| 【発明の名称】 |
SIPを用いたボタン電話装置およびそのグループ代表着信および着信応答方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】永井 和樹
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| 【要約】 |
【課題】グループ代表への着信時に、グループ代表を構成するSIP電話機の一斉着信および着信応答方法を提供すること。
【構成】主装置10は、グループ代表への着信があったとき、グループ代表を構成する全てのSIP電話機40−1、40−2に「NOTIFY」メッセージにて呼び出しを行う(S7)。応答したSIP電話機40−2は、「NOTIFY」メッセージで主装置に応答する(S11)。主装置10は、応答したSIP電話機40−2に対してのみ「200 OK」メッセージを送信し(S12)、非応答のSIP電話機40−1に対しては「NOTIFY」メッセージを送信する(S13)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置における、グループ代表着信および着信応答方法であって、前記ボタン電話装置は、主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成しており、前記グループ代表着信および着信応答方法は、 前記主装置が、前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行うステップと、 該呼び出しに応答したSIP電話機が、第2の所定のメッセージを前記主装置へ送信して、前記主装置に応答を通知するステップと、 前記主装置が、前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行うステップと、 前記主装置が、非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知するステップと、 を含むことを特徴とするボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項2】 前記第1の所定のメッセージを受信したSIP電話機が、着信している旨をユーザに報知するステップを含む、請求項1に記載のボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項3】 前記第4の所定のメッセージを受信した前記非応答のSIP電話機が、着信動作の停止を行うステップを更に含む、請求項1又は2に記載のボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項4】 前記第1の所定のメッセージが、イベント通知を行う「NOTIFY」メッセージ、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択されている、請求項1に記載のボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項5】 前記第2の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項1に記載のボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項6】 前記第3の所定のメッセージが、セッション確立を要求する「INVITE」メッセージからなる、請求項1に記載のボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項7】 前記第4の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項1に記載のボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法。 【請求項8】 セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置であって、前記ボタン電話装置は、主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成している前記ボタン電話装置において、 前記主装置は、前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う手段を有し、 該呼び出しに応答したSIP電話機は、第2の所定のメッセージを前記主装置へ送信して、前記主装置に応答を通知する手段を有し、 前記主装置は、前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行う手段と、非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知する手段とを有する、 ことを特徴とするボタン電話装置。 【請求項9】 前記第1の所定のメッセージを受信したSIP電話機が、着信している旨をユーザに報知する手段を含む、請求項8に記載のボタン電話装置。 【請求項10】 前記第4の所定のメッセージを受信した前記非応答のSIP電話機が、着信動作の停止を行う手段を更に含む、請求項8又は9に記載のボタン電話装置。 【請求項11】 前記第1の所定のメッセージが、イベント通知を行う「NOTIFY」メッセージ、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択されている、請求項8に記載のボタン電話装置。 【請求項12】 前記第2の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項8に記載のボタン電話装置。 【請求項13】 前記第3の所定のメッセージが、セッション確立を要求する「INVITE」メッセージからなる、請求項8に記載のボタン電話装置。 【請求項14】 前記第4の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項8に記載のボタン電話装置。 