| 【発明の名称】 |
無線リソースの管理 |
| 【発明者】 |
【氏名】ラモス ガブリエル
【氏名】サルメンカイタ マッティ
【氏名】ロンゴニ ファビオ
【氏名】ダルジェンス フランソアーズ
【氏名】ハロネン ティモ
【氏名】メレロ ユアン
【氏名】ハカリン ペッテル
【氏名】トリ アンッティ
【氏名】コルテス ホセ アントニオ
【氏名】カンガス アルト
【氏名】ホルマ ハルリ
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| 【要約】 |
【課題】従来技術に係る無線リソースに関する問題を解決すること。
【構成】本発明に係る方法は、複数のエリアを含む領域をカバーし、ユーザが該複数のエリアのうちの少なくとも1つに指定され、該ユーザに対して該ユーザが指定されうる複数の候補エリアが関連付けられる、ネットワークに用いられる方法であって、前記複数の候補エリアを識別する情報を受け取る段階と、前記候補エリアにおけるリソースの状態に関する情報を受け取る段階と、前記リソースの状態に関する情報に基づいて、各候補エリアについて、前記ユーザが該候補エリアに指定されると仮定するパラメータを推定する段階と、推定された前記パラメータの値を考慮した前記複数の候補エリアに優先順位を付与する段階と、を含むことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のエリアを含む領域をカバーし、ユーザが該複数のエリアのうちの少なくとも1つに指定され、該ユーザに対して該ユーザが指定されうる複数の候補エリアが関連付けられる、ネットワークに用いられる方法であって、 前記複数の候補エリアを識別する情報を受け取る段階と、 前記候補エリアにおけるリソースの状態に関する情報を受け取る段階と、 前記リソースの状態に関する情報に基づいて、各候補エリアについて、前記ユーザが該候補エリアに指定されると仮定するパラメータを推定する段階と、 推定された前記パラメータの値を考慮した前記複数の候補エリアに優先順位を付与する段階と、 を含むことを特徴とする方法。 【請求項2】 前記パラメータが前記候補エリアにおける全負荷及び/又は負荷の増加を含む、請求項1に記載の方法。 【請求項3】 前記パラメータがスループットを含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。 【請求項4】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が候補エリアにおける現在トラフィック負荷を考慮に入れる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。 【請求項5】 前記現在トラフィック負荷がリアルタイム負荷、非リアルタイム負荷及び/又は全負荷を含む、請求項4に記載の方法。 【請求項6】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が候補エリアの干渉状態を考慮に入れる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。 【請求項7】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が前記ネットワークにおける1又はそれ以上のエンティティの状態を考慮に入れる、請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。 【請求項8】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が候補エリアに関連したコンフィギュレーション情報を考慮に入れる、請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法。 【請求項9】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が異なるエリア間のハンドオーバ余裕を考慮に入れる、請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法。 【請求項10】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が信号強度及び/又はリンククオリティを示すパラメータを考慮に入れる、請求項1から請求項9のいずれかに記載の方法。 【請求項11】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が前記ユーザに関連したパラメータを考慮に入れる、請求項1から請求項10に記載の方法。 【請求項12】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が1又はそれ以上の前記候補エリアに関連して前記ユーザにより生成された測定値を考慮に入れる、請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。 【請求項13】 前記測定値が前記候補エリアのうちの少なくとも幾つかから受信した信号の強度を含む、請求項12に記載の方法。 【請求項14】 前記優先順位を付与する段階及び/又は前記推定する段階が前記候補エリアのうちの少なくとも幾つかにおけるチャネル割り当てに関連した情報を考慮に入れる、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。 【請求項15】 前記推定する段階及び/又は前記優先順位を付与する段階において、少なくとも1つの前記候補エリアに関連したタイムスロットのうちの少なくとも幾つかに対して搬送波対干渉比が計算される、請求項1から請求項14のいずれかに記載の方法。 【請求項16】 前記搬送波対干渉比が動的周波数及びチャネル割り当てアルゴリズムを用いて計算される、請求項15に記載の方法。 【請求項17】 前記搬送波対干渉比が対応するスループット値にマッピングされる、請求項15又は請求項16に記載の方法。 【請求項18】 前記搬送波対干渉比及び使用可能なタイムスロットの尺度が使用されて、スループットが与えられ、前記パラメータがスループットを含む、請求項15から請求項17のいずれかに記載の方法。 【請求項19】 前記搬送波対干渉比が前記候補エリアによって計算される、請求項15から請求項17のいずれかに記載の方法。 【請求項20】 前記推定する段階及び/又は前記優先順位を付与する段階において、所与の周波数及び又はタイムスロットに対して使用されるチャネル又はトランシーバの数が決定される、請求項1から請求項19のいずれかに記載の方法。 【請求項21】 前記推定する段階及び/又は前記優先順位を付与する段階において、少なくとも1つの候補セルにおけるチャネル又はトランシーバの数が決定される、請求項1から請求項20のいずれかに記載の方法。 【請求項22】 前記ユーザが関連付けられる前記エリアが複数のさらに小さなエリアに分割され、それら小さなエリアの各々に関連した情報が前記推定する段階及び/又は前記優先順位を付与する段階において使用される、請求項1から請求項21のいずれかに記載の方法。 【請求項23】 前記情報がユーザ位置の関数として収集される、請求項22に記載の方法。 【請求項24】 前記情報がパスロスの関数として収集される、請求項22に記載の方法。 【請求項25】 前記推定する段階及び/又は前記優先順位を付与する段階が各候補セルに対する所要最大電力を決定するようになっている、請求項1から請求項24のいずれかに記載の方法。 【請求項26】 前記最大電力が受け入れ制御アルゴリズムにより決定される、請求項25に記載の方法。 【請求項27】 前記ユーザにより与えられる測定値が前記所要最大電力と共に使用され、候補エリアに対する使用可能なスループットが決定される、請求項25又は請求項26に記載の方法。 【請求項28】 前記ネットワークが複数のシステムを含む、請求項1から請求項27のいずれかに記載の方法。 【請求項29】 前記システムのうちの少なくとも2つが異なる無線アクセス方法及び/又は無線インターフェイスを使用する、請求項28に記載の方法。 【請求項30】 前記推定する段階及び前記指定が集中化されたエンティティにおいて行われる、請求項1から請求項29のいずれかに記載の方法。 【請求項31】 前記推定する段階及び前記指定が複数の異なるエンティティにより行われる、請求項1から請求項29のいずれかに記載の方法。 