| 【発明の名称】 |
縦型リモコン装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 毅
【氏名】飛田 衛
|
| 【要約】 |
【課題】堅固で、素早い操作にも対応でき、構造が簡単で、操作対象の機器から視点移動させずに多様な方向からの機器の操作が可能なリモコン装置を提供する。
【構成】操作部(2)を有する主操作面(1)と、前記主操作面(1)の裏面に設けられ、前記操作部(2)の操作に応じてコマンド信号を送信する送信部(3)とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 操作部を有する主操作面と、 前記主操作面の裏面に設けられ、前記操作部の操作に応じてコマンド信号を送信する送信部とを備えることを特徴とするリモコン装置。 【請求項2】 前記送信部は、前記裏面の法線方向にコマンド信号を送信するように設けられたことを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。 【請求項3】 操作部を有する主操作面と、 前記操作部の操作に応じてコマンド信号を送信する送信部とを備え、前記送信部は前記主操作面と反対の方向を向くように移動させることができることを特徴とするリモコン装置。 【請求項4】 前記送信部を、前記主操作面の裏面の法線方向にコマンド信号を送信する位置に移動させることができることを特徴とする請求項3記載のリモコン装置。 【請求項5】 前記移動は回動であることを特徴とする請求項3又は4に記載のリモコン装置。 【請求項6】 コマンド信号を発生する送信素子が前記送信部に固定され、前記送信部と共に移動するように構成されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のリモコン装置。 【請求項7】 コマンド信号を発生する送信素子が該リモコン装置本体に固定され、前記送信部にはミラーが固定され、前記送信素子から送信されるコマンド信号は前記ミラーに反射され、前記送信部の送信窓から送信されるように構成されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のリモコン装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はリモコン装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、各種電気機器、代表的には、テレビジョン装置やAV機器などでは、リモコン装置によって遠隔操作できるものが主流になってきている。このようなリモコン装置は、操作面に設けられた操作ボタンの押下に応じて、赤外線などの光信号によるコマンド信号を送信する。 【0003】 従来のリモコン装置は、外径形状が細長い板状のものが一般的である。広い面の一方が操作ボタンが配置されている操作面であり、種々の情報を表示する液晶表示部が設けられている場合もある。一般に、端面に送信部が設けられ、リモコン装置の長手方向にコマンド信号が送信される。 【0004】 特許文献1に記載のリモコン装置では、光信号出力機構が、所定範囲内で振り子状の運動が自在なように支持された反射面が形成された又は発光素子が固定された振り子部材を備える。これにより、リモコン本体の上下方向における所定範囲内の角度変化に係わらず、コマンド信号を上下方向においてほぼ処置の方向範囲に出力することができる。 【0005】 【特許文献1】特開平8−223671号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 従来のリモコン装置を例えば高齢者等が操作する場合、まず、顔の正面付近でリモコン装置の操作面を見て、希望する操作ボタンを探し、その操作ボタンの上に指を置く。その次に、顔からリモコンを離し、腕を伸ばしてリモコン装置の操作部を操作対象機器の方に向けてから操作ボタンを押すといった手順が必要になる。したがって、複数の操作ボタンを連続して操作する場合、腕の上げ下げ、視点の上げ下げが多くなり、使用者の負担が大きくなるといった問題があった。また、操作ボタンを押す際、使用者からその操作ボタンが見えなくなり、操作失敗の原因となる問題もあった。 【0007】 特許文献1のリモコン装置では、リモコン本体の前面部が上向きになるようにした状態でキー操作を行っても、常に正面方向に対してコマンド信号が出力されるため、操作対象の機器から視点移動させずに操作が可能であり、操作性が向上するが、振り子部材は、ユーザの素早い加速度が加わる動きには追従しにくいという課題がある。