【請求項15】 セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置に使用される主装置であって、前記ボタン電話装置は、前記主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成している、前記主装置において、 前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う手段と、 該呼び出しに応答したSIP電話機から、前記主装置に応答を通知する第2の所定のメッセージを受信する手段と、 前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行う手段と、 非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知する手段と、 を有することを特徴とする主装置。 【請求項16】 前記第1の所定のメッセージが、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択される、請求項15に記載の主装置。 【請求項17】 前記第2の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項15に記載の主装置。 【請求項18】 前記第3の所定のメッセージが、セッション確立を要求する「INVITE」メッセージからなる、請求項15に記載の主装置。 【請求項19】 前記第4の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項15に記載の主装置。 【請求項20】 セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置に使用される主装置であって、前記ボタン電話装置は、前記主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成している、前記主装置を、 前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う手段、 該呼び出しに応答したSIP電話機から、前記主装置に応答を通知する第2の所定のメッセージを受信する手段、 前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行う手段、 非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知する手段、 として機能させるプログラム。 【請求項21】 前記第1の所定のメッセージが、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択される、請求項20に記載のプログラム。 【請求項22】 前記第2の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項20に記載のプログラム。 【請求項23】 前記第3の所定のメッセージが、セッション確立を要求する「INVITE」メッセージからなる、請求項20に記載のプログラム。 【請求項24】 前記第4の所定のメッセージが、「NOTIFY」メッセージからなる、請求項20に記載のプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、SIP(Session Initiation Protocol:セッション開始プロトコル)を用いたボタン電話装置に関し、特に、そのグループ代表着信および着信応答方法に関する。 【背景技術】 【0002】 この技術分野で周知のように、ボタン電話装置は、少なくとも1つの局線に接続された主装置と、この主装置に通信線とデータ線を介して接続された複数のボタン電話機とを有する(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 近年、ボタン電話装置のVoIP(Voice over Internet Protocol)化が進んでいる。ここで、VoIPとは、本来データ通信のプロトコルであるIP(internet protocol)上で音声データを転送する技術で、インターネット電話の実現を目指すものをいう。VoIPの代表的な呼制御のプロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol:セッション開始プロトコル)が注目されている。 【0004】 ここで、SIPは、電話やインスタント・メッセンジャーのような、1対1あるいは複数の参加者間の一まとまりの通信を開始、変更、完了するアプリケーション層のシグナリング・プロトコルをいい、RFC(request for comments)3261で定義されている。シグナリング・プロトコルとは、電話の場合、通信相手を呼び出す部分、呼び出される部分を指し、通信の開始から完了までを制御する。 【0005】 本明細書中では、SIP機能を有するボタン電話機(すなわち、SIPをサポートする電話機)を「SIP電話機」と呼ぶことにする。 【0006】 機能的な面では、既存のボタン電話機(多機能電話機)を収容したボタン電話装置が様々な機能サービスを提供しており、充実している。その為、ボタン電話装置のVoIP化を推進するためには、既存のボタン電話装置が提供する機能サービスを、SIP電話機を用いたボタン電話装置でも実現する必要がある。 【0007】 SIPでは、発信・着信・保留・転送といった基本的なシーケンスを規定している。しかしながら、SIPは、既存のボタン電話装置で提供されているサービスを実現するためのシーケンスについては何ら規定していない。 【0008】 従来から、SIPを用いたボタン電話装置が提案されている。例えば、簡易な構成で各端末相互間の電話情報の相互伝達を効率よく実行し、かつ、収容端末の増減に対しても高い融通性を以って柔軟に対応することができる「電話通信システム」が知られている(例えば、特許文献2参照)。 【0009】 詳述すると、特許文献2では、電話通信システムの一例として、各家庭に設置され一般にボタン電話装置と称されているキーテレホンシステムについて記載している。