| 【発明の名称】 |
通信装置、ネットワーク装置、通信システム、通信方法及び通信プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】佐野 庄一
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| 【要約】 |
【課題】複数のインタフェースを備える通信装置に関し、音声呼やメール等のデータ呼のような通信内容に応じて着信の許可、不許可を行い、複数のインタフェースによる複合的な着信を実現することにある。
【構成】複数のネットワーク(セルラネットワーク6、WLANネットワーク8)と無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える構成であって、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部(セルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WI)を備え、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御し、複数のインタフェース部を通信内容に応じて同時使用を可能にしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のネットワークと無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える通信装置であって、 前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部と、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御する制御部と、 を備えることを特徴とする通信装置。 【請求項2】 複数のインタフェース部を備える通信装置に無線接続され、前記インタフェース部に対する着信を受けるネットワーク装置であって、 前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定する設定部と、 通信先の通信内容と前記設定部の設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御する制御部と、 を備えることを特徴とするネットワーク装置。 【請求項3】 複数のネットワークと、これらネットワークに無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える通信装置とを含む通信システムであって、 前記通信装置が、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を備え、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御することを特徴とする通信システム。 【請求項4】 複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられる通信方法であって、 前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を含むことを特徴とする通信方法。 【請求項5】 複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられ、コンピュータによって実行される通信プログラムであって、 前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を含むことを特徴とする通信プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、WLAN(Wireless Local Area Network )に対応するインタフェース、セルラネットワークに対応するインタフェース等、複数のネットワークに対応してインタフェースを備え、着信の通信内容に応じた通信制御に関し、特に、音声呼、データ呼等の通信内容に応じたインタフェースに着信許可、着信拒絶等の通信条件を設定して複合的な着信が行える通信装置、ネットワーク装置、通信システム、通信方法及び通信プログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 携帯電話等の移動体通信に関し、セルラ(cellular communication system )ネットワーク、WLAN等の規格があり、セルラネットワークには例えばCDMA(Code Division Multiple Access )−2000、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やGSM(Global System for Mobile Communications )等があり、WLANには例えば、 IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11g、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access )等が存在する。各ネットワークに対応するには回線インタフェースが必要であり、双方のネットワークに対応する通信端末装置には、二つの回線インタフェースが必要である。即ち、各ネットワークに対応する回線インタフェースを有する通信端末装置を便宜上「DUAL端末装置」と呼ぶこととする。 【0003】 このようなセルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークに跨がる移動体通信に関し、特許文献1には、近距離電話は陸上通信線により、長距離電話は無線アクセス通信装置によって通信を行う通信システムが開示されている。特許文献2には、通信端末が良好な通信状態を確保できる地域情報や、複数の接続形態の中、良好な通信状態を確保できる通信情報を受け、一定区域のみでの通信可能な固定モード、移動しながら通信可能な移動モード、携帯端末通信網、PHS(Personal Handyphone System)通信網、有線通信網等の接続形態の選択を可能にした通信システムが開示されている。特許文献3には、ユーザ機器が無線電話ネットワークに関してアイドルであり、WLANに対してアクティブである場合に、携帯電話ネットワークがWLANと携帯電話ネットワークとのデータ信号接続を用いてWLANの無線チャネル経由でユーザ機器を呼び出すことができること、ユーザ機器が無線電話ネットワーク及びWLANに対してアイドルである場合に、WLAN及び携帯電話ネットワークがWLANと携帯電話ネットワークとのデータ信号接続を用いてユーザ機器を呼び出すことができること等が開示されている。 【特許文献1】特表2002−501353号公報(段落番号0022及び図1) 【特許文献2】特開2005−33707号公報(要約、図1) 【特許文献3】特表2005−531984号公報(段落番号0023、0034、図1、図4、図7) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 特許文献1に記載された通信システムでは、ワイヤレス通信装置の電源を切断する場合には、交換機に加入者識別子の登録を解除しているが、電源が落ちるとセンタでの登録も抹消されるので、PSTN(Public Switched Telephone Network )経由で迂回して構内交換機が着信することはない。また、特許文献2では、端末装置が接続形態{移動モードか固定モード(WLANや有線等のローカルモード)}を示す宣言信号を送信し、また、ネットワーク側がネットワークの状態を把握し、端末装置へ通知しているにすぎない。また、特許文献3では、携帯電話ネットワークとWLANに対応するインタフェースに対し、接続設定された側に自動的に転送することを開示しているにすぎない。 【0005】 ところで、複数のインタフェースを備えた通信装置において、各インタフェースに通電することは無駄な電力消費を生じさせ、バッテリで駆動する携帯機器ではバッテリの寿命に大きく影響する。そこで、休止中のインタフェースの電源を遮断することは電力消費を抑制し、携帯機器にあっては、バッテリの寿命増大に寄与することになるが、休止中のインタフェースの給電を停止させると、そのインタフェースでの通信が不能となり、通信の自由度が妨げられることになる。 【0006】 また、無線通信にあっては、電波強度が通信品質に影響し、電波強度が不十分である場合には通信不能に陥ることになる。セルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークに対応する複数のインタフェースを備えた通信装置では、電波強度に応じてネットワークを選択することが可能であり、電波強度の低下による通信遮断を回避できるメリットがある。 【0007】 また、セルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークにあっては、利用課金等の通信条件が相違し、必要に応じて選択する自由度がユーザに与えられており、複数のインタフェースから通信条件に応じて最適なインタフェースを選択すれば、経済的な通信が可能になるであろう。 【0008】 しかしながら、セルラネットワークやWLAN等の複数のネットワークに対応可能な複数のインタフェースを備えた通信装置においても、一人のユーザが複数のインタフェースを同時に用いることには自ずと制約があるものの、通信装置が対応可能な着信内容には音声による通話、メール等のデータの授受、その他の通信が存在し、その通信内容は多岐に亘っている。 【0009】 このような通信環境において、複数のインタフェースを備えている通信装置では、インタフェースの有効利用等、利便性の拡大が望まれている。