| 【発明の名称】 |
スピーカー装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】蜂谷 剛志
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| 【要約】 |
【課題】振動板とその振動板を支持させたスピーカーフレームと該スピーカーフレームの背面から延設されたウェイトとを備えたスピーカー部が、起立させた略筒状のキャビネット部の上端部に、振動板が上方を向くように、かつ、キャビネット部の内側にウェイトが垂設されるように配設されたスピーカー装置において、そのスピーカー装置を壁面に取り付ける場合に、壁面からの反射音による影響を改善すると共に収納性を向上すること。
【構成】楽曲の再生時にスピーカー装置と壁面Wとの距離を十分に離間するように、かつ、楽曲を再生しない時は、スピーカー装置を壁面W側に寄せておけるように、スピーカー部1を上端部に取り付けた略筒状のキャビネット部2を、水平方向に伸縮可能に構成されたアーム部4を介して壁面Wから支持する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 振動板とその振動板を支持させたスピーカーフレームと該スピーカーフレームの背面から延設されたウェイトとを備えたスピーカー部が、起立させた略筒状のキャビネット部の上端部に、前記振動板が上方を向くように、かつ、前記キャビネット部の内側に前記ウェイトが垂設されるように配設されてなり、前記キャビネット部の下端部から音抜けされるように構成されたスピーカー装置であって、 前記キャビネット部を床面から浮上させるように壁面から支持させるアーム部を備え、 前記アーム部は、水平方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とするスピーカー装置。 【請求項2】 前記アーム部は、 複数本のリンクを枢着させて水平方向に伸縮可能に構成されたリンク機構と、 該リンク機構の一端側に設けられ、前記キャビネット部を着脱可能に保持させる保持部と、 前記リンク機構の他端側に設けられ、前記壁面に止着される止着部と を備えてなることを特徴とする請求項1記載のスピーカー装置。 【請求項3】 前記キャビネット部を起立させる脚部を備え、 前記脚部は、上脚部とその上脚部と着脱可能な下脚部とで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のスピーカー装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、スピーカー装置に関する。 【背景技術】 【0002】 旧来のスピーカー装置は、ボックス型のキャビネットにスピーカーを内装させたものが一般的であったが、その構成では、スピーカーの振動が影響して楽音などの低周波の複雑な波形を忠実に再生するのは困難であった。 【0003】 そこで、以下のようなスピーカー装置が提案された。すなわち、そのスピーカー装置は、振動板とその振動板を支持させたスピーカーフレームとスピーカーフレームの背面から延設されたウェイトとを備えたスピーカー部が、起立させた略筒状のキャビネット部の上端部に、振動板が上方を向くように、かつ、キャビネット部の内側にウェイトが垂設されるように配設されている。このようなスピーカー装置を、床面から浮上させるように壁面から支持させる場合、取付金具を介して壁面から支持させていた(例えば特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2001−224089号公報(第6頁、図4) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記したスピーカー装置は、以下の問題点を有していた。 すなわち、上記したスピーカー装置を壁面に支持させる場合、そのスピーカー装置と壁面との距離が重要となる。仮にその距離が短いと音波は壁面に反射してしまい、その反射音によって音が乱れてしまう。仮に、スピーカー装置と壁面との距離が十分に離れていれば、反射音の問題は解消されるが、楽曲を再生しないときは、スピーカー装置が壁面から突出したままであるため、邪魔になってしまう。つまり、上記したスピーカー装置を壁面に支持させる取付金具は、一定の長さの棒状部材で構成されていたため、上記の問題点を有していた。 【0005】 そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できるスピーカー装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記技術課題を達成するために、本発明にかかるスピーカー装置は、下記の技術的手段を講じた。 