| 【発明の名称】 |
無線伝送システム及び無線伝送制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】齋藤 芳拓
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| 【要約】 |
【課題】1回の制御で対向している無線伝送装置両方の無線回線設定を変更でき、変更後無線回線が復旧しなかった場合、不通状態のまま対向側装置の制御が実施できなくなることを回避することができる無線伝送システム及び無線伝送制御方法を提供すること。
【構成】無線回線設定を変更する際、1対1で対向している無線伝送装置の内、いずれか一方の無線伝送装置(1a/1b)が無線回線設定変更の要求を受信した場合、当該変更要求を受信した無線伝送装置(1a/1b)の無線回線設定変更制御と、対向する無線伝送装置の無線回線設定変更制御を併せて実施する。また、無線回線設計変更時には、無線回線設定変更の要求を受けた無線伝送装置よりも、対向する無線伝送装置の無線回線設計変更から先に実施する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 無線回線を介して1対1で対向し、自局における自局側無線伝送装置及び当該自局に対向する対向局における対向局側無線伝送装置を有し、前記無線回線の設定を予め一致させた上で、信号の送受信を行なう無線伝送システムにおいて、 前記自局側無線伝送装置は、無線回線設定の変更要求コマンドを前記対向局側無線伝送装置に送信し、 前記対向局側無線伝送装置は当該変更要求コマンドを受信した旨のコマンド受信通知信号を前記自局側無線伝送装置に送信し、前記コマンド受信通知信号の前記自局側無線伝送装置への送信が検出された場合、前記変更要求コマンドに従って、前記対向局側無線伝送装置の無線回線設定を変更し、 前記自局側無線伝送装置は、前記コマンド受信通知信号を受け、前記変更要求コマンドに従って前記自局側無線伝送装置の無線回線設定を変更することを特徴とする無線伝送システム。 【請求項2】 前記自局側無線伝送装置及び前記対向局側無線伝送装置は、それぞれ無線回線が導通したか否かを監視する自局側無線送受信手段及び対向局側無線送受信手段を有し、 無線回線設定の変更後、前記自局側無線送受信手段及び/又は前記対向局側無線送受信手段からの回線不通検出信号を受けた場合に、それぞれの無線回線の設定を無線回線設定変更前の状態に戻し、回線復旧させることを特徴とする請求項1記載の無線伝送システム。 【請求項3】 前記自局側無線伝送装置は、制御端末機器からの無線回線設定変更を要求する変更要求信号に従い、対向局設定コマンドを生成する自局側設定コマンド出力手段と、対向局設定コマンドを多重化して第1の無線送信信号を送出する第1の多重化手段を有し、 前記対向局側無線伝送装置は、 前記第1の無線送信信号を分離し、コマンド受信通知信号及び前記対向局設定コマンドに対応する受信コマンドを抽出して送出する第2の無線フレーム分離手段と、 前記コマンド受信通知信号を受け、無線フレームに多重して無線送信信号を生成し、前記対向局側無線送受信手段を介して前記自局側無線伝送装置へ送信する第2の多重化手段と、 前記受信コマンドを受信し、対向局側の第2の設定記憶手段に現在の自局側無線伝送装置の無線回線設定情報を格納し、前記コマンド受信通知信号の前記自局側無線伝送装置への送信が検出された場合、前記受信コマンドに従って、前記対向局側無線伝送装置の無線回線設定を変更する対向局側の第2の回線設定変更手段を有し、 前記自局側無線伝送装置は、 前記対向局側無線伝送装置から送信された受信無線信号を復調し、当該復調無線受信信号からコマンド受信通知信号を抽出して、対向設定コマンドが、前記第2の無線フレーム分離手段に送信され抽出されたことが検出された場合、コマンド受信検出信号を生成し、自局側設定コマンド出力手段に出力する第1の無線フレーム分離手段を有し、 前記自局側設定コマンド出力手段は、前記コマンド受信検出信号を受け、前記設定変更要求信号を装置設定コマンドとして第1の回線設定変更手段へ送信し、 前記装置設定回路は、装置設定コマンドを受け、現在の自局側無線伝送装置の設定情報を自局側の第1の設定記憶手段に格納し、前記装置設定コマンドに従い、自局側無線伝送装置の無線回線設定を変更することを特徴とする請求項1記載の無線伝送システム。 