| 【発明の名称】 |
情報通知システム、情報通知方法、情報機器、及びプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】中山 英俊
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| 【要約】 |
【課題】近距離にあり情報機器で共通して利用できる共通情報を、近距離にある情報機器(例えば携帯端末)の代表がサーバから取得して各情報機器に配信し、短時間で各情報機器に各共通情報を配信可能とすること。
【構成】携帯端末10Aは、サーバ通信部12Aと、近距離通信部15Aと、現在位置を検出する位置検出部13Aを有し、サーバ30は共通情報の取得を促す広域通知を送信し、情報機器10Aは近距離にある他の情報機器10Bと近距離通信部15Aで交信して代表を決定し、自身が代表となった場合位置検出部13Aで検出した現在位置をサーバ30に送信し、サーバ30は現在位置から導かれる共通情報を作成して返送し、情報機器10Aは共通情報を受信すると近距離通信部15Aで近距離にある携帯端末10Bに送信する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知システムであって、 前記情報機器は、近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定し、自身が代表となった場合自身の現在位置を前記サーバに送信し、 前記サーバは現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信することを特徴とする情報通知システム。 【請求項2】 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知システムであって、 前記情報機器は、前記サーバと通信するサーバ通信部と、近距離にある前記情報機器と近距離通信する近距離通信部と、現在位置を検出する位置検出部を有し、 前記サーバは複数の前記情報機器に対して共通情報の取得を促す広域通知を送信し、 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により近距離にある他の情報機器との間で交信して代表を決定し、自身が代表となった場合前記位置検出部で検出した現在位置を付した共通情報要求を作成して前記サーバに送信し、 前記サーバは共通情報要求を受信すると共通情報要求に付された現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると受信した共通情報を前記近距離通信部から近距離にある前記情報機器に送信することを特徴とする情報通知システム。 【請求項3】 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、前記近距離通信部により要求抑止信号を送信することを特徴とする請求項2の情報通知システム。 【請求項4】 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると、前記近距離通信部により近距離にある情報機器から識別情報を取得し識別情報を比較することにより代表を決定することを特徴とする請求項2の情報通知システム。 【請求項5】 前記情報機器は自身が代表とならなかった場合前記近距離にある他の情報機器から共通情報を取得することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかの情報システム。 【請求項6】 前記情報機器は基地局を介して前記サーバと接続する移動可能な携帯端末であり、前記サーバは予め決められた間隔で繰り返し前記広域通知を基地局を介して前記情報機器に送信することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかの情報通知システム。 【請求項7】 前記共通情報は現在位置から避難先までの避難経路を含んだ避難誘導情報であり、 前記サーバは、予め指定された避難先の位置情報と各地域の地図情報を保持する情報保持部を有し、前記共通情報要求を受信すると前記共通情報要求に付された現在位置に基づいて前記情報保持部を参照して避難先を決定し前記現在位置と避難先と地図情報から避難経路を地図上に作成して避難誘導情報を作成することを特徴とする請求項2乃至6のいずれかの情報通知システム。 【請求項8】 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知方法であって、 前記情報機器は、近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定し、自身が代表となった場合自身の現在位置を前記サーバに送信し、 前記サーバは現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信することを特徴とする情報通知方法。 