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【発明の名称】 遠隔操作システム及び遠隔操作装置
【発明者】 【氏名】角田 清

【要約】 【課題】操作に習熟していないユーザであっても、所望の操作を電気機器(例えばテレビジョン装置、ビデオ記録装置等)の画面表示及び操作ボタンの発光により、正しく実行することができる遠隔操作システム及び遠隔操作装置を提供する。

【構成】電気機器は、操作信号を送信するために操作可能である遠隔操作装置上のボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる発光指示情報を遠隔操作装置へ送信する。遠隔操作装置は、ボタン識別情報及び発光指示情報を受信し、受信したボタン識別情報及び発光指示情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを、例えば異なる時間間隔で点滅させ、あるいは異なる色で発光させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器と、該電気機器と相互にデータ通信可能であり、離れた位置から操作信号を送信して前記電気機器を操作する遠隔操作装置とを含む遠隔操作システムにおいて、
前記電気機器は、
操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる発光指示情報を前記遠隔操作装置へ送信する手段を備え、
前記遠隔操作装置は、
前記ボタン識別情報及び発光指示情報を受信する手段と、
受信したボタン識別情報及び発光指示情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを発光させる手段と
を備えることを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項2】
前記発光指示情報は、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンの発光又は点滅の指示に関する発光方法情報を含み、
前記遠隔操作装置は、
受信した発光指示情報から前記発光方法情報を抽出する手段と、
抽出された発光方法情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを発光又は点滅させる手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔操作システム。
【請求項3】
前記発光方法情報は、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンの点滅間隔に関する情報を含むことを特徴とする請求項2記載の遠隔操作システム。
【請求項4】
前記発光指示情報は、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンを発光させる色の指定に関する発光色情報を含み、
前記遠隔操作装置は、
受信した発光指示情報から前記発光色情報を抽出する手段と、
抽出された発光色情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを、指定された発光色で発光させる手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。
【請求項5】
前記電気機器は、前記遠隔操作装置の操作信号により操作される機能に関する表示データを表示する手段を備え、
該表示データにて表示される機能ごとの表示色と、前記遠隔操作装置上で対応するボタンでの発光色とが同一となるようにしてあることを特徴とする請求項4記載の遠隔操作システム。
【請求項6】
前記電気機器は、
前記遠隔操作装置から操作信号を受信した場合に、前記発光指示情報を送信するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。
【請求項7】
前記遠隔操作装置は、
前記ボタン識別情報で特定されるボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、警告音を外部へ出力する手段
を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の遠隔操作システム。
【請求項8】
電気機器と相互にデータ通信可能であり、離れた位置から操作信号を送信して前記電気機器を操作する遠隔操作装置において、
操作信号を送信するために操作可能であるボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる発光指示情報を受信する手段と、
受信したボタン識別情報及び発光指示情報に基づいて、操作可能であるボタンを発光させる手段と
を備えることを特徴とする遠隔操作装置。
【請求項9】
前記発光指示情報は、操作信号を送信するために操作可能であるボタンの発光又は点滅の指示に関する発光方法情報を含み、
受信した発光指示情報から前記発光方法情報を抽出する手段と、
抽出された発光方法情報に基づいて、操作可能であるボタンを発光又は点滅させる手段と
を備えることを特徴とする請求項8記載の遠隔操作装置。
【請求項10】
前記発光方法情報は、操作信号を送信するために操作可能であるボタンの点滅間隔に関する情報を含むことを特徴とする請求項9記載の遠隔操作装置。
【請求項11】
前記発光指示情報は、操作信号を送信するために操作可能であるボタンを発光させる色の指定に関する発光色情報を含み、
受信した発光指示情報から前記発光色情報を抽出する手段と、
抽出された発光色情報に基づいて、操作可能であるボタンを、指定された発光色で発光させる手段と
を備えることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の遠隔操作装置。
