| 【発明の名称】 |
スピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するインイヤ型イヤホンおよびイヤプラグ型イヤホン |
| 【発明者】 |
【氏名】ビル ヤン
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| 【要約】 |
【課題】スピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するイヤホンを提供し、構造においてイヤホンボディの音場特性を変化させる。
【構成】スピーカーユニットと、ハウジングと、カバープレートとを含むスピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するイヤホンを提供する。スピーカーユニットが、スピーカーユニット後部に配置される少なくとも1つの調節可能な響孔を有するハウジングによりカバーされる。更に、カバープレートが、ハウジング上に配置されるとともに、少なくとも1つの調節可能な響孔を選択的にカバーすることに使用される。カバープレートが、軸回転プレートまたは滑動プレートであり、調節可能な響孔の露出領域を調節し、スピーカーユニットにより出力される音響の周波数応答が、顧客の必要性によって変化されるものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スピーカー後部に響孔の調節可能領域を有するイヤホンであり、 スピーカーユニットと、 ハウジングであり、前記スピーカーユニットをカバーするとともに、前記スピーカーユニットの後部に配置される少なくとも1つの調節可能な響孔を有するハウジングと、 カバープレートであり、前記ハウジング上に配置され、少なくとも1つの前記調節可能な響孔を選択的に遮蔽するカバープレートと、 を含むスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項2】 前記カバープレートが、軸回転プレートであり、軸心を有して、前記ハウジングに軸回転するよう接続されるとともに、前記軸回転プレートが前記調節可能な響孔の少なくとも1つを回転的に遮蔽する請求項1記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項3】 前記軸回転プレートが、扇形プレートを含むものである請求項2記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項4】 前記調節可能な響孔が、円形孔または弧形孔を含むものである請求項2記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項5】 前記カバープレートが、滑動プレートであり、前記ハウジングが、対応するように溝を有し、前記滑動プレートが、前記溝に嵌合されるとともに、前記調節可能な響孔の少なくとも1つを滑動的に遮蔽する請求項1記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項6】 前記滑動プレートが、棒状プレートを含むものである請求項5記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項7】 前記調節可能な響孔が、円形孔または弧形孔を含むものである請求項5記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項8】 前記調節可能な響孔が、円形孔または弧形孔を含むものである請求項1記載のスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホン。 【請求項9】 前記スピーカーユニットの寸法が、耳に挿入されるのに適している請求項1記載のスピーカー後部に響孔の調節可能領域を有するイヤホン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、イヤホンに関し、特に、スピーカー後部のハウジングに響孔(sound holes)の調節可能な領域を有するイヤホンに関する。 【背景技術】 【0002】 科学技術の急速な進歩に伴い、電子製品は、次第に軽く、薄く、そして小さくなり、人々は、ラジオまたはウォークマン(登録商標、以下同じ)のような小型化した電子製品をいつでもどこでも使用することができる。また、一般のMP3ウォークマン、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistants=PDAs)またはノートブックパソコンのような個人用デジタル製品は、ますます一般的なものとなり、日常生活に不可欠なものとなっている。更に、ラジオおよびMP3の両方の機能を統合した携帯電話が、出現している。 【0003】 電子製品の種類を問わず、イヤホンは、電子製品にとって必須な備品となっており、従って、ユーザーは、他人を妨害することなく電子製品により提供される音響情報を聴くことができる。また、イヤホンは、リスナーにとって好適な音響伝達を提供し、リスナーは、より明確に音響の内容を聞いて理解することができ、音響がコンピューターのスピーカーから伝達される時に不鮮明であるという状況とは、異なるものとなっている。特に、ユーザーが移動している時、例えば、エクササイズ、運転、激しい活動を行っている時、または雑音のある環境において、イヤホンが使用されることにより、音響伝達が影響を受けることがない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、耳および耳道の大きさと構造は、人により異なるものであり、異なる人が、音楽について異なる好みを有するから、イヤホンの音質についての判断は、人により様々であり、各個人の要求に合わせることは困難である。一方で、市場において利用可能である大部分のイヤホンの周波数応答曲線は、固定されており、信号の高音部分または低音部分への周波数応答が変更される場合、電子等化器(electronic equalizer)または関連するソフトウェアにより音場の分布特性を変化させることを必要とする。