【請求項32】 複数のエリアを含む領域をカバーし、ユーザが該複数のエリアのうちの少なくとも1つに指定され、該ユーザに対して、該ユーザが指定されうる複数の候補エリアが関連付けられる、ネットワークに用いられる無線リソースマネージャであって、 前記複数の候補エリアを識別する情報及び該候補エリアにおけるリソースの状態に関する情報を受け取る手段と、 前記リソースの状態に関する情報に基づいて、各候補エリアについて、前記ユーザが該候補エリアに指定されると仮定するパラメータを推定する手段と、 推定された前記パラメータの値を考慮した前記複数の候補エリアに優先順位を付与する手段と、 を具備することを特徴とするマネージャ。 【請求項33】 前記受け取る手段、推定する手段及び優先順位を付与する手段が単一のエンティティに設けられる、請求項32に記載のマネージャ。 【請求項34】 前記受信する手段、推定する手段及び優先順位を付与する手段が複数の異なるエンティティによって設けられる、請求項32に記載のマネージャ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、無線リソースマネージャ及び無線リソース管理方法に係る。 【背景技術】 【0002】 将来、ワイヤレス通信ネットワークは、WCDMA(ワイドバンドコード分割多重アクセス)、GSM/EDGE(移動通信用のグローバルシステム)等の2つ以上の無線アクセス技術より成ることが提案されている。異なる無線アクセス技術を利用することにより、ネットワークは、全体として、各技術の有効範囲及び容量特性の利点を取り入れることができる。その結果、より経済的な解決策が得られると共に、種々の異なるサービスに対して最も適切な無線ベアラが与えられる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 既知の無線アクセスネットワークでは、システム間の無線リソースの管理が分散式に行われる。異なるシステムの無線ネットワークコントローラが各システムの無線リソースを独立して管理する。リソース管理ファンクションの効率は、各システムの無線リソースコントローラの制御下にあるエリアにより制限される。 【0004】 本発明者は、既存のリソースを最も効率的に利用するためには、異なるシステム内のトラフィックを管理する必要があることが分かった。リソースが各システムの無線ネットワークコントローラにより制御される公知の構成では、システム間のハンドオーバ判断の実行に関して特に問題がある。これは、ハンドオーバを実行するために考慮することのできる情報が、各無線リソースコントローラの制御下にあるリソースに制限されるからである。単一システム内では、主たる制限は、異なる無線リソースコントローラ間で交換できる情報の量が僅かなことである。これは、隣接する無線リソースコントローラの制御下にあるセルの知識に限度があるので、無線リソースコントローラの境界エリアにある無線リソースの管理を困難にする。マルチシステムの環境では、別の無線アクセスシステムのセルから得られる情報が更に制限され、別のシステムにおけるセルの状態をチェックする標準的な方法が存在しない。更に、このようなインターフェイスが、例えば、2つの既知の無線リソースコントローラ間で標準化される場合には、後で導入することのできる新たな無線アクセスシステムが、全ての当該無線リソースコントローラに対して個別のインターフェイスを必要とする。 【0005】 付加的な問題として、多数のシステムを個別にオペレーション及びメンテナンスすることは、コスト効率の良いことではなく、リソースの利用率を低くすると共に、ネットワークのクオリティを低下させる。 第3世代のワイヤレス通信ネットワークでは、種々様々の異なるサービスをエンドユーザに提供することができる。既存の第2世代のネットワークとは対照的に、高ビットレートの第3世代サービスにより高い信号対干渉比が要求されるために、セル内のどこででも全てのサービスに対して連続的なカバレージ又はサービスクオリティ(QoS)が保証されるものではない。コールが割り当てられ、ハンドオーバされる等々のセルが、必要なサービスクオリティをサポートしない場合には、当該サービスがサポートできないか又は充分にサポートされないことを意味する。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、上述した問題の1つ以上に対処することを目的とする。 本発明の1つの特徴によれば、ある領域をカバーするネットワークに使用するための方法であって、上記領域は、複数のエリアを備え、ユーザは、それらエリアの少なくとも1つに指定され、そしてユーザが指定され得る複数の候補エリアが関連され、上記方法は、上記複数の候補エリアを識別する情報を受け取り、候補エリアごとに、上記ユーザがその候補エリアに指定されると仮定するパラメータを推定し、そして上記パラメータの推定値を考慮に入れて上記複数の候補エリアを優先順位決めするという段階を備えた方法が提供される。 【0007】 本発明の更に別の特徴によれば、ある領域をカバーするネットワークに使用するための無線リソースマネージャであって、上記領域は、複数のエリアを備え、ユーザは、それらエリアの少なくとも1つに指定され、そしてユーザが指定され得る複数の候補エリアが関連され、上記無線リソースマネージャは、上記複数の候補エリアを識別する情報を受信する手段と、候補エリアごとに、上記ユーザがその候補エリアに指定されると仮定するパラメータを推定する手段と、上記パラメータの推定値を考慮に入れて、上記複数の候補エリアを優先順位決めする手段とを備えた無線リソースマネージャが提供される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明、及びそれをいかに実施するかを良く理解するために、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。 複数の異なる無線アクセス技術より成るネットワークを示す図1について述べる。移動局2又は同様のユーザ装置は、2つ以上の無線アクセス技術を使用することができる。移動局は、実際には、固定であって、例えば、PC、パーソナルデジタルアシスタンス(PDA)等でよいことが明らかである。 【0009】 図示された例では、無線アクセス技術は、マクロ、マイクロ又はピコシステム各々4、6又は8である。これらの異なるシステムは、異なるサイズのセルを有し、マクロセルは、ピコセルより相当に大きい。通常、1つのマクロセルのカバレージエリアは、多数のマイクロ及び/又はピコセルと重畳する。マクロ、マイクロ及びピコシステム内でも、異なる無線アクセス技術システムを使用することができる。図示された例では、異なる無線アクセス技術は、GSM/EDGE10、WCDMA12、WLAN14(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)又はTDD16(時分割デュープレックス)を備えている。明らかに、これは、一例に過ぎず、いずれのシステム又は無線アクセス技術を省略することもできるし、及び/又は他の適当な技術等を本発明の実施形態に使用することもできる。 【0010】 移動局2は、これらの異なるシステムと通信できるように構成される。異なるリソースから最良のものを得るために、共通無線リソース管理(CRRM)が設けられて、これらのタスクを遂行する。このCRRMは、サーバにより形成されるが、ここでは、CRRMファンクションを提供するエンティティをCRRMと称することにする。これは、図2を参照して説明する。 【0011】 CRRM20は、サーバにより形成される。CRRMファンクションは、この実施形態では、単一のエンティティにより形成されるものとして説明するが、本発明の別の実施形態では、多数の異なるエンティティでこの同じ機能を与えることも考えられる。これらの異なるエンティティは、異なるシステムの一部分であってもよい。Iurインターフェイスは、必要なネットワーク要素負荷情報及び/又は他の情報を交換するために、分散型解決策と共に使用される。負荷情報は、無線ネットワークコントローラ間でIurインターフェイスを経て交換することができる。このインターフェイスは、無線ネットワークコントローラ間に定義される。しかしながら、例えば、無線ネットワークコントローラと基地局コントローラとの間、及び基地局コントローラと基地局コントローラとの間に、同じ又は同様のインターフェイスを定義できることも明らかであろう。 