このような課題に対し、特許文献1、2、3にはその開示や示唆はなく、また、その解決手段についての開示や示唆もない。 【0010】 そこで、本発明の目的は、複数のネットワークに対応するための複数のインタフェースを備える通信装置に関し、音声呼やメール等のデータ呼のような通信内容に応じてインタフェースに対する着信の許可、不許可を行い、複数のインタフェースによる複合的な着信を実現することにある。 【課題を解決するための手段】 【0011】 上記目的を達成するため、本発明は、複数のネットワークに対応する複数のインタフェース部を備える通信装置に関し、ネットワークとインタフェース部との通信内容に応じて着信の許可、不許可の判断を行い、複数のインタフェース部を通信内容に応じて同時使用可能にしたものである。例えば、一つのインタフェース部での通話中に他のインタフェース部に対する着信があった場合、その着信の通信内容がデータであれば、着信許可、その通信内容が音声であれば、着信不許可の処理が可能となる。斯かる処理を行えば、通信を妨げることなく、通信内容により着信を可能にし、通信範囲の拡大を図っている。また、斯かる処理は通信装置側、ネットワーク側の何れで行ってもよい。 【0012】 上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、複数のネットワークと無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える通信装置であって、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部と、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御する制御部とを備える構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。 【0013】 上記目的を達成するため、本発明の第2の側面は、複数のインタフェース部を備える通信装置に無線接続され、前記インタフェース部に対する着信を受けるネットワーク装置であって、前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定する設定部と、通信先の通信内容と前記設定部の設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御する制御部とを備える構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。 【0014】 上記目的を達成するため、本発明の第3の側面は、複数のネットワークと、これらネットワークに無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える通信装置とを含む通信システムであって、前記通信装置が、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を備え、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御する構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。 【0015】 上記目的を達成するため、本発明の第4の側面は、複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられる通信方法であって、前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップとを含む構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。 【0016】 上記目的を達成するため、本発明の第5の側面は、複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられ、コンピュータによって実行される通信プログラムであって、前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップとを含む構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。 【発明の効果】 【0017】 本発明によれば、次のような効果が得られる。 【0018】 (1) 各インタフェース部に対し、着信内容に応じて着信を許可又は不許可に制御し、特定の通信内容で通信中にその通信内容と同一又は異なる通信内容の着信ができ、通信装置及び複数のインタフェース部の有効利用とともに、通信範囲が拡大される。 【0019】 (2) 通信中に着信でき、利便性が高められる。 【0020】 (3) 通信中のインタフェース部に対し、休止中のインタフェース部の有効利用を図ることができる。 【0021】 そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。 【0022】 〔第1の実施の形態〕 【0023】 本発明の第1の実施の形態について、図1を参照して説明する。図1は、本発明が適用される通信システムを示す図である。 【0024】 この通信システム2は、図1に示すように、通信装置として通信端末装置4を用いて複数の通信回線(ネットワーク)として例えば、セルラネットワーク6、又はインターネット即ち、ワイヤレスLAN(Wireless Local Area Network )8(以下、「WLANネットワーク8」と称する。)を通して通信が可能なシステムを構成している。この実施の形態では、複数のネットワークとしてセルラネットワーク6、WLANネットワーク8を例示しているが、さらに他のネットワークとの通信が可能な構成としてもよい。 【0025】 セルラネットワーク6にはセルラ交換機10及び基地局12が備えられ、WLANネットワーク8にはSIPサーバ14及びWLANアクセスポイント(WLAN−AP)16が備えられている。また、通信端末装置4は、セルラ用電波18により基地局12を介してセルラ交換機10と接続されるとともに、WLAN用電波20を媒介にして中継局であるWLAN−AP16を介してSIPサーバ14が接続される。即ち、セルラ交換機10は、通信端末装置4に対するセルラネットワーク6側のネットワーク装置を構成し、SIPサーバ14は通信端末装置4に対するWLANネットワーク8側のネットワーク装置を構成する。 【0026】 この通信システム2では、セルラネットワーク6に対応するセルラインタフェース部CIと、WLANネットワーク8に対応するWLANインタフェース部WIとが通信端末装置4に備えられ、これらセルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WIは、ネットワークに対する通知部であって、課金や電波強度等の選択条件に応じて動作選択を行って節電を図るとともに、動作停止中の着信(いわゆる着呼)を動作維持側に迂回して通信することが可能である。この通信システム2において、セルラインタフェース部CIにはセルラ電話番号、WLANインタフェース部WIにはWLAN電話番号が割り当てられる。 【0027】 そこで、この通信システム2では、通信端末装置4が、セルラネットワーク6に対応するセルラインタフェース部CIと、WLANネットワーク8に対応するWLANインタフェース部WIとを備えているので、セルラネットワーク6の基地局12を経由し、セルラネットワーク6に接続してセルラ通信が行え、また、WLAN−AP16を経由し、WLANネットワーク8に接続してVoIP(Voice Over Internet Protocol)通信が行える。このような通信に対応し、セルラネットワーク6のセルラ交換機10は呼を制御し、WLANネットワーク8のSIPサーバ14は、セルラネットワーク6のセルラ交換機10に相当し、同様に呼を制御する。 【0028】 この通信システム2では、セルラネットワーク6が音声呼のみ、WLANネットワーク8が音声呼及びデータ呼の双方を扱える構成であってもよく、また、セルラネットワーク6が音声呼及びデータ呼の双方を扱える構成であってもよい。 【0029】 次に、この通信システム2を用いた通信方法について、図2を参照して説明する。図2は、通信方法の処理手順を示すフローチャートである。 【0030】 この通信方法では、図2に示すように、セルラインタフェース部CI又はWLANインタフェース部WIの何れかを使用しての通信中、通信中以外のインタフェース部(例えば、セルラインタフェース部CIを使用していれば、WLANインタフェース部WIへの着信)に着信を受け(ステップS1)、現在の通信中の通信内容と着信に係る通信内容とを比較判断し(ステップS2)、その着信処理に対して着信の許可(ステップS3)又は着信の不許可(ステップS4)を行う。例えば、セルラインタフェース部CIによる音声通話中に、WLANインタフェース部WIに対する着信があった場合、その着信が音声呼であるか、データ呼であるかを判断し、データ呼であれば着信を許可し、通話中に他のインタフェース部であるWLANインタフェース部WIによるデータ着信を行う。 【0031】 斯かる構成とすれば、1台の通信端末装置4を以てセルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIとを使い分け、着信内容により着信の許可又は着信の不許可に制御する。これにより、セルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIの有効利用が図られる。この結果、通信中のインタフェース部に対し、休止中のインタフェース部の有効利用が行えるとともに、通話中等の着信拒否を回避でき、通信範囲の拡大が図られる。そして、斯かる通信方法は、後述の通信プログラムの処理手順によって実行される。 