たとえ追加された電子等化器がイヤホンの周波数応答を変化させても、電子等化器内のインダクタンスまたはキャパシタンスにより時間遅延が引き起こされる。従って、イヤホンの構造を改善することは、避けられない課題である。 【0005】 本発明の目的は、スピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するイヤホンを提供し、構造においてイヤホンボディの音場特性を変化させることにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、スピーカーユニットと、ハウジングと、カバープレートとを含むスピーカー後部に響孔の調節可能な領域を有するイヤホンを提供する。スピーカーユニットが、スピーカーユニットの後部に位置する少なくとも1つの調節可能な響孔を有するハウジングによりカバーされる。更に、カバープレートが、ハウジングに配置されるとともに、調節可能な響孔の少なくとも1つを選択的にカバーする。 【0007】 本発明の実施形態において、カバープレートが、軸回転プレート(pivoting plate)であり、軸心を有して、ハウジングに軸回転するように(pivotally)接続されるとともに、軸回転プレートが、調節可能な響孔の少なくとも1つを回転するように遮蔽する。本実施形態中、軸回転プレートが、扇形プレートを含むものである。 【0008】 本発明の実施形態において、カバープレートが、滑動プレートであり、ハウジングが、対応するように溝(slot)を有し、滑動プレートが、溝に嵌合されて、調節可能な響孔の少なくとも1つを滑動するように遮蔽する。本実施形態中、滑動プレートが、棒状プレート(bar plate)を含むものである。 【0009】 本発明は、イヤホンボディの後部に配置される調節構造を採用し、それは、回転可能または滑動可能なカバープレートを有する調節可能な響孔の一部分を遮蔽して、イヤホンボディの音場特性を変化させる。従って、各個人が、異なる音楽に対してイヤホンボディの周波数応答を調節することができ、イヤホンが、異なる顧客の必要性を満たすことができる。 【発明の効果】 【0010】 本発明に基づくスピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するイヤホンは、スピーカーユニットと、ハウジングと、カバープレートとを含むものであり、そのうち、カバープレートが、調節可能な響孔の少なくとも1つを選択的に遮蔽するために、ハウジングの後部の調節可能な響孔上に配置される。後室におけるスピーカーユニットにより出力される音響の音場特性が、異なる露出領域および調節可能な響孔の位置により変化するので、本発明は、イヤホンボディの構造によって回転可能または滑動可能なカバープレートを有する調節可能な響孔の一部または単一な響孔の調節可能な領域の一部分を遮蔽することにより、イヤホンボディの音場特性を変化させる。従って、各個人が、異なる音楽に対してイヤホンボディの周波数応答を調節することができ、イヤホンが、異なる顧客の必要性を満たすことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 図1は、本発明の好適な実施形態にかかるスピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するイヤホンを示す断面図である。スピーカーユニット110が、イヤホンハウジング(housing)120内に配置されるとともに、伝送線112を介して外部ホスト(例えば、MP3プレーヤー、携帯電話、ウォークマンまたはコンピューター)に電気接続され、スピーカーユニット110が、人の耳が受け入れることのできる音響情報(sound information)を出力することができる。スピーカーユニット110の内部構造は、図1に示していない。スピーカーユニット110の外形寸法(profile size)が、イヤホンハウジング120の内室の容積とほぼ一致して、スピーカーユニット110が、人の耳の外耳道に挿入されることができ(図示せず)、従って、このタイプのイヤホン100が、通常、マイクロイヤホンまたはインイヤ型イヤホンとして呼ばれるものである。しかしながら、本発明のスピーカー後部のハウジングに響孔の調節可能な領域を有するイヤホン100は、様々なタイプのイヤホンに広く応用されることができるものであり、図1に示すようなマイクロイヤホンまたはインイヤ型イヤホンに限定されるものではない。 【0012】 図1に示すように、イヤホンハウジング120が、スピーカーユニット110の後部に後室122を形成して、共鳴効果(resonance effect)を発生することに用いられ、スピーカーユニット110により出力される音響の音場特性が、後室122によって異なるものとなる。例えば、高音部分または低音部分の周波数応答が変化されて、周波数応答の曲線において高音部分または低音部分のいずれかが際立つものとなる。通常、イヤホンの音場特性を設計する時、調節可能な響孔124も、考慮に入れる。調節可能な響孔124は、耳に挿入されるイヤホンハウジング120の前面に配置される主響孔126ではなく、スピーカーユニット110の後部のハウジング120に割り当てられるものであり、後室122の容積のようにイヤホンの音場特性に影響を及ぼすものである。従って、調節可能な響孔124の数および調節可能な響孔124の露出領域(exposed area)の大きさも、高音部分または低音部分の周波数応答に影響を及ぼすものである。 【0013】 図2は、イヤホンの音場特性における調節可能な響孔の大きさを示す周波数応答曲線グラフである。異なる周波数応答曲線が、異なる符号により表される。可聴周波数の範囲内は、人の耳により聴くことができるものであり(20Hz−20KHz)、人工耳試験(artificial ear test)の結果から分かるように、小さな露出領域(例えば8mm2)を有する調節可能な響孔が、高周波数部分の周波数応答について際立っており、一方で、大きな露出領域(例えば64mm2)を有する調節可能な響孔が、低周波数部分の周波数応答について際立っている。