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【発明の名称】 音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生制御プログラム
【発明者】 【氏名】堀口 益代

【要約】 【課題】例えば、音楽再生機能付の携帯電話等のポータブル音楽再生装置の更なる使い勝手を向上させること。

【構成】音楽再生機能付の携帯電話とイヤホン9とをコード12を介して接続し、その音楽再生機能付の携帯電話からコード12が引き出されたこと(イヤホン9を引き出す)に基づいて音楽再生モードに切り替えて音楽再生機能画面を表示部5に表示する。これと同時に、自動再生曲設定部11に音楽データが記録されている場合に自動的に音楽再生を開始する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとがコードを介して接続されると共に、該コードが前記ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能に、かつ、前記イヤホンが前記ポータブル音楽再生装置本体に着脱可能に構成された音楽再生装置であって、
前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたことに基づいて音楽再生モードに切り替えるモード切替手段を備えたことを特徴とする音楽再生装置。
【請求項2】
前記ポータブル音楽再生装置本体内に音楽データを記録させるメモリ部を備え、
前記モード切替手段は、前記メモリ部に音楽データが記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に音楽再生を開始させることを特徴とする請求項1記載の音楽再生装置。
【請求項3】
前記モード切替手段は、前記メモリ部に音楽データが複数記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始させることを特徴とする請求項2記載の音楽再生装置。
【請求項4】
前記モード切替手段は、前記ポータブル音楽再生装置本体内に前記コードが収納されたと同時に音楽再生を停止させることを特徴とする請求項1〜3の何れか記載の音楽再生装置。
【請求項5】
前記ポータブル音楽再生装置本体は、画像表示部を備え、
前記音楽再生モードに切り替わった際に、前記画像表示部に音楽再生機能画面を表示させる表示駆動手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の音楽再生装置。
【請求項6】
前記ポータブル音楽再生装置本体内に設けられ、引き出されたコードを巻き戻させるコード収納部と、
前記コード収納部に設けられ、または、前記コード収納部近傍に設けられ、前記コードの伸長状態を検出してその検出情報を前記モード切替手段に送信させるコード状態検出部とを備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の音楽再生装置。
【請求項7】
前記ポータブル音楽再生装置本体は、携帯電話であることを特徴とする請求項1〜6の何れか記載の音楽再生装置。
【請求項8】
持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとがコードを介して接続されると共に、該コードが前記ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能に、かつ、前記イヤホンが前記ポータブル音楽再生装置本体に着脱可能に構成された音楽再生装置における音楽再生方法であって、
前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたことに基づいて音楽再生を開始することを特徴とする音楽再生方法。
【請求項9】
前記ポータブル音楽再生装置本体に音楽データが複数記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始することを特徴とする請求項8記載の音楽再生方法。
【請求項10】
前記ポータブル音楽再生装置本体に前記コードが収納されたと同時に音楽再生を停止することを特徴とする請求項8または9記載の音楽再生方法。
【請求項11】
持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとがコードを介して接続されると共に、該コードが前記ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能に、かつ、前記イヤホンが前記ポータブル音楽再生装置本体に着脱可能に構成された音楽再生装置における音楽再生制御プログラムであって、
