| 【発明の名称】 |
通信システム及びそのプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】安井 利彦
【氏名】池田 俊久
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| 【要約】 |
【課題】所定の場所においては認証動作を停止して、別の認証機器がなくても機器の機能制限を行わない。
【構成】第1の通信機1は、あらかじめ定めた位置への設置を検出する定位置設置検出手段を設け、定位置設置検出手段によってあらかじめ定めた位置への設置を検出すると、機器の機能の制限を行わず、第1の通信機1より第2の通信機2へ送信停止要求信号305を送信することで第2の通信機2から第1の通信機1への認証信号303の送信を停止させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機器に接続した第1の通信機と、その第1の通信機と無線通信を行う第2の通信機と、で構成して、前記第1の通信機と前記第2の通信機との通信状態に応じて前記機器の機能を制限するための通信システムにおいて、 前記第2の通信機から前記第1の通信機に認証信号の送信を行い、前記第1の通信機は、前記第2の通信機からの前記認証信号を受信すると前記第2の通信機へ認証応答を返すことによって認証通信を行い、その通信状態に応じて前記第1の通信機が接続された前記機器の機能の制限制御を行うもので、 前記第1の通信機は、あらかじめ定めた位置への設置を検出する定位置設置検出手段を設け、前記定位置設置検出手段によって前記あらかじめ定めた位置への設置を検出すると、前記機器の機能の制限を行わず、前記第1の通信機より前記第2の通信機へ送信停止要求信号を送信することで前記第2の通信機から前記第1の通信機に前記認証信号の送信を停止させる通信システム。 【請求項2】 前記定位置設置検出手段はRFタグを備え、前記RFタグは、前記あらかじめ定めた位置に備えられたRFタグリーダライタからの電波によって動作して前記RFタグリーダライタに前記第1の通信機のIDを送信し、前記RFタグリーダライタからの信号を受信することで、あらかじめ定めた位置に置かれたことを検出する請求項1記載の通信システム。 【請求項3】 前記定位置設置検出手段はRFタグリーダを備え、前記RFタグリーダは、前記あらかじめ定めた位置に備えられたRFタグを電波によって動作させ、前記RFタグリーダによって前記RFタグより前記あらかじめ定めた位置であることを示すIDを受信することで、あらかじめ定めた位置に置かれたことを検出することを特徴とする請求項1記載の通信システム。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の通信システムの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、無線送受信機間で定期的或いは不定期的に無線の送受信を行うことによりお互いの存在を確認しあい、無線送受信機間の距離が所定の通信範囲を超えた場合に無線送受信機の機能を制限したり或いは警報を発生させることに用いられる通信システム及びそのプログラムに関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、セキュリティを考慮しながら携帯電話、あるいはパソコンをはじめとする機器の操作ロックを、ワイヤレスで制御するようにしたセキュリティシステムが実用化されてきている。 【0003】 かかるセキュリティシステムの一形態として、携帯電話の盗難を防止するために、携帯電話の使用者が、カード形態の識別信号送信機を所持し、前記の携帯電話へ識別信号送信機からあらかじめ定めた識別コードを所定のタイミングで送信し、携帯電話で識別コードを確認しかつ受信レベルが一定以上である時に前記携帯電話の使用を可能とするものがある(例えば特許文献1参照)。 【0004】 かかるワイヤレスによる通信システムの特許文献1では、携帯電話等の機器の本体側に搭載された第1の通信機において、識別信号送信機としての第2の通信機から定期的に発せられる信号を検知する動作を継続して行わせる構成としている。 【特許文献1】特開平11−88499号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、特許文献1のシステムでは、自宅や勤務先等の特に盗難などの恐れのないところでも認証通信を行っているため、常に第2の通信機を第1の通信機の近くに置いておかなければならず、かつ無線通信を行って無駄に電力を消費してしまう。 