【請求項12】
前記ボタン識別情報で特定されるボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、警告音を外部へ出力する手段
を備えることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の遠隔操作装置。
【請求項13】
離れた位置から操作信号を送信して前記電気機器を操作する遠隔操作装置において、
操作信号を送信するために操作可能である複数のボタンを所定の状態で発光させる手段
を備えることを特徴とする遠隔操作装置。
【請求項14】
操作可能である複数の前記ボタンを常時発光させる、あるいは所定の間隔又は異なる間隔で点滅させるようにしてあることを特徴とする請求項13記載の遠隔操作装置。
【請求項15】
操作可能である複数の前記ボタンを異なる発光色で発光させるようにしてあることを特徴とする請求項13又は14記載の遠隔操作装置。
【請求項16】
発光しているボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、警告音を外部へ出力する手段
を備えることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の遠隔操作装置。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器(例えばテレビジョン装置、ビデオ記録装置等)から離れた位置から操作信号を送信して電気機器を操作する遠隔操作装置、及び電気機器と遠隔操作装置とを含む遠隔操作システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電気機器が提供する機能の複雑化に伴い、ユーザの遠隔操作装置による操作方法も複雑化している。したがって一般的なユーザは、マニュアルに基づく説明だけでは確実な操作を円滑に行うことが困難であり、操作を短時間で完了することができないことによる使用感の低下等の問題点が顕在化している。
【0003】
そこで、例えば特許文献1では、電気機器であるテレビジョン装置と遠隔操作装置との間でデータの送受信を行い、次に操作を行うべき遠隔操作装置のボタンの位置を画面に表示し、対応する遠隔操作装置のボタンをLED等を用いて発光させることでユーザが視覚により確認できるようにしてあり、ユーザの利便性の向上を図っている。
【特許文献1】特開平10−28297号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されている技術では、操作可能なボタンが複数存在する場合であっても全てのボタンが発光した状態となる。したがって、例えば操作可能なボタンが、カーソル等の移動用のボタン及び選択決定用のボタンである場合、操作手順に習熟していないユーザは、全てのボタンが発光しているためにどのボタンから順番に操作すれば良いのか区別できないおそれがあった。
【0005】
また、1つの操作ボタンに操作タイミング、操作順序等の相違に応じて複数の機能を割当てている場合、操作ボタンの発光の有無だけでは操作タイミング、操作順序等を把握することができず、ユーザによる誤操作の可能性が残されているという問題点もあった。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、操作に習熟していないユーザであっても、所望の操作を電気機器(例えばテレビジョン装置、ビデオ記録装置等)の画面表示及び操作ボタンの発光により、正しく実行することができる遠隔操作システム及び遠隔操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る遠隔操作システムは、電気機器と、該電気機器と相互にデータ通信可能であり、離れた位置から操作信号を送信して前記電気機器を操作する遠隔操作装置とを含む遠隔操作システムにおいて、前記電気機器は、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる発光指示情報を前記遠隔操作装置へ送信する手段を備え、前記遠隔操作装置は、前記ボタン識別情報及び発光指示情報を受信する手段と、受信したボタン識別情報及び発光指示情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを発光させる手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
本発明にあっては、電気機器は、何らかの操作信号を遠隔操作装置に要求する場合、遠隔操作装置上で操作可能とするボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる発光指示情報を該遠隔操作装置へ送信する。遠隔操作装置は、電気機器から送信されたボタン識別情報及び発光指示情報を受信し、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを発光させる。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光指示に従って発光しているボタンを発光状態に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて、例えば点滅間隔、発光色等を相違させて発光させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0009】
