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【発明の名称】 リモコン装置
【発明者】 【氏名】坪田 浩乃

【氏名】石本 好一

【氏名】岡▲崎▼ 明徳

【要約】 【課題】故障が検出されたボタンの機能を代替できるリモコン装置を提供する。

【構成】リモコン装置100は、操作の入力を受け付ける入力部210と、被制御機器の動作を制御するための制御信号を生成する制御部220と、データを格納する記憶部240と、制御信号を発信する発信部250と、画像を表示する表示部260とを含む。制御部220は、制御信号生成部221と、リモコン装置100の動作モードを切り換えるモード切替部222と、制御部220で生成される電気信号を検知することにより、リモコン装置100において生じた故障を検出する故障検出部223と、故障が検出された機能の代わりに代替の機能を実現するための構成を生成する代替機能生成部224と、当該機能を表わす表示を表示部260に表示させる表示制御部225とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の動作を制御するリモコン装置であって、
操作入力の受け付けと画像の表示とを行なうタッチパネルと、
操作の入力を受け付けて信号を出力する複数の操作部と、
各前記操作部に対応する各々の画像を表示するための各々の画像データと、予め準備された文字列を表示するためのテキストデータと、各前記操作部に対する押下に応じて、前記機器の動作を制御する制御信号を発信するための処理を実現する各プログラムとを格納するメモリと、
前記タッチパネルに対する操作に応じて、前記テキストデータに基づいて、各前記操作部の故障の確認のための操作を促す画面を前記タッチパネルに表示させる第1の表示制御手段と、
各前記画像データに基づいて、各前記操作部に対応する各々の画像を前記タッチパネルに表示させる第2の表示制御手段と、
前記タッチパネルに対する操作に基づいて、各前記画像のいずれかの選択を検知する検知手段と、
時刻を計測する計時手段と、
前記選択が検知された画像に対応する操作部から、予め定められた時間内に信号が出力されるか否かに基づいて、前記操作部が故障しているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記操作部は故障していると判断した場合に、前記画像データに基づいて、故障と判断された前記操作部を表わす代替画像を前記タッチパネルに表示させる第3の表示制御手段と、
前記代替画像に対する操作に基づく出力を、前記故障と判断された前記操作部に対応する前記プログラムに対する入力に関連付ける関連付け手段と、
前記代替画像に対する操作に基づいて、前記プログラムを実行して前記制御信号を生成する処理手段と、
前記プログラムの実行により生成された制御信号を赤外線信号として発信する発信手段とを備える、リモコン装置。
【請求項2】
機器の動作を制御するリモコン装置であって、
操作の入力を受け付けて信号を出力する操作部と、
画像を表示する表示手段と、
前記操作部に対する操作に応答して前記機器の動作を制御するための制御信号を生成する第1の生成手段と、
前記制御信号を赤外線信号として発信する発信手段と、
前記操作部に対する操作に基づいて、前記表示手段にされる指示に従って前記操作部に対する操作を促す画面を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記画面が表示されてから予め定められた時間内に、前記操作部に対する操作に応じた信号の出力の有無に基づいて、前記操作が行なわれた操作部が故障しているか否かを判断する判断手段と、
前記操作部が故障していると判断されると、前記リモコン装置による前記機器の制御のために必要な制御手順を提供する情報提供装置に、通信回線を介して接続する通信確立手段と、
前記操作部に対応する前記制御手順の送信要求を生成する生成手段と、
前記送信要求を前記情報提供装置に送信する送信制御手段と、
前記情報提供装置から、前記送信要求に基づいて送信される前記操作手順を受信する受信手段と、
前記操作部からの出力を前記操作手順に関連付ける関連付け手段と、
前記関連付け手段によって関連付けられた操作手順に基づいて前記制御信号を生成する第2の生成手段とを備える、リモコン装置。
【請求項3】
機器の動作を制御するリモコン装置であって、
複数の指示の入力を受け付ける複数の操作部を有する操作手段と、
前記操作手段に対する操作を促す画面を表示するための表示データと、前記複数の操作部の各々に対する操作に応じた各前記動作を前記機器に実行させるための複数の動作コードとを格納する記憶手段と、
前記動作コードに基づいて前記機器の動作を制御するための制御信号を生成する生成手段と、
前記制御信号を発信する発信手段と、
画像を表示する表示手段と、
前記表示データに基づいて、前記画面を前記表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
各前記操作部に対する操作に基づいて前記操作手段の故障を検出する検出手段と、
前記故障が検出された場合に、前記故障が検出された操作部とは異なる操作部に、前記動作コードを関連付けることにより、前記故障が検出された操作部の機能を回復する代替手段とを備える、リモコン装置。
【請求項4】
前記故障が検出された場合に、前記故障が検出されたことを通知する通知手段をさらに備える、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項5】
前記通知手段は、
前記故障が検出されたことを表わす報告情報を生成する手段と、
通信回線を介して、前記リモコン装置の機能を実現するための情報を提供する管理装置に、前記報告情報を送信する送信手段とを含む、請求項4に記載のリモコン装置。
【請求項6】
前記代替手段による機能の回復の履歴を取得する取得手段と、
前記履歴を表わすデータに基づいて、前記履歴を前記表示手段に表示させる第2の表示制御手段とをさらに備える、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項7】
前記代替手段は、
各前記操作部に実現される機能を代替するために予め規定された他の複数の操作部の組み合わせを表わす組合せデータを格納する記憶手段と、
前記組合せデータに基づいて、前記組み合わせにより特定される前記他の複数の操作部の操作を促す画面を、前記表示手段に表示させる手段と、
前記他の複数の操作部に対する各操作に応答して出力される信号に基づいて、前記故障が検出された操作部からの出力に対応する前記制御信号を生成する手段とを含む、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項8】
前記代替手段は、
各前記操作部に予め対応付けられている他の操作部を表わす操作部データを格納する手段と
前記操作部データに基づいて、前記故障が検出された操作部と異なる他の操作部に対する操作を検知する検知手段と、
前記他の操作部に対する操作が行なわれている時間を計測する計時手段と、
前記他の操作部に対する操作が予め定められた時間継続している場合に、前記他の操作部から出力される信号に基づいて、前記故障が検出された操作部からの出力に対応する制御信号を生成する手段とを含む、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項9】
各前記操作部に対する各々の操作の履歴を取得する取得手段と、
各前記操作の履歴を格納する履歴記憶手段と、
各前記操作の履歴に基づいて、使用頻度が予め定められた基準を下回る操作部を検出する操作部検出手段とをさらに備え、
前記代替手段は、前記故障が検出された操作部に対応する動作コードを、前記操作部検出手段によって検出された操作部に関連付けることにより、前記故障が検出された操作部の機能を回復する、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項10】
前記代替手段は、
各前記操作部に予め対応付けられている他の操作部を表わす操作部データと、前記他の操作部に対する操作として予め規定された回数とを格納する手段と、
前記操作部データに基づいて、前記故障が検出された操作部と異なる他の操作部に対する操作を検知する検知手段と、
前記他の操作部に対する操作の回数が前記予め規定された回数以上である場合に、前記他の操作部から出力される信号に基づいて、前記故障が検出された操作部からの出力に対応する制御信号を生成する手段とを含む、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項11】
前記表示手段は、画像の表示と、操作入力の受け付けとを行なうタッチパネルを含み、
