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【発明の名称】 規制制御方法及び通信システム
【発明者】 【氏名】千藏 大範

【氏名】渡辺 威

【氏名】佐々木 謙至

【氏名】稲川 尚之

【要約】 【課題】ネットワークや各種装置に負荷を与えることなく、リアルタイムに端末の規制・規制解除を行う。

【構成】在圏する通信端末からの発信を受けた交換機は、該通信端末の発信元のユーザ識別子をキーとして規制情報を検索し(S32、S33)、該ユーザ識別子に関する規制情報が有れば、発信元の通信端末からの通信を規制し(S34)、該ユーザ識別子に関する規制情報が無ければ、通信相手の規制情報をホームメモリに問い合わせる(S35)。ホームメモリは、通信相手のユーザ識別子をキーとして規制情報を検索し(S36、S37)、通信相手の規制情報を交換機に応答する(S38)。交換機は、通信相手の規制情報を受信すると、発信元の通信端末から通信相手への通信を規制する(S39)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムにて、前記通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法であって、
在圏する通信端末からの発信を受けた交換機が、該通信端末の発信元ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第1の規制情報データベースから規制情報を検索する第1の検索ステップと、
発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、交換機が、該通信端末の通信を規制する第1の規制ステップと、
発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報がなかった場合、交換機が、ホームメモリに対し、通信相手ユーザの規制情報を問い合わせる問合せステップと、
ホームメモリが、通信相手ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第2の規制情報データベースから規制情報を検索する第2の検索ステップと、
通信相手ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、ホームメモリが通信相手ユーザの規制情報を交換機に応答する応答ステップと、
交換機が、前記通信相手ユーザの規制情報を受信し、発信元の通信端末から前記通信相手への通信を規制する第2の規制ステップと、
を有する規制制御方法。
【請求項2】
通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムにて、前記通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法であって、
交換機が、在圏している通信端末からの位置登録要求又は電源オン通知を受け付けたときに、前記通信端末の端末識別子を通信端末のユーザのユーザ識別子と関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第1の保持ステップと、
交換機が、前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第1の判断ステップと、
前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合に、交換機が、ホームメモリに対し、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを通知する通知ステップと、
ホームメモリが、前記通知を受信し、端末識別子をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持ステップと、
ホームメモリが、前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第2の判断ステップと、
前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合に、ホームメモリが、端末管理装置に対し、通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを送信して通信端末の規制情報を問い合わせる規制情報問合せステップと、
端末管理装置が、受信した組合せにおけるユーザ識別子を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第3の保持ステップと、
端末管理装置が、受信した組合せにおける端末識別子をキーとして前記第3の規制情報データベースから規制情報を検索し、得られた規制情報をホームメモリに対し応答する規制情報応答ステップと、
ホームメモリが、端末管理装置からの規制情報を受信し、受信した規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第4の保持ステップと、
ホームメモリが、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する第3の判断ステップと、
受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じでない場合、ホームメモリが、前記交換機に対し前記受信した規制情報を送信する規制情報送信ステップと、
前記交換機が、ホームメモリからの規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第5の保持ステップと、
を有する規制制御方法。
【請求項3】
通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムにて、前記通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法であって、