【0032】 このような通信方法についての設定は、通信端末装置4の依頼に基づく設定、又はネットワーク側での自動設定の何れであってもよいが、この実施の形態では、通信端末装置4からの依頼によって設定される構成である。 【0033】 そこで、この通信システム2における上記通信方法を実現するための設定について、図3ないし図5を参照して説明する。図3は、SIPサーバに対する設定及び着信を示す図、図4は、セルラ交換機に対する設定及び着信を示す図、図5は、セルラ交換機に対する他の設定及び着信を示す図である。 【0034】 セルラインタフェース部CIで音声通話する場合には、図3に示すように、SIPサーバ14に対し、着信が音声呼である場合には着信の不許可(話中による拒絶)、着信がデータ呼の場合には着信の許可の設定01をする。斯かる設定とすれば、既述の通り、セルラインタフェース部CIで音声通話による通信中に、WLANインタフェース部WIで着信02を受け、メール通信等のデータ通信が可能となる。 【0035】 また、WLANインタフェース部WIで音声通話する場合には、図4に示すように、セルラ交換機10に対し、着信が音声呼である場合には着信の不許可(話中による拒絶)の設定03を行う。斯かる設定とすれば、WLANインタフェース部WIで音声通話による通信中に、セルラインタフェース部CIに着信04があった場合には、話中による着信拒否となる。 【0036】 そして、WLANインタフェース部WIでデータ通信をする場合には、図5に示すように、セルラ交換機10に対し、着信が音声呼である場合には話中とせず、着信の許可の設定05をする。斯かる設定とすれば、WLANインタフェース部WIでメール等のデータ通信中に、セルラインタフェース部CIで音声の着信06が可能となる。 【0037】 ところで、セルラネットワーク6によりデータ通信が行える場合には、セルラネットワーク6及びWLANネットワーク8の双方で同時にデータ通信が行えるので、一方のネットワークでデータ通信を行っている場合に、他方のネットワークからのデータ通信の着呼の許可をする設定とすればよい。 【0038】 〔第2の実施の形態〕 【0039】 本発明の第2の実施の形態について、図6ないし図13を参照して説明する。図6は、第2の実施の形態に係る通信システムを示す図、図7は、通信システムに用いられる通信端末装置の構成例を示す図、図8は、プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図、図9は、通信端末装置の構成例を示す図、図10は、通信システムに用いられるセルラ交換機10の構成例を示す図、図11は、プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図、図12は、通信システムに用いられるSIPサーバ14の構成例を示す図、図13は、プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。図6ないし図13において、図1と同一部分には同一符号を付してある。 【0040】 この通信システム2では、図6に示すように、通信端末装置4に対し、通話先である通信端末装置401、他の通信端末装置402を明示し、これら3者間での通信が行える構成を示している。この場合、セルラネットワーク6のセルラ交換機10には、通信端末装置4、通信端末装置401、他の通信端末装置402等に対応する基地局121、122・・・が備えられ、また、SIPサーバ14にはWLAN−AP161、162・・・が備えられている。この場合、セルラインタフェース部CIには電話番号として例えば、「090-2222-0050 」、WLANインタフェース部WIには電話番号として例えば、「050-1111-0050 」が割り当てられている。 【0041】 通信端末装置4には、図7に示すように、セルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WIが備えられ、セルラインタフェース部CIは、セルラ交換機10と接続する基地局121、122・・・と対応するための機能部であって、アンテナ22、セルラRF(Radio Frequency )フロントエンド部24及びセルラベースバンド部26を含んでいる。斯かる構成は、通信端末装置402においても同様である。 【0042】 WLANインタフェース部WIは、SIPサーバ14側のWLAN−AP161、162・・・に対応するための機能部であって、アンテナ28、WLAN−RFフロントエンド部30及びWLANベースバンド部32を含んでいる。これらセルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WIは独立して動作する構成であり、各インタフェース部CI、WIには、個別に設けられた電源給電線34、36と、共通の電源制御部38とを通して共通電源である電池40が接続され、この電池40の給電が電源制御部38によって制御される。具体的には、電源制御部38が給電切替え機能を備えており、セルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIとの給電が必要に応じて選択される。 【0043】 これらインタフェース部CI、WI及び電源制御部38には、給電制御、通信制御、ネットワーク側に対するインタフェース部CI、WIの着信の許可又は不許可の依頼及びその制御、その他の制御を行うための制御部又は情報処理部としてコンピュータを構成するCPU(Central Processing Unit )42が制御線44によって接続され、CPU42には、プログラム・データ格納メモリ46、作業メモリ48、入力部50、表示部52、音声制御部54が制御線44及びデータバス56によって接続されている。プログラム・データ格納メモリ46は、ROM(Read-Only Memory)等の記録媒体で構成され、このプログラム・データ格納メモリ46には、例えば、図8に示すように、プログラム格納領域58、データ格納領域60が設定され、プログラム格納領域58には通信制御プログラム62等のプログラムが格納され、データ格納領域60には各種データが格納される。作業メモリ48は、RAM(Random-Access Memory)で構成され、作業エリアとして用いられる。 【0044】 入力部50は、CPU42によって制御され、CPU42に対する各種情報の入力手段であって、例えば、キーボードで構成される。表示部52は、CPU42の制御に基づき、通信先、選択されたインタフェース部CI、WIの選択情報、メール情報等、各種の情報が表示される。音声制御部54は、CPU42の制御に基づき、通話音声の送受を実行する。そこで、音声制御部54には、受話信号を音声として再生し、出力するスピーカ64、送話音声を入力し、電気信号に変換するマイクロフォン66が接続されている。 【0045】 この通信端末装置4は、図9に示すように、筐体部67、69をヒンジ部71で折畳み可能に構成し、筐体部67にカーソルキーや文字キーを含む入力部50、マイクロフォン66を備え、筐体部69にアンテナ22、28、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で構成される表示部52、スピーカ64等を備えている。表示部52には、通話開始や通話中にセルラインタフェース部CI又はWLANインタフェース部WIの電源の接続の状態等が表示される。これらの電源接続の切替えをマニュアル操作で行う場合には、そのダイアログ表示や、設定指示の内容が表示部52に表示される。 【0046】 また、セルラ交換機10には、図10に示すように、通信端末装置4の他、複数の通信端末に対応する基地局121、122、・・・12N及び加入者線インタフェース部681、682、・・・68Nが備えられ、これら加入者線インタフェース部681、682、・・・68Nは交換スイッチ部70に接続され、この交換スイッチ部70には回線インタフェース部72が接続されている。交換スイッチ部70は、着信に応じて回線インタフェース部72を選択し、通信先間の接続を行う。回線インタフェース部72は、回線からの着呼信号を受け付け、交換スイッチ部70に伝送する。 【0047】 これら加入者線インタフェース部681、682、・・・68N、交換スイッチ部70及び回線インタフェース部72は、制御線74により、コンピュータを構成するCPU76、プログラム・データ格納メモリ78、作業メモリ80に接続され、CPU76、プログラム・データ格納メモリ78、作業メモリ80は、データバス82で接続される。CPU76は、制御部及び情報処理部であって、通信内容に応じて着信の許可又は不許可を設定する設定部としてのプログラム・データ格納メモリ78に格納されているプログラムを実行し、加入者線インタフェース部681、682、・・・68N、交換スイッチ部70及び回線インタフェース部72を制御し、着信処理、通信端末装置4からの切替え指示通知を受け、その通知内容をプログラム・データ格納メモリ78に格納し、着信を契機に切替え指示通知内容の実行等の通信制御を実行する。プログラム・データ格納メモリ78には、図11に示すように、プログラム格納領域84、データ格納領域86が備えられ、プログラム格納領域84には、通信制御プログラム62に対応する通信制御プログラムが格納されている。また、作業メモリ80はRAMで構成され、作業エリアに用いられる。 【0048】 また、SIPサーバ14には、図12に示すように、WLANネットワーク8に接続されるネットワークインタフェース部88が備えられ、このネットワークインタフェース部88には、制御部又は情報処理部としてCPU90、通信内容に応じて着信の許可又は不許可を設定する設定部としてのプログラム・データ格納メモリ92、作業メモリ94が制御線96及びデータバス98により接続されている。