| 【発明の名称】 |
コンデンサマイクロホン及びコンデンサマイクロホンの製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】寺田 隆洋
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| 【要約】 |
【課題】コンデンサマイクロホンの感度を向上させる。
【構成】コンデンサマイクロホンは、静止電極を形成しているプレートと、前記静止電極に対する振動電極を形成し、外周端が自由端であるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの中央部と前記プレートとがいずれも回転不能に固定されている柱部と、を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 静止電極を形成しているプレートと、 前記静止電極に対する振動電極を形成し、外周端が自由端であるダイヤフラムと、 前記ダイヤフラムの中央部と前記プレートとがいずれもそれぞれの表面と平行な軸周りに回転不能に固定されている柱部と、 を備えるコンデンサマイクロホン。 【請求項2】 前記ダイヤフラムの前記柱部との結合部近傍の環状領域内の曲げ剛性は、前記ダイヤフラムの前記柱部との結合部近傍の環状領域より外側の環状領域内の曲げ剛性よりも低い、 請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項3】 前記振動電極は前記ダイヤフラムの外周近傍において環状に形成されている、 請求項1又は2に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項4】 前記静止電極は前記プレートの外周近傍において環状に形成されている、 請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項5】 前記柱部の軸方向延長範囲内に形成され前記振動電極と信号処理回路とを接続するためのパッドをさらに備える、 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項6】 キャビティの側壁面を形成しているとともに前記プレートと前記ダイヤフラムと前記柱部とを支持するための基板をさらに備え、 前記柱部は、前記プレートの前記中央部の前記基板と反対側の面と前記ダイヤフラムの前記中央部とに密着し、 前記パッドは、前記ダイヤフラムの前記柱部との密着領域の裏側に密着している導電膜からなり、 前記プレートの外周部と前記ダイヤフラムの外周部との間に環状の音響抵抗空間が形成され、 前記プレートの前記外周部より内側の前記キャビティに被さっている領域に通孔が形成されている、 請求項5に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項7】 キャビティの側壁面を形成しているとともに前記プレートと前記ダイヤフラムと前記柱部とを支持するための基板と、 前記プレートを前記基板から離して前記キャビティ上に支持する支持部と、 をさらに備え、 前記プレートは導電膜からなり、 前記プレートの前記中央部に接合孔が形成され、 前記プレートの前記中央部の外側に音孔が形成され、 前記ダイヤフラムは、前記柱部によって前記プレートと前記基板との間に支持され、 前記ダイヤフラムの外周部の前記プレートと反対側の面と前記基板の前記キャビティの縁部との間に環状の音響抵抗空間が形成され、 前記柱部は、前記ダイヤフラムに密着し前記振動電極と導通し前記接合孔を通る導電性の芯部と、前記芯部の周囲に形成され前記プレートの前記接続孔の壁面に密着し前記プレートと前記芯部とを絶縁しているジャケット部とを有する、 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項8】 前記基板上に前記ダイヤフラムを形成し、 前記基板上と前記ダイヤフラム上とに前記支持部及び前記ジャケット部を構成するための絶縁膜を形成し、 前記絶縁膜上に前記プレートを形成し、 前記プレートの前記接続孔から露出している前記絶縁膜に前記ダイヤフラムまで達する孔を形成し、 前記孔の内部に前記芯部を形成し、 前記プレートの前記音孔からエッチング液を導入することにより前記絶縁膜を侵蝕することにより前記絶縁膜の残部で構成される前記支持部と前記ジャケット部とを形成する、 ことを含む請求項7に記載のコンデンサマイクロホンの製造方法。 【請求項9】 前記柱部の軸方向延長範囲内に形成され前記静止電極と信号処理回路とを接続するためのパッドをさらに備える、 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンデンサマイクロホン。 