| 【発明の名称】 |
自律分散型セキュリティシステムおよびその制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】細川 長範
【氏名】竹内 政人
【氏名】佐藤 博明
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| 【要約】 |
【課題】制御装置2A〜2Nに接続した電気錠4、照明5、センサ6等の制御対象機器の変更、追加、あるいは削除を、制御プログラムの変更無しに、管理装置1側から、制御対象機器設定情報の変更のみで行える自律分散型のセキュリティシステムを実現する。
【構成】制御対象機器3〜6をオブジェクトとして捉えクラス分けをし、そのクラスに属する制御対象機器を型式に分類し、制御対象機器のクラスを表すコードと型式を表すコードを持つデータベース、クラス毎に操作対象となる複数の属性を示すプロパティコードとアクセス方法を示すコードとプロパティの値を持つデータベース、型式毎にプロパティに対応した制御プログラムを制御装置に持たせる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 それぞれが複数の接続ポートを持ち、接続された制御対象機器を受け持って制御する複数の制御装置と、複数の前記制御装置とデータ伝送可能に接続され、前記各制御装置に前記制御対象機器の制御を含む指令を発する管理装置と、前記管理装置と前記各制御装置の各々に設けられ、前記制御対象機器に関する管理データを記憶したデータベースとを備えた自律分散型セキュリティシステムにおいて、前記各制御装置毎に設けられ、(1)接続可能な複数の前記制御対象機器用の制御プログラムを記憶したデータベース、(2)前記管理装置からの前記指令を受信したとき、この指令を実行する手段、(3)この実行に応じて当該制御装置内データベースの管理データを更新するデータ更新手段、および(4)この実行事実を前記管理装置へ伝達する伝達手段と、前記管理装置に設けられ、(5)オペレータによる操作に応じて、前記各制御対象機器に対する制御指令を前記各制御装置へ出力する指令手段、および、(6)前記制御装置から伝達された前記実行事実に基き管理装置内データベースの管理データを更新するデータ更新手段を備えたことを特徴とする自律分散型セキュリティシステム。 【請求項2】 ビルや建物あるいは部屋等に設置され、それぞれが複数の接続ポートを持ち、電気錠、照明またはセンサ等の複数の制御対象機器を受け持って制御する複数の制御装置と、複数の前記制御装置とデータ伝送可能に接続され、前記各制御装置に対して設定や制御を行う管理装置、この管理装置と前記各制御装置の各々が別々に設けられた制御対象機器管理データベースとを備えた自律分散型セキュリティシステムにおいて、前記各制御装置毎に設けられた、(1)接続可能な複数の制御対象機器用の制御プログラムを記憶させたデータベース、(2)前記管理装置から前記制御対象機器の変更,追加,削除を含む制御指令を受信したとき、この指令を実行する手段、(3)この実行に応じて当該制御装置内データベースの管理データを更新するデータ更新手段、および、(4)この実行事実を前記管理装置へ伝達する手段と、前記管理装置に設けられた、(5)オペレータによる操作に応じて、前記各制御対象機器に対する制御指令を前記各制御装置へ出力する指令手段、および、(6)前記各制御装置から伝達された前記指令の前記実行事実に応じて、管理装置内データベースの管理データを更新するデータ更新手段とを備えたことを特徴とする自律分散型セキュリティシステム。 【請求項3】 請求項1または2において、前記管理装置と前記各制御装置間における前記各制御対象機器およびその制御を、階層構造的に特定するように構成したことを特徴とする自律分散型セキュリティシステム。 【請求項4】 請求項1または2において、前記管理装置と前記各制御装置間における前記各制御対象機器およびその制御に関する特定は、オブジェクト指向を用いて実行するように構成したことを特徴とする自律分散型セキュリティシステム。 【請求項5】 請求項4において、前記制御装置と前記管理装置は、前記制御対象機器をオブジェクトとして捉えて、操作対象となる複数の属性を持つ制御対象機器群を1つのクラスとしてクラス分けを行い、そのクラスに属する前記制御対象機器を型式に分け、前記制御対象機器のクラスを表すクラスコードと型式を表す型コードを持つクラス・データベースを有し、前記クラス毎に操作対象となる複数の属性をプロパティとし、これらのプロパティを示すプロパティコードとそのプロパティへのアクセスのためのアクセスコードとプロパティの値を示すプロパティ値を持つプロパティ・データベースを有し、前記制御装置は、クラスと型式とプロパティの組み合わせに対応した制御プログラムを有することを特徴とする自律分散型セキュリティシステム。 