【請求項9】 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知方法であって、 前記情報機器は、前記サーバと通信するサーバ通信部と、近距離にある前記情報機器と近距離通信する近距離通信部と、現在位置を検出する位置検出部を有し、 前記サーバは複数の前記情報機器に対して共通情報の取得を促す広域通知を送信し、 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により近距離にある他の情報機器との間で交信して代表を決定し、自身が代表となった場合前記位置検出部で検出した現在位置を付した共通情報要求を作成して前記サーバに送信し、 前記サーバは共通情報要求を受信すると共通情報要求に付された現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると受信した共通情報を前記近距離通信部から近距離にある前記情報機器に送信することを特徴とする情報通知方法。 【請求項10】 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、前記近距離通信部により要求抑止信号を送信することを特徴とする請求項9の情報通知方法。 【請求項11】 前記情報機器は基地局を介して前記サーバと接続する移動可能な携帯端末であり、前記サーバは予め決められた間隔で繰り返し前記広域通知を基地局を介して前記情報機器に送信することを特徴とする請求項9又は10の情報通知方法。 【請求項12】 近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定し、自身が代表となった場合自身の現在位置をサーバに送信し、サーバが現在位置に基づいて作成した共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信することを特徴とする情報機器。 【請求項13】 サーバと通信するサーバ通信部と、近距離にある他の情報機器と近距離通信する近距離通信部と、現在位置を検出する位置検出部を有し、 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報の取得を促す広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により近距離にある他の情報機器との間で交信して代表を決定し、自身が代表となった場合前記位置検出部で検出した現在位置を付した共通情報要求を作成して前記サーバに送信し、 前記サーバから共通情報要求に付された現在位置から導かれて作成された共通情報を受信すると受信した共通情報を前記近距離通信部から近距離にある前記他の情報機器に送信することを特徴とする情報機器。 【請求項14】 前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、前記近距離通信部により要求抑止信号を送信することを特徴とする請求項13の情報機器。 【請求項15】 前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると、前記近距離通信部により近距離にある情報機器から識別情報を取得し識別情報を比較することにより代表を決定することを特徴とする請求項13の情報機器。 【請求項16】 自身が代表とならなかった場合前記共通情報要求を送信せず、前記近距離通信部により近距離にある情報機器から前記共通情報要求を取得することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかの情報機器。 【請求項17】 近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定する手順と、自身が代表となった場合自身の現在位置をサーバに送信する手順と、サーバが現在位置に基づいて作成した共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 【請求項18】 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報の取得を促す広域通知をサーバから受けると近距離通信を用いて近距離にある情報機器との間で交信して代表を決定する手順と、 自身が代表となった場合現在位置を検出し共通情報要求に付して前記サーバに送信する手順と、 前記サーバから共通情報要求に付された現在位置から導かれて作成された共通情報を受信すると受信した共通情報を近距離通信により近距離にある情報機器に送信する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 【請求項19】 前記代表を決定する手順は、前記広域通知をサーバから受けると近距離通信により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、近距離通信により要求抑止信号を送信することを特徴とする請求項18のプログラム。 【請求項20】 前記代表を決定する手順は前記広域通知をサーバから受けると近距離通信により近距離にある情報機器から識別情報を取得し識別情報を比較することにより代表を決定することを特徴とする請求項18のプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は情報通知システム、情報通知方法、情報機器、及びプログラムに関し、特に、災害発生時の避難情報のように近隣にある情報機器の利用者が共通して必要とする情報を効率よく通知する技術に関する。 【背景技術】 【0002】 災害が発生した場合、災害に関する情報とともに避難先や避難路等の避難誘導情報を避難対象地域にいる人に迅速に通知することが被害を少なくするために重要である。