| 【発明の名称】 |
オーディオ装置及びスピーカ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】早川 純一
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| 【要約】 |
【課題】デジタルメディアサーバから伝送されてくるデジタルコンテンツをユーザの環境に合わせて再生するのに好適なスピーカ装置を提供する。
【構成】スピーカ装置1は、外部から所定の信号形態で伝送されてくる音声信号を受信する受信部11と、受信部11により受信された音声信号の信号レベルを増幅するアンプ12と、アンプ12により増幅された音声信号を再生するスピーカ3〜6と、天井に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子9と、少なくとも、スピーカ3〜6の放音面が天井から離れた状態で天井に掛止するケーブル8と、を備え、ケーブル8により天井に掛止されたときに、スピーカ3〜6の放音面が略斜め天井方向を向くように配設した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メディアを再生するメディア再生手段と、前記メディア再生手段で再生した音声信号を所定の信号形態で送信可能な送信手段と、リモートコマンダからのコマンド信号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信されたコマンド信号に応じて前記メディア再生手段を制御する主制御手段と、を備えたオーディオ本体部と、 前記送信手段から所定の信号形態で伝送されてくる音声信号を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信された音声信号の信号レベルを増幅する第1の増幅手段と、前記第1の増幅手段により増幅された音声信号を再生するスピーカと、上部位置に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子と、少なくとも前記スピーカの放音面が前記上部位置から離れた状態で前記上部位置に掛止する掛止手段と、を備え、前記掛止手段により上部位置に掛止されたときに前記スピーカの放音面が略斜め上方を向くように配設されているスピーカ装置と、 から構成されることを特徴とするオーディオ装置。 【請求項2】 前記スピーカ装置は、前記スピーカの下方側を照明するように前記のスピーカと一体的に配置された照明手段と、前記照明手段のオン/オフ制御を行う副制御手段と、を備え、前記副制御手段は、前記第2の受信手段により受信されたコマンド信号により前記照明手段のオン/オフ制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ装置。 【請求項3】 前記スピーカ装置は、照明機器に対して電源を供給する電源供給端子を備え、前記照明機器が取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ装置。 【請求項4】 前記メディア再生手段で再生した音声信号の一部を増幅する第2の増幅手段と、前記第2の増幅手段により増幅された音声信号を再生するメインスピーカと、を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のオーディオ装置。 【請求項5】 前記スピーカ装置には、前記スピーカが複数個設けられ、前記主制御手段は、前記スピーカ装置の複数個のスピーカにおいて、それぞれ所定の再生信号が再生されるように前記メディア再生手段の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のオーディオ装置。 【請求項6】 前記スピーカ装置には、4個のスピーカが一定の間隔で円形状に配置され、前記主制御手段は、聴取者の向き方向に対して略直交方向に位置する2個のスピーカと、略平行方向に位置する2個のスピーカにおいて、それぞれ所定の再生信号が再生されるように前記メディア再生手段の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のオーディオ装置。 【請求項7】 外部から所定の信号形態で伝送されてくる音声信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された音声信号の信号レベルを増幅する増幅手段と、 前記増幅手段により増幅された音声信号を再生するスピーカと、 上部位置に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子と、 少なくとも、前記スピーカの放音面を前記上部位置から離間させた状態で前記上部位置に前記スピーカを掛止する掛止手段と、を備え、 前記掛止手段により上部位置に掛止されたときに、前記スピーカの放音面が略斜め上方を向くように配設されていることを特徴とするスピーカ装置。 