音声パケット通信を、例えば、IP(Internet Protocol)ネットワーク上で実現するために、ボイスオーバIP制御方式として、SIP(RFC2543)、SDP(RFC2327)およびRTP(RFC1889)/RTCP(RFC1890)を使用している。SIP(Session Initiation Protocol)とは、インタラクティブ通信のセッションの開始、終了および変更を制御するために定義されてプロトコルである。IPネットワーク上に「着信呼情報」を管理する着信管理サーバを置くことにより、一般着信、代理応答、群着信など、従来のキーテレホンシステムが提供していた着信機能をIPキーテレホンシステムとして実施することができる。 【0010】 また、特許文献2では、IPネットワーク上に接続された端末を使用して、従来のキーテレホンシステムと同等のサービスを提供するため、及びシステムの拡張性を高めるために、IPテレホン、SIPサーバ、リソース管理サーバ、およびアプリケーションサーバという4つの機能ブロックに分散配置している。ここで、SIPサーバ、リソース管理サーバ、およびアプリケーションサーバを合わせたものが、キーテレホンシステムの主装置に相当する。 【0011】 IPテレホンは、IEEE802.3に準拠したLAN端末であり、SIPユーザエージェント機能を有するものである。SIPサーバは、IEEE802.3に準拠したLAN端末であり、SIPサーバ機能を有するものである。リソース管理サーバは、IEEE802.3に準拠したLAN端末であり、IPキーテレホンシステムに属する端末の端末状態データベースを管理、記憶および配信するサーバ機能を有するものである。アプリケーションサーバは、IEEE802.3に準拠したLAN端末であり、IPキーテレホンシステムの着信サービス機能を提供するサーバ機能を有するものである。 【0012】 そして、特許文献2は、着信応答シーケンスとして、着信中の着呼IP端末が、受話器を上げるような着信応答操作を行うと、リソース管理サーバへ「捕捉(Notify:BUSY)メッセージを発行することを開示している。更に、特許文献1は、着信代理応答シーケンスとして、着信代理応答時に、着信管理サーバが、RFC2543で規定された発呼メッセージ(IVITE)を代理応答端末へ通知することも開示している。 【0013】 また、副番号への着信を鳴動していないグループ電話端末がピッキングで着信に応答する場合、着信の副番号を知らなくても着信に応答することができようにした「グループ電話システム」も知られている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3では、グループ外の非鳴動電話機から着信応答しようとしたとき、鳴動電話機の主番号を入力した後にピックアップキーを押してピックアップし、これを受信した鳴動電話機から非鳴動電話機へ「NOTIFY」メッセージを送信している。そして、非鳴動電話機から外線に着信の接続変更を要求する「INVITE」メッセージが送信される。 【0014】 更に、着信規制状態の転送動作にて、正常なトランザクションの実施及び完了を行うことができる「SIP端末における転送方法、転送プログラム」も提案されている(例えば、特許文献4参照)。この特許文献4では、「NOTIFY」メッセージを状態通知のために送信している。 【0015】 また、複数の外線電話番号を取得し、複数の電話機を備えた場合に、IP網に余分なパケットを送出することなく、どの外線電話番号でどの電話機を着信させるかという着信番号のグループ分けができるようにした「IP電話ゲートウェイ装置」も提案されている(例えば、特許文献5参照)。この特許文献5では、所定の順番で電話機の順次着信要求を行う順次着信と、全ての電話機に一斉に着信要求を行う一斉着信とを切り替え可能である。そして、特許文献5は、一斉着信処理を行う場合、着信者側のIP電話ゲートウェイ装置が、使用可能な複数の電話機に一斉に鳴動要求を行うことと、いずれかの電話機のフックオフが検出された場合に、着信者側のIP電話ゲートウェイ装置が、他の電話機(非応答電話機)の鳴動を停止することを開示している。 【0016】 【特許文献1】特開平3−74996号公報 【特許文献2】特開2002−152224号公報 【特許文献3】特開2005−110099号公報 【特許文献4】特開2005−136564号公報 【特許文献5】特開2005−244490号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0017】 ところで、既存のボタン電話装置で提供されている着信サービス機能の1つに「グループ代表着信サービス機能」がある。ここで、グループ代表着信サービス機能とは、グループ代表に該当する番号への着信を検出した主装置が、グループ代表を構成する全てのSIP電話機を一斉に呼び出す着信サービス機能である。 【0018】 特許文献2は、SIPを用いたボタン電話装置(キーテレホンシステム)における、いくつかの着信サービス機能を開示しているかも知れない。しかしながら、特許文献2はグループ代表着信サービス機能については何ら開示せず、示唆する記載もない。すなわち、特許文献2は、着信サービス機能の内、一般着信サービス機能(着信応答シーケンス)および代理応答着信サービス機能(着信代理応答シーケンス)のみを開示するだけであって、グループ代表着信サービス機能(群着信応答シーケンス)については何ら開示していない。 【0019】 また、特許文献3は、「NOTIFY」メッセージの使用例を開示しているが、コールピックアップの従来例を開示しているに過ぎず、グループ代表着信サービス機能については何ら開示せず、示唆する記載もない。 【0020】 特許文献4は、転送サービスの場合に「NOTIFY」メッセージを使用することを開示しているに過ぎず、グループ代表着信サービス機能については何ら開示せず、示唆する記載もない。 【0021】 一方、特許文献5は、一斉着信とその着信応答について開示しているかもしれない。