【請求項4】 前記自局側及び他局側の無線送受信手段は、無線回線が不通であるか否かを監視し、無線回線の不通を検出した場合、回線不通検出信号をそれぞれ前記第1及び前記第2の回線設定変更手段へ送信し、 前記第1及び前記第2の回線設定変更手段は、前記回線不通検出信号を受け、それぞれ前記第1及び前記第2の設定記憶手段に格納された無線回線設定変更前の回線設定情報を読み出し、前記自局側及び他局側の無線伝送装置の無線回線設定を変更前の無線回線設定に戻すことを特徴とする請求項3記載の無線伝送システム。 【請求項5】 無線回線を介して1対1で対向し、自局における自局側無線伝送装置及び当該自局に対向する対向局における対向局側無線伝送装置を有し、前記無線回線の設定を予め一致させた上で、信号の送受信を行なう無線伝送システムにおける無線伝送制御方法において、 制御端末機から受けた無線回線設定の変更要求コマンドを前記対向局側無線伝送装置に送信し、当該変更要求コマンドを受信した旨のコマンド受信通知信号を前記自局側無線伝送装置に送信し、前記コマンド受信通知信号の前記自局側無線伝送装置への送信が検出された場合、前記変更要求コマンドに従って、前記対向局側無線伝送装置の無線回線設定を変更するステップと、 前記対向局側無線伝送装置から送信された前記コマンド受信通知信号を受けた後、前記変更要求コマンドに従って前記自局側無線伝送装置の無線回線設定を変更するステップ を有することを特徴とする無線伝送制御方法。 【請求項6】 前記自局側無線伝送装置において、制御端末機器からの無線回線設定変更を要求する変更要求信号に従って対向局の回線設定変更指示を行うための対向局設定コマンドを生成するステップと、 前記対向局設定コマンドを多重化して第1の無線送信信号を送出するステップと、 前記対向局側無線伝送装置において、前記第1の無線送信信号を分離し、コマンド受信通知信号及び前記対向局設定コマンドに対応する受信コマンドを抽出して送出するステップと、 前記コマンド受信通知信号を受け、無線フレームに多重して無線送信信号を生成し、前記自局側無線伝送装置へ送信するステップと、 前記受信コマンドを受信し、現在の自局側無線伝送装置の無線回線設定情報を格納するステップと、 前記コマンド受信通知信号が前記自局側無線伝送装置に送信されたか否か検出するステップと、 前記コマンド受信通知信号の前記自局側無線伝送装置への送信が検出された場合、前記受信コマンドに従って、前記対向局側無線伝送装置の無線回線設定を変更するステップと、 前記自局側無線伝送装置において、前記対向局側無線伝送装置から送信された受信無線信号を復調し、当該復調無線受信信号からコマンド受信通知信号を抽出するステップと、 対向設定コマンドが、前記第2の無線フレーム分離手段に送信し抽出されたか否か検出するステップと、 対向設定コマンドの送信及び抽出が、前記第2の無線フレーム分離手段において検出された場合、コマンド受信検出信号を生成し、出力するステップと、 前記コマンド受信検出信号を受け、前記設定変更要求信号を装置設定コマンドとして送信するステップと、 前記装置設定コマンドを受け、現在の自局側無線伝送装置の設定情報を格納し、前記装置設定コマンドに従い、前記自局側無線伝送装置の無線回線設定を変更するステップ を有することを特徴とする請求項5記載の無線伝送制御方法。 【請求項7】 前記自局側及び他局側の無線送受信手段において、無線回線が不通であるか否かを監視するステップと、 無線回線の不通を検出した場合、回線不通検出信号を前記自局側又は他局側の無線送受信手段に送信するステップと、 前記回線不通検出信号を受け、それぞれ前記格納された無線回線設定変更前の回線設定情報を読み出し、前記自局側及び他局側の無線伝送装置の無線回線設定を変更前の無線回線設定に戻すステップ を有することを特徴とする請求項6記載の無線伝送制御方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、無線回線を介して1対1で対向し、対向する2つの無線伝送装置の無線信号通過に関わる設定(以下、無線回線設定と定義)を予め一致させた上で、信号の送受信を行なう無線伝送システム及び無線伝送制御方法に関する。 【背景技術】 【0002】 無線回線を介して1対1で対向している無線伝送装置の制御を行なうにあたり、各々の局舎へ作業者が移動し、制御したい装置を制御端末機器と直接接続して制御を実施しなければならない様な事態を避けるため、各無線伝送装置は遠隔制御機能を備え、より保守性に優れた機能を実現させることを求められている。 【0003】 例えば、以下の特許文献1では、有線ポート、及び、無線ポートを有するインタフェース部のサービスチャンネル信号が、例えば、アスキーコードといった所定の文字コード以外の文字コード(以下、ワードと定義)からなる信号であるか否かを判断し、サービスチャンネル信号を有線ポートまたは無線ポートへ振り分けるルーティングにより、遠隔装置の制御を行なう方法が提案されている。 