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【発明の名称】 出力装置
【発明者】 【氏名】大槻 正樹

【要約】 【課題】音声や映像を出力する出力装置において、操作しやすい位置に操作部材を配置する。

【構成】十字キー5は、ヘッドホーン1の装着時において、人間の右側に位置し、かつヘッドホーン1の後側に設けられている。十字キー5の上下の操作部は、音量の増加、減少を指示するものであり、左右の操作部は、演奏及び巻き戻しを意味するものである。すなわち、十字キー5が、人間の右側に位置しているので、中央部に位置しているよりも、操作がし易い。十字キー5を人間の左側に位置するように左耳用の音声出力部2に配置してもよい。又、この十字キー5においては、左右方向の操作部が、通常の操作部における左右方向の操作部と同じ機能を有するように配置されているので、使用者は、手の触覚だけで、演奏及び巻き戻しの操作を間違いなく行うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部に装着して、音声と映像の少なくとも一方を出力する出力装置であって、当該出力装置は、当該出力装置、又は当該出力装置に有線又は無線で接続された外部機器を操作する操作部材を持ち、前記操作部材は、当該出力装置の使用時において使用者の左側又は右側に位置し、かつ当該出力装置の前側又は後側に位置するように当該出力装置に取り付けられ、前記操作部材は少なくとも使用者の左及び右を指示する機能を有することを特徴とする出力装置。
【請求項2】
頭部に装着して、音声と映像の少なくとも一方を出力する出力装置であって、当該出力装置は、当該出力装置、又は当該出力装置に有線又は無線で接続された外部機器を操作する操作部材を持ち、前記操作部材は、当該出力装置の使用時において使用者の左側又は右側に位置し、かつ当該出力装置の前側又は後側に位置するように当該出力装置に取り付けられ、前記操作部材は少なくとも回転を指示する機能を有することを特徴とする出力装置。
【請求項3】
頭部に装着して、使用者の片方の目に映像を投影することにより表示する映像出力機能を有する出力装置であって、当該出力装置は、当該出力装置、又は当該出力装置に有線又は無線で接続された外部機器を操作する操作部材を持ち、当該出力装置は、使用者に映像を出力する目を切り替える機能を持ち、かつ、前記操作部材を、当該出力装置の前方、及び後方に配置できるように切り替える切替機能を持つことを特徴とする出力装置。
【請求項4】
請求項3に記載の出力装置であって、前記操作部材は、当該出力装置を頭部に装着した状態において鉛直方向を軸として回動する回動部材上に配置されていることを特徴とする出力装置。
【請求項5】
請求項3に記載の出力装置であって、前記操作部材は、当該出力装置を頭部に装着した状態において鉛直方向と前後方向の二つを軸として回動する回動部材上に配置されていることを特徴とする出力装置。
【請求項6】
請求項5に記載の出力装置であって、当該出力装置は音声出力機能を持ち、前記音声出力機能を実現する音声出力部材は、前記操作部材と同じ構造物内に配置されていることを特徴とする出力装置。
【請求項7】
請求項3に記載の出力装置であって、前記操作部材は、当該出力装置を頭部に装着した状態における左右方向を軸として回動する回動部材上に配置されていることを特徴とする出力装置。
【請求項8】
請求項7に記載の出力装置であって、当該出力装置は音声出力機能を持ち、前記音声出力機能を実現する音声出力部材は、前記操作部材と同じ構造物内に配置されていることを特徴とする出力装置。
【請求項9】
請求項4から請求項8のうちいずれか1項に記載の出力装置であって、前記操作部材が配置されている回動部材の回転角に応じて、表示する映像の上下左右を入れ替える機能を有することを特徴とする出力装置。
【請求項10】
請求項4から請求項9のうちいずれか1項に記載の出力装置であって、前記出力装置は左右の耳に音声を出力する音声出力装置を持ち、前記操作部材が配置されている回動部材の回転角に応じて、左右の音声出力装置に出力する音声を入れ替える機能を有することを特徴とする出力装置。
【請求項11】
請求項4から請求項10のうちいずれか1項に記載の出力装置であって、前記操作部材が配置されている回動部材の回転角に応じて、出力装置を頭部に装着する方向を表示する機能を持つことを特徴とする出力装置。
【請求項12】
請求項4から請求項11のうちいずれか1項に記載の出力装置であって、前記回動部材は、通常使用する位置において固定される固定機構を持つことを特徴とする出力装置。
【請求項13】
請求項4から請求項12のうちいずれか1項に記載の出力装置であって、前記回動部材が通常使用する位置にない場合は、使用者に警告を発する警告発生機能を持つことを特徴とする出力装置。
【請求項14】