前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたことに基づいて音楽再生モードに切り替えるモード切替手段を備え、
前記モード切替手段を、当該音楽再生装置が実行可能なことを特徴とする音楽再生制御プログラム。
【請求項12】
前記モード切替手段は、音楽データを記録させるメモリ部に音楽データが記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に音楽再生を開始させることを特徴とする請求項11記載の音楽再生制御プログラム。
【請求項13】
前記モード切替手段は、前記メモリ部に音楽データが複数記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始させることを特徴とする請求項12記載の音楽再生制御プログラム。
【請求項14】
前記モード切替手段は、前記ポータブル音楽再生装置本体内に前記コードが収納されたと同時に音楽再生を停止させることを特徴とする請求項11〜13の何れか記載の音楽再生制御プログラム。
【請求項15】
前記音楽再生モードに切り替わった際に、前記ポータブル音楽再生装置本体に設けた画像表示部に音楽再生機能画面を表示させる表示駆動手段を備え、
前記表示駆動手段を、当該音楽再生装置が実行可能なことを特徴とする請求項11〜14の何れかに記載の音楽再生制御プログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
持ち運び可能なポータブル音楽再生装置として、ポータブルMD、CD、メモリプレーヤー等の携帯音楽プレーヤーや、音楽再生機能の備えた携帯電話が挙げられる。
このようなポータブル音楽再生装置は、装置本体にヘッドフォン端子を設け、必要なときにそのヘッドフォン端子にヘッドフォン(側の端子)を差し込んで接続し、例えば、装置本体側の操作により、音楽再生を行っている。
特に、後者に挙げた音楽再生機能付の携帯電話は、極めて利便性に富んでいるが、さらなる使い勝手を向上させるとの技術課題の下、以下のような携帯電話が提案されている。
【0003】
この携帯電話は、ヘッドフォンが接続端子に接続されているかどうかを検出して、ヘッドフォンが接続されているときには、CPUにその旨の信号を出力し、CPUの制御によって、音楽再生モードに遷移し、ヘッドフォンが接続されていないときには、接続端子はCPUにその旨の信号を出力し、CPUの制御によって、携帯電話モードに遷移するようになっている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
また、他の例として、ヘッドホンがヘッドホン接続手段(出力端子に着脱するためのコネクタ)に接続されているか否かを識別するヘッドホン接続識別手段を有し、音楽再生中にヘッドホンがヘッドホン接続手段から取り外されたことを検出した場合、その音楽再生を自動停止するようになっている(例えば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−245026公報(第1頁、図1)
【特許文献2】特開2003−23479公報(第1頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した何れの携帯電話を含めたポータブル音楽再生装置には以下のような問題点があった。
すなわち、上記した何れの携帯電話等は、前記したように、本体側にヘッドフォン端子を設け、必要なときにそのヘッドフォン端子にヘッドフォン(側の端子)を差し込んで接続し、例えば、本体側の操作により音楽再生等を行っている。そのため、音楽再生するには時間と手間がかかるという問題点があった。
【0007】
特に、大勢の人が入り乱れた場所、たとえばバス内や電車内で音楽を楽しみたいときに、ヘッドフォン端子にヘッドフォンを差し込む動作や、音楽再生を行う動作が、他の乗客の迷惑になりやすかった。
【0008】
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、さらなる使い勝手を向上させた音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記技術課題を達成するために、本発明にかかる音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生制御プログラムは、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかる音楽再生装置は、持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとがコードを介して接続されると共に、該コードが前記ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能に、かつ、前記イヤホンが前記ポータブル音楽再生装置本体に着脱可能に構成された音楽再生装置であって、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたことに基づいて音楽再生モードに切り替えるモード切替手段を備えたことを特徴とする。