プログラム・データ格納メモリ92には、図13に示すように、プログラム格納領域100、データ格納領域102が備えられ、プログラム格納領域100には、通信制御プログラム62に対応する通信制御プログラムが格納されている。また、作業メモリ94はRAMで構成され、作業エリアに用いられる。 【0049】 次に、セルラネットワーク6のセルラ交換機10、WLANネットワーク8のSIPサーバ14のアドレス管理について、図14及び図15を参照して説明する。図14は、セルラ交換機上のアドレス管理テーブルの一例を示す図、図15は、SIPサーバ上のアドレス管理テーブルの一例を示す図である。 【0050】 セルラ交換機10のプログラム・データ格納メモリ78のデータ格納領域86(図11)には、図14に示すアドレス管理テーブル104が設定されている。このアドレス管理テーブル104は、通信先の電話番号に対し、通話中フラグ、着信許可・不許可フラグを表す情報を管理する手段であって、このアドレス管理テーブル104には、接続対象である電話番号を格納する電話番号欄、通話中フラグの設定欄、音声着信許可・不許可フラグの設定欄が備えられている。通話中フラグの設定欄には、話中を表す「1」、呼設定無しを表す「0」の何れかが設定される。また、音声着信許可・不許可フラグの設定欄には、「拒否する」(=不許可)を表す「1」、「拒否しない」(=許可)を表す「0」が設定される。電話番号欄に格納された一例としての電話番号「050-1111-0049 」に対し、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、音声着信許可・不許可フラグには、「0」(=拒否しない)が設定されている。また、一例としての電話番号「050-1111-0050 」に対し、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、音声着信許可・不許可フラグには、「1」(=拒否する)が設定されている。これらの設定は、セルラ交換機10のプログラム・データ格納メモリ78にある通信制御プログラムを実行させ、通信端末装置4からの依頼及び入力データにより設定される。 【0051】 SIPサーバ14のプログラム・データ格納メモリ92のデータ格納領域102(図13)には、図15に示すアドレス管理テーブル106が設定されている。このアドレス管理テーブル106は、通信先の電話番号に対し、IPアドレス、通話中フラグ、着信許可・不許可フラグを表す情報を管理する手段であって、このアドレス管理テーブル106には、接続対象である電話番号を格納する電話番号欄、IPアドレス欄、通話中フラグの設定欄、音声着信許可・不許可フラグの設定欄が備えられている。このアドレス管理テーブル106においても、通話中フラグの設定欄には、話中を表す「1」、呼設定無しを表す「0」の何れかが設定される。また、音声着信許可・不許可フラグの設定欄には、「拒否する」(=不許可)を表す「1」、「拒否しない」(=許可)を表す「0」が設定される。そこで、電話番号欄に格納された一例としての電話番号「050-1111-0049 」に対し、IPアドレスには「10.18.42.111」、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、音声着信許可・不許可フラグには、「0」(=拒否しない)が設定されている。また、一例としての電話番号「050-1111-0050 」に対し、IPアドレスには「10.18.42.50 」、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、音声着信許可・不許可フラグには、「1」(=拒否する)が設定されている。これらの設定は、SIPサーバ14のプログラム・データ格納メモリ92にある通信制御プログラムを実行させ、通信端末装置4からの依頼及び入力データにより設定される。 【0052】 次に、この通信システムの処理シーケンスについて、図16、図17、図18、図19、図20及び図21を参照して説明する。図16は、音声着信の場合の処理シーケンスを示す図、図17は、データ着信の場合の処理シーケンスを示す図、図18は、着信拒否の場合の処理シーケンスを示す図、図19は、着信許可の場合の処理シーケンスを示す図、図20は、音声着信の場合の動作を示す図、図21は、データ着信の場合の動作を示す図である。 【0053】 各処理シーケンス(図16〜図19)は、図6に示す通信システム2において、通信端末装置4と、セルラ交換機10、SIPサーバ14、通信端末装置401又は他の通信端末装置402との間で行われる通信制御プログラムの処理手順である。 【0054】 (1) 音声着信の場合の処理 【0055】 音声着信の場合では、図16に示すように、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、音声着信拒否の設定を依頼する(ステップS101)。セルラインタフェース部CIからセルラ交換機10に対し接続依頼が発生し(ステップS102)、この接続依頼に基づき、セルラ交換機10から他の通信端末装置402のセルラインタフェース部CIに対し呼Xの設定が行われ(ステップS103)、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIと通信端末装置402のセルラインタフェース部CIとの間で通話が成立する(ステップS104)。この通話については、切断依頼(ステップS107)が発せられるまで、通話継続となる。 【0056】 この通話継続中において、通信端末装置401からSIPサーバ14に対し、音声呼の設定依頼が発生すると(ステップS105)、SIPサーバ14には、音声着信拒否の依頼に基づく設定があり、このため、音声呼の設定が拒否される(ステップS106)。即ち、話中による着信拒否が実行される。 【0057】 通話の終了に伴い、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIから発せられた切断依頼をセルラ交換機10が受けると(ステップS107)、セルラ交換機10から通信端末装置402に対し、呼Xの切断が実行される(ステップS108)。これにより、通話継続が解除される。この通話継続解除に対応し、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、音声着信拒否の解除依頼が発せられ(ステップS109)、SIPサーバ14の音声着信拒否の設定が解除される。 【0058】 (2) データ着信の場合の処理 【0059】 データ着信の場合には、図17に示すように、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、音声着信拒否の設定を依頼する(ステップS201)。セルラインタフェース部CIからセルラ交換機10に対し接続依頼が発生し(ステップS202)、この接続依頼に基づき、セルラ交換機10から通信端末装置402のセルラインタフェース部CIに対し呼Xの設定が行われ(ステップS203)、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIと通信端末装置402のセルラインタフェース部CIとの間で通話が成立する(ステップS204)。この通話については、切断依頼(ステップS210)が発せられるまで、通話継続となる。 【0060】 この通話継続中において、通信端末装置401からSIPサーバ14に対し、データ呼の設定依頼が発生し(ステップS205)、これを受けたSIPサーバ14では、データ呼の許可の設定があるので、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIに対し、データ呼設定の依頼が発せられ(ステップS206)、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIから接続受入れの了解が発せられ(ステップS207)、これを受けたSIPサーバ14から通信端末装置401に対し、接続受入れ了解通知が発せられる(ステップS208)。この結果、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIと通信端末装置402との通話継続中において、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIと通信端末装置401との間でデータ呼による通信が実行される(ステップS209)。 【0061】 通話の終了に伴い、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIから発せられた切断依頼をセルラ交換機10が受けると(ステップS210)、セルラ交換機10から通信端末装置402に対し、呼Xの切断が実行される(ステップS211)。これにより、通話継続が解除される。この通話継続解除に対応し、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、音声着信拒否の解除依頼が発せられ(ステップS212)、SIPサーバ14の音声着信拒否の設定が解除される。 【0062】 (3) 着信拒否の場合の処理 【0063】 着信拒否の場合には、図18に示すように、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、着信拒否の設定を依頼する(ステップS301)。セルラインタフェース部CIからセルラ交換機10に対し接続依頼が発生し(ステップS302)、この接続依頼に基づき、セルラ交換機10から通信端末装置402のセルラインタフェース部CIに対し呼Xの設定が行われ(ステップS303)、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIと通信端末装置402のセルラインタフェース部CIとの間で通話が成立する(ステップS304)。