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【発明の名称】 オーディオ装置
【発明者】 【氏名】福田 直樹

【要約】 【課題】調整可能な範囲の音量のレベルを表すデータを記憶する音量データ記憶部に記憶すべきデータ量を低減することができるオーディオ装置を提供する。

【構成】MPU30は、音量を粗く調整するための通常モードである場合、音量レベルを表すデータを“0”から“64”まで4レベル刻みで17個算出して音量データ記憶部6aに上書きする。一方、音量を細かく調整するためのファインモードである場合、MPU30は、通常モードで調整された音量レベル(例えば“24”)を中心に、音量レベルを表すデータを“16”から“32”まで1レベル刻みで17個算出して音量データ記憶部6aに上書きする。そしてMPU30は、例えばユーザによる音量アップキー41又は音量ダウンキー42の操作回数に応じた音量レベルを表すデータを音量データ記憶部6aから読み出し、読み出したデータに基づいて、音量調整部22による音量の調整を制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
出力すべき音声の音量を調整する音量調整部と、
音量を調整するための操作部と、
調整可能な範囲の音量のレベルを表すデータを記憶する音量データ記憶部と、
該音量データ記憶部から、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータを読み出す読出手段と、
該読出手段が読み出したデータに基づいて、前記音量調整部による音量の調整を制御する調整制御手段と
を備えるオーディオ装置において、
前記音量データ記憶部に、音量を粗く調整する場合の調整可能な第1範囲の音量のレベルを表すデータと、音量を細かく調整する場合の調整可能な前記第1範囲よりも狭い第2範囲の音量のレベルを表すデータとを排他的に記憶させる記憶制御手段を備えることを特徴とするオーディオ装置。
【請求項2】
前記記憶制御手段は、
音量を粗く調整するか細かく調整するかを前記操作部の操作に応じて判定する判定手段と、
該判定手段が、音量を粗く調整すると判定した場合、前記第1範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い状態で複数算出する第1データ算出手段と、
該第1データ算出手段が算出したデータを前記音量データ記憶部に上書き記憶させる第1上書手段と、
前記判定手段が、音量を細かく調整すると判定した場合、前記第2範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が狭い状態で複数算出する第2データ算出手段と、
該第2データ算出手段が算出したデータを前記音量データ記憶部に上書き記憶させる第2上書手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ装置。
【請求項3】
前記第2データ算出手段は、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、前記第2範囲の最大レベルを表すデータ及び最小レベルを表すデータを算出するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載のオーディオ装置。
【請求項4】
前記第1データ算出手段がデータを算出する場合に、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、前記レベルに等しいか、又は最も近似する前記第1範囲の音量のレベルを算出する音量レベル算出手段を備え、
前記読出手段は、前記音量データ記憶部から、前記音量レベル算出手段が算出した音量のレベルを表すデータを読み出すようにしてあることを特徴とする請求項2又は3に記載のオーディオ装置。
【請求項5】
表示部と、
前記第1データ算出手段が算出したデータに基づいて、前記第1範囲を示す表示内容を表示しつつ、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表示するよう前記表示部を制御する第1表示制御手段と、
前記第2データ算出手段が算出したデータに基づいて、前記第2範囲を示す表示内容を、前記第1範囲を示す表示内容に関連付けて表示しつつ、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表示するよう前記表示部を制御する第2表示制御手段と
を備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れかひとつに記載のオーディオ装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、出力すべき音声の音量を調整するオーディオ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オーディオ装置は、ユーザが操作部を用いて音量の調整に係る操作をした場合に、スピーカから出力すべき音声の音量を調整するよう構成してある(特許文献1参照)。
【0003】
オーディオ装置のユーザは、例えばオーディオ装置に設けられている操作部の音量キーを押圧操作することによって、オーディオ装置のスピーカから出力される音声の音量を所望の音量に調整する。
オーディオ装置は、操作部の音量キーが押圧操作される毎に、スピーカから出力すべき音声の音量を所定調整量だけ増加又は減少させる。
【0004】
音量を調整するために、オーディオ装置は、スピーカから出力すべき音声の音量を調整する音量調整部と、音量調整部で調整可能な範囲の音量レベルを表すデータを記憶する音量データ記憶部とを予め備えている。
オーディオ装置の制御部は、操作部の操作に対応した音量レベルを表すデータを音量データ記憶部から読み出し、読み出したデータに基づいて、音量調整部による音量の調整を制御する。
【0005】
ユーザの好み、オーディオ装置の使用態様(例えば周囲が静かな場所で使用するか、静かでない場所で使用するか)等に応じて適切な音量が出力可能であるように、調整可能な音量レベルの範囲は大音量から小音量まで広く設定されている方が好ましい。また、音量の細かい調整が可能であるように、音量の所定調整量が小さく設定されている(即ち音量レベルの間隔が狭く設定されている)方が好ましい。
この場合、例えば、音量レベル“0”から音量レベル“64”まで、所定調整量を“1”として、65個のデータが音量データ記憶部に記憶される。
【0006】
しかしながら、音量の所定調整量が小さく設定されている場合、大音量(小音量)から小音量(大音量)へ大幅に変化させるためには、ユーザが操作部の音量キーを多数回押圧操作する必要があり、ユーザの利便性が低下するという問題がある。
【0007】
このような問題を解決するために、ユーザが音量を粗く調整するための通常モードと音量を細かく調整するためのファインモードとを有するオーディオ装置が考えられる。
通常モードの場合、制御部は、音量が粗く調整可能であるように、例えば所定調整量を“4”として、操作部の操作に対応した音量レベルを表すデータを音量データ記憶部から読み出し、読み出したデータに基づいて、音量調整部による音量の調整を制御する。このとき、音量データ記憶部から読み出されるデータは、音量レベル“0”,“4”,“8”,…,“60”,“64”に対応するデータである。
【0008】
一方、ファインモードの場合、制御部は、音量が細かく調整可能であるように、例えば所定調整量を“1”として、操作部の操作に対応した音量レベルを表すデータを音量データ記憶部から読み出し、読み出したデータに基づいて、音量調整部による音量の調整を制御する。このとき、音量データ記憶部から読み出されるデータは、音量レベル“0”,“1”,“2”,…,“63”,“64”に対応するデータである。