請求項2にかかる音楽再生装置は、請求項1において、前記ポータブル音楽再生装置本体内に音楽データを記録させるメモリ部を備え、前記モード切替手段は、前記メモリ部に音楽データが記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に音楽再生を開始させることを特徴とする。
請求項3にかかる音楽再生装置は、請求項2において、前記モード切替手段は、前記メモリ部に音楽データが複数記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始させることを特徴とする。
請求項4にかかる音楽再生装置は、請求項1〜3の何れかにおいて、前記モード切替手段は、前記ポータブル音楽再生装置本体内に前記コードが収納されたと同時に音楽再生を停止させることを特徴とする。
請求項5にかかる音楽再生装置は、請求項1〜4の何れかにおいて、前記ポータブル音楽再生装置本体は、画像表示部を備え、前記音楽再生モードに切り替わった際に、前記画像表示部に音楽再生機能画面を表示させる表示駆動手段を備えていることを特徴とする。
請求項6にかかる音楽再生装置は、請求項1〜5の何れかにおいて、前記ポータブル音楽再生装置本体内に設けられ、引き出されたコードを巻き戻させるコード収納部と、前記コード収納部に設けられ、または、前記コード収納部近傍に設けられ、前記コードの伸長状態を検出してその検出情報を前記モード切替手段に送信させるコード状態検出部とを備えていることを特徴とする。
請求項7にかかる音楽再生装置は、請求項1〜6の何れかにおいて、前記ポータブル音楽再生装置本体は、携帯電話であることを特徴とする。
請求項8にかかる音楽再生方法は、持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとがコードを介して接続されると共に、該コードが前記ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能に、かつ、前記イヤホンが前記ポータブル音楽再生装置本体に着脱可能に構成された音楽再生装置における音楽再生方法であって、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたことに基づいて音楽再生を開始することを特徴とする。
請求項9にかかる音楽再生方法は、請求項8において、前記ポータブル音楽再生装置本体に音楽データが複数記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始することを特徴とする。
請求項10にかかる音楽再生方法は、請求項8または9において、前記ポータブル音楽再生装置本体に前記コードが収納されたと同時に音楽再生を停止することを特徴とする。
請求項11にかかる音楽再生制御プログラムは、持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとがコードを介して接続されると共に、該コードが前記ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能に、かつ、前記イヤホンが前記ポータブル音楽再生装置本体に着脱可能に構成された音楽再生装置における音楽再生制御プログラムであって、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたことに基づいて音楽再生モードに切り替えるモード切替手段を備え、前記モード切替手段を、当該音楽再生装置が実行可能なことを特徴とする。
請求項12にかかる音楽再生制御プログラムは、請求項11において、前記モード切替手段は、音楽データを記録させるメモリ部に音楽データが記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に音楽再生を開始させることを特徴とする。
請求項13にかかる音楽再生制御プログラムは、請求項12において、前記モード切替手段は、前記メモリ部に音楽データが複数記録されている場合に、前記ポータブル音楽再生装置本体から前記コードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始させることを特徴とする。
請求項14にかかる音楽再生制御プログラムは、請求項11〜13の何れかにおいて、前記モード切替手段は、前記ポータブル音楽再生装置本体内に前記コードが収納されたと同時に音楽再生を停止させることを特徴とする。