端末管理装置が、外部から投入された規制情報を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第1の保持ステップと、
端末管理装置が、通信端末の端末識別子に基づいて前記第3の規制情報データベースから該通信端末の利用ユーザのユーザ識別子を検索し、得られたユーザ識別子と規制情報をホームメモリに送信する規制情報送信ステップと、
ホームメモリが、前記規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持ステップと、
ホームメモリが、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する規制情報判断ステップと、
受信した規制情報が以前保持していた規制情報と異なる場合、ホームメモリが交換機に対し規制情報を通知する規制情報通知ステップと、
交換機が、規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第3の保持ステップと、
を有する規制制御方法。
【請求項4】
通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムであって、
前記交換機は、
在圏する通信端末からの発信を受けた場合、該通信端末の発信元ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第1の規制情報データベースから規制情報を検索する第1の検索手段と、
前記検索により、発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、該通信端末の通信を規制する第1の規制手段と、
前記検索により、発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報がなかった場合、ホームメモリに対し、通信相手ユーザの規制情報を問い合わせる問合せ手段と、
前記通信相手ユーザの規制情報を受信し、発信元の前記通信端末から前記通信相手への通信を規制する第2の規制手段とを備え、
前記ホームメモリは、
通信相手ユーザの規制情報の問合せに応じて、通信相手ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第2の規制情報データベースから規制情報を検索する第2の検索手段と、
前記検索により、通信相手ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、通信相手ユーザの規制情報を交換機に応答する応答手段とを備えた、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項5】
通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムであって、
前記交換機は、
在圏している通信端末からの位置登録要求又は電源オン通知を受け付けたときに、通信端末の端末識別子を通信端末のユーザのユーザ識別子と関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第1の保持手段と、
前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第1の判断手段と、
前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合に、ホームメモリに対し、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを通知する通知手段と、
ホームメモリからの規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第5の保持手段とを備え、
前記ホームメモリは、
通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを前記交換機から受信し、端末識別子をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持手段と、
前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第2の判断手段と、
前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合、端末管理装置に対し、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを送信して通信端末の規制情報を問い合わせる規制情報問合せ手段と、
端末管理装置からの規制情報を受信し、受信した規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第4の保持手段と、
受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する第3の判断手段と、
受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じでない場合、前記交換機に対し前記受信した規制情報を送信する規制情報送信手段とを備え、
前記端末管理装置は、
前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを受信し、受信した前記組合せにおけるユーザ識別子を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第3の保持手段と、
受信した前記組合せにおける端末識別子をキーとして前記第3の規制情報データベースから規制情報を検索し、得られた規制情報をホームメモリに対し応答する規制情報応答手段とを備えた、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項6】