また、本発明に係る遠隔操作システムは、前記発光指示情報が、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンの発光又は点滅の指示に関する発光方法情報を含み、前記遠隔操作装置は、受信した発光指示情報から前記発光方法情報を抽出する手段と、抽出された発光方法情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを発光又は点滅させる手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明にあっては、電気機器は、何らかの操作信号を遠隔操作装置に要求する場合、遠隔操作装置上で操作可能とするボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる方法、例えば常時発光、所定の間隔での点滅等の発光方法を指示する発光方法情報を該遠隔操作装置へ送信する。遠隔操作装置は、発光指示情報から発光方法情報を抽出して、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを発光又は点滅させる。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光方法情報に従って発光しているボタンを発光状態に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて、例えば点滅間隔を相違させて発光させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0011】
また、本発明に係る遠隔操作システムは、前記発光方法情報が、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンの点滅間隔に関する情報を含むことを特徴とする。
【0012】
本発明にあっては、発光方法情報は、操作信号を送信するために操作可能である遠隔操作装置上のボタンの点滅間隔に関する情報を含む。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光しているボタンが点滅する間隔に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて点滅間隔を相違させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0013】
また、本発明に係る遠隔操作システムは、前記発光指示情報が、操作信号を送信するために操作可能である前記遠隔操作装置上のボタンを発光させる色の指定に関する発光色情報を含み、前記遠隔操作装置は、受信した発光指示情報から前記発光色情報を抽出する手段と、抽出された発光色情報に基づいて、該遠隔操作装置で操作可能であるボタンを、指定された発光色で発光させる手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明にあっては、発光指示情報が、操作信号を送信するために操作可能である遠隔操作装置上のボタンを発光させる色の指定に関する発光色情報を含んでおり、遠隔操作装置は、受信した発光指示情報から発光色情報を抽出して、操作可能であるボタンを、指定された発光色で発光させる。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光しているボタンが発光する色に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて発光する色を相違させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0015】
また、本発明に係る遠隔操作システムは、前記電気機器が、前記遠隔操作装置の操作信号により操作される機能に関する表示データを表示する手段を備え、該表示データにて表示される機能ごとの表示色と、前記遠隔操作装置上で対応するボタンでの発光色とが同一となるようにしてあることを特徴とする。
【0016】
本発明にあっては、電気機器が、遠隔操作装置の操作信号により操作される機能に関する表示データを表示する手段を備えており、該表示データにて表示される機能ごとの表示色と同一の発光色で、対応する遠隔操作装置上のボタンを発光させる。これにより、ユーザは画面上に表示されているボタンの色に従って遠隔操作装置上のボタン操作を行うことができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することができ、誤操作を防止することが可能となる。
【0017】
また、本発明に係る遠隔操作システムは、前記電気機器が、前記遠隔操作装置から操作信号を受信した場合に、前記発光指示情報を送信するようにしてあることを特徴とする。
【0018】
本発明にあっては、電気機器が、遠隔操作装置から操作信号を受信した場合に、発光指示情報を送信する。これにより、遠隔操作装置から何らかの操作信号を送信した場合にのみボタン操作を行うことができ、必要がない場合にボタンを発光させることがない。
【0019】
また、本発明に係る遠隔操作システムは、前記遠隔操作装置が、前記ボタン識別情報で特定されるボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、警告音を外部へ出力する手段を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明にあっては、遠隔操作装置は、ボタン識別情報で特定されるボタン以外のボタン、すなわち発光していないボタンが選択された場合、誤った操作が行われた旨を示す警告音を出力する。これにより、ユーザが操作を誤った旨を確認することができ、速やかに再操作することが可能となる。
【0021】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、電気機器と相互にデータ通信可能であり、離れた位置から操作信号を送信して前記電気機器を操作する遠隔操作装置において、操作信号を送信するために操作可能であるボタンを識別するボタン識別情報及び該ボタンを発光させる発光指示情報を受信する手段と、受信したボタン識別情報及び発光指示情報に基づいて、操作可能であるボタンを発光させる手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