前記表示データは、各前記操作部に対応する各々の画像を表示するための各々の画像データと、予め準備された文字列を表示するためのテキストデータとを含み、
前記記憶手段は、各前記操作部に対する押下に応じて、前記機器の動作を制御する制御信号を発信するための処理を実現する各プログラムをさらに格納しており、
前記検出手段は、
前記タッチパネルに対する操作に応じて、前記テキストデータに基づいて、各前記操作部の故障の確認のための操作を促す画面を前記タッチパネルに表示させる第1の表示制御手段と、
各前記画像データに基づいて、各前記操作部に対応する各々の画像を前記タッチパネルに表示させる第2の表示制御手段と、
前記タッチパネルに対する操作に基づいて、各前記画像のいずれかの選択を検知する検知手段と、
時刻を計測する計時手段と、
前記選択が検知された画像に対応する操作部から、予め定められた時間内に信号が出力されるか否かに基づいて、前記操作部が故障しているか否かを判断する判断手段と、
前記操作部は故障していると判断されると、前記画像データに基づいて、故障と判断された前記操作部を表わす代替画像を前記タッチパネルに表示させる第3の表示制御手段とを含み、
前記代替手段は、
前記代替画像に対する操作に対する出力を、前記故障と判断された前記操作部に対応する前記プログラムに対する入力に関連付ける関連付け手段と、
前記代替画像に対する操作に基づいて、前記プログラムを実行して前記制御信号を生成する処理手段とを含み、
前記発信手段は、前記処理手段によって生成された前記制御信号を発信する、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項12】
前記記憶手段は、前記操作手段における故障を検出するために予め作成された診断プログラムをさらに格納しており、
前記検出手段は、前記診断プログラムを実行する指示の入力に基づいて、前記診断プログラムを実行することにより、前記複数の操作部の故障を検出する、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項13】
前記動作コードは、前記リモコン装置による前記機器の制御のための制御手順を含み、
前記検出手段は、
前記操作部に対する操作に基づいて、前記表示手段にされる指示に従って前記操作部に対する操作を促す画面を、前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記画面が表示されてから予め定められた時間内に、前記操作部に対する操作に応じた信号の出力の有無に基づいて、前記操作が行なわれた操作部が故障しているか否かを判断する判断手段とを含み、
前記代替手段は、
前記操作部が故障していると判断されると、前記制御手順を提供する情報提供装置に、通信回線を介して接続する通信確立手段と、
前記操作部に対応する前記制御手順の送信要求を生成する生成手段と、
前記送信要求を前記情報提供装置に送信する送信制御手段と、
前記情報提供装置から、前記送信要求に基づいて送信される前記操作手順を受信する受信手段と、
前記操作部からの出力を前記操作手順に関連付ける関連付け手段と、
前記関連付け手段によって関連付けられた操作手順に基づいて前記制御信号を生成する第2の生成手段とを含む、請求項3に記載のリモコン装置。
【請求項14】
前記発信手段は、前記制御信号を赤外線信号として発信する、請求項3に記載のリモコン装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はリモコン装置に関し、より特定的には、故障を検出して機能を復旧できるリモコン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
リモコン装置は、ボタン、タッチパネルその他の操作部に対する操作に応じて制御信号を生成し、発信する。したがって、操作部の一部(たとえば数字ボタン)が故障によって操作を受け付けられなくなると、当該一部に対応する制御信号が発信できなくなり、機器を制御できなくなるという問題がある。
【0003】
そこで、故障の検出に関し、たとえば、特開平5−122764号公報(特許文献1)は、タッチパネルの故障キーを検出する故障検査に要する手間を減少できるホームコントローラを開示している。また、特開2004−201090号公報(特許文献2)は、リモコンのキーが故障してもそのキーの機能を他のキーで代用できる受信装置を開示している。
【0004】
一方、リモコン装置のキーの配列に関し、たとえば、特開平4−57593号公報(特許文献3)は、リモコン上のキー操作のみで、移動、コピー、交換等の編集が可能な学習リモコン送信機を開示している。
【特許文献1】特開平5−122764号公報
【特許文献2】特開2004−201090号公報
【特許文献3】特開平4−57593号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特開平5−122764号公報に開示された技術によれば、故障が検出できても、その故障した機能は使用できない。
【0006】
また、特開2004−201090号公報に開示された技術によれば、リモコン信号を受信できる装置は、リモコンで故障が検出されたキーとは異なるキーによって制御可能であるが、そのような機能を有さない装置では、当該制御を実行できないという問題もある。
【0007】
さらに、特開平4−57593号公報に開示された技術によると、故障したキーの機能そのものは復帰されないため、装置を制御できなくなるという問題点がある。
【0008】
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、故障が検出された機能を回復できるリモコン装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、機器の動作を制御するリモコン装置が提供される。リモコン装置は、操作入力の受け付けと画像の表示とを行なうタッチパネルと、操作の入力を受け付けて信号を出力する複数の操作部と、各操作部に対応する各々の画像を表示するための各々の画像データと、予め準備された文字列を表示するためのテキストデータと、各操作部に対する押下に応じて、機器の動作を制御する制御信号を発信するための処理を実現する各プログラムとを格納するメモリと、タッチパネルに対する操作に応じて、テキストデータに基づいて、各操作部の故障の確認のための操作を促す画面をタッチパネルに表示させる第1の表示制御手段と、各画像データに基づいて、各操作部に対応する各々の画像をタッチパネルに表示させる第2の表示制御手段と、タッチパネルに対する操作に基づいて、各画像のいずれかの選択を検知する検知手段と、時刻を計測する計時手段と、選択が検知された画像に対応する操作部から、予め定められた時間内に信号が出力されるか否かに基づいて、操作部が故障しているか否かを判断する判断手段と、判断手段が操作部は故障していると判断した場合に、画像データに基づいて、故障と判断された操作部を表わす代替画像をタッチパネルに表示させる第3の表示制御手段と、代替画像に対する操作に基づく出力を、故障と判断された操作部に対応するプログラムに対する入力に関連付ける関連付け手段と、代替画像に対する操作に基づいて、プログラムを実行して制御信号を生成する処理手段と、プログラムの実行により生成された制御信号を赤外線信号として発信する発信手段とを備える。
【0010】
この発明の他の局面に従うリモコン装置は、機器の動作を制御するリモコン装置であって、操作の入力を受け付けて信号を出力する操作部と、画像を表示する表示手段と、操作部に対する操作に応答して機器の動作を制御するための制御信号を生成する第1の生成手段と、制御信号を赤外線信号として発信する発信手段と、操作部に対する操作に基づいて、表示手段にされる指示に従って操作部に対する操作を促す画面を、表示手段に表示させる表示制御手段と、画面が表示されてから予め定められた時間内に、操作部に対する操作に応じた信号の出力の有無に基づいて、操作が行なわれた操作部が故障しているか否かを判断する判断手段と、操作部が故障していると判断されると、リモコン装置による機器の制御のために必要な制御手順を提供する情報提供装置に、通信回線を介して接続する通信確立手段と、操作部に対応する制御手順の送信要求を生成する生成手段と、送信要求を情報提供装置に送信する送信制御手段と、情報提供装置から、送信要求に基づいて送信される操作手順を受信する受信手段と、操作部からの出力を操作手順に関連付ける関連付け手段と、関連付け手段によって関連付けられた操作手順に基づいて制御信号を生成する第2の生成手段とを備える。
【0011】