請求項15にかかる音楽再生制御プログラムは、請求項11〜14の何れかにおいて、前記音楽再生モードに切り替わった際に、前記ポータブル音楽再生装置本体に設けた画像表示部に音楽再生機能画面を表示させる表示駆動手段を備え、前記表示駆動手段を、当該音楽再生装置が実行可能なことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体とイヤホンとをコードを介して接続しているため、ユーザーがイヤホンとポータブル音楽再生装置本体との接続を行う必要がなく、しかも、モード切替手段がポータブル音楽再生装置本体からコードが引き出されたことに基づいて音楽再生モードに切り替えるから、音楽再生機能起動など時間や手間が生じず、したがって、さらなる使い勝手を向上させた音楽再生装置が提供できる。
【0011】
また、ポータブル音楽再生装置とコードを介して接続されたイヤホン(なお、このイヤホンとは所謂ヘッドホンタイプも含むものとする)が、ポータブル音楽再生装置本体内に収納可能になっていることから、持ち運びの際、さらに利便性を向上させることができる。
また、イヤホンを引き出すだけで、音楽再生機能画面に切り替わり、メモリ部に音楽データが記録されている場合に自動的に音楽再生するから、手軽に音楽を聴くことができる。特に、大勢の人が入り乱れた場所、たとえばバス内や電車内で音楽を楽しみたいときに、イヤホン端子にイヤホンを差し込む動作や音楽再生を行う動作が必要としないので、手軽に音楽を聴くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明にかかる実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態にかかる音楽再生装置は、その音楽再生装置の一構成部であるポータブル音楽再生装置本体を携帯電話Aとしたものを例示している。すなわち、本実施の形態にかかる音楽再生装置は、携帯電話Aとイヤホン9とがコード12を介して接続され、そのコード12が携帯電話A内に収納可能に、かつ、イヤホン9が携帯電話Aに着脱可能に構成された外観形状をなしている。
【0013】
まず、図1のシステム構成図を参照しながら説明する。
携帯電話Aは、外部に向かって伸縮可能に筐体に接続された送受信アンテナ1と、その送受信アンテナ1と接続され無線電話信号を送受信させる送受信部2と、その送受信部2と接続され電話機能やインターネット機能、メール機能、本発明の一要部である音楽再生機能を所定の制御プログラム(携帯電話Aモードから音楽再生モードへ切り替えるモード切替手段を備える)でもって処理させる制御部3(処理手順は後述する)と、その制御部3と接続され後述する表示部5に各種の情報表示を行わせる表示駆動回路4と、筐体外面にユーザーが視認可能なように設けられ表示駆動回路4の制御信号に基づいて表示させる液晶パネルから成る表示部5と、筐体外面にユーザーが操作可能なように設けられると共に制御部3と接続され、テンキーや各種絵記号キーなどからなるキー操作部6と、制御部3と接続されコード12の伸長状態を検出してその検出情報を制御部3に送信させるコード状態検出部7と、引き出されたコード12を巻き戻させるコード収納部8と、制御部3と接続されアドレスや電話番号等の電話帳情報等を記録させるメモリ部10と、そのメモリ部10の記録領域の一部に割り当てられ、音楽データが記録されると共に、予め自動再生をする音楽を設定記録可能な自動再生曲設定部11とを備えてなる。
【0014】
さらに、本実施の形態にかかる音楽再生装置は、上記した携帯電話Aと、一端がコード収納部8に機械的に接続されると共に制御部3で電気的に接続されたコード12と、そのコード12の他端側と接続されたイヤホン9とを備えてなる。
【0015】
このイヤホン9は、音楽等を聴く際に用いる一般的な内部構造のものであるが、図2に示すように、携帯電話Aの筐体右側面に嵌合凹部a1を設け、その嵌合凹部a1内に着脱可能に保持されるようになっている。この着脱部分は、特に限定はされないが、例えば、嵌合凹部a1の入り口部分に出没可能な係止突起を数箇所設け、イヤホン9を嵌合凹部a1に押し込むことで突起を引っ込め、押し切った状態で突起が突出するようにして、脱落を防止させて保持させても良いものである。
【0016】
また、このイヤホン9は、嵌合凹部a1内に保持、すなわち収納された状態で携帯電話Aの筐体側面から大きく突出しないように略面一となっており、そのイヤホン9の背部分には収納された状態から取り出しやすいようにリブ状またはボス状の把持部、または、スリット状の凹部(例えば爪などで引っ掛けて取り出す)が形成されている。なお、このイヤホン9は、モノラル再生専用の場合は図2に示すように一つであるが、ステレオ再生可能にする場合、当然のことながら、2つ一組となる(図5参照)。この場合も携帯電話Aの筐体左側面に嵌合凹部a1を設けて左右のイヤホン9を夫々の嵌合凹部a1内に着脱可能に保持させる。