【請求項8】 前記受信手段がリモートコマンダからのコマンド信号を受信可能であると共に、前記受信手段により受信されたコマンド信号に応じて前記増幅手段の増幅レベルを制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項7に記載のスピーカ装置。 【請求項9】 前記スピーカの下方側を照射するようにスピーカと一体的に配置された照明手段を備え、 前記制御手段は、前記照明手段の光量レベルが一定レベル以下になった場合に、所定時間経過後、前記スピーカからの音声出力を停止させるように制御することを特徴とする請求項8に記載のスピーカ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は天井等の上部位置に取り付け可能なスピーカ装置と、そのスピーカ装置を備えたオーディオ装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、一般家庭においてマルチチャンネルサラウンドシステムが普及しつつある。マルチチャンネルサラウンドシステムを利用した場合、ユーザは映画館やコンサートホールのような臨場感溢れる音響効果を家庭内において楽しむことができる。しかしながら、周知のようにマルチチャンネルサラウンドシステムは、部屋の形状や聴取者の聴取位置等に応じてスピーカを配置する必要があり、その設置が非常に面倒であるという問題点があった。 そこで、特許文献1にはスピーカを設置する部屋の形状やユーザの視聴位置によらず最適な音場効果が得られるスピーカ装置として、指向性を制御して複数のビーム出力可能なアレイスピーカと照明とを一体化して天井に取り付け、任意の方向に仮想スピーカを作りだすようにしたものが開示されている。 【特許文献1】特開2005−12765公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、特許文献1のスピーカ装置は、極めて多数のスピーカと複雑な制御を行う制御装置等が必要になるため、高価で且つ設備が大掛かりなものになってしまい、一般家庭で使用するには不向きであった。また、制御が精密なため、一旦設定した後で部屋の条件を変更したり、視聴位置が変わったりした場合は定位感が得られないという問題点もあった。 また、近年、家庭内ネットワークで音楽/静止画/動画などのデジタルコンテンツを容易にやり取りするための仕様として、DLNA(Digital Living Network Alliance)が提案されている。このため、デジタルメディアプレーヤ(Digital Media Player)に位置付けられるオーディオ装置においては、様々なデジタルメディアサーバ(Digital Media Server)からのデジタルコンテンツをユーザの環境に合わせて再生するのに適したスピーカ装置が求められていた。 そこで、本発明は上記したような点を鑑みて、デジタルメディアサーバから伝送されてくるデジタルコンテンツをユーザの環境に合わせて再生するのに好適なスピーカ装置を提供することを目的とする。また、簡単な構成で部屋の条件や視聴位置の移動により定位感の喪失が小さいオーディオ装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 上記目的を達成するため、本発明のオーディオ装置は、メディアを再生するメディア再生手段と、前記メディア再生手段で再生した音声信号を所定の信号形態で送信可能な送信手段と、リモートコマンダからのコマンド信号を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により受信されたコマンド信号に応じて前記メディア再生手段を制御する主制御手段と、を備えたオーディオ本体部と、前記送信手段から所定の信号形態で伝送されてくる音声信号を受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信された音声信号の信号レベルを増幅する第1の増幅手段と、前記第1の増幅手段により増幅された音声信号を再生するスピーカと、上部位置に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子と、少なくとも前記スピーカの放音面が前記上部位置から離れた状態で前記上部位置に掛止する掛止手段と、を備え、前記掛止手段により上部位置に掛止されたときに前記スピーカの放音面が略斜め上方を向くように配設されているスピーカ装置と、から構成されることを特徴とする。 