【0004】 図3は、前述した公報の一実施例である。図3に示す制御システムにおいて、無線伝送装置200は、SC(サービスチャンネル)インタフェース部210と、制御部(以下、MPU220と定義)を有し、制御システム内の1つの無線伝送装置200に、SCインタフェース部210を介して、装置制御信号を出力する制御端末機器300が接続されている。また、無線伝送装置200は、装置毎に異なるワードが設定されている。無線伝送装置200において、SC(サービスチャンネル)インタフェース部210は、ワード検出機能とサービスチャンネルのルーティング機能を持ち、有線回線240/310、あるいは、無線回線100からのSC信号に対するワード検出を実施し、無線伝送装置毎に設定されたワードと一致するかどうかを検出し、一致した場合は有線回線を介してSC信号を230制御部(以下、MPU部220と定義)へルーティングし、無線伝送装置200の制御を実行する。また、前述のワード検出時に、SC信号と無線伝送装置毎に設定されたワードが一致しなかった場合、SC信号をそのまま(スルー)次の無線伝送装置へ通す。MPU部220は、前述のルーティングされたSC信号を受信し、無線伝送装置の制御を実行する。 【0005】 以上より、SC信号を介して伝送される制御端末機器300からの制御信号は、任意の1台の無線伝送装置のMPU部とのみ通信することになり、遠隔制御が可能となる。 【0006】 【特許文献1】特開2002−353909 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかし、前述の方法では、以下のような問題点があった。 【0008】 従来、無線回線を介して1対1で対向している無線伝送装置において、制御端末機器が接続されている無線伝送装置(以下、自局装置と定義)から、対向している無線伝送装置(以下、対向局装置と定義)に対して、遠隔制御を可能とする場合、自局装置から前述の無線回線を通して制御信号を対向局に送信し、対向局装置の制御を行なうのが一般的である。 【0009】 しかし、無線回線設定の変更の様に、対向している装置両方の設定変更を必要とする場合、自局装置、対向局装置毎に個別に無線回線設定変更の制御を行なう必要があり、同様の操作を2回行なわなければならなかった。さらに、無線回線設定を変更する際、対向局装置より先に自局装置の無線回線を変更した場合、装置同士の無線回線設定が一致しないため、無線回線が不通になり、対向局装置の制御が不能となるという問題があった。 【0010】 第1の問題点は、無線回線設定の変更の様に、自局装置、及び、対向局装置に対し制御が必要である場合、同様の制御を2回実施しなければならないことである。 【0011】 その理由は、装置毎に設定したワードが一致した時のみ、SC信号(制御信号)はMPU部220にルーティングされる為、制御端末機器300と装置のMPU部220は常に1対1でしか通信できず、同時に複数の装置を制御できないからである。 【0012】 第2の問題点は、対向局装置の無線回線設定を変更する場合、自局装置の無線回線設定を変更する前に、必ず対向局装置の無線回線設定を変更しなければならないことである。 【0013】 その理由は、どちらか一方の装置の無線回線設定を変更すると、無線回線が不通となってしまうため、自局装置を先に制御してしまうと、対向局装置との通信ができなくなり、対向局装置に対し制御が行なえなくなるからである。 【0014】 第3の問題点は、対向局装置の無線回線設定を変更する際、何らかの理由で誤った制御が実行されてしまい無線回線が不通になってしまった場合に、無線回線を復旧させることが困難になることである。 【0015】 その理由は、無線回線設定変更時に作業者の制御端末機器300の操作ミスや、SC信号伝送時のエラーにより、対向局装置にて意図していない誤った制御が実行されて無線回線が不通になってしまった場合、再び回線復旧させる為には、対向局装置が設置されている局舎まで出向き正しく設定し直すか、対向局装置の設定と一致するまで自局装置の無線回線設定を変更する作業を実施行なわなければならないからである。 【0016】 また、対向局装置の無線回線設定を変更する際、誤った制御が実行されて装置同士の無線回線設定が不一致となり、無線回線が不通になってしまった場合に、無線回線を復旧させるためには、対向局装置が設置されている局舎まで出向き正しく設定し直すか、対向局装置の設定と一致するまで自局装置の無線回線設定を変更しなければならないため、無線回線の復旧が困難であるという問題があった。 