【0006】 また、機器に搭載した第1の通信機の電源を切る前に送信停止要求信号を送信する等の処理を行うこととしても、使用者が機器の電源切断の操作を行わなければならない。 【0007】 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、所定の場所においては認証動作を停止する通信システム及びそのプログラムを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 第1の通信機は、あらかじめ定めた位置への設置を検出する定位置設置検出手段を設け、前記定位置設置検出手段によって前記あらかじめ定めた位置への設置を検出すると、前記機器の機能の制限を行わず、第1の通信機より前記第2の通信機へ送信停止要求信号を送信することで前記第2の通信機から前記第1の通信機に前記認証信号の送信を停止させる。 【0009】 これによって、機器が設置台に設置されたことを検出して、認証通信を停止するので、機器が設置台に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信を行って電波干渉を起こすことがなくなり、さらに消費電力を削減することができる。 【発明の効果】 【0010】 本発明により、所定の場所においては認証動作を停止して、別の認証機器がなくても機 器の機能制限を行わないようにでき、無駄に無線通信を行って電波干渉を起こすことがなくなり、さらに消費電力を削減する通信システムを提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 第1の発明は、機器に接続した第1の通信機と、その第1の通信機と無線通信を行う第2の通信機とで構成して、前記第1の通信機と前記第2の通信機との通信状態に応じて前記機器の機能を制限するための通信システムにおいて、前記第2の通信機から前記第1の通信機に認証信号の送信を行い、前記第1の通信機は、前記第2の通信機からの前記認証信号を受信すると前記第2の通信機へ認証応答を返すことによって認証通信を行い、通信状態に応じて前記第1の通信機が接続された前記機器の機能の制限制御を行うもので、前記第1の通信機は、あらかじめ定めた位置への設置を検出する定位置設置検出手段を設け、前記定位置設置検出手段によって前記あらかじめ定めた位置への設置を検出すると、前記機器の機能の制限を行わず、第1の通信機より前記第2の通信機へ送信停止要求信号を送信することで前記第2の通信機から前記第1の通信機に前記認証信号の送信を停止させるものである。 【0012】 これによって、機器が設置台に設置されたことを検出して、認証通信を停止するので、機器が設置台に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信を行って電波干渉を起こすことがなくなり、さらに消費電力を削減することができる。 【0013】 第2の発明は、第1の発明における定位置設置検出手段は、RFタグを備え、前記RFタグは、前記あらかじめ定めた位置に備えられたRFタグリーダ/ライタからの電波によって動作して前記RFタグリーダ/ライタに前記第1の通信機のIDを送信し、前記RFタグリーダ/ライタからの信号を受信することで、あらかじめ定めた位置に置かれたことを検出するものである。 【0014】 これによって、定位置検出手段によって機器が設置台に設置されたことをRFタグの通信によって検出して、認証通信を停止するので、機器が設置台に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信をすることがない。また、定位置検出手段をRFタグによって構成するので、電源を供給することなく通常時の電力消費を抑えることができる。 【0015】 第3の発明は、第1の発明における定位置設置検出手段は、RFタグリーダを備え、前記RFタグリーダは、前記あらかじめ定めた位置に備えられたRFタグを電波によって動作させ、前記RFタグリーダによって前記RFタグより前記あらかじめ定めた位置であることを示すIDを受信することで、あらかじめ定めた位置に置かれたことを検出するものである。 【0016】 これによって、定位置検出手段によって機器が設置台に設置されたことをRFタグリーダが検出して、認証通信を停止するので、機器が設置台に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信をすることがない。