【請求項10】 キャビティの側壁面を形成しているとともに前記プレートと前記ダイヤフラムと前記柱部とを支持するための基板と、 前記基板上に形成されている導電膜からなり前記振動電極と前記信号処理回路との接続を中継している中継膜と、 をさらに備え、 前記ダイヤフラムは、前記プレートと反対側に突出し凸面に前記中継膜が密着し凹面に前記柱部が密着している突部として前記中央部が形成されている導電膜からなり、 前記ダイヤフラムの外周部と前記中継膜との間に環状の音響抵抗空間が形成され、 前記中継膜の前記ダイヤフラムの外周部より内側の前記キャビティに被さっている領域に通孔が形成され、 前記プレートは、前記柱部によって前記ダイヤフラムの前記基板と反対側に支持され、 前記プレートに音孔が形成されている、 請求項9に記載のコンデンサマイクロホン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はコンデンサマイクロホン及びその製造方法に関する。 【背景技術】 【0002】 MEMS製造プロセスによって製造されるコンデンサマイクロホンは、薄膜の積層により構造を形成できるため、機械加工によって製造されるコンデンサマイクロホンに比べて小型にすることができる。 【0003】 しかし、薄膜を堆積によって形成すると内部応力のある薄膜が形成されるため、特許文献1に記載されているようにダイヤフラムの外周全部が固定されている場合には、内部応力によってダイヤフラムのヤング率が高くなり音波に対する振幅が小さくなるという問題がある。また、その場合、ダイヤフラムの外周近傍がほとんど振動しないため、実質的にはダイヤフラムの外周近傍は寄生容量を形成することになり、感度の低下を招く。 【0004】 非特許文献1には、ダイヤフラムの外周端が自由端として構成される音源定位センサが開示されている。しかし、この音源定位センサは、ダイヤフラムの同相振動を抑制しその逆相振動を強調する構成であるため、マイクロホンとしての感度は低い。 【0005】 【特許文献1】特開2002−223499号公報 【非特許文献1】第18回センシングフォーラムシンポジウム「ヤドリバエを模倣した超小型音源定位センサの理論と実験」、小野順貴、平田飛仙、安藤繁 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、コンデンサマイクロホンの感度を向上させることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 (1)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、静止電極を形成しているプレートと、前記静止電極に対する振動電極を形成し、外周端が自由端であるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの中央部と前記プレートとがいずれもそれぞれの表面と平行な軸周りに回転不能に固定されている柱部と、を備える。 このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムの外周端が自由端であるため、ダイヤフラムの形成時に内部応力が生ずるとしても、ダイヤフラムの変形によって内部応力が緩和されるため、感度が向上する。また、このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムの中央部とプレートとがいずれも回転不能に柱部に固定されているため、ダイヤフラムをプレートに対して相対的に固定するための構造自体によってダイヤフラムの逆相振動が強調されることはない。 【0008】 (2)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記ダイヤフラムの前記柱部との結合部近傍の環状領域内の曲げ剛性は、前記ダイヤフラムの前記柱部との結合部近傍よりも外側の環状領域内の曲げ剛性よりも低くてもよい。 このようにコンデンサマイクホロンが構成される場合、ダイヤフラムの逆相振動が抑制され、ダイヤフラムの外周近傍の振幅が大きくなるため、さらに感度が向上する。 【0009】 (3)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記振動電極は前記ダイヤフラムの外周近傍において環状に形成されていてもよい。 このようにコンデンサマイクロホンが構成される場合、ダイヤフラムの振幅が小さい領域に形成される寄生容量が低減されるため、さらに感度が向上する。 【0010】 (4)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記静止電極は前記プレートの外周近傍において環状に形成されていてもよい。 このようにコンデンサマイクロホンが構成される場合、ダイヤフラムの振幅が小さい領域に形成される寄生容量が低減されるため、さらに感度が向上する。 【0011】 (5)全体が導電膜で構成されているダイヤフラムと全体が導電膜で構成されているプレートとをそれぞれの外周が固定されるようにコンデンサマイクロホンを構成する場合、ダイヤフラムを構成している導電膜とプレートを構成している導電膜にはそれらを固定するための絶縁物を間に挟んで対向する領域が静止電極と振動電極で構成される電極対の外周を囲むように存在することになる。またそのような領域とは別の領域において、対向電極と外部回路とを接続するためのパッドが絶縁物を間に挟んで導電膜と対向する。