| 【発明の名称】 |
リモートコントロール装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 里司
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| 【要約】 |
【課題】消費電力への影響を抑えつつ、操作応答性の向上を実現するリモートコントロール装置を提供する。
【構成】30秒未満で再度キー入力がある場合は、押し時間・回数判定手段22が入力されたキーNo.と記憶手段23のキーNo.との比較を行う。キーNo.が一致しない場合は他のキーが操作されたことになり、現状の出力設定レベルで出力される。もし一致する場合には、押し時間・回数判定手段22が繰り返し押されたものかどうかを判定し、所定時間未満で同一キーの入力があれば、出力レベル・タイミング制御手段25に判定結果を送り、出力レベル・タイミング制御手段25が、応答性向上を要求しているものとして、出力レベルをHi設定にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ユーザが指示を行うために操作するキー群を有する操作キー部と、 操作されたキーに対応した制御信号を送信する送信部と、 各部を制御する制御部とを備え、 前記制御部は、 操作されたキーを判定するキー判定手段と、 前記キー判定手段によって操作されたと判定されたキーに対応する制御信号を前記送信部から送信する送信パルスを作成する送信パルス作成手段と、 同一キーが、所定時間以上操作され続けるか、あるいは所定回数操作されたかの連続操作を判定する連続操作判定手段と、 前記連続操作判定手段の判定結果が、同一キーの連続操作である場合、送信部の送信出力レベルを受信機器が受信できる値に制御する送信制御手段とを具備することを特徴とするリモートコントロール装置。 【請求項2】 前記送信制御手段は、前記連続操作判定手段の判定結果が、連続操作ではない場合、送信部の出力レベルをデフォルト値とすることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロール装置。 【請求項3】 前記送信制御手段は、同一キーが操作された時間や操作回数に応じて、段階的に送信部出力レベルを上げることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロール装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、赤外線等により制御信号を送信して操作対象である電気製品等を遠隔操作するリモートコントロール装置に関する。 【背景技術】 【0002】 テレビジョン受像機などの電気製品を遠隔操作する手段として赤外線リモートコントロール装置が広く使用されている。長い到達距離を実現する方法としては単純にLEDを複数使用する、あるいは固定的にLED電流を増加させた回路構成にするなどの方法が考えられる。しかし、これらの方法は消費電力アップとなり、至近距離での使用が標準的である場合は効率的とは言えない。 【0003】 そこで、ユーザの使用環境に合わせた出力調整を行い、調整した出力で一定になるよう制御して使用する技術(特許文献1)が開示されている。図4は、従来のリモートコントロール装置を示すブロック図である。 【0004】 リモートコントロール装置50は、電池51、マイクロコンピュータ(以降マイコンと略称する)52、LED53、LED電流ドライブ回路54、操作キー部55を備える。そして、マイコン52は、送信出力設定回路61、記憶手段62、電池電圧検出回路63、送信出力制御回路64を備える。 【0005】 まず、ユーザが操作キー部55を操作して送信出力値の設定を行い、送信出力設定回路61は、この送信出力値データを記憶手段62に記憶する。次に、ユーザが、操作対象の機器に指示を与えるために操作キー部55のキーを操作すると、送信出力設定回路61は、操作されたキーに対応する送信コードを設定し、送信出力制御回路64に送信出力値データと送信コードを供給する。また、電池電圧検出回路63は、電池51の電圧を検出して、その検出結果を送信出力制御回路64に供給する。 【0006】 送信出力制御回路64は、送信出力設定回路61からの送信コードに基づいて、LED電流ドライブ回路54に電流のON/OFFを行わせる。さらに、電池電圧検出回路63の電圧検出結果と送信出力設定回路61からの送信出力値に基づいて、LED53の送信出力が、設定された送信出力値と一致するようにLEDドライブ回路54に電流値の調整を行わせている。 【特許文献1】特開2001−313988号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかし、この技術では、 (1)事前にユーザによる送信出力値の設定作業が必要である点、 (2)一旦設定した送信出力値に見合う距離よりも遠くから操作する必要が生じた場合にはその都度出力設定変更がユーザの手で必要となる点、 が欠点として挙げられる。 