1つの有力な方法として、避難対象地域にいる人(利用者という)が利用する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末や定置されたコンピュータ等の情報機器を介して利用者に通知する方法がある。 【0003】 特開2003−265632号公報の発明は、予め決めた管理エリアを無線エリアに細分化し、無線エリア毎に中継局を設置し、管理エリア内の各ユーザに無線端末局を保持させて、基地局から無線中継局を介して各無線エリアに応じた避難誘導情報を無線端末局に通知することを開示している。特開2003−265632号公報の発明は基地局の下に中継局を配置しているため、無線エリア毎にきめ細かな避難誘導ができる。 【0004】 特開平9−54895号公報の発明は、携帯端末が現在位置検出手段で検出した位置情報データを無線通信基地局を介してホストコンピュータに送り、ホストコンピュータが位置情報データに応じた情報をデータベースから読み出して携帯端末に与えることを開示している。 【0005】 【特許文献1】特開2003−265632号公報 【特許文献2】特開平9−54895号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 特開2003−265632号公報の発明は、予め無線エリアを決めて無線エリア毎に無線中継局を接地しているため、無線エリア毎に詳細な避難誘導情報を利用者に提供できる。しかし、詳細な避難誘導情報を利用者に通知するために管理エリアを細分化しなければならず、細分化された多くの無線エリアに対応して多くの無線中継局を設置しなければならないという問題がある。 【0007】 一方、特開平9−54895号公報の発明は、携帯端末が現在位置検出手段を有し位置情報データをホストコンピュータに送ることにより、多数の無線中継局を設けることなく、詳細な避難誘導情報を得ることができる。しかしながら、近距離通信が可能な範囲に多数の携帯端末が集中する場合でも、携帯端末はそれぞれ独立して同様に動作するので、ホストコンピュータは同じ処理を繰り返して同じ避難誘導情報を繰り返し処理して作成して携帯端末毎に通知することとなり、全ての携帯端末に避難誘導情報を通知するのに時間がかかってしまうという問題がある。特に、津波のように秒単位の時間を争う場合は、通知の遅れが致命的になることもある。 【0008】 本発明の目的は、情報機器が近距離通信により近距離にある他の情報機器との間で代表を決定し、代表となった情報機器が現在位置に基づいた共通情報をサーバから取得し、近距離通信で他の情報機器に配信することにより、各情報機器に短時間で各共通情報を配信可能とした情報通知システム、情報通知方法、情報機器、及びプログラムを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の第1の情報通知システムは、近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知システムであって、 前記情報機器は、近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定し、自身が代表となった場合自身の現在位置を前記サーバに送信し、 前記サーバは現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信することを特徴とする。 【0010】 本発明の第2の情報通知システムは、近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知システムであって、 前記情報機器は、前記サーバと通信するサーバ通信部と、近距離にある前記情報機器と近距離通信する近距離通信部と、現在位置を検出する位置検出部を有し、 前記サーバは複数の前記情報機器に対して共通情報の取得を促す広域通知を送信し、 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により近距離にある他の情報機器との間で交信して代表を決定し、自身が代表となった場合前記位置検出部で検出した現在位置を付した共通情報要求を作成して前記サーバに送信し、 前記サーバは共通情報要求を受信すると共通情報要求に付された現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると受信した共通情報を前記近距離通信部から近距離にある前記情報機器に送信することを特徴とする。 【0011】 本発明の第3の情報通知システムは、前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、前記近距離通信部により要求抑止信号を送信することを特徴とする。 【0012】 本発明の第4の情報通知システムは、本発明の第2の情報通知システムにおいて、前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると、前記近距離通信部により近距離にある情報機器から識別情報を取得し識別情報を比較することにより代表を決定することを特徴とする。 【0013】 本発明の第5の情報システムは、本発明の第2乃至第4のいずれかの情報通知システムにおいて、前記情報機器は自身が代表とならなかった場合前記近距離にある他の情報機器から共通情報を取得することを特徴とする。 