したがって、このような構成の場合、これらの領域において寄生容量が形成されることになる。 【0012】 そこで、上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、前記柱部の軸方向延長範囲内に形成され前記振動電極と信号処理回路とを接続するためのパッドをさらに備えてもよい。 このようにコンデンサマイクロホンを構成することにより、ダイヤフラムがプレートに対して相対的に固定されている領域である柱部の軸方向延長範囲内に振動電極と信号処理回路とを接続するためのパッドが位置するため、寄生容量を低減することができる。 【0013】 (6)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、キャビティの側壁面を形成しているとともに前記プレートと前記ダイヤフラムと前記柱部とを支持するための基板をさらに備えてもよく、前記柱部は、前記プレートの前記中央部の前記基板と反対側の面と前記ダイヤフラムの前記中央部とに密着していてもよく、前記パッドは、前記ダイヤフラムの前記柱部との密着領域の裏側に密着している導電膜からなってもよく、前記プレートの外周部と前記ダイヤフラムの外周部との間に環状の音響抵抗空間が形成されていてもよく、前記プレートの前記外周部より内側の前記キャビティに被さっている領域に通孔が形成されていてもよい。 このようにコンデンサマイクロホンが構成される場合、キャビティの内圧と大気圧がプレートの通孔と音響抵抗空間とを介して平衡するため、大気圧変動に感度が影響されることもなく、大気圧変動による破壊が起こることもない。また、プレートの外周部とダイヤフラムの外周部との間に形成される環状の音響抵抗空間の形状を薄く幅広く設定することにより、検出対象波長領域における感度低下を抑制できる。 【0014】 (7)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、キャビティの側壁面を形成しているとともに前記プレートと前記ダイヤフラムと前記柱部とを支持するための基板と、前記プレートを前記基板から離して前記キャビティ上に支持する支持部と、をさらに備えてもよく、前記プレートは導電膜からなってもよく、前記プレートの前記中央部に接合孔が形成されてもよく、前記プレートの前記中央部の外側に音孔が形成されてもよく、前記ダイヤフラムは、前記柱部によって前記プレートと前記基板との間に支持されてもよく、前記ダイヤフラムの外周部の前記プレートと反対側の面と前記基板の前記キャビティの縁部との間に環状の音響抵抗空間が形成されてもよく、前記柱部は、前記ダイヤフラムに密着し前記振動電極と導通し前記接合孔を通る導電性の芯部と、前記芯部の周囲に形成され前記プレートの前記接続孔の壁面に密着し前記プレートと前記芯部とを絶縁しているジャケット部とを有してもよく、前記パッドは、前記芯部の端面に密着している導電膜からなってもよい。 このようにコンデンサマイクロホンが構成される場合、キャビティの内圧と大気圧が音響抵抗空間を介して平衡するため、大気圧変動に感度が影響されることもなく、大気圧変動による破壊が起こることもない。また、プレートの外周部とダイヤフラムの外周部との間に形成される環状の音響抵抗空間の形状を薄く幅広く設定することにより、検出対象波長領域における感度低下を抑制できる。 【0015】 (8)このように構成されるコンデンサマイクロホンの製造方法は、前記基板上に前記ダイヤフラムを形成し、前記基板上と前記ダイヤフラム上とに前記支持部及び前記ジャケット部を構成するための絶縁膜を形成し、前記絶縁膜上に前記プレートを形成し、前記プレートの前記接続孔から露出している前記絶縁膜に前記ダイヤフラムまで達する孔を形成し、前記孔の内部に前記芯部を形成し、前記プレートの前記音孔からエッチング液を導入することにより前記絶縁膜を侵蝕することにより前記絶縁膜の残部で構成される前記支持部と前記ジャケット部とを形成する、ことを含んでもよい。 【0016】 (9)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、前記柱部の軸方向延長範囲内に形成され前記静止電極と信号処理回路とを接続するためのパッドをさらに備えてもよい。 このようにコンデンサマイクロホンを構成することにより、ダイヤフラムがプレートに対して相対的に固定されている領域である柱部の軸方向延長範囲内に静止電極と信号処理回路とを接続するためのパッドが位置するため、寄生容量を低減することができる。 【0017】 (10)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、キャビティの側壁面を形成しているとともに前記プレートと前記ダイヤフラムと前記柱部とを支持するための基板と、前記基板上に形成されている導電膜からなり前記振動電極と前記信号処理回路との接続を中継している中継膜と、をさらに備えてもよく、前記ダイヤフラムは、前記プレートと反対側に突出し凸面に前記中継膜が密着し凹面に前記柱部が密着している突部として前記中央部が形成されている導電膜からなってもよく、前記ダイヤフラムの外周部と前記中継膜との間に環状の音響抵抗空間が形成されてもよく、前記中継膜の前記ダイヤフラムの外周部より内側の前記キャビティに被さっている領域に通孔が形成されていてもよく、前記プレートは、前記柱部によって前記ダイヤフラムの前記基板と反対側に支持されてもよく、前記プレートに音孔が形成されていてもよい。 