すなわち、本発明にかかるスピーカー装置は、振動板とその振動板を支持させたスピーカーフレームと該スピーカーフレームの背面から延設されたウェイトとを備えたスピーカー部が、起立させた略筒状のキャビネット部の上端部に、前記振動板が上方を向くように、かつ、前記キャビネット部の内側に前記ウェイトが垂設されるように配設されてなり、前記キャビネット部の下端部から音抜けされるように構成されたスピーカー装置であって、前記キャビネット部を床面から浮上させるように壁面から支持させるアーム部を備え、前記アーム部は、水平方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする。 本発明にかかるスピーカー装置は、前記発明において、前記アーム部は、複数本のリンクを枢着させて水平方向に伸縮可能に構成されたリンク機構と、該リンク機構の一端側に設けられ、前記キャビネット部を着脱可能に保持させる保持部と、前記リンク機構の他端側に設けられ、前記壁面に止着される止着部とを備えてなることを特徴とする。 本発明にかかるスピーカー装置は、前記発明において、前記キャビネット部を起立させる脚部を備え、前記脚部は、上脚部とその上脚部と着脱可能な下脚部とで構成されていることを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 本発明によれば、スピーカー部を上端部に取り付けた略筒状のキャビネット部を、水平方向に伸縮可能に構成されてアーム部で床面から浮上させるように壁面から支持したから、楽曲の再生時にスピーカー装置と壁面との距離を十分に離すことが可能になり、したがって、壁面からの反射音の影響がない音質を得ることができる。そして、楽曲を再生しない時は、スピーカー装置を壁面側に寄せておくことが可能になり、したがって、スピーカー装置が邪魔にならず室内空間を有効活用できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 次に、本発明にかかるスピーカー装置の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。 本実施の形態にかかるスピーカー装置は、図1に示すように、スピーカー部1と、キャビネット部2と、脚部3と、アーム部4とを備えてなる。 【0009】 スピーカー部1は、振動板11と、その振動板11を支持させた略すり鉢状のスピーカーフレーム12と、ボイスコイルやマグネットを備え音声信号に基づいて振動板11を起振させる起振部13と、スピーカーフレーム12の背面から延設され外周面に吸音材が貼着された略棒状のウェイト14とを備えて構成されている。 【0010】 キャビネット部2は、両端が開口された略円筒状に形成され内面に吸音材が貼着されている。そして、キャビネット部2の下部に接続された脚部3によって起立させたキャビネット部2の上端部に、振動板11が上方を向くように、かつ、キャビネット部2の内側にウェイト14が垂設されるように、上記したスピーカー部1が、環状の緩衝材を介して取り付けられている。 【0011】 脚部3は、上脚部31と下脚部32とで構成されている。 上脚部31は、キャビネット部2の下部に接続された環状の上部31aと、その上部31aの内周面から内方に向かって突設された複数のリブ状の支持部31bと、その支持部31bの内方端部と接続され、凹湾曲状に形成された外周部と沿うように外方に広がって形成されると共に平坦状の頂きと平坦状の底面とが形成され、キャビネット部2の軸中心に配設された平面視略円状の中心部31cとを備えて構成されている。この中心部31cの直径は、キャビネット部2の直径と略同じであり、後述するアーム部4で壁面W側に当該スピーカー装置を寄せる際、可能な限り、壁面W側に寄せられるようになっている。 【0012】 下脚部32は、図4に示すように、上脚部31の中心部31cと着脱可能に螺着され、その中心部31cの凹湾曲面と連続する凹湾曲状の上面が形成されると共に、平坦状に形成された底面内に4等配となるように設置用ボス32aが配設された平面視略円状に形成されている。 このように、脚部3は、上脚部31と下脚部32とで構成して、当該スピーカー装置を床面Gに載置さる場合は、上脚部31に下脚部32を接続させて用い、当該スピーカー装置を後述するアーム部4で壁面Wに支持させる場合は、上脚部31のみで用いるようになっている。 【0013】 また、この下脚部32は、上脚部31の外周部、または、キャビネット部2の径より概ね1.5倍から5倍程度の径からなり、さらに、下脚部32の外周部が、床面Gと略平行となるように水平状に形成されている。すなわち、上脚部31の中心部31cの上端部から下脚部32の外周部に至る連続した面は、床面Gを覆うように垂直方向から水平方向になる凹湾曲面状に形成されており、上脚部31の外周部は、その面と沿うように所要長さに亘って外方に広がって形成されている。 【0014】 アーム部4は、図1及び図2に示すように、保持部41と、止着部42と、リンク43a機構43とを備えて構成されている。 保持部41は、略円筒状に形成され、その側面には4等配となるように90度毎に止めビス41aが螺着されると共に、第1支持軸41bが側面から所要の間隔をおいて上下方向に架設されてなる。 