【0009】
以上のようなオーディオ装置を用いるユーザは、まず通常モードで音量を4レベルずつ粗く調整してから、ファインモードに切り換えて、音量を所定調整量を1レベルずつ細かく調整することによって、所望の音量でオーディオ装置に音声を出力させることができる。
【特許文献1】特許第3578231号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、以上のような従来のオーディオ装置は、音量データ記憶部に多量(例えば音量レベル“0”〜“64”の65個分)のデータを記憶しておく必要があり、音量データ記憶部を設けるために記憶容量が小さいEEPROM、RAM等を利用することができない。
【0011】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、調整可能な広い(狭い)範囲の音量の粗い(細かい)レベルを表すデータを排他的に音量データ記憶部に記憶させる構成とすることにより、音量データ記憶部に記憶すべきデータ量を低減して、記憶容量が小さな記憶手段に音量データ記憶部を設けることができるオーディオ装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、音量を粗く(細かく)調整する場合、調整可能な広い(狭い)範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い(狭い)状態で複数算出し、算出したデータを音量データ記憶部に上書き記憶させる構成とすることにより、記憶すべきデータ量を低減して、記憶容量が小さな記憶手段を備えることができるオーディオ装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、調整可能な狭い範囲の最大レベルを表すデータ及び最小レベルを表すデータを算出する構成とすることにより、音量を粗く調整した後、例えば調整した音量レベルを中心にして、音量を細かく調整することができるオーディオ装置を提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、このレベルに等しいか近似するレベルであって、調整可能な広い範囲の音量のレベルを算出する構成とすることにより、音量を細かく調整した後、例えば調整した音量レベルを起点にして、音量を粗く調整することができるオーディオ装置を提供することにある。
【0015】
本発明の更に他の目的は、音量を粗く調整する場合と細かく調整する場合とで、音量の調整可能な広い範囲を示す表示と、この表示に関連付けられ、音量の調整可能な狭い範囲を示す表示とを切り換える構成とすることにより、音量の調整態様をユーザが容易に視認することができるオーディオ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明に係るオーディオ装置は、出力すべき音声の音量を調整する音量調整部と、音量を調整するための操作部と、調整可能な範囲の音量のレベルを表すデータを記憶する音量データ記憶部と、該音量データ記憶部から、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータを読み出す読出手段と、該読出手段が読み出したデータに基づいて、前記音量調整部による音量の調整を制御する調整制御手段とを備えるオーディオ装置において、前記音量データ記憶部に、音量を粗く調整する場合の調整可能な第1範囲の音量のレベルを表すデータと、音量を細かく調整する場合の調整可能な前記第1範囲よりも狭い第2範囲の音量のレベルを表すデータとを排他的に記憶させる記憶制御手段を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明に係るオーディオ装置は、前記記憶制御手段は、音量を粗く調整するか細かく調整するかを前記操作部の操作に応じて判定する判定手段と、該判定手段が、音量を粗く調整すると判定した場合、前記第1範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い状態で複数算出する第1データ算出手段と、該第1データ算出手段が算出したデータを前記音量データ記憶部に上書き記憶させる第1上書手段と、前記判定手段が、音量を細かく調整すると判定した場合、前記第2範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が狭い状態で複数算出する第2データ算出手段と、該第2データ算出手段が算出したデータを前記音量データ記憶部に上書き記憶させる第2上書手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明に係るオーディオ装置は、前記第2データ算出手段は、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、前記第2範囲の最大レベルを表すデータ及び最小レベルを表すデータを算出するようにしてあることを特徴とする。
【0019】
本発明に係るオーディオ装置は、前記第1データ算出手段がデータを算出する場合に、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、前記レベルに等しいか、又は最も近似する前記第1範囲の音量のレベルを算出する音量レベル算出手段を備え、前記読出手段は、前記音量データ記憶部から、前記音量レベル算出手段が算出した音量のレベルを表すデータを読み出すようにしてあることを特徴とする。
【0020】
本発明に係るオーディオ装置は、表示部と、前記第1データ算出手段が算出したデータに基づいて、前記第1範囲を示す表示内容を表示しつつ、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表示するよう前記表示部を制御する第1表示制御手段と、前記第2データ算出手段が算出したデータに基づいて、前記第2範囲を示す表示内容を、前記第1範囲を示す表示内容に関連付けて表示しつつ、前記操作部の操作に対応した音量のレベルを表示するよう前記表示部を制御する第2表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、記憶制御手段が、音量を粗く調整する場合の調整可能な第1範囲の音量のレベルを表すデータと、音量を細かく調整する場合の調整可能な第2範囲の音量のレベルを表すデータとを排他的に音量データ記憶部に記憶させる。即ち、第1範囲の音量のレベルを表すデータ及び第2範囲の音量のレベルを表すデータの何れか一方が音量データ記憶部に記憶され、両方が音量データ記憶部に記憶されることはない。
つまり、音量データ記憶部の記憶容量は、第1範囲の音量のレベルを表すデータのデータ量及び第2範囲の音量のレベルを表すデータのデータ量の内、何れか多い方のデータ量以上であればよい。
【0022】
第2範囲は第1範囲よりも狭いため、第2範囲の音量のレベルを表すデータのデータ量を、第1範囲の音量のレベルを表すデータのデータ量と略等しくすることが可能となる。仮に、第1範囲の広さと第2範囲の広さとが等しい場合、音量を粗く調整するための第1範囲に係るデータ量よりも、音量を細かく調整するための第2範囲に係るデータ量の方が多くなる。
【0023】
読出手段は、第1範囲又は第2範囲の音量のレベルを表すデータが記憶されている音量データ記憶部から、音量を調整するために操作される操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータを読み出し、調整制御手段は、読出手段が読み出したデータに基づいて、出力すべき音声の音量を調整する音量調整部による音量の調整を制御する。