【0012】 CRRM20は、異なるシステムの各々に接続されるように構成され、これらシステムは、図2に示す実施形態では、WCDMAシステム12、GSM/EDGEシステム10、TDDシステム16及びIP RAN(インターネットプロトコル無線アクセスネットワーク)システム22を備えている。又、CRRM20は、ネットワーク全体に対してオペレーション及びメンテナンスエンティティ24から情報を受け取り及びそこへ情報を送信する。 【0013】 CRRM20と異なるシステム10、12、16、22との間のインターフェイスは、これらシステムにおいて無線リソース管理を取り扱う要素で形成されるのが好ましい。これら要素は、WCDMAネットワークの無線ネットワークコントローラ(RNC)、GSM/EDGEネットワークの基地局コントローラ(BSC)、及びIP RANネットワークのセルリソースサーバ(CRS)又は他の何らかの無線リソースコントローラである。これらの要素は、コントローラの一例として述べるに過ぎず、そして無線リソースコントローラという用語は、本明細書ではこれら全ての要素を含むものとする。 【0014】 CRRM20は、無線リソースへのアクセスを制御するポリシーマネージャである。以下に詳細に述べるように、そのタスクの1つは、ハンドオーバ及びコール設定において候補ターゲットセルを優先順位決めすることである。CRRM20の主たる効果は、次の通りである。 −負荷を分担し、リソースを効率的に使用する。 −干渉を分散し、高いスペクトル効率を与える。 −サービスクオリティ(QoS)管理の改善。QoS管理に基づいて無線技術を繋ぎ目なく一体化することで、最適なエンドユーザ性能を得ることができる。 【0015】 異なる無線アクセスシステムの特性は、一般に、かなり異なるので、新たな無線アクセスシステムをネットワークによって使用すべき場合に新たなインターフェイスの定義を回避するように共通の無線リソース管理機能を担当するために、シグナリング、ハンドオーバアルゴリズム、調和した負荷指示子等の共通言語を異なるシステム及びエンティティ間に定義するのが好ましい。 コール設定、アイドルモード及びハンドオーバ/セル再選択等において接続に最適なターゲットセルを選択し又は指定するためにCRRMに使用することのできるセル優先順位決めアルゴリズムについて以下に説明する。 【0016】 移動通信の環境では、接続を保持している移動局が、あるカバレージエリアから出るか、又はネットワークが他の何らかの理由で移動局を別のセルへ移動させたときに、ハンドオーバ/セル再選択が必要となる。異なるQoS要求を伴う2つ以上の無線アクセス技術及び/又は2つ以上のサービスが存在する状態では、ハンドオーバ/セル再選択の判断(接続をハンドオーバしなければならないか及びどのセルへハンドオーバすべきかの判断)は、1つの無線アクセスシステムしか存在せずそしてトラフィックがほとんどスピーチサービスであるような公知の移動環境の場合のように単純ではない。コールが、アイドルモードにおいて接続されたセルにキャンピングする場合には、コール設定において同様の問題が生じる。 【0017】 後者の場合に、コール設定候補がCRRM20へ送信され、これは、接続に対して最適なセルを選択する。 セルが完全に混雑状態にあるときだけ、命令された再試みを使用するのではなく、負荷スレッシュホールドを使用して、命令された再試みをトリガーすることができる。シグナリングチャンネルがコール設定において割り当てられる前に、使用可能なセルからの信頼性の高いアイドルモード移動測定がシステムにより知られている場合には、コールを始めから最適なセルへ向けることができる。 【0018】 CRRM20におけるターゲットセルの選択は、異なる無線アクセスシステムの各無線リソースコントローラによりCRRM20へ送信された候補ターゲットセルリストに含まれたセルを順序付けする優先順位決めアルゴリズムに基づいて行われる。候補ターゲットセルリストは、次いで、接続に対して保持するための各セルの適切さグレードに基づいて再構成される。又、ハンドオーバ/セル再選択が無線アクセス技術の変更を意味するか、位置の変更を意味するか又はルーティングエリアの変更を意味するかといった付加的な情報を考慮することもできる。再順序付けされた候補セルリストは、無線リソースコントローラへ返送され、これが、実際のハンドオーバ/セル再選択プロセスを指令する。 【0019】 本発明による方法は、ユーザ接続のQoS要求が満足されそしてネットワーク性能がスペクトル効率及びトランク効率に関して最適化されるように異なる無線アクセスシステムを一体化することにより移動局を最も適当なセルに常に接続することができる。実際に、これは、1)接続のクオリティを維持しつつ、多数のユーザを受け入れることができ(及び/又は高いビットレートを達成することができ);2)不満足のユーザの数を最小にすることができ;3)不必要なハンドオーバ/セル再選択を最小にしながら、ハンドオーバ/セル再選択手順を更に確実なものにすることができ、そして4)異なる無線アクセスシステム内のハードウェアリソースの使用を最適化することができる。 【0020】 ハンドオーバ判断機能としてCRRM20により実行されるプロセスが図3に概略的に示されている。CRRMのアルゴリズムにより使用されるCRRMへの異なる入力を、以下に詳細に説明する。 CRRMは、セルリソース30の状態に関する情報を周期的に又は需要時に受け取る。この情報は、例えば、次のものを含む。 1.セルの現在トラフィック負荷。この情報は、ターゲットセルに高い負荷を導入するものとして新たな接続が予想されるかどうかチェックするのに使用できる。この負荷情報は、次のように分割できる。 【0021】 − リアルタイム(RT)負荷。このRT負荷は、次のように簡単に測定することができる。 − ハードウェア(HW)利用の割合(例えば、基本帯域容量、送信容量、デジタル信号プロセッサ(DSP)容量、WCDMAにおける拡散コード限界等を考慮に入れて) − WCDMAでは、これは、RTユーザにより使用されてシステムにより測定された送信/受信(Tx/Rx)電力と、ターゲットTx/Rx電力との間の関係である。アップリング(Rx)及びダウンリンク(Tx)比の一方又は他方、或いはその両方を送信することができる。 【0022】 − 非リアルタイム(NRT)負荷。このNRT負荷は、NRTユーザの平均遅延を測定することにより測定できる。平均遅延は、NRTトラフィックQoSクラス/優先順位の組合せの各形式に対して別々に送信されるのが好ましい。これは、次の平均遅延を報告しなければならないことを意味する。 − トラフィック取り扱う優先順位1をもつインタラクティブなトラフィッククラスパケットにより経験される平均遅延。 − トラフィック取り扱う優先順位2をもつインタラクティブなトラフィッククラスパケットにより経験される平均遅延。 − トラフィック取り扱う優先順位3をもつインタラクティブなトラフィッククラスパケットにより経験される平均遅延。 − バックグランドトラフィッククラスパケットにより経験される平均遅延。 【0023】 これらの値の報告は、平均遅延と、上位層(論理的リンク制御)フレームの再送信時間との関係である。遅延を報告する他のオプションは、次の通りである。 − 平均遅延値(異なる優先順位クラスにわたる) − 重み付けされた平均遅延。但し、重みは、各優先順位クラスのスケジューリング優先順位に関連している。 【0024】 2.全負荷。セルの全HW利用、又はWCDMAでは、システムにより測定された全Tx/Rx電力と、ターゲットTx/Rx電力との間の関係。アップリング(Rx)又はダウンリンク(Tx)又はその両方についての情報をCRRMへ送信することができる。 【0025】 3.セルの干渉状態。セル干渉の統計学的情報を使用して、干渉に関して最も適当なセルを選択することができる。保証されたスループットをもつリアルタイムデータサービスについては、この干渉測定を使用して、新たなサービスがターゲットセルにおいていかに多くのリソースを占有しようとしているか推定することができる。このように、CRRMは、リアルタイムユーザの場合に、異なるセルを優先順位決めするときに、各候補セルの新たなリアルタイム及び全負荷を、上述した負荷及び干渉情報に基づいて近似することができる。 【0026】 セルの干渉状態は、次のものに関して送信することができる。 − 95%アウテージの搬送波対干渉比(C/I)。これは、セル内のユーザの95%がこの値より大きなC/Iを経験することを意味する。当然、他のアウテージ値や統計学的尺度も使用できる。 − 或いは又、干渉測定値は、例えば、ビットエラー率(BER)又はビットエラー確率(BEP)アウテージ(又は他の統計学的尺度)であってもよい。 − 又、干渉値は、無線リソースコントローラにおいて、スループット値にマップすることができ、この値は、次いで、候補セルの新たなリアルタイム及び全負荷を推定するのに使用できる。 【0027】 異なる候補セルにおいてユーザが経験する干渉を推定するための別のオプションは、命令された再試み(DR)、ハンドオーバ、セル再選択等の事象がトリガーされたときに各候補セルに関連した接続当たりの干渉推定を送信することである。DRは、第1の試みが混雑のために失敗した場合に移動加入者が第2の試みを行ってアクセスを得ることができるようにするセルラー無線システムのファシリティを意味する。 干渉又は潜在的なスループットを推定するための方法について、以下に詳細に説明する。 【0028】 又、CRRM20は、ゲートウェイの負荷に関連した情報等の、他の無線アクセスネットワーク(RAN)要素の状態に関する情報32を周期的に又は需要時に受信することができる。パーセンテージセル負荷値を、使用可能な/予約されたタイムスロットの数又は特定の送信電力にマップするために、CRRMは、異なるセルのコンフィギュレーション情報及び/又は異なるRAN要素のコンフィギュレーション情報を知ることが必要である。このコンフィギュレーション情報は、セルの能力を含むのが好ましい。例えば、これは、特定のセルが、GSMのGPRS(汎用パケット無線サービス)及び/又はEDGE(8−PSK変調)をサポートするかどうかの情報を含む。この情報は、例えば、ネットワークのオペレーション及びメンテナンスエンティティから受け取ることができる。 【0029】 コンフィギュレーション情報とは別に、回路交換(CS)及びパケット交換(PS)(又はRT及びNRT)接続に対する異なるセル(GSM特有の)間の電力予算ハンドオーバ余裕のようなパラメータが、CRRM20によって知られねばならない。ハンドオーバ余裕は、電力予算に関連し、隣接するエリア間のピンポン効果を回避するのに使用される。 【0030】 候補セルを優先順位決めする際にCRRM20により使用できる他の情報は、次のものを含む。 サービングセル及び命令された再試み、直接アクセス、ハンドオーバ又はこのような事象の前のコール再選択候補からの受信信号強度又はリンククオリティ情報(例えば、GSMにおけるRxLev(受信信号レベル)、WCDMAにおける受信信号コード電力(RSCP)又はチップ当たりエネルギー対干渉比(Ec/I))。これは、最適なセルを選択するときに重要な(しかし、本発明の全ての実施形態に対して本質的ではない)入力である。というのは、これは、移動局が特定のセル候補のカバレージエリア内にあるかどうか定義するからである。 接続のサービスクオリティ(QoS)要求。保証されたスループット要求のようなQoS要求は、最適なセルを選択するときに考慮に入れねばならない。スループットは、単位時間当たりに区分を横切って一方向に転送されるビット(又はデータビット)の数(例えば、bps)として測定することができる。 QoS要求に関連して、接続に関連したトラフィッククラスの形式を考慮しなければならない。1つの接続に関連した多数のパケットデータプロトコル(PDP)コンテクストが存在する。このような場合に、ターゲットセルの優先順位決めは、全ての関連コンテクストを考慮するのが好ましい。 【0031】 本発明の実施形態では、セルの能力に関連したパラメータ、トランシーバーTRXの数、ターゲット送信対受信TX/RX電力比、EDGE/GPRS能力、隣接セルリスト、又は初期ハンドオーバHOスレッシュホールド/余裕等を使用することができる。 又、CRRM20は、候補セルリストを定義する情報、移動局情報及び接続情報34も受信する。以下に詳細に述べるように、CRRMは、それが受信した情報を使用して、候補セルに重み又は優先順位レーティングが与えられた改訂された候補ターゲットセルリストを与える。 【0032】 ハンドオーバプロセスを示した図4を参照して、本発明による方法を以下に説明する。 CRRM20は、候補ターゲットセルリストを受信すると、そのリストに含まれた各セルに優先順位値又は重みを与える。この優先順位値を計算するために、CRRM20は、その入力の直線的又は非直線的組合せより成るアルゴリズム、ファジーロジック、ニューラルネットワーク又は他の手順を使用する。優先順位決めアルゴリズムの一例が図5に示されている。ハンドオーバのターゲットセルである各セルに指定された優先順位Wnは、上述したように、多数の入力の関数として得られる。 Wn=f(Cell_Resources_Status、Other_RAN_Elements_Status、QoS_Requirements、MS_Measurements、MS_Classmark、O&M_Settings、Operator_Preferences) 【0033】 候補セルの優先順位決めにおいては、現在サービス中のセルも、候補リストに含まれる。このようにして、CRRM20は、無線リソースコントローラにより要求される命令された再試み、ハンドオーバ、セル再選択等が不必要であるか又は最適なものでない場合に、それらを防止することもできる。 次のステップが実行される。この方法が実行される間に、CRRMは、上述した情報を受信することが明らかである。ステップ1において、ハンドオフトリガーが検出される。これは、既知の通信システムにおける従来のトリガーのいずれかでよい。ステップ2において、候補ターゲットセルリストがCRRMへ送信される。このリストは、異なる無線アクセスシステム10、12及び22から受信される情報によりコンパイルされる。1つの無線リソースコントローラのみが候補リストをレポートする。候補セルリストは、移動局MSにより測定された測定レポートに基づくものである。各無線リソースコントローラにおける隣接セルリストは、他のシステムからのセルも含む。さもなければ、それらは、所与の無線リソースコントローラに属するセルに接続されたユーザによって測定することができない。 【0034】 ステップ3では、CRRM20は、候補ターゲットセルリストを順序付けし、即ちそれらを優先順位の順序で並べる。これは、図5を参照して述べるアルゴリズムを使用して行われる。ステップ4では、CRRM20は、順序付けされたターゲットセルリストを、移動局に現在関連しているセルを有するシステムの無線リソースコントローラへ送信する。無線リソースコントローラは、次いで、候補セルリストに基づいてハンドオーバオペレーションを指令する。特に、無線リソースコントローラは、優先順位が最も高いセルを選択する。そのセルが何らかの理由で使用できない場合には、優先順位が次に最も高いセルが選択され、等々となる。 【0035】 ステップ5において、移動局は、無線ネットワークコントローラからハンドオーバコマンドを受信し、そしてステップ6において、接続が新たなセルにハンドオーバされる。その新たなセルは、異なる無線アクセスシステムにあってもよいし、同じシステムにあってもよい。古い接続は、解除される。 優先順位決めアルゴリズムを示す図5について説明する。図示された実施形態において、アルゴリズムは、N個の部分50を有するものとして示され、但し、Nは、候補セルリストにおけるセルの数である。各部分50は、それが取り扱う候補セルに関連した次の情報を受け取る。即ち、セルの状態と、セルN52からの移動局測定値と、他のRAN要素の状態54(以下に述べるもののような)と、セルN56のリソースの状態である。優先順位決めアルゴリズムの目的は、セルに対して優先順位WNを与えることである。移動局測定値及び候補セルの認識は、候補セルリスト60により与えられる。更に、無線リソースコントローラは、アルゴリズムの各部分に対し、入力58を経て、移動局クラスマーク及び無線アクセスベアラパラメータ、例えば、サービスクオリティ要求及び/又はそれと同様のものを与える。 【0036】 又、アルゴリズムの各部分50は、オペレータの好み62を受け取ると共に、ネットワークのオペレーション及びメンテナンス部分64から、ネットワークコンフィギュレーションに関連したアルゴリズム及び情報のパラメータを受け取る。受け取った情報に基づいて、各アルゴリズム部分は、各候補セルに対する優先順位又は重みを計算する。アルゴリズム部分50からのその情報は、リスト66にコンパイルされ、これが無線リソースコントローラに送信される。 