【請求項6】 それぞれが複数の接続ポートを持ち、接続された制御対象機器を受け持って制御する複数の制御装置と、複数の前記制御装置とデータ伝送可能に接続され、前記各制御装置に前記制御対象機器の制御を含む指令を発する管理装置と、前記管理装置と前記各制御装置の各々に設けられ、前記制御対象機器に関する管理データを記憶したデータベースとを備えた自律分散型セキュリティシステムの制御方法において、前記各制御装置は、(1)接続可能な複数の前記制御対象機器用の制御プログラムを各自制御装置内のデータベースに記憶し、(2)前記管理装置からの前記指令を受信したとき、この指令を実行し、(3)この実行に応じて当該制御装置内データベースの管理データを更新し、かつ、(4)この実行事実を前記管理装置へ伝達し、前記管理装置は、(5)オペレータによる操作に応じて、前記各制御対象機器に対する制御指令を前記各制御装置へ出力し、かつ、(6)前記制御装置から伝達された前記実行事実に基き管理装置内データベースの管理データを更新することを特徴とする自律分散型セキュリティシステムの制御方法。 【請求項7】 ビルや建物あるいは部屋等に設置され、それぞれが複数の接続ポートを持ち、電気錠、照明またはセンサ等の複数の制御対象機器を受け持って制御する複数の制御装置と、複数の前記制御装置とデータ伝送可能に接続され、前記各制御装置に対して設定や制御を行う管理装置、この管理装置と前記各制御装置の各々が別々に設けられた制御対象機器管理データベースとを備えた自律分散型セキュリティシステムの制御方法において、前記各制御装置は、(1)接続可能な複数の制御対象機器用の制御プログラムを各自制御装置内のデータベースに記憶し、(2)前記管理装置から前記制御対象機器の変更,追加,削除を含む制御指令を受信したとき、この指令を実行し、(3)この実行に応じて当該制御装置内データベースの管理データを更新し、かつ、(4)この実行事実を前記管理装置へ伝達し、前記管理装置は、(5)オペレータによる操作に応じて、前記各制御対象機器に対する制御指令を前記各制御装置へ出力し、かつ、(6)前記各制御装置から伝達された前記指令の前記実行事実に応じて、管理装置内データベースの管理データを更新することを特徴とする自律分散型セキュリティシステムの制御方法。 【請求項8】 請求項6または7において、前記管理装置と前記各制御装置間における前記各制御対象機器およびその制御を、階層構造的に特定するように構成したことを特徴とする自律分散型セキュリティシステムの制御方法。 【請求項9】 請求項6または7において、前記管理装置と前記各制御装置間における前記各制御対象機器およびその制御に関する特定は、オブジェクト指向を用いて実行するように構成したことを特徴とする自律分散型セキュリティシステムの制御方法。 【請求項10】 請求項9において、前記制御対象機器をオブジェクトとして捉えて、操作対象となる複数の属性を持つ制御対象機器群を1つのクラスとしてクラス分けを行い、そのクラスに属する前記制御対象機器を型式に分け、前記管理装置と前記各制御装置に、前記制御対象機器のクラスを表すクラスコードと型式を表す型コードを持つクラス・データベースを持たせ、前記クラス毎に操作対象となる複数の属性をプロパティとし、これらのプロパティを示すプロパティコードとそのプロパティへのアクセスのためのアクセスコードとプロパティの値を示すプロパティ値を持つプロパティ・データベースを持たせ、前記各制御装置に、クラスと型式とプロパティの組み合わせに対応した制御プログラムを持たせることを特徴とする自律分散型セキュリティシステムの制御方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、制御対象機器を制御する複数の制御装置と、これらの制御装置を管理制御する管理装置を備えた自律分散型セキュリティシステムおよびその制御方法に関する。 【背景技術】 【0002】 分散思想を用いたビル管理システムが特許文献1に開示されており、複数のリモートステーションと中央監視装置を伝送路で結び、各リモートステーション接続された設備機器の動作監視および制御を行っている。また、管理装置や制御装置の故障やメンテナンスにより、システムの1部分が停止した場合を考慮し、自律分散型システムを採用したビル管理システムが特許文献2に開示されている。