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【発明の名称】 プレゼンス管理サーバおよびプレゼンス管理方法
【発明者】 【氏名】小栗 伸

【氏名】中山 博文

【氏名】清水 貴司

【要約】 【課題】特定のユーザが特定の状態となったことを容易且つ確実に通知可能とする。

【構成】複数のユーザの状態を管理するとともに、複数のユーザがそれぞれ所持する複数の端末と通信可能なプレゼンス管理サーバ1であって、各ユーザを一意に識別するユーザ識別子と、各端末の位置するエリアを一意に識別するエリア識別子と、エリアにおけるユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶するプレゼンス情報記憶部112と、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報を監視するプレゼンス情報監視部121と、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたことを示すメッセージを複数の端末の少なくとも1つに通知するメッセージ通知部122とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザの状態を管理するとともに、前記複数のユーザがそれぞれ所持する複数の端末と通信可能なプレゼンス管理サーバであって、
各ユーザを一意に識別するユーザ識別子と、各端末の位置するエリアを一意に識別するエリア識別子と、前記エリアにおけるユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶するプレゼンス情報記憶部と、
前記プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、前記プレゼンス情報を監視するプレゼンス情報監視部と、
前記プレゼンス情報が前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記プレゼンス情報が前記所定の条件を満たしたことを示すメッセージを前記複数の端末の少なくとも1つに通知するメッセージ通知部と
を備えることを特徴とするプレゼンス管理サーバ。
【請求項2】
前記複数の端末のいずれかが送信した通知要求に基づき、監視対象のユーザのユーザ識別子と、前記監視対象のユーザの所持する端末の位置するエリアのエリア識別子と、前記エリアにおける前記監視対象のユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけた通知条件情報を記憶する通知条件情報記憶部をさらに備え、
前記プレゼンス情報監視部は、前記プレゼンス情報と前記通知条件情報とが一致した場合に、前記プレゼンス情報が前記所定の条件を満たしたと判定することを特徴とする請求項1に記載のプレゼンス管理サーバ。
【請求項3】
前記プレゼンス情報記憶部は、前記プレゼンス情報として、前記ユーザ識別子と、前記エリア識別子と、前記滞在時間情報と、各ユーザの通話状態を示す通話状態情報と、各ユーザのスケジュールを示すスケジューラ情報とを対応づけて記憶することを特徴とする請求項1または2に記載のプレゼンス管理サーバ。
【請求項4】
複数のユーザおよび前記複数のユーザがそれぞれ所持する複数の端末の状態を管理するプレゼンス管理方法であって、
各ユーザを一意に識別するユーザ識別子と、各端末の位置するエリアを一意に識別するエリア識別子と、前記エリアにおけるユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶するステップと、
前記プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、前記プレゼンス情報を監視するステップと、
前記プレゼンス情報が前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記プレゼンス情報が前記所定の条件を満たしたことを示すメッセージを前記複数の端末の少なくとも1つに通知するステップと
を含むことを特徴とするプレゼンス管理方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のユーザの状態を管理するとともに、前記複数のユーザがそれぞれ所持する複数の端末と通信可能なプレゼンス管理サーバおよびプレゼンス管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザの状態(プレゼンス情報)を管理・閲覧可能なプレゼンス管理システムの開発が盛んに行われている。さらに、プレゼンス情報を管理するサーバにおいて、ユーザ端末の位置情報の変化に応じて、プレゼンス情報データベースを自動的に更新する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、インターネットや携帯電話を用いたコミュニケーション手段として、例えばインスタント・メッセージと呼ばれるアプリケーションが開発されている。インスタント・メッセージ・システムでは、ユーザ端末間でメッセージを交換する際に、通信相手の状況を示すプレゼンス情報が閲覧可能である。
【特許文献1】特開2005−78288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、連絡したい相手のプレゼンスを確認し、「会議中」であったような場合、相手が自席に戻った時点で連絡しようとすると、定期的にプレゼンス情報を閲覧する必要がある。また、定期的にプレゼンス情報を閲覧する場合であっても、相手が自席に戻ったことを確実に確認することが困難である。
【0005】