しかしながら、特許文献5は、どのようにして一斉に鳴動要求を行うのか、またどのようにして他の電話機の鳴動を停止するのかの具体例については何ら開示していない。 【0022】 したがって、本発明の課題は、セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置において、グループ代表への着信時に、グループ代表を構成するSIP電話機の一斉着信および着信応答方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0023】 本発明の第1の態様によれば、セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置における、グループ代表着信および着信応答方法であって、前記ボタン電話装置は、主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成しており、前記グループ代表着信および着信応答方法は、前記主装置が、前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行うステップと、該呼び出しに応答したSIP電話機が、第2の所定のメッセージを前記主装置へ送信して、前記主装置に応答を通知するステップと、前記主装置が、前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行うステップと、前記主装置が、非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知するステップと、を含むことを特徴とするボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法が得られる。 【0024】 本発明の第1の態様によるボタン電話装置におけるグループ代表着信および着信応答方法において、前記第1の所定のメッセージを受信したSIP電話機は、着信している旨をユーザに報知するステップを含んで良く、前記第4の所定のメッセージを受信した前記非応答のSIP電話機は、着信動作の停止を行うステップを更に含んで良い。また、前記第1の所定のメッセージは、イベント通知を行う「NOTIFY」メッセージ、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択されることが好ましい。 【0025】 本発明の第2の態様によれば、セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置であって、前記ボタン電話装置は、主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成している前記ボタン電話装置において、前記主装置は、前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う手段を有し、該呼び出しに応答したSIP電話機は、第2の所定のメッセージを前記主装置へ送信して、前記主装置に応答を通知する手段を有し、前記主装置は、前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行う手段と、非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知する手段とを有する、ことを特徴とするボタン電話装置が得られる。 【0026】 本発明の第2の態様によるボタン電話装置において、前記第1の所定のメッセージを受信したSIP電話機は、着信している旨をユーザに報知する手段を含んで良く、前記第4の所定のメッセージを受信した前記非応答のSIP電話機は、着信動作の停止を行う手段を更に含んで良い。また、前記第1の所定のメッセージは、イベント通知を行う「NOTIFY」メッセージ、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択されることが好ましい。 【0027】 本発明の第3の態様によれば、セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置に使用される主装置であって、前記ボタン電話装置は、前記主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成している、前記主装置において、前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う手段と、該呼び出しに応答したSIP電話機から、前記主装置に応答を通知する第2の所定のメッセージを受信する手段と、前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行う手段と、非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知する手段と、を有することを特徴とする主装置が得られる。 【0028】 本発明の第3の態様による主装置において、前記第1の所定のメッセージは、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択されることが好ましい。 【0029】 本発明の第4の態様によれば、セッション開始プロトコル(SIP)を用いたボタン電話装置に使用される主装置であって、前記ボタン電話装置は、前記主装置と、該主装置にLAN回線を介して接続された複数のSIP電話機と、前記主装置に前記LAN回線を介して接続されたSIPサーバとを有し、前記複数のSIP電話機の少なくとも2つがグループ代表を構成している、前記主装置を、前記グループ代表への着信があったときに、該グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う手段、該呼び出しに応答したSIP電話機から、前記主装置に応答を通知する第2の所定のメッセージを受信する手段、前記応答したSIP電話機に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、発信側電話機との呼の確立を行う手段、非応答のSIP電話機に対して、第4の所定のメッセージを送信して、前記グループ代表着信への応答があったことを通知する手段、として機能させるプログラムが得られる。 