ここでは、分散形端末を画一化しつつ、多数の異なる制御対象機器を制御/管理している。 【0003】 一方、セキュリティシステムにおいては、特許文献3に開示されているように、制御対象機器が電気錠に限定されていたり、また、特許文献4に開示されているように、制御装置の各ポートに割付けられる制御対象機器が固定とされている。 【0004】 【特許文献1】特開昭61−111088号公報 【特許文献2】特開平2−311999号公報 【特許文献3】特開2005−299230号公報 【特許文献4】特開2005−307736号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上記従来技術においては、制御装置が複数の制御対象機器をサポートする場合の配慮が十分ではなかった。このため、制御装置の持つ複数の接続ポートにおいて、制御対象機器の変更、追加、または削除等を行う際、制御装置側では、そのデータベースの機器設定情報の変更のみでは対応できないという問題があった。 【0006】 また、セキュリティシステムにおいては、自律分散型システムが採られている際、制御装置と管理装置のデータベースにおいて、制御対象機器管理データの不一致を招くことがあり、信頼性に問題があった。 【0007】 本発明の目的は、複数の制御装置がそれぞれ複数の機器をサポートでき、制御装置の複数の接続ポートにおける制御対象機器の変更、追加、あるいは削除等が容易な自律分散型セキュリティシステムおよびその制御方法を提供することである。 【0008】 本発明の他の目的は、制御対象機器の変更、追加、あるいは削除等を行っても、管理装置側と各制御装置側のデータベース内の、更新した機器管理データを共有できる自律分散型セキュリティシステムおよびその制御方法を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明は、各制御装置が、(1)接続可能な複数の制御対象機器用の制御プログラムを各自制御装置内のデータベースに記憶し、(2)管理装置からの指令を受信したとき、この指令を実行し、(3)この実行に応じて当該制御装置内データベースの管理データを更新し、かつ、(4)この実行事実を管理装置へ伝達し、管理装置は、(5)オペレータによる操作に応じて、各制御対象機器に対する制御指令を各制御装置へ出力し、かつ、(6)制御装置から伝達された実行事実に基き管理装置内データベースの管理データを更新することを主特徴とする。 【0010】 本発明の望ましい実施態様においては、制御装置及び管理装置は、制御対象機器をオブジェクトとして捉え、操作対象となる複数の属性を等しく持つ制御対象機器群を1つのクラスとしてクラス分けを行い、そのクラスに属する制御対象機器を型式に分け、制御対象機器のクラスを表すクラスコードと型式を表す型コードを持つデータベースとしてのクラス・データベースを有し、クラス毎に操作対象となる複数の属性をプロパティとし、プロパティを示すプロパティコードとそのプロパティへのアクセス方法を示すアクセスコードとプロパティの値を示すプロパティ値を持つデータベースとしてのプロパティ・データベースを有し、前記制御装置は、クラスと型式とプロパティの組み合わせに対応した制御プログラムを有する。 【0011】 ここで言う、オブジェクトとは、よく知られているように、データと、それを操作するためのメソッドの組み合せであり、これらによって制御対象機器とそれらの制御を特定することを、オブジェクト指向と表現する。 【発明の効果】 【0012】 本発明の望ましい実施態様による自律分散型セキュリティシステムによれば、管理装置から制御装置への通知と、管理装置の制御対象機器管理データベースの制御対象機器設定情報の変更のみによって、制御対象機器の変更、追加、あるいは削除に対応出来る。このため、機器変更時に制御プログラムの修正を必要とせず、変更に要する時間が短縮されるという利点がある。 【0013】 本発明によるその他の目的と特徴は、以下に述べる実施例の説明の中で明らかにする。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 【0015】 図1は、本発明の一実施例による自律分散型セキュリティシステムの全体構成を示すブロック図である。 【0016】 本実施例の自律分散型セキュリティシステムは、全体を管理する管理装置1を有し、データベース11を備えている。また、複数Nの制御装置2A〜2Nを有し、それぞれが、データベース2A1〜2N1を備えている。