上記問題点を鑑み、本発明は、特定のユーザが特定の状態となったことを容易且つ確実に通知可能なプレゼンス管理サーバおよびプレゼンス管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、複数のユーザの状態を管理するとともに、複数のユーザがそれぞれ所持する複数の端末と通信可能なプレゼンス管理サーバであって、各ユーザを一意に識別するユーザ識別子と、各端末の位置するエリアを一意に識別するエリア識別子と、エリアにおけるユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶するプレゼンス情報記憶部と、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報を監視するプレゼンス情報監視部と、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたことを示すメッセージを複数の端末の少なくとも1つに通知するメッセージ通知部とを備えることを要旨とする。
【0007】
この特徴によれば、プレゼンス管理サーバが、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報を監視するプレゼンス情報監視部と、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたことを示すメッセージを複数の端末の少なくとも1つに通知するメッセージ通知部とを備えるので、特定のユーザが特定の状態となったことを容易且つ確実に通知可能となる。
【0008】
本発明の第2の特徴は、第1の特徴に係るプレゼンス管理サーバにおいて、複数の端末のいずれかが送信した通知要求に基づき、監視対象のユーザのユーザ識別子と、監視対象のユーザの所持する端末の位置するエリアのエリア識別子と、エリアにおける監視対象のユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけた通知条件情報を記憶する通知条件情報記憶部をさらに備え、プレゼンス情報監視部は、プレゼンス情報と通知条件情報とが一致した場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定することを要旨とする。
【0009】
この特徴によれば、プレゼンス情報監視部が、プレゼンス情報と通知条件情報とが一致した場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定するので、通知の行われる条件をユーザが任意に設定可能となる。
【0010】
本発明の第3の特徴は、第1または第2の特徴に係るプレゼンス管理サーバにおいて、プレゼンス情報記憶部は、プレゼンス情報として、ユーザ識別子と、エリア識別子と、滞在時間情報と、各ユーザの通話状態を示す通話状態情報と、各ユーザのスケジュールを示すスケジューラ情報とを対応づけて記憶することを要旨とする。
【0011】
この特徴によれば、プレゼンス情報が、ユーザ識別子、エリア識別子、および滞在時間情報に加えて、通話状態情報およびスケジューラ情報を含むので、通話状態情報およびスケジューラ情報が所定の条件を満たした場合に通知を行うことが可能となる。
【0012】
本発明の第4の特徴は、複数のユーザおよび複数のユーザがそれぞれ所持する複数の端末の状態を管理するプレゼンス管理方法であって、各ユーザを一意に識別するユーザ識別子と、各端末の位置するエリアを一意に識別するエリア識別子と、エリアにおけるユーザの滞在時間を示す滞在時間情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶するステップと、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報を監視するステップと、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたことを示すメッセージを複数の端末の少なくとも1つに通知するステップとを含むことを要旨とする。
【0013】
この特徴によれば、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報を監視するステップと、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたことを示すメッセージを複数の端末の少なくとも1つに通知するステップとを含むので、特定のユーザが特定の状態となったことを容易且つ確実に通知可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、特定のユーザが特定の状態となったことを容易且つ確実に通知可能なプレゼンス管理サーバおよびプレゼンス管理方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
【0016】
(プレゼンス管理システム)
本実施形態に係るプレゼンス管理システムは、図1に示すように、プレゼンス管理サーバ1と、スケジューラ2と、位置測位システム3と、呼制御装置4と、複数の端末5,・・・を備える。プレゼンス管理サーバ1は、図示を省略する通信網を介して、複数のユーザがそれぞれ所持する端末5,・・・と通信し、各ユーザの状態を管理する。また、プレゼンス管理サーバ1は、端末5,・・・にメッセージを通知可能なように構成されている。
【0017】
スケジューラ2は、各ユーザのスケジュールを記憶・管理する。スケジューラ2は、プレゼンス管理サーバ1の一機能としてプレゼンス管理サーバ1内に設けられていてもよい。プレゼンス管理サーバ1は、スケジューラ2から、各ユーザのスケジュールをスケジューラ情報として定期的に受信する。