【0014】 本発明の第6の情報通知システムは、本発明の第2乃至第5のいずれかの情報通知システムにおいて、前記情報機器は基地局を介して前記サーバと接続する移動可能な携帯端末であり、前記サーバは予め決められた間隔で繰り返し前記広域通知を基地局を介して前記情報機器に送信することを特徴とする。 【0015】 本発明の第7の情報通知システムは、本発明の第2乃至第6のいずれかの情報通知システムにおいて、前記共通情報は現在位置から避難先までの避難経路を含んだ避難誘導情報であり、 前記サーバは、予め指定された避難先の位置情報と各地域の地図情報を保持する情報保持部を有し、前記共通情報要求を受信すると前記共通情報要求に付された現在位置に基づいて前記情報保持部を参照して避難先を決定し前記現在位置と避難先と地図情報から避難経路を地図上に作成して避難誘導情報を作成することを特徴とする。 【0016】 本発明の第1の情報通知方法は、近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知方法であって、 前記情報機器は、近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定し、自身が代表となった場合自身の現在位置を前記サーバに送信し、 前記サーバは現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信することを特徴とする。 【0017】 本発明の第2の情報通知方法は、近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報をサーバから前記情報機器に通知する情報通知方法であって、 前記情報機器は、前記サーバと通信するサーバ通信部と、近距離にある前記情報機器と近距離通信する近距離通信部と、現在位置を検出する位置検出部を有し、 前記サーバは複数の前記情報機器に対して共通情報の取得を促す広域通知を送信し、 前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により近距離にある他の情報機器との間で交信して代表を決定し、自身が代表となった場合前記位置検出部で検出した現在位置を付した共通情報要求を作成して前記サーバに送信し、 前記サーバは共通情報要求を受信すると共通情報要求に付された現在位置から導かれる共通情報を作成して前記情報機器に返送し、 前記情報機器は共通情報を受信すると受信した共通情報を前記近距離通信部から近距離にある前記情報機器に送信することを特徴とする。 【0018】 本発明の第3の情報通知方法は、本発明の第2の情報通知方法において、前記情報機器は前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、前記近距離通信部により要求抑止信号を送信することを特徴とする。 【0019】 本発明の第4の情報通知方法は、本発明の第2又は第3の情報通知方法において、前記情報機器は基地局を介して前記サーバと接続する移動可能な携帯端末であり、前記サーバは予め決められた間隔で繰り返し前記広域通知を基地局を介して前記情報機器に送信することを特徴とする。 【0020】 本発明の第1の情報機器は、近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定し、自身が代表となった場合自身の現在位置をサーバに送信し、サーバが現在位置に基づいて作成した共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信することを特徴とする。 【0021】 本発明の第2の情報機器は、サーバと通信するサーバ通信部と、近距離にある他の情報機器と近距離通信する近距離通信部と、現在位置を検出する位置検出部を有し、 近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報の取得を促す広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により近距離にある他の情報機器との間で交信して代表を決定し、自身が代表となった場合前記位置検出部で検出した現在位置を付した共通情報要求を作成して前記サーバに送信し、 前記サーバから共通情報要求に付された現在位置から導かれて作成された共通情報を受信すると受信した共通情報を前記近距離通信部から近距離にある前記他の情報機器に送信することを特徴とする。 【0022】 本発明の第3の情報機器は、本発明の第2の情報機器において、前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると前記近距離通信部により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、前記近距離通信部により要求抑止信号を送信することを特徴とする。 【0023】 本発明の第4の情報機器は、本発明の第2の情報機器において、前記広域通知を前記サーバ通信部で受けると、前記近距離通信部により近距離にある情報機器から識別情報を取得し識別情報を比較することにより代表を決定することを特徴とする。 