【0030】 本発明の第4の態様によるプログラムにおいて、前記第1の所定のメッセージは、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、およびイベント通知を行う「INFO」メッセージのグループから選択されることが好ましい。 【発明の効果】 【0031】 本発明では、主装置が、グループ代表への着信があったとき、グループ代表を構成する全てのSIP電話機に第1の所定のメッセージにて呼び出しを行い、応答したSIP電話機は、第2の所定のメッセージで主装置に応答し、主装置は応答したSIP電話機に対してのみ第3の所定のメッセージを送信し、非応答のSIP電話機に対しては第4の所定のメッセージを送信しているので、グループ代表着信に対して、グループ代表を構成するSIP電話機の一斉着信、および当該着信への応答が可能である。 【0032】 また、第1の所定のメッセージとして、「INVITE」メッセージを使用せずに、イベント通知を行う「NOTIFY」メッセージ、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージ、又はイベント通知を行う「INFO」メッセージのいずれかを使用することにより、複数のグループ代表着信が発生した場合に、複数の「INVITE」メッセージ受信による複数のダイアログ(呼)の管理が不要となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0033】 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 【0034】 図1を参照して、本発明の一実施の形態に係るボタン電話装置100について説明する。図示のボタン電話装置100は、VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を採用したボタン電話装置である。ボタン電話装置100は、主装置10と、VoIPサーバとしてのSIP(Session Initiation Protocol)サーバ30と、複数のSIP電話機40−1、40−2、および40−3とによって構成されている。 【0035】 図示の例では、ボタン電話装置100は3台のSIP電話機40−1〜40−3を備えているが、SIP電話機の台数はこれに限定されないのは勿論である。ここでは、3台のSIP電話機40−1〜40−3を区別するために、それらを、それぞれ、第1乃至第3のSIP電話機と呼ぶことにする。また、図1においては、第1乃至第3のSIP電話機40−1〜40−3を、それぞれ、SIP電話機A、SIP電話機B、およびSIP電話機Cとして図示している。尚、SIP電話機を区別する必要がない場合には、接尾語を省略して、SIP電話機を単に40の参照符号で表すことにする。 【0036】 図示の例では、第1のSIP電話機40−1(SIP電話機A)と第2のSIP電話機40−2(SIP電話機B)とが代表グループを構成している。 【0037】 図1に示されるように、主装置10と、SIPサーバ30と、第1乃至第3のSIP電話機40−1〜40−3とは、LAN(local area network)回線20に接続されている。 【0038】 ボタン電話装置100は、IP(Internet Protocol)ネットワーク200を介して、例えば、他のボタン電話装置300に接続されている。他のボタン電話装置300は第4のSIP電話機40−4を含む。図1においては、第4のSIP電話機40−4をSIP電話機Dとして図示している。 【0039】 SIPサーバ30は、例えば、SIPで規定されるプロシキサーバ、リダイレクトサーバ、レジストラ、ロケーションサーバとしての機能を個別に又は一体に有する。SIPサーバ30は、これら機能を実現するためのSIP処理用のアプリケーションを実装する。 【0040】 SIP電話機40は、例えば、SIPで規定されるユーザエージェント(UA)としての機能を有する。SIP電話機40は、このユーザエージェント(UA)としての機能を実現するためのSIP処理用のアプリケーションを実装する。 【0041】 図2に主装置10の構成の一例を示す。主装置10は、例えば、LAN回線20を収容するLAN収容インタフェース11と、システムデータ12を格納するデータベース15とを有する。LAN収容インタフェース11とデータベース15とは中央処理装置13によって制御される。 【0042】 図示はしないが、中央処理装置13は、例えば、予め設定された制御プログラムの命令を読み出し、解読し、実行するCPUと、その制御プログラム、制御データを格納するメモリと、タイマ等を有する。メモリは、ROMやRAMで構成される。制御プログラムには、SIPを処理するためのSIPアプリケーション14が搭載されている。このSIPアプリケーション14には、SIP電話機40と同様に、主装置10をユーザエージェント(UA)として機能させるための制御プログラムが含まれる。 【0043】 データベース15は、システムデータ12として、グループ代表着信に対応付けられたSIP電話機40の情報を設定・保存している。 【0044】 次に、図1及び図2に加えて、図3及び図4をも参照して、グループ代表着信について説明する。グループ代表着信とは、グループ代表に該当する番号への着信を検出した主装置10が、グループ代表を構成する全てのSIP電話機40を一斉に呼び出すものである。 【0045】 本実施の形態では、グループ代表着信時のSIP電話機40の呼び出し方法として、セッション開始要求である「INVITE」メッセージを使用せずに、イベント通知である「NOTIFY」メッセージを使用している。その理由は、複数のグループ代表着信が発生した場合に、複数の「INVITE」受信による複数のダイアログ(呼)の管理が不要となるからである。 【0046】 「NOTIFY」メッセージの送信を行うために、主装置10とSIP電話機40間で定期的にサブスクライブ信号を送信し、サブスクリプションを起こす。 