【0017】 本発明の目的は、上記問題点を解決する無線伝送システム及び無線伝送制御方法、すなわち1回の制御で対向している無線伝送装置両方の無線回線設定を変更でき、無線回線設定変更後に無線回線が復旧しなかった場合に、無線が不通の状態のまま対向側装置の制御が実施できなくなることを回避することができる無線伝送システム及び無線伝送制御方法を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0018】 上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。 【0019】 本発明では、自局装置の無線回線設定変更の制御を実施すると、自局装置の無線回線設定を基にして対向局装置の無線回線設定を変更する制御コマンドを生成、対向局装置へ送信し、対向局装置にて前述の制御コマンドが受信されたことを確認した後で、自局装置の無線回線設定の変更を行なう機能を備えることにより、1回の操作で自局装置、及び、対向局装置の無線回線設定を変更可能な無線伝送システム及び無線伝送制御方法を提供することができる。 【0020】 また、無線回線設定を変更する前に、設定変更前の無線回線設定の情報を装置内に設けたメモリに保存する機能と、無線回線設定変更後、無線回線が復旧するのに十分な時間を経ても無線回線が不通であった場合に、前述のメモリに保存した無線回線設定の情報を読み出す機能を備えることにより、無線回線設定を変更したことで、無線回線が不通になった場合に、設定変更を実施する前の状態で、無線回線復旧可能な無線伝送システム及び無線伝送制御方法を提供することができる。 【0021】 具体的には、本発明の第1の態様に係る無線伝送システムは、 自局側無線伝送装置(1a)が、制御端末機器(10)からの無線回線設定変更を要求する変更要求信号に従い、対向局設定コマンド(22a)を生成する自局側設定コマンド出力手段(20a)と、対向局設定コマンド(22a)を多重化して第1の無線送信信号を送出する第1の多重化手段を有し、 前記対向局側無線伝送装置(1b)が、 前記第1の無線送信信号を分離し、コマンド受信通知信号(63b)及び前記対向局設定コマンドに対応する受信コマンド(61b)を抽出して送出する第2の無線フレーム分離手段(60b)と、 前記コマンド受信通知信号(63b)を受け、無線フレームに多重して無線送信信号(51b)を生成し、他局側無線送受信手段(70b)を介して前記自局側の無線伝送装置(1a)へ送信する第2の多重化手段と、 前記受信コマンド(61b)を受信し、第2の設定記憶手段(40b)に現在の自局側無線伝送装置の無線回線設定情報(31b)を格納し、前記コマンド受信通知信号(63b)の前記無線伝送装置(1a)への送信が検出された場合、前記受信コマンド(61b)に従って、無線伝送装置(1b)の無線回線設定を変更する第2の回線設定変更手段(30b)を有し、 前記自局側無線伝送装置(1a)が、 前記対向局側無線伝送装置(1b)から送信された受信無線信号を復調し、当該復調無線受信信号(71a)からコマンド受信通知信号(63b)を抽出して、対向設定コマンド(22a)が、前記第2の無線フレーム分離手段(60b)に送信され抽出されたことが検出された場合、コマンド受信検出信号(62a)を生成し、自局側設定コマンド出力手段(20a)に出力する第1の無線フレーム分離手段(60a)を有し、 前記自局側設定コマンド出力手段(20a)が、前記コマンド受信検出信号(62a)を受け、前記設定変更要求信号を装置設定コマンド(21a)として第1の回線設定変更手段(30a)へ送信し、 前記装置設定回路(30a)が、装置設定コマンド(21a)を受け、設定記憶メモリ(40a)へ現在の自局側無線伝送装置の設定情報(31a)を第1の設定記憶手段(40a)に格納し、前記装置設定コマンド(21a)に従い、自局側無線伝送装置(1a)の無線回線設定を変更し、 前記自局側及び他局側の無線送受信手段(70a/70b)が、無線回線が不通であるか否かを監視し、無線回線の不通を検出した場合、回線不通検出信号をそれぞれ前記第1及び前記第2の回線設定変更手段(30a/30b)へ送信し、 前記第1及び前記第2の回線設定変更手段(30a/30b)が、前記回線不通検出信号を受け、それぞれ前記第1及び前記第2の設定記憶手段(40a/40b)に格納された無線回線設定変更前の回線設定情報を読み出し、前記自局側及び他局側の無線伝送装置(1a/1b)の無線回線設定を変更前の無線回線設定に戻すことを特徴とする。 