【0017】
一方、このイヤホン9側と反対側となるコード12の一端側には、そのコード12と機械的に接続されたコード収納部8が設けられている。
このコード収納部8は、電気掃除機の電源コード12を自動で巻き取るが如く、周知構造のリール機構部からなり、コード12を引っ張った量だけ繰り出して停止し、また図示しない停止解除スイッチの押動操作により繰り出されたコード12を巻き取るようになっている。なお、コード12を引っ張りきるまで停止しないようにしても良い。また、上記した停止解除スイッチに替えて繰り出し停止状態のコード12を僅かに引っ張ることで、停止状態が解除されて自動巻取りさせても良い。
【0018】
コード状態検出部7は、上記したようにコード12の伸長状態を検出してその検出情報を制御部3に送信させるもので、例えば、リール機構部の回動軸上にロータリースイッチを設け、そのロータリースイッチのスイッチングに基づいてコード12の伸長状態を検出したり、あるいは、リール機構部の近傍に光センサを設け、一方、コード12の一部に光センサ検出用の反射シールを貼付して、光センサのセンシングに基づいてコード12の伸長状態を検出したりしても良く、その態様は特に限定されない。
【0019】
次に、制御部3における一連の処理手順を図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、嵌合凹部a1内に保持されたイヤホン9を取り出し、そのまま引き出す(S1)。
このイヤホン9引出し操作によってコード収納部8が作動する(S2)。
コード状態検出部7がコード12の伸長状態を検出する(S3)。
コード状態検出部7で検出したコード12の伸長状態(信号)を制御部3へ伝達する(S4)。
【0020】
制御部3が再生機能(音楽再生モード)を呼び出す(S5)。なお、この再生機能を呼び出すきっかけとなるコード12の伸長状態は、コード12収納状態を再生機能呼び出しOFFにして、少しでもコード12が繰り出されたことにより、再生機能呼び出しONにしたり、コード12が繰り出され、かつ、所定時間を経過した後、再生機能呼び出しONにしたり、あるいは、コード12が最後まで繰り出されたことにより、再生機能呼び出しONにするなど、特に限定はされない。
【0021】
次いで、再生機能を呼び出したら、表示駆動回路4へその旨の信号を伝達する(S6)。
その旨の信号を受け取った表示駆動回路4は作動して(S7)、所定の音楽再生機能画面を表示部5に表示する(S8)。この音楽再生機能画面は、再生Noや曲名、演奏経過時間等の楽曲に関する情報や、再生、停止、前後のスキップ、ランダム再生、ボリューム、音色等の再生に関する情報(キー操作部6の夫々のキーに割り当てられて操作可能になっている)が表示される。
【0022】
この音楽再生機能画面を表示部5に表示したら、音楽データが自動再生曲設定部11に保存(記録)されているか否かを判断すると同時に、音楽データが複数記録されている場合に、予め設定された優先順位(再生順位)が設定されているかを判断する(S9)。
【0023】
音楽データが自動再生曲設定部11に保存(記録)されており、優先順位(再生順位)が設定されている場合(S9:YES)、音楽再生機能が起動(自動)して音声信号の出力を開始し(S10)し、イヤホン9から音楽が流れて(S11)一連の処理が終了する。
【0024】
また、音楽データが自動再生曲設定部11に保存(記録)されており、優先順位(再生順位)が設定されていない場合(S9:NO)、音楽再生機能画面と対応したキー操作部6の夫々のキーで手動による再生操作を行う(S12)。なお、この手動操作の替わりに音楽再生機能が起動(自動)して音声信号の出力を開始しても良く、その場合、優先順位(再生順位)がないために、記録された順に再生したり、前回の音楽再生の際に行った再生モード、例えばランダム再生を行う。
【0025】
また、S9において、音楽データ自体が自動再生曲設定部11に保存(記録)されていない場合、音楽再生機能画面でその旨を表示する。
また、音楽再生の停止は、音楽再生機能画面の表示に基づきながらキー操作部6の夫々のキーを用いて行ったり、コード収納部8に引き出されたコード12を携帯電話A内に巻き戻させると同時に、再生中の音楽が停止する。そして、音楽再生機能画面の表示から携帯電話Aの機能画面あるいは音楽再生機能画面へ移行する直前の画面に戻る。
【0026】
次に、自動再生を行う音楽を設定する場合の一連の処理手順を図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、自動再生を行わせる1曲目を、音楽再生機能画面の表示に基づきながらキー操作部6の夫々のキーを用いて設定する(S13)。