通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムであって、
前記端末管理装置は、
外部から投入された規制情報を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第1の保持手段と、
前記通信端末の端末識別子に基づいて前記第3の規制情報データベースから該通信端末の利用ユーザのユーザ識別子を検索し、得られたユーザ識別子と規制情報をホームメモリに送信する規制情報送信手段とを備え、
前記ホームメモリは、
前記ユーザ識別子と前記規制情報をホームメモリから受信し、該規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持手段と、
受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する規制情報判断手段と、
受信した規制情報が以前保持していた規制情報と異なる場合、交換機に対し前記規制情報を通知する規制情報通知手段とを備え、
前記交換機は、
前記規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第3の保持手段を備えた、
ことを特徴とする通信システム。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、規制制御方法及び通信システムに関するものであり、より詳しくは、通信端末と、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置とを含んで構成される通信システムにて、通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法、及び、当該通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、通信端末を紛失した又は盗まれた等の状況において、当該通信端末の機能を規制する(即ち、禁止する)技術が知られていた(特許文献1参照)。ただし、従来の通信端末規制では、通信端末から位置登録や発着信がなされるたびに、ネットワーク内に設けられた規制情報保持装置(つまり、通信端末の規制情報を保持する装置)に対して、毎回、当該通信端末に関する規制情報の有無を問い合わせる必要があった。
【特許文献1】特開2005−109574号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来は、規制情報や規制解除情報を通信端末へなるべく早く通知し、規制又は規制解除の制御を行おうとすると、交換機から規制情報保持装置への問い合わせ間隔を短くし、より頻繁に問い合わせを行う必要があった。その結果、ネットワークや各装置に多くの負荷が発生するという問題があった。
【0004】
一方、ネットワークや各装置への負荷を軽減するべく、規制情報有無の問い合わせ間隔を長くすると、規制情報や規制解除情報の通知及び規制・規制解除の制御に時間がかかってしまうという問題があった。
【0005】
このようにネットワークや装置の負荷の軽減と規制・規制解除の制御時間の短縮とを両立させることは非常に困難な状況にあった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解消するために成されたものであり、ネットワークや各種装置に負荷を与えることなく、リアルタイムに端末の規制・規制解除を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る規制制御方法は、請求項1に記載したように、通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムにて、前記通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法であって、在圏する通信端末からの発信を受けた交換機が、該通信端末の発信元ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第1の規制情報データベースから規制情報を検索する第1の検索ステップと、発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、交換機が、該通信端末の通信を規制する第1の規制ステップと、発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報がなかった場合、交換機が、ホームメモリに対し、通信相手ユーザの規制情報を問い合わせる問合せステップと、ホームメモリが、通信相手ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第2の規制情報データベースから規制情報を検索する第2の検索ステップと、通信相手ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、ホームメモリが通信相手ユーザの規制情報を交換機に応答する応答ステップと、交換機が、前記通信相手ユーザの規制情報を受信し、発信元の通信端末から前記通信相手への通信を規制する第2の規制ステップと、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る通信システムは、請求項4に記載したように、通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムであって、前記交換機は、在圏する通信端末からの発信を受けた場合、該通信端末の発信元ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第1の規制情報データベースから規制情報を検索する第1の検索手段と、前記検索により、発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、該通信端末の通信を規制する第1の規制手段と、前記検索により、発信元ユーザのユーザ識別子に関する規制情報がなかった場合、ホームメモリに対し、通信相手ユーザの規制情報を問い合わせる問合せ手段と、前記通信相手ユーザの規制情報を受信し、発信元の前記通信端末から前記通信相手への通信を規制する第2の規制手段とを備え、前記ホームメモリは、通信相手ユーザの規制情報の問合せに応じて、通信相手ユーザのユーザ識別子をキーとして前記第2の規制情報データベースから規制情報を検索する第2の検索手段と、前記検索により、通信相手ユーザのユーザ識別子に関する規制情報があった場合、通信相手ユーザの規制情報を交換機に応答する応答手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
