| 【発明の名称】 |
無線装置およびそのプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】佐々木 晋介
【氏名】柏本 隆
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| 【要約】 |
【課題】無線キーと定期的に通信を行って、通信失敗と判断される場合に付設される電気機器の使用を制限する無線装置において無線キーのバッテリ消耗を抑える無線装置を提供すること。
【構成】定期的な通信の受信時のRSSI測定を無線装置100側で行い、RSSIが閾値以下であるような場合に無線装置100と無線キー110の距離が離れたと判断して電気機器120の使用を使用制限手段106で制限するとともに、無線キー110に対して警報要求手段105によって警報要求信号を無線キー110に送信することによって無線キー110は警報手段113によって警報を発する。このとき無線キー110側では定期的な通信の受信毎にRSSIの測定を行う必要がないためバッテリの消耗を抑えることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 無線信号を送信する無線送信手段と、無線信号を受信する無線受信手段と、受信した信号の強度を表すRSSI(RECEIVED SIGNAL STRENGTH INDICATOR)を測定するRSSI測定手段と、付設された電気機器の使用制限を行う使用制限手段とを備えた無線装置であって、 警報手段とを備えた無線キーとの間で、他の信号と識別する識別信号による無線通信を行い、前記無線装置と前記無線キーが所定距離内にあり、前記無線通信が成り立つ場合には前記使用制限手段によって前記電気機器の使用を許可して、 前記無線装置と前記無線キーが所定距離よりも離れて、前記無線通信のRSSIを前記RSSI測定手段によって測定して、所定のレベル以下となった場合に前記使用制限手段によって前記電気機器の使用を制限するとともに、前記無線キーに対して警報を発するように要求する警報要求信号を前記無線送信手段から送信する無線装置。 【請求項2】 請求項1記載の無線装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は無線キーとの通信レベルを監視して閾値以下で電気機器の使用を制限する無線装置およびそのプログラムに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、電気機器の使用制限をする無線装置を図3に示す。 【0003】 無線キー10と使用制限の対象機器に一体に設けられる無線装置とから成り、無線キー、無線装置共に送信器、受信器を備える。無線キー10からの識別コード信号を無線装置で受信し、その信号に基づいて使用制限の解除信号を出力し、無線キー10では送り返される確認コード信号があれば正常状態とする。 【0004】 無線装置と無線キーが所定距離以上離れると、閾値処理部11dで受信時のRSSI(RECEIVED SIGNAL STRENGTH INDICATOR)レベルが低下することにより無線装置は使用制限の解除信号を停止させるとともに、無線キー10では警告を与える構成とする。 【0005】 これによって、使用制限の対象機器を使用する場合には無線キー10をポケット等に入れておき、対象機器の盗難、置き忘れ時に対象機器が無線キー10から離れたことによって対象機器の使用が制限されることにより無断使用が防止され、さらに無線キー10から警告されることによって紛失に即座に気づくことができる、という効果がある(例えば特許文献1)。 【特許文献1】特開平11−88499号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上記従来の構成では無線キー側でも閾値処理部11dによってRSSI計測をする必要があり、これは識別信号を確認する前にRSSI計測を行うこと、すなわち、本来の通信相手ではない相手からの信号を受信したときにも、受信する毎に必ずRSSI計測を行うことになる。 【0007】 そのため無線信号の受信毎に計測を行うことによってバッテリ消費が大きくなるという問題がある。 【0008】 無線キーは小さいキーホルダーのようなものを想定するためにバッテリ容量も小さく、できるだけバッテリ消費を抑えることが求められる。 【課題を解決するための手段】 【0009】 前記従来の課題を解決するために、本発明は無線キー側で信号受信毎にRSSIを計測する必要がないように、電気機器に付設した無線装置側で信号受信毎にRSSI計測を行い、無線キーと無線装置が離れた場合には無線装置から無線キーに対して警報を発することを要求する警報要求信号を送信する構成とする。 【発明の効果】 【0010】 本発明は、無線装置側で信号受信時にRSSI計測を行うことで無線キー側のバッテリ消耗を抑えることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 第1の発明は、無線信号を送信する無線送信手段と、無線信号を受信する無線受信手段と、受信した信号の強度を表すRSSI(RECEIVED SIGNAL STRENGTH INDICATOR)を測定するRSSI測定手段と、電気機器に付設された電気機器の使用制限を行う使用制限手段とを備えた無線装置であって、警報手段とを備えた無線キーとの間で、他の信号と識別する識別信号による無線通信を行い、前記無線装置と前記無線キーが所定距離内にあり、前記無線通信が成り立つ場合には前記使用制限手段によって前記電気機器の使用を許可して、前記無線装置と前記無線キーが所定距離よりも離れて、前記無線通信のRSSIを前記RSSI測定手段によって測定して、所定のレベル以下となった場合に前記使用制限手段によって前記電気機器の使用を制限するとともに、前記無線キーに対して警報を発するように要求する警報要求信号を前記無線送信手段から送信する。 【0012】 これによって、電気機器に付設した無線装置側で信号受信毎にRSSI計測を行い、無線キーと無線装置が離れた場合には無線装置から無線キーに対して警報を発することを要求する警報要求信号を送信する構成とする。 【0013】 第2の発明は、第1の発明の無線装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを稼動させて本発明の無線装置の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり、通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。 【0014】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0015】 (実施の形態1) 図1は、本発明の第1の実施の形態における無線装置の構成を示すブロック構成図、図2は無線装置の動作を示すフローチャートである。 