この発明のさらに他の局面に従うリモコン装置は、機器の動作を制御するリモコン装置であって、複数の指示の入力を受け付ける複数の操作部を有する操作手段と、操作手段に対する操作を促す画面を表示するための表示データと、複数の操作部の各々に対する操作に応じた各動作を機器に実行させるための複数の動作コードとを格納する記憶手段と、動作コードに基づいて機器の動作を制御するための制御信号を生成する生成手段と、制御信号を発信する発信手段と、画像を表示する表示手段と、表示データに基づいて、画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、各操作部に対する操作に基づいて操作手段の故障を検出する検出手段と、故障が検出された場合に、故障が検出された操作部とは異なる操作部に、動作コードを関連付けることにより、故障が検出された操作部の機能を回復する代替手段とを備える。
【0012】
好ましくは、リモコン装置は、故障が検出された場合に、故障が検出されたことを通知する通知手段をさらに備える。
【0013】
好ましくは、通知手段は、故障が検出されたことを表わす報告情報を生成する手段と、通信回線を介して、リモコン装置の機能を実現するための情報を提供する管理装置に、報告情報を送信する送信手段とを含む。
【0014】
好ましくは、リモコン装置は、代替手段による機能の回復の履歴を取得する取得手段と、履歴を表わすデータに基づいて、履歴を表示手段に表示させる第2の表示制御手段とをさらに備える。
【0015】
好ましくは、代替手段は、各操作部に実現される機能を代替するために予め規定された他の複数の操作部の組み合わせを表わす組合せデータを格納する記憶手段と、組合せデータに基づいて、組み合わせにより特定される他の複数の操作部の操作を促す画面を、表示手段に表示させる手段と、他の複数の操作部に対する各操作に応答して出力される信号に基づいて、故障が検出された操作部からの出力に対応する制御信号を生成する手段とを含む。
【0016】
好ましくは、代替手段は、各操作部に予め対応付けられている他の操作部を表わす操作部データを格納する手段と、操作部データに基づいて、故障が検出された操作部と異なる他の操作部に対する操作を検知する検知手段と、他の操作部に対する操作が行なわれている時間を計測する計時手段と、他の操作部に対する操作が予め定められた時間継続している場合に、他の操作部から出力される信号に基づいて、故障が検出された操作部からの出力に対応する制御信号を生成する手段とを含む。
【0017】
好ましくは、リモコン装置は、各操作部に対する各々の操作の履歴を取得する取得手段と、各操作の履歴を格納する履歴記憶手段と、各操作の履歴に基づいて、使用頻度が予め定められた基準を下回る操作部を検出する操作部検出手段とをさらに備える。代替手段は、故障が検出された操作部に対応する動作コードを、操作部検出手段によって検出された操作部に関連付けることにより、故障が検出された操作部の機能を回復する。
【0018】
好ましくは、代替手段は、各操作部に予め対応付けられている他の操作部を表わす操作部データと、他の操作部に対する操作として予め規定された回数とを格納する手段と、操作部データに基づいて、故障が検出された操作部と異なる他の操作部に対する操作を検知する検知手段と、他の操作部に対する操作の回数が予め規定された回数以上である場合に、他の操作部から出力される信号に基づいて、故障が検出された操作部からの出力に対応する制御信号を生成する手段とを含む。
【0019】
好ましくは、表示手段は、画像の表示と、操作入力の受け付けとを行なうタッチパネルを含む。表示データは、各操作部に対応する各々の画像を表示するための各々の画像データと、予め準備された文字列を表示するためのテキストデータとを含む。記憶手段は、各操作部に対する押下に応じて、機器の動作を制御する制御信号を発信するための処理を実現する各プログラムをさらに格納している。検出手段は、タッチパネルに対する操作に応じて、テキストデータに基づいて、各操作部の故障の確認のための操作を促す画面をタッチパネルに表示させる第1の表示制御手段と、各画像データに基づいて、各操作部に対応する各々の画像をタッチパネルに表示させる第2の表示制御手段と、タッチパネルに対する操作に基づいて、各画像のいずれかの選択を検知する検知手段と、時刻を計測する計時手段と、選択が検知された画像に対応する操作部から、予め定められた時間内に信号が出力されるか否かに基づいて、操作部が故障しているか否かを判断する判断手段と、操作部は故障していると判断されると、画像データに基づいて、故障と判断された操作部を表わす代替画像をタッチパネルに表示させる第3の表示制御手段とを含む。代替手段は、代替画像に対する操作に対する出力を、故障と判断された操作部に対応するプログラムに対する入力に関連付ける関連付け手段と、代替画像に対する操作に基づいて、プログラムを実行して制御信号を生成する処理手段とを含む。発信手段は、処理手段によって生成された制御信号を発信する。
【0020】
好ましくは、記憶手段は、操作手段における故障を検出するために予め作成された診断プログラムをさらに格納している。検出手段は、診断プログラムを実行する指示の入力に基づいて、診断プログラムを実行することにより、複数の操作部の故障を検出する。
【0021】
好ましくは、動作コードは、リモコン装置による機器の制御のための制御手順を含む。検出手段は、操作部に対する操作に基づいて、表示手段にされる指示に従って操作部に対する操作を促す画面を、表示手段に表示させる表示制御手段と、画面が表示されてから予め定められた時間内に、操作部に対する操作に応じた信号の出力の有無に基づいて、操作が行なわれた操作部が故障しているか否かを判断する判断手段とを含む。代替手段は、操作部が故障していると判断されると、制御手順を提供する情報提供装置に、通信回線を介して接続する通信確立手段と、操作部に対応する制御手順の送信要求を生成する生成手段と、送信要求を情報提供装置に送信する送信制御手段と、情報提供装置から、送信要求に基づいて送信される操作手順を受信する受信手段と、操作部からの出力を操作手順に関連付ける関連付け手段と、関連付け手段によって関連付けられた操作手順に基づいて制御信号を生成する第2の生成手段とを含む。
【0022】
好ましくは、発信手段は、制御信号を赤外線信号として発信する。
【発明の効果】
【0023】
本発明に係るリモコン装置によると、操作部の故障が検出された場合でも、他の操作部を用いて機能が実現されるため、利便性が損なわれない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0025】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るリモコン装置100について説明する。図1は、リモコン装置100の外観を表わす図である。リモコン装置100は、筐体に設けられた液晶タッチパネル110と、指示の入力を受け付ける操作部120とを含む。操作部120は、たとえば数字ボタン、上下左右の移動の指示を受け付ける方向キーなどを含む。操作部120は、さらに、テレビのチャンネルの切り換えの指示を受け付けるチャンネルボタン120−1を含む。
【0026】
図2は、リモコン装置100によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。リモコン装置100は、入力部210と、制御部220と、計時部230と、記憶部240と、発信部250と、表示部260とを含む。制御部220は、制御信号生成部221と、モード切替部222と、故障検出部223と、代替機能生成部224と、表示制御部225とを含む。
【0027】
入力部210は、リモコン装置100の使用者による操作の入力を受け付ける。入力部210は、その操作に応じた信号を制御部220に送出する。その信号は制御信号生成部221に入力される。
【0028】
制御部220は、入力部210によって受け付けられた操作に応答して記憶部240に格納されているデータを参照して被制御機器の動作を制御するための制御信号を生成する。モード切替部222は、入力部210に対して入力されるリモコン装置100のモード切換指示に応答して、通常のモード(すなわち操作に応じた制御信号を生成し発信するモード)と故障検出モード(リモコン装置100において生じた故障を検出するためのモード)との間で、リモコン装置100の動作モードを切り換える。
【0029】
故障検出部223は、入力部210に対して入力された操作に応じて制御部220の内部で生成される電気信号を検知することにより、リモコン装置100において生じた故障を検出する。具体的には、故障検出部223は、計時部230から出力される時刻データに基づいて予め定められた時間内に表示部260に表示される画像に対応する入力部210からの信号の出力の有無を検出することにより、リモコン装置100に故障が生じているか否かを判断する。
【0030】