これらの制御装置2A〜2Nは、それぞれの持つポート2A2〜2N2に、単数又は複数の制御対象機器3〜6が接続されている。この例では、制御装置2Aのポート1から、電気錠制御ユニット3を介して電気錠4を制御しており、同じくポート2から、照明5を制御している。また、制御装置2Bのポート1から、センサ6の出力を取り込んでいる。制御装置2Nのポート2N2は、空きの状態にある。 【0017】 動作説明に先立ち、管理装置1と制御装置2A〜2Nのデータベース11,2A1〜2N1に記憶されたデータベースについて説明しておく必要がある。 【0018】 まず、管理装置1のデータベース11と、制御装置2A〜2Nのデータベース2A1〜2N1には、次の4つの共通データベースを有している。すなわち、「クラス・データベース」、「電気錠・プロパティ・データベース」、「照明・プロパティ・データベース」、並びに「センサ・プロパティ・データベース」である。 【0019】 図2は、本発明の一実施例における共通のクラス・データベース200である。 【0020】 図3は、同じく共通の電気錠・プロパティ・データベース300である。 【0021】 図4は、同じく共通の照明・プロパティ・データベース400である。 【0022】 図5は、同じく共通のセンサ・プロパティ・データベース500である。 【0023】 一方、管理装置1と制御装置2A〜2Nが、それぞれ独自に持つデータベースは次の通りである。 【0024】 図6は、管理装置1のデータベース11に記憶された管理装置用制御対象機器管理データベース600である。 【0025】 図7〜図9は、制御装置2A〜2Nのデータベース2A1〜2N1に記憶された制御装置2A〜2N用制御対象機器管理データベース700〜900である。 【0026】 図10は、各制御装置2A〜2Nのデータベース2A1〜2N1に記憶させた、制御対象機器のクラス、型式、およびプロパティの組み合わせに対応した各制御対象機器用の制御プログラムの一覧である。 【0027】 次に、制御装置2A〜2Nが、制御対象機器3〜6を制御する動作について説明する。 【0028】 一例として、図1の制御装置2Aが起動した場合には、まず、図7に示す制御装置2Aのデータベース2A1の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」(以下、単に2A用データベースと称す。他も同じ)700を参照する。参照した結果、ポート1には、クラス(種別)コードよりクラスが「電気錠」、型式コードより型式が「通電時施錠型」の制御対象機器であると認識する。ポート2には、クラスコードよりクラスが「照明」、型式コードより型式が「パトランプ」の制御対象機器であると認識する。ポート3には、クラスコードより「ポート未使用」であると認識する。 【0029】 ポート1のクラスコードにより、制御対象機器が「電気錠」であるので、図3の「電気錠プロパティ・データベース」300のコピーを「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」として作成する。そして、図7の「2A用データベース」700のポート1のコピーデータベースアドレスに、「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」の先頭アドレスを書き込む。 【0030】 次に、図10のクラスコードと型式コードとプロパティコードに対応した制御プログラムを選択する。そして、図7の制御装置2A用データベース内のポート1のコピーデータベースアドレスに先頭アドレスを書き込まれた、図3の電気錠プロパティ300内右端の「制御プログラムアドレス」各欄に、起動する制御プログラムのアドレスを書き込む。この制御プログラムは、常駐のタスクとして一定の間隔で実行される。アクセスコードが読込みである場合には、制御プログラムは、上述した「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」のプロパティ値を制御プログラムの実行結果に応じて書き換える。一方、アクセスコードが書込みである場合には、制御プログラムは、「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」のプロパティ値が変更された場合にのみ、変更処理を行う。 【0031】 アクセスコードが読込みの電気錠状態取得は、図7より、クラスコード「001」と型式コード「0001」、図3より、プロパティコード「0x0A」である。