【0018】
位置測位システム3は、各ユーザの所持する端末の位置を測位する。位置測位システム3としては、例えば無線LAN(Local Area Network)を利用した位置測位システムまたはGPS(Global Positioning System)等が利用できる。プレゼンス管理サーバ1は、位置測位システム3から、各ユーザの所持する端末5,・・・の位置情報を定期的に受信する。
【0019】
呼制御装置4は、端末5,・・・に対して呼制御を行う。呼制御装置4としては、例えばSIP(Session Initiation Protocol)サーバが使用できる。プレゼンス管理サーバ1は、位置測位システム3から、各端末5,・・・の通話状態(待ち受け状態または通話状態)を示す通話状態情報を定期的に受信する。
【0020】
なお、各端末5,・・・としては、例えば携帯電話端末、PHS(Personal Handy phone System)端末、または無線IP(Internet Protocol)電話端末等が使用できる。
【0021】
(プレゼンス管理サーバ)
プレゼンス管理サーバ1は、記憶部11と、プレゼンス情報管理部120と、プレゼンス情報監視部121と、メッセージ通知部122と、通知条件情報削除部123と、フラグ124とを備える。記憶部11は、通知条件情報記憶部111と、プレゼンス情報記憶部112と、エリア情報記憶部113と、位置情報記憶部114とを備える。
【0022】
エリア情報記憶部113は、図2(a)に示すように、エリアを一意に識別するエリア識別子(以下、「エリアID」)と、位置測位システム3によって測定される位置情報とを対応づけたエリア情報をあらかじめ記憶する。図2(a)の例においては、位置情報(0.0),(1.1),(0.1),(1.0)で規定される範囲内ではエリアID“会議室A”が対応づけられており、位置情報(5.5),(6.6),(5.6),(6.5)で規定される範囲内ではエリアID“会議室B”が対応づけられている。
【0023】
位置情報記憶部114は、位置測位システム3から通知された測位結果に基づいて位置情報を記憶する。記憶される位置情報は、図2(b)に示すように、ユーザIDと、位置情報が測位された時刻と、測位された位置とを含んでいる。図2(b)の例においては、ユーザID“Aさん”と、時刻 “12:00”と、測位された位置“10.19”とが対応づけられている。また、ユーザID“部長”と、時刻 “12:00”と、測位された位置“59.99”とが対応づけられている。
【0024】
プレゼンス情報管理部120は、エリア情報記憶部113に記憶されたエリア情報を用いて、位置情報記憶部114に記憶された位置情報をエリアIDに変換して、変換して得られたエリアIDをユーザID毎にプレゼンス情報記憶部112に格納する。また、プレゼンス情報管理部120は、1つのエリアIDが継続される時間を測定し、測定した継続時間を滞在時間情報としてユーザID毎にプレゼンス情報記憶部112に格納する。さらに、プレゼンス情報管理部120は、呼制御装置4から通知された通話状態情報と、スケジューラ2から通知されたスケジューラ情報とを、ユーザID毎にプレゼンス情報記憶部112に格納する。
【0025】
この結果、プレゼンス情報記憶部112は、図3(a)に示すように、ユーザIDと、エリアIDと、滞在時間情報と、通話状態情報と、スケジューラ情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶する。図3(a)に示す例においては、ユーザID“Aさん”と、エリアID“会議室”と、滞在時間“60分”と、スケジューラ情報“○○会議”と、通話状態“待ち受け”とが対応づけられている。また、ユーザID“部長”と、エリアID“自席”と、滞在時間“1分”と、スケジューラ情報“デスクワーク”と、通話状態“通話中”とが対応づけられている。
【0026】
通知条件情報記憶部111は、端末5,・・・から送信された通知要求に基づき、端末5,・・・の少なくとも1つに通知を行うための通知条件を示す通知条件情報を記憶する。通知条件情報としては、監視対象のユーザと、監視するユーザのエリアと、そのエリアでの滞在時間とが指定される。これらの情報に加えて、メッセージ通知が実行される有効時間(有効期限)およびメッセージ通知を要求する回数である要求通知回数といった条件が指定可能なように構成されていてもよい。図3(b)においては、ユーザID“部長”と、エリアID“自席”と、滞在時間情報“1分”と、要求通知回数“2回”と、有効時間“6/30 17:00まで”とが対応づけられている。なお、端末5,・・・から送信された通知要求には、通知先の端末(ユーザ)を指定する情報が含まれていてもよい。
【0027】
プレゼンス情報監視部121は、プレゼンス情報記憶部112に記憶されたプレゼンス情報が通知条件情報を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報記憶部112に記憶されたプレゼンス情報を監視する。具体的には、通知条件情報とプレゼンス情報を比較し、通知条件情報とプレゼンス情報が一致した場合に、プレゼンス情報が通知条件情報を満たした旨をメッセージ通知部122へ通知する。
【0028】
メッセージ通知部122は、プレゼンス情報が通知条件情報を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が通知条件情報を満たしたことを示すメッセージを、複数の端末5,・・・の少なくとも1つに通知する。ここで、メッセージの通知先の端末としては、その通知条件情報を登録した端末に限らず、他の端末であってもかまわない。他の端末に対して通知を行う場合、例えば、メッセージの通知先の端末(ユーザ)を指定する情報が、通知要求に含まれる。