【0024】 本発明の第5の情報機器は、本発明の第2乃至第4のいずれかの情報機器において、自身が代表とならなかった場合前記共通情報要求を送信せず、前記近距離通信部により近距離にある情報機器から前記共通情報要求を取得することを特徴とする。 【0025】 本発明の第1のプログラムは、近距離通信で近距離にある他の情報機器と交信して代表を決定する手順と、自身が代表となった場合自身の現在位置をサーバに送信する手順と、サーバが現在位置に基づいて作成した共通情報を受信すると近距離通信により近距離にある他の情報機器に受信した共通情報を送信する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0026】 本発明の第2のプログラムは、近距離にある複数の情報機器が共通して利用可能な共通情報の取得を促す広域通知をサーバから受けると近距離通信を用いて近距離にある情報機器との間で交信して代表を決定する手順と、 自身が代表となった場合現在位置を検出し共通情報要求に付して前記サーバに送信する手順と、 前記サーバから共通情報要求に付された現在位置から導かれて作成された共通情報を受信すると受信した共通情報を近距離通信により近距離にある情報機器に送信する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0027】 本発明の第3のプログラムは、本発明の第2のプログラムにおいて、前記代表を決定する手順は、前記広域通知をサーバから受けると近距離通信により要求抑止信号の受信を監視し、予め決められた所定時間が経過しても要求抑止信号を受信しなかった場合自身を代表と決定し、近距離通信により要求抑止信号を送信することを特徴とする。 【0028】 本発明の第4のプログラムは、本発明の第2のプログラムにおいて、前記代表を決定する手順は前記広域通知をサーバから受けると近距離通信により近距離にある情報機器から識別情報を取得し識別情報を比較することにより代表を決定することを特徴とする。 【発明の効果】 【0029】 本発明は、情報機器が近距離通信により近距離にある他の情報機器との間で代表を決定し、代表となった情報機器が現在位置に基づいた共通情報をサーバから取得し、近距離通信で他の情報機器に配信するので、サーバの処理を大幅に削減し、短時間にそれぞれの共通情報を情報機器に通知することができるという効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0030】 本発明でいう近距離通信は、通信範囲を近距離に限定した無線通信のことであり、電話通信網のように中継局を設けて行う広域通信とは異なり近距離にある情報機器同士が中継局を介さずに直接行う無線通信である。例えばBlueToothが近距離通信に相当するが、通信範囲はBlueToothで規定される10mまたは100mと限定するものではない。 【0031】 次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。 図1は本発明の情報通知システムの構成を示したブロック図である。サーバ30は携帯通信網を構成するネットワーク21を介して基地局20A及び基地局20Bと接続し、情報機器の1つである携帯端末10Aと携帯端末10Bは基地局20Aのサービス地域にあり無線通信で交信する。 【0032】 なお、図1では、基地局20(基地局20Aと基地局20Bを区別しない場合は基地局20と記す。他も同様)と携帯端末10はそれぞれ2つのみ示しているが、通常は多く情報通知システムにある。携帯通信網を複数の地域に分割して、分割された地域毎にサーバ30を接地してもよい。 【0033】 携帯端末10は、個人的に利用される情報機器であり、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯機器や可搬型のパーソナルコンピュータであり、図示しないがプログラムやデータを記憶する記憶手段とプログラムを実行するCPU(central processing unit)と利用者が操作可能な入力手段を有する。携帯端末10は、サーバ通信部12と端末処理部11と位置検出部13と表示部14と近距離通信部15を含む。なお、本実施の形態では情報機器を代表して携帯端末10を例示しているが、携帯端末10に限定するものではなく、他の情報機器であってもよい。 【0034】 端末処理部11は、携帯端末10の機能を実行する手段であり、プログラムで実現され、図示しない記憶手段に格納され図示しないCPUで実行される。端末処理部11は携帯端末10の機能を実行するためにサーバ通信部12と位置検出部13と表示部14と近距離通信部15を制御する。具体的な動作内容は動作の説明にて後述する。 【0035】 サーバ通信部12は、携帯通信網上のサーバ30と交信するために設けられ、端末処理部11の制御により基地局20と無線通信を実行する。サーバ通信部12は、図示しないが基地局20との間で交信する電波を送受信するためのアンテナを含み、端末処理部11の指示により受信した電波をデジタル情報に変えて端末処理部11に送り、端末処理部11に指示されたデジタル情報をアンテナから電波にして送信する機能を有する。 【0036】 近距離通信部15は、携帯通信網とは別に設けられた近距離通信を実行する手段であり、端末処理部11により制御される。近距離通信とは、通信範囲を近距離に限定した無線通信のことであり、電話通信網のように中継局を設けて行う広域通信とは異なり、例えば数十メートルから数百メートル以内の近距離にある情報機器同士が中継局を介さずに直接行う無線通信である。 