請求項4から請求項13のうちいずれか1項に記載の出力装置であって、当該出力装置は、外部に信号を出力するための出力端子、外部から信号を入力するための入力端子、当該出力装置で出力するための情報が記録された記録メディアを接続するための接続端子の少なくとも一つを持ち、前記入力端子、前記出力端子、前記接続端子は、前記操作部材を有する回動部材とは別の構造物内に配置されていることを特徴とする出力装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、音声信号や映像信号を出力する出力装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶パネル(LCD)等のディスプレイ上に表示された映像を、接眼レンズやハーフミラー等を有する光学系を介して拡大した虚像として観察する眼鏡タイプの映像表示装置が種々提案され、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれている。このようなヘッドマウントディスプレイの例は、例えばWO2004/061519A1公報(特許文献1)に記載されている。
【0003】
この映像表示装置は、多くの場合、頭に巻いた形で顔面に装着する構成とされ、両眼に対応する位置に映像表示系を形成した両眼タイプと左右眼の一方の眼に対応する位置に映像表示系を形成した片眼タイプとがある。このようなヘッドマウントディスプレイは、通常は、映像を表示する表示部と音声を出力するヘッドホーンとを有している。
【特許文献1】WO2004/061519A1公報
【非特許文献1】http://www.victor.co.jp/audio_w/dap/xa-al55/
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
目に映像を直接表示するヘッドマウントディスプレイでは、視界の一部が遮られるため、ユーザが入力するボタンなどの操作部材の位置を確認するのが難しいという問題があった。また操作部材をケーブルや無線で接続されたコントローラに配置した場合、ケーブルがじゃま、コントローラを紛失する、といった問題が発生するため、ヘッドマウントディスプレイ本体に操作部材を配置することが望ましいが、その場合、使用者は操作部材の位置が一切見えないという問題があった。操作部材はできる限り自然に使用者が操作できることが望まれる。
【0005】
映像や音声を操作するときに、各種AVプレーヤのコントローラがそうであるように、縦及び横の動きを意識して操作することが多い。たとえばボリュームを操作する場合は上下、早送り/巻き戻し操作をする場合は左右の動きをイメージする。そのためその入力デバイスとして、上下左右の入力ができる十字キーやジョイスティックなどがよく用いられる。 そのようなデバイスをヘッドマウントディスプレイやヘッドホーンに取り付ける場合、スペースの都合や触り易さなどの点から、ヘッドホーンのスピーカ部に取り付けることが多い。たとえば以下のウェブサイトに表示されている製品ではヘッドホーンの側面にスイッチを取り付けている。
【0006】
http://www.victor.co.jp/audio_w/dap/xa-al55/(非特許文献1)
しかしこの場合スイッチを上下及び前後に配置する必要があるが、前後に配置されたスイッチをユーザが操作した場合、前/後がそれぞれ左/右を意味するのか右/左を意味するのかとまどうという問題があった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、音声や映像を出力する出力装置において、操作しやすい位置に操作部材を配置することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための第1の手段は、頭部に装着して、音声と映像の少なくとも一方を出力する出力装置であって、当該出力装置は、当該出力装置、又は当該出力装置に有線又は無線で接続された外部機器を操作する操作部材を持ち、前記操作部材は、当該出力装置の使用時において使用者の左側又は右側に位置し、かつ当該出力装置の前側又は後側に位置するように当該出力装置に取り付けられ、前記操作部材は少なくとも使用者の左及び右を指示する機能を有することを特徴とする出力装置である。
【0009】
前記課題を解決するための第2の手段は、頭部に装着して、音声と映像の少なくとも一方を出力する出力装置であって、当該出力装置は、当該出力装置、又は当該出力装置に有線又は無線で接続された外部機器を操作する操作部材を持ち、前記操作部材は、当該出力装置の使用時において使用者の左側又は右側に位置し、かつ当該出力装置の前側又は後側に位置するように当該出力装置に取り付けられ、前記操作部材は少なくとも回転を指示する機能を有することを特徴とする出力装置である。
【0010】
前記課題を解決するための第3の手段は、頭部に装着して、使用者の片方の目に映像を投影することにより表示する映像出力機能を有する出力装置であって、当該出力装置は、当該出力装置、又は当該出力装置に有線又は無線で接続された外部機器を操作する操作部材を持ち、当該出力装置は、使用者に映像を出力する目を切り替える機能を持ち、かつ、前記操作部材を、当該出力装置の前方、及び後方に配置できるように切り替える切替機能を持つことを特徴とする出力装置である。