【0029】
通知されたメッセージにおいては、通知要求を解除することが可能となるように、例えば通知要求の解除を行うためのURL(Uniform Resource Locator)等が記述されている。よって、メッセージが通知されたユーザは、通知要求を解除するか、あるいは継続するかを選択できる。
【0030】
通知条件情報削除部123は、端末5,・・・から送信された通知解除要求に基づき、該当する通知条件情報を通知条件情報記憶部111から削除する。
【0031】
フラグ124は、プレゼンス情報監視部121によるプレゼンス情報監視処理時に使用される。例えば、通知条件が「ユーザAが自席に移動したら通知、有効回数3回」である場合、ユーザAのエリアIDが、“会議室→会議室→自席→自席→会議室”の順に取得された場合、メッセージが一回のみ通知され、有効回数は2になる。また、ユーザAのエリアIDが、“会議室→自席→会議室→自席→会議室”の順に取得された場合、メッセージが2回通知され、有効回数は1になる。
【0032】
(システム全体の動作)
次に、図4に示すシーケンス図を参照して、本実施形態に係るプレゼンス管理システム全体の動作概要について説明する。ただし、メッセージの通知先の端末5が、通知要求を行った端末5である場合について説明する。
【0033】
ステップS101において、位置測位システム3、呼制御装置4、およびスケジューラ2は、位置情報、通話状態情報、およびスケジューラ情報をプレゼンス管理サーバ1にそれぞれ通知する。
【0034】
ステップS102において、プレゼンス管理サーバ1は、ステップS101で通知された位置情報、通話状態情報、およびスケジューラ情報をユーザID毎にプレゼンス情報記憶部112に格納する。
【0035】
ステップS103において、端末5は、通知条件情報を含む通知要求をプレゼンス管理サーバ1へ送信する。
【0036】
ステップS104において、プレゼンス管理サーバ1は、ステップS103で受信した通知要求に含まれる通知条件情報を、通知条件情報記憶部111に格納する。
【0037】
ステップS105において、位置測位システム3、呼制御装置4、およびスケジューラ2は、位置情報、通話状態情報、およびスケジューラ情報をプレゼンス管理サーバ1にそれぞれ通知する。
【0038】
ステップS106において、プレゼンス管理サーバ1は、ステップS105で通知された位置情報、通話状態情報、およびスケジューラ情報をユーザID毎にプレゼンス情報記憶部112に格納することで、プレゼンス情報を更新する。
【0039】
ステップS107において、プレゼンス管理サーバ1は、プレゼンス情報監視処理を実行する。プレゼンス情報監視処理では、主に、プレゼンス情報が通知条件情報を満たしたか否かが判定される。プレゼンス情報監視処理の詳細については後述する。プレゼンス情報が通知条件情報を満たしたと判定された場合、ステップS108に移行する。
【0040】
ステップS108において、プレゼンス管理サーバ1は、端末5に対し、プレゼンス情報が通知条件情報を満たした旨のメッセージを通知する。
【0041】
ステップS109において、端末5のユーザは、通知要求を解除するか、継続するかを選択する。通知要求を解除する場合、ステップS110に移行する。
【0042】
ステップS110において、端末5は、通知要求の解除を要求する通知解除要求をプレゼンス管理サーバ1へ送信する。
【0043】
(プレゼンス情報監視処理)
次に、図5に示すフローチャートを参照して、上記プレゼンス情報監視処理の詳細について説明する。
【0044】
ステップS200において、プレゼンス情報監視部121は、フラグ124の値を“0”に設定する。
【0045】
ステップS201において、プレゼンス情報監視部121は、通知条件情報記憶部111から通知条件情報を取得し、通知条件情報中の「要求通知回数」が“0”でなく、且つ、現在時刻が通知条件情報中の有効時間内であるか否かを判定する。この条件が満たされている場合にはステップS202に移行し、満たされていない場合にはステップS203に移行する。ステップS203においては、その通知条件情報は、通知条件情報記憶部111から削除(または無効化)される。
【0046】
ステップS202において、プレゼンス情報監視部121は、監視対象のユーザのプレゼンス情報をプレゼンス情報記憶部112から取得する。
【0047】
ステップS204において、プレゼンス情報監視部121は、ステップS201で取得した通知条件情報と、ステップS202で取得したプレゼンス情報が一致するか否かを判定する。ステップS201で取得した通知条件情報と、ステップS202で取得したプレゼンス情報が一致する場合は、ステップS205に移行する。ステップS201で取得した通知条件情報と、ステップS202で取得したプレゼンス情報が一致しない場合は、ステップS201に処理が戻る。
【0048】
ステップS204において、プレゼンス情報監視部121は、フラグ124の値が“1”であるか否かを判定する。フラグ124の値が“1”である場合、ステップS201に処理が戻る。フラグ124の値が“0”である場合、ステップS207に移行する。
【0049】
ステップS207において、プレゼンス情報監視部121は、メッセージ通知部122に対してメッセージの通知を指示する。
【0050】
ステップS208において、プレゼンス情報監視部121は、フラグ124の値を“1”に設定する。このようにして、通知条件情報とプレゼンス情報とが一致した場合に、メッセージ通知が1回のみ実行される。
【0051】
一方、ステップS206において、プレゼンス情報監視部121は、フラグ124の値が“1”であるか否かを判定する。フラグ124の値が“1”である場合、ステップS209に移行する。フラグ124の値が“0”である場合、ステップS201に処理が戻る。