このようにコンデンサマイクロホンが構成される場合、キャビティの内圧と大気圧が中継膜の通孔と音響抵抗空間を介して平衡するため、大気圧変動に感度が影響されることもなく、大気圧変動による破壊が起こることもない。また、ダイヤフラムの外周部と中継膜との間に形成される環状の音響抵抗空間の形状を薄く幅広く設定することにより、検出対象波長領域における感度低下を抑制できる。 【0018】 尚、請求項において「〜上に」というときは、技術的な阻害要因がない限りにおいて「上に中間物を介在させずに」と「〜上に中間物を介在させて」の両方を意味する。また、請求項に記載された動作の順序は、技術的な阻害要因がない限りにおいて記載順に限定されず、同時に実行されても良いし、記載順の逆順に実行されても良いし、連続した順序で実行されなくても良い。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。各実施形態において対応している構成要素には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。 1.第一実施形態: 図1、図2A、図2Bは、それぞれ本発明のコンデンサマイクロホンの第一実施形態を示す断面図、上面図、底面図である。図1の切断面は図2Aに矢印で示されている。各図に示すようにコンデンサマイクロホン1は、静止電極を形成しているプレート28、静止電極に対する振動電極を形成しているダイヤフラム20、プレート28上にダイヤフラム20を支持する柱部18などを備え、実装基板11に接着などによって固定されている。 【0020】 プレート28は導電膜で構成され、部分的に絶縁膜12を間に挟んで基板10上に固定されている。図示されているプレート28の輪郭は円形であるが、円形である必要はない。プレート28の厚さは例えば2μm程度、直径は例えば1mm程度である。 【0021】 プレート28のキャビティ30に被さっている領域には複数の通孔26が形成されている。通孔26は、基板10によって側壁面32が形成されているキャビティ30を大気に対して開放している。プレート28とダイヤフラム20との間隔は非常に狭いため、ダイヤフラム20が振動するとダイヤフラム20とプレート28との間の空間において圧力変動が生ずる。この圧力変動はコンデンサマイクロホン1によって検出しようとしている音波によるダイヤフラム20の振動を妨げる反力として作用する。プレート28の通孔26は、ダイヤフラム20とプレート28との間の空間とその空間よりも十分大きなキャビティ30とを連絡しているため、ダイヤフラム20とプレート28との間の空間における圧力変動を緩和する。 【0022】 そして、プレート28の通孔26が形成されている領域よりも外側の環状領域とダイヤフラム20との間には薄く扁平な音響抵抗空間24が形成されている。キャビティ30の内圧は音響抵抗空間24と通孔26とを介して大気圧と平衡する。一方、ダイヤフラム20のプレート28と反対側の面に到達する検出対象の音波はダイヤフラム20のプレート28側の面にも到達する。ダイヤフラム20のプレート28側の面に到達した音波は、コンデンサマイクロホン1の感度を低下させる。そこで、音響抵抗空間24の音響抵抗が検出対象波長領域において高くなるように、環状の音響抵抗空間24の高さ(H)と幅(W)とが適切な値に設定される。具体的には、幅(W)を大きく、高さ(H)を小さく設定するほど、低い周波数領域までコンデンサマイクロホン1の感度が良好に保たれる。 【0023】 プレート28を構成している導電膜は、信号処理回路とワイヤーボンディングなどにより電気的に接続されるパッド16と静止電極とを導通させるリード34をも構成している。 【0024】 柱部18は、プレート28に一端面が密着し、ダイヤフラム20の中央部に他端面が密着している絶縁膜で構成されている。柱部18は例えば円柱形であって、ダイヤフラム20をプレート28から離して基板10上においてプレート28と実質的に平行な姿勢に支持している。ダイヤフラム20とプレート28との間隔(H)は例えば2〜4μmに設定される。柱部18とプレート28とダイヤフラム20との接合面の面積は、ダイヤフラム20の逆相振動を抑制するため、プレート28及びダイヤフラム20が回転できない程度に広く設定される。例えば柱部18の半径はダイヤフラム20の半径に対して1/15〜1/20に設定される。尚、柱部18の形状は円柱に限られるものではもちろんない。 【0025】 ダイヤフラム20は、円形の導電膜で構成されている。ダイヤフラム20の輪郭は円形でなくともよいが、後述する音響抵抗を増大させるためには円形であることが望ましい。ダイヤフラム20はプレート28に比べて十分薄い膜からなるため、音波を受けるとプレート28に対して相対的に振動する。