この場合、音量データ記憶部に第1範囲(第2範囲)の音量のレベルを表すデータが記憶されているときは、操作部が操作されることによって、音量は粗く(細かく)調整される。
【0024】
本発明にあっては、記憶制御手段は、判定手段と、第1データ算出手段及び第1上書手段と、第2データ算出手段及び第2上書手段とを備える。
判定手段は、音量を粗く調整するか細かく調整するかを、操作部の操作に応じて判定する。例えば、音量を粗く調整する場合に操作すべきキーが押圧操作されたか、音量を細かく調整する場合に操作すべきキーが押圧操作されたかを判定する。
【0025】
例えば音量を粗く(細かく)調整する場合に操作すべきキーが押圧操作されて、判定手段が、音量を粗く(細かく)調整すると判定した場合、第1データ算出手段(第2データ算出手段)は、第1範囲(第2範囲)の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い(狭い)状態で複数算出する。
第1上書手段(第2上書手段)は、第1データ算出手段(第2データ算出手段)が算出したデータを、音量データ記憶部に上書き記憶させる。
【0026】
つまり、音量データ記憶部が記憶すべきデータは、音量データ記憶部又は他の記憶部に予め記憶されているのではなく、音量データ記憶部に記憶する前に、第1データ算出手段又は第2データ算出手段によって算出される。
【0027】
本発明にあっては、判定手段が、音量を細かく調整すると判定した場合、第2データ算出手段は、第2範囲の最大レベルを表すデータ及び最小レベルを表すデータを、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて算出し、また、第2範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い小さい状態で複数算出する。
ユーザは、一般に、音量を粗く調整してから細かく調整する。つまり、第2範囲の音量のレベルを表すデータを算出する際、操作部の操作に対応した音量のレベルとは、粗く調整された状態の音量のレベルである。このため、音量の調整が可能な第2範囲が、粗く調整された状態の音量のレベルに基づいて決定される。
【0028】
本発明にあっては、判定手段が、音量を粗く調整すると判定した場合、第1データ算出手段は、第1範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い状態で複数算出し、また、音量レベル算出手段は、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータに基づいて、このレベルに等しいか、又はこのレベルに最も近似するレベルであって、第1範囲に含まれるレベルを算出する。そして、第1上書手段は、第1データ算出手段が算出したデータを、音量データ記憶部に上書き記憶させる。
【0029】
更に、読出手段は、第1データ算出手段が算出したデータ、即ち第1範囲の音量のレベルを表すデータが記憶された音量データ記憶部から、音量レベル算出手段が算出した音量のレベルを表すデータを読み出す。ここで読み出されるデータは、第1範囲の音量のレベルであり、しかも、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータか、又は、このレベルに最も近似するレベルを表すデータである。
最後に、調整制御手段は、読出手段が読み出したデータに基づいて、出力すべき音声の音量を調整する音量調整部による音量の調整を制御する。
【0030】
操作部の操作に対応した音量のレベルが第2範囲の音量のレベルに等しく、第1範囲の音量のレベルとは異なる場合、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータを、第1範囲の音量のレベルを表すデータが記憶された音量データ記憶部から読み出すことができない。このような不具合を防止するために、音量レベル算出手段が、操作部の操作に対応した音量のレベルに等しいか又は最も近似するレベルであって、第1範囲の音量のレベルに含まれるレベルを算出した後で、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータを音量データ記憶部から読み出す。
【0031】
本発明にあっては、第1表示制御手段(第2表示制御手段)が、第1データ算出手段(第2データ算出手段)が算出したデータに基づいて、音量の調整が可能な第1範囲(第2範囲)を示す表示内容を表示しつつ、操作部の操作に対応した音量のレベルを表示する。
ここで、第2範囲を示す表示内容は、第1範囲を示す表示内容に関連付けて表示される。
【発明の効果】
【0032】
本発明のオーディオ装置による場合、音量を粗く調整するときの調整可能な第1範囲の音量のレベルを表すデータのデータ量と、音量を細かく調整するときの調整可能な第2範囲の音量のレベルを表すデータのデータ量とが等しいか大差がなく、また、第1範囲の音量のレベルを表すデータ及び第2範囲の音量のレベルを表すデータの内の一方を音量データ記憶部に記憶させる。このため、音量データ記憶部に記憶すべきデータ量を低減することができ、記憶容量が小さな記憶手段(EEPROM、RAM等)に音量データ記憶部を設けることができる。
【0033】
また、音量データ記憶部に第1範囲の音量のレベルを表すデータが記憶されている場合は、ユーザが操作部を操作することによって、音量を粗く調整することができ、同様に、音量データ記憶部に第2範囲の音量のレベルを表すデータが記憶されている場合は、音量を細かく調整することができる。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0034】
本発明のオーディオ装置による場合、音量データ記憶部に記憶する前に、第1データ算出手段又は第2データ算出手段によってデータが算出されるため、EEPROM、RAM等の記憶手段に、音量データ記憶部が記憶すべきデータを予め記憶しておく必要がない。このため、記憶手段に記憶すべきデータ量を低減して、記憶容量が小さな記憶手段を備えることができる。
【0035】
また、音量を粗く調整するか細かく調整するかが、操作部の操作に応じて判定され、判定結果に応じて、第1範囲の音量のレベルを表すデータ及び第2範囲の音量のレベルを表すデータの内の一方が音量データ記憶部に上書き記憶される。そして、音量データ記憶部に第1範囲(第2範囲)の音量のレベルを表すデータが記憶されている場合は、ユーザは音量を粗く(細かく)調整することができる。つまり、ユーザは操作部を操作して、オーディオ装置を、音量を粗く調整するための通常モードと音量を細かく調整するためのファインモードとを切り換えて使用し、所望の音量でオーディオ装置に音声を出力させることができる。
【0036】
本発明のオーディオ装置による場合、音量の調整が可能な第2範囲が、粗く調整された状態の音量のレベルに基づいて決定されるため、例えば音量を粗く調整した後、調整された音量レベルを中心にして、音量を細かく調整することができる。
【0037】
本発明のオーディオ装置による場合、第1範囲の音量のレベルを表すデータが記憶された音量データ記憶部から、第1範囲の音量のレベルであり、しかも、操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータか、又は、このレベルに最も近似するレベルを表すデータを読み出し、読み出したデータに基づいて、出力すべき音声の音量が調整される。
このため、例えば音量を細かく調整した後、調整された音量レベルか、調整された音量レベルに最も近い音量レベルを起点にして、音量を粗く調整することができる。
【0038】
本発明のオーディオ装置による場合、音量の調整に関する適宜の表示内容を表示部に表示することによって、音量の調整態様をユーザが容易に視認することができる。
【0039】