また本発明のオーディオ装置は、前記スピーカ装置が前記スピーカの下方側を照明するように前記のスピーカと一体的に配置された照明手段と、前記照明手段のオン/オフ制御を行う副制御手段と、を備え、前記副制御手段は、前記第2の受信手段により受信されたコマンド信号により前記照明手段のオン/オフ制御を行うことを特徴とする。 【0005】 また本発明のオーディオ装置は、前記スピーカ装置が、照明機器に対して電源を供給する電源供給端子を備え、前記照明機器が取り付け可能に構成されていることを特徴とする。 また本発明のオーディオ装置は、前記メディア再生手段で再生した音声信号の一部を増幅する第2の増幅手段と、前記第2の増幅手段により増幅された音声信号を再生するメインスピーカと、を備えることを特徴とする。 また本発明のオーディオ装置は、前記スピーカ装置には、前記スピーカが複数個設けられ、前記主制御手段は、前記スピーカ装置の複数個のスピーカにおいて、それぞれ所定の再生信号が再生されるように前記メディア再生手段の制御を行うことを特徴とする。 また本発明のオーディオ装置は、前記スピーカ装置には、4個のスピーカが一定の間隔で円形状に配置され、前記主制御手段は、聴取者の向き方向に対して略直交方向に位置する2個のスピーカと、略平行方向に位置する2個のスピーカにおいて、それぞれ所定の再生信号が再生されるように前記メディア再生手段の制御を行うことを特徴とする。 【0006】 また本発明のスピーカ装置は、外部から所定の信号形態で伝送されてくる音声信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された音声信号の信号レベルを増幅する増幅手段と、前記増幅手段により増幅された音声信号を再生するスピーカと、上部位置に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子と、少なくとも、前記スピーカの放音面を前記上部位置から離間させた状態で前記上部位置に前記スピーカを掛止する掛止手段と、を備え、前記掛止手段により上部位置に掛止されたときに、前記スピーカの放音面が略斜め上方を向くように配設されていることを特徴とする。 また本発明のスピーカ装置は、前記受信手段がリモートコマンダからのコマンド信号を受信可能であると共に、前記受信手段により受信されたコマンド信号に応じて前記増幅手段の増幅レベルを制御する制御手段を備えていることを特徴とする。 また本発明のスピーカ装置は、前記スピーカの下方側を照射するようにスピーカと一体的に配置された照明手段を備え、前記制御手段は、前記照明手段の光量レベルが一定レベル以下になった場合に、所定時間経過後、前記スピーカからの音声出力を停止させるように制御することを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 本発明のスピーカ装置は、スピーカの放音面を略斜め上方位置に取り付けて、なるべく聴取者に直接音が届かないように構成したことにより、聴取者はスピーカの位置を意識することなく音を視聴することができる。つまり、聴取者にバックグラウンド的な聴取環境を提供することができる。 また本発明のスピーカ装置は、照明手段を一体的に設けるようにしたことで、照明手段の光量に連動させてスピーカの音量を調整することが可能になるため、例えば照明の明るさに合わせた音環境を提供することが可能になる。 また、本発明のオーディオ装置は、前記したようなスピーカの放音面を略斜め上方に向けて取り付けて、なるべく聴取者に直接音が届かないように構成したスピーカ装置単体、或いは別に設けたメインスピーカと組み合わせて音声信号を再生することで、複雑な制御等を行うことなく、室内の広範囲において音場感が得られるようになる。また上部位置である天井や壁の反射を利用したことで、部屋の条件や視聴位置の移動による定位感の喪失が小さいオーディオ装置を実現することができた。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。 図1は、本発明の第1の実施形態に係るスピーカ装置の外観構成を示した図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。 この図1に示すスピーカ装置1は、照明が一体化された構造とされる。このため、スピーカキャビネット2の下側を照明するように照明キャビネット7が一体的に取り付けられている。 