また、定位置検出手段をRFタグリーダによって構成するので、設置する場所から受信するIDによってさまざまな機能制限の変更を行うこともできる。 【0017】 第4の発明は、第1〜3の発明のいずれか記載の通信システムの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとする。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。 【0018】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0019】 (実施の形態1) 図1は本発明の第1の実施の形態における通信システムを用いた無線警報装置のブロック図を示すものである。 【0020】 図1において、通信システム101は、機能制限手段3を介して機器4に接続された第1の通信機1と、第2の通信機2とで構成されている。第1の通信機1と機能制限手段3は、機器4の内部に搭載してもよい。 【0021】 第1の通信機1は、第2の通信機2との通信結果を機能制限手段3に通知することによって、第1の通信機1の搭載された機器4の機能制限の制御を行う。 【0022】 機能制限とは、例えば機器4としての携帯電話に第1の通信機1を搭載した場合には、キー操作を禁止したり、電子マネー機能を禁止したり、電話の発信を禁止したりすることにより、携帯電話の機能の一部或いは全てを使えなくすることである。 【0023】 図2は、第1の通信機1のブロック構成図で、送信手段21は、送信するデータの変調を行って送受切替手段23を介してアンテナ24より無線送信する。受信手段22は、アンテナ24から無線により受信した信号をデータ復調する。送受切替手段23は、アンテナ24の接続を送信手段21または受信手段22に切替える。 【0024】 制御手段24は、送信時には送受切替手段23を送信側に切替えて、送信データを送信手段21に転送し、受信時には送受切替手段23を受信側に切替えて、受信手段22より受信したデータを受ける。さらに、第2の通信機2との通信結果を機能制限手段3に通知する。 【0025】 定位置設置検出手段26は、外部入力端子からの信号で定位置である設置台6への設置を検出するもので、この入力は第1の通信機1の電源でプルアップされているため、通常はハイレベルが入力されている。 【0026】 第2の通信機2は、第1の通信機1の認証を行うための鍵となるもので、第1の通信機1の搭載された機器4を使用する人が常に携帯するように、小形で軽量のカード、キーホルダー、ネックレス、腕時計、腕輪、指輪等の形状とするため、電池等の小形電源で駆動するものである。 【0027】 第2の通信機2は第1の通信機1に送信を行い、第1の通信機1は第2の通信機2からの認証信号を受信すると第2の通信機2へ認証応答を返すことによって認証通信を定期的に行い、通信状態に応じて第1の通信機1の搭載された機器4の機能の制限制御を行う。 【0028】 第1の通信機1および第2の通信機2は、サーチモードと認証モードという少なくとも2つのモードを有し、サーチモードで第2の通信機2からの信号に対し機器4側の第1の通信機1より応答があった場合に、認証モードに移行して定期的に認証確認通信することで機器の機能制限を解除し、サーチモードにおいては機器4の機能を制限する。 【0029】 図1の無線警報装置の動作について、送受信信号シーケンスを示す図3を参照しながら説明する。 【0030】 図3の送受信信号シーケンスに示すように、サーチモードにおいて、第2の通信機2よりサーチ信号307を定期的に送信する。第1の通信機1は、サーチ信号301を受信して第2の通信機1からの信号であることを確認すると、サーチ応答302を第2の通信機2に対して送信して、認証モードに移行する。 【0031】 第2の通信機2は、サーチ応答302を受信すると、認証モードに移行し、定期的に第1の通信機1と認証確認通信を行うことで認証を取り続ける。 【0032】 第1の通信機1は、第2の通信機2から認証信号303を受信すると、通信すべき相手先IDであることを確認した後に、認証応答304を送信する。 【0033】 認証モード時に認証信号303のやり取りを正常に行っている間は、第1の通信機1の搭載された機器4の機能の制限は行わない。 【0034】 第2の通信機2では、認証応答304の受信待ちを開始して、所定の応答待ちタイマの満了までに認証応答304を受信しなければ、サーチモードに移行し、サーチ信号301を送信する。 