以上のような規制制御方法又は通信システムによれば、規制情報を効率よく管理することができ、ネットワークや各種装置に負荷を与えることなく、規制・規制情報の反映時間を短縮することができる。
【0010】
本発明に係る規制制御方法は、請求項2に記載したように、通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムにて、前記通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法であって、交換機が、在圏している通信端末からの位置登録要求又は電源オン通知を受け付けたときに、前記通信端末の端末識別子を通信端末のユーザのユーザ識別子と関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第1の保持ステップと、交換機が、前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第1の判断ステップと、前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合に、交換機が、ホームメモリに対し、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを通知する通知ステップと、ホームメモリが、前記通知を受信し、端末識別子をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持ステップと、ホームメモリが、前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第2の判断ステップと、前記通信端末の端末識別子が、以前前記ユーザのユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合に、ホームメモリが、端末管理装置に対し、通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを送信して通信端末の規制情報を問い合わせる規制情報問合せステップと、端末管理装置が、受信した組合せにおけるユーザ識別子を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第3の保持ステップと、端末管理装置が、受信した組合せにおける端末識別子をキーとして前記第3の規制情報データベースから規制情報を検索し、得られた規制情報をホームメモリに対し応答する規制情報応答ステップと、ホームメモリが、端末管理装置からの規制情報を受信し、受信した規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第4の保持ステップと、ホームメモリが、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する第3の判断ステップと、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じでない場合、ホームメモリが、前記交換機に対し前記受信した規制情報を送信する規制情報送信ステップと、前記交換機が、ホームメモリからの規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第5の保持ステップと、を有することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る通信システムは、請求項5に記載したように、通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムであって、前記交換機は、在圏している通信端末からの位置登録要求又は電源オン通知を受け付けたときに、通信端末の端末識別子を通信端末のユーザのユーザ識別子と関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第1の保持手段と、前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第1の判断手段と、前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合に、ホームメモリに対し、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを通知する通知手段と、ホームメモリからの規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第5の保持手段とを備え、前記ホームメモリは、通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを前記交換機から受信し、端末識別子をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持手段と、前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっているか否かを判断する第2の判断手段と、前記通信端末の端末識別子が、前記ユーザのユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっていると判断された場合、端末管理装置に