代替機能生成部224は、故障検出部223による判断の結果に基づいて故障が検出された機能の代わりに代替の機能を実現するための構成を生成する。具体的には、代替機能生成部224は、入力部210に対する操作に応じて出力される信号の送出先を当該機能を実現するための他の入力インターフェイスに切り換える。その結果、リモコン装置100において当初設けられていた機能が故障した場合でも、当該機能から出力される信号と同一の信号が、他のインターフェイスから出力される。
【0031】
表示制御部225は、代替機能生成部224によって生成されたデータに基づいてその代替された機能を表わす表示(たとえばアイコン)を表示部260に表示させる。
【0032】
代替機能生成部224は、入力部210に対する操作に応答して新たに生成された機能に応じた信号を生成し、制御信号生成部221に送出する。制御信号生成部221は、代替機能生成部224からの信号に基づいて、被制御機器の動作を制御するための信号を生成する。この信号は、発信部250に送出される。
【0033】
発信部250は、制御信号をリモコン装置100の外部に送出する。発信部250は、たとえば赤外線信号を発信するための発光素子を用いて実現される。
【0034】
図3を参照して、リモコン装置100の構成についてさらに説明する。図3は、リモコン装置100のハードウェア構成を表わすブロック図である。リモコン装置100は、図1に示される構成に加えて、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)130と、フラッシュメモリ140と、発光部150とを含む。
【0035】
液晶タッチパネル110は、CPU130から出力されるデータに基づいて画像をその表示領域に表示する。液晶タッチパネル110は、表示している画像に対するタッチ操作を検出し、その操作に応じた電気信号をCPU130に送出する。
【0036】
操作部120は、リモコン装置100の筐体に設けられたボタンであり、押下を検出し、その押下に応じた信号をCPU130に送出する。
【0037】
フラッシュメモリ140は、リモコン装置100の動作を規定するために予め準備されたデータおよびプログラムを格納する。また、フラッシュメモリ140は、CPU130の処理によって生成されたデータを一時的に格納する。
【0038】
発光部150は、CPU130から出力されるデータに基づいて、被制御機器の動作を制御するための信号を赤外線信号として発光する。
【0039】
図4を参照して、リモコン装置100のデータ構造について説明する。図4は、フラッシュメモリ140におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。フラッシュメモリ140は、データを格納するための領域410,420を含む。フラッシュメモリ140に格納される各データ項目を特定するための番号は、領域410に格納される。液晶タッチパネル110に表示される表示メッセージの各々を表わすデータは、領域420に格納されている。CPU130が表示処理の実行中に領域410に格納されている番号を参照すると、その番号に対応する表示メッセージ(領域420)のデータが読み出され、液晶タッチパネル110にメッセージとして表示される。
【0040】
図5を参照して、リモコン装置100の制御構造について説明する。図5は、リモコン装置100が故障しているか否かを診断するためにCPU130が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。この処理は、リモコン装置100の使用者がリモコン装置100の動作モードを切り換えて故障診断モードを選択した場合に、実行される。
【0041】
ステップS510にて、リモコン装置100のCPU130は、操作部120を介した指示の入力に基づいて信号の入力を受け付ける待機時間をタイマ設定する。ここで待機時間とは、液晶タッチパネル110にボタンの押下の指示が表示されてからそのボタンに応じた信号が出力するまでの時間をいう。この待機時間は、故障診断処理が実行される都度設定されてもよいし、一度設定された後その待機時間がフラッシュメモリ140において確保された領域に格納され以降はその時間が繰り返し使用される態様であってもよい。
【0042】
ステップS520にて、CPU130は、フラッシュメモリ140に格納されているデータを参照して(図4における領域420の番号「04」)、液晶タッチパネル110に対してボタンを押すように促す表示指令を出力する。液晶タッチパネル110は、その指令に基づき「故障確認をしますので、点滅しているボタンを押して下さい。」というメッセージをその領域に表示する。
【0043】
このメッセージが表示されると、CPU130は内蔵するクロック(図示しない)をスタートさせ、ボタンからの信号の出力を待機する。
【0044】
ステップS530にて、CPU130は、ボタン押しのキーイベントが発生したか否かを判断する。この判断は、操作部120から出力されるべき信号がCPU130に入力されたか否かに基づいて行なわれる。CPU130が、そのキーイベントは発生したと判断すると(ステップS530にてYES)、処理はステップS540に移される。そうでない場合には(ステップS530にてNO)、処理はステップS550に移される。
【0045】
ステップS540にて、CPU130は、操作部120から出力された信号の検知に基づいて、当該ボタンは正常であると判断する。CPU130は、その判断に基づきフラッシュメモリ140に格納されているデータ(図4の領域410における番号「08」)を参照して、そのボタンは正常である旨の表示を行なう。
【0046】
ステップS550にて、CPU130は、クロックにより計測される時刻データに基づいてステップS510にて設定した待機時間が終了したか否かを判断する。CPU130が、待機時間は終了したと判断すると(ステップS550にてYES)は、処理はステップS560に移される。そうでない場合には(ステップS550にてNO)、処理はステップS530に戻され、キーイベントの待機が継続される。
【0047】
ステップS560にて、CPU130は、押下が指示されたボタンは壊れていると判断する。CPU130は、その判断の結果に基づきフラッシュメモリ140のデータ(領域410の番号が「05」)を参照して、表示メッセージを液晶タッチパネル110に送出する。液晶タッチパネル110は、送出されるデータに基づき表示領域に「ボタンが機能していません。代替のボタンを作成しますか?」というメッセージを表示する。
【0048】
図6を参照して、リモコン装置100の表示態様について説明する。図6は、故障が検出されたボタンに代替するボタンが生成された後に表示される画面を表わす図である。
【0049】
たとえば、チャンネルボタン120−1の故障が検出されると、CPU130は、チャンネルボタン120−1から出力される信号と同じ信号が出力される処理を検索し、その検索した処理に対する指示を受け付けるための画像を液晶タッチパネル110に表示する。すなわち、CPU130は、フラッシュメモリ140に格納されているデータに基づいてチャンネルボタン120−1に代替するアイコン620を表示させ、さらにアイコン620によって実現されるボタンが何であるかを表わすメッセージ610を表示させる。これにより、チャンネルボタン120−1が故障している場合には、リモコン装置100の使用者は、液晶タッチパネル110に表示されるアイコン620を押下することにより、被制御機器(たとえばテレビ)の動作(ここではチャンネル選局)を実現することができる。
【0050】
以上のようにして、本実施の形態に係るリモコン装置100は、液晶タッチパネル110に故障を確認する画面を表示し、使用者に操作を促す。操作の対象となるボタンから信号が出力されない場合、リモコン装置100は、そのボタンが故障していると判断し、そのボタンの押下に応じて出力される信号と同じ信号を出力するためのボタンの画像を液晶タッチパネル110に表示する。この画像に対する押下による信号の出力は、当該故障が検出されたボタンから出力される信号に基づいて制御信号を生成するための処理の入力に対応付けられる。その結果、当該画像が押下されると、故障したボタンの押下に応じて生成される制御信号と同じ制御信号が生成され、発信される。これにより、リモコン装置100は、機器の制御を実現することができる。
【0051】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るリモコン装置700は、外部から取得するデータに基づいて、故障が検出された機能に代替する機能を実現する点で、第1の実施の形態に係るリモコン装置100と異なる。
【0052】