【0037】 また、近距離通信部15は、近距離にある携帯端末10或いは中継装置との間で交信する電波を送受信するためのアンテナを含み、端末処理部11の指示により受信した電波をデジタル情報に変えて端末処理部11に送り、端末処理部11に指示されたデジタル情報をアンテナから電波にして送信する機能を有する。 【0038】 また、近距離通信部15は、例えば、BlueToothで実現でき、この場合仕様により通信範囲は10m又は100mとなる。ただし、通信範囲は特に限定せず、情報機器の現在位置から導かれる共通情報が利用者間で有効に利用できる地理的範囲まで通信範囲を拡張することができる。共通情報とは例えば災害時の避難誘導情報であり、避難誘導情報は災害から避難するための避難先や避難経路のように現在位置に基づいて決められる情報である。例えば学校や工場や事務所のように同じ敷地内に複数の利用者がそれぞれ携帯端末10を携帯している場合、各利用者は共通の避難誘導情報を利用することができる。 【0039】 位置検出部13は携帯端末10自身の現在位置を検出する機能を有する。現在位置を検出する手段の一例としてGPS(Global Positioning System)を利用した検出手段がある。GPSを利用した手段は、複数の人工衛星から発信する電波を受信するためのアンテナと、端末処理部11の制御により受信した電波を解析して現在位置を算出する機能で実現できる。 【0040】 表示部14は端末処理部11から指示された情報を利用者の表示するために設けられ、例えば液晶ディスプレイのような表示装置で実現される。表示内容は文字の他に地図と地図上の経路を表示する機能を有する。なお、携帯端末10が携帯電話機のように小型の機器の場合は、タッチスクリーンのような入力手段と組み合わせて実現してもよい。 【0041】 ネットワーク21は携帯通信網を接続するネットワークであり、サーバ30と各基地局20とを互いに接続しデータの交換を可能とする。図1ではネットワーク21に直接基地局20が接続しているが基地局20が多数接続する場合は基地局20とネットワーク21との間に中継装置を挿入してもよく、また、図示しないが、サーバ30以外に、携帯通信網の接続制御を行う装置が有り、有線電話網やインターネットのような他の通信網と接続するためのゲートウェイ等も接続される。 【0042】 基地局20は、周辺に位置する携帯端末10と無線で接続し、ネットワーク21を介してサーバ30と接続する。基地局20は予め決められた距離内の携帯端末10と無線で交信するので通信範囲がある地域に特定される。携帯電話用の場合、基地局20は通話エリアと呼ばれる通信範囲に少なくとの1台設置され、携帯通信網のサービス対象地域を包括するように設置される。 【0043】 サーバ30は、携帯端末10に対して情報を提供する機能を持った情報処理装置であり、図示しないがプログラムやデータを記憶する記憶手段とプログラムを実行するCPUを有し、サーバ処理部31と情報保持部32を含む。 【0044】 サーバ処理部31は、サーバ30の機能を実行する手段であり、プログラムで実現され、サーバ30の記憶手段に格納されサーバ30のCPUで実行される。サーバ処理部31は、サーバ30の機能を実行するために情報保持部32を制御し、事象の発生に対して通知対象と特定された地域に事象の発生や警報を同報し、携帯端末10から携帯端末10の現在位置を含んだ共通情報要求を受けると現在位置から導かれ事象や警報に関する共通情報を作成して返送する。 【0045】 情報保持部32は、各地の避難先情報と地図情報と基地局20の位置情報を記憶するためにサーバ30の記憶手段に設けられた領域である。避難先情報は避難先として指定されている建物や公園等の名称と住所とその経度、緯度で指定される位置情報を含んだ情報である。地図情報は避難先や道路情報を含んでいる。基地局20の位置情報は基地局20毎の住所や緯度・経度を示した情報である。 【0046】 次に、本発明の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。まず、携帯端末10と基地局20の配置については図2に示した配置であるものとし、基地局20Aが同報の対象地域であるものとする。図2では基地局20Aの通信範囲に携帯端末10A〜10Fがあり、このうち携帯端末10A〜10Dが近距離通信の範囲内にあるものとする。この配置で同報が行われた場合の携帯端末10Aの動作を中心に説明する。 【0047】 まず、○○県に地震が発生すると所定の機関が地震の発生を検知し、発生地域や震源地や各地の震度や津波の危険や避難勧告のための警報等の必要な情報を収集して発生情報を作成する。所定の機関はさらに発生情報を解析し津波の危険があると判断すると津波に対する避難勧告のための警報情報を作成して発生情報と合わせてサーバ30へ送信する。このように、本発明のサーバ30は発生情報と警報情報を受信することにより動作を開始する。 【0048】 以降は図3のフローチャートを参照して説明する。図3は本発明の実施の形態の動作を説明したフローチャートであり、サーバ30の動作と携帯端末10Aの動作を区別して示している。サーバ30のサーバ処理部31は発生情報と警報情報を受信すると(S61)、発生情報と警報情報に基づいて広域通知を作成して同報すべき基地局20へ配信する(S62)。