具体的には、ユーザは、音量の調整が可能な第1範囲を示す表示内容を視認して、例えば通常モードにおける音量の調整可能範囲を把握し、更に、操作部の操作に対応した音量のレベルを視認して、現状の音量のレベルを把握することができる。
【0040】
又は、ユーザは、音量の調整が可能な第2範囲を示す表示内容を視認して、例えばファインモードにおける音量の調整可能範囲を把握し、更に、操作部の操作に対応した音量のレベルを視認して、現状の音量のレベルを把握することができる。
しかも、音量の調整が可能な第2範囲を示す表示内容は、第1範囲を示す表示内容に関連付けて表示されるため、ファインモードにおける音量の調整可能範囲と通常モードにおける音量の調整可能範囲との関係を視覚的に把握し易い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0042】
図1は、本発明に係るオーディオ装置1の構成を示すブロック図である。
オーディオ装置1は、ラジオ受信機、CDプレイヤ等の音声発生装置であり、オーディオ装置本体2、及びオーディオ装置本体2とは別体に設けられたリモートコントローラ(以下、リモコンという)5を備える。
オーディオ装置本体2には、スピーカ21、スピーカ21から出力すべき音声の音量を調整する音量調整部22、液晶パネルを用いてなる表示部23、リモコン受光部24、制御部3、操作パネル4、及びEEPROM7が備えられている。
【0043】
制御部3は、MPU30と、MPU30に接続されているリモコンデコード部31及びRAM6とを備える。
MPU30は、RAM6を作業領域として用い、MPU30に接続されているEEPROM7に予め記憶されている制御プログラム、データ等に従って装置各部を制御し、各種処理を実行する。
【0044】
EEPROM7の記憶領域の一部は関数記憶部7aであり、関数記憶部7aには、後述するS11及びS51夫々で用いられる関数と、S31で用いられる関数とが記憶してある。これらの関数のデータ量は、例えば後述する音量データ記憶部6aに記憶されるデータの総量に比べて非常に小さい。つまり、関数記憶部7aとして用いられる記憶容量は非常に小さい。
【0045】
本実施の形態のオーディオ装置1は、オーディオ装置1のユーザが音量を粗く調整するための通常モードと、音量を細かく調整するためのファインモードとを有する。
【0046】
操作パネル4及びリモコン5には、音量を増大させる(音量レベルを高くする)ためにユーザが押圧操作する音量アップキー41,51と、音量を減少させる(音量レベルを低くする)ためにユーザが押圧操作する音量ダウンキー42,52とが設けられている。また、操作パネル4及びリモコン5には、通常モード時(ファインモード時)にファインモード(通常モード)に切り換えるためにユーザが押圧操作するモード切換キー43,53が設けられている。
【0047】
操作パネル4はMPU30に接続されており、各キー41,42,43が押圧操作された場合に、各キー41,42,43が操作されたことを示す操作信号をMPU30に与える。
なお、各キー41,42,43はハードキーでもよく、表示部23に重ねて配置してあるタッチパネル上にMPU30によって設けられるソフトキーでもよい。
【0048】
リモコン5は、赤外線を用いてオーディオ装置本体2と通信可能に構成されており、各キー51,52,53が押圧操作された場合に、各キー51,52,53が操作されたことを示す操作信号を含む赤外線を発光するリモコン発光部54を備える。
リモコン発光部54が発光した赤外線は、オーディオ装置本体2のリモコン受光部24が受光する。リモコン受光部24はリモコンデコード部31に接続されており、受光した赤外線を電気信号に変換してリモコンデコード部31に与える。
リモコン受光部24から電気信号を与えられたリモコンデコード部31は、与えられた電気信号に基づいて操作信号を復号して、MPU30に与える。
【0049】
MPU30は、音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)が操作されたことを示す操作信号を与えられた場合に、音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)が操作されたと判定する(後述するS18,S38参照)。
また、MPU30は、モード切換キー43,53が操作されたことを示す操作信号を与えられた場合に、モード切換キー43,53が操作されたと判定する(後述するS20,S40参照)。
【0050】
このような操作パネル4又はリモコン5を用い、ユーザは、音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)を押圧操作することによって、スピーカ21から出力される音声の音量を所望の音量に調整する。
MPU30は、音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)が押圧操作される毎に、スピーカ21から出力すべき音声の音量を所定調整量だけ増大(減少)させるよう音量調整部22を制御する。
【0051】
MPU30に制御された音量調整部22は、デジタル信号である音声信号の音量を調整し、音量調整部22によって音量が調整された音声信号は、音量調整部22に接続されているスピーカ21に与えられて、所要の音量を有する音声として出力される。
【0052】
さて、表示部23は、MPU30に制御されて、オーディオ装置1の動作状態、ユーザに対する入力指示等を表示し、ユーザは、表示部23を見ながら操作パネル4又はリモコン5を操作する。
【0053】
RAM6の記憶領域の一部は、音量調整部22にて調整可能な範囲の音量のレベルを表すデータを記憶する音量データ記憶部6aであり、他の一部は、現状値記憶部6b及び最終値記憶部6cである。
【0054】
図2は、音量データ記憶部6aに、通常モード時に記憶されるデータの一例を示す模式図であり、図3は、音量データ記憶部6aに、ファインモード時に記憶されるデータの一例を示す模式図である。
【0055】
図2及び図3に示すように、音量データ記憶部6aには、調整可能な範囲の音量のレベルを表すデータである8ビットデータが17個、この8ビットデータを参照するためのポインタに関連付けて記憶されている。
MPU30は、この8ビットデータを音量データ記憶部6aから読み出し、読み出した8ビットデータに基づいて、音量調整部22による音量の調整を制御する。また、MPU30は、この8ビットデータに基づいて、後述するように、音量の調整に関する表示内容を表示部23に表示させる。
【0056】
ここで、8ビットデータは音量レベルを表すデータであり、0レベルから64レベルまで65段階の音量レベルに対応している。つまり、オーディオ装置1においては、音量レベル“0”から音量レベル“64”まで、所定調整量を“1”として、65個のデータが用いられる。
ただし、この65個のデータが全て音量データ記憶部6aに記憶されることはない。更に詳細には、オーディオ装置1においては65個の8ビットデータが用いられるが、音量データ記憶部6aに一度に記憶されるのは17個である(後述するS12,S32,S52参照)ため、音量データ記憶部6a、延いては音量データ記憶部6aが設けられるRAM6の記憶容量が低減される。
【0057】
図2及び図3には、音量データ記憶部6aに記憶されるデータの一例に関連付けて、このデータに対応する音量レベルと、表示部23に表示される音量レベル(以下、表示レベルという)も示されている。
【0058】
通常モードは、大音量(小音量)から小音量(大音量)へ大幅に音量を調整するためのモードである。このために、通常モードにおける音量の調整可能な範囲は、スピーカ21が出力可能な最小の音量レベル“0”と最大の音量レベル“64”とを有する広い範囲(第1範囲)である。また、ユーザが音量アップキー41,51又は音量ダウンキー42,52を多数回押圧操作せずとも所望の音量か、又は所望の音量に近似した音量に調整可能であるように、所定調整量G1を大きく(即ちレベル間隔を広く)設けてある(具体的には“4”)。