【0015】 止着部42は、ビスを介して壁面Wに取り付けるための取付孔(図示せず)が設けられたプレート状に形成され、その表面(壁面Wと接する面と反対側の面)には、第2支持軸42aが側面から所要の間隔をおいて上下方向に架設されてなる。 【0016】 リンク43a機構43は、中途部から外方に向かって屈曲されるように接続された一対のリンク43aが対向配置されてなり、その対向配置された一対のリンク43a同士の一端側が第1支持軸41bに枢着され、一対のリンク43a同士の他端側が第2支持軸42aに枢着されて、止着部42に対して保持部41が水平方向に移動可能に構成されている。 【0017】 以上のように構成された本実施の形態にかかるスピーカー装置は、床面Gに設置したり、壁面Wに設置する。 (1) 本実施の形態にかかるスピーカー装置を床面Gに設置する場合 上脚部31に下脚部32を接続して設置する。このとき、上脚部31と下脚部32との上面が連続した凹湾曲面となることから、キャビネット部2の底側の開口部から出る音波は、常に脚部3のその凹湾曲面に向かい、水平方向にスムーズに音抜けが行われる。 (2) 本実施の形態にかかるスピーカー装置を壁面Wに設置する場合 予め、壁面Wの所望位置にビスを用いて止着部42を取り付け、壁面Wの所望位置にアーム部4を設置する。そして、下脚部32を上脚部31から取り外し、その外した状態で、保持部41にキャビネット部2を挿通させ、しかる後、止めビス41aでキャビネット部2の外周面を圧接保持することで設置が完了する。 【0018】 その使用例としては、楽曲を再生する際は、スピーカー装置を室内内方へ引き寄せてスピーカー装置と壁面Wとの距離を十分に離しておく(図3参照)。その逆に、楽曲を再生しない場合は、スピーカー装置を壁面Wへ寄せておく。 【0019】 このように本実施の形態にかかるスピーカー装置は、スピーカー部1を上端部に取り付けた略筒状のキャビネット部2を、水平方向に伸縮可能に構成されたアーム部4で床面Gから浮上させるように壁面Wから支持可能としている。したがって、楽曲の再生時にスピーカー装置と壁面Wとの距離を十分に離すことが可能になり、その結果、壁面Wからの反射音の影響がない音質を得ることができる。そして、楽曲を再生しない時は、スピーカー装置を壁面W側に寄せておくことが可能になり、その結果、スピーカー装置が邪魔にならず室内空間を有効活用できる。 【0020】 さらに、脚部3を上脚部31と下脚部32とで構成し、スピーカー装置を床面Gに設置する場合に、上脚部31に下脚部32を接続して設置することで、安定な状態で設置することができ、しかも、上脚部31と下脚部32との上面が連続した凹湾曲面となることから、キャビネット部2の底側の開口部から出る音波は、常に脚部3のその凹湾曲面に向かい、水平方向にスムーズに音抜けを行うことができる。 【0021】 またスピーカー装置を壁面Wに設置する場合、下脚部32を上脚部31から取り外して用いることで、より壁面W側にスピーカー装置を寄せておくことができ、したがって、スピーカー装置の脚部3が邪魔にならず室内空間を有効活用できる。 【0022】 以上、本実施の形態にかかるスピーカー装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】本実施の形態にかかるスピーカー装置の縦断面図その1である。 【図2】アーム部を縮めた状態の本実施の形態にかかるスピーカー装置の平面図である 【図3】アーム部を伸ばした状態の本実施の形態にかかるスピーカー装置の平面図である 【図4】本実施の形態にかかるスピーカー装置の縦断面図その2である 【符号の説明】 【0024】 1 スピーカー部 11 振動板 12 スピーカーフレーム 13 起振部 14 ウェイト 2 キャビネット部 3 脚部 31 上脚部 31a 上部 31b 支持部 31c 中心部 32 下脚部 32a 設置用ボス 4 アーム部 41 保持部 41a 止めビス 41b 第1支持軸 42 止着部 42a 第2支持軸 43 リンク機構 43a リンク G 床面 W 壁面
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月28日(2006.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097113 【弁理士】 【氏名又は名称】堀 城之
【識別番号】100124316 【弁理士】 【氏名又は名称】塩田 康弘
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| 【公開番号】 |
特開2008−35196(P2008−35196A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−206157(P2006−206157) |
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