アルゴリズム部分は、受信した情報を使用して適当なアルゴリズムを実行できることが明らかであろう。当業者であれば、このようなアルゴリズムを案出することができよう。 【0037】 本明細書において、無線リソースコントローラという用語は、その無線アクセスシステム内で制御機能を与えるアクセスシステム内のいかなるエンティティも包含することが明らかであろう。例えば、これは、GSM/EDGEシステムの基地局コントローラ(BSC)、CDMAシステムの無線ネットワークコントローラ(RNC)、IP RANシステムのセルリソースサーバ(CRS)、等々である。 迅速フィールドドロップハンドオーバのような非常ハンドオーバは、手順に遅延を生じないように、CRRM20に相談せずに行うことができる。 【0038】 上述したように、本発明の方法は、集中的又は分散的に実施することができる。分散的な解決策では、各無線リソースコントローラは、その特定の無線リソースコントローラにより制御されるセルにおいてトリガーされる事象に対してセルの優先順位決めの遂行を担当する。分散的な解決策では、各無線リソースコントローラから全ての隣接無線リソースコントローラへネットワーク要素状態情報を交換することが必要である。集中的なCRRM解決策では、このシグナリングは、各無線リソースコントローラからそれに対応するCRRMへ送信されるだけでよい。 【0039】 多数のCRRMが存在する場合には、CRRM間のシグナリングは、分散的なCRRMファンクションの場合と同様に行うことができる。多数のセル又はエリア68を各々制御する2つのCRRM20を備えたネットワークを示す図6について説明する。CRRM20は、それらのセル又はエリアから情報を受信するように構成される。セル又はエリアは、1つのCRRMだけに関連される。CRRM20は、境界セル又はエリアに関して互いに情報を受信するように一緒に接続される。 【0040】 又、集中的なCRRMは、大きなエリアも取り扱うことができ、従って、無線リソースコントローラは、セルではなく特定の「エリア」から集中的なCRRMへ負荷情報及び/又は他の情報を送信する。次いで、CRRMは、最良の「エリア」のみを選択し、そして無線リソースコントローラは、このエリア内の最良のセル/リソースを選択することができる。 CRRMの境界エリア68に配置された無線リソースコントローラがセル状態情報を多数のCRRM20に送信するような別の形態が図7に示されている。従って、境界セル又はエリアは、2つ以上のCRRMに報告できると共に、隣接エリア又はセルを制御する全てのCRRMに報告することができる。CRRM対CRRMインターフェイスは、必要とされない。 【0041】 本発明の好ましい実施形態は、図6及び7の構成を結合して、セル又はエリアが2つ以上のCRRMに報告できると共に、CRRMが互いに通信できるようにする。これは、任意の形態の一方又は他方を使用できるという効果を有する。これは、CRRMのサイズ、使用可能な搬送容量、基地局容量等に依存する。 異なるシステムは、隣接又は少なくとも部分的に重畳するエリアをカバーしてもよいことが明らかである。従って、「境界セル」という用語は、ネットワーク内の隣接又は重畳セル或いは異なるシステムのセルも包含すると解釈されたい。 【0042】 CRRM20は、到来するコールを、そのQoS要求(例えば、無線アクセスベアラRABパラメータ)に基づいて最も関連性のある候補セルへ向けることができるように構成される。更に、ハンドオーバ、又はネットワーク制御されるセル再選択の場合に、要求されたQoSをサポートするための候補セルの能力を知らねばならない。他のパラメータ(例えば、トラフィック負荷、Rxレベル、オペレータ優先順位)の中で、各セルに対してスループットを推定するのが好ましく、さもなければ、新たなセルを選択するまでに、QoS(要求されたスループット)を保証することができない。スループットは、特に、リアルタイム(RT)サービスの場合には、コール設定又はハンドオーバが行われる前に知ることが重要である。同様に、候補セルに充分な容量が残されているかどうかチェックすると共に、セル間の容量差を考慮するためには、負荷の増加を知ることも重要である。 【0043】 測定レポート並びに動的周波数及びチャンネル割り当て(DFCA)に基づいてGSM/EDGEセルにおいてスループットを推定するための方法を、以下に説明する。 移動局は、多数の隣接セル、例えば、6個の最強のセル、又は拡張測定レポートの場合には32個のセルからの測定レポートを、その発信基地局へ周期的に報告する。もちろん、他の適当な数のセルが報告されてもよい。発信基地局又は無線リソースコントローラは、各候補セルのスループットを計算し、そしてその情報をCRRMへ与える。C/I比及び使用可能なスロット(これがスループットである)の分析/推定は、チャンネル割り当て、即ちハンドオーバ、コール設定、等のたびに、DFCA一方向チェックを使用して行われる。スループットは、各候補セルにおける移動局測定レポート及びチャンネル割り当て(セル間のDFCAレポートから得られた)に基づいて定義される。 【0044】 更に、各候補セルからのバックグランド干渉マトリクス(BIM)を使用して、より正確な推定値を得ることができる。これは、BIMが発信セルへ送信されることを必要とする。 推定されたタイムスロット当たりのC/I値は、マッピングテーブルを使用して実際のスループット値に対してマップすることができる。使用可能なタイムスロットの数は、最大スループット値が定義されるときに考慮される。 【0045】 図8は、MS測定レポート及び他の候補セルからのDFCAリソーステーブルに基づいてC/Iを推定するための手順を示す。図9は、C/Iを、タイムスロット当たりの実際のスループットにいかにマップするかを示す。 無線リソースコントローラは、各隣接セルの受信レベル(6個の最も強力な隣接セル及び現在セルからの信号レベル)を含む測定レポートを移動局から受け取る。改善型測定レポートが使用される場合には、32個までの最も強力な隣接セルを考慮することができる。又、無線リソースコントローラ(DFCAアルゴリズムを含む)は、隣接セルの現在チャンネル割り当て(周波数当たりの予約されたタイムスロット)に関する情報をテーブル200から受け取る。この情報に基づいて、サービス中の無線リソースコントローラは、各候補セルに対し、全ての使用可能な及び占有されたチャンネルを示す全ての物理的チャンネル(タイムスロット/送信器)のテーブル202を形成する。 【0046】 サービス中の無線リソースコントローラ(DFCA)は、各隣接セルの各タイムスロット/周波数に対してC/Iを計算することができる。この手順は、DFCAの一方向チェックと同じであるが、隣接セルのBIMは使用されない。 最大マルチスロットグループのみに対してC/Iを計算することが、実行すべき唯一の方法ではない。例えば、良好な平均的C/Iをもつ3個のスロットは、悪いC/Iをもつ4個のスロットよりも高いスループットを生じることに注意されたい。 【0047】 更に、最大マルチスロットグループに加えて、次に最良のタイムスロット組合せの1つ以上に対してC/I値を計算することもできる。これは、C/I比を計算する1つの方法に過ぎず、他の方法も使用できることを理解されたい。 平均的C/I及び使用可能なスロットの最大数に基づいて(スロットが順次である必要があるかどうかは実施上の問題である)、無線リソースコントローラは、各候補セルのスループット尺度を計算する。これは、CRRMへ送信される。それに加えて、タイムスロット当たりの平均C/I値をCRRMへ送信することができる。これは、次いで、図9に基づき、CRRMにおいてタイムスロット当たりのスループットにマップすることができる。 【0048】 移動局の測定レポート、及び他の候補セルからのDFCAリソーステーブルに基づいて、搬送波対干渉比を推定するための手順を示す図8について説明する。最初に、ステップ1において、セルごとにそして周波数ごとにリソーステーブル200が定義される。このテーブル200は、各周波数f及び各タイムスロットTに対してエントリーを有する。次いで、ステップ2におい、テーブル202が定義され、これは、セルごとにそして送信器ごとにリソーステーブルを定義する。換言すれば、このテーブルは、使用可能なタイムスロットに対する各送信器の情報を含む。従って、第1テーブル200は、各周波数及びタイムスロットに対するエントリー、即ちトランシーバーがその周波数においてそのタイムスロットを使用するかどうか、そしてもしそうであれば、そのトランシーバーの認識を含む。