したがって、図10のNO.2の、「電気錠:通電時施錠の電気錠状態取得」の制御プログラムが選択され、起動される。この制御プログラムは、電気錠が解錠状態になれば「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」の電気錠状態取得のプロパティ値を「1」に書き換え、施錠状態になればプロパティ値を「0」に書き換える。 【0032】 アクセスコードが読込みのドア状態取得は、同様に図7のクラスコード「001」と型式コード「0001」、図3のプロパティコード「0x0B」である。したがって、図10のNO.3の「電気錠:通電時施錠のドア状態取得」の制御プログラムが選択、起動される。この制御プログラムは、ドアが開状態になれば「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」のドア状態取得のプロパティ値を「1」に書き換え、閉状態になればプロパティ値を「0」に書き換える。 【0033】 アクセスコードが書込みの電気錠操作は、同様に図7のクラスコード「001」と型式コード「0001」、図3のプロパティコード「0x0C」である。したがって、図10のNO.4の「電気錠:通電時施錠の電気錠操作」の制御プログラムが選択、起動される。この制御プログラムは、「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」の電気錠操作のプロパティ値が「0」と書き込まれると施錠処理を行い、プロパティ値が「1」と書き込まれると解錠処理を行う。 【0034】 制御装置2Aのポート2も、ポート1と同様に、クラスコードに基く制御対象機器が「照明」であるので、図3に代わって図4の「照明プロパティ・データベース」400のコピーを「ポート2用照明プロパティ・データベース」として作成する。そして、図7の「2A用データベース」700のポート2のコピーデータベースアドレスに「ポート2用照明プロパティ・データベース」の先頭アドレスを書き込む。次に、図10より、クラスコードと型式コードとプロパティコードに対応した制御プログラムを選択、起動し、「ポート2用照明プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスに選択した制御プログラムのアドレスを書き込む。 【0035】 アクセスコードが書込みの点灯設定は、図7のクラスコード「002」と型式コード「0001」、図4のプロパティコード「0x0A」であるので、図10のNO.11の「照明:パトランプの点灯設定」の制御プログラムが選択、起動される。「ポート2用照明プロパティ・データベース」の点灯設定のプロパティ値が「0」と書き込まれると消灯処理を行い、プロパティ値が「1」と書き込まれると点灯処理を行う。 【0036】 ポート3は、クラスコードにより制御対象機器が未接続の為、何も行わない。 【0037】 次に、管理装置1から、制御装置2A〜2Nを通して、制御対象機器を制御する動作について説明する。 【0038】 オペレータが、管理装置1から、制御装置2Aのポート2に接続された照明5を消灯操作する場合を例に採る。管理装置1は、制御装置アドレス(図示せず)を用いて制御装置2Aとデータ伝送を可能とし、制御装置2Aに対してポート「ポート2」、プロパティコード「0x0A」、プロパティ値「0」とするデータを伝送する。制御装置2Aは、データを受け取り、図7の「2A用データベース」700のポート2のコピーデータベースアドレスを参照する。そして、図4の「ポート2用照明プロパティ・データベース」400のプロパティコード「0x0A」の点灯設定のプロパティ値を「0」に書き換える。プロパティ値が書き換わったことにより、図10のクラスコード「002」、型式コード「0001」、プロパティコード「0x0A」に対応するNO.11の制御プログラムが選択、起動され、消灯処理を実行する。これにより、ポート2に接続されている照明:パトランプが消灯する。 【0039】 次に、オペレータが、管理装置1から、制御装置2A〜2Nを通して、制御対象機器を削除する動作について説明する。 【0040】 管理装置1から、制御装置2Aのポート2に接続された制御対象装置を削除する例を採る。管理装置1は、制御装置2Aに対してポート「ポート2」、「制御対象装置削除」とするデータを伝送する。制御装置2Aは、データを受け取り、図7の「2A用データベース」700のポート2のコピーデータベースアドレスから「ポート2用照明プロパティ・データベース」を特定する。