広域通知を受信した基地局20は自局の携帯通信範囲にある携帯端末10に広域通知を同報する。 【0049】 広域通知は、サーバ30が共通情報の配信に先立って携帯端末10にされる通知であって、地震、火事、洪水のような予め決められた事象が発生したことを知らせるための通知や、イベントの開催案内の通知であり、共通情報は避難誘導情報や開催場所までの道順となる。 【0050】 図4は広域通知の一例を示した図であり、図4の広域通知は、「10時10分頃○○県で強い地震を感じました」という事象の発生を知らせる発生メッセージと、「津波の危険がありますので、海岸付近にいる方は高台に避難してください」という避難勧告を含む警報メッセージを含んでおり、さらに災害発生地域の震源地や各地の震度を地図上に示した説明図も含んでいる。 【0051】 ステップS62の動作を詳細に説明すると、サーバ処理部31は発生事象が地震で発生時刻が10時10分で発生地域が○○県であるという情報と、震源地の位置情報と、各地の震度情報を含む発生情報から、「10時10分頃○○県で強い地震を感じました」という発生メッセージを作成する。サーバ処理部31は津波が発生する危険があり○○県と△□県の海岸地帯に避難を勧告する旨の警報情報から「津波の危険がありますので、海岸付近にいる方は高台に避難してください」という警報メッセージを作成する。発生メッセージや警報メッセージは発生する事象の種類に関連付けて予め記憶手段に記憶しておいてもよい。 【0052】 さらに、サーバ処理部31は情報保持部32を参照して地震発生地域の地図情報を読み出し、この地図情報に発生情報に含まれる震源地の位置を登録し、各地の震度を各地域の位置に登録した説明図を作成し、発生メッセージと警報メッセージと合わせて図4に示す広域通知を作成する。 【0053】 続いてサーバ処理部31は発生情報と警報情報から広域通知を配信すべき地域を特定し、特定した配信先地域に該当する基地局20を情報保持部32に保持される基地局20の位置情報を参照して抽出し、抽出した基地局20へ広域通知を通知する。図4の例では○○県と△□県の海岸地帯が避難勧告地域となるので、サーバ処理部31は○○県と△□県の海岸地帯を配信先地域として特定し、情報保持部32を参照して○○県と△□県の海岸地帯に設置された基地局20を抽出して作成した広域通知をネットワーク21を介して送信する。なお、広域通知の内容によっては全ての基地局20が通知先として特定されることもある。 【0054】 次に、広域通知を受信した際の携帯端末10Aの動作を説明する前に図2の配置について説明しておく。図2は携帯端末10Aが広域通知を受信するときの携帯端末10の配値の一例を示した図であり、基地局20Aは広域通知の配信先となっている。図4の例でいえば、基地局20Aは○○県の海岸地帯か△□県の海岸地帯のいずれかに配置されている。基地局20Aの通信範囲に携帯端末10A〜10Fが存在し、携帯端末10A〜10Dが互いに近距離通信可能な範囲にある。 【0055】 サーバ30から送信された広域通知は基地局20Aで受信され、基地局20Aは広域通知を各携帯端末10A〜10Fに同報する。携帯端末10Aの端末処理部11Aは広域通知を受信すると広域通知を表示部14へ表示し、位置検出部13に現在位置(緯度・経度)の算出を指示して算出結果の現在位置を取得する(S71)。これにより携帯端末10Aには例えば図4のような表示がされ、利用者は地震の発生と津波の危険を知り避難行動を開始できる。 【0056】 端末処理部11Aは近距離範囲にある携帯端末10B〜10Dから近距離通信部15が要求抑止信号を受信したか確認する(S72)。要求抑止信号の受信を確認すると端末処理部11は要求抑止信号を発信した携帯端末10(B〜Dのいずれか)から避難誘導情報が送信されるのを待ってステップS76(後述)へ進む。要求抑止信号とはサーバ30に対して共通情報要求の送信を抑止するための信号である。共通情報要求とは近距離にある携帯端末10(この場合携帯端末10A〜10D)が共通して必要とする共通情報である避難誘導情報の取得をサーバ30に対してする要求のことであり、携帯端末10の現在位置情報を含む。 【0057】 端末処理部11Aは要求抑止信号を予め決められた所定時間待ち合わせ(S73)、所定時間待っても要求抑止信号が受信されない場合、端末処理部11Aは近距離通信部15に指示して要求抑止信号を発信し、避難誘導情報を取得するために共通情報要求を現在位置を付してサーバ30へ送信する(S74)。この所定時間は携帯端末10毎に予め決められた時間であり、各携帯端末10が同時にサーバ30へアクセスするのを防止するために設けたものである。 【0058】 すなわち所定時間待っても携帯端末10B〜10Dのいずれからも要求抑止信号が受信されない場合、端末処理部11Aは自身が携帯端末10A〜10Dを代表してサーバ30から避難誘導情報を取得するものと判断する。そして、端末処理部11Aは携帯端末10B〜10Dが共通情報要求を発信しないように近距離通信により要求抑止信号を配信し、代表して共通情報要求をサーバ30へ送信する。要求抑止信号を受信した携帯端末10B〜10DはそれぞれステップS72においてステップS76へ進むように動作するので共通情報要求の発信を抑止する。 