【0022】 本発明の第2の態様に係る無線伝送制御方法は、 前記自局側無線伝送装置において、制御端末機器からの無線回線設定変更を要求する変更要求信号に従って対向局の回線設定変更指示を行うための対向局設定コマンド(22a)を生成するステップと、 前記対向局設定コマンド(22a)を多重化して第1の無線送信信号を送出するステップと、 前記対向局側無線伝送装置において、前記第1の無線送信信号を分離し、コマンド受信通知信号(63b)及び前記対向局設定コマンドに対応する受信コマンド(61b)を抽出して送出するステップと、 前記コマンド受信通知信号(63b)を受け、無線フレームに多重して無線送信信号(51b)を生成し、前記自局側の無線伝送装置(1a)へ送信するステップと、 前記受信コマンド(61b)を受信し、現在の自局側無線伝送装置の無線回線設定情報(31b)を格納するステップと、 前記コマンド受信通知信号(63b)が前記無線伝送装置(1a)に送信されたか否か検出するステップと、 前記コマンド受信通知信号(63b)の前記無線伝送装置(1a)への送信が検出された場合、前記受信コマンド(61b)に従って、無線伝送装置(1b)の無線回線設定を変更するステップと、 前記自局側無線伝送装置(1a)において、前記無線伝送装置(1b)から送信された受信無線信号を復調し、当該復調無線受信信号(71a)からコマンド受信通知信号(63b)を抽出するステップと、 対向設定コマンド(22a)が、前記第2の無線フレーム分離手段(60b)に送信し抽出されたか否か検出するステップと、 対向設定コマンド(22a)の送信及び抽出が、前記第2の無線フレーム分離手段(60b)において検出された場合、コマンド受信検出信号(62a)を生成し、出力するステップと、 前記コマンド受信検出信号(62a)を受け、前記設定変更要求信号を装置設定コマンド(21a)として送信するステップと、 前記装置設定コマンド(21a)を受け、設定記憶メモリ(40a)へ現在の自局側無線伝送装置の設定情報(31a)を格納し、前記装置設定コマンド(21a)に従い、前記自局側無線伝送装置(1a)の無線回線設定を変更するステップと、 前記自局側及び他局側の無線送受信手段(70a/70b)において、無線回線が不通であるか否かを監視するステップと、 無線回線の不通を検出した場合、回線不通検出信号を前記自局側又は他局側の無線送受信手段(70a/70b)に送信するステップと、 前記回線不通検出信号を受け、それぞれ前記第1又は前記第2の設定記憶手段(40a/40b)に格納された無線回線設定変更前の回線設定情報を読み出し、前記自局側及び他局側の無線伝送装置(1a/1b)の無線回線設定を変更前の無線回線設定に戻すステップ を有することを特徴とする。 【発明の効果】 【0023】 本発明の第1の効果は、無線回線を介し距離を隔てて対向している無線伝送装置において、無線回線設定を変更する際、どちらか一方の無線伝送装置に対し無線回線設定変更を実行すると、もう一方の対向局装置の無線回線設定も併せて変更することで、1回の制御で対向している無線伝送装置両方の無線回線設定を変更できることである。 【0024】 その理由は、自局装置の無線回線設定を変更する際に、変更する無線回線設定を無線フレームに多重して、対向局装置の無線回線設定変更用のコマンドとして対向局装置に通知する機能と、対向局装置から通知された無線回線設定変更用のコマンドを無線フレームから抽出して、自局装置の無線回線設定を変更する機能、及び、対向局装置で前述の無線回線設定変更用コマンドが受信されたことを検出してから自局装置の無線回線設定を変更することにより、自局装置の無線回線設定を変更する前に、対向局装置の無線回線設定を変更する機能を備えているからである。 【0025】 本発明の第2の効果は、無線回線を介し距離を隔てて対向している無線伝送装置において、無線回線設定を変更する際、無線回線上でエラーが発生する等が原因で、対向している装置の無線回線設定が一致せず、無線回線設定変更後も無線回線が復旧しなかった場合に、無線が不通の状態のまま対向側装置の制御が実施できなくなることを回避することができる。 