また、落下等で破損しやすいといった課題や、部品点数が増えるといった課題もある。コマンド信号を一定の方向(主に水平方向)へしか送信できないといった課題もある。 【0008】 使用者と操作対象機器との位置関係が通常と異なる場合、例えば、病院などのベッドに寝ている患者が上方に設置されたテレビジョン受像機を見る場合や、理髪店で背後に置かれたテレビジョン受像機を鏡越しに見る場合など、従来のリモコン装置ではきわめて操作がし難かった。 【0009】 上述したことを鑑み、本発明の目的は、堅固で、素早い操作にも対応でき、構造が簡単で、操作対象の機器から視点移動させずに多様な方向からの機器の操作が可能なリモコン装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記課題を解決するために、本発明によるリモコン装置は、操作部を有する主操作面と、前記主操作面の裏面に設けられ、前記操作部の操作に応じてコマンド信号を送信する送信部とを備えることを特徴とする。 好適には、前記送信部は、前記裏面の法線方向にコマンド信号を送信するように設ける。 【0011】 本発明による他のリモコン装置は、操作部を有する主操作面と、前記操作部の操作に応じてコマンド信号を送信する送信部とを備え、前記送信部は前記主操作面と反対の方向を向くように移動させることができることを特徴とする。 【0012】 好適には、前記送信部を、前記主操作面の裏面の法線方向にコマンド信号を送信する位置に移動させることができるようにする。 好適には、前記移動は回動である。 好適には、コマンド信号を発生する送信素子を前記送信部に固定し、前記送信部と共に移動するように構成する。 【0013】 又は、好適には、コマンド信号を発生する送信素子を該リモコン装置本体に固定し、前記送信部にはミラーを固定し、前記送信素子から送信されるコマンド信号は前記ミラーに反射され、前記送信部の送信窓から送信されるように構成する。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、堅固で、素早い操作にも対応でき、構造が簡単で、操作対象の機器から視点移動させずに多様な方向からの機器の操作が可能なリモコン装置が実現される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 図1は、本発明の第1の実施形態によるリモコン装置を示す側面図である。本リモコン装置は細長い板状で、一方の広い面である操作面1には操作部として操作ボタン2が設けられている。操作面1には、種々の情報を表示する液晶表示部等が設けられてもよい。また、操作面1以外に操作部が設けられてもよい。操作面1の裏面には、前記操作ボタンの操作に応じて代表的には赤外線信号によるコマンド信号を送信する送信部3が設けられている。送信部3は、使用者が操作ボタンを操作できるようにリモコン装置を握った場合、送信されるコマンド信号が手によって妨げられないような位置に配置されることが必要である。送信部3は、好適には、前記裏面に対して垂直方向にコマンド信号を送信する。 【0016】 図2は、図1に示す本発明のリモコン装置の使用状況を説明する図である。ユーザは、リモコン装置を、その操作面1が見えるように握り、操作対象機器4(例えば、図に示すようなテレビジョン受像機)の方を向く。すると、リモコン装置の送信部3は自然と操作対象機器4の方を向く。したがって、使用者がリモコンの操作面1を見るときと操作対象機器4を見るときとで視線移動が少なくなり、操作対象機器4とリモコン装置の操作部1の双方を見ながらの操作が可能になる。図に示すような操作対象機器4をテレビジョン受像機とした例では、画面を見ながらチャンネル切換えなどを容易に行うことが可能になる。 【0017】 図3は、本発明の第2の実施形態によるリモコン装置を示す図であり、(a)はリモコン装置の正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。本リモコン装置は、その操作面11上に操作ボタン12を備える。回転送信部13は、円筒形状であり、回転自在にリモコン装置に取り付けられ、その取り付け位置は、ユーザがリモコン装置を手に持ったときに邪魔にならないように、リモコン装置の上部が好適である。回転送信部13は、少なくとも操作面11の裏面に対して垂直方向にコマンド信号を送信する方向に送信窓15を向けることができるようにする。本例では、送信窓15の方向を、図4(b)に示すような操作面11に対して垂直方向から、図4(a)に示すような背面に対して垂直方向を過ぎて下方45度まで、計225度の範囲で回転可能とする。