所与の周波数及びタイムスロットが使用されない場合には、テーブルは、ブランクのままでもよいし、又はその周波数のタイムスロットを使用できるという他の適当な指示を有してもよい。 【0049】 第2のテーブル202は、各トランシーバーに対して、どのタイムスロットが各トランシーバーにより使用されるかを示す。 第3ステップであるステップ3では、最大セットの後続タイムスロット又はマルチスロットが選択される。テーブル202に示された例では、それがタイムスロットT1ないしタイムスロットT4である。 【0050】 ステップ4において、各周波数、及びマルチスロットを受け入れることのできる関連スロットに対する搬送波対干渉比が計算される。これは、他の候補セルのリソーステーブル及び測定レポートに基づく。これは、第3テーブル204に示されている。明らかなように、第3テーブル204は、第1テーブル200に基づくが、選択された周波数においてタイムスロットT1ないしタイムスロットT4に対する計算された搬送波対干渉比を含む。選択された周波数は、タイムスロットT1ないしT4が全て空の周波数である。テーブル200と同様のテーブルにある他のセルからの情報が使用される。搬送波対干渉比は、次の式を用いて計算される。 C/I=自分のセル(セルn)の信号強度RxLev(c)を、他のセルレベルからの測定レベル(I)の平均(デシベル)又は最悪(最大)値で除算する。測定されたセル(n−1)が同じタイムスロットを使用する場合には、それはセルnにおける干渉とみなさねばならない。 【0051】 ステップ5において、搬送波対干渉比の最良の平均値が選択される。 搬送波対干渉比の平均値は、一般的なスループット尺度にマップしそしてタイムスロットの数を乗算することができる。これは、ステップ6において行われる。この点に関して、搬送波対干渉比をスループットにいかにマップできるか例示した図9について説明する。より詳細には、図9は、タイムスロット当たりのスループットが搬送波対干渉比に対してマップされたグラフである。 【0052】 図9は、異なるマルチコードスキムに対して収集された異なる統計学的情報を示す。このグラフは、C/Iが既知であるときにスループットを推定するのに使用できる。このグラフから明らかなように、干渉及びノイズが大きいほど、スループットが小さい(従って、別のセルが良好となる)。より詳細には、図9は、リンクの適応を示し、即ちC/Iが良好なほど、使用できるチャンネル/エラーコードが少なくなり、そしてスループットが良好になる。その逆もまた真であり、C/Iが低くなると、要求されるコードスキムがより頑丈になる。このグラフ/テーブルは、CRRM又は無線リソースコントローラになければならない。 この方法は、DFCAが使用されるいかなるネットワークに使用することもできる。しかしながら、隣接セルからの公知のDFCAレポートでは、送信器に関する情報が受け取られない。それ故、本発明の実施形態を使用するためには、ある余計な情報、即ち各周波数/スロットに対して使用される送信器の数及び各セル内の送信器の全数が、隣接セルからのDFCAレポートに追加される。 【0053】 この次の実施形態では、GSM/EDGEセルのスループットを測定レポート並びに動的周波数及びチャンネル割り当て(DFCA)に基づいて推定するための分散的方法を説明する。図10a−cは、分散型移動局測定レポート及び各候補セルのDFCAリソーステーブル(及びBIM)に基づいて各候補セルのC/I(最大スループット)を推定するための手順を示す。上述した実施形態と同様に、図9は、C/Iをタイムスロット当たりの実際にスループットにいかにマップするかを示す。 【0054】 図10a−cに示すように、次のステップが実行される。 移動局は、多数の隣接セル、例えば、6個、又は拡張測定レポートの場合には32個の最強の隣接セル、並びに現在セルの信号強度を測定する。もちろん、本発明の別の実施形態では、他の適当な数の測定値を使用することもできる。移動局は、測定レポートをその発信基地局に周期的に報告する。 発信基地局は、DFCA一方向チェックを使用し、即ち測定レポート及びDFCAバックグランド干渉マトリクス(BIM)に基づいて最大スループットを推定する。 【0055】 発信基地局は、以前のステップで得た測定値を候補リストの各セルに送信する。候補セルは、測定値及びBIMに基づいてその最大スループットを推定する。これは、各セルが、使用可能なあり得べきタイムスロット組合せの最大セット(実施に基づき逐次タイムスロット又は分散型)を見つけることにより行われる。次いで、各セルは、測定値及びBIM値の両方を使用してこれらのスロット組合せに対して平均C/Iを計算する(測定レポートにないセルの場合に)。タイムスロット当たりの平均推定C/I値は、マッピングテーブルを使用して、タイムスロット当たりの実際のスループット値にマップされる。これは、上述した実施形態について述べたのと同様に行うことができる。使用可能なタイムスロットの数は、最大スループット値が定義されるときに考慮される。 【0056】 ある実施形態では、最大スループットは、後続タイムスロットが要求される場合にしか必要とされない。さもなければ、タイムスロット当たりのスループットで充分である。 各セルは、次いで、計算されたスループット(タイムスロット当たりのスループット又はタイムスロット当たりのC/I)値をCRRMへ送信し、これは、それらの値をセル優先順位決めプロセスに使用する。 この方法は、DFCAが使用されるいかなるネットワークに使用することもできる。測定レポートは、他の候補セルへマルチキャストされる必要があり、そして対応的に推定されるスループット値がCRRM20へ転送される。 【0057】 WCDMAセルにおけるスループット及び負荷増加を推定するための方法について以下に説明する。 ハンドオーバ及びコール設定において、全ての候補セルは、上述したようにCRRMにより優先順位決めすることができる。このため、全てのセルが、トラフィック負荷及びスループットのような多数の指示子をCRRMへ報告する。低ビットレートサービス、例えば、スピーチサービス(例えば12.2kbps)の場合には、測定された負荷パーセンテージ値は、たとえ候補セル間に容量の差があってもそれら候補セルを区別するに充分なものであるが、高いビットレート(例えば、>50kbps)の場合には、セル間の容量の差(Ptx_targetダウンリンク送信電力、トランシーバーの数、等)を考慮に入れねばならない。例えば、GSM候補セル及びWCDMA候補セルがあって、同じ負荷パーセンテージを有するが、最大容量が異なる場合には、WCDMAへハンドオーバするのが望ましい(優先順位決めプロセスに含まれた他のパラメータ/指示子がこれに影響しないと仮定すれば)。 【0058】 WCDMA受け入れ制御アルゴリズムは、必要な送信電力、即ち各WCDMA候補セルにおける新たなユーザによる負荷増加を推定するのに使用される。次いで、必要な最大電力及び移動測定レポート(ρc=Ec/Io)を使用して、各セルの使用可能なスループットを推定することができ、即ち要求されたQoSをセルがサポートできるかどうかチェックすることができる。 ここでは、セルトラフィックの非対称性のためにダウンリンク方向が負荷及びスループットを制限すると仮定する。従って、ここでは、ダウンリンクの推定だけを考える。しかしながら、特に、ほとんどの接続が両方向にほぼ等しいトラフィックを発生する場合には、アップリング負荷を推定することも望ましい。同様の技術をアップリンク推定に使用することもできる。 【0059】 ダウンリンク送信電力を負荷に対して示したグラフである図11について説明する。各セルに対し、図11では、最大計画ダウンリンク送信電力のスレッシュホールドPtx_targetが決定される。このPtx_targetは、セル負荷の最適動作点(100%ターゲット負荷)を形成し、そこまでは、無線リソースコントローラの受け入れ制御が働き得る。セル負荷の制御不能な部分、即ちNRTとして動的に調整できない送信/受信電力のリアルタイム部分が、このターゲット限界を越えると、受け入れ制御は、少なくとも、即座のアップリンクUL負荷増加を意味する確立要求を拒絶する。Ptx_targetは、無線ネットワークプランニングRNPパラメータPtxTargetによって定義される。 【0060】 全送信電力Ptx_totalは、制御不能なトラフィックにより生じる電力Ptx_ncと、非リアルタイムユーザの制御可能なトラフィックにより生じる電力Ptx_nrtとの和として表わすことができる。 Ptx_total=Ptx_nc+Ptx_nrt (1) ここで、全負荷(RT及びNRTの両データを含む)及びRT負荷の両方に対する負荷パーセンテージは、無線リソースコントローラにおいて次のように計算することができる。 【数1】