【0059】
このため、音量データ記憶部6aに記憶されるデータは、図2に示すように、音量レベル“0”,“4”,“8”,…,“60”,“64”夫々に対応する8ビットデータ“00000000”,…,“01000000”の17個である。
通常モードで用いられる音量レベルを算出する関数L1は、例えば、“0”から“16”まで17個の整数N、及び所定調整量G1=4に対し、
L1=N×G1 (1)
である。
【0060】
通常モードで表示部23に表示される表示レベルは、音量レベル“0”,“4”,“8”,…,“60”,“64”夫々に対応して、表示レベル“0”,“1”,“2”,…,“15”,“16”が設定されている。
仮に、音量レベル“0”,“4”,“8”,…,“60”,“64”夫々に対応して表示部23に“0”,“4”,“8”,…,“60”,“64”という“4”刻みの数値が表示レベルとして表示されると、ユーザが現状の音量を感覚的に把握し難いという問題がある。
【0061】
一方、ファインモードは、現状の音量から小刻みに音量を調整して所望の音量を得るためのモードである。このために、ファインモードにおける音量の調整可能な範囲は、通常モードで調整された現状の音量レベルを中心とする狭い範囲(第2範囲)である。この結果、第2範囲には、スピーカ21が出力可能な最小の音量レベル“0”と最大の音量レベル“64”とが両方とも含まれないか、少なくとも一方が含まれない。また、ユーザの所望の音量に調整可能であるように、所定調整量G2を小さく(即ちレベル間隔を狭く)設けてある(具体的には“1”)。
【0062】
このため、音量データ記憶部6aに記憶されるデータは、例えば通常モードからファインモードへ移行した時点での現状の音量レベルが“24”(表示レベル“6”)である場合、図3に示すように、音量レベル“16”,“17”,“18”,…,“23”,“24”,“25”…,“31”,“32”夫々に対応する8ビットデータ“00010000”,…,“00100000”の17個である。
【0063】
ファインモードで用いられる音量レベルを算出する関数L2は、通常モードからファインモードへ移行した時点での現状の音量レベルをL0とすると、所定増現値G2=1に対し、
L2=(N−8)×G2+L0 (2)
である。
【0064】
音量レベル“0”未満、及び音量レベル“64”超過の音量レベルは存在しないため、式(2)の算出結果が音量レベル“0”未満又は“64”超過である場合、ファインモードにおいては、存在しない音量レベルは無視されて、17個未満の個数の音量レベルが用いられる。この場合、後述する音量調整用バーB2は、使用可能な音量レベルの個数に応じて短い音量調整用バーB2が表示部23に表示される。
【0065】
ファインモードで表示部23に表示される表示レベルは、図3の場合、音量レベル“16”,“20”,“24”,“28”,“32”夫々に対応して、表示レベル“4”,“5”,“6”,“7”,“8”が設定されている。
つまり、通常モード及びファインモード両方で用いられる音量レベルにのみ表示レベルが設定されており、ファインモードでのみ用いられる音量レベルには表示レベルが設定されていない。仮に、ファインモードでのみ用いられる音量レベルにも表示レベルを設定すると、例えば表示レベル“6”と“7”との間の表示レベルは“6.25”,“6.5”,“6.75”のようになり、ユーザが現状の音量を感覚的に把握し難いという問題がある。
【0066】
現状値記憶部6bに記憶されるデータは、図2及び図3に示すようなポインタのデータ1個である(後述するS13,S19,S33,S39,S54参照)ため、データ量は非常に小さい。また、最終値記憶部6cに記憶されるデータは、図2及び図3に示すような8ビットデータ1個である(後述するS22,S42参照)ため、データ量は非常に小さい。つまり、現状値記憶部6b及び最終値記憶部6cとして用いられる記憶容量は非常に小さい。
【0067】
図4(a)〜(c)は、夫々表示部23に、通常モード時に表示される画面の一例を示す模式図である。
表示部23には、音量レベル“0”から音量レベル“64”までの間で音量を粗く調整するための第1範囲を示す音量調整用バーB1が表示される。音量調整用バーB1の両端には、通常モードで調整可能な第1範囲の最小レベル“0”及び最大レベル“64”に対応する表示レベル“0”及び“16”が算数字で表示される。
このため、音量調整用バーB1を視認したユーザは、音量を0レベルから16レベルまで、広い範囲で大幅に調整可能であることが容易に把握できる。
【0068】
音量調整用バーB1には、現状の音量レベルに対応する表示レベル(図4(a)の場合は“5”、図4(b)の場合は“6”、図4(c)の場合は“7”)が算数字で表示される。更に、音量調整用バーB1内には、現状の音量レベルに対応するバー(図4(a)の場合は音量表示バーB5、図4(b)の場合は音量表示バーB6、図4(c)の場合は音量表示バーB7)が反転表示される。
【0069】
音量調整用バーB1内のバーは、ユーザによる音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)の押圧操作に応じて、所定の1目盛ずつ増加(減少)する。この1目盛の長さは音量調整用バーB1の長さの16等分の長さである。
このため、音量調整用バーB1の長さと音量表示バーB5,B6,B7の長さとを目測で比較したユーザは、現状の音量レベルを感覚的に容易に把握できる。
【0070】
具体的には、現状の音量レベルが“24”である場合、表示部23には図4(b)に示すように、音量調整用バーB1、音量表示バーB6、及び現状の音量レベル“24”に対応する表示レベル“6”とが表示され、スピーカ21からは音量レベル“24”の音声が出力される。
【0071】
この状態で、ユーザが音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)を押圧操作したとき、表示部23には図4(c)(図4(a))に示すように、音量調整用バーB1、音量表示バーB6より1目盛分長い音量表示バーB7(短い音量表示バーB5)、及び音量レベル“28”(“20”)に対応する表示レベル“7”(“5”)とが表示され、スピーカ21からは音量レベル“28”(“20”)の音声が出力される。
【0072】
以下では、現状の音量レベルが“24”(表示レベル“6”)である場合を例示するが、他の音量レベルであっても略同様である。
【0073】
図5(a)〜(c)及び図6(a),(b)は、夫々表示部23に、ファインモード時に表示される画面の一例を示す模式図である。
表示部23には、音量調整用バーB1に重ねるようにして、音量調整用バーB1よりも太く短い音量調整用バーB2が表示される。音量調整用バーB2の寸法、形状等は、音量調整用バーB1の一部を拡大表示したかのような寸法、形状等を有する。
【0074】
音量調整用バーB2の中央に表示される表示レベルは、現状の音量レベル“24”に対応する表示レベル“6”であり、音量調整用バーB2の両端に表示される表示レベルは、今回のファインモードで調整可能な第2範囲の最小レベル“16”及び最大レベル“32”に対応する表示レベル“4”及び“8”である。
更に、“4”と“6”との中間に“5”が表示され、“6”と“8”との中間に“7”が表示される。しかも、隣接する表示レベル(例えば“5”と“6”と)の離隔距離は、通常モードにおける1目盛分の距離の2倍である。
【0075】