対し、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを送信して通信端末の規制情報を問い合わせる規制情報問合せ手段と、端末管理装置からの規制情報を受信し、受信した規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第4の保持手段と、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する第3の判断手段と、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じでない場合、前記交換機に対し前記受信した規制情報を送信する規制情報送信手段とを備え、前記端末管理装置は、前記通信端末のユーザのユーザ識別子と通信端末の端末識別子の組合せを受信し、受信した前記組合せにおけるユーザ識別子を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第3の保持手段と、受信した前記組合せにおける端末識別子をキーとして前記第3の規制情報データベースから規制情報を検索し、得られた規制情報をホームメモリに対し応答する規制情報応答手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
以上のような規制制御方法又は通信システムによれば、ユーザが端末を変更した契機で、ホームメモリ、交換機、端末管理装置の三者に規制情報の変更が通知され、変更後の規制情報がホームメモリ、交換機、端末管理装置により適正に保持される。
【0013】
本発明に係る規制制御方法は、請求項3に記載したように、通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムにて、前記通信端末の通信の規制を制御するための規制制御方法であって、端末管理装置が、外部から投入された規制情報を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第1の保持ステップと、端末管理装置が、通信端末の端末識別子に基づいて前記第3の規制情報データベースから該通信端末の利用ユーザのユーザ識別子を検索し、得られたユーザ識別子と規制情報をホームメモリに送信する規制情報送信ステップと、ホームメモリが、前記規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持ステップと、ホームメモリが、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する規制情報判断ステップと、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と異なる場合、ホームメモリが交換機に対し規制情報を通知する規制情報通知ステップと、交換機が、規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第3の保持ステップと、を有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る通信システムは、請求項6に記載したように、通信端末と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第1の規制情報データベースを備え、配下に在圏する通信端末との間で通信を行う交換機と、通信端末のユーザのユーザ識別子をキーとして該通信端末に関する端末識別子と規制情報を記憶した第2の規制情報データベースを備え、位置登録要求に応じた位置登録及びユーザに関する情報の管理を行うホームメモリと、通信端末の端末識別子をキーとして該通信端末のユーザのユーザ識別子と規制情報を記憶した第3の規制情報データベースを備え、通信端末に関する情報の管理を行う端末管理装置と、を含んで構成される通信システムであって、前記端末管理装置は、外部から投入された規制情報を端末識別子に関連付けて前記第3の規制情報データベースに保持する第1の保持手段と、前記通信端末の端末識別子に基づいて前記第3の規制情報データベースから該通信端末の利用ユーザのユーザ識別子を検索し、得られたユーザ識別子と規制情報をホームメモリに送信する規制情報送信手段とを備え、前記ホームメモリは、前記ユーザ識別子と前記規制情報をホームメモリから受信し、該規制情報をユーザ識別子に関連付けて前記第2の規制情報データベースに保持する第2の保持手段と、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する規制情報判断手段と、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と異なる場合、交換機に対し前記規制情報を通知する規制情報通知手段とを備え、前記交換機は、前記規制情報を受信し、受信した規制情報を、保持しているユーザ識別子に関連付けて前記第1の規制情報データベースに保持する第3の保持手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
以上のような規制制御方法又は通信システムによれば、通信端末の規制情報が投入された際に、確実に、端末管理装置は規制情報を端末識別子に関連付けて保持し、ホームメモリ及び交換機は規制情報をユーザ識別子に関連付けて保持することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上述べたように、本発明により、ネットワークや各種装置に負荷を与えることなく、リアルタイムに端末の規制・規制解除を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0018】
[通信システム及び各装置の構成]
まず、図1を用いて本実施形態に係る通信システム1の構成について説明する。通信システム1は、ネットワーク4、交換機6、ホームメモリ5、端末管理装置3、操作端末2、通信端末7、及びユーザ識別チップ8を含んで構成される。