すなわち、導電膜からなるダイヤフラム20によって形成される電極(振動電極)が導電膜からなるプレート28によって形成される電極(静止電極)を基準とする座標系において振動することにより、コンデンサマイクロホン1の静電容量が変化する。ダイヤフラム20の厚さは例えば0.6〜1μmに設定される。ダイヤフラム20の直径はプレート28の直径と同等以下に設定され、例えば直径が1〜1.5mmに設定される。 【0026】 ダイヤフラム20の膜厚が薄くなるほどその振幅は大きくなり、コンデンサマイクロホン1の感度は上がる。そこで、強度を確保しながらダイヤフラム20の振幅を大きくするため、ダイヤフラム20の柱部18との結合部近傍の環状領域内の曲げ剛性を外周近傍の環状領域内の曲げ剛性よりも低く設定しても良い。この構成はダイヤフラム20の外周部の振動状態における姿勢をプレート28の表面に対して平行に近づけて逆相振動を抑制し、その結果、容量変化を増大させるという効果ももたらす。 【0027】 例えば、図3Aに示すように柱部18との結合部近傍の環状領域内においてダイヤフラム20に同心円状の起伏からなるバネ構造を形成しても良い。また例えば、図3Bに示すように、ダイヤフラム20の柱部18との結合部近傍の環状領域内の膜厚を外周部に比べて薄くしてもよい。また例えば、図3Cに示すように、ダイヤフラム20を構成している導電膜の柱部18との結合部近傍の環状領域内に孔21を形成し、外周部を構成している導電膜よりもヤング率の小さい材料、例えば樹脂23などで孔21を埋めても良い。また例えば、柱部18との結合部近傍の環状領域と外周近傍の環状領域とにおいてアニール温度を変えて柱部18との結合部近傍の環状領域を外周近傍の環状領域よりも柔らかく形成しても良い。 【0028】 ダイヤフラム20は、中央部が柱部18に固定され、外周端が自由端であるため、柱部18の近傍領域では振幅が小さく、柱部18から外周端に近づくほど振幅が大きくなる。コンデンサマイクロホン1を基板10の表面に対して垂直な方向から見るとき(図4A参照)、ダイヤフラム20の振幅が小さい領域によって容量が形成されている場合には、その容量は感度を低下させる要因(寄生容量)となる。そこで、ダイヤフラム20の振幅が小さい領域内の容量を低減するため、ダイヤフラム20の外周近傍の環状領域40においてのみ静止電極と振動電極とを対向させる構成を採用しても良い。 【0029】 例えばパッド22と外周近傍の環状領域40との導通領域42と、外周近傍の環状領域40とにおいては図4Bに示すように不純物濃度が高い多結晶Si膜50でダイヤフラム20を構成し、柱部18に近い領域41においては不純物濃度が非常に低い多結晶Si膜52でダイヤフラム20を構成しても良い。また例えば図4Cに示すように、導電膜54と絶縁膜56とを一部重ねてダイヤフラム20を構成しても良い。また例えば、図4Dに示すように、ダイヤフラム20の外周近傍の環状領域40においてはプレート28を導電膜58と絶縁膜60とで構成し、柱部18に近い領域41においてはプレート28を絶縁膜60のみで構成しても良い。 【0030】 ところで、ダイヤフラム20の内部応力はダイヤフラム20のヤング率を増大させ、その結果コンデンサマイクロホン1の感度を低下させる。しかし、本実施形態によると、ダイヤフラム20は中央部のみが固定されており、外周端が自由端であるため、たとえダイヤフラム20を構成する膜の堆積時やアニール時に内部応力が生じるとしても、その内部応力はダイヤフラム20が成膜後に径方向に変形することにより減少する。すなわち、本実施形態の構成は、外周全体が固定されているダイヤフラムに比べ、ダイヤフラム20の内部応力が小さくなるため、コンデンサマイクロホン1の感度を高めることができる。 【0031】 ダイヤフラム20のプレート28と反対側の面の中央部にはパッド22が密着している。パッド22はダイヤフラム20が形成している振動電極と信号処理回路とを電気的に接続するための例えばAl等の導電膜からなる。 【0032】 ここで、本実施形態のようにダイヤフラム20が中央部において柱部18に固定され、柱部18の軸方向(ダイヤフラム20と垂直な方向)延長範囲内にパッド22が形成されている場合と、ダイヤフラムの外周が固定され振動電極と信号処理回路とを接続するパッドがダイヤフラムの外側に形成されている場合とを比較する。 【0033】 後者の場合、ダイヤフラムを構成している導電膜の外周部が絶縁膜に接合され、その絶縁膜を間に挟んでプレートを構成している導電膜と向かい合う。振動するダイヤフラムの上にパッドを形成することは不可能であるため、パッドはダイヤフラムを構成している導電膜のダイヤフラムから離れた領域によって形成される。したがって、ダイヤフラムを構成している導電膜とプレートを構成している導電膜とは、パッドの形成されている領域においても絶縁膜を間に挟んで向かい合う。このように、ダイヤフラムとプレートを構成している導電膜の振動しない領域が絶縁膜を間に挟んで向かい合う場合、その領域によって寄生容量が形成される。 【0034】 これに対し、本実施形態のように構成されている場合、ダイヤフラムが固定されている領域とパッドが形成されている領域とがともに柱部18の軸方向延長範囲内にあって一致しているため、寄生容量が形成される領域が小さくなる。 