スピーカキャビネット2には、図1(b)に示すように、4個のスピーカ3〜6が一定間隔で略円形状に、且つ、当該スピーカ装置1をスピーカよりも上部位置である天井に取り付けた際に、略45度の角度で天井方向を向くように取り付けられている。またスピーカキャビネット2の内部には、後述するように各スピーカ3〜6を駆動するためのアンプや音声信号を受信するための受信装置等も収納されている。 スピーカキャビネット2の上面には、ケーブル8が取り付けられており、このケーブル8の先端に天井に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子9が取り付けられている。また電源端子9は当該スピーカ装置1を天井に取り付ける際に掛止手段としても機能する。なお、ケーブル8を介してスピーカ装置1を天井に取り付けるようにすると、スピーカ装置1を天井に直接取り付ける場合より各スピーカ3〜6の放音面を天井から離すことができるため、広がりのある音声とすることができる。なお、本実施形態ではスピーカ3〜6を1つのスピーカキャビネット2内に収納しているが、各スピーカ3〜6ごとにキャビネットを分割するようにしても良い。 照明キャビネット7には、図示しないが部屋を照明するための照明器具(蛍光灯や白熱灯等)が設けられている。 【0009】 図2は、図1に示したスピーカ装置1の内部構成を示したブロック図である。 図2において、受信部11は音源装置であるデジタルメディアサーバ(DMS)からDLNAの規格に則って伝送されてくる音声信号を受信可能に構成されている。 また、受信部11はリモートコマンダ16からECHONET(Energy Conservation and Homecare Network)の規格に則って伝送されてくるコマンド信号を受信可能に構成されている。なお、DMSとしては、例えばパーソナルコンピュータやセットトップボックス、デジタルカメラやビデオカメラ、多機能な携帯電話機などが挙げられる。 アンプ12は、制御部13からの制御信号に基づいて受信部11から入力される音声信号の信号レベルを増幅して夫々のスピーカ3〜6に出力する。制御部13は、受信部11により受信されたコマンド信号に基づいてアンプ12のレベル制御や照明回路14の照明制御を行う。 照明回路14は、制御回路13の制御に基づいて照明機器15の点灯制御や光量制御を行う。 なお、本実施形態では、受信部11においてリモコン信号を受信するようにしているが、リモートコマンダ16からのコマンド信号を受信するリモコン受信部は別に設けるようにしても良い。また、リモートコマンダとの間の伝送に赤外線を用いることも可能である。 【0010】 図3は、本実施形態のスピーカ装置1を天井に取り付けた場合の放音の様子を示した図である。 本実施形態のスピーカ装置1を天井に取り付けた場合、スピーカ装置1の各スピーカ3〜6は、その放音面が略45度の角度で天井方向を向くことから、各スピーカ3〜6から放射された音のエネルギーの多くは、天井21や璧22、床23で反射されて聴取者Uに到達する。これにより、スピーカ3〜6から直接聴取者Uに到達する音は極めて少なくなり、聴取者Uはスピーカ3〜6の位置を意識することなく音を聴取することができる。つまり、聴取者Uにバックグラウンド的な聴取環境を提供することができる。 また、本実施形態のスピーカ装置1では、制御部13において、アンプ12のレベル制御と照明機器15の光量制御を行うことが可能に構成されているので、リモートコマンダ16から伝送されてくる光量レベルのコマンド信号に連動させてアンプ12の増幅レベルを制御すれば、照明機器15の明るさに連動させてスピーカ3〜6から再生される再生音の音量を調整することが可能になる。 さらに、聴取者が就寝するために照明を或る一定以上に暗くした場合は、前記した照明の光量に連動してスピーカの音量を下げる制御に加えて、時間経過と共に徐々に音量レベルを下げていくような制御を行い、一定時間経過後、スピーカ3〜6からの再生音がOFFとなるように制御することも可能となる。このようにすれば、聴取者はスピーカの音量を気にすることなく例えば照明の明るさに合わせた音環境を提供することが可能になる。 【0011】 次に、本発明の第2の実施形態に係るスピーカ装置について説明する。 図4は、本発明の第2の実施形態に係るスピーカ装置の外観構成を示した図であり、(a)は外観斜視図、(b)は断面図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して詳細な説明は省略する。 前記図1に示したスピーカ装置1においては照明機器が一体化された構造であったのに対して、この図4(a)(b)に示すスピーカ装置31は、照明機器41を別体で構成するようにした点に特徴がある。