【0026】 その理由は、無線回線設定変更前に現在の無線回線設定を保存し、無線回線設定を変更後、復旧するのに十分な時間を経ても無線回線が復旧しないことを検出した場合には、メモリに保存していた無線回線設定を読み出して、無線回線設定変更前の無線回線設定に戻す機能を備えているからである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0027】 以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 【0028】 図1は本発明の一実施の形態を示すブロック図である。図1に示す実施例は、無線伝送装置1aと無線伝送装置1bが無線回線を介して対向しており、各無線伝送装置1a/1bは制御端末機器10とのインタフェース機能を持ち、制御端末機器10からの制御を受けて、無線回線設定を制御する。ここでは、無線伝送装置1aの構成について詳細に説明する。尚、無線伝送装置1aと無線伝送装置1bは同一の構成を持ち、無線伝送装置1bを構成する20b〜71bは、無線伝送装置1aを構成する20a〜71aに各々対応する。 【0029】 図1において、設定コマンド出力回路20aは、制御端末機器10から無線伝送装置1aの無線回線設定変更を要求する信号を受信すると、要求されている無線回線設定の情報に基づいて対向設定コマンド22aを生成し、対向する無線伝送装置1bへ無線伝送装置1aの無線回線設定情報を通知するため、無線フレーム多重回路50aへ出力する。また、設定コマンド出力回路20aは、後述する無線フレーム分離回路60aからのコマンド受信検出信号62aを受信した場合は、制御端末機器10からの自局装置(無線伝送装置1a)の無線回線設定変更を要求する信号を装置設定コマンド(自局設定コマンド)21aとして、装置設定回路30aへ出力する。 【0030】 装置設定回路30aは、設定コマンド出力回路20aからの装置設定コマンド21aに従い、制御端末機器10から要求された無線回線設定にて、無線伝送装置1aの無線回線設定を変更する。また、後述する無線フレーム分離回路60aからの受信コマンド61aを受信した場合には、無線伝送装置1bからの無線回線設計変更の要求に従い、無線伝送装置1aの無線回線設定を変更する。さらに、装置設定回路30aは、無線伝送装置1aの無線回線設定を変更する前に、設定変更前の無線伝送装置1aの無線回線設定情報を設定保存情報31aとして、後述する設定記憶メモリ40aへ出力し、無線回線設定変更してから無線回線が復旧するのに十分な時間を経ても、後述する無線送受信回路70aから回路不通検出信号72aを受信し続けた場合、無線回線設定を変更したことにより、前記無線回線設定の変更後、無線回線が不通になっていると判断し、設定記憶メモリ40aから前述の変更前における設定保存情報31aを読み出してコマンド41aとして装置設定回路30aに送出する。無線伝送装置1aの無線回線設定は、変更前の無線回線設定情報に従って変更される。 【0031】 設定記憶メモリ40aは、装置設定回路30aから受信した設定変更前の無線回線設定を示す設定保存情報31aを保持する。 【0032】 無線フレーム多重回路50aは、設定コマンド出力回路20aから受信した対向設定コマンド22aと、無線フレーム分離回路60aからのコマンド受信通知信号63aを無線フレームに多重して無線送信信号51aを生成し、後述する無線送受信回路70aへ出力する。 【0033】 無線フレーム分離回路60aは、後述する無線送受信回路70aから無線受信信号71aを受信し、無線受信信号71aから、対向している無線伝送装置1bの無線フレーム多重回路50bで多重された対向設定コマンド22bと、コマンド受信通知信号63bを抽出する。対向設定コマンド22bを抽出し、無線伝送装置1bから無線回線設定変更の要求があることを認識すると、コマンド受信通知信号63aを生成して、無線フレーム多重回路50aに出力し、さらに、対向設定コマンド22bを受信コマンド61aとして装置設定回路30aへ出力する。また、コマンド受信通知信号63bを抽出し、前述の設定コマンド出力回路20aで生成した対向設定コマンド22aが、無線伝送装置1bの無線フレーム分離回路60bで抽出されたことを確認すると、コマンド受信検出信号62aを生成し、設定コマンド出力回路20aへ出力する。 【0034】 無線送受信回路70aは、無線フレーム多重回路50aからの無線送信信号51aを変調し、無線周波数に変換して無線回線へ出力すると共に、無線回線を介して対向している無線伝送装置1bからの無線信号を復調し、クロックの抽出及び、無線フレームの同期確立を行なった後、無線受信信号71aを無線フレーム分離回路60aへ出力する。また、無線回線の回線状況を監視して、回線が不通になっていることを検出すると、回線不通検出信号72aを装置設定回路30aへ出力する。 