【0008】 本発明は、斯かる実情に鑑み、消費電力への影響を抑えつつ、操作応答性の向上を実現するリモートコントロール装置を提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明は、ユーザが指示を行うために操作するキー群を有する操作キー部と、操作されたキーに対応した制御信号を送信する送信部と、各部を制御する制御部とを備え、 前記制御部は、操作されたキーを判定するキー判定手段と、前記キー判定手段によって操作されたと判定されたキーに対応する制御信号を前記送信部から送信する送信パルスを作成する送信パルス作成手段と、同一キーが、所定時間以上操作され続けるか、あるいは所定回数操作されたかの連続操作を判定する連続操作判定手段と、前記連続操作判定手段の判定結果が、同一キーの連続操作である場合、送信部の送信出力レベルを受信機器が受信できる値に制御する送信制御手段とを具備することを特徴とするリモートコントロール装置である。 【0010】 また、前記送信制御手段は、前記連続操作判定手段の判定結果が、連続操作ではない場合、送信部の出力レベルをデフォルト値とすることを特徴とする。 【0011】 また、前記送信制御手段は、同一キーが操作された時間や操作回数に応じて、段階的に送信部の出力レベルを上げることを特徴とする。 【発明の効果】 【0012】 一般的にリモコンの同じキーを連続して操作(繰返し押し、連続押し)する場合は、ユーザの期待するとおりに機器が反応していないケースと予想される。本発明はこのような場合を検出し、そのコマンド送信を行っても応答がなくユーザが同一キーを連続操作した場合のみ一時的に送信出力を上げて送信することにより、消費電力への影響を抑えつつ外乱ノイズに影響されずに応答性を向上させることができる。 【0013】 特に、同じキーが押される連続操作が行われない場合は送信部の出力レベルをデフォルト値に戻すので、通常のキー操作の場合は、消費電力が低い状態で使用できる。また、送信部の出力レベルを複数設定し、キーの操作時間(長押し時間)や操作回数(押し回数)に応じて段階的に出力レベルを上げることができるので、状況に応じて出力レベルを細かく設定できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。 図1は、本発明に係るリモートコントロール装置(以降リモコンと略称する)の一実施例を示すブロック図である。このリモコン10は、テレビジョン受像機の操作用のものを想定しているが、これに限定されるものではなく、例えばビデオやカメラなどの一般電気製品が操作の対象でも構わない。 【0015】 リモコン10は、操作キー部11、マイコン(制御部)12、LEDドライバ部13、LED14、電源(電池)15からなる構造である。マイコン12は、キー判定手段21、押し時間・回数判定手段(連続操作判定手段)22、記憶手段23、送信パルス作成手段24、出力レベル・タイミング制御手段(送信制御手段)25、起動制御手段26とからなる構成である。 【0016】 操作キー部11は、チャンネルアップダウンキー、テンキー、電源キー、左右上下移動キー、決定キー等のキー群からなる。マイコン12は、操作キー部11によるユーザ指示に基づいてLED14を制御する。LEDドライバ部13は、LED14への電流を高速にON/OFFし制御駆動する。LED14は、赤外線を発光して操作指示信号を出力する。電源15は各部に電気を供給する。 【0017】 マイコン12の各手段は、以下のような働きをする。 キー判定手段21は、どのキーが押されたかを判定する。 押し時間・回数判定手段(連続操作判定手段)22は、タイマーを備えて時間をカウントし、キーが押された時間や回数をカウントし、単押しであるか連続操作(長押しもしくは繰返し押し)であるかを判定する。また、押されたキーが前回と同一キーであるかどうかを判定し、一定期間操作されていないことを判定する。 記憶手段23は、押されたキーの種類、押し方(単押し,長押し等)、回数(1回目,2回目以降等)の情報を格納する。 【0018】 送信パルス作成手段24は、押されたキーに対応する発光コマンドの送信パルスパターン生成を行う。出力レベル・タイミング制御手段25は、押された時間や回数を参照して出力レベルを決定する。そして押されたキーに対応するパルスパターンを送信する際、発光コマンド毎に同期して出力レベルを切り替えられるようにタイミング制御を行う。 起動制御手段26は、リモコン10をスタンバイ状態にしたり、起動させたりする。 【0019】 図2は、リモコン10の操作・動作手順を示すフローチャートである。 