図7を参照して、本実施の形態に係るリモコン装置700が使用される環境について説明する。図7は、リモコン装置700とリモコン装置700に制御されるテレビ720とを含むシステム構成を表わす図である。リモコン装置700とテレビ720とは、たとえば部屋710において使用される。部屋710には、ゲートウェイサーバ730が設けられている。ゲートウェイサーバ730は、インターネット740を介して制御情報提供装置750に接続されている。リモコン装置700は、テレビ720に加えて他の機器(たとえば照明、エアコン、HDD(Hard Disk Drive)レコーダその他の録画再生装置)をも制御可能な、いわゆるマルチリモコンである。
【0053】
図8を参照して、リモコン装置700の構成について説明する。図8は、リモコン装置700の外観を表わす図である。リモコン装置700は、被写体を撮影して映像信号を出力するカメラ810と、被制御機器に対して制御信号を発信する発光部860と、ディスプレイ802と、外部から指示の入力を受けてその入力に応じた信号を出力する操作部840とを含む。
【0054】
カメラ810は、たとえば光電変換機能を有する受光素子とCCD(Charge Coupled Device)などの信号転送機能を有する素子とにより実現される。カメラ810は、たとえばテレビその他の被制御機器に付された識別子(たとえばバーコード)を撮影することにより、制御対象を認識するためのデータを取得する。このデータに基づいて、当該被制御機器の動作を制御するための制御データを外部から取得することにより、リモコン装置700は、複数の機器を制御可能な、いわゆるマルチリモコンとして機能することができる。
【0055】
ディスプレイ802は、液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを用いて実現される。なお、カメラ810は、リモコン装置700において必ずしも必要ではない。
【0056】
操作部840は、たとえば、ボタンあるいはダイヤルによって実現される。操作部840は、ディスプレイ802に表示されるカーソルの上下および/もしくは左右方向を規定するためのカーソルボタン804a,804b,804c,804dと、リモコン装置700の使用者により入力されたデータを確定するための指示の入力を受け付ける決定ボタン814と、出力される制御信号の値をアップあるいはダウンさせるためのアップダウンボタン808と、数字ボタン806とを含む。アップダウンボタン808は、第1のアップボタン818aと、第1のダウンボタン818bと、第2のアップボタン828aと、第2のダウンボタン828bと、被制御機器の電源のオンとオフとを切り換える指示を受け付ける電源ボタン850と、各ボタンの操作に基づいて一時的に保持されているデータをリセットする指示を受け付けるリセットボタン852とを含む。
【0057】
ここで、図9を参照して、本実施の形態に係るリモコン装置700によって実現される機能について説明する。図9は、リモコン装置700が実現する機能の構成を表わすブロック図である。リモコン装置700は、入力部910と、制御部920と、通信部930と、記憶部940と、発信部950と、表示部960とを含む。制御部920は、故障診断モード切替部921と、押下指示部922と、表示制御部923と、故障検出部924と、コード書換確認部925と、操作手順取得部926と、制御信号生成部927とを含む。
【0058】
入力部910は、リモコン装置700に対する操作の入力を受け付け、その操作に応じた信号を制御部920に送出する。制御部920は、入力部910からの信号に基づいて記憶部940に格納されているデータを参照して、被制御機器の動作を制御するための信号を生成する。また、制御部920は、通信部930を介して外部との通信(たとえばインターネット740を介した制御情報提供装置750との通信)を行なう。制御部920は、さらに記憶部940に格納されているデータに基づいて、リモコン装置700の内部状態の表示あるいは被制御機器に対する制御の内容の表示を表示部960に実行させる。さらに、制御部920は、生成した信号を発信部950に発信させる。
【0059】
具体的には、故障診断モード切替部921は、入力部910から出力される切換指示に基づいてリモコン装置700の動作の状態を、通常モードと故障診断モードとの間で切り換える。故障診断モード切替部921は、その切り換えの結果に応じた信号を表示制御部923に送出する。表示制御部923は、その信号に応じてリモコン装置700の現在の状態が通常のモード(すなわち被制御機器に対する指示の入力を受け付けられる状態)か、故障診断モード(リモコン装置700の入力部910の故障の有無を検出するモード)のいずれかを表わす表示を表示部960に実行させる。より詳しくは、表示制御部923は、その切り換えの結果に応じた画像信号を表示部960に送出する。表示部960は、その信号に基づいて、リモコン装置700の状態を表わす画像あるいはメッセージを表示する。
【0060】
押下指示部922は、故障診断モード切替部921による切り換えの結果に基づき入力部910に対する操作の指示を出力する。具体的には、故障診断モードが使用者によって選択された場合には、押下指示部922は、記憶部940に格納されているメッセージデータを読み出し、そのメッセージデータに従って入力部910に対する操作を行なうように指令する。この指令を表わす信号は表示制御部923に送出される。
【0061】
表示制御部923は、押下指示部922から送出された指令に基づいて故障診断を行なうための表示を行なう。具体的には、表示制御部923は、表示部960に示されるガイドに従って入力部910の各ボタンを1つずつ押下するように求めるメッセージを表示部960に表示させる。この指示に基づきリモコン装置700の使用者が入力部910に対して指定されたボタンの押下を行なうと、そのボタンが正常に作動している場合には、押下に応じた信号が入力部910から出力される。そうでない場合には、押下されたボタンからの出力は得られない。
【0062】
故障検出部924は、押下指示部922による指示と、入力部910からの出力信号に基づいて当該各ボタンのいずれかが故障しているか否かを検出する。具体的には、故障検出部924は、押下指示部922による指示に基づき予め特定される信号として出力されるべき値と、入力部910から出力される信号とを比較して、それらの信号が一致するか否かを判断する。それらの信号が一致する場合には、押下が指示されたボタンは正常に機能していることになり、故障検出部924は、そのボタンは正常であると判断する。一方、押下指示部922によって特定される信号の値と入力部910から出力された信号の値とが一致しない場合には、故障検出部924は、そのボタンは正常に機能していないと判断する。故障検出部924は、その判断の結果をコード書換確認部925に送出する。
【0063】
コード書換確認部925は故障検出部924による判断の結果と入力部910を介した入力とに基づいて、故障が検出されたボタンによって実現されていた機能を再度実現するために、制御コードを書き換えるか否かを確認する。具体的には、故障検出部によって故障が検出された場合には、その旨が表示部960に表示される。そのとき、表示部960は、たとえば図4の領域410における番号「05」により特定される表示メッセージ「ボタンが機能していません。代替のボタンを作成しますか?」の後に、番号「06」に対応するメッセージ「はい いいえ」の表示を行なう。使用者がその表示に基づきたとえば「はい」を選択すると(すなわち、「はい」と表示された領域が押下されると)、コード書換確認部925は、はいに対応する入力部910から出力される信号に基づき、故障が検出されたボタンのコードの書き換えを開始する。
【0064】
具体的には、コード書換確認部925は、確認の結果を表わす信号を操作手順取得部926に送出する。操作手順取得部926は、その信号に基づき通信部930を介して制御情報提供装置750(図7)と通信する。通信部930は、ゲートウェイサーバ730を介して、外部との通信を確立する。信号の通信は、本実施の形態においては、無線通信であるが、有線通信であってもよい。たとえば、ゲートウェイサーバ730が、リモコン装置700を充電する機能を有する場合、リモコン装置700が充電装置としてのゲートウェイサーバ730に設置されている場合に、リモコン装置700は、ゲートウェイサーバ730との接触部分を介して、制御情報提供装置との間で通信を確立してもよい。
【0065】
操作手順取得部926は、通信部930を介して、故障が検出されたボタンに対応するコードの送信要求を、制御情報提供装置750に送信する。制御情報提供装置750は、そのデータを受信すると、内蔵するデータベースから対応するデータを読み出し、求められた制御手順に対応するデータをリモコン装置700に返信する。
【0066】