この通話については、切断依頼(ステップS307)が発せられるまで、通話継続となる。 【0064】 この通話継続中において、通信端末装置401からSIPサーバ14に対し、呼設定の依頼が発生し(ステップS305)、これを受けたSIPサーバ14では、着信拒否の設定があるので、SIPサーバ14から通信端末装置401に対し、着信拒否の通知が発せられる(ステップS306)。 【0065】 通話の終了に伴い、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIから発せられた切断依頼をセルラ交換機10が受けると(ステップS307)、セルラ交換機10から通信端末装置402に対し、呼Xの切断が実行される(ステップS308)。これにより、通話継続が解除される。この通話継続解除に対応し、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、着信拒否の解除依頼が発せられ(ステップS309)、SIPサーバ14の着信拒否の設定が解除される。 【0066】 (4) 着信許可の場合の処理 【0067】 着信許可の場合には、図19に示すように、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、音声着信許可の設定を依頼する(ステップS401)。セルラインタフェース部CIからセルラ交換機10に対し接続依頼が発生し(ステップS402)、この接続依頼に基づき、セルラ交換機10から通信端末装置402のセルラインタフェース部CIに対し呼Xの設定が行われ(ステップS403)、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIと通信端末装置402のセルラインタフェース部CIとの間で通話が成立する(ステップS404)。この通話については、切断依頼(ステップS410)が発せられるまで、通話継続となる。 【0068】 この通話継続中において、通信端末装置401からSIPサーバ14に対し、呼の設定依頼が発生し(ステップS405)、これを受けたSIPサーバ14では、着信許可の設定があるので、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIに対し、呼設定の依頼が発せられ(ステップS406)、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIから接続受入れの了解が発せられ(ステップS407)、これを受けたSIPサーバ14から通信端末装置401に対し、接続受入れ了解通知が発せられる(ステップS408)。この結果、セルラインタフェース部CIと通信端末装置402との通話継続中において、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIと通信端末装置401との間でデータ呼による通信が実行される(ステップS409)。 【0069】 通話の終了に伴い、通信端末装置4のセルラインタフェース部CIから発せられた切断依頼をセルラ交換機10が受けると(ステップS410)、セルラ交換機10から通信端末装置402に対し、呼Xの切断が実行される(ステップS411)。これにより、通話継続が解除される。この通話継続解除に対応し、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIからSIPサーバ14に対し、音声着信許可の解除依頼が発せられ(ステップS412)、SIPサーバ14の音声着信許可の設定が解除される。 【0070】 (5) 具体的な処理形態 【0071】 SIPサーバ14には音声着信拒否の設定が行われていれば、図20に示すように、通信端末装置4がセルラネットワーク6を通じて通信端末装置402と通信中に、通信端末装置401からWLANネットワーク8のSIPサーバ14に音声呼の着信が生じた場合、SIPサーバ14では音声着信拒否となる。 【0072】 SIPサーバ14にはデータ着信許可の設定が行われていれば、図21に示すように、通信端末装置4がセルラネットワーク6を通じて通信端末装置402と通信中に、通信端末装置401からWLANネットワーク8のSIPサーバ14にデータ呼の着信が生じた場合、SIPサーバ14は、通信端末装置4のWLANインタフェース部WIに接続し、そのデータ着信を実行する。WLANインタフェース部WIでは、メール等のデータを着信し、その通信内容をプログラム・データ格納メモリ46のデータ格納領域60に格納する。このデータ内容は、通話中又は通話完了後に表示部52に展開し、確認することができる。 【0073】 次に、通信端末装置4の処理手順について、図22を参照して説明する。図22は、通信方法を実現するための通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【0074】 この処理手順では、発呼動作の処理と、SIPサーバ14からのデータ呼着信通知に基づく処理とを含んでいる。 【0075】 そこで、通信端末装置4の動作を開始すると、発呼動作か着信かを判断し(ステップS1)、発呼動作の場合には、SIPサーバ14に設定を依頼する(ステップS2)。即ち、この場合、SIPサーバ14に対し、WLANインタフェース部WIへのデータ着信の許可、音声着信の拒否の設定を依頼する。この状態において、セルラインタフェース部CIでは、他の通信端末装置402に対して発呼し、呼を成立させる(ステップS3)。この呼は例えば、図16の呼Xである。 【0076】 この呼の成立により、通話が行われ(ステップS4)、通話完了により、呼切断が行われる(ステップS5)。そして、SIPサーバ14に対し、WLANインタフェース部WIのデータ着信の許可、音声着信の拒否の設定解除を依頼する(ステップS6)。 【0077】 また、ステップS1において、SIPサーバ14からデータ呼の着信通知を受けた場合には、接続受入れの了解を応答し(ステップS7)、通信端末装置401からのデータ呼接続を受け入れる(ステップS8)。 【0078】 次に、セルラ交換機10の処理手順について、図23を参照して説明する。図23は、通信方法を実現するための通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【0079】 セルラ交換機10では、指示待ち状態(ステップS11)において、通信端末装置4からセルラインタフェース部CIで音声着信の拒否設定の依頼を受けた場合には、その依頼内容をSIPサーバ14に転送し(ステップS12)、ステップS11に戻る。 【0080】 また、指示待ち状態(ステップS11)において、通信端末装置4からセルラインタフェース部CIで呼接続の要求を受けた場合には、通信端末装置401との呼設定処理を行い(ステップS13)、ステップS11に戻る。 【0081】 次に、SIPサーバ14の処理手順について、図24を参照して説明する。図24は、通信方法を実現するための通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【0082】 この処理手順は、通信端末装置4の処理手順に対応する処理であって、既述の通信方法を実現するためのSIPサーバ14によって実行される通信プログラムの処理である。 【0083】 この場合、SIPサーバ14は、通信端末装置4、通信端末装置401からの依頼を受け、その依頼に基づく処理を実行する。 【0084】 A 音声着信の拒否設定依頼の場合 【0085】 SIPサーバ14では、その依頼内容を判定する(ステップS21)。その依頼内容が通信端末装置4から音声着信の拒否設定の依頼を受けた場合であれば、通信端末装置4のアドレス管理テーブル106(図15)の音声着信許可・不許可フラグを設定し(ステップS22)、ステップS21の待機状態に移行する。 【0086】 B 呼設定要求の場合 【0087】 また、その依頼内容が通信端末装置401からの呼設定要求(着信)であれば、通知された接続先相手番号をアドレス管理テーブル106(図15)で検索し、通話中フラグを確認する(ステップS23)。この場合、「話中」であれば、アドレス管理テーブル106で音声着信許可・不許可フラグを確認する(ステップS24)。フラグ=「不許可」(=拒否)であれば、呼設定要求が音声かデータかを判断する(ステップS25)。即ち、呼接続要求の要求内容から判断する。呼設定要求が音声であれば、話中であることを通知し(ステップS26)、ステップS21に戻る。 【0088】 呼設定要求がデータであれば通信端末装置4にデータ呼設定依頼を行い(ステップS27)、通信端末装置4から接続受入れ了解の応答を受け(ステップS28)、通信端末装置401にその接続受入れ了解を送り(ステップS29)、ステップS21に戻る。 【0089】 ところで、ステップS23の通話中フラグの確認処理において、話中でない場合や、ステップS24の音声着信許可・不許可フラグの確認処理において、フラグ=受入れの場合には、通信端末装置4に対し、呼設定依頼を行い(ステップS30)、通信端末装置4から接続受入れ了解の応答を受け(ステップS31)、通信端末装置401にその接続受入れ了解を送り(ステップS32)、ステップS21に戻る。 【0090】 C 音声着信拒否設定の解除の場合 【0091】 依頼内容が通信端末装置4から音声着信の拒否設定の解除依頼を受けた場合であれば、通信端末装置4のアドレス管理テーブル106(図15)の音声着信許可・不許可フラグを解除し(ステップS33)、ステップS21の待機状態に移行する。 【0092】 〔第3の実施の形態〕 【0093】 本発明の第3の実施の形態について、図25及び図26を参照して説明する。図25は、SIPサーバのアドレス管理テーブルを示す図、図26は、SIPサーバ14の処理手順として、通信方法を実現するための通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。