本発明にあっては、電気機器から送信されたボタン識別情報及び発光指示情報を受信し、操作可能であるボタンを発光させる。これにより、操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光指示に従って発光しているボタンを発光状態に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて、例えば点滅間隔、発光色等を相違させて発光させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0023】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、前記発光指示情報は、操作信号を送信するために操作可能であるボタンの発光又は点滅の指示に関する発光方法情報を含み、受信した発光指示情報から前記発光方法情報を抽出する手段と、抽出された発光方法情報に基づいて、操作可能であるボタンを発光又は点滅させる手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明にあっては、発光指示情報は、操作信号を送信するために操作可能であるボタンの発光又は点滅の指示に関する発光方法情報を含んでおり、受信した発光指示情報から発光方法情報を抽出し、操作可能であるボタンを発光又は点滅させる。これにより、操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光方法情報に従って発光しているボタンを発光状態に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて、例えば点滅間隔を相違させて発光させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0025】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、前記発光方法情報が、操作信号を送信するために操作可能であるボタンの点滅間隔に関する情報を含むことを特徴とする。
【0026】
本発明にあっては、発光方法情報は、操作信号を送信するために操作可能である遠隔操作装置上のボタンの点滅間隔に関する情報を含む。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光しているボタンが点滅する間隔に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて点滅間隔を相違させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0027】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、前記発光指示情報が、操作信号を送信するために操作可能であるボタンを発光させる色の指定に関する発光色情報を含み、受信した発光指示情報から前記発光色情報を抽出する手段と、抽出された発光色情報に基づいて、操作可能であるボタンを、指定された発光色で発光させる手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明にあっては、発光指示情報が、操作信号を送信するために操作可能であるボタンを発光させる色の指定に関する発光色情報を含んでおり、受信した発光指示情報から発光色情報を抽出して、操作可能であるボタンを、指定された発光色で発光させる。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光しているボタンが発光する色に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて発光する色を相違させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0029】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、前記ボタン識別情報で特定されるボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、警告音を外部へ出力する手段を備えることを特徴とする。
【0030】
本発明にあっては、ボタン識別情報で特定されるボタン以外のボタン、すなわち発光していないボタンが選択された場合、誤った操作が行われた旨を示す警告音を出力する。これにより、ユーザが操作を誤った旨を確認することができ、速やかに再操作することが可能となる。
【0031】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、離れた位置から操作信号を送信して前記電気機器を操作する遠隔操作装置において、操作信号を送信するために操作可能である複数のボタンを所定の状態で発光させる手段を備えることを特徴とする。
【0032】
本発明にあっては、操作信号を送信するために操作可能である複数のボタンを所定の状態で発光させる。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンを発光状態に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。
【0033】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、操作可能である複数の前記ボタンを常時発光させる、あるいは所定の間隔又は異なる間隔で点滅させるようにしてあることを特徴とする。