【0035】 ・製造方法 図5及び図6は、上述のコンデンサマイクロホン1の製造工程を示す断面図である。図5及び図6においてはウェハの1チップ領域内が断面図として示されている。 【0036】 はじめに、単結晶Siウェハなどの基板100の上にエッチストッパ膜102を形成する。エッチストッパ膜102は後述するDeep−RIEの終点制御のための膜であって、例えばCVDによって形成されるSiO2からなる膜である。 次にリソグラフィで形成するレジストマスクのパターンをエッチストッパ膜102にウェットエッチングによって転写することにより、プレート28を基板10に接合するための通孔105を形成する。 【0037】 次に図5Aに示すように、エッチストッパ膜102の上にプレート28等を構成するための導電膜104を形成する。導電膜104は例えばPを高濃度にドープした多結晶Siからなる膜である。 次に、リソグラフィで形成するレジストマスクのパターンをRIEで導電膜104に転写することによりプレート28、通孔26及びリード34を形成する。 【0038】 次に、パターニングされた導電膜104の上にエッチストッパ膜102と同じ組成の絶縁膜106を図5Bに示すように形成する。絶縁膜106はプレート28の上にダイヤフラム20を固定する柱部18を構成するための膜であって、例えばSiO2からなる膜である。 【0039】 次に図5Cに示すように、絶縁膜106の上に導電膜を形成し、リソグラフィで形成するレジストマスクのパターンをRIEでその導電膜に転写することによりダイヤフラム20を形成する。ダイヤフラム20を構成する導電膜は例えばPを高濃度にドープした多結晶Siからなる膜である。 【0040】 次に図5Dに示すように、リソグラフィで形成するレジストマスクのパターンを絶縁膜106にRIEで転写する。この工程は、リード34の上にパッド16を形成するために実施される。 【0041】 次に図6Aに示すように、リソグラフィで形成するレジストマスクの開口内にスパッタで膜を堆積することにより、ダイヤフラム20の上とリード34の上とにそれぞれパッド22、パッド16を形成する。 【0042】 次に図6Bに示すように、中間物の両面をレジスト108で被覆し、基板100の下面側においてリソグラフィでレジスト108に開口を形成し、Deep−RIEによって基板100に通孔を形成することによりキャビティ30の側壁面32を形成する。 【0043】 次に、レジスト108を除去し、基板100の上面全体を新たなレジストで保護した状態でエッチストッパ膜102及び絶縁膜106を例えばHFエッチャントにより図6Cに示すようにウェットエッチングし、レジストを除去する。本工程では、通孔26からエッチャントがプレート28とダイヤフラム20の間に進入し、設計通りの柱部18が残存するように終点制御される。このため、通孔26の配置や大きさや形状は柱部18の形状やプレート28とダイヤフラム20の間隔などと密接に関連する。 【0044】 最後に、基板100をダイシングにより分断すると、コンデンサマイクロホン1が完成する。 【0045】 2.第二実施形態: 図7A、図7Bは、それぞれ本発明のコンデンサマイクロホンの第二実施形態を示す断面図、上面図である。図7Aの切断面は図7Bに矢印で示されている。図7Aに示すように、コンデンサマイクロホン2は、ダイヤフラム20が柱部18によってプレート28と基板10の間に支持されている構造である。 【0046】 プレート28は、導電膜104と絶縁膜110とで構成され、基板10の上に環状の支持部68によって支持されている。支持部68はエッチストッパ膜12と絶縁膜106とで構成されている。プレート28の中央部には柱部18が貫通している接合孔65が形成されている。プレート28の接合孔65の周囲には複数の音孔72が形成されている。音波は音孔72からコンデンサマイクロホン2の内部に進入し、ダイヤフラム20を振動させる。 絶縁膜110の中央部には環状突部62が形成されており、環状突部62はプレート28の接合孔65の側壁に密着している。 【0047】 プレート28の絶縁膜110の上には振動電極と信号処理回路とを接続するためのリード70が形成されている。リード70と芯部64とは同じ導電膜で構成されており、絶縁膜110の環状突部62の内部に突出している導電膜の突部が芯部64を構成している。リード70はプレート28の中央部から支持部68の上まで延びている。リード70の支持部68上にある端部にはパッド22が接合されている。 【0048】 芯部64は絶縁膜110の環状突部62の内壁に密着し、基板10側に突出している。芯部64のプレート28から突出している部分の周囲には絶縁膜106が密着している。芯部64と、その周囲を覆っている絶縁膜110の環状突部62と絶縁膜106とが柱部18を構成している。芯部64の周囲を覆っている絶縁膜106が特許請求の範囲に記載されたジャケット部に相当する。 【0049】 ダイヤフラム20は、その中央部が柱部18の基板10側の端面に密着し、柱部18によってプレート28と基板10との間に支持されている。