そして、「ポート2用照明プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスから制御プログラムを特定して、その制御プログラムを消去する。制御プログラム消去後、「ポート2用照明プロパティ・データベース」を破棄する。図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」700のNO.2のポート2において、クラスコードをポート未接続を示す「000」へ、また、型式コードを「0000」へ、コピーデータベースアドレスを「0」に書き換える。そして、管理装置1に、消去完了のデータを伝送する。管理装置1は、データを受け取り、図6の「管理装置用制御対象機器管理データベース」600の制御装置アドレス「2A」のポート2のクラスコードを「000」へ、また、型式コードを「0000」に変更する。 【0041】 次に、管理装置1から、制御装置2A〜2Nを通して制御対象機器を追加する動作について説明する。 【0042】 例として、管理装置1から、制御装置2Aのポート3にクラスコード「003」、型式コード「0002」の赤外線センサを追加する。管理装置1は、制御装置2Aに対してポート「ポート3」、クラスコード「003」、型式コード「0002」、「制御対象機器追加」のデータを伝送する。制御装置2Aは、データを受け取り、図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」700のクラスコードを「003」、型式コードを「0002」に変更する。そして、制御装置2Aが持つ、図5の「センサ・プロパティ・データベース」500のコピーを「ポート3用センサ・プロパティ・データベース」として作成する。この「ポート3用センサ・プロパティ・データベース」の先頭アドレスを、図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」700のポート3のコピーデータベースアドレスに書き込む。次に、図10の制御プログラムデータベースを参照し、クラスコードと型式コードとプロパティコードに対応した制御プログラムを選択する。そして、選択した制御プログラムのアドレスを「ポート3用センサ・プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスに書き込み、管理装置1へ、追加完了のデータを伝送する。 【0043】 管理装置1は、データを受け取り、図6の「管理装置用制御対象機器管理データベース」600の制御装置アドレス「2A」のポート3のクラスコードを「003」、型式コードを「0002」に変更する。 【0044】 次に、管理装置1から、制御装置2A〜2Nを通して、別クラスの制御対象機器に変更する動作について説明する。例として、管理装置1から、制御装置2Aのポート2をクラスコード「002」、型式コード「0001」からクラスコード「003」、型式コード「0002」の赤外線センサへ変更する。管理装置1は、制御装置2Aに対してポート「ポート2」、クラスコード「003」、型式コード「0002」、「制御対象機器変更」のデータを伝送する。制御装置2Aは、データを受け取り、図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」のポート2のコピーデータベースアドレスから「ポート2用照明プロパティ・データベース」を特定する。そして、「ポート2用照明プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスから制御プログラムを特定し、制御プログラムを消去する。制御プログラム消去後、「ポート2用照明プロパティ・データベース」を破棄する。次に、図7のクラスコードを「003」、型式コードを「0002」に変更し、図5の「センサ・プロパティ・データベース」のコピーを「ポート2用センサプロパティ・データベース」として作成する。そして、図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」のポート2のコピーデータベースアドレスに「ポート2用センサ・プロパティ・データベース」の先頭アドレスを書き込む。次に、図10の制御プログラムデータベースを参照し、クラスコードと型式コードとプロパティコードに対応した制御プログラムを選択する。そして、「ポート2用センサ・プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスに選択した制御プログラムのアドレスを書き込み、管理装置1へ、変更完了のデータを伝送する。 