【0034】
本発明にあっては、操作可能である複数のボタンを常時発光させる、あるいは所定の間隔又は異なる間隔で点滅させる。これにより、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光しているボタンが常時発光しているか、点滅しているか、あるいは点滅している時間間隔の相違に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて点滅間隔を相違させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0035】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、操作可能である複数の前記ボタンを異なる発光色で発光させるようにしてあることを特徴とする。
【0036】
本発明にあっては、操作可能である複数のボタンを異なる発光色で発光させる。これにより、操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光しているボタンが発光する色に基づき区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて発光する色を相違させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0037】
また、本発明に係る遠隔操作装置は、発光しているボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、警告音を外部へ出力する手段を備えることを特徴とする。
【0038】
本発明にあっては、発光しているボタン以外のボタンが選択されたと判断した場合、誤った操作が行われた旨を示す警告音を出力する。これにより、ユーザが操作を誤った旨を確認することができ、速やかに再操作することが可能となる。
【発明の効果】
【0039】
本発明によれば、遠隔操作装置にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光指示に従って発光しているボタンを発光状態に基づき、すなわち所定の間隔で点滅しているか、何色で発光しているか等に基づいて区別することができ、誤操作を防止することが可能となる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて、例えば点滅間隔、発光色等を相違させて発光させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0041】
図1は、本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムを模式的に示す図である。本実施の形態では、電気機器がテレビジョン装置である場合を例に挙げて説明する。
【0042】
本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムは、電気機器としてのテレビジョン装置10と、テレビジョン装置10から離れた位置から操作信号を送信してテレビジョン装置10を操作する遠隔操作装置20とで構成される。
【0043】
テレビジョン装置10の表示面左下には、遠隔操作装置20との間で無線で通信する信号送受信窓10aが配置されており、遠隔操作装置20からの操作信号を後述する信号受信部17で受信することにより指示に従って操作が行われる。
【0044】
図2は、本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムのテレビジョン装置10及び遠隔操作装置20の構成を示すブロック図である。テレビジョン装置10は、少なくとも制御部11、操作部12、チューナ部13、映像信号処理部14、表示部15、信号送信部16、及び信号受信部17を備えている。
【0045】
制御部11は、具体的にはCPUで構成されており、上述した各部を制御すると共に、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って種々の機能を実行する。操作部12は、テレビジョン装置10を操作するための各種のファンクションキーを備えている。本実施の形態では、利用者による押下によって操作するファンクションボタンを備えているが、実際の操作は、遠隔操作装置20との通信により行われることが多い。
【0046】
チューナ部13は、放送中継基地の方向に向けて配置されたアンテナに接続され、放送中継基地から送信された映像信号のうち特定周波数帯域の映像信号を選択して復調する機能を有する。映像信号処理部14は、チューナ部13によって復調された映像信号を信号処理する。表示部15は、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ等の表示デバイスであり、映像信号処理部14にて処理された映像信号の映像を表示する。
【0047】
信号送信部16は、遠隔操作装置20へ各種の信号を送信する送信手段であり、時刻、選択されているチャンネル番号及びチャンネル名称、音量等の情報を信号化して遠隔操作装置20へ送信する。また本実施の形態では、テレビジョン装置10の動作状態に応じて、各操作を行うのに必要な操作可能なボタンを識別する情報、及び各ボタンを発光させる発光指示情報を送信する。発光指示情報を送信するタイミングとしては、利用者により何らかの操作が行われた旨を検知した時点で、該操作に応じて送信される。
【0048】
信号受信部17は、遠隔操作装置20から送信された各種の信号を受信する受信手段であり、本実施の形態では、遠隔操作装置20にて操作されたボタンに応じて操作信号を受信する。
【0049】