プレート28とダイヤフラム20とは、柱部18の側壁を構成している絶縁膜106及び絶縁膜の環状突部62とによって絶縁されている。リード70を構成している導電膜の突部である芯部64の端面がダイヤフラム20に密着しているため、ダイヤフラム20は芯部64及びリード70を介してパッド22と電気的に接続されている。 環状の音響抵抗空間24は、ダイヤフラム20の外周部と基板10との間に形成される。音響抵抗空間24の高さ(H)はエッチストッパ膜12の膜厚によって設定される。 【0050】 ・製造方法 図8及び図9は、上述のコンデンサマイクロホン2の製造工程を示す断面図である。図8及び図9においてはウェハの1チップ領域内が断面図として示されている。尚、図9A及び図9Cの切断面は、図8A、図8B、図8C及び図9Bの切断面と異なっている。 【0051】 はじめに図8Aに示すように、単結晶Siウェハなどの基板100の上にエッチストッパ膜102を形成した後、導電膜からなるダイヤフラム20をエッチストッパ膜102の上に形成する。 【0052】 次に図8Bに示すように、柱部18と支持部68とを構成するための絶縁膜106をエッチストッパ膜102の上とダイヤフラム20の上とに形成する。続いて、プレート28を構成するための導電膜104を絶縁膜106の上に形成し、リソグラフィで形成するレジストマスクのパターンをRIEで導電膜104に転写することにより音孔72及び接合孔65を形成する。 【0053】 次に図8Cに示すように、導電膜104の上と、接合孔65から露出している絶縁膜106の上とにプレート28を構成するための絶縁膜110を形成し、リソグラフィで形成するレジストマスクのパターンを転写することにより、環状突部62を形成して絶縁膜106を露出させるとともに、パッド16に対応する通孔105を形成する。 【0054】 次に図8Dに示すように、リソグラフィで形成するレジストマスクを用いて、環状突部62の内側に露出している絶縁膜106にダイヤフラム20まで達する通孔113をRIEで形成する。このとき、絶縁膜106の音孔72から露出している部分もエッチングしても良い。 【0055】 次に図9Aに示すように、CVDでタングステンなどを中間物の片面全体に堆積させ、絶縁膜110の環状突部62の内側と絶縁膜106の通孔113の内側とに芯部64を形成する。続いてリソグラフィで形成するレジストマスクのパターンをRIEで導電膜に転写することによりリード70を形成する。続いてリード70の端部の上にパッド22を、通孔105の中にパッド16をそれぞれ形成する。 【0056】 次に図9Bに示すように、中間物の両面をレジスト108で被覆し、基板100の下面側においてリソグラフィでレジスト108に開口を形成し、Deep−RIEによって基板100にキャビティ30の側壁面32を形成する。 【0057】 次に図9Cに示すように、エッチストッパ膜102及び絶縁膜106をHFエッチャントにより一部除去する。本工程では、音孔72及びキャビティ30からHFエッチャントが進入し、設計通りの柱部18が残存するように終点制御される。 【0058】 最後に、基板100をダイシングにより分断すると、コンデンサマイクロホン2が完成する。 【0059】 3.第三実施形態: 図10は、本発明のコンデンサマイクロホンの第三実施形態を示す断面図である。図10に示すように、コンデンサマイクロホン3は、キャビティ30が中継膜82によって仕切られ、中継膜82の上に中央部が密着しているダイヤフラム20の上にプレート28が柱部18によって支持されている構成である。 【0060】 中継膜82は、第一実施形態におけるプレート28及びリード34を構成する導電膜と実質的に同一構成の導電膜からなり、エッチストッパ膜12を間に挟んで基板10上に支持されている。中継膜82のキャビティ30に被さっている領域にはキャビティ30の内圧を大気圧と平衡させるための通孔80が形成されている。中継膜82には、導電膜からなるダイヤフラム20によって構成される振動電極と信号処理回路とを接続するためのパッド22が接合されている。 【0061】 ダイヤフラム20の中央部には、凸面に中継膜82が密着している突部が形成されている。ダイヤフラム20の外周部と中継膜82の間には環状の音響抵抗空間24が形成されている。 ダイヤフラム20の中央部の凹面には柱部18の端面が密着している。柱部18のダイヤフラム20と反対側の端面にはプレート28の中央部が密着している。 【0062】 プレート28には、音波を通過させるための音孔72が複数形成されている。音孔72を通過した音波はダイヤフラム20を振動させる。 プレート28の中央部には、導電膜からなるプレート28によって構成される静電電極と信号処理回路とを接続するためのパッド16が密着している。 【0063】 プレート28とダイヤフラム20とが柱部18によって中央部同士で連結され、パッド16が柱部18の軸方向延長範囲内に形成されているため、プレートとダイヤフラムとが外周部同士で連結されている構成に比べ、コンデンサマイクロホン3の寄生容量が小さくなっている。 