リモコン10の操作キー部11を用いてユーザが入力すると、マイコン12のキー判定手段21がキー押しを検出して(ステップS1)、起動制御手段26がスタンバイ状態を解除してリモコン10を起動し(ステップS2)、合わせて内部の各フラグ内容をリセットし、押し時間・回数判定手段22のタイマーをスタートさせ、出力レベル・タイミング制御手段25におけるLED出力レベルをデフォルト値に設定する(ステップS3)。次に、キー判定手段21がどのキーが押されたかを判定し、キーを特定できる値(キーNo.)として記憶手段23に記憶する(ステップS4)。送信パルス作成手段24は、キー判定手段21からのキーNo.に対応する送信コードに従ってパルス群を作成して、出力レベル・タイミング制御手段25に送る。出力レベル・タイミング制御手段25がこのパルス群の出力レベルをデフォルト値としてLEDドライバ部13に送り、LEDドライバ部13が電流ON/OFFを行ってLED14を駆動し、LED14からパルス群に対応した赤外線が出力される(ステップS5)。1回目に押したキーの発光コマンドは、マイコン起動時に設定されているデフォルト値での出力となる。 【0020】 その後、押し時間・回数判定手段22がマイコン12内のタイマーのリセットを行い(ステップS6)、キー判定手段21がマイコン12の起動中にキー入力があるかどうかを検出する(ステップS7)。キー入力がない場合(ステップS7;No)、押し時間・回数判定手段22はタイマーカウント値が30秒以上入力がないと、操作がなかったものと判定し(ステップS8;Yes)、押し時間・回数判定手段22から起動制御手段26にその結果が送られ、起動制御手段26が消費電力削減のためスタンバイモードに設定する(ステップS9)。タイマーカウント値が30秒未満の場合は(ステップS8;No)、ステップS7に戻ってキー入力があるかを確認する。 【0021】 ステップS9においてマイコン12がスタンバイモードとなった場合には、次回起動時には、ステップS3において出力レベルはデフォルト値にリセットされ、別環境下での初回操作となる。 【0022】 キー判定手段21がマイコン起動中にキー入力を検出した場合は(ステップS7;Yes)、すなわちマイコンが起動して30秒未満でキー入力がある場合は、押し時間・回数判定手段22が入力されたキーNo.と記憶手段23のキーNo.との比較を行う(ステップS10)。キーNo.が一致しない場合は他のキーが操作されたことになり、ステップS4に戻り、現状の出力設定レベルで出力される(ステップS5)。もし一致する場合には(ステップS10;Yes)、押し時間・回数判定手段22が繰り返し押されたものかどうかを判定する(ステップS11)。すなわち、所定時間(この例では3秒)未満で同一キーの入力があれば(ステップS10;Yes)、キー操作の応答性が悪い(効きが悪い)ことによる同一キーの繰り返し操作であると見なして、出力レベル・タイミング制御手段25に判定結果を送り、出力レベル・タイミング制御手段25が、応答性向上を図るため、出力レベルをHi設定にする(ステップS12)。 【0023】 ステップS4に戻って、キーNo.を記憶手段23に記憶して、出力レベル・タイミング制御手段25がこのパルス群の出力レベルをHi設定としてLEDドライバ部13に送り、LEDドライバ部13が電流ON/OFFを行ってLED14を駆動し、LED14からパルス群に対応したHi出力の赤外線が出力される(ステップS5)。 【0024】 一方3秒以上空けて(ステップS8を考慮すれば、このときのタイマーカウント値は、3秒≦タイマーカウント値<30秒となる)同じキーが操作された場合は(ステップS11;No)、応答性が悪いための繰り返し押しではないとみなして、ステップS4に戻って、赤外線はその時点で設定されている出力レベルで出力される。 【0025】 図3は、同一のキー押しの場合の送信パターンの比較であり、(a)が従来の送信パターン例、(b)が本発明の送信パターン例である。送信パターンは以下のキー押しの時のパターンである。キー押しの間の時間間隔をt1,t2,t3,t4とする。 (1)キーA押し:送信パターンP1,P6 (2)t1の後キーA押し:送信パターンP2.P7 (3)t2の後キーB押し:送信パターンP3,P8 (4)t3の後キーB押し:送信パターンP4,P9 (5)t4の後キーB押し:送信パターンP5,P10 ここで、t1<3秒、t2≧30秒、t3<3秒、3秒≦t4<30秒とする。 【0026】 図3(a)に示す従来の場合は、一旦設定した出力レベルを保ったまま、全ての発光コマンド(送信パルス群)において送信される。そのために、たまたま使用環境として外乱ノイズが図に示すような場合は受信側で送信コマンドが長期期間において認識しづらくなってしまう。ユーザがリモコン10のキーを操作した場合に外乱ノイズの影響で応答性が悪い場合、同じキーを何度でも操作することになる。 