタンに引っ掛かってしまうことがないので、操作性が向上することができる。
【0085】
本実施の形態では、音量調整領域画像22は、表示面21の全面にわたって表示されてもよい。この場合には、音量アップ領域31、音量ダウン領域32および音量調整領域33の面積をより大きくすることができるので、特に表示部4を見ないで操作する場合には、操作を行いやすくなる。
【0086】
本実施の形態では、表示面21に向かって左に音量ダウン領域32が設定され、右に音量アップ領域31が設けられるが、右に音量アップ領域31が設定され、左に音量ダウン領域32が設定されてもよい。
【0087】
本実施の形態では、電源を投入すると音量調整領域画像22が表示され、電力が供給されているときには、常に音量調整領域画像22が表示されて、音量の調整を行うことができるが、他の実施の形態では、タッチパネルの予め定める領域に接触することによって、音量調整領域画像22が表示されて、音量の調整を行うことができるようになる構成としてもよい。この場合、音量調整領域画像22が表示されているときに、タッチパネルの予め定める領域に接触することによって、音量調整領域画像22の表示しないようにする。これによって、音量調整領域画像22が恒常的に表示されることがないので、ナビゲーション装置15によって与えられる地図を表示させるときに、表示面により大きく地図を表示させることができ、利便性を向上させることができる。
【0088】
また本発明の実施のさらに他の形態では、ラジオ受信器13およびCD再生装置などのオーディオ機器からの音響信号を、音響出力装置3に出力させるときに限って、音量調整領域画像22が表示されて、音量の調整を行うことができるようになる構成としてもよい。
【0089】
また本発明の実施のさらに他の形態では、音量調整領域画像22が表示される部分に設けられるタッチパネルと、残余の部分に設けられるタッチパネルとを独立して設けてもよい。各タッチパネルの間隔は、数mmに選ばれる。
【0090】
また本実施の形態では、ナビゲーション装置15からの音響信号も、ラジオ受信器13およびCD読取再生装置14からの音響信号と同様に、ボリュームIC8が変更可能であるが、ナビゲーション装置15からの音響信号は、ラジオ受信器13およびCD読取再生装置14からの音響信号とは、別系統で、音量を調整する構成としてもよい。すなわち、ナビゲーション装置15からの音響信号は、前記ボリュームIC8とは別体で設けられるボリュームICに与えられて、音響出力装置3に出力される構成とする。このような構成とすることによって、ナビゲーション装置15によってナビゲーションをさせながら、ラジオ受信器13またはCD読取再生装置14からの音響信号を音響出力装置3によって出力させるときに、ナビゲーションの音声が聞き取りにくくなったり、ナビゲーションの音声が大きくなり過ぎたりすることを防止することができる。
【0091】
また前述した音響装置1は、車両に設けられているが、車両に限らず、音響を出力する機器であればよい。
【0092】
また本実施の形態では、音響装置1は、音響信号を変更するが、音響信号に限らず、予め定める信号を、段階的に変更する場合にも用いることができる。
【0093】
図6および図7は、本発明の実施の他の形態の音響装置における第2処理および第4処理を示すフローチャートである。本実施の形態の音響装置と、前述した実施の形態の音響装置とは、第2処理および第4処理のみが異なり、他の構成は同様であるので、同様の構成には、同様の参照符号を付してその説明を省略する。
【0094】
オーディオコントロールCPU6は、複数の音量調整領域33のうち、音量ダウン領域32寄りの単一の音量調整領域33に、物体が予め定める時間T1未満接触したことを検出したとき、ボリュームIC8を制御して、音量を、単一の音量調整領域33に応じて小さくするように音響信号を変更し、予め定める時間T1以上接触したことを検出したとき、ボリュームIC8を制御して、接触時間に応じて音量が小さくなるように音響信号を変更させる。音量ダウン領域32寄りの音量調整領域33は、複数の音量調整領域33がm個(2以上の自然数)であれば、mが偶数あれば、音量ダウン領域32寄りのm/2個の音量調整領域33であり、mが奇数であれば、音量ダウン領域32寄りの(m−1)/2個の音量調整領域33である。
【0095】
第2処理を開始する、すなわち前述した図5のフローチャートにおいて、ステップS7、ステップS11に移ると、図6に示すフローチャートのステップa1に移り、処理を開始する。ステップa1では、音量レベルを「m1」段階ダウンするように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが「m1」段階ダウンした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。予め定める数であるm1は、1を超える自然数に選ばれ、本実施の形態では、m1=2に選ばれる。ステップa1の処理が終了すると、ステップa2に移る。
【0096】
ステップa2では、オーディオコントロールCPU6が、検出部9によって検出される接触状態の継続時間が予め定める時間T1未満であるか否かを判断する。予め定める時間T1は、本実施の形態では、0.8秒である。ステップa2において、予め定める時間T1未満であると判断すると、第2処理を終了する。
【0097】
前述したステップa2において、予め定める時間T1以上であると判断すると、ステップa3に移る。ステップa3では、音量レベルを「m1」ダウンした後、オーディオコントロールCPU6が、検出部9によって検出される接触状態の継続時間が予め定める時間T1未満であるか否かを判断する。ステップa3において、予め定める時間T1未満であると判断すると、ステップa4に移る。