即ち、この図4(a)(b)に示すスピーカ装置31も4個のスピーカ3〜6が略円形状に、且つ、当該スピーカ装置31を天井に取り付けた際に、各スピーカ3〜6が天井方向を向くように取り付けられている。またスピーカキャビネット32の内部には、各スピーカ3〜6を駆動するための図示しないアンプ12、及び音声信号やコマンド信号を受信する受信装置11等も収納されている。 【0012】 そして、この場合はスピーカキャビネット32の上面に天井に設けられた照明用の電源供給端子に接続可能な電源端子9が設けられていると共に、スピーカキャビネット32の下面には、図4(b)に示すように照明機器41の電源端子42を接続可能な電源供給端子33が設けられている。つまり、スピーカ装置31は、スピーカキャビネット32の下面側に照明機器41を取り付け可能で、且つ、照明機器41に対して電源を供給可能に構成されている。 従って、本実施形態のスピーカ装置31の電源端子9を天井21の電源供給端子24に接続すれば、スピーカ装置31を天井に直接取り付けた状態で、その下面側に照明機器41を取り付けることができるので、現在使用している照明機器41をそのまま利用したり、或いはユーザが好みの照明機器を取り付けたりすることが可能になる。 また、この際、スピーカ装置31に取り付ける照明機器41を、図4(b)に示すようにスピーカ装置31より大きいサイズのものを選択すると、床面側からスピーカ装置31が見えないので、照明機器41のデザイン性等を損なうことがない。 【0013】 図5は、第2の実施形態に係るスピーカ装置の他の構成例である。なお、図4と同一部位には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。 この図5に示すように、スピーカ装置31のサイズを照明機器41より大きいサイズにすると、図4に示すスピーカ装置31に比べてスピーカ3〜6を天井21から離して設置できるため、スピーカ装置31から出力する音声に広がりを持たせることが可能になる。 なお、これまで説明したスピーカ装置の構成はあくまでも一例であり、本発明は、複数のスピーカの各放音面が天井方向を向くように配設されているような構造のスピーカ装置に対して適用可能である。 また本実施形態ではスピーカ装置1に4個のスピーカが設けられているものとして説明したが、スピーカは少なくとも1個以上であれば本発明のスピーカ装置を構成可能である。 【0014】 次に、本発明のオーディオ装置の実施形態について説明する。 図6は、本実施形態のオーディオ装置の内部構成を示した図である。なお、図1と同一部位には同一符号を付して詳細な説明は省略する。 この図6に示すオーディオ装置は、オーディオ本体部51とスピーカ装置1とから構成される。 オーディオ本体部51は、メディア再生部(メディア再生手段)52、送信部(送信手段)53、アンプ(第2の増幅手段)54、フロントスピーカであるメインスピーカ55a、55b、制御部(主制御手段)56、受信部57(第1の受信手段)、メモリ(記憶手段)58、及びリモートコマンダ59を備えて構成される。 メディア再生部52は、CD(Compact Disc)やMD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disc)やメモリ記憶媒体といった各種メディアに記録されているコンテンツ(音声データ)を再生する。また、メディア再生部52は、メディアから再生した音声信号に対して、メモリ58に記憶されている複数の頭部伝達情報から選択した何れかの頭部伝達情報の頭部伝達関数(HRTF)に基づく信号処理を施して出力可能に構成されている。 【0015】 送信部53は、メディア再生部52から送られてくる音声信号をDLNAの規格に則ったビットストリーム信号に変換して送信する。 アンプ54は、メディア再生部52から送られてくる音声信号の信号レベルを増幅してメインスピーカ55a、55bに出力する。メインスピーカ55a、55bはアンプ54からの音声信号を可聴音に変換して出力する。 制御部56は、受信部57において受信されたコマンド信号に基づいてメディア再生部52やアンプ54等の各種制御を行う。受信部57は、リモートコマンダ59から伝送されてくるコマンド信号を受信して制御部56に出力する。メモリ58は不揮発性メモリであり、制御に必要な各種情報や、頭部伝達関数に基づいた複数の頭部伝達情報が予め記憶されている。なお、メインスピーカ55a、55bは、オーディオ本体部51とは夫々別体で構成しても良い。