8mm2と64mm2との間の露出領域を有する他の調節可能な響孔も、音場特性によって特別な性能を有する。従って、異なる露出領域を有する調節可能な響孔の周波数応答曲線は、異なるものである。調節可能な響孔が、ただ固定された露出領域を有するだけで、望まれる調節ができない場合、調節可能な響孔の機能が制限されるので、性能が改善されない。 【0014】 従って、本発明のイヤホン100は、スピーカー後部のハウジング上の響孔の領域を調節するための調節機構を採用し、回転可能または滑動可能なカバープレート130を有する調節可能な響孔124の一部分または単一の調節可能な響孔124の領域の一部分を遮蔽して、上記の問題を克服する。図3は、本発明の実施形態にかかる回転可能なカバープレートを示す概略図であり、図4は、本発明の他の実施形態にかかる滑動可能なカバープレートを示す概略図である。 【0015】 図3に示すように、図1のカバープレート130、例えば、イヤホンハウジング120の後半部の外形に合致する軸回転プレート(pivoting plate)140は、扇形、半円形または卵形であることができるが、これに限定されるものではない。例として扇形の軸回転プレートを用いると、軸回転プレート140の軸心144が、イヤホンハウジング120に軸回転するよう接続されて、軸回転プレート140が調節可能な響孔124の少なくとも1つを回転するようにカバーし、そのうち、図中の点線により示される調節可能な響孔124aが、軸回転プレート140により全体的にカバーされることを表し、実線および点線により部分的に示される調節可能な響孔124bが軸回転プレート140により部分的にカバーされることを表す。従って、調節可能な響孔124の露出領域が、ユーザーの要求に基づいて選択的に調節され、イヤホンの音場特性に対する異なる顧客の必要性を満たすことができる。 【0016】 そして、図4において、図1のカバープレート130が、例えば、滑動プレート150であり、イヤホンハウジング120が、対応するように溝128を有して、滑動プレート150が、イヤホンハウジング120の溝128の一端から他端まで滑動する。滑動プレート150が、例えば、弧形プレートまたは円形プレートのような棒状プレートであり、滑動プレート150が、調節可能な響孔124の少なくとも1つを滑動するようにカバーし、そのうち、図中の点線により示される調節可能な響孔124aが、滑動プレート150により全体的にカバーされることを表し、実線および点線により部分的に示される調節可能な響孔124bが滑動プレート150により部分的にカバーされることを表す。従って、調節可能な響孔124の露出領域が、ユーザーの要求に基づいて選択的に調節され、イヤホンの音場特性に対する異なる顧客の必要性を満たすことができる。 【0017】 円形孔以外に、調節可能な響孔124は、図5の他の実施形態に示されるように、弧形孔160であることができる。弧形孔160は、ただ1つに制限されるものではなく、同心円に配列された複数の弧形孔または異なる半径を有する同心円に連続的に配列された複数の弧形孔を含むことができる。例として単一の弧形孔160を取ると、カバープレート170が、弧形孔160の露出領域を調節するために上記軸回転プレート140または滑動プレート150を選択することもでき(カバープレート170によりカバーされる領域は、斜線により示される)、異なる露出領域に対応して異なる音場特性を得ることができる。本実施形態中、カバープレート170が、ハウジング内に配置されることができ、弧形孔160中に露出されるものである。カバープレート170が軸回転プレートである時、軸心として弧形孔160の円心162を有して回転して、弧形孔160の露出領域が、回転角度を変化させることにより調節される。更に、カバープレート170が滑動プレートである時、滑動プレートが、弧形孔160の中心線164に沿って移動し、弧形孔160の露出領域が、移動距離を変化させることにより調節される。 【0018】 以上のごとく、この発明を最良の実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】本発明の好適な実施形態にかかる調節可能なスピーカー後部のハウジングに響孔の領域を有するイヤホンを示す断面図である。 【図2】イヤホンの音場特性における調節可能な響孔の大きさを示す周波数応答曲線グラフである。 【図3】本発明の実施形態にかかる回転可能なカバープレートを示す概略図である。 【図4】本発明の他の実施形態にかかる滑動可能なカバープレートを示す概略図である。 【図5】本発明の他の実施形態にかかる調節可能な響孔およびカバープレートを示す概略図である。 【符号の説明】 【0020】 100 イヤホン 110 スピーカーユニット 112 伝送線 120 イヤホンハウジング 122 後室 124,124a,124b,124c 調節可能な響孔 126 主響孔 128 溝 130,170 カバープレート 140 軸回転プレート 144 軸心 150 滑動プレート 160 弧形孔 162 円心 164 中心線
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| 【出願人】 |
【識別番号】503116213 【氏名又は名称】固昌通訊股▲ふん▼有限公司
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| 【出願日】 |
平成18年10月6日(2006.10.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104156 【弁理士】 【氏名又は名称】龍華 明裕
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| 【公開番号】 |
特開2008−11487(P2008−11487A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−274653(P2006−274653) |
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