確立されるべきRT無線アクセスベアラRABについては、要求されたRAB無線アクセスベアラを含む推定負荷パーセンテージを得るために、制御不能な負荷の増加ΔPtx_ncを推定しなければならない。次いで、RT負荷パーセンテージは、次のようになる。 【数2】
【0061】 制御不能な負荷の増加ΔPtx_ncは、無線リンクの最大ダウンリンクDL送信電力を決定することにより推定できる。要求された保証ビットレートRImaxの1つの無線アクセスベアラRAB及びそれに対するターゲットEb/No=ρをもつ単一のサービスコールについて考える。Ptx,refが基準サービスの最大DL送信電力を表わし(例えば、12.2kビット/sのスピーチサービスを基準サービスとして使用できる)、RIrefがそのビットレートであり、そしてρrefがそのターゲットEb/Noである場合には、無線リンクの最大電力Ptx,maxは、Ptx,refから次の式(線形形態)により決定される。 ΔPtx=Ptx,max=MIN(RImax,eff・Ptx,ref、Ptx_DPCH_max) (4) 但し、「最大有効ビットレート修正ファクタ」は、次の式で定義される。 【数3】
但し、Ptx_DPCH_maxは、パラメータPtxDPCHMaxにより決定されたDL DPCH(専用物理チャンネル)コードチャンネル送信電力に対する絶対的最大値である。 【0062】 要求された無線アクセスベアラRABに対する最大ダウンリンクDL送信電力が定義されたときに、それを使用して、所与の送信電力Ptx、maxで達成できる最大ビットレートRmax(=スループット)をチェック又は推定することができる。このため、「初期DL送信電力」の式 【数4】
を変更することができる。送信電力を決定するには、多数のパラメータ値に関する知識を必要とする。それらは、次のように得られる。 ρ=Eb/Noは、要求されたビットレートに対するエネルギー/ビット/ノイズ密度である。 ρc=Ec/Noは、ターミナルにより測定されたパーチ(perch)チャンネルのチップ当たりの信号対干渉比(MS測定レポート)である。 Wは、チップレート(3.84Mチップ)である。 Rは、ネットワークにより指定されるビットレートである。 Ptx_totalは、基地局により測定される。 Ptx,CPICHは、一次CPICH(共通パイロットチャンネル)の送信電力を決定するための無線ネットワークプランニングパラメータである。 αは、急速に変化し得る種々のファクタに依存するので決定するのが困難である。これは、0.5に予め固定される。 【0063】 既知のビットレートRに対して初期送信電力を求めるのではなく、最大送信電力Ptx,maxが分かることに伴う達成可能な最大ビットレートRmaxを、次のように決定する。 【数5】
この実施形態は、上述した実施形態と同様に、分散的に実施することもできるし、集中的に実施することもできる。分散的な形態では、要求されたMS測定レポート値が候補セルへ送信され、これら候補セルは、次いで、スループット及び負荷の増加を計算し、そしてそれらをCRRMへ転送する。集中的な形態では、MS測定レポートがCRRMに直接送信され、そこで、スループット及び負荷の増加が計算される。この場合には、異なるデータレートに対してRIref、ρref(ターゲットEb/No)、Ptx,ref、Ptx-DPCH-max、α及びEb/Noテーブルを含むセル特有の無線ネットワークプランニング(RNP)パラメータもCRRMにより必要とされ、それらは、CRRMサーバ内のデータベースに保持され、そしてそれらが変更される場合にはセルから更新される。 【0064】 以下、図14を参照して、GSMセルに対する同様の負荷増加推定方法を説明する。 GSMセルの負荷が例示されている。タイムスロットは、RT/NRTトラフィックに完全に専用とすることもできるし、或いは異なるトラフィッククラス間で共用することもできる。リアルタイムユーザの場合には、帯域巾の各保証断片を一緒に加算して、合計保証帯域巾を考える。NRT負荷は、パケットスケジューラにより柔軟に制御できるので、RTユーザにとっては重要でない。 各GSMセルは、セル内のトランシーバーTRX及び予約されたスロットの数に基づいてユーザデータに使用されるべきタイムスロットの数(TSLmax)を有する。全負荷は、RT及びNRTデータより成る。 TSLtotal=TSLRT+TSLNRT (1) 【0065】 従って、全負荷(専用及び共用の両タイムスロットで、RT及びNRTの両データを含む)及びRT負荷の両方に対する負荷パーセンテージを無線リソースコントローラにおいて次のように計算することができる。 【数6】
ビットレート要求Rreqで確立されるべきRT RABに対して、要求されたRABを含む新たな負荷パーセンテージを推定するために、タイムスロット当たりの使用可能なスループットRest,tsl(移動測定及びBTS統計学的情報に基づく)を推定しなければならない。次いで、RT負荷パーセンテージは、次のように近似することができる。 【数7】
【0066】 例えば、現在Load_RT=60%、TSLmax=30、TSL当たりのスループット=25kbps、要求されたサービス=64kbpsとすると、次のようになり、 【数8】
サービスは、少なくとも、3TSLのマルチスロットを必要とする。 これは、3つのタイムスロットがサービスに割り当てられることを意味するものではなく、新たなユーザによる負荷増加に関するおおよその推定を与える。 スループットの推定は、セルベースで行われ、即ち全セルエリアの統計学的情報を収集し、そしてタイムスロット当たりの使用可能なスループットのある安全な95%の推測を使用することにより行われる。或いは又、各候補セルにおける所定ユーザに対する移動測定及びBTS統計学的情報に基づく「真」の接続ベースの最大スループットを推定することもできる。この推定は、各候補セルにおける既存のDFCAアルゴリズムを使用することにより実行できる。これは、セル間のある付加的なシグナリングを必要とする。 【0067】 次の実施形態では、セル干渉の統計学的情報、移動局の位置、及び移動局の測定レポートに基づいて、GSM/EDGEセルのスループットを推定する方法が使用される。この実施形態では、移動局の位置の関数としての各セルの進行中コールからの干渉統計学的情報(例えば、90−95%アウテージ確率をもつ累積的分布関数)が収集される。セルエリア(又はエリアの他の形式)は、統計学的情報を収集する更に小さなエリアに分割される。統計学的情報として収集される値は、移動局により報告される実際の干渉レベルに基づいてもよいし、又は受信信号レベルの関数として受信ビットエラー率に基づくものであってこれを干渉へとマップして記憶してもよい。チャンネル割り当てがあるたびに、即ちハンドオフ又はコール設定中に、C/I(搬送波対干渉)値は、移動局測定レポート(Cに対する値を与える)、並びに移動局の位置及び干渉統計学的情報(Iの値を与える)から推定することができる。 【0068】 推定されたC/I値は、次いで、タイムスロット当たりのスループットにマップすることができる。使用可能なタイムスロットの数は、最大スループット値が定義されるときに考慮される。 移動局の位置を与えることができない場合には、干渉統計学的情報を、経路ロスの関数として収集することができる(基地局からの信号の受信レベルは、セルの半径の尺度、及びセル内の移動局の位置の指示を与える)。これは、位置をベースとする統計学的情報ほど正確ではないが、全セル範囲にわたる単一の平均統計学的情報よりは正確な推定値を与えることができる。 アップリンク方向についても、同様の統計学的情報を収集することができる。 【0069】 干渉、C/I又はスループットの単一の統計学的情報を全セルに対して収集することができる。これは、あまり正確ではない。というのは、干渉がセルのエリアにわたって同じではなく、そして干渉の変化を考慮に入れないからである。更に精度を付加することにより、更なる処理能力及びシグナリングが必要となる。 図12は、移動局の位置の関数として干渉統計学的情報を収集する手順を示す。明らかなように、セル100は、複数の更に小さなエリア102に細分化される。