図25において、図15と同一部分には同一符号を付してある。 【0094】 この第3の実施の形態においても、図1〜図5の通信システム(第1の実施の形態)の構成が用いられ、その処理が実行され、また、図6〜図13の通信システム、図16〜図21の処理(第2の実施の形態)が用いられる。 【0095】 この実施の形態では、既述のアドレス管理テーブル106(図15)に対し、図25に示すように、アドレス管理テーブル1060が用いられ、着信許可・不許可フラグに対し、「A」、「B」及び「0」が設定され、「A」では、着信種別Aを拒否する、「B」では、着信種別Bを拒否する、また、「0」では、着信を拒否しない、を表している。 【0096】 この場合、電話番号欄に格納された一例としての電話番号「050-1111-0049 」に対し、IPアドレスには「10.18.42.111」、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、着信許可・不許可フラグには、「0」(=拒否しない)が設定されている。また、一例としての電話番号「050-1111-0050 」に対し、IPアドレスには「10.18.42.50 」、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、着信許可・不許可フラグには、「A」(=着信種別Aを拒否する)が設定されている。また、一例としての電話番号「050-1111-0051 」に対し、IPアドレスには「10.18.42.51 」、通話中フラグには、「0」(=呼設定無し)、また、着信許可・不許可フラグには、「B」(=着信種別Bを拒否する)が設定されている。 【0097】 そこで、この場合のSIPサーバ14の処理手順について、図26を参照して説明する。図26は、通信方法を実現するための通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【0098】 この処理手順は、通信端末装置4の処理手順に対応する処理であって、既述の通信方法を実現するためのSIPサーバ14によって実行される通信プログラムの処理である。 【0099】 この場合、SIPサーバ14は、通信端末装置4、通信端末装置401からの依頼を受け、その依頼に基づく処理を実行する。 【0100】 A 着信の拒否設定依頼の場合 【0101】 SIPサーバ14では、その依頼内容を判定する(ステップS41)。その依頼内容が通信端末装置4から着信の拒否設定の依頼を受けた場合であれば、通信端末装置4のアドレス管理テーブル1060(図25)の着信許可・不許可フラグを設定し(ステップS42)、ステップS41の待機状態に移行する。 【0102】 B 呼設定要求の場合 【0103】 また、その依頼内容が通信端末装置401からの呼設定要求(着信)であれば、通知された接続先相手番号をアドレス管理テーブル1060(図25)で検索し、通話中フラグを確認する(ステップS43)。この場合、「話中」であれば、アドレス管理テーブル1060で着信許可・不許可フラグを確認する(ステップS44)。即ち、呼設定要求の要求内容とアドレス管理テーブル1060の設定フラグから、着信受入れであるか着信拒否であるかを判断する(ステップS45)。着信拒否であれば、話中であることを通知し(ステップS46)、ステップS41に戻る。 【0104】 着信受入れであれば、通信端末装置4にデータ呼設定依頼を行い(ステップS47)、通信端末装置4から接続受入れ了解の応答を受け(ステップS48)、通信端末装置401にその接続受入れ了解を送り(ステップS49)、ステップS41に戻る。 【0105】 ところで、ステップS43の通話中フラグの確認処理において、「話中でない」場合には、通信端末装置4に対し、呼設定依頼を行い(ステップS50)、通信端末装置4から接続受入れ了解の応答を受け(ステップS51)、通信端末装置401にその接続受入れ了解を送り(ステップS52)、ステップS41に戻る。 【0106】 C 着信拒否設定の解除の場合 【0107】 依頼内容が通信端末装置4から着信の拒否設定の解除依頼を受けた場合であれば、通信端末装置4のアドレス管理テーブル1060(図25)の着信許可・不許可フラグを解除し(ステップS53)、ステップS41の待機状態に移行する。 【0108】 〔第4の実施の形態〕 【0109】 本発明の第4の実施の形態について、図27を参照して説明する。図27は、セルラ交換機10の処理手順として、通信方法を実現するための通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【0110】 この第4の実施の形態においても、図1〜図5の通信システム(第1の実施の形態)の構成が用いられ、その処理が実行され、また、図6〜図13の通信システム、図16〜図21の処理(第2の実施の形態)が用いられる。 【0111】 この場合、セルラ交換機10では音声の着信拒否設定の依頼を受けたか否かを判定し(ステップS61)、その依頼を受けていなければ(ステップS61のNO)、待機状態を維持し、その着信拒否の依頼を受けていれば(ステップS61のYES)、アドレス管理テーブル104(図14)の音声着信許可・不許可フラグを設定する(ステップS62)。 【0112】 この状態で通信端末装置401から呼設定要求(着信)があったか否かを判定し(ステップS63)、着信があれば(ステップS63のYES)、接続先の電話番号について、アドレス管理テーブル104(図14)を検索し、通話中フラグを確認する(ステップS64)。「話中」でなければ、アドレス管理テーブル104(図14)を検索し、音声着信許可・不許可フラグを確認する(ステップS65)。フラグ=「許可」であれば、呼設定依頼(例えば、図24のステップS30)が行われ、フラグ=「拒否」であれば、呼設定要求が音声かデータかを要求内容から判断し(ステップS66)、データであれば話中であることを相手先に通知し(ステップS67)、ステップS63に戻る。この処理は、ステップS64において、話中である場合にも同様である。 【0113】 ステップS66において、音声であることが確認された場合には、通信端末装置4にデータ呼設定を依頼し(ステップS68)、この依頼に対し、通信端末装置4から接続受入れ了解の応答があったか否かを判定し(ステップS69)、接続受入れの了解があれば通信端末装置401に接続受入れ了解を送り(ステップS70)、ステップS61に戻る。 【0114】 〔第5の実施の形態〕 【0115】 本発明の第5の実施の形態について、図28を参照して説明する。図28は、通信方法の処理手順を示すフローチャートである。 【0116】 第1ないし第4の実施の形態では、通信端末装置4のセルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WIに対する着信の許可又は不許可の制御を、通信端末装置4からの依頼に基づき、セルラネットワーク6、WLANネットワーク8側で行う構成としたが、通信端末装置4側で行う構成としてもよい。 【0117】 この実施の形態においても、図6に示す通信システム2、図7に示す通信端末装置4、図8に示すプログラム・データ格納メモリ46、第1ないし第4の実施の形態で示した構成を使用する。 【0118】 そこで、この通信方法では、図28に示すように、セルラインタフェース部CI又はWLANインタフェース部WIの何れかを使用しての通信中、通信中以外のインタフェース部(例えば、セルラインタフェース部CIを使用していれば、WLANインタフェース部WIへの着信)に着信を受ける(ステップS71)。その通信内容について、現在の通信中の通信内容と着信に係る通信内容とを比較判断し(ステップS72)、その着信処理に対して着信の許可(ステップS73)又は着信の不許可(ステップS74)を行う。例えば、セルラインタフェース部CIによる音声通話中に、WLANインタフェース部WIに対する着信があった場合、その着信が音声呼であるか、データ呼であるかを判断し、データ呼であれば着信を許可し、通話中に他のインタフェース部であるWLANインタフェース部WIによるデータ着信を行う。 【0119】 斯かる構成とすれば、1台の通信端末装置4を以てセルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIとを使い分け、着信内容により着信の許可又は着信の不許可に制御することができる。これにより、セルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIの有効利用が図られる。この結果、通信中のインタフェース部に対し、休止中のインタフェース部の有効利用が行えるとともに、通話中等の着信拒否を回避でき、通信範囲の拡大が図られる。このような通信方法は、通信端末装置4にある通信制御プログラム62の処理手順により実行される。 【0120】 〔第6の実施の形態〕 【0121】 本発明の第6の実施の形態について、図29を参照して説明する。図29は、第6の実施の形態に係る通信端末装置の構成例を示す図である。図29において、図7と同一部分には同一符号を付してある。 【0122】 この実施の形態では、通信端末装置400が入力部50にあるボタン502やその他の手動操作により音声を切り替えることにより、同時に複数の通信先の通信端末装置と通話できる構成である。ボタン502は図9に示す通信端末装置4の入力部50にある何れかのキーに割り付ける構成とすればよい。このような通信端末装置400を用いる場合には、セルラネットワーク6及びWLANネットワーク8の双方での音声同時通信を許可する構成としてもよい。 【0123】 〔第7の実施の形態〕 【0124】 通信端末装置4側で着信の許可又は不許可を行う場合、セルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WIに対する電源の接続を切り替える構成とすればよい。