このようにすることにより、操作対象機器がテレビジョン受像機である場合を例にとると、例えば、図4(b)に示すように操作面11に対して垂直方向にまで回転させることができるので、理髪店などで背後に置かれたテレビジョン受像機を鏡越しに見る場合に操作がしやすくなり、図4(a)に示すように垂直方向を過ぎて下方にまで回転できるので、ベッドで横になった状態で上方にあるテレビジョン受像機を操作する場合に操作がしやすくなる。 【0018】 回転送信部13には、使用者が指で回しやすいように周囲に溝を設けてもよい。例えば、図3に示すように、回転送信部13がリモコン装置の側部から突き出るようにし、突き出た部分にのみ溝を設けてもよい。 【0019】 回転送信部13には、送信窓15すなわち送信方向がどちらの方向を向いているかが使用者が手で触れただけでわかるように、その側部に送信方向を示す矢印14などの刻印を設けてもよい。 【0020】 回転送信部13を設ける位置は、図5に示すように、(a)に示すようなリモコン装置の左上部、(b)に示すような右上部が好適である。 【0021】 図6は、図3に示すリモコン装置の回転送信部13の構造の一例を示す断面図である。 この例の回転送信部では、リモコン装置本体21に回転自在に取り付けられた回転送信部ケース22に固定されたサブ基板23に送信素子24が取り付けられる。送信素子24は、リモコン装置本体21に固定されたメイン基板25と、ケーブル26によって接続される。リモコン装置本体21に設けられた操作ボタンを押すと、メイン基板25は、対応する電気信号を、ケーブル26を介して送信素子24に流し、送信素子24は赤外線等の光信号によってコマンド信号を発生する。発生したコマンド信号は回転送信部ケース22に設けられた送信窓27を経て送信される。回転送信部ケース22を回転させると、送信素子24も共に回転するので、送信素子24によって発生されるコマンド信号は常に送信窓27を経て送信される。 【0022】 図7は、図3に示すリモコン装置の回転送信部13の構造の他の例を示す断面図である。この例の回転送信部では、送信素子31は、リモコン装置本体32の内部に固定され、例えばメイン基板33に直接固定される。リモコン装置本体32に設けられた操作ボタンを押すと、メイン基板33は、対応する電気信号を送信素子31に流し、送信素子31は赤外線等の光信号によってコマンド信号を発生する。リモコン装置本体32に回転自在に取り付けられた回転送信部ケース34内にはミラー35が固定され、送信素子31が発生するコマンド信号は、ミラー35によって反射され、回転送信部ケース34に設けられた送信窓36から送信される。回転送信部ケース34を回転させると、ミラー35も共に回転し、送信素子31によって発生されるコマンド信号は常にミラー35によって送信窓36の方向に反射され、送信窓36から送信される。 【産業上の利用可能性】 【0023】 本発明はリモコン装置に利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明の第1の実施形態によるリモコン装置を示す側面図である。 【図2】本発明のリモコン装置の使用状況を説明する図である。 【図3】本発明の第2の実施形態によるリモコン装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。 【図4】回転送信部の回転範囲を示す図である。 【図5】リモコン装置における回転送信部の取り付け位置を示す図である。 【図6】回転送信部の構造の一例を示す断面図である。 【図7】回転送信部の構造の他の例を示す断面図である。 【符号の説明】 【0025】 1、11 操作面 2、12 操作ボタン 3 送信部 4 操作対象機器 13 回転送信部 14 矢印 15、27、36 送信窓 21、32 リモコン装置本体 22、34 回転送信部ケース 23 サブ基板 24、31 送信素子 25、33 メイン基板 26 ケーブル 35 ミラー
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年9月14日(2006.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091096 【弁理士】 【氏名又は名称】平木 祐輔
|
| 【公開番号】 |
特開2008−72408(P2008−72408A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−248828(P2006−248828) |
|