これらエリアの各々について、搬送波対干渉比は、Cを与えるための移動局測定レポートと、Iを与えるための移動局位置及び移動局測定レポート統計学的情報とを使用することにより計算される。地理的エリア当たりのC/I統計学的情報が収集された場合には、新たな接続に対するC/I値は、MSの位置の関数だけであり、現在測定値(C)の関数ではない。 【0070】 座標(X及びY)を有する各小さなエリアに対し、干渉(I)(又はC/I)統計学的情報が収集され、そしてそれら統計学的情報の90−95%値(図12の曲線110)がテーブルに記憶される(x対y)。 関数Rx_level(経路ロス)として干渉統計学的情報を収集するための手順を示した図13について説明する。この実施形態では、セルは、基地局から各々の距離にある複数のリング状の領域に分割される。この実施形態では、搬送波対干渉比が計算される。搬送波は、以前の図を参照して述べたように計算される。干渉値は、エアインターフェイスにおける経路ロスの関数から計算される。 【0071】 搬送波対干渉比をスループットにいかにマップするかを示した図9を再び参照する。 統計学的情報の収集は、各基地局で実施されねばならない。基地局は、干渉マトリクスをCRRMへ報告することができ、CRRMは、次いで、移動MS測定レポート、移動局MSの位置及び使用可能なタイムスロットを最大スループットにマップする。或いは又、移動局MSの測定レポートを各候補セルへ転送し、その候補セルが、対応するスループット値を計算してそれをCRRMへ転送することもできる。 一日の異なる時間中には異なる干渉/負荷状態が現れるので、収集したデータをフィルリングするために何らかの忘却ファクタ(例えば、IIRフィルタでデータをフィルタリングする:new_stat_value=0.98*old_stat_value+0.02*new_sample)がなければならない。 【0072】 スループットを決定するための1つ以上の方法を同じネットワークに使用できることが明らかであろう。異なるシステムは、異なる方法を使用することができる。同じシステムが、スループットを決定するための2つ以上の方法を使用することが考えられる。 本発明の別の実施形態では、スループットが決定されず、負荷のような他のパラメータが決定されてもよいことが明らかであろう。上述したのと同様の方法を使用して、当該パラメータを決定することができる。 【0073】 本発明による方法について以下に説明する。 信号対干渉比(SIR)の計算は、セルベース又は接続ベースで行うことができる。接続ベースの推定は、割り当て(ハンドオーバ、コール設定)ごとに行う必要があるので、かなりの量のシグナリングを必要とする。一方、セルベースの推定は、各セルに対して1つの(又は本発明のある実施形態では1つ以上の)統計学的情報を必要とするだけであり、これは、負荷のような他の周期的なレポートと共にCRRMへ報告することができる。接続ベースのスループット/SIR推定値は、次のように計算することができる。 DFCAに基づく集中的なスループットの計算; DFCAに基づく分散的なスループットの計算; BEP(ビットエラー確率)及び/又はC/I統計学的情報、並びに移動局MSの位置の知識に基づくスループットの計算。 【0074】 セルに使用される統計学的方法は、次の通りである。 − 各GSM/GERANセルにおいて各進行中コールの測定レポートからBEP値を収集する。 − それらをC/I値にマップし(図15)、そして電力制御の差(MaxTx電力−実際のTx電力)をC/I値に追加する。DL電力制御がない状態で、BEP対(MEAN_BEP、CV_BEP)を、テーブル1(以下に含まれる)に基づいてスループット/TSLに直接マップすることができる。 − それらの値をC/I統計学的情報に追加する。 − C/I統計学的情報の90−95%値をCRRMに周期的に報告する。 【0075】 CRRMでは、各セルのC/I統計学的情報を、例えば、セルの能力に基づきテーブル1(直接的C/I対スループットテーブル)を使用してスループット/TSLへマップすることができる。EDGE可能セルの場合には、GMSKのみが可能なセルに対して異なるマッピングテーブルを使用しなければならない。全てのセルが同じ能力(例えば、EDGE)を有する場合には、セル統計学的情報を個々のBEPから直接収集して、スループット/TSL値を与えることができる。 【0076】 セルにおいて高ビットレートユーザの割合が高い場合には、大半が低ビットレートユーザであるセルよりも非常に魅力的であると思われ、そしてその逆のことも考えられる。これは、1組のトラフィッククラスに対する統計学的情報を収集しそしてそれらの異なる値をCRRMへ別々に報告するか、又はユーザの分布に比例して統計学的情報を重み付けすることにより解決することができる。 又、統計学的情報の目的でベンチマークサービスを使用することができる。例えば、AMR12.2kビット/sユーザからの測定値だけを統計学的情報として収集することができる。 この種のレポートは、WCDMAセルからは必要とされないと仮定された。しかしながら、本発明のある実施形態では、この形式のレポートをCDMAセルと共に使用してもよい。 【0077】 【表1】
【図面の簡単な説明】 【0078】 【図1】複数の異なる無線アクセス技術のシステムより成るネットワークを示す図である。 【図2】複数の無線アクセスシステムを制御する共通の無線リソース管理を示す図である。 【図3】ハンドオーバ機能のCRRM概念を示す図である。 【図4】ハンドオーバプロセス中の事象シーケンスを示す図である。 【図5】ハンドオーバ判断の優先順位決めアルゴリズムを示す図である。 【図6】複数のCRRMより成る本発明の1つの実施形態を示す図である。 【図7】複数のCRRMより成る本発明の第2の実施形態を示す図である。 【図8】スループットを決定する第1の方法を示す図である。 【図9】C/I比をスループットにマッピングするところを示す図である。 【図10a】スループットを決定する第2の方法を示す図である。 【図10b】スループットを決定する第2の方法を示す図である。 【図10c】スループットを決定する第2の方法を示す図である。 【図11】スループットを決定する第3の方法においてダウンリンク送信電力を負荷に対して示すグラフである。 【図12】スループットを決定する第4の方法を示す図である。 【図13】図12に示した方法の変形を示す図である。 【図14】GSMセルの負荷を示す図である。 【図15】搬送波対干渉比の関数としてビットエラー率を示すグラフである。 【符号の説明】 【0079】 2 移動局 20 CPRM(共通無線リソース管理) 30 セルリソース
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| 【出願人】 |
【識別番号】398012616 【氏名又は名称】ノキア コーポレイション
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| 【出願日】 |
平成19年10月10日(2007.10.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059959 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 稔
【識別番号】100067013 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 文昭
【識別番号】100082005 【弁理士】 【氏名又は名称】熊倉 禎男
【識別番号】100065189 【弁理士】 【氏名又は名称】宍戸 嘉一
【識別番号】100084009 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 信夫
【識別番号】100086771 【弁理士】 【氏名又は名称】西島 孝喜
【識別番号】100084663 【弁理士】 【氏名又は名称】箱田 篤
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| 【公開番号】 |
特開2008−35563(P2008−35563A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2007−264765(P2007−264765) |
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