更にまた、ユーザによる音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)の押圧操作に応じて、音量調整用バーB2内の反転表示された音量表示バーBが1目盛ずつ増加(減少)するが、この1目盛の長さは、通常モードにおける1目盛の長さの1/2倍(音量調整用バーB1の長さの32等分の長さ)である。
このため、表示部23を視認したユーザは、音量を4レベルから8レベルまで、狭い範囲で小刻みに調整可能であることが容易に把握できる。
【0076】
音量調整用バーB2の音量調整用バーB1に対する配置は、例えば現状の音量レベルに対応する表示レベルが、音量調整用バーB1の中央位置に表示される表示レベル“8”よりも小さい場合、音量調整用バーB2の中央位置は音量調整用バーB1の左寄りに表示される。具体的には、図5(a)に示すように、現状の音量レベル“24”に対応する表示レベル“6”が表示レベル“8”よりも小さいため、音量調整用バーB1の左寄りに音量調整用バーB2の中央位置が表示される。
【0077】
逆に、現状の音量レベルに対応する表示レベルが表示レベル“8”よりも大きい場合、音量調整用バーB2の中央位置は音量調整用バーB1の右寄りに表示される。
また、現状の音量レベルに対応する表示レベルが“8”である場合は、音量調整用バーB2の中央位置は音量調整用バーB1の中央に表示される。
このため、ユーザは音量調整用バーB2の表示位置を視認することによって、どの程度の音量(例えば小さめの音量なのか大きめの音量なのか)を更に小刻みに調整しようとしているのかを感覚的に把握することができる。
【0078】
図5(a)は、通常モードにて現状の音量レベルが“24”である場合にファインモードに切り換えたとき表示部23に表示される画面を示している。
表示部23には、図5(a)に示すように、音量調整用バーB1、音量調整用バーB1の手前側に重ねて配された音量調整用バーB2、及び表示レベル“4”〜“8”が表示される。更に、現状の音量レベル“24”に対応する表示レベル“6”が強調表示され、音量レベル“24”に対応する音量表示バーBが表示され、スピーカ21からは音量レベル“24”の音声が出力される。
【0079】
この状態で、ユーザが音量アップキー41,51を押圧操作したとき、現状の音量レベルは“25”となり、表示部23には図5(b)に示すように、図5(a)と同様の音量調整用バーB1、音量調整用バーB1の手前側に重ねて配された音量調整用バーB2、及び表示レベル“4”〜“8”が表示される。更に、表示レベル“6”の強調表示は解除され、音量レベル“25”に対応する音量表示バーBが表示され、スピーカ21からは音量レベル“25”の音声が出力される。
音量レベル“25”に対応する音量表示バーBは、音量レベル“24”に対応する音量表示バーBよりも1目盛分長い。
【0080】
この状態で、更にユーザが音量アップキー41,51を押圧操作したとき、現状の音量レベルは“26”となり、その上でユーザが音量アップキー41,51を押圧操作したとき、現状の音量レベルは“27”となり、表示部23には図5(c)(図6(a))に示すように、音量レベル“26”(“27”)に対応する音量表示バーBが表示され、スピーカ21からは音量レベル“26”(“27”)の音声が出力される。
音量レベル“26”(“27”)に対応する音量表示バーBは、音量レベル“24”に対応する音量表示バーBよりも2目盛(3目盛)分長い。
【0081】
そして、更にこの状態で、ユーザが音量アップキー41,51を押圧操作したとき、現状の音量レベルは“28”となり、図6(b)に示すように、音量レベル“28”に対応する表示レベル“7”が強調表示され、音量レベル“28”に対応する音量表示バーBが表示され、スピーカ21からは音量レベル“28”の音声が出力される。
音量レベル“28”に対応する音量表示バーBは、音量レベル“24”に対応する音量表示バーBよりも4目盛分長い。
【0082】
以上のように、ファインモードにおいては、音量レベルが“24”,“28”のように通常モードで用いられる音量レベルに等しい場合、対応する表示レベル“6”,“7”を強調表示させることによって、ユーザが通常モードの音量レベルとファインモードの音量レベルとの関係を把握することができる。
【0083】
図7〜図9は、MPU30が実行する音量調整処理の手順を示すフローチャートである。
オーディオ装置1は、電源投入直後は通常モードであり、また、RAM6の各記憶部6a,6b,6cには何も記憶されていない。
オーディオ装置1の電源が投入された場合、MPU30は、通常モードであると判定し、通常モード時に音量データ記憶部6aに記憶される17個の8ビットデータ(以下、通常音量データという)を、関数記憶部7aに記憶してある関数を用いて算出する(S11)。
【0084】
S11で用いられる関数は、通常音量データを算出するための関数(以下、通常用関数という)であり、式(1)に対応する。
MPU30は、S11で算出された通常音量データを音量データ記憶部6aに記憶させる(S12)。S12の処理の完了後、音量データ記憶部6aには、図2に示す17個の8ビットデータが記憶される。
【0085】
MPU30は、現状値記憶部6bに、現状の音量レベルに対応するポインタのデータを現状値として記憶させる(S13)。S13における現状の音量レベルは、例えば、工場出荷時にEEPROM7に予め記憶されているデフォルトの音量レベル“24”である。
【0086】
そしてMPU30は、音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータに基づいて、表示部23に、図4に示すように、音量調整用バーB1、第1範囲の表示レベル“0”及び“16”等の音量調整範囲を表示させる(S14)。
【0087】
更に、MPU30は、現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを読み出し(S15)、読み出した8ビットデータに基づいて、音量調整部22を制御する(S16)。S16の処理完了によって、スピーカ21からは、例えばデフォルトの音量レベル“24”の音量で音声が出力される。
【0088】
更にまた、MPU30は、S15で読み出した8ビットデータに基づいて、現状の音量レベルを表示させる(S17)。S17においては、例えば現状の音量レベルが“24”であれば、図4(b)に示すように、表示レベル“6”及び音量表示バーB6が表示部23に表示される。
【0089】
MPU30は、音量アップキー41,51又は音量ダウンキー42,52が操作されたか否かを判定し(S18)、操作された場合(S18でYES)、音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)の操作に基づいて、1個分増加(減少)させたポインタのデータを現状値として現状値記憶部6bに上書きする(S19)。
【0090】
S19の処理完了後、MPU30は、処理をS15へ戻して、現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを読み出し、S16にて、読み出した8ビットデータに基づいて、音量調整部22を制御する。S16の処理完了によって、スピーカ21からは、音量レベル“24”より4レベル増大(減少)した音量レベル“28”(“20”)の音量で音声が出力される。
【0091】
更にS17にて、MPU30は、S15で読み出した8ビットデータに基づいて、現状の音量レベルを表示させる。S17においては、例えば図4(c)(図4(a))に示すように、表示レベル“6”より1レベル増大(減少)した表示レベル“7”(“5”)及び音量表示バーB7(B5)が表示部23に表示される。
【0092】
以上のようにして、通常モードにて音量が粗く調整される。
【0093】