またスピーカ55a、55bにアンプを含めて別体で構成する場合は、アンプ54をスピーカ55a、55b毎に必要になることは言うまでもない。 一方、スピーカ装置1は、前記図1に示したような外観構成とされ、その内部には、受信部(第2の受信手段)11、アンプ(第1の増幅手段)12、制御部(副制御手段)13、照明回路14、及び照明機器15を備えて構成される。 【0016】 図7は、本実施形態のオーディオ装置におけるスピーカの配置と放音の様子を示した図であり、本実施形態のオーディオ装置においては、聴取者Uの前方にオーディオ本体部51のメインスピーカ55を配置し、天井にスピーカ装置1を取り付けるようにしている。 このように構成される本実施形態にオーディオ装置においては、バックグラウンドミュージック的な音楽再生を行いたい場合、聴取者Uはリモートコマンダ59に対して所定の操作を行うようにする。すると、受信部57を介してリモートコマンダ59からのコマンド信号を受け取った制御部56は、スピーカ装置1の複数個のスピーカ3〜6において同一音声信号、或いはスピーカ3〜6において左チャンネル信号(以下、L信号)と右チャンネル信号(以下、R信号)とが交互に再生されるようにメディア再生部52の制御を行う。メディア再生部52で再生された音声信号は送信部53から送信される。この送信信号はスピーカ装置1の受信部11で受信され、アンプ12を介して各スピーカ3〜6より再生するようにしている。 先においても述べたように、スピーカ装置1の各スピーカ3〜6は、その放音面が略45度の角度で天井方向に向けられていることから、各スピーカ3〜6から放射された音のエネルギーの多くは、天井21や璧22、床23で反射されて聴取者Uに到達し、スピーカ3〜6から直接聴取者Uに到達する音は極めて少なくなり、聴取者Uはスピーカ3〜6の位置を意識することなく音を聴取することができるように配置されている。 【0017】 従って、本実施形態のオーディオ本体部51から各スピーカ装置1に対して、各スピーカ3〜6からは同じ音声信号、或いは各スピーカ3〜6と聴取者Uとの位置関係が図8(a)に示すような場合は、スピーカ4、5でL信号、スピーカ3、6でR信号を出力すれば、聴取者Uは部屋のどこにいても、ほぼ同様の音場感が得られことになり、バックグラウンドミュージックの再生として最適な聴取環境を提供することができる。 また本実施形態のオーディオ装置において、サラウンド再生を行いたい場合は、上記同様、聴取者Uはリモートコマンダ59に対して所定の操作を行うようにする。すると、受信部57を介してリモートコマンダ59からのコマンド信号を受け取った制御部56はメディア再生部52の制御を行う。これにより、メディア再生部52は、スピーカ装置1のスピーカ3〜6のうち、聴取者Uの向き方向に対して略直交方向に位置する2個のスピーカ4、6において左信号及び右信号を再生させ、聴取者Uの向き方向に対して略平行方向に位置する2個のスピーカ3、5においてサラウンド信号を再生させるようにする。このようにすれば、別途、サラウンドスピーカを設置することなく、聴取者Uに対して音像定位感を与えることができるので、サラウンド再生を簡単に実現することができる。また、本実施形態では、天井や壁の反射を利用していることから部屋の条件や聴取者Uの聴取位置の移動による定位感の喪失が小さいという利点がある。さらに本実施形態では、スピーカ装置1に4つのスピーカ3〜6を設けるだけでよいため、従来のスピーカ装置に比べて安価で実現することができる。 【0018】 また本実施形態のメディア再生部52は、制御部56の制御により、図8(b)に示すように、メインスピーカ55a、55bにおいてセンター信号を含むフロント信号を再生させ、スピーカ装置1のスピーカ3〜6によりサラウンド信号を再生させるようにした場合も、別途サラウンドスピーカを設置することなくサラウンド再生を実現することができる。また、上記同様、天井や壁の反射を利用していることから部屋の条件や聴取者Uの聴取位置の移動による定位感の喪失が小さく、従来のスピーカ装置に比べて安価で実現することができる。 また本実施形態のメディア再生部52は、制御部56の制御により、図8(b)に示すように、メインスピーカ55a、55bにおいてセンター信号を含むフロント信号を再生させ、スピーカ装置1のスピーカ3〜6のうち、聴取者Uの向き方向に対して略直交方向に位置する2個のスピーカ4、6においてLサラウンド信号及びRサラウンド信号を再生させ、聴取者Uの向き方向に対して略平行方向に位置する2個のスピーカ3、5においてサラウンド信号を再生させるようにする。このようにした場合も、上記同様の効果が得られる。 