【0027】 本発明においては、送信パターンP7において、図3(b)に示すように、キーAが押されて、t1<3秒でキーAが続けて押されているので、図2におけるステップS10、S11、S12と処理されて、出力レベルをHiに設定する。次に、t2≧30秒であるので、図2のステップS8:YesからステップS9でスタンバイモードなる。次にキーBが押された場合はステップS1から始まり、ステップS3において出力レベルはデフォルト値に設定される。従って、送信パターンP8の出力レベルはデフォルト値に戻っている。 【0028】 次に、送信パターンP9において、t3<3秒でキーBが続けて押された場合は、図2におけるステップS10、S11、S12と処理されて、出力レベルをHiに設定する。3秒≦t4<30秒たった後に、キーBを押すと、ステップS11;Noとなり、そのままの出力レベルが維持されるので、送信パターンP10の出力レベルはHiのままである。 【0029】 このように、本発明においては、キーの繰返し押し(もしくは操作キーの長押しでも良い)であれば、出力レベルを高くする。こうして、外乱ノイズに対するマージンが一時的に増加するような発光コマンド(送信パルス群)が送信されるため、リモコン応答性の向上につながる。 【0030】 また、常にリモコン送信出力を上げる訳ではないため、リモコン消費電力に大きくは影響を与えない。むしろ、図3(a)のように、出力レベルが外部ノイズに対してマージンが少ない状況において、応答性が悪化して何度もキー操作を行って送信を繰り返すよりは、一時的に出力レベルを上げてしまった方が消費電力が少なくて済む場合もあり得る。 【0031】 また、たとえ消費電力がほぼ変わらなかったとしてもノイズマージンに大きな差があり、余裕度が大きく異なる。例えば、消費電力はLED電流値(出力レベル)×時間の要素が影響するが、 (1)ノイズレベル80、出力レベル100、送信時間1 (2)ノイズレベル80、出力レベル200、送信時間2 とすれば、出力レベル×時間は共に200で同じである。しかし、ノイズマージンは20と120で6倍も異なる。 【0032】 また、発光コマンド(送信パルス群)を単位として出力レベルを切り替えるため、時間的に細かな制御ができる。さらに使用環境に合わせるためのユーザによるリモコン出力調整作業は不要であり、通信プロトコル自体を変更しないため、受信側には特に加工をする必要がない。 【0033】 この実施形態では、LEDの出力レベルを高くする場合は、一つの値しかないが、これに限らず、複数の出力レベルを設定しても良い。その場合に出力レベルの高さは、キーの押す回数や押す時間の長さに応じて段階的にアップして行くように設定するようにしても良い。こうすれば、状況に応じて出力レベルを細かく設定できる。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】本発明に係るリモートコントロール装置(以降リモコンと略称する)の一実施例を示すブロック図である。 【図2】リモートコントロール装置の操作・動作手順を示すフローチャートである。 【図3】(a)が従来の送信パターン例、(b)が本発明の送信パターン例である。 【図4】従来のリモートコントロール装置を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0035】 10 リモートコントロール装置 11 操作キー部 12 マイクロコンピュータ(制御部) 13 LEDドライバ部 14 LED 15 電源(電池) 21 キー判定手段 22 押し時間・回数判定手段(連続操作判定手段) 23 記憶手段 24 送信パルス作成手段 25 出力レベル・タイミング制御手段(送信制御手段) 26 起動制御手段 50 リモートコントロール装置 51 電池 52 マイコン 53 LED 54 LED電流ドライブ回路 55 操作キー部 61 送信出力設定回路 62 記憶手段 63 電池電圧検出回路 64 送信出力制御回路
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月1日(2006.9.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112335 【弁理士】 【氏名又は名称】藤本 英介
【識別番号】100101144 【弁理士】 【氏名又は名称】神田 正義
【識別番号】100101694 【弁理士】 【氏名又は名称】宮尾 明茂
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| 【公開番号】 |
特開2008−61064(P2008−61064A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−237375(P2006−237375) |
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