【0035】 以下、上記した実施の形態における無線伝送装置の無線回線設計変更時の制御動作について詳細に説明する。 【0036】 まず、図1を参照して無線伝送装置1aが無線回線を介して無線伝送装置1bと対向している状態において、無線伝送装置1aが制御端末機器10から無線回線設定変更を要求する信号を受信してから、無線伝送装置1a/1bの無線回線設定が変更されて、再び無線回線が導通するまでの動作を詳細に説明する。 【0037】 図1において、無線伝送装置1aの設定コマンド出力回路20aは、無線伝送装置1bを無線伝送装置1aと同様の無線回線設定に変更するために、制御端末機器10からの無線回線設定変更を要求する信号に従い、対向設定コマンド22aを生成し、無線フレーム多重回路50aへ出力する。 【0038】 無線フレーム多重回路50aは、設定コマンド出力回路20aからの対向設定コマンド22aを無線フレームに多重して、無線送信信号51aを無線送受信回路70aへ出力する。無線送受信回路70aは受信した無線送信信号51aを変調し、無線周波数に変換して無線回線へ送信する。 【0039】 無線伝送装置1aと対向している無線伝送装置1bの無線送受信回路70bは、無線回線を介して無線伝送装置1aから受信した無線信号を復調し、クロックの抽出、及び、無線フレームの同期確立を行なった後、無線受信信号71bを無線フレーム分離回路60bへ出力する。無線フレーム分離回路60bは、無線受信信号71bから、無線フレーム多重回路50aで多重された対向設定コマンド22a(51aの内の22a部分)を抽出し、無線伝送装置1aから無線回線設定変更の要求があることを確認すると、コマンド受信通知信号63bを無線フレーム多重回路50bへ出力し、さらに、対向設定コマンド22aを受信コマンド61bとして装置設定回路30bへ出力する。無線フレーム多重回路50bは、無線フレーム分離回路60bからのコマンド受信通知信号63bを無線フレームに多重して無線送信信号51bを生成し、無線送受信回路70bに出力する。無線送受信回路70bは、受信した無線送信信号51bを変調し、無線周波数に変換して無線回線へ送信する。装置設定回路30bは、無線フレーム分離回路60bからの受信コマンド61bを受信すると、設定記憶メモリ40bへ現在の自局装置の無線回線設定を設定保存情報31bとして出力し、前述のコマンド受信通知信号63bが無線フレーム多重回路50bにて無線フレームに多重され無線伝送装置1aへ送出されると、受信コマンド61bに従い、無線伝送装置1bの無線回線設定を変更する。 【0040】 無線伝送装置1a内の無線送受信回路70aは、無線回線を介して無線伝送装置1bから受信した無線信号を復調し、クロックの抽出、及び、無線フレームの同期確立を行なった後、無線受信信号71aを無線フレーム分離回路60aへ出力する。無線フレーム分離回路60aは、無線受信信号71aから無線フレーム多重回路50bで多重されたコマンド受信通知信号63bを抽出して、前述の無線フレーム多重回路50aで無線フレームに多重した対向設定コマンド22aが、無線伝送装置1bの無線フレーム分離回路60bにて無線フレームから抽出されたことを確認すると、コマンド受信検出信号62aを生成し、設定コマンド出力回路20aへ出力する。設定コマンド出力回路20aは、無線フレーム分離回路60aからのコマンド受信検出信号62aを受信すると、前述した制御端末機器10からの無線回線設定変更を要求する信号を装置設定コマンド21aとして装置設定回路30aへ出力する。装置設定回路30aは、設定コマンド出力回路20aからの装置設定コマンド21aを受信すると、設定記憶メモリ40aへ現在の自局装置の設定情報を設定保存情報31aとして出力した後、装置設定コマンド21aに従い、無線伝送装置1aの無線回線設定を変更する。 【0041】 以上より、図1に示した無線回線を介して対向する無線伝送装置1a/1bにおいて、無線伝送装置の無線回線設定を変更する際に、どちらか一方の無線伝送装置にて無線回線設定変更の制御を実施するだけで、対向局装置の無線回線設定も変更し無線回線を導通させることが可能となり、且つ、対向局装置にて対向設定コマンド22aが抽出されたことを確認した後、すなわち対向設定コマンド22aを検出した後で自局装置の無線回線設定を変更することにより、自局装置よりも先に対向局装置の無線回線設計変更を実施することが可能となる。 【0042】 次に、図1において、前述と同様に無線伝送装置1a/1bの設定を変更したとき、無線回線上で無線フレームにエラーが発生することによって、無線伝送装置1a/1bの無線回線設定が一致せず、無線回線が不通のまま復旧しなかった場合の動作について説明する。 