【0052】
ステップS209において、プレゼンス情報監視部121は、通知条件情報の「要求通知回数−1」を計算して、計算後の要求通知回数を通知条件情報に再設定する。また、プレゼンス情報監視部121は、フラグ124の値を“0”に設定する。
【0053】
(作用および効果)
本実施形態によれば、プレゼンス管理サーバ1が、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたか否かを判定するため、プレゼンス情報を監視するプレゼンス情報監視部121と、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定された場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたことを示すメッセージを複数の端末5,・・・の少なくとも1つに通知するメッセージ通知部122とを備えるので、特定のユーザが特定の状態となったことを容易且つ確実に通知可能となる。
【0054】
また、本実施形態によれば、プレゼンス管理サーバ1が、複数の端末のいずれかが送信した通知要求に基づき、通知条件情報を記憶する通知条件情報記憶部111を備え、プレゼンス情報監視部121が、プレゼンス情報と通知条件情報とが一致した場合に、プレゼンス情報が所定の条件を満たしたと判定するので、監視対象のユーザが特定の状態になったタイミングで通知が行われる。したがって、通知の行われる条件をユーザが任意に設定可能となるとともに、ユーザが定期的にプレゼンスの確認を行う手間が省ける。
【0055】
さらに、本実施形態によれば、プレゼンス情報が、ユーザID、エリアID、および滞在時間情報に加えて、通話状態情報およびスケジューラ情報を含むので、通話状態情報およびスケジューラ情報が所定の条件を満たした場合に通知を行うことが可能となる。このため、メッセージを行う条件をより厳密に設定可能となる。
【0056】
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
【0057】
上述した実施形態では、プレゼンス情報記憶部112が、ユーザIDと、エリアIDと、滞在時間情報と、通話状態情報と、スケジューラ情報とを対応づけたプレゼンス情報を記憶する一例を説明した。しかしながら、プレゼンス情報が、通話状態情報およびスケジューラ情報を含まないように構成されていてもよい。プレゼンス情報が通話状態情報を含まない場合、端末5,・・・として、無線通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)またはノートPC(Personal Computer)等が使用可能となる。 また、上述した実施形態では、プレゼンス管理サーバ1にて位置情報をエリア情報に変換する場合について説明した。しかしながら、エリアIDを送信するエリアID送信装置(例えば無線タグ)をエリア毎に設置し、エリアID送信装置が送信するエリアIDを受信するエリアID受信装置(例えばタグリーダ)を端末毎に設置し、各端末からプレゼンス管理サーバ1に上記受信したエリアIDを通知することで、位置情報記憶部114およびエリア情報記憶部113を不要とすることができる。
【0058】
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本実施形態に係るプレゼンス管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は本実施形態に係るエリア情報の一例を示す図であり、図2(b)は本実施形態に係る位置情報の一例を示す図である。
【図3】図3(a)は本実施形態に係るプレゼンス情報の一例を示す図であり、図3(b)は本実施形態に係る通知条件情報の一例を示す図である。
【図4】本実施形態に係るプレゼンス管理システムの全体動作例を示すシーケンス図である。
【図5】本実施形態に係るプレゼンス管理サーバによるプレゼンス情報監視処理の処理フロー例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
1…プレゼンス管理サーバ
2…スケジューラ
3…位置測位システム
4…呼制御装置
5,・・・ …端末
11…記憶部
111…通知条件情報記憶部
112…プレゼンス情報記憶部
113…エリア情報記憶部
114…位置情報記憶部
120…プレゼンス情報管理部
121…プレゼンス情報監視部
122…メッセージ通知部
123…通知条件情報削除部
【出願人】 【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
【出願日】 平成18年7月7日(2006.7.7)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和

【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦

【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和

【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一

【識別番号】100117064
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 市太郎


【公開番号】 特開2008−17363(P2008−17363A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−188688(P2006−188688)