【0045】 管理装置1は、データを受け取り、図6の「管理装置用制御対象機器管理データベース」の制御装置アドレス「2A」のポート2のクラスコードを「003」、型式コードを「0002」に変更する。 【0046】 次に、管理装置1から、制御装置2A〜2Nを通して、クラスが同じであるが型式コードが異なる制御対象機器へ変更する動作について説明する。例として、管理装置1から、制御装置2Aのポート1をクラスコード「001」、型式コード「0001」からクラスコード「001」、型式コード「0003」のモータ錠へ変更する。管理装置1は、制御装置2Aに対してポート「ポート1」、クラスコード「001」、型式コード「0003」、「制御対象機器変更」のデータを伝送する。制御装置2Aは、データを受け取り、図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」のポート1のコピーデータベースアドレスから「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」を特定する。そして、「ポート1用電気錠プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスから制御プログラム特定し、制御プログラムを消去する。制御プログラム消去後、図7の「制御装置2A用制御対象機器管理データベース」のポート1の型式コードを「0002」に変更する。次に、図10の制御プログラムデータベースを参照し、クラスコードと型式コードとプロパティコードに対応した制御プログラムを選択する。そして、「ポート1用電気錠・プロパティ・データベース」の制御プログラムアドレスに生成した制御プログラムのアドレスを書き込み、管理装置に変更完了のデータを伝送する。 【0047】 管理装置1は、データを受け取り、図6の「管理装置用制御対象機器管理データベース」の制御装置アドレス「2A」のポート1の型式コードを「0002」に変更する。 【0048】 本実施例によれば、管理装置1の制御対象機器管理データベース600の制御対象機器設定情報の変更と、管理装置1から制御装置2A〜2Nへの通知のみで制御対象機器の変更、追加、および削除に対応出来る。 【図面の簡単な説明】 【0049】 【図1】本発明の一実施例による自律分散型セキュリティシステムの全体構成を示すブロック図。 【図2】本発明の一実施例における管理装置と制御装置に共通して設けられるクラス・データベース。 【図3】本発明の一実施例における管理装置と制御装置に共通して設けられる電気錠・プロパティ・データベース。 【図4】本発明の一実施例における管理装置と制御装置に共通して設けられる照明・プロパティ・データベース。 【図5】本発明の一実施例における管理装置と制御装置に共通して設けられるセンサ・プロパティ・データベース。 【図6】本発明の一実施例における管理装置用制御対象機器管理データベース。 【図7】本発明の一実施例における制御装置2A用制御対象機器管理データベース。 【図8】本発明の一実施例における制御装置2B用制御対象機器管理データベース。 【図9】本発明の一実施例における制御装置2N用制御対象機器管理データベース。 【図10】本発明の一実施例における制御プログラムの一覧。 【符号の説明】 【0050】 1…管理装置、11…管理装置のデータベース、2A〜2N…制御装置、2A1〜2N1…制御装置2A〜2Nのデータベース、2A2〜2N2…制御装置2A〜2Nの接続ポート、3…電気錠制御ユニット、4…電気錠、5…照明、6…センサ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
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| 【出願日】 |
平成18年7月4日(2006.7.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000350 【氏名又は名称】ポレール特許業務法人
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| 【公開番号】 |
特開2008−17025(P2008−17025A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−184548(P2006−184548) |
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