【0035】 第1の通信機1も、受信待ちタイマの満了までに認証信号303を受信しなければ、サーチ信号301の受信状態に入る。 【0036】 第1の通信機1の受信待ちタイマと第2の通信機2の応答待ちタイマ305は、同じタイミングで満了して、第1の通信機1と第2の通信機2はともにサーチモードに入ることで、サーチ信号301の送受信が直ちに可能となるようにする。 【0037】 受信待ちタイマの満了までに認証信号303を受信しなくなってサーチモード時に移行する要因は、第1の通信機1と第2の通信機2との距離が離れて電波が届かなくなった時、タイマによる同期が合わなくなった時、他の電波妨害により通信できない時等が考えられるが、いずれであってもサーチモードに移行すると、第1の通信機1の搭載された機器4の機能の制限を行い、入力ができない、画面表示されない、音声出力されない等の動作制約を実施する。 【0038】 第2の通信機2は、サーチ信号301の送信後にサーチ応答待ちタイマを起動し、サーチ応答待ちタイマの満了までにサーチ応答を受信しなければ、再度サーチ信号301の送信を行う。 【0039】 第1の通信機1側でのサーチ信号301の受信待ち受けは、連続で待ち受けても良いし、タイマを用いて間欠的に待ち受けることとすれば消費電力をさらに低減することができる。 【0040】 次に、あらかじめ定めた位置への設置時の動作について、図4の第1の通信機1の定位置設置検出手段26の構成例(A)と設置台6との接続時の様子(B)を示す図および図5のあらかじめ定めた位置への設置時の送受信信号シーケンス図によって説明する。 【0041】 通常時は、第1の通信機1と第2の通信機2は認証信号303と認証応答304のやりとりを行うことによって認証通信を行っているため、機器4の機能制限はかからない。 【0042】 帰宅して自宅の設置台6の所定の位置に機器4を設置すると、第1の通信機1の設置台6への接点である設置検出端子401および接地端子402が設置台6の端子に接続される。設置台6側の設置検出端子401と接地端子402は接続されているため、設置検出 端子401は、第1の通信機1の接地点に接続されている接地端子402とつながってローレベルとなる。 【0043】 制御手段25では定位置検出手段26からの信号がハイレベルからローレベルになると、第2の通信機2に対して送信していた認証応答304の代わりに送信手段21を介して送信停止要求信号305を送信する。 【0044】 第2の通信機2では、認証信号303の応答として送信停止要求信号305を受信すると、その後は認証信号303の送信を行わず、認証休止の状態(休止モード)に入り受信状態となる。 【0045】 第1の通信機1では、設置台6の所定の位置に機器4を設置している間は認証通信を行っていないが、機能制限手段3に対して機能制限要求を通知せず、機器4の機能制限はかからない。 【0046】 設置台6の所定の位置より機器4を取り外すと、第1の通信機1の設置検出端子401および接地端子402が設置台6の端子より取り外される。設置検出端子401は、プルアップされているためハイレベルとなる。 【0047】 制御手段25では定位置検出手段26からの信号がローレベルからハイレベルになると、第2の通信機2に対して送信手段21を介して送信開始信号306を送信する。 【0048】 第2の通信機2では、送信開始信号306を受信すると、サーチモードになり、サーチ信号301を定期的に送信する。 【0049】 第1の通信機1では、一旦機器4の機能を制限し、サーチ信号301を受信して第2の通信機1からの信号であることを確認すると、サーチ応答302を第2の通信機2に対して送信して、認証モードに移行することで機器4の機能制限を解除する。 【0050】 その後は認証信号303の送信を行い、認証通信を再開する。 【0051】 なお、上記説明では設置台6の所定の位置より機器4を取り外すと、サーチモードに入ることとしたが、送信開始信号306の送信および受信によってそれぞれの通信機が認証モードに入ることとすれば、送信開始信号306の送信および受信のタイミングによって同期を取り、認証信号303および認証応答304の送受信を行う認証通信をすることによって機能制限のかかる時間を無くすことができる。 【0052】 以上のように、本実施の形態によれば、設置台6の所定の位置に機器4を設置すると、定位置検出手段26と設置台6との接点端子のみによって機器4が設置台6に設置されたことを検出して、認証通信を停止するので、機器4が設置台6に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信を行って電波干渉を起こすことがなくなり、さらに消費電力を削減することができる。 