制御部3は、その設定操作に応じて自動再生曲設定部11に、その曲の情報を保存する(S14)。
【0027】
音楽再生機能画面に、2曲目を保存するか否かが表示され、2曲目を保存する場合(S15:YES)、上記と同様の操作によって自動再生を行わせる2曲目を設定する(S16)
。制御部3は、その設定の情報に応じて自動再生曲設定部11に、その曲の情報を保存する(S17)。
【0028】
上記と同じ表示及び操作が行われ(S18〜S20)、一連の処理が終了する。なお、S15においてNO、すなわち、2曲目を保存しない場合も一連の処理が終了する。
なお、この自動再生を行わせるための設定は、音楽データをダウンロードしたりして、音楽データが予め自動再生曲設定部11に記録されている場合である。
【0029】
また、上記したように、音楽データが予め自動再生曲設定部11に記録されていても、この優先順位(再生順位)の設定を行わない場合、手動操作で再生したり、記録された順に再生したり、前回の音楽再生の際に行った再生モード、例えばランダム再生を行わせても良いものである。
すなわち、嵌合凹部a1内に保持されたイヤホン9を取り出し、そのまま引き出すことで、音楽を再生する形態であれば何れでも良いものである。
【0030】
このように、ポータブル音楽再生装置本体を携帯電話Aとした本実施の形態にかかる音楽再生装置は、携帯電話Aとイヤホン9とをコード12を介して接続しているため、ユーザーがイヤホン9と携帯電話Aとの接続を行う必要がなく、しかも、制御部3が携帯電話Aからコード12が引き出されたことに基づいて音楽再生モードに切り替えるから、音楽再生機能起動など時間や手間が生じず、したがって、さらなる使い勝手を向上させた携帯電話Aになっている。
【0031】
また、携帯電話Aとコード12を介して接続されたイヤホン9が、携帯電話A内に収納可能になっていることから、持ち運びの際、コード12やイヤホン9が邪魔にならず、利便性を向上させることができる。
【0032】
また、イヤホン9を引き出すだけで、音楽再生機能画面に切り替わり、自動再生曲設定部11に音楽データが記録されている場合に自動的に音楽再生し、コード収納部8にコード12が収納されたと同時に音楽再生を停止するから、イヤホン9端子にイヤホン9を差し込む動作や取り外す動作、キー操作部6の夫々のキーを用いての音楽再生動作や停止動作等の煩わしい動作を行う必要がなく、したがって使い勝手を向上させつつ、手軽に音楽を楽しむことができる。
【0033】
以上、本発明にかかる実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0034】
例えば、ポータブル音楽再生装置本体(携帯電話)からコードが引き出されたことに基づいて音楽再生を開始する音楽再生方法、音楽再生制御プログラムでも良い。この場合も、ポータブル音楽再生装置本体に音楽データが複数記録されている場合に、ポータブル音楽再生装置本体からコードが引き出されたと同時に、予め設定された優先順位に基づいて音楽再生を開始したり、ポータブル音楽再生装置本体にコードが収納されたと同時に音楽再生を停止させることが好適である。
【0035】
さらに、本発明にかかる実施の形態は、携帯電話を例示しているが、持ち運び可能なポータブル音楽再生装置本体であれば、形態は特に限定されず、例えば、ポータブルMD、CD、メモリプレーヤー等の携帯音楽プレーヤー等、何れも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本実施の形態にかかる音楽再生装置のシステム構成図である。
【図2】同、斜視図である。
【図3】同、制御部における一連の処理手順(音楽再生まで)のフローチャートである。
【図4】同、自動再生する音楽を設定する一連の処理手順のフローチャートである。
【図5】同、図2おける他の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0037】
A 携帯電話
a1 嵌合凹部
1 送受信アンテナ
2 送受信部
3 制御部
4 表示駆動回路
5 表示部
6 キー操作部
7 コード状態検出部
8 コード収納部
9 イヤホン
10 メモリ部
11 自動再生曲設定部
12 コード
【出願人】 【識別番号】390010179
【氏名又は名称】埼玉日本電気株式会社
【出願日】 平成18年7月7日(2006.7.7)
【代理人】 【識別番号】100097113
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之


【公開番号】 特開2008−17267(P2008−17267A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−187697(P2006−187697)