遠隔操作装置20は、少なくとも制御部であるICチップ21、操作部22、信号受信部23、及び信号送信部24を備えている。ICチップ21は、上述した各部を制御すると共に、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って、種々の機能を実行する。
【0050】
操作部22は、テレビジョン装置10を操作するための各種のファンクションボタン等を備えている。図3は、本発明の実施の形態に係る遠隔操作装置20の分解斜視図である。
【0051】
遠隔操作装置20は、上ケース200と下ケース204とで構成されており、操作部22は、上ケース200に設けてある操作ボタンの配置に対応した導電ボタンシート201、基板202で構成されている。基板202上には、上述したICチップ21が装着されており、多色LED203が電極上に配置されている。所定のボタンが操作対象のボタンとなった場合、該ボタンに対応する多色LED203を発光させる。電池205は、上ケース200と下ケース204との間で基板202に接触しない位置に配置されている。
【0052】
信号受信部23は、テレビジョン装置10から送信された各種の信号を受信する受信手段であり、例えば、時刻、選択されているチャンネル番号及びチャンネル名称、音量等の信号を受信する。また実施の形態では、テレビジョン装置10から送信される通知信号を受信する。
【0053】
信号送信部24は、テレビジョン装置10へ各種の信号を送信する送信手段であり、本実施の形態では、操作信号をテレビジョン装置10へ送信する。
【0054】
図4及び図5は、本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムが行う処理手順を示すフローチャートである。なお、図4及び図5では遠隔操作装置20によるGコード入力による受像(再生)予約処理の一例を示しているが、処理手順がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
【0055】
まず、遠隔操作装置20のICチップ21は、Gコード入力ボタンの押下を検知し(ステップS401)、操作信号として「Gコード入力」信号を送信する(ステップS402)。つまり、本実施の形態では、遠隔操作装置20から何らかの操作信号を送信した後に、遠隔操作装置20の操作可能なボタンを発光させている。もちろん、遠隔操作装置20から操作信号を送信してから発光指示情報を受信する方法に限定されるものではなく、電気機器の相違、操作手順の相違等により電気機器側にて発光指示情報が生成される方法であっても良い。
【0056】
テレビジョン装置10の制御部11は、「Gコード入力」信号を受信し(ステップS403)、Gコード入力画面を表示する(ステップS404)。すなわち、操作信号の種類に応じて、メモリに記憶してある対応する画面を表示する。
【0057】
テレビジョン装置10の制御部11は、Gコード入力に必要な遠隔操作装置20のボタンを識別するボタン識別情報、及び発光するボタンの発光指示を行う発光指示情報をメモリから抽出する(ステップS405)。制御部11は、抽出したボタン識別情報、及び発光指示情報を遠隔操作装置20へ送信する(ステップS406)。
【0058】
なお、発光指示情報は、単に多色LED203の発光指示に限定されるものではない。例えば多色LED203を点滅させる指示、点滅させる場合の時間間隔情報、点滅させる場合の時間タイミング情報等を指定する発光方法情報、発光させる色情報を含む発光色情報等を含んでも良い。
【0059】
遠隔操作装置20のICチップ21は、ボタン識別情報、及び発光指示情報を受信し(ステップS407)、ボタン識別情報が処理の終了情報であるか否かを判断する(ステップS408)。すなわち後述するように、すべての操作が終了した場合には、テレビジョン装置10の制御部11は、ボタン識別情報として終了情報、例えば発光するボタンがない旨を示す情報を送信する。このようにすることで、一連の操作が終了したか否かを判断することができる。
【0060】
ICチップ21が、ボタン識別情報が処理の終了情報であると判断した場合(ステップS408:YES)、ICチップ21は、発光しているボタンを消灯し(ステップS409)、ステップS401へ処理を戻す。ICチップ21が、ボタン識別情報が処理の終了情報ではないと判断した場合(ステップS408:NO)、ICチップ21は、受信した発光指示情報が、点滅を指示する情報を含むか否かを判断する(ステップS501)。
【0061】
ICチップ21が、受信した発光指示情報が、点滅を指示する情報(発光方法情報)を含むと判断した場合(ステップS501:YES)、ICチップ21は、点滅間隔又はタイミングを発光方法情報に基づいて設定する(ステップS502)。ICチップ21が、受信した発光指示情報が、点滅を指示する情報(発光方法情報)を含まないと判断した場合(ステップS501:NO)、ICチップ21は、ステップS502をスキップし、受信した発光指示情報が、発光色の指定に関する情報(発光色情報)を含むか否かを判断する(ステップS503)。
【0062】
ICチップ21が、受信した発光指示情報が、発光色の指定に関する情報(発光色情報)を含むと判断した場合(ステップS503:YES)、ICチップ21は、ボタン識別情報で特定されるボタンの位置に配置してある多色LED203を、指定された色で発光させる(ステップS504)。もちろん点滅間隔、タイミング等が設定してある場合には、指定された色で点滅させる。
【0063】
ICチップ21が、受信した発光指示情報が、発光色の指定に関する情報(発光色情報)を含まないと判断した場合(ステップS503:NO)、ICチップ21は、ボタン識別情報で特定されるボタンの位置に配置してある多色LED203を、標準色として指定してある色、たとえばオレンジ色で発光させる(ステップS505)。もちろん点滅間隔、タイミング等が設定してある場合には、指定された色で点滅させる。