【0064】 ・製造方法 図11、図12及び図13は、上述のコンデンサマイクロホン1の製造工程を示す断面図である。図11、図12及び図13においてはウェハの1チップ領域内が断面図として示されている。 【0065】 はじめに図11A及び図11Bに示すように、第一実施形態のプレート28を形成する工程と同一の工程を実施して基板100上にエッチストッパ膜102と中継膜82を形成し、続いて絶縁膜106を形成する。 【0066】 次に図11Bに示すように、中継膜82にダイヤフラム20を密着させるための通孔107を絶縁膜106に形成する。このとき、ドライエッチングを用いても、ウェットエッチングを用いても良い。 【0067】 次に図11Cに示すように、絶縁膜106の上と通孔107から露出している中継膜82の上とにダイヤフラム20を形成する。 【0068】 次に図11Dに示すように、絶縁膜106の上とダイヤフラム20の上とに絶縁膜109を形成する。この絶縁膜109は柱部18を構成するための膜である。続いて絶縁膜109の上にプレート28を形成する。 【0069】 次に図12A、図12Bに示すように、絶縁膜106と絶縁膜109の一部を除去し、プレート28の上と、中継膜82の上とにそれぞれパッド16、パッド22を形成する。 【0070】 次に図13Aに示すように、レジスト108を用いて基板100にキャビティ30の側壁面32を形成する。 【0071】 次に、HFエッチャントを用いてエッチストッパ膜102と絶縁膜106と絶縁膜109とをウェットエッチングする。本工程では、通孔80から進入するHFエッチャントが主に絶縁膜106を除去し、音孔72から進入するHFエッチャントが主に絶縁膜109を除去し、設計通りの柱部18が残存するように終点制御される。 【0072】 最後に、基板100をダイシングにより分断すると、コンデンサマイクロホン3が完成する。 【0073】 以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明の第二実施形態であるコンデンサマイクロホン2においてリード70をなくし、柱部18の芯部64の真上にパッド22を接合しても良い。また上述した製造工程において、膜の組成、成膜方法、膜の輪郭形成方法、工程順序などは、コンデンサマイクロホンを構成しうる物性を持つ膜材料の組み合わせや、膜厚や、要求される輪郭形状精度などに応じて適宜選択されるものであって、特に限定されない。例えば、図5Aに示すエッチストッパ膜102を単結晶Siウェハの部分的な熱酸化によって形成すれば、エッチストッパ膜102に通孔105を形成する工程は不要になる。 【図面の簡単な説明】 【0074】 【図1】第一実施形態にかかる断面図。 【図2】分図2Aは第一実施形態にかかる上面図。分図2Bは第一実施形態にかかる底面図。 【図3】第一実施形態にかかる断面図。 【図4】分図4Aは第一実施形態にかかる模式図。分図4B、4C、4Dは第一実施形態にかかる断面図。 【図5】第一実施形態にかかる断面図。 【図6】第一実施形態にかかる断面図。 【図7】分図7Aは第二実施形態にかかる断面図。分図7Bは第二実施形態にかかる上面図。 【図8】第二実施形態にかかる断面図。 【図9】第二実施形態にかかる断面図。 【図10】第三実施形態にかかる断面図。 【図11】第三実施形態にかかる断面図。 【図12】第三実施形態にかかる断面図。 【図13】第三実施形態にかかる断面図。 【符号の説明】 【0075】 1、2、3:コンデンサマイクロホン、10:基板、16:パッド、18:柱部、20:ダイヤフラム、22:パッド、24:音響抵抗空間、26:通孔、28:プレート、30:キャビティ、32:側壁面、34:リード、64:芯部、65:接合孔、68:支持部、70:リード、72:音孔、80:通孔、82:中継膜、100:基板、102:エッチストッパ膜、104:導電膜、105:通孔、105:開口、106:絶縁膜、107:通孔、108:レジスト、109:絶縁膜、110:絶縁膜、113:通孔
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004075 【氏名又は名称】ヤマハ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月26日(2006.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100117396 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 大
【識別番号】100117466 【弁理士】 【氏名又は名称】岩上 渉
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| 【公開番号】 |
特開2008−5440(P2008−5440A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−175797(P2006−175797) |
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