【0053】 なお、本実施の形態では、第1の通信機1は送信停止要求信号305を受信した後は、受信状態となることとしたが、連続受信状態でなく、間欠受信を行うこととすればさらに電力消費を低減することができる。 【0054】 また、本実施の形態では、あらかじめ定めた位置として単なる設置台6で説明したが、第1の通信機1を接続した機器4が二次電池を用いて動作する機器である場合には、図6のような充電台7をあらかじめ定めた位置として、第1の通信機1の充電台7への接点で ある電源端子601および接地端子402を機器4に接続することで定位置設置検出手段26が設置を検出することとすれば、充電時は認証通信を行わないことで不要な消費電力を低減することができる。 【0055】 なお、定位置設置検出手段26での充電台7への接続の検出は、図6のように充電台7への設置による電源端子601の電圧の変化を検出する方法や充電電流の変化を検出する方法がある。 【0056】 (実施の形態2) 本発明の第2の実施の形態における通信システム101は、第1の実施の形態と同様である。 【0057】 さらに、第1の通信機1の定位置設置検出手段26にはRFタグ71を備え、あらかじめ定めた位置である設置台6にはRFタグ71のデータの読み込みと書き換えを行うRFタグリーダライタ72を備えたものである。 【0058】 以下に、あらかじめ定めた位置である設置台6への設置検出の手順を示す図7をもとに本システムの動作を説明する。 【0059】 設置台6は、RFタグリーダライタ72を搭載し、RFタグ71との通信ができればよいため、第1の通信機1と設置台6は直接接触しなくてもよい。例えば、設置台6は、テーブル、いす、棚などの形状として、上にマットなどを敷いていてもRFタグリーダライタ72とRFタグ71との無線通信ができる距離であれば機器4の設置場所は自由にすることができる。 【0060】 機器4を設置台6に設置すると、RFタグ71は、RFタグリーダライタ72からの電波(701)によって動作して、RFタグリーダライタ72に第1の通信機1のID信号(702)を送信する。第1の通信機1のIDは、第1の通信機1を一意に特定できる識別符号で、第2の通信機2との間での通信に用いる認証信号303に含む情報を利用してもよい。 【0061】 RFタグリーダライタ72は、登録済みの第1の通信機1のID信号(702)を受信すると、応答信号(703)をRFタグ71に対して送信する。 【0062】 RFタグ71は、RFタグリーダライタ72から応答信号(703)を受信すると、あらかじめ定めた位置に置かれたことを検出したとして、制御手段25に対しての定位置設置検出の通知信号としてハイレベルからローレベルに切替える。 【0063】 RFタグ71におけるRFタグリーダライタ72から応答信号(703)の受信は、例えば、RFタグ71のデータの一部を書き換えることによって行い、データが書き換わると制御手段25へ定位置設置検出の通知を行う。例えば、信号をハイレベルからローレベルに切替える。 【0064】 制御手段25では定位置検出手段26から定位置設置検出の通知を受けると、第2の通信機2に対して送信していた認証応答304の代わりに送信手段21を介して送信停止要求信号305を送信する。 【0065】 第2の通信機2では、認証信号303の応答として送信停止要求信号305を受信すると、その後は認証信号303の送信を行わず、受信状態となる。 【0066】 第1の通信機1では、設置台6の所定の位置に機器4を設置している間は認証通信を行っていないが、機能制限手段3に対して機能制限要求を通知せず、機器4の機能制限はかからない。 【0067】 設置台6の所定の位置より機器4を取り外すと、RFタグ71は、RFタグリーダ/ライタ72からの電波が弱くなるために動作しなくなり、定位置検出手段26から制御手段25への定位置設置検出の通知をやめる。例えば、信号をローレベルからハイレベルに切替える。 【0068】 制御手段25では定位置検出手段26からの信号がローレベルからハイレベルになると、第2の通信機2に対して送信手段21を介して送信開始信号306を送信する。 【0069】 第2の通信機2では、送信開始信号306を受信すると、サーチモードを経由して認証通信を再開する。 【0070】 以上のように、本実施の形態によれば、設置台6の所定の位置に機器4を設置すると、定位置検出手段26によって機器4が設置台6に設置されたことをRFタグ71の通信によって検出して、認証通信を停止するので、機器4が設置台6に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信をすることがない。