【0098】
ステップa4では、ステップa1と同様の処理を行って、ステップa3に移る。
ステップa3において、予め定める時間T1未満であると判断すると、第2処理を終了する。
【0099】
またオーディオコントロールCPU6は、複数の音量調整領域33のうち、音量アップ領域31寄りの単一の音量調整領域33に、物体が予め定める時間T2未満接触したことを検出したとき、ボリュームIC8を制御して、音量を、単一の音量調整領域33に応じて大きくするように音響信号を変更し、予め定める時間T2以上接触したことを検出したとき、ボリュームIC8を制御して、接触時間に応じて音量が大きくなるように音響信号を変更させる。音量アップ領域31寄りの音量調整領域33は、複数の音量調整領域33がm個(2以上の自然数)であれば、mが偶数あれば、音量アップ領域31寄りのm/2個の音量調整領域33であり、mが奇数であれば、音量アップ領域31寄りの(m−1)/2個の音量調整領域33である。
【0100】
第4処理を開始する、すなわち前述した図5のフローチャートにおいて、ステップS20、ステップS25に移ると、図7に示すフローチャートのステップb1に移り、処理を開始する。ステップb1では、音量レベルを「m2」段階アップするように、オーディオコントロールCPU6がボリュームIC8を制御し、かつ音量レベル記憶部7に記憶される音量レベル情報を、音量レベルが「m2」段階アップした音量レベルを表す音量レベル情報に更新して記憶させる。予め定める数であるm2は、1を超える自然数に選ばれ、本実施の形態では、m2=2に選ばれる。ステップb1の処理が終了すると、ステップb2に移る。
【0101】
ステップb2では、オーディオコントロールCPU6が、検出部9によって検出される接触状態の継続時間が予め定める時間T2未満であるか否かを判断する。予め定める時間T2は、本実施の形態では、0.8秒である。ステップb2において、予め定める時間T2未満であると判断すると、第2処理を終了する。
【0102】
前述したステップb2において、予め定める時間T2以上であると判断すると、ステップb3に移る。ステップb3では、音量レベルを「m2」アップした後、オーディオコントロールCPU6が、検出部9によって検出される接触状態の継続時間が予め定める時間T2未満であるか否かを判断する。ステップb3において、予め定める時間T2未満であると判断すると、ステップb4に移る。
【0103】
ステップb4では、ステップb1と同様の処理を行って、ステップb3に移る。
ステップb3において、予め定める時間T2未満であると判断すると、第4処理を終了する。
【0104】
本実施の形態の音響装置では、前述の音響装置1と同様の効果を達成することができるとともに、さらに加えて、音量調整領域33への接触時間に応じて、音量の変化量を調整することができるので、利便性をさらに向上させることができる。音量を調整するために、タッチパネル5を何度も押圧する必要がなく、タッチパネル5に接触させておくだけでよいので、操作が簡単になる。
【0105】
前述した各実施の形態では、入力部としてタッチパネル5を有するが、タッチパネル5の代わりに入力部として、ナビゲーション装置15のフレームなどにボタンを設け、このボタンに音量アップ領域、音量ダウン領域および音量調整領域を設定してもよい。このようにタッチパネル5の代わりにフレームにボタンを設けることによって、表示部5に音量調整領域画像22を表示させる必要がないので、表示部4の表示面21を、音量調整領域画像22を除く画像を表示するために、広く使用することができる。またボタンではなく、前述した各実施の形態のようにタッチパネル5を有する場合には、ナビゲーション装置15のフレームなどに音量調整用のボタンを設ける必要が無く、装置の形成が容易になるので、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施の一形態の音響装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】表示部4の表示面21を示す図である。
【図3】表示部4の表示面21を示す図である。
【図4】音量調整領域画像22が表示される部分を拡大して示す図である。
【図5】音響装置1における音量制御処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の他の形態の音響装置における第2処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の他の形態の音響装置における第4処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0107】
1 音響装置
2 音響信号源
3 音響出力装置
4 表示部
5 タッチパネル
6 オーディオコントロールCPU
7 音量レベル記憶部
8 ボリュームIC
9 検出部
22 音量調整領域画像
31 音量アップ領域
32 音量ダウン領域
33 音量調整領域
【出願人】 【識別番号】000237592
【氏名又は名称】富士通テン株式会社
【出願日】 平成18年8月14日(2006.8.14)
【代理人】 【識別番号】100075557
【弁理士】
【氏名又は名称】西教 圭一郎

【識別番号】100072235
【弁理士】
【氏名又は名称】杉山 毅至


【公開番号】 特開2008−48105(P2008−48105A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−221250(P2006−221250)