斯かる場合、電源の接続切替えは、図7に示すように、セルラインタフェース部CI、WLANインタフェース部WIに対する電池40の接続を選択的に切り替える構成としてもよく、また、例えば、図30に示すように、セルラインタフェース部CIのセルラRFフロントエンド部24、セルラベースバンド部26に対して個別に給電線341、342を接続し、同様に、WLANインタフェース部WIのWLAN−RFフロントエンド部30、WLANベースバンド部32に対して個別に給電線361、362を接続することにより、各部に対する電源として電池40の接続を電源制御部38で切り替え、着信の許可、不許可を制御する構成としてもよい。 【0125】 〔他の実施の形態〕 【0126】 (1) 上記実施の形態では、音声通信をベースにデータ着信の許可、音声通信の不許可を設定しているが、データ通信において、データの種別で着信の許可又は不許可を制御する構成としてもよい。 【0127】 (2) 上記実施の形態では、通信装置として通信端末装置4を例示したが、セルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIとを備えて複数の通信ネットワークとの通信を可能にした通信装置であれば、本発明を適用することができ、例えば、図31に示すように、セルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIとを搭載して通信機能を持つパーソナルコンピュータ(PC)504、506、508・・・を用いて通信システム2を構成してもよく、また、図32に示すように、同様の機能を備えた携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)604、606、608・・・を用いて通信システム2を構成してもよい。 【0128】 (3) 上記実施の形態では、通信装置としてセルラインタフェース部CIとWLANインタフェース部WIとを備えた通信端末装置4、PC504、PDA604等を例示したが、このような複合通信機能を持ついわゆるDUAL端末の他、他の通信ネットワーク例えば、WiMAXに対応するインタフェース部等、3以上のインタフェース部の電源切替えを行う構成としてもよい。 【0129】 次に、以上述べた本発明の実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。 【0130】 (付記1) 複数のネットワークと無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える通信装置であって、 前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部と、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御する制御部と、 を備えることを特徴とする通信装置。 【0131】 (付記2) 付記1の通信装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部の通信内容と、他のインタフェース部に対する着信の通信内容とを比較し、通信内容が異なれば、前記他のインタフェース部に対する着信を許可することを特徴とする通信装置。 【0132】 (付記3) 付記1の通信装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部の音声通話に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容がデータ呼であれば、該データ呼の着信を許可することを特徴とする通信装置。 【0133】 (付記4) 付記1の通信装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部のデータ通信に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、該音声呼の着信を許可することを特徴とする通信装置。 【0134】 (付記5) 付記1の通信装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部の音声通話である場合、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、複数のインタフェース部の同時音声通話を許可することを特徴とする通信装置。 【0135】 (付記6) 複数のインタフェース部を備える通信装置に無線接続され、前記インタフェース部に対する着信を受けるネットワーク装置であって、 前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定する設定部と、 通信先の通信内容と前記設定部の設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御する制御部と、 を備えることを特徴とするネットワーク装置。 【0136】 (付記7) 付記6のネットワーク装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部の通信内容と、他のインタフェース部に対する着信の通信内容とを比較し、通信内容が異なれば、前記他のインタフェース部に対する着信を許可することを特徴とするネットワーク装置。 【0137】 (付記8) 付記6のネットワーク装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部の音声通話に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容がデータ呼であれば、該データ呼の着信を許可することを特徴とするネットワーク装置。 【0138】 (付記9) 付記6のネットワーク装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部のデータ通信に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、該音声呼の着信を許可することを特徴とするネットワーク装置。 【0139】 (付記10) 付記6のネットワーク装置において、 前記制御部は、通信中のインタフェース部の音声通話である場合、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、複数のインタフェース部の同時音声通話を許可することを特徴とするネットワーク装置。 【0140】 (付記11) 複数のネットワークと、これらネットワークに無線接続され、各ネットワークとの間で発着信を行える通信装置とを含む通信システムであって、 前記通信装置が、前記ネットワークに対応する複数のインタフェース部を備え、前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御することを特徴とする通信システム。 【0141】 (付記12) 付記11の通信システムにおいて、 前記通信装置は、通信中のインタフェース部の通信内容と、他のインタフェース部に対する着信の通信内容とを比較し、通信内容が異なれば、前記他のインタフェース部に対する着信を許可することを特徴とする通信システム。 【0142】 (付記13) 付記11の通信システムにおいて、 前記通信装置は、通信中のインタフェース部の音声通話に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容がデータ呼であれば、該データ呼の着信を許可することを特徴とする通信システム。 【0143】 (付記14) 付記11の通信システムにおいて、 前記通信装置は、通信中のインタフェース部のデータ通信に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、該音声呼の着信を許可することを特徴とする通信システム。 【0144】 (付記15) 付記11の通信システムにおいて、 前記通信装置は、通信中のインタフェース部の音声通話である場合、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、複数のインタフェース部の同時音声通話を許可することを特徴とする通信システム。 【0145】 (付記16) 複数のインタフェース部を備える通信装置と、この通信装置と無線接続され、前記インタフェース部に対する着信を受けるネットワーク装置とを含む通信システムであって、 前記ネットワーク装置が、前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定する設定部を含み、通信先の通信内容と前記設定部の設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御することを特徴とする通信システム。 【0146】 (付記17) 付記16の通信システムにおいて、 前記ネットワーク装置は、通信中のインタフェース部の通信内容と、他のインタフェース部に対する着信の通信内容とを比較し、通信内容が異なれば、前記他のインタフェース部に対する着信を許可することを特徴とする通信システム。 【0147】 (付記18) 付記16の通信システムにおいて、 前記ネットワーク装置は、通信中のインタフェース部の音声通話に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容がデータ呼であれば、該データ呼の着信を許可することを特徴とする通信システム。 【0148】 (付記19) 付記16の通信システムにおいて、 前記ネットワーク装置は、通信中のインタフェース部のデータ通信に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、該音声呼の着信を許可することを特徴とする通信システム。 