【0011】
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第3の手段であって、前記操作部材は、当該出力装置を頭部に装着した状態において鉛直方向を軸として回動する回動部材上に配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第3の手段であって、前記操作部材は、当該出力装置を頭部に装着した状態において鉛直方向と前後方向の二つを軸として回動する回動部材上に配置されていることを特徴とするものである。
【0013】
前記課題を解決するための第6の手段は、前記第5の手段であって、当該出力装置は音声出力機能を持ち、前記音声出力機能を実現する音声出力部材は、前記操作部材と同じ構造物内に配置されていることを特徴とするものである。
【0014】
前記課題を解決するための第7の手段は、前記第3の手段であって、前記操作部材は、当該出力装置を頭部に装着した状態における左右方向を軸として回動する回動部材上に配置されていることを特徴とするものである。
【0015】
前記課題を解決するための第8の手段は、前記第7の手段であって、当該出力装置は音声出力機能を持ち、前記音声出力機能を実現する音声出力部材は、前記操作部材と同じ構造物内に配置されていることを特徴とするものである。
【0016】
前記課題を解決するための第9の手段は、前記第4の手段から第8の手段のいずれかであって、前記操作部材が配置されている回動部材の回転角に応じて、表示する映像の上下左右を入れ替える機能を有することを特徴とするものである。
【0017】
前記課題を解決するための第10の手段は、前記第4の手段から第9の手段のいずれかであって、前記出力装置は左右の耳に音声を出力する音声出力装置を持ち、前記操作部材が配置されている回動部材の回転角に応じて、左右の音声出力装置に出力する音声を入れ替える機能を有することを特徴とするものである。
【0018】
前記課題を解決するための第11の手段は、前記第4の手段から第10の手段のいずれかであって、前記操作部材が配置されている回動部材の回転角に応じて、出力装置を頭部に装着する方向を表示する機能を持つことを特徴とするものである。
【0019】
前記課題を解決するための第12の手段は、前記第4の手段から第11の手段のいずれかであって、前記回動部材は、通常使用する位置において固定される固定機構を持つことを特徴とするものである。
【0020】
前記課題を解決するための第13の手段は、前記第4の手段から第12の手段のいずれかであって、前記回動部材が通常使用する位置にない場合は、使用者に警告を発する警告発生機能を持つことを特徴とするものである。
【0021】
前記課題を解決するための第14の手段は、前記第4の手段から第13の手段のいずれかであって、当該出力装置は、外部に信号を出力するための出力端子、外部から信号を入力するための入力端子、当該出力装置で出力するための情報が記録された記録メディアを接続するための接続端子の少なくとも一つを持ち、前記入力端子、前記出力端子、前記接続端子は、前記操作部材を有する回動部材とは別の構造物内に配置されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、音声や映像を出力する出力装置において、操作しやすい位置に操作部材を配置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は後面図、(b)は側面図である。ヘッドホーン1は、2つの音声出力部2、3を有し、これらは連結部4で連結されている。音声出力部2、3中には、音声出力部材であるスピーカが収納されている。このうち音声出力部3には、操作部材である十字キー5が設けられている。
【0024】
十字キー5は、ヘッドホーン1の装着時において、人間の右側に位置し、かつヘッドホーン1の後側に設けられている。十字キー5の上下の操作部は、音量の増加、減少を指示するものであり、左右の操作部は、演奏及び巻き戻しを指示するものである。すなわち、十字キー5が、人間の右側に位置しているので、中央部に位置しているよりも、操作がし易い。十字キー5を人間の左側に位置するように左耳用の音声出力部2に配置してもよい。又、この十字キー5においては、左右方向の操作部が、通常の操作部における左右方向の操作部と同じ機能を有するように配置されているので、使用者は、手の触覚だけで、演奏及び巻き戻しの操作を間違いなく行うことができる。十字キー5を音声出力部3又は音声出力部2の前側に配置しても同様の効果が得られる。
【0025】
図2は、本発明の第2の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は後面図、(b)は側面図である。以下の図において、前出の図に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0026】