また、定位置検出手段26をRFタグ71によって構成するので、電源を供給することなく通常時の電力消費を抑えることができる。 【0071】 (実施の形態3) 本発明の第3の実施の形態における通信システム101は、第1の実施の形態と同様である。 【0072】 さらに、第1の通信機1の定位置設置検出手段26にはRFタグリーダ81を備え、あらかじめ定めた位置である設置台6にはRFタグ71を備えたものである。 【0073】 以下に、あらかじめ定めた位置である設置台6への設置検出の手順を示す図8をもとに本システムの動作を説明する。 【0074】 機器4を設置台6に設置すると、RFタグ71は、RFタグリーダ81からの電波(801)によって動作して、RFタグリーダ81にあらかじめ定めた位置である設置台6のID信号(802)を送信する。設置台6のIDは、設置台6を一意に特定できる識別符号とする。 【0075】 RFタグリーダ81は、登録済みの設置台6のID信号(802)を受信すると、あらかじめ定めた位置に置かれたことを検出したとして、制御手段25に対しての定位置設置検出の通知信号としてハイレベルからローレベルに切替える。 【0076】 制御手段25では定位置検出手段26から定位置設置検出の通知を受けると、第2の通信機2に対して送信していた認証応答304の代わりに送信手段21を介して送信停止要求信号305を送信する。 【0077】 第2の通信機2では、認証信号303の応答として送信停止要求信号305を受信すると、その後は認証信号303の送信を行わず、受信状態となる。 【0078】 第1の通信機1では、設置台6の所定の位置に機器4を設置している間は認証通信を行っていないが、機能制限手段3に対して機能制限要求を通知せず、機器4の機能制限はか からない。 【0079】 RFタグ71は、定期的(例えば10秒毎)にRFタグリーダ81に設置台6のID信号(802)を送信することでRFタグリーダ81に設置台6への設置の継続を通知し続ける。 【0080】 RFタグリーダ81は、設置台6の持つIDによって、機能制限を一部かけるようにしてもよい。例えば、機器4を携帯電話としてAさんのIDを持つ設置台6に設置した場合には、その携帯電話を操作してもAさんのメール画面やプロテクトをかけたエリアを表示することができないようにするが、電話の送受などのその他の操作は制限をかけないようにすることができる。 【0081】 設置台6の所定の位置より機器4を取り外すと、RFタグ71は、RFタグリーダ81からの電波が弱くなるために動作しなくなり、RFタグリーダ81が定期的に受信していた設置台6のID信号(802)を受信しなくなるので、定位置検出手段26から制御手段25への信号をローレベルからハイレベルに切替える。 【0082】 制御手段25では定位置検出手段26からの信号がローレベルからハイレベルになると、第2の通信機2に対して送信手段21を介して送信開始信号306を送信する。 【0083】 第2の通信機2では、送信開始信号306を受信すると、その後は認証信号303の送信を行い、認証通信を再開する。 【0084】 以上のように、本実施の形態によれば、設置台6の所定の位置に機器4を設置すると、定位置検出手段26によって機器4が設置台6に設置されたことをRFタグリーダ81が検出して、認証通信を停止するので、機器4が設置台6に設置されている間は認証のための無線通信が行われず、無駄に無線通信をすることがない。また、定位置検出手段26をRFタグリーダ81によって構成するので、設置する場所から受信するIDによってさまざまな機能制限の変更を行うこともできる。 【0085】 なお、第2、第3の実施の形態において、機器4の設置台6への設置においては、直接接触する必要はなく、RFタグの性能として通信ができるだけの距離に近づければよい。 【0086】 また、第2、第3の実施の形態においては、設置台6への設置検出をRFタグおよびRFリーダライタやRFリーダによって行うこととしたが、赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの近距離のみの通信が可能で、IDの認証を行える通信手段によって設置検出を行うこととしてもよい。 