【0047】 図3は、SIP電話機40と主装置10のサブスクリプションの起動を示すシーケンス図である。 【0048】 SIP電話機40は、「SUBSCRIBE」メッセージを主装置10に送信する。この「SUBSCRIBE」メッセージを受けた主装置10は、その「SUBSCRIBE」メッセージに対する応答として、「200 OK」メッセージをSIP電話機40に送信する。主装置10は、イベント(グループ代表着信)発生時に、「NOTIFY」メッセージをSIP電話機40に送信してイベントを通知する。 【0049】 また、主装置10は、「SUBSCRIBE」メッセージをSIP電話機40に送信する。この「SUBSCRIBE」メッセージを受信したSIP電話機40は、その「SUBSCRIBE」メッセージに対する応答として、「200 OK」メッセージを主装置10に送信する。SIP電話機40は、イベント(ユーザ応答操作)発生時に、「NOTIFY」メッセージを主装置10に送信してイベントを通知する。 【0050】 図4は、グループ代表呼び出し動作を示すシーケンス図である。本例では、他のボタン電話装置300の第4のSIP電話機40−4(SIP電話機D)が発信元電話機であり、第1のSIP電話機40−1(SIP電話機A)が非応答端末で、第2のSIP電話機40−2(SIP電話機B)が応答端末であるとする。 【0051】 先ず、発信者である発信元電話機40−4(SIP電話機D)が代表グループに対して発信を行うと、セッションの確立を要求するために、「INVITE」メッセージが発信元電話機40−4(SIP電話機D)からSIPサーバ30へ送信される(ステップS1)。この「INVITE」メッセージを受信したSIPサーバ30は、「INVITE」メッセージを受信したことを通知するために「100 Trying」メッセージを発信元電話機40−4(SIP電話機D)へ送信し(ステップS2)、「INVITE」メッセージを主装置10に中継する(ステップS3)。 【0052】 「INVITE」を受信した主装置10は、「INVITE」メッセージを受信したことを通知するために、「100 Trying」メッセージをSIPサーバ30へ送信し(ステップS4)、呼出中であることを通知するために「180 Ringing」メッセージをSIPサーバ30に通知する(ステップS5)。 【0053】 「180 Ringing」メッセージを受信したSIPサーバ30は、「180 Ringing」メッセージを発信元電話機40−4(SIP電話機D)に中継する(ステップS6)。 【0054】 次に、グループ代表への着信について説明する。「INVITE」メッセージを受信した主装置10は、その「INVITE」メッセージの内容から代表グループへの着信だと判断する。この場合、主装置10は、グループ代表を構成するSIP電話機であるSIP電話機A(第1のSIP電話機40−1)とSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)に対して、「NOTIFY」メッセージを送信する(ステップS7)。この「NOTIFY」メッセージには、グループ代表着信が発生している旨の情報が含まれている。この「NOTIFY」メッセージは第1の所定のメッセージとして働く。したがって、主装置10は、グループ代表への着信があったときに、当該グループ代表を構成する全てのSIP電話機40−1、40−2に第1の所定のメッセージを送信して呼び出しを行う。 【0055】 この「NOTIFY」メッセージを受信したSIP電話機A(第1のSIP電話機40−1)およびSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)は、着信鳴動を行う等して呼び出されていることをユーザに報知する(ステップS8)。そして、SIP電話機A(第1のSIP電話機40−1)およびSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)は、「NOTITY」メッセージの応答として、「200 OK」メッセージを主装置10に送信する(ステップS9)。 【0056】 次に、グループ代表着信の応答について説明する。ここでは、グループ代表着信時に、SIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)で応答したとする(ステップS10)。この場合、SIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)は、「NOTIFY」メッセージを主装置10に送信する(ステップS11)。この「NOTIFY」メッセージには、ユーザが応答した旨の情報が含まれている。この「NOTIFY」メッセージは第2の所定のメッセージとして働く。したがって、呼び出しに応答したSIP電話機(本例では、第2のSIP電話機40−2)は、第2の所定のメッセージを主装置10に送信して、主装置10に応答を通知する。 【0057】 この「NOTIFY」メッセージを受信した主装置10は、その応答として、「200 OK」メッセージを応答端末であるSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)へ送信する(ステップS12)。着信応答メッセージ「200 OK」は第3の所定のメッセージとして働く。したがって、主装置10は、応答したSIP電話機(本例では、第2のSIP電話機40−2)に対してのみ、第3の所定のメッセージを送信して、後述するように、発信側電話機(SIP電話機40−n)との呼の確立を行う。 【0058】 また、主装置10は、非応答端末であるSIP電話機A(第1のSIP電話機40−1)には「NOTIFY」メッセージを送信する(ステップS13)。この「NOTIFY」メッセージには、グループ代表着信にある端末(この例では、SIP電話機B)が応答した旨の情報が含まれている。この「NOTIFY」メッセージは第4の所定のメッセージとして働く。