【0016】 図1において本発明の無線装置100は、無線送信手段101、無線受信手段102によって他の無線装置と無線信号のやり取りを行うことができる。 【0017】 また、RSSI測定手段103によって信号受信時のRSSIを測定することができ、RSSI閾値104で記憶しておいて計測したRSSIと比較演算することによって受信レベルがRSSI閾値104以上であると充分に通信できる距離に無線キー110があると判断でき、RSSI閾値104以下であると無線キー110と無線装置の距離が離れていると判断できる。 【0018】 また、無線キー110には無線装置100と他の無線装置と混線してもお互いに識別できる識別信号130によって通信するための無線送信手段111、無線受信手段112を備え、音、振動、光等による警報を発する警報手段113を備え、無線装置100の警報要求手段105によって送信される警報要求信号を受信した場合に警報を発する。 【0019】 無線装置100は電気機器120(たとえば携帯電話や携帯情報機器など)に付設され、無線装置100は無線装置接続I/F121に接続され、使用制限手段106によって電気機器120の使用を制限することができる。 【0020】 使用制限手段106は電気機器120に対してハード的もしくはソフト的に機能の一部もしくは全部を制限することができる。 【0021】 以上のように構成された無線装置について、図2の無線装置の動作を示すフローチャートを用いて説明する。ここでは無線装置100は電気機器120として携帯電話に付設されているものとして、無線キー110からの定期的な識別信号130の受信時の無線装置100の動作について説明する。 【0022】 図2において、まずステップS201であるタイミングで無線装置100は信号受信動作を開始して無線キー110からの識別信号130を受信する準備を行う。 【0023】 そしてステップS202で所定時間内に無線キー110から識別信号130を受信できずに受信タイムアウトすると、無線キー110と無線装置100が離れたと判断してステップS207で使用制限手段106によって携帯電話の使用を制限する。 【0024】 ステップS202でタイムアウトせずにステップS203で信号を受信しなかった場合はまたステップS202へ戻って識別信号の受信を待つ。 【0025】 ステップS203で識別信号130を受信した場合、ステップS204でRSSI測定手段103によってRSSIを計測する。 【0026】 ステップS205でRSSIがRSSI閾値104以上であれば携帯電話と無線キー110が充分に近傍にあると判断して受信処理を抜ける。この受信処理の後に次の通信の送受信のタイミングを合わせる処理を行うとか、無線キー110からの信号を受信したことを確認する信号を送信してもよい。 【0027】 ここでRSSIを用いて判定する際に単純な大小比較ではなく過去のRSSIを記憶して急激な落ち込みに対しては即応しないようにして、無線信号のマルチパス等による信号の急激な劣化等、空間的な特徴に対応できるようにするなど工夫を入れても良い。 【0028】 そして、ステップS205で携帯電話と無線キー110間の距離が離れていると判断すると、ステップS206で無線キー110に対して警報動作を行わせるため警報要求手段105によって無線送信手段101から無線キー110へ警報要求信号を送信する。 【0029】 無線キー110ではこの警報要求信号を受信することで警報手段113によって警報を発して以上を使用者に伝える。 【0030】 また、このとき無線キー110が警報要求信号を受信できなかったとしても無線装置からの定期的な識別信号が所定時間以上受信できなくなることで無線キー110は距離が離れたことを検知して警報手段によって警報を発することができる。 【0031】 また、無線キー110が警報要求信号を受信できるようにRSSI閾値104は無線装置の受信感度付近ではなく大きな値を設定するのが望ましい。 【0032】 無線装置100は更にステップS207で使用制限手段106によって携帯電話の使用を制限して無断使用されないようにする。 【0033】 以上のように、本実施の形態においては無線装置側のみでRSSIを測定して無線キー110には警報要求信号を使用して警報を発する構成とすることで、バッテリ容量が小さい無線キー110のバッテリ消耗を低減することができる無線装置を提供することができる。 【0034】 なお、実施の形態1で説明した手段は、CPU、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを有する電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施しても良い。プログラムであれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録する、またインターネットなどの通信回線を用いて配信することでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。 【0035】 なお、本実施の形態では、電気機器側にRSSI測定手段を設けて警報要求を送信するようにしたが、電池の構成によってはこれを逆とし、無線キー側にRSSI測定手段を設けて警報要求を無線キー側から送信してもよい。 【産業上の利用可能性】 【0036】 以上のように、本発明は通信を行う無線キーのバッテリ消耗を抑えた無線装置が提供できるので、無線キーとの通信を行って使用制限を行う車、金庫、コンピュータ等に応用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明の実施の形態1における無線装置の構成を示すブロック構成図 【図2】本発明の実施の形態1における無線装置の動作を示すフローチャート 【図3】従来の電気機器の使用を制限する無線装置の構成を示すブロック構成図 【符号の説明】 【0038】 100 無線装置 101、111 無線送信手段 102、112 無線受信手段 103 RSSI測定手段 104 RSSI閾値 105 警報要求手段 106 使用制限手段 110 無線キー 113 警報手段 120 電気機器(携帯電話) 121 無線装置接続I/F 130 識別信号
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月4日(2006.9.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−61154(P2008−61154A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−238471(P2006−238471) |
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