さて、音量アップキー41,51又は音量ダウンキー42,52が操作されていない場合(S18でNO)、MPU30は、モード切換キー43,53が操作されたか否かを判定し(S20)、操作されていない場合(S20でNO)、電源がオフになったか否かを判定し(S21)、オフになっていない場合(S21でNO)は処理をS18へ戻し、オフになった場合(S21でYES)は音量調整処理を終了する。
【0094】
モード切換キー43,53が操作された場合(S20でYES)、S20でYESと判定された時点で現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを最終値として最終値記憶部6cに上書きする(S22)。
【0095】
S22の処理完了後、通常モードであったオーディオ装置1はファインモードに移行し、MPU30は、ファインモード時に音量データ記憶部6aに記憶される8ビットデータ(以下、ファイン音量データという)を、関数記憶部7aに記憶してある関数と、S22で最終値記憶部6cに記憶された最終値を用いて算出する(S31)。
【0096】
S31で用いられる関数は、ファイン音量データを算出するための関数であり、式(2)に対応する。S22で最終値記憶部6cに記憶された最終値は、通常モードからファインモードへ移行した時点での現状の音量レベルL0に対応する。
【0097】
MPU30は、S31で算出されたファイン音量データを、音量データ記憶部6aに上書きする(S32)。S32の処理完了後、音量データ記憶部6aには、例えば最終値記憶部6cに記憶された最終値に対応する音量レベルが“24”である場合、図3に示すような8ビットデータが記憶される。
【0098】
MPU30は、S22で最終値記憶部6cに記憶させた8ビットデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されているポインタのデータを、現状値として現状値記憶部6bに上書きする(S33)。
【0099】
そしてMPU30は、音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータに基づいて、表示部23に、図5及び図6に示すような音量調整用バーB2、第2範囲の表示レベル(例えば“4”,“5”,“6”,“7”,“8”)等の音量調整範囲を表示させる(S34)。
【0100】
更に、MPU30は、現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを読み出し(S35)、読み出した8ビットデータに基づいて、音量調整部22を制御する(S36)。S36の処理完了によって、スピーカ21からは、例えば最終値記憶部6cに記憶された最終値に対応する音量レベル、即ち通常モードからファインモードへ切り換えた時点での音量レベル“24”の音量で音声が出力される。
【0101】
更にまた、MPU30は、S35で読み出した8ビットデータに基づいて、現状の音量レベルを表示させる(S37)。S37においては、例えば通常モードからファインモードへ切り換えた時点での音量レベルが“24”であれば、図5(a)に示すように、表示レベル“6”が強調表示され、音量レベル“24”に対応する音量表示バーBが表示部23に表示される。
【0102】
MPU30は、音量アップキー41,51又は音量ダウンキー42,52が操作されたか否かを判定し(S38)、操作された場合(S38でYES)、音量アップキー41,51(音量ダウンキー42,52)の操作に基づいて、1個分増加(減少)させたポインタのデータを現状値として現状値記憶部6bに上書きする(S39)。
【0103】
S39の処理完了後、MPU30は、処理をS35へ戻して、現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを読み出し、S36にて、読み出した8ビットデータに基づいて、音量調整部22を制御する。S36の処理完了によって、スピーカ21からは、スピーカ21からは、音量レベル“24”より1レベル増大(減少)した音量レベル“25”(“23”)の音量で音声が出力される。
【0104】
更にS37にて、MPU30は、S35で読み出した8ビットデータに基づいて、現状の音量レベルを表示させる。S37においては、表示レベル“6”の強調表示が解除され、音量レベル“25”(“23”)に対応する音量表示バーBが表示部23に表示される(図5(b)参照)。
【0105】
以上のようにして、ファインモードにて音量が細かく調整される。
【0106】
さて、音量アップキー41,51又は音量ダウンキー42,52が操作されていない場合(S38でNO)、MPU30は、モード切換キー43,53が操作されたか否かを判定し(S40)、操作されていない場合(S40でNO)、電源がオフになったか否かを判定し(S41)、オフになっていない場合(S41でNO)は処理をS38へ戻し、オフになった場合(S41でYES)は音量調整処理を終了する。
【0107】
モード切換キー43,53が操作された場合(S40でYES)、S40でYESと判定された時点で現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを最終値として最終値記憶部6cに上書きする(S42)。
【0108】
S42の処理完了後、ファインモードであったオーディオ装置1は通常モードに移行し、MPU30は、通常音量データを、関数記憶部7aに記憶してある通常用関数を用いて算出し(S51)、算出した通常音量データを、音量データ記憶部6aに上書きする(S52)。S52の処理完了後、音量データ記憶部6aには、図2に示すような8ビットデータが記憶される。
【0109】
MPU30は、音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータの内、S42で最終値記憶部6cに記憶させた8ビットデータに等しいか、この8ビットデータに最も近い8ビットデータを算出し(S53)、算出した8ビットデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されているポインタのデータを現状値として現状値記憶部6bに上書きする(S54)。
【0110】
そしてMPU30は、音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータに基づいて、表示部23に、図4に示すような音量調整用バーB1、第1範囲の表示レベル“0”及び“16”等の音量調整範囲を表示させる(S55)。
【0111】
S55の処理完了後、MPU30は、処理をS15へ戻して、現状値記憶部6bに記憶されているポインタのデータに関連付けて音量データ記憶部6aに記憶されている8ビットデータを読み出し、S16にて、読み出した8ビットデータに基づいて、音量調整部22を制御する。S16の処理完了によって、スピーカ21からは、例えばS42で最終値記憶部6cに記憶された最終値に対応する音量レベルが“28”であった場合は、この音量レベルに等しい音量レベル“28”の音量で音声が出力され、前記最終値に対応する音量レベルが“25”であった場合は、この音量レベルに最も近い音量レベル“24”の音量で音声が出力される。
【0112】
以上のような音声調整処理において、操作パネル4及びリモコン5は、夫々、音量を調整するための操作部として機能する。
また、S15及びS35夫々におけるMPU30は、音量データ記憶部6aから、S18及びS38夫々における操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータを読み出す読出手段として機能する。更に、S16及びS36夫々におけるMPU30は、読出手段が読み出したデータに基づいて、音量調整部22による音量の調整を制御する調整制御手段として機能する。
【0113】
S20及びS40夫々におけるMPU30は、音量を粗く調整するか細かく調整するかを操作部の操作に応じて判定する判定手段として機能する。