操作手順取得部926が、通信部930を介してそのデータを受信すると、記憶部940において確保されている領域にそのデータ(すなわち機能を代替するための制御コード)を格納する。
【0067】
制御信号生成部927は、入力部910によって入力が受け付けられた指示に基づき記憶部940に格納されている制御コードを参照して、機器を制御するための制御信号を生成する。このとき、記憶部940に代替された機能に対応するデータが書き込まれている場合には、制御信号生成部927は、そのデータを用いて制御信号を生成する。制御信号生成部927は、その生成した信号を発信部950に送出する。発信部950は、その信号を赤外線信号として外部に発信する。
【0068】
図10を参照して、リモコン装置700の具体的構成についてさらに説明する。図10は、リモコン装置700のハードウェア構成を表わすブロック図である。リモコン装置700は、図8に示される構成に加えて、CPU1010と、フラッシュメモリ1020と、通信回路1030と、アンテナ1040とを含む。
【0069】
CPU1010は、操作部840を介して入力された操作に応答してフラッシュメモリ1020に格納されているデータに基づき、リモコン装置700の動作を制御する。たとえば、CPU1010は、操作部840に対する操作に基づいて被制御機器を制御するための制御信号を生成し、発光部860に送出する。あるいは、CPU1010は、フラッシュメモリ1020に格納されているデータに基づき、ディスプレイ802にアイコン、文字あるいはメッセージを表示させる。さらに、CPU1010は、操作部840に対する操作とフラッシュメモリ1020に格納されているデータとに基づいて、通信回路1030を介して、外部とのデータ通信を行なう。その通信のための信号は、たとえばアンテナ1040を介して無線送信され、ゲートウェイサーバ730(図7)に受信される。
【0070】
次に、図11を参照して、本実施の形態に係るリモコン装置700のデータ構造について説明する。図11は、ハードディスクレコーダのリモコン装置として機能する場合におけるフラッシュメモリ1020に格納されているデータを概念的に表わす図である。フラッシュメモリ1020は、データを格納するための領域1110〜1150を含む。
【0071】
被制御機器すなわちハードディスクレコーダのメーカーコードを表わすデータは、領域1110に格納される。被制御機器に固有の番号(たとえばハードディスクレコーダの機器番号)は、領域1120に格納される。また被制御機器の製造番号(たとえば「12345678」)は、領域1130に格納される。リモコン装置700が備えるボタンの各々を識別するためのデータは、領域1140に格納される。各ボタンの押下に応じて規定される動作モードは、領域1150に格納される。
【0072】
図11に示される例では、リモコン装置700は、ハードディスクレコーダを制御可能なリモコン装置として機能する。この場合、たとえばリモコン装置700の使用者が数字ボタン「1」を押下すると(領域1140)、リモコン装置700は、数字「1」を表わすデータを含む信号を制御信号として発信する。
【0073】
また、リモコン装置700が他の機器を認識することによりハードディスクレコーダ以外の機器を制御する場合には、領域1110〜1150に格納されるデータは、当該他の機器に対応するデータに書き換えられる。あるいはフラッシュメモリ1020が複数の機器の各々についてのデータ領域を有する場合には、領域1110〜1150に対応する他の領域が新たに確保され、次の機器のデータが、その領域にそれぞれ格納されてもよい。
【0074】
図12を参照して、リモコン装置700のデータ構造についてさらに説明する。図12は、リモコン装置700の操作の履歴の格納の一態様を表わす図である。この履歴は、フラッシュメモリ1020に格納される。フラッシュメモリ1020は、データを格納するための領域1210,1220をさらに含む。
【0075】
リモコン装置700が備えるボタンを識別するためのデータは、領域1210に格納される。各ボタンの押下の回数を表わすデータは、領域1220に格納される。図12の例では、たとえば数字ボタン「1」は、これまで100回押下されたことを表わす。一方、ボタン「チャンネルアップ」は、2000回押下されたことを表わす。この回数は、たとえば各ボタンが押下されるごとに計測される。具体的には、押下に応じた信号の出力がCPU1010によってカウントされ、フラッシュメモリ1020に逐次書き込まれる。
【0076】
次に、図13を参照して、リモコン装置700の制御構造について説明する。図13は、CPU1010が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
【0077】
ステップS1310にて、リモコン装置700のCPU1010は、操作部840に対する操作に基づいて故障診断モードへの移行を検知する。ステップS1320にて、CPU1010は、故障検出部924として操作部840を構成する各ボタンについて故障診断処理を実行する。ステップS1330にて、CPU1010は、故障のボタンを検出したか否かを判断する。この判断は、たとえば各ボタンの各々についての結果をフラッシュメモリ1020に逐次書き込み、その書き込みの結果に基づいて行なわれる。CPU1010が、故障のボタンを検出したと判断すると(ステップS1330にてYES)、処理はステップS1332に移される。そうでない場合には(ステップS1330にてNO)、処理はステップS1360に移される。
【0078】
ステップS1332にて、CPU1010は、ディスプレイ802に書き換えを促すメッセージを出力することにより、故障が検出されたボタンのデータの書き換えを使用者に通知する。
【0079】
ステップS1340にて、CPU1010は、操作部840からの出力に基づいて書き換えの指示が入力されたか否かを判断する。CPU1010が、書き換えの指示は入力されたと判断すると(ステップS1340にてYES)、処理はステップS1342に移される。そうでない場合には(ステップS1340にてNO)、処理は終了する。
【0080】
ステップS1342にて、CPU1010は、書き換えのためのデータのダウンロード要求を生成する。CPU1010は、通信回路1030を介して、その生成したダウンロード要求をサポートセンタのサーバ(たとえば制御情報提供装置750)に送信する。制御情報提供装置750がそのダウンロード要求に基づいて求められた制御コードのデータをデータベースから読み出しリモコン装置700に返信する。ここでサポートセンタは、たとえばリモコン装置700のメーカによって直接にあるいは間接的に運営される組織である。
【0081】
ステップS1346にて、CPU1010は、通信回路1030からの出力に基づいてサポートセンタから送信された回答データを受信したことを検知する。このデータは、フラッシュメモリ1020に一時的に書き込まれる。ステップS1348にて、CPU1010は、その回答データから操作手順を取得する。ステップS1350にて、CPU1010は、その取得した操作手順を故障が検出されていない他のボタンに割り当てる。CPU1010は、その割り当てられたボタンを表わす画像を生成し、フラッシュメモリ1020において確保した領域に書き込む。
【0082】
ステップS1360にて、CPU1010は、故障が検出されなかったことを表わすデータを生成し、ディスプレイ802にそのデータを送出する。その結果ディスプレイ802は、リモコン装置700において故障が検出されなかったことを表示する。
【0083】
次に、図14を参照して、CPU1010によって生成されるダウンロード要求について説明する。図14は、ダウンロード要求1400の構成を表わす図である。ダウンロード要求1400は、ヘッダ1410と、通信内容1420とを含む。
【0084】
ヘッダ1410は、パケット通信のために必要なヘッダデータ(たとえば宛先アドレス、送信元アドレスなど)を含む。通信内容1420は、ダウンロード要求1400の具体的な内容を規定するデータを含む。具体的には、通信内容1420は、そのデータがダウンロード要求できることを表わすデータとダウンロードを求めている機器(たとえばハードディスクレコーダ)を特定するためのデータ(たとえば機器番号)と、具体的な操作項目(たとえばチャンネルアップ選局など)を表わすデータを含む。
【0085】
このような構成を有するダウンロード要求1400が制御情報提供装置750によって受信されると、制御情報提供装置750は、認証のためにヘッダ1410を参照して、ダウンロード要求1400が正当なものであるかどうかを判断する。制御情報提供装置750は、その認証の結果ダウンロード要求1400が正当であると判断すると、通信内容1420を参照して、具体的にダウンロードが求められている内容を知得する。制御情報提供装置750は、その知得したデータに基づき回答データを生成する。