【0064】
ICチップ21は、ボタンの押下を検出したか否かを判断し(ステップS506)、ボタンの押下を検出するまで待ち状態となる(ステップS506:NO)。ICチップ21が、ボタンの押下を検出したと判断した場合(ステップS506:YES)、ICチップ21は、押下を検出したボタンが発光しているボタンであるか否かを判断する(ステップS507)。
【0065】
ICチップ21が、押下を検出したボタンが発光しているボタンではないと判断した場合(ステップS507:NO)、ICチップ21は、警告音を出力させ(ステップS508)、処理をステップS506へ戻して上述の処理を繰り返す。ICチップ21が、押下を検出したボタンが発光しているボタンであると判断した場合(ステップS507:YES)、ICチップ21は、該ボタンに対応付けて記憶してある操作信号をテレビジョン装置10へ送信する(ステップS509)。
【0066】
テレビジョン装置10の制御部11は、操作信号を受信し(ステップS510)、Gコード入力が終了したか否かを判断する(ステップS511)。Gコード入力の終了を判断する方法は特に限定されるものではなく、想定されている操作信号をすべて受信したか否かで判断しても良いし、例えば「確定」ボタンの操作信号を受信したか否かで判断しても良い。
【0067】
制御部11が、Gコード入力が終了したと判断した場合(ステップS511:YES)、制御部11は、Gコード入力画面を非表示とし(ステップS512)、一連の処理が終了した旨を示す終了情報、例えばボタン識別情報として発光するボタンがない旨を示す情報を送信する(ステップS513)。制御部11が、Gコード入力が終了していないと判断した場合(ステップS511:NO)、制御部11は、ステップS512及びS513をスキップし、処理をステップS406へ戻して上述の処理を繰り返す。
【0068】
以上のように本実施の形態によれば、遠隔操作装置20にて操作可能なボタンが複数存在する場合であっても、発光指示に従って発光しているボタンを発光状態に基づき、すなわち所定の間隔で点滅しているか、何色で発光しているか等に基づいて区別することができ、誤操作を防止することができる。また、同一のボタンであっても、操作タイミング、操作順序等に応じて、例えば点滅間隔、点滅タイミング、発光色等を相違させて発光させることができ、操作に習熟していないユーザを正しい操作手順へ誘導することが可能となる。
【0069】
なお、複数の操作可能なボタンが存在する場合、表示画面における操作領域の表示色と、対応する遠隔操作装置20のボタンの発光色とが同一になることが好ましい。このようにすることで、ユーザは画面表示を見ながらどの操作を行っているのか確認しつつ遠隔操作装置20のボタン操作を行うことができ、操作に習熟していないユーザであっても、より確実な操作を行うことが可能となる。
【0070】
また、上述した実施の形態では、遠隔操作装置20とテレビジョン装置10とが相互にデータ通信を行いながら遠隔操作装置20のボタンの発光を制御しているが、遠隔操作装置20のICチップに内蔵されているメモリに操作手順に関する情報を記憶しておき、操作信号の送信に応じて発光するボタン及び発光方法、発光色を変化させても、同様の効果が期待できる。
【0071】
さらに、テレビジョン装置10にて、ボタン識別情報及び発光指示情報の送信を起点とする経時時間を計時しておき、所定の時間経過した場合であっても操作信号を受信しないときには、再度、ボタン識別情報及び発光指示情報を送信する。このように、ボタン識別情報及び発光指示情報を送信した後、所定の基準時間を経過しても操作信号を受信しなかった場合は、ボタン識別情報及び発光指示情報が遠隔操作装置20へ到達していないと判断し、再送信することによって、ボタン識別情報及び発光指示情報の不着を防止することができる。
【0072】
なお、テレビジョン装置10及び遠隔操作装置20の各信号送信部又は信号受信部に不具合が発生した場合も想定されることから、ボタン識別情報及び発光指示情報を再送信する回数制限を設け、回数制限を越えた場合は、エラー表示を行なうようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムを模式的に示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムのテレビジョン装置及び遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る遠隔操作装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムが行う処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る遠隔操作システムが行う処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0074】
10 テレビジョン装置(電気機器)
11 制御部
16 信号送信部
17 信号受信部
20 遠隔操作装置
21 ICチップ
23 信号受信部
24 信号送信部
203 多色LED
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成18年9月15日(2006.9.15)
【代理人】 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫

【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁


【公開番号】 特開2008−72622(P2008−72622A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−251401(P2006−251401)