【0087】 また、第2、第3の実施の形態においては、設置台6の所定の位置より機器4を取り外すと認証通信を再開することとしたが、まず第1の通信機1で一旦機器4の機能を制限し、サーチ信号301を受信して第2の通信機1からの信号であることを確認すると、サーチ応答302を第2の通信機2に対して送信して、認証モードに移行することで機器4の機能制限を解除することとすれば、サーチモードによるサーチ信号のやり取りで認証通信のための同期を取り直すことができるので、通常のサーチモードから認証モードと同じ動作タイミングとすることができる。 【0088】 また、ここまで説明した実施の形態における第1の通信機1と第2の通信機2との通信状態に応じて機能制限をかけることとしているが、第1の通信機1は認証信号303の受信レベルを確認し、所定の閾値以下になると、機能制限手段3に対して機能制限要求を行うこととすれば、閾値の選択を行うことによって第1の通信機1と第2の通信機2との所 望の距離で機能制限の制御を行うことができる。 【0089】 また、ここまで説明した実施の形態では、設置台6や充電台7などのあらかじめ定めた位置に機器4を設置すると機器4に接続された第1の通信機1の認証通信を停止し、離すと認証を開始することとしたが、あらかじめ定めた位置に機器4を設置すると認証通信を停止すると同時に機器4に接続された第1の通信機1がタイマを起動して、所定の時間が経過してタイマが満了すると再度認証通信を開始することとすれば、機器4をあらかじめ定めた位置に置き忘れてしまっても、第2の通信機2がそばになければ認証通信に失敗するため、置き忘れても他人に使用することができないようにすることができる。例えば、タイマの満了時間を帰宅から家を出るまでの8時間に設定するなどに可変できるようにすれば、用途に応じて変更して使うことができる。 【0090】 なお、ここまで説明した実施の形態で用いる無線通信を特に特定小電力無線とすれば、低電力で一つの家屋程度の距離での通信が可能であるため、アンテナや送信レベルを調整することによって数メートル離れれば機能制限を行うような使い方や、一軒単位での機能制限まで比較的容易に変更することができる。 【0091】 また、ここまで説明した実施の形態に用いる手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。 【産業上の利用可能性】 【0092】 以上のように本発明は、携帯電話、カメラ、ビデオカメラ、ノートパソコン、PDA、携帯オーディオ機器等の携帯電子機器の動作制限や、所有者がそばにいなければ機能制限を行いたい自動車、オートバイ等の車両に用いて、置き忘れや盗難時には迅速に警報動作及び機能制限をかけ、安全な場所においては機能制限を解除することができる機器を提供できる。 【図面の簡単な説明】 【0093】 【図1】本発明の第1の実施の形態における通信システムを用いた無線警報装置のブロック図 【図2】本発明の第1の実施の形態の第1の通信機のブロック図 【図3】本発明の第1の実施の形態の第1の通信機と第2の通信機との送受信のシーケンス図 【図4】(A)本発明の第1の実施の形態の第1の通信機の定位置設置検出手段の構成例を示す図(B)設置台との接続時の様子を示す図 【図5】本発明の第1の実施の形態の機器のあらかじめ定めた位置への設置時の送受信信号シーケンス図 【図6】本発明の第1の実施の形態の機器の充電台へ設置する場合の定位置設置検出手段の構成例を示す図 【図7】本発明の第2の実施の形態におけるあらかじめ定めた位置である設置台への設置検出の手順を示す図 【図8】本発明の第3の実施の形態におけるあらかじめ定めた位置である設置台への設置検出の手順を示す図 【符号の説明】 【0094】 1 第1の通信機 2 第2の通信機 3 機能制限手段 4 機器 6 設置台 7 充電台 71 RFタグ 72 RFタグリーダライタ 81 RFタグリーダ 101 通信システム 206 定位置設置検出手段 303 認証信号 304 認証応答 305 送信停止要求信号 401 設置検出端子(接点) 402 接地端子(接点) 601 電源端子(接点)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月12日(2006.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−72184(P2008−72184A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−246490(P2006−246490) |
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