【0019】
このうちネットワーク4は、交換機6やホームメモリ5、端末管理装置3の各装置を収容し、各装置間の情報転送を行う。
【0020】
操作端末2は、操作員が『端末識別子』ごとの規制情報を端末管理装置3へ投入するための端末である。
【0021】
交換機6は、配下に在圏する通信端末7と通信を行い、通信端末7から『端末識別子』の取得を行い、通信端末7に挿入されているユーザ識別チップ8から『ユーザ識別子』の取得を行う。また、交換機6は、ホームメモリ5に対して、取得した『ユーザ識別子』と『端末識別子』の組み合わせを通知し、ホームメモリ5から通知された規制情報をもとに通信端末7の規制を行う。このような機能を持つ交換機6は、図7に示す機能ブロック(規制情報を保持する保持部64、規制情報を検索する検索部61、規制情報に基づいて規制を行う規制部62、通信相手ユーザの規制情報を問い合わせる問合せ部63、通信端末の端末識別子が、ユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっているか否か等を判断する判断部65、及び、さまざまな情報の通知を行う通知部66)を含んで構成される。このうち保持部64は規制情報データベース64Aを含んでおり、この規制情報データベース64Aは、図5に示すように、ユーザ識別子を検索キーとしてユーザが使用している通信端末7の端末識別子と規制情報を保持している。
【0022】
ホームメモリ5は、ユーザの在圏情報や契約情報などを保持する装置であり、位置登録要求に応じて位置登録を行う。このホームメモリ5は、交換機6からユーザ識別子と端末識別子の組み合わせを受信し保持を行う。また、ホームメモリ5は、同時に交換機6から受信した組み合わせを端末管理装置3へ送信する。また、ホームメモリ5は、端末管理装置3から通信端末7の規制情報を取得して保持を行い、ユーザが在圏している交換機6に対して送信を行う。このような機能を持つホームメモリ5は、図8に示す機能ブロック(規制情報を保持する保持部53、規制情報を検索する検索部51、規制情報を問い合わせる問合せ部52、通信端末の端末識別子が、ユーザ識別子に以前組み合わされていた端末識別子と異なっているか否か等を判断する判断部54、及び、さまざまな情報の通知を行う通知部55)を含んで構成される。このうち保持部53は規制情報データベース53Aを含んでおり、この規制情報データベース53Aは、図5に示すように、ユーザ識別子を検索キーとしてユーザが使用している通信端末7の端末識別子と規制情報を保持している。
【0023】
端末管理装置3は、端末識別子をキーとした規制情報を保持する装置であり、ホームメモリ5から『端末識別子』と『ユーザ識別子』の組み合わせを受信し、保持を行う。また、端末管理装置3は、操作端末2から投入された『端末識別子』ごとの規制情報を保持する。このような機能を持つ端末管理装置3は、図9に示す機能ブロック(規制情報を保持する保持部31、及び、さまざまな情報の通知を行う通知部32)を含んで構成される。このうち保持部31は規制情報データベース31Aを含んでおり、この規制情報データベース31Aは、図6に示すように、端末識別子を検索キーとして、端末を使用しているユーザのユーザ識別子と通信端末7の規制情報を保持する。規制情報は複数の値を設定することができ、例えば、『規制あり』、『規制なし』の他に、『発信規制』や『着信規制』など、通信オペレータのサービス提供条件に応じてカスタマイズが可能である。
【0024】
ユーザ識別チップ8は、通信を行う際に、ユーザを一意に識別するためのチップであり、ユーザは通信端末7へチップを挿入し、通信を利用することが可能となる。また、ユーザ認識チップは、任意の通信端末7へ挿入することが可能であり、ユーザ認識チップが挿入されている間のみ通信端末7はユーザの端末として動作する。
【0025】
なお、交換機6、ホームメモリ5及び端末管理装置3において、特許請求の範囲に記載された構成要件と、図7〜図9の機能ブロックとの関係は以下である。即ち、交換機6において検索部61は、特許請求の範囲に記載された第1の検索手段に相当し、規制部62は、第1の規制手段及び第2の規制手段に相当し、問合せ部63は、問合せ手段に相当する。また、保持部64は、第1の保持手段、第5の保持手段及び第3の保持手段に相当し、規制情報データベース64Aは、第1の規制情報データベースに相当する。また、判断部65は、第1の判断手段に相当し、通知部66は、通知手段に相当する。
【0026】
ホームメモリ5において検索部51は、特許請求の範囲に記載された第2の検索手段に相当し、問合せ部52は、規制情報問合せ手段に相当する。また、保持部53は、第2の保持手段及び第4の保持手段に相当し、規制情報データベース53Aは、第2の規制情報データベースに相当する。また、判断部54は、第2の判断手段、第3の判断手段及び規制情報判断手段に相当し、通知部55は、応答手段、規制情報送信手段及び規制情報通知手段に相当する。
【0027】
端末管理装置3において保持部31は、第3の保持手段及び第1の保持手段に相当し、規制情報データベース31Aは、第3の規制情報データベースに相当し、通知部32は、規制情報応答手段及び規制情報送信手段に相当する。
【0028】
[通信システムにおける各種の動作]
以下、本実施形態の通信システム1における各種の動作を説明する。
【0029】
まず、図2を用いて、ユーザがユーザ識別チップ8を他の通信端末7へ差し替えた場合や位置登録をした場合の交換機6、ホームメモリ5、端末管理装置3の情報更新処理動作を説明する。
【0030】
通信端末7からの位置登録要求又は電源オン通知(S01)を受け付けた交換機6は、通信端末7のユーザのユーザ識別子と通信端末7の端末識別子の組合せを取得し保持する(S02)。ここで、交換機6は、取得された組合せにおける端末識別子(通信端末7の端末識別子)が存在するか否かを判断し(S03)、通信端末7の端末識別子が存在しなかった場合、交換機6は、通信端末7による交換機6配下での初回の位置登録であると認識し、ホームメモリ5に対し、通信端末7のユーザのユーザ識別子と通信端末7の端末識別子の組合せを送信するとともに通信端末7の位置登録要求を送信する(S04)。