したがって、主装置10は、非応答のSIP電話機(本例では、第1のSIP電話機40−1)に対して、第4の所定のメッセージを送信して、グループ代表着信への応答があったことを通知する。 【0059】 この「NOTIFY」メッセージを受信したSIP電話機A(第1のSIP電話機40−1)は、着信鳴動を停止する等、着信動作の停止を行う(ステップS14)と共に、「NOTIFY」メッセージの応答として、「200 OK」メッセージを主装置10に送信する(ステップS15)。 【0060】 次に、主装置10は、応答端末であるSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)に、セッションの確立を要求するために「INVITE」メッセージを送信する(ステップS16)。 【0061】 この「INVITE」メッセージを受信したSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)は、「INVTE」メッセージを受信したことを通知するために、「100 Trying」メッセージを主装置10に送信する(ステップS17)。また、SIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)は、「INVTE」メッセージに応答したことを通知するため「200 OK」メッセージを主装置10に送信する(ステップS18)。 【0062】 「200 OK」メッセージを受信した主装置10は、「200 OK」メッセージをSIPサーバ30に中継する(ステップS19)。この「200 OK」メッセージを受信した「SIPサーバ30は、「200 OK」メッセージを発信元電話機D(第4のSIP電話機40−4)に中継する(ステップS20)。 【0063】 「200 OK」メッセージを受信した発信元電話機D(第4のSIP電話機40−4)は、応答確認の「ACK」メッセージをSIPサーバ30に送信する(ステップS21)。「ACK」メッセージを受信したSIPサーバ30は、「ACK」メッセージを主装置10に中継する(ステップS22)。「ACK」メッセージを受信した主装置10は、「ACK」メッセージをSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)に中継する(ステップS23)。 【0064】 「ACK」メッセージをSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)が受信すると、通話のためのメディア・セッションがRTP(real-time transport protocol)により確立し(ステップS24)、発信端末であるSIP電話機D(第4のSIP電話機40−4)と応答端末であるSIP電話機B(第2のSIP電話機40−2)の通話が可能となる。 【0065】 以上の説明で明らかなように、上述した方法により、グループ代表着信に対して、グループ代表を構成するSIP電話機の一斉着信、および着信への応答が可能となる。 【0066】 また、「INVITE」メッセージを使用せずに「NOTIFY」メッセージにより着信を通知することにより、複数のグループ代表着信が発生した場合に、複数の「INVITE」メッセージ受信による複数のダイアログ(呼)の管理が不要となる。 【0067】 以上、本発明について好ましい実施の形態について説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨(主題)を逸脱しない範囲内で種々の変形・変更が可能なのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、SIP電話機へのグループ代表着信の通知方法に、第1の所定のメッセージとしてイベント通知を行う「NOTIFY」メッセージを使用しているが、その他の通知方法として、イベント通知を行う「MESSAGE」メッセージやイベント通知を行う「INFO」メッセージを適用しても良い。また、SIP電話機が単独電話機でなく表示機能付き多機能電話機の場合には、着信時に鳴動と着信表示を行っても良いのは勿論である。 【図面の簡単な説明】 【0068】 【図1】本発明によるグループ代表着信および着信応答方法が適用されるボタン電話装置を示すブロック図である。 【図2】図1に示したボタン電話装置に使用される主装置を示すブロック図である。 【図3】SIP電話機と主装置のサブスクリプションの起動を示すシーケンス図である。 【図4】本発明の一実施の形態によるグループ代表着信および着信応答方法の動作を示すシーケンス図である。 【符号の説明】 【0069】 10 主装置 11 LAN収容インタフェース 12 システムデータ 13 中央処理装置 14 SIPアプリケーション 15 データベース 20 LAN回線 30 SIPサーバ 40−1〜40−4 SIP電話機 100 ボタン電話装置 200 IPネットワーク 300 ボタン電話装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000227205 【氏名又は名称】NECインフロンティア株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月30日(2006.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077838 【弁理士】 【氏名又は名称】池田 憲保
【識別番号】100082924 【弁理士】 【氏名又は名称】福田 修一
【識別番号】100129023 【弁理士】 【氏名又は名称】佐々木 敬
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| 【公開番号】 |
特開2008−11366(P2008−11366A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−181663(P2006−181663) |
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