図2に示す実施の形態においては、操作部材が回転ダイアル6であるところが、図1に示す実施の形態と異なっているのみである。操作部材が回転ダイアル6の場合も、使用時における使用者の左側又は右側に配置すると操作がし易く、又、音声出力部2、3の前側又は後側に配置すると、どちらの回転方向が時計回りで、どちらの回転方向が反時計回りかを、使用者が認識し易く、操作性が良い。特に音声出力部2、3の後側に配置すると、実際の時計回り、反時計回りと一致するような感覚が得られ、より自然に操作が可能である。
【0027】
なお、図2では、操作部材として回転ダイアルのみが示されているが、操作部材を、回転ダイアルと左右のスイッチを組み合わせたもの等としてもよい。
【0028】
図3は、本発明の第3の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。この実施の形態においては、音声出力部3に操作部材である十字キー5が取り付けられているが、十字キー5は、スライド板7の上に取り付けられており、スライド板7が半円柱状の支持部材8に沿って、装着時の前後にスライドできるようになっている。
【0029】
単眼のヘッドマウントディスプレイの場合、ユーザによって左目を使用するのか右目を使用するのか異なるという問題がある。この問題は、映像表示部を前後方向に沿って180°回動させ、左右入れ替えて装着することで解決できる。しかし操作部材を前側又は後側に配置すると、左右入れ替えた場合に操作部材の前後が入れ替わってしまうという問題がある。
【0030】
図3に示すものは、このような問題点を解決するもので、例えばヘッドマウントディスプレイの左右を入れ替えて装着し、これに伴って、十字キー5の取り付け位置の前後が逆転した場合に、スライド板7を支持部材8に沿ってスライドさせることにより、十字キー5の位置の前後を元の位置に戻すことができる。
【0031】
図3(a)において、スライド板7によって隠れていない部分にRの文字が表示されている。これは、今、このヘッドマウントディスプレイが、右眼用として使用されていることを示している。この状態からスライド板7を図3(a)の右側(図3(b)の上側)にスライドさせると、スライド板7によりRの文字が隠され、今までスライド板7によって隠されていたLの文字が現れて、このヘッドマウントディスプレイが左眼用として使用されるようになったことを示す。これにより、使用者は、ヘッドマウントディスプレイの装着の左右を間違えることなく、ヘッドマウントディスプレイを装着することができる。又、スライド板7の動きをセンサにより検出し、それによって、ヘッドマウントディスプレイが左眼用となっているか右眼用となっているかを認識し、音声の左右や映像の上下左右を入れ替えるようにしてもよい。
【0032】
図4は、本発明の第4 の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。この実施の形態においては、音声出力部3に操作部材である十字キー5が取り付けられているが、十字キー5は、回動部材9の上に取り付けられており、回動部材9が、音声出力部3の鉛直方向中心軸を回動軸として回動できるようになっている。よって、図4(a)に示すような状態から、図4(b)の矢印に示す方向に回動部材9を180°回動させれば、十字キー5の取り付け位置の前後が入れ替わって、図3に示した実施の形態と同様の作用効果を奏する。回動部材9の回動位置によって、隠れたり見えたりする位置に、ヘッドマウントディスプレイが左眼用か右眼用かを示す表示を設けたり、回動部材9の回動位置をセンサにより検出して音声や映像を入れ替えるようにしてもよいことも、図3に示す第3の実施の形態と同じである。
【0033】
図5は、本発明の第5 の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は後面図、(b)は側面図である。この実施の形態においては、音声出力部3に操作部材である十字キー5が取り付けられているが、連結部4には、音声出力部支持部材10が回動軸11を介して取り付けられており、音声出力部支持部材10に音声出力部3が、回動軸12を介して取り付けられている。よって、音声出力部3は、ヘッドマウントディスプレイを頭部に装着した状態において、鉛直方向と前後方向の二つを軸として回動可能となっている。従って、ヘッドマウントディスプレイの左右を切り替えたときにでも、十字キー5の向きを切換前の状態に戻すことが可能である。
【0034】
この例においては、十字キー5が音声出力部3に取り付けられているので、機構が通常のヘッドホーンと同じになり、デザイン的に違和感を無くすことができる。十字キー5によって隠れないところにヘッドマウントディスプレイが左眼用か右眼用かを表示すれば、装着者が迷わずにヘッドマウントディスプレイを装着することができる。又、音声出力部3の回動をセンサによって検出し、それによって、ヘッドマウントディスプレイが左眼用となっているか右眼用となっているかを認識し、音声や映像を入れ替えるようにしてもよい。