【0019】 さらに、メディア再生部52は、メインスピーカとしてセンター信号を再生しない場合やセンタースピーカが別途設定されていない場合は、図8(a)に示すように聴取者Uの向き方向に対して略直交方向に位置する2個のスピーカ4、6において左サラウンド信号及び右サラウンド信号を再生させ、聴取者の向き方向に対して略平行方向に位置する2個のスピーカのうち、前方に位置するスピーカ3からセンター信号を再生させる。このようにすれば、聴取者Uの前方にセンタースピーカを設置することなくセンターch(チャンネル)を設けたサラウンド再生を実現することができる。 また前記したようなサラウンド再生を行う場合は、メディア再生部52において、メモリ58に記憶されている頭部伝達関数に基づいて音声信号に対して所定の処理、例えば、周波数特性の変更や遅延処理等を施すことで、予め定めた位置の聴取者Uに対してより正確なサラウンド再生を実現することができる。この場合、メモリ58に頭部伝達関数に基づく頭部伝達情報として、部屋のサイズやスピーカ装置1等の条件を変えた複数の頭部伝達関数をメモリ58に予め記憶させておき、聴取者Uが任意の頭部伝達関数を選択できるようにしておくと、聴取環境に合わせて最適なサラウンド再生を実現することができる。 【0020】 また、本実施形態のオーディオ装置においても、スピーカ装置1では、制御部13においてアンプ12のレベル制御と照明機器15の光量制御を行うことが可能に構成されているので、図示しないリモートコマンダから伝送されてくる光量レベルのコマンド信号に連動させてアンプ12の増幅レベルを制御すれば、照明機器15の明るさに連動させてスピーカ3〜6から再生される再生音の音量を調整することが可能になる。 さらに、聴取者が就寝するために、照明を或る一定以上に暗くした場合は、前記した照明の光量に連動してスピーカの音量を下げる制御に加えて、時間経過と共に徐々に音量レベルを下げていくような制御を行い、一定時間経過後、スピーカ3〜6からの再生音がOFFとなるように制御することも可能となる。このようにすれば、聴取者はスピーカの音量を気にすることなく、例えば照明の明るさを合わせた音環境を提供することができる。 なお、本実施形態では、図1に示した照明機器が一体化されたスピーカ装置1を用いてオーディオ装置を構成する場合を例に挙げたが、これはあくまでも一例であり、図4に示したような照明機器が別体で構成されたスピーカ装置を適用しても良い。 【図面の簡単な説明】 【0021】 【図1】本発明の第1の実施形態に係るスピーカ装置の外観構成を示した図である。 【図2】図1に示したスピーカ装置の内部構成を示したブロック図である。 【図3】本実施形態のスピーカ装置を天井に取り付けた場合の放音の様子を示した図である。 【図4】本発明の第2の実施形態に係るスピーカ装置の外観構成を示した図である。 【図5】第2の実施形態に係るスピーカ装置の他の構成例である。 【図6】本実施形態のオーディオ装置の内部構成を示した図である。 【図7】本実施形態のオーディオ装置におけるスピーカの配置と放音の様子を示した図である。 【図8】サラウンド再生を実現する場合のスピーカ配置例を示した図である。 【符号の説明】 【0022】 1、31…スピーカ装置、2、32…スピーカキャビネット、3〜6…スピーカ、7…照明キャビネット7、8…ケーブル、9…電源端子、11、57…受信部、12、54…アンプ、13、56…制御部、14…照明回路、15…照明機器、16、59…リモートコマンダ、33…電源供給端子、51…オーディオ本体、52…メディア再生部、53…送信部、55a、55b…メインスピーカ、58…メモリ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003595 【氏名又は名称】株式会社ケンウッド
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| 【出願日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085660 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 均
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| 【公開番号】 |
特開2008−35133(P2008−35133A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−205388(P2006−205388) |
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