【0086】
ここで、図15を参照して、本実施の形態に係る制御情報提供装置750を実現するコンピュータシステム1500について説明する。図15は、コンピュータシステム1500のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【0087】
コンピュータシステム1500は、主たる構成要素として、CPU1510と、指示の入力を受け付けるためのマウス1520およびキーボード1530と、入力されるデータあるいはプログラムに従って実行される処理によって生成されるデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)1540と、データを不揮発的に記録可能なハードディスク1550と、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)駆動装置1560と、モニタ1580と、通信IF(Interface)1590とを含む。CD−ROM駆動装置1560には、CD−ROM1562が装着される。制御情報提供装置750として機能するコンピュータシステム1500における処理は、各ハードウェアおよびCPU1510により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、RAM1540あるいはハードディスク1550に予め記録されている場合もあれば、CD−ROM1562その他の記録媒体に格納されて流通している場合もある。当該記録媒体に格納されているデータは、CD−ROM駆動装置1560その他のデータ読取装置によってその記録媒体から読み取られて、ハードディスク1550に一旦格納される。そのソフトウェアは、RAM1540あるいはハードディスク1550から読み出されて、CPU1510によって実行される。
【0088】
図15に示されるコンピュータシステム1500のハードウェア自体は、一般的なものである。したがって、本実施の形態に係る制御情報提供装置750を実現するための本質的な部分は、RAM1540、ハードディスク1550、CD−ROM1562その他の記録媒体に格納されたソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータシステム1500のハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
【0089】
次に、図16を参照して、制御情報提供装置750のデータ構造について説明する。図16は、制御情報提供装置750として機能するコンピュータシステム1500のハードディスク1550におけるデータの格納の一態様を表わす図である。ハードディスク1550は、データを格納するための領域1610〜1630を含む。
【0090】
リモコン装置700によって制御可能な機器を識別するためのデータ(機器ID)は、領域1610に格納されている。各機器が有する機能の各々を特定するためのデータ(操作項目番号)は、領域1620に格納されている。各々の機能を実現するための具体的な操作手順を特定するためのデータは、領域1630に格納されている。領域1610〜1630に格納されているデータは、それぞれ相互に関連付けられている。したがって、機器IDと操作項目番号とを特定することにより、具体的な操作手順(領域1630)が決定される。
【0091】
そこで、図17を参照して、制御情報提供装置750の制御構造について説明する。図17は、コンピュータシステム1500のCPU1510が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
【0092】
ステップS1710にて、CPU1510は、通信IF1590を介してリモコン装置700から操作手順のダウンロード要求を受信する。ステップS1720にて、CPU1510は、そのダウンロード要求1400から、機器IDと操作項目とを取得する。
【0093】
ステップS1730にて、CPU1510は、その取得した機器IDと操作項目とを検索キーとして、データベース(たとえばハードディスク1550)から操作手順を表わすデータ(領域1630)を読み出す。読み出されたデータは、RAM1540に一時的に書き込まれる。
【0094】
ステップS1740にて、CPU1510は、ダウンロード要求1400に含まれている送信元アドレスと読み出した操作手順データとを用いて回答データを生成する。ステップS1750にて、CPU1510は、通信IF1590を介してダウンロード要求1400の送信元(すなわちリモコン装置700)にその回答データを送信する。その結果、ゲートウェイサーバ730が制御情報提供装置750からの回答データを受信し、リモコン装置700がゲートウェイサーバ730と通信可能な範囲にある場合には、リモコン装置700はその回答データを取得できる。リモコン装置700は、回答データに含まれている操作手順データを読み出し、故障が検出されたボタンの機能をそのデータを用いて代替する。具体的には、操作手順データを当該ボタンからの出力を待ち受ける処理プログラムの入力に関連付けることにより、当該機能の代替は行なわれる。
【0095】
ここで、図18を参照して、回答データの構成について説明する。図18は、制御情報提供装置750から発信される回答データ1800の構成を表わす図である。回答データ1800は、ヘッダ1810と通信内容1820とを含む。ヘッダ1810は、回答データ1800の宛先アドレス(すなわちリモコン装置700のネットワークにおける位置を特定するためのデータ)と、送信元アドレス(すなわち制御情報提供装置750のネットワーク上における位置を特定するためのデータ)とを含む。通信内容1820は、回答データ1800の属性を表わすためのデータ(たとえば「操作手順送信」)と、その操作手順が使用される機器を特定するためのデータ(機器ID)と、具体的な操作手順の内容を表わすデータとを含む。
【0096】
回答データ1800が、リモコン装置700によって受信されると、操作手順取得部926は、回答データ1800に含まれる操作手順を読み出す。読み出されたデータは、記憶部940として機能するフラッシュメモリ1020において確保された領域に書き込まれる。
【0097】
ここで、ボタンの故障を検出するための他の態様について説明する。図19は、当該他の態様として用いられるマトリックス方式を表わす図である。リモコン装置700を構成する操作ボタンは、いわゆるマトリックス方式で実装されている場合がある。この場合、各ボタンは、図19に示されるように出力Hと出力Lとの2系統がそれぞれ割り当てられている。この場合、特定のボタンが押下された場合には、マトリックス方式を構成する回路上で、当該ボタンは導通状態となり、当該ボタンが属する行と列とからの出力はそれぞれHとなり、その出力Hを検知することにより押下されたボタンが特定される。この場合、他の行あるいは列から出力Hが検出される場合もある。この場合には、押下されていないボタンからの出力が検知されたことになるため、その行あるいは列に対応するボタンは故障していることが容易に確認される。
【0098】
図20を参照して、故障を検出するためのさらに他の態様について説明する。図20は、いわゆる電圧方式に基づいてボタンの故障を検出する場合におけるその検出の態様を表わす図である。操作部840からの出力は、たとえばA/Dコンバータ2010に入力される。A/Dコンバータ2010は、そのアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。A/Dコンバータ2010の出力先には、たとえば4つのスイッチAからDが設けられている。
【0099】
ここでたとえば各ボタンからの出力の各々について予め設定された電圧値がある場合、当該電圧値に対応するスイッチが閉じ、その閉じた回路により特定の抵抗値が検出される。この抵抗値が予め規定された当該電圧値に対応する抵抗値と一致する場合には、そのボタンは正常に機能していると判断される。一方、出力される電圧値に基づいて計測された抵抗値が予め規定された抵抗値と異なる場合には、そのボタンは正常に機能しておらずその結果通常と異なる電圧値が出力されたことになる。この場合、そのボタンは故障していることが確認される。
【0100】
以上のようにして、本実施の形態に係るリモコン装置700は、ボタンの故障を検出すると、そのボタンによって実現されていた機能を実行するために必要なデータを外部から取得する。このデータは、故障が検出されていない他のボタンに関連付けられる。したがって、いずれかのボタンが故障しても、他のボタンによって機能が代替されるため、機器の制御が可能になる。
【0101】