【0031】
一方、S03で、上記組合せにおける端末識別子が存在した場合は、交換機6は、当該組合せにおける端末識別子が、以前ユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と同じか否かを判断する(S05)。ここで、当該組合せにおける端末識別子が、以前ユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と同じであれば、ユーザは以前と同じ通信端末7を使用しているものと判断できるので、処理は行われない。
【0032】
一方、S05で、当該組合せにおける端末識別子が、以前ユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっていた場合は、ユーザは以前と異なる通信端末を使用しているものと判断できるので、交換機6は、ホームメモリ5に対し、通信端末7のユーザのユーザ識別子と通信端末7の端末識別子の組合せを通知する(S06)。
【0033】
上記通知を受けたホームメモリ5は、交換機6と同様に、ユーザ識別子に端末識別子を関連付けて保持し(S07)、当該組合せにおける端末識別子が、以前ユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と同じか否かを判断する(S08)。ここで、当該組合せにおける端末識別子が、以前ユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と同じであれば、ユーザは以前と同じ通信端末7を使用しているものと判断できるので、処理は行われない。
【0034】
一方、S08で、当該組合せにおける端末識別子が、以前ユーザ識別子に組み合わされていた端末識別子と異なっていた場合は、ユーザは以前と異なる通信端末を使用しているものと判断できるので、ホームメモリ5は、通信端末7の規制情報を取得するため、端末管理装置3に対し通信端末7の規制情報を問い合わせる(S09)。この時、上記組合せにおける端末識別子をキーとして問い合わせを行うが、該端末識別子に組み合わされているユーザ識別子も同時に送信する。
【0035】
上記組合せ(通信端末7のユーザのユーザ識別子と通信端末7の端末識別子の組合せ)を受信し通信端末7の規制情報の問合せを受けた端末管理装置3は、受信したユーザ識別子を端末識別子に関連付けて保持するとともに端末識別子をキーとして規制情報を検索し(S10)、得られた規制情報をホームメモリ5に対し応答する(S11)。
【0036】
規制情報を受信したホームメモリ5は、該規制情報をユーザ識別子に関連付けて保持し(S12)、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する(S13)。ここで、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じであれば、処理は行われないが、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と異なる場合、ホームメモリ5は、ユーザが在圏する交換機6に対し上記の規制情報を送信する(S14)。
【0037】
規制情報を受信した交換機6は、保持しているユーザ識別子に、受信した規制情報を関連付けて保持する(S15)。
【0038】
以上の図2の処理により、ユーザが端末を変更した契機で、ホームメモリ5、交換機6、端末管理装置3の三者に規制情報の変更が通知され、変更後の規制情報がホームメモリ5、交換機6、端末管理装置3により適正に保持されることとなる。
【0039】
次に、図3を用いて、通信端末7の規制情報が操作端末2から投入された場合の端末管理装置3、ホームメモリ5、交換機6の情報更新処理動作を説明する。
【0040】
操作端末2から端末管理装置3へ、通信端末7の端末識別子を指定して通信端末7の規制情報の投入がなされると(S21)、端末管理装置3は、規制情報を端末識別子に関連付けて保持し(S22)、通信端末7の端末識別子をキーとして、通信端末7の利用ユーザを特定するユーザ識別子を検索する(S23)。そして、端末管理装置3は、該当ユーザの情報を管理するホームメモリ5に対し通信端末7の規制情報を送信する(S24)。
【0041】
なお、S23で、ユーザ識別子を検索できなかった場合、通信端末7は一度も使用されていない通信端末であると判断できるため、端末管理装置3からホームメモリ5への規制情報の送信が不可能となる。この場合は、通信端末7が使用された契機で、図2に記載した手順が実行され、通信端末7に対する規制がなされることとなる。
【0042】
端末管理装置3からの規制情報を受信したホームメモリ5は、該規制情報をユーザ識別子に関連付けて保持し(S25)、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じか否かを判断する(S26)。ここで、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と同じであれば、処理は行われないが、受信した規制情報が以前保持していた規制情報と異なる場合、ホームメモリ5は、ユーザが在圏する交換機6に対し上記の規制情報を送信する(S27)。
【0043】
規制情報を受信した交換機6は、保持しているユーザ識別子に、受信した規制情報を関連付けて保持する(S28)。
【0044】
以上の図3の処理により、通信端末7の規制情報が操作端末2から投入された場合、端末管理装置3は規制情報を端末識別子に関連付けて保持し、ホームメモリ5及び交換機6は規制情報をユーザ識別子に関連付けて保持することとなる。
【0045】