【0149】 (付記20) 付記16の通信システムにおいて、 前記ネットワーク装置は、通信中のインタフェース部の音声通話である場合、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、複数のインタフェース部の同時音声通話を許可することを特徴とする通信システム。 【0150】 (付記21) 複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられる通信方法であって、 前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を含むことを特徴とする通信方法。 【0151】 (付記22) 複数のインタフェース部を備える通信装置とネットワーク装置とを無線接続し、前記インタフェース部と前記ネットワーク装置との間で発着信に用いられる通信方法であって、 前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定するステップと、 通信先の通信内容と前記許可又は前記不許可が設定された設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を備えることを特徴とする通信方法。 【0152】 (付記23) 付記21又は22の通信方法において、 通信中のインタフェース部の通信内容と、他のインタフェース部に対する着信の通信内容とを比較し、通信内容が異なれば、前記他のインタフェース部に対する着信を許可することを特徴とする通信方法。 【0153】 (付記24) 付記21又は22の通信方法において、 通信中のインタフェース部の音声通話に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容がデータ呼であれば、該データ呼の着信を許可することを特徴とする通信方法。 【0154】 (付記25) 付記21又は22の通信方法において、 通信中のインタフェース部のデータ通信に対し、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、該音声呼の着信を許可することを特徴とする通信方法。 【0155】 (付記26) 付記21又は22の通信方法において、 通信中のインタフェース部の音声通話である場合、他のインタフェース部に対する着信の通信内容が音声呼であれば、複数のインタフェース部の同時音声通話を許可することを特徴とする通信方法。 【0156】 (付記27) 複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられ、コンピュータによって実行される通信プログラムであって、 前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を含むことを特徴とする通信プログラム。 【0157】 (付記28) 複数のインタフェース部を備える通信装置とネットワーク装置とを無線接続し、前記インタフェース部と前記ネットワーク装置との間で発着信に用いられ、コンピュータによって実行される通信プログラムであって、 前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定するステップと、 通信先の通信内容と前記許可又は前記不許可が設定された設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を備えることを特徴とする通信プログラム。 【0158】 (付記29) 複数のネットワークと通信装置とを無線接続し、前記通信装置と各ネットワークとの間で発着信に用いられる通信プログラムを格納したコンピュータ読込み可能な記録媒体であって、 前記ネットワークと前記通信装置に含まれる複数のインタフェース部の何れかとの無線接続を行うステップと、 前記ネットワークと前記インタフェース部との通信内容の判断に基づき、前記インタフェース部に対する着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を含むことを特徴とする、通信プログラムを格納したコンピュータ読込み可能な記録媒体。 【0159】 (付記30) 複数のインタフェース部を備える通信装置とネットワーク装置とを無線接続し、前記インタフェース部と前記ネットワーク装置との間で発着信に用いられる通信プログラムを格納したコンピュータ読込み可能な記録媒体であって、 前記通信装置の指示に基づき、前記インタフェース部に対する着信に対し、通信内容に応じて許可又は不許可を設定するステップと、 通信先の通信内容と前記許可又は前記不許可が設定された設定内容とを比較し、前記インタフェース部に対する前記着信を許可又は不許可に制御するステップと、 を備えることを特徴とする、通信プログラムを格納したコンピュータ読込み可能な記録媒体。 【0160】 以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。 【産業上の利用可能性】 【0161】 本発明は、通信装置にある複数のインタフェース部に対し、着信内容に応じて着信を許可又は不許可に制御し、特定の通信内容で通信中にその通信内容と同一又は異なる通信内容の着信ができ、通信装置及び複数のインタフェース部の有効利用とともに、通信範囲が拡大され、有用である。 【図面の簡単な説明】 【0162】 【図1】第1の実施の形態に係る通信システムを示す図である。 【図2】第1の実施の形態に係る通信方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 【図3】通信システムのSIPサーバに対する設定及び着信を示す図である。 【図4】通信システムのセルラ交換機に対する設定及び着信を示す図である。 【図5】通信システムのセルラ交換機に対する他の設定及び着信を示す図である。 【図6】第2の実施の形態に係る通信システムを示す図である。 【図7】通信端末装置の一例を示す図である。 【図8】プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。 【図9】通信端末装置の一例を示す図である。 【図10】セルラ交換機の一例を示す図である。 【図11】プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。 【図12】SIPサーバの一例を示す図である。 【図13】プログラム・データ格納メモリの構成例を示す図である。 【図14】セルラ交換機のアドレス管理テーブルの一例を示す図である。 【図15】SIPサーバのアドレス管理テーブルの一例を示す図である。 【図16】音声着信の場合の処理シーケンスを示す図である。 【図17】データ着信の場合の処理シーケンスを示す図である。 【図18】着信拒否の場合の処理シーケンスを示す図である。 【図19】着信許可の場合の処理シーケンスを示す図である。 【図20】音声着信の場合の動作を示す図である。 【図21】データ着信の場合の動作を示す図である。 【図22】通信端末装置の通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【図23】セルラ交換機の通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【図24】SIPサーバの通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【図25】第3の実施の形態に係るアドレス管理テーブルの一例を示す図である。 【図26】SIPサーバの通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【図27】第4の実施の形態に係るセルラ交換機の通信プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 【図28】第5の実施の形態に係る通信方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 【図29】第6の実施の形態に係る通信端末装置の一例を示す図である。 【図30】第7の実施の形態に係る通信端末装置の一例を示す図である。 【図31】他の実施の形態に係る通信システムを示す図である。 【図32】他の実施の形態に係る通信システムを示す図である。 【符号の説明】 【0163】 2 通信システム 4、401、402 通信端末装置 6 セルラネットワーク 8 WLANネットワーク 10 セルラ交換機 14 SIPサーバ CI セルラインタフェース部 WI WLANインタフェース部 24 セルラRFフロントエンド部 26 セルラベースバンド部 30 WLAN−RFフロントエンド部 32 WLANベースバンド部 38 電源制御部 40 電池 42 CPU 46 プログラム・データ格納メモリ 62 通信制御プログラム 76 CPU 78 プログラム・データ格納メモリ 90 CPU
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月14日(2006.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083725 【弁理士】 【氏名又は名称】畝本 正一
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| 【公開番号】 |
特開2008−72488(P2008−72488A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−249683(P2006−249683) |
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