なお、他の局面において、リモコン装置700は、それが有する通信機能を用いて、リモコン装置の情報を収集あるいは提供するサポートセンター(たとえばリモコン装置のメーカによって運営される管理サーバ)に、故障を通知してもよい。この場合、リモコン装置700は、故障を通知するためのレポート情報を生成する。レポート情報は、故障が検出されたボタンおよび故障の内容と、リモコン装置700のネットワークにおける位置を特定するためのデータ(たとえばIPアドレス)とを含む。リモコン装置700は、レポート情報を生成すると、サポートセンタとの通信を確立し、当該サポートセンタに送信する。サポートセンタは、その情報を受信すると、故障の内容をデータベースとして蓄積し、必要なフィードバック情報をリモコン装置700に送信する。フィードバック情報は、故障した機能を代替するために必要な措置等を含む。リモコン装置700は、そのフィードバック情報を受信すると、ディスプレイ802にその情報の内容を表示する。これにより、リモコン装置700の使用者は、故障が検出された場合に取るべき措置を容易に知ることができるため、その後の対処が容易になる。
【0102】
また、他の局面において、リモコン装置700は、故障したボタンについての機能を回復した履歴を取得してもよい。具体的には、CPU1010が、どのボタンが故障してどのボタンに代替されたかを表わすデータをフラッシュメモリ1020に格納する。CPU1010が、履歴の表示指示の入力を検知すると、フラッシュメモリ1020からそのデータを読み出し、ディスプレイ802に表示する。これにより、使用者は、リモコン装置700における機能の回復の履歴を知ることができるため、たとえば故障したボタンを失念している場合でも、容易に確認することができる。
【0103】
また、他の局面において、リモコン装置700は、複数のボタンを組み合わせることにより、故障したボタンを代替してもよい。具体的には、複数のボタンの組み合わせは、予め準備されており、その組み合わせを表わすデータは、フラッシュメモリ1020に格納されている。ボタンの故障が検出されると、そのボタンを代替するための組み合わせを表わすデータがフラッシュメモリ1020から読み出される。CPU1010は、そのデータを用いて、組み合わせに係る各ボタンに対する押下に応じて出力される信号を、故障が検出されたボタンからの信号を受け付ける処理プログラムの入力に対応付ける。この処理プログラムは制御信号を生成するためのものである。これにより、ボタンが故障した後は、使用者が複数のボタンを押下すると、各信号に基づく制御信号が、故障前と同様に生成される。このようにすると、いずれのボタンも、単独で代替機能の割り当てを受け付けられない場合には、複数のボタンの組み合わせによって機能を代替することができるため、ボタンの故障によって機器の制御ができなくなることを防止することができる。
【0104】
また、他の局面において、リモコン装置700は、各ボタンに対する操作の履歴を記憶しておき、その履歴に応じて代替機能の割り当てに使用されるボタンを決定してもよい。具体的には、CPU1010は、操作部840からの信号の出力に応答して、当該ボタンの操作の回数を表わすデータをカウントアップする。このデータは、操作部840を構成する各ボタンごとにフラッシュメモリ1020に書き込まれる。CPU1010が、操作部840のいずれかのボタンの故障を検出すると、操作の回数を表わすデータを参照して、使用頻度が少ないボタンを検索し、検索されたボタンを故障したボタンを代替するボタンとして決定する。
【0105】
このようにすると、それまであまり使用されていなかったボタンが使用されるため、機能の代替による他のボタンに対する影響が抑制される。たとえば、頻繁に使用されるボタンに代替機能が割り当てられることが防止される。
【0106】
他の局面において、リモコン装置700は、既存のボタンに対する押下の時間に応じて、故障が検出されたボタンを代替してもよい。たとえば、既に機能が割り当てられているボタンに対して、新たな機能が割り当てられる場合、リモコン装置700が、当該新たな機能を実現するためにはそのボタンを通常の操作のための押下よりも長い時間押下することを使用者に要求してもよい。具体的には、CPU1010は、内部クロック(図示しない)を用いて操作部840から信号が出力されている時間を計測し、その時間が予め規定された時間よりも長い場合にのみ、代替の機能に基づき被制御機器を制御するための制御信号を生成する構成であってもよい。このようにすると、同一のボタンに複数の機能を実現させることができる。
【0107】
あるいは、上述の各態様の組み合わせによって、リモコン装置700は、故障したボタンの機能を代替してもよい。たとえば、CPU1010は、複数のボタンの組み合わせと押下時間に応じて、故障したボタンの押下に応じて生成されていた制御信号を生成してもよい。あるいは、操作の回数が少ない複数のボタンを組み合わせることにより、故障したボタンの押下に応じて生成されていた制御信号を生成してもよい。
【0108】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0109】
【図1】リモコン装置100の外観を表わす図である。
【図2】リモコン装置100によって実現される機能の構成を表わすブロック図である。
【図3】リモコン装置100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図4】フラッシュメモリ140におけるデータの格納の一態様を概念的に表わす図である。
【図5】リモコン装置100が故障しているか否かを診断するためにCPU130が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
【図6】故障が検出されたボタンに代替するボタンが生成された後に表示される画面を表わす図である。
【図7】リモコン装置700とリモコン装置700に制御されるテレビ720とを含むシステム構成を表わす図である。
【図8】リモコン装置700の外観を表わす図である。
【図9】リモコン装置700が実現する機能の構成を表わすブロック図である。
【図10】リモコン装置700のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図11】フラッシュメモリ1020に格納されているデータを概念的に表わす図である。
【図12】リモコン装置700の操作の履歴を格納するためのデータの態様を表わす図である。
【図13】CPU1010が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
【図14】CPU1010によって生成されるダウンロード要求1400の構成を表わす図である。
【図15】制御情報提供装置750を実現するコンピュータシステム1500のハードウェア構成を表わすブロック図である。
【図16】コンピュータシステム1500のハードディスク1550におけるデータの格納の一態様を表わす図である。
【図17】コンピュータシステム1500のCPU1510が実行する処理の手順を表わすフローチャートである。
【図18】制御情報提供装置750から発信される回答データ1800の構成を表わす図である。
【図19】ボタンの故障を検出するための他の態様として用いられるマトリックス方式を表わす図である。
【図20】本発明のさらに態様として用いられる電圧方式に基づいてボタンの故障を検出する態様を表わす図である。
【符号の説明】
【0110】
100,700 リモコン装置、110 液晶タッチパネル、120 操作部、120−1 チャンネルボタン、710 部屋、720 テレビ、730 ゲートウェイサーバ、740 インターネット。
【出願人】 【識別番号】000201113
【氏名又は名称】船井電機株式会社
【出願日】 平成18年9月12日(2006.9.12)
【代理人】 【識別番号】100064746
【弁理士】
【氏名又は名称】深見 久郎

【識別番号】100085132
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 俊雄

【識別番号】100083703
【弁理士】
【氏名又は名称】仲村 義平

【識別番号】100096781
【弁理士】
【氏名又は名称】堀井 豊

【識別番号】100098316
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 久登

【識別番号】100109162
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 將行


【公開番号】 特開2008−72191(P2008−72191A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−246717(P2006−246717)