最後に、図4を用いて、通信端末7の規制処理動作の一例を説明する。ここでは、通信端末7Aを利用しているユーザAから、通信端末7Bを利用しているユーザBに対して発信が行われたケースを想定する。通信端末7Aは交換機6Aの配下に在圏し、通信端末7Bは交換機6Bの配下に在圏している。なお、通信端末7A、7Bは共に、前述した通信端末7と同様の構成・機能を備えており、交換機6A、6Bは共に、前述した交換機6と同様の構成・機能を備えている。
【0046】
まず、ユーザAが通信端末7Aにより発信すると、発信者のユーザAのユーザ識別子及び相手先のユーザBのユーザ識別子が通信端末7Aから交換機6Aへ送信される(S31)。
【0047】
交換機6Aは、発信者(ユーザA)が使用している通信端末7Aが規制端末か否かを確認するため、ユーザAのユーザ識別子をキーとして規制情報を検索する(S32、S33)。ここで、ユーザAのユーザ識別子に関して規制情報があった(即ち、ユーザAの通信端末7Aが規制端末であった)場合、交換機6Aは、通信端末7Aに対して通信端末7Aが規制端末であることを示す情報(ガイダンスなど)を送信する(S34)。この情報は通信端末7Aの表示画面に表示され、これにより、発信者(ユーザA)は、自己の通信端末7Aが規制端末であることを認識することができる。
【0048】
一方、S33で、通信端末7Aが規制端末ではなかった場合、交換機6Aは、相手先のユーザBに着信を行うため、ホームメモリ5に対してユーザBの情報を問い合わせる(S35)。
【0049】
ユーザBの情報問合せを受信したホームメモリ5は、ユーザBが使用している通信端末7が規制端末か否かを確認するため、ユーザBのユーザ識別子をキーとして規制情報を検索する(S36、S37)。ここで、ユーザBのユーザ識別子に関して規制情報が無かった(即ち、ユーザBの通信端末7Bが規制端末ではなかった)場合、ホームメモリ5は処理を行わないが、一方、S37でユーザBのユーザ識別子に関して規制情報があった(即ち、ユーザBの通信端末7Bが規制端末であった)場合、ホームメモリ5は、交換機6Aに対し通信端末7Bが規制端末であることを示す情報を送信し(S38)、交換機6Aは、通信端末7Aに対してユーザBの通信端末7Bが規制端末であることを示す情報(ガイダンスなど)を送信する(S39)。この情報は通信端末7Aの表示画面に表示され、これにより、発信者(ユーザA)は、ユーザBの通信端末7Bが規制端末であることを認識することができる。
【0050】
以上の図4の処理により、規制情報を効率よく管理することができ、ネットワークや各種装置に負荷を与えることなく、規制・規制情報の反映時間を短縮することができる。
【0051】
以上述べたような発明の実施形態によれば、ユーザがどの通信端末を使用しているかという情報と、通信端末がどのユーザに使用されているかという情報を効率よく生成し保持を行うことができ、ネットワークや各種装置に負荷を与えることなく、リアルタイムに端末の規制・規制解除を行うことが可能となる。
【0052】
なお、本実施形態では、発信者(ユーザA)の通信端末7Aに対して、通信端末7A又は通信端末7Bが規制端末であることを示す情報を通知したが、図3で示した手順の中でホームメモリ5から交換機6へ規制情報の送信がなされた時に、交換機6から規制対象の通信端末7に対して、通信を規制する情報を通知し、通知を受けた通信端末7において発信、着信の規制を行う、という手順を採用してもよい。
【0053】
また、本実施形態では、発信や着信のたびに交換機6やホームメモリ5で規制を行ったが、通信端末7においても規制情報を保持して、通信端末7にて発信や着信を規制する方法を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】通信システムの構成図である。
【図2】ユーザがユーザ識別チップを他の通信端末へ差し替えた場合や位置登録をした場合の交換機、ホームメモリ、端末管理装置の情報更新処理を示すシーケンス図である。
【図3】操作端末から通信端末の規制情報を投入した場合の端末管理装置、ホームメモリ、交換機の情報更新処理を示すシーケンス図である。
【図4】通信端末の規制処理例を示すシーケンス図である。
【図5】交換機及びホームメモリが保持する情報の構成を示した図である。
【図6】端末管理装置が保持する情報の構成を示した図である。
【図7】交換機の機能ブロック構成図である。
【図8】ホームメモリの機能ブロック構成図である。
【図9】端末管理装置の機能ブロック構成図である。
【符号の説明】
【0055】
1…通信システム、2…操作端末、3…端末管理装置、4…ネットワーク、5…ホームメモリ、6、6A、6B…交換機、7、7A、7B…通信端末、8…ユーザ識別チップ、31…保持部、31A…規制情報データベース、32…通知部、51…検索部、52…問合せ部、53…保持部、53A…規制情報データベース、54…判断部、55…通知部、61…検索部、62…規制部、63…問合せ部、64…保持部、64A…規制情報データベース、65…判断部、66…通知部。

【出願人】 【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
【出願日】 平成18年8月10日(2006.8.10)
【代理人】 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹

【識別番号】100092657
【弁理士】
【氏名又は名称】寺崎 史朗

【識別番号】100114270
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 朋也

【識別番号】100124800
【弁理士】
【氏名又は名称】諏澤 勇司

【識別番号】100121980
【弁理士】
【氏名又は名称】沖山 隆


【公開番号】 特開2008−47951(P2008−47951A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−218605(P2006−218605)