【0035】
図6は、本発明の第6 の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は後面図、(b)は側面図である。この実施の形態においては、音声出力部3の周囲に回動可能なリング13が設けられ、このリング13上に十字キー5が取り付けられている。すなわち、リング13は、装着時の左右方向を軸として回動可能である。よって、図6の矢印で示すように、このリングを180°回動させることにより、十字キー5が設けられている位置の音声出力部3に対する前後を入れ替えることができる。十字キー5によって隠れないところにヘッドマウントディスプレイが左眼用か右眼用かを表示すれば、装着者が迷わずにヘッドマウントディスプレイを装着することができる。又、リング13の回動をセンサによって検出し、それによって、ヘッドマウントディスプレイが左眼用となっているか右眼用となっているかを認識し、音声や映像を入れ替えるようにしてもよい。
【0036】
図7は、本発明の第7 の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図であり、(a)は後面図、(b)は側面図である。この実施の形態においては、音声出力部3に操作部材である十字キー5が取り付けられているが、連結部4には、音声出力部支持部材10が取り付けられており、音声出力部支持部材10に音声出力部3が、回動軸14を介して取り付けられている。よって、音声出力部3は、ヘッドマウントディスプレイを頭部に装着した状態において、左右方向を軸として回動可能となっている。よって、ヘッドマウントディスプレイの左右を切り替えたときにでも、十字キー5の向きを切換前の状態に戻すことが可能である。
【0037】
よって、図7の矢印で示すように、音声出力部3を180°回動させることにより、十字キー5が設けられている位置の音声出力部3に対する前後を入れ替えることができる。十字キー5によって隠れないところにヘッドマウントディスプレイが左眼用か右眼用かを表示すれば、装着者が迷わずにヘッドマウントディスプレイを装着することができる。又、音声出力部3の回動をセンサによって検出し、それによって、ヘッドマウントディスプレイが左眼用となっているか右眼用となっているかを認識し、音声や映像を入れ替えるようにしてもよい。
【0038】
以上説明したように、ヘッドマウントディスプレイが左眼用か右眼用かは、音声出力部3の回動や、十字キー5の位置等により決定できるが、その表示を、十字キー5によって隠したり隠さなかったりする等により機械的に表示してもよいし、音声出力部3の回動や、十字キー5の位置をセンサにより検出し、例えばLCDやLED等により表示するようにしてもよい。
【0039】
又、回動機構は、使用中に不用意に動かないようにロック機構を持つことが望ましい。このロック機構はクリックなどのように、強く回転させることによって外れるような機構でもよい。
【0040】
又、以上の例において、また回動機構が中途半端な位置にある場合は、ユーザに通知する機構を持たせるようにしてもよい。この通知方法はヘッドホーンで音声出力してもよいし、ヘッドマウントディスプレイの表示画面に表示してもよい。また別途液晶などの表示デバイスで表示してもよいし、LED等を用いてもよい。
【0041】
又、このような装置では、別途外部からビデオや音声の信号を入力して表示したり、外部の表示機器とつないだり、PCと接続してデータのやりとりを行ったり、あるいはメモリカードなどで再生するコンテンツを転送したりする。これらの接続部がスイッチと共に回動する部位にあると、スイッチの位置によって操作感が変わるため、スイッチと別の部位に配置することが望ましい。
【0042】
なお、第1、第3、第4、第5、第6、第7の実施の形態においては、操作部材として十字キーを用いているが、回転ダイアルやジョイスティックを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態であるヘッドホーンの概要を示す図である。
【符号の説明】
【0044】
1…ヘッドホーン、2…音声出力部、3…音声出力部、4…連結部、5…十字キー、6…回転ダイアル、7…スライド板、8…支持部材、9…回動部材、10…音声出力部支持部材、11…回動軸、12…回動軸、13…リング、14…回動軸
【出願人】 【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン
【出願日】 平成18年7月28日(2006.7.28)
【代理人】 【識別番号】110000246
【氏名又は名称】特許業務法人オカダ・フシミ・ヒラノ


【公開番号】 特開2008−35206(P2008−35206A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−206309(P2006−206309)