【0043】 無線送受信回路70a/70bは、無線回線の回線状況を監視して、無線回線が不通になっていることを確認し、回線不通検出信号72a/72bを装置設定回路30a/30bへ出力する。装置設定回路30a/30bは、無線回線設定変更後に無線回線が復旧するのに十分な時間を経ても無線送受信回路70a/70bからの回線不通検出信号72aを受信し続けるため、無線回線設定を変更したことで無線回線が不通になっていると判断し、変更前の無線回線設定に設定を戻す為、装置設定回路30a/30bは、設定記憶メモリ40a/40bに蓄積された前述の読み出しコマンド41a/41bを読み出し、無線伝送装置1a/1bの無線回線設定を変更前の無線回線設定に戻す。 【0044】 以上より、無線伝送装置1a/1bの無線回線設定変更後に無線回線が導通しなかった場合において、回線断を検出して変更前の無線回線設定に戻す様制御することで、無線回線を確実に復旧させることができる。 【0045】 図1において、無線伝送装置1aの装置設定回路30aは、無線回線設定変更後、無線回線が復旧するのに十分な時間を経ても、無線送受信号回路70aから回路不通検出信号72aを受信し続けた場合、無線回線設定を変更したことで、無線回線が不通になっていると判断し、設定記憶メモリ40aから読み出しコマンド41aを読み出して、変更前の無線回線設定に戻し、無線回線を復旧させる。 【0046】 上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。例えば、図2に示すように無線伝送装置1aの装置設定回路30aは無線回線設定を変更すると、設定変更通知信号32aを無線フレーム多重回路50aへ出力する機能と、無線フレーム分離回路60aは無線伝送装置1bの無線フレーム多重回路50bにて多重された設定変更通知信号32bを抽出すると、対向設定変更検出信号64bを装置設定回路30aへ出力する機能を備えるものとし、装置設定回路30aは無線回線設定変更後、無線回線が復旧するのに十分な時間を経ても無線フレーム分離回路60aからの対向設定変更検出信号64aを受信しなかった場合、無線回線設定を変更したことで、無線回線が不通になっていると判断し、設定記憶メモリ40aから読み出しコマンド41aを読み出して、変更前の無線回線設定に戻し、無線回線を復旧させるという動作にしても良い。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】本発明の無線伝送システムの一実施の形態を示すブロック図である。 【図2】発明の無線伝送システムの他の実施の形態を示すブロック図である。 【図3】従来の無線伝送システムの一例を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0048】 1a,1b 無線伝送装置 10 制御端末機器 20a,20b 設定コマンド出力回路 21a,21b 装置設定コマンド(自局設定コマンド) 22a,22b 対向設定コマンド 30a,30b 装置設定回路 31a,31b 設定保存情報 40a,40b 設定記憶メモリ 50a,50b 無線フレーム多重回路 51a,51b 無線送信信号 60a,60b 無線フレーム分離回路 61a,61b 受信コマンド 62a,62b コマンド受信検出信号 63a,63b コマンド受信通知信号 70a,70b 無線送受信回路 71a,71b 無線受信信号 72a,72b 回路不通検出信号
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月12日(2006.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077838 【弁理士】 【氏名又は名称】池田 憲保
【識別番号】100082924 【弁理士】 【氏名又は名称】福田 修一
【識別番号】100129023 【弁理士】 【氏名又は名称】佐々木 敬
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| 【公開番号】 |
特開2008−72223(P2008−72223A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−247076(P2006−247076) |
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