S11及びS51におけるMPU30は、判定手段が、音量を粗く調整すると判定した場合(電源投入直後、及びS40でYESの場合)、第1範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が広い状態(所定調整量G1)で複数算出する第1データ算出手段として機能し、S12及びS52におけるMPU30は、第1データ算出手段が算出したデータを音量データ記憶部6aに上書き記憶させる第1上書手段として機能する。
【0114】
S31におけるMPU30は、判定手段が、音量を細かく調整すると判定した場合(S20でYESの場合)、第2範囲の音量のレベルを表すデータを、レベル間隔が狭い状態(所定調整量G2)で複数算出する第2データ算出手段として機能し、S32におけるMPU30は、第2データ算出手段が算出したデータを音量データ記憶部6aに上書き記憶させる第2上書手段として機能する。
【0115】
そして、S31において、第2データ算出手段であるMPU30は、S18における操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータ、即ちS22で最終値記憶部6cに記憶された最終値に基づいて、式(2)に対応する関数を用い、第2範囲の最大レベルを表すデータ及び最小レベルを表すデータを算出する。
【0116】
S53におけるMPU30は、S51にて第1データ算出手段であるMPU30がデータを算出する場合に、S40における操作部の操作に対応した音量のレベルを表すデータ、即ちS42で最終値記憶部6cに記憶された最終値に基づいて、S40における操作部の操作に対応した音量のレベルに等しいか、又は最も近似する第1範囲の音量のレベルを算出する音量レベル算出手段として機能し、S15において、読出手段であるMPU30は、音量データ記憶部6aから、音量レベル算出手段が算出した音量のレベルを表すデータを読み出す。
【0117】
S14及びS17におけるMPU30は、第1データ算出手段が算出したデータに基づいて、第1範囲を示す表示内容を表示しつつ、操作部の操作に対応した音量のレベルを表示するよう表示部23を制御する第1表示制御手段として機能する。また、S34及びS37におけるMPU30は、第2データ算出手段が算出したデータに基づいて、第2範囲を示す表示内容を、第1範囲を示す表示内容に関連付けて表示しつつ、操作部の操作に対応した音量のレベルを表示するよう表示部23を制御する第2表示制御手段として機能する。
【0118】
そして、判定手段、第1データ算出手段、第1上書手段、第2データ算出手段及び第2上書手段は、音量データ記憶部6aに、音量を粗く調整する場合の調整可能な第1範囲の音量のレベルを表すデータと、音量を細かく調整する場合の調整可能な前記第1範囲よりも狭い第2範囲の音量のレベルを表すデータとを排他的に記憶させる記憶制御手段として機能する。
【0119】
以上のようなオーディオ装置1は、通常モードとファインモードとを設け、通常モードからファインモードへ移行した時点の音量レベルを中心に、この音量レベル周辺を密に設定できるようにしてあるが、それによるメモリ容量の増加は伴わない。
【0120】
このようなオーディオ装置1は、ユーザが本当に細かく調整したい部分の周辺の音量レベルを密に割り当てることができるため、非常に使い勝手がよい。例えば周りが静かな場合は音量レベルが小さい部分で細かく調整でき、周りが静かでない場合は音量レベルが大きい部分で細かく調整できるようになる。
更に、ファインモード時においても音量調整用メモリ容量を増やすことなく対応できる。
【0121】
また、ファインモードにおける表示部23に音量調整用バーB1の一部のエリアを拡大した音量調整用バーB2を表示することによって、ファインモードであることをユーザが容易に認識できるようにしてある。
更にまた、通常モードでは、音量の大幅な変更を短時間(少数回のキー操作)で実行することが可能である。
【0122】
なお、簡単のために詳述は省略したが、本実施の形態においては、通常モードにて現状の音量レベルが“24”である場合に通常モードから切り換えられたファインモードでは、音量レベル“16”〜音量レベル“32”間で音量調整を行なうようにしている。このため、図6(b)の時点でユーザが音量アップキー41,51を4回押圧操作したとき、現状の音量レベルは“32”となり、音量レベル“32”に対応する表示レベル“8”が強調表示され、音量レベル“32”に対応する音量表示バーBが表示され、スピーカ21からは音量レベル“32”の音声が出力される。しかしながら、音量アップキー41,51を5回押圧操作しても、音量アップキー41,51を4回押圧操作した状態が維持される。
【0123】
このような構成に限らず、音量アップキー41,51を5回押圧操作することによって、音量調整用バーB2の配置はそのままに、表示レベルの表示を“5”〜“9”に変更して、音量レベル“32”を超過しても更に音量を細かく調整できるようにしてもよい。
【0124】
また、オーディオ装置1は、ラジオ受信機、CDプレイヤ等のような独立した音声発生装置に限定されず、例えば、液晶表示装置に内蔵される音声発生装置でもよい。この場合、制御部3、操作パネル4、表示部23等は、液晶表示装置の制御部、操作パネル、表示部等も兼ねる。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【図1】本発明に係るオーディオ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るオーディオ装置が備えるRAMの音量データ記憶部に、通常モード時に記憶されるデータの一例を示す模式図である。
【図3】本発明に係るオーディオ装置が備えるRAMの音量データ記憶部に、ファインモード時に記憶されるデータの一例を示す模式図である。
【図4】本発明に係るオーディオ装置が備える表示部に、通常モード時に表示される画面の一例を示す模式図である。
【図5】本発明に係るオーディオ装置が備える表示部に、ファインモード時に表示される画面の一例を示す模式図である。
【図6】本発明に係るオーディオ装置が備える表示部に、ファインモード時に表示される画面の一例を示す模式図である。
【図7】本発明に係るオーディオ装置が備えるMPUが実行する音量調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るオーディオ装置が備えるMPUが実行する音量調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るオーディオ装置が備えるMPUが実行する音量調整処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0126】
1 オーディオ装置
21 スピーカ
22 音量調整部
23 表示部
30 MPU
4 操作パネル(操作部)
41,51 音量アップキー
42,52 音量ダウンキー
43,53 モード切換キー
5 リモコン(操作部)
6a 音量データ記憶部
6b 現状値記憶部
6c 最終値記憶部
7a 関数記憶部
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成18年6月23日(2006.6.23)
【代理人】 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫

【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁


【公開番号】 特開2008−5332(P2008−5332A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−174313(P2006−174313)