【0059】 サーバ30のサーバ処理部31は基地局20Aとネットワーク21を介して共通情報要求を受信すると、共通情報要求に付された現在位置に基づいて情報保持部32に保持される避難先情報を参照して最適な避難先を抽出し、避難先と現在位置の近辺の地図情報を情報保持部32から読み出す(S63)。続いてサーバ処理部31は、避難先と現在位置と道路情報を含む地図情報に基づいて最適の避難経路を決定して避難誘導情報を作成し、携帯端末10Aに返信する(S64)。なお、避難路として推奨する道路の情報が道路情報に含まれていれば、その推奨道路を優先して利用するように避難経路を決定することにより、より安全な避難経路を決定できる。 【0060】 図5は避難誘導情報の一例を示した図である。避難誘導情報は現在地と避難先と避難経路を地図上に組み込み利用者が避難経路を見やすくした情報である。図5の例では、現在位置から避難先である△△山公園までの道順が避難経路として地図上に示されている。 【0061】 携帯端末10Aの端末処理部11Aは、サーバ30から避難誘導情報を受信すると、表示部14へ避難誘導情報を表示するとともに、近距離通信部15に指示して受信した避難誘導情報を発信する(S75)。携帯端末10Aに表示される避難誘導情報は図5のようになり、利用者は携帯端末10Aに表示された避難誘導情報を見ながら安心して避難先へ避難することができる。 【0062】 携帯端末10B〜10Dは携帯端末10Aから避難誘導情報を受信して各表示部14に表示することにより、携帯端末10B〜10Dの利用者は携帯端末10Aの利用者と同じ避難誘導情報を取得することができる。同様にして、ステップS73で要求抑止信号を受信した端末処理部11Aは、携帯端末10B〜10Dのうち代表となった携帯端末10から避難誘導情報を受信して表示部14Aに表示する(S76)。これにより携帯端末10Aはサーバ30へアクセスすることなくサーバ30が提供する避難誘導情報を入手することができる。 【0063】 このように動作をすることにより、本発明では近距離通信範囲に複数の携帯端末10が存在した場合、その中の1つが代表してサーバ30へアクセスして避難誘導情報を取得し、近距離通信によりこの情報を近距離通信範囲にある他の携帯端末10に分配できるので、サーバ30の処理負荷が大幅に削減でき、また携帯通信網の通信負荷も大幅に削減できる。 【0064】 従って、携帯通信網の過負荷やサーバ30の過負荷が軽減され、通知すべき携帯端末10の全てに避難誘導情報の配信を終了するまでの時間を大幅に短縮できるので、利用者はより早く避難誘導情報を入手することが可能となる。或いはサーバ30や携帯通信網の性能を落としても同じ時間で処理できるようになるので、安価にシステムを構築することもできる。 【0065】 なお、サーバ30が広域通知の発信を1回目の同報に続けて一定間隔で行うことにより、各携帯端末10は現在位置の更新と最適避難経路の更新をすることができるので、利用者は避難途中で道順を間違えた場合でも2回目以降に配信される避難誘導情報により正しい避難経路を入手することができる。ここで一定間隔とは対象となる携帯端末10からの共通情報要求を全て処理できる時間より大きな時間とし、携帯端末10への1回目の配信の遅延を発生させないようにする。 【0066】 以上の説明では、各携帯端末10に予め決められた所定時間の差を用いて近距離通信範囲にある携帯端末10の代表を決定したが、他に、携帯端末10の識別情報を用いて代表を決定してもよい。携帯端末10の識別情報を決定方法として用いる場合、ステップS72とS73の動作は、以下のようにすればよい。識別情報として携帯端末10が携帯通信網と交信する際の携帯電話番号を用いる場合を例に説明する。 【0067】 まず、端末処理部11は近距離通信により近距離通信範囲内にある各携帯端末10から携帯電話番号を取得する。すなわち携帯端末10Aは携帯端末10B〜10Dの携帯電話番号を取得し、自身の携帯電話番号が最小であるか比較する。自身の携帯電話番号が最小の場合、携帯端末10Aは自身が代表になったと認識し、ステップ74に進み共通情報要求をサーバ30に送信する。自身の携帯電話番号が最小でない場合は、携帯端末10Aは自身が代表ではないと認識し、ステップ76に進む。このように、代表の決定方法は図3のフローチャートの手順に限定することなく、別の方法でも実現できる。 【0068】 また、以上の説明では、避難誘導情報の通知先を携帯端末10として説明したが、携帯端末10を据え置き型の電話機或いはパーソナルコンピュータとし、携帯通信網を有線電話網に置き換えても、本発明を適用できることは明白である。PCの場合はサーバ通信部12の代わりに有線電話網への通信手段を設ける必要がある。サーバ30は有線電話網上に接続するか、有線電話網を介して接続されるインターネット上に接続すればよい。 【0069】 有線電話網の場合は基地局20に対応するものがないので、契約情報に基づいて電話機或いはPCの住所を特定し、その住所が避難対象地域か判断して、避難対象地域の電話機或いはPCにだけ広域通知を同報すればよいし、或いは基地局20より広範囲となるが有線電話の中継局が避難対象地域にあるか判断しその配下に同報するようにしてもよい。 【0070】 また、以上の説明では、共通情報として災害時の避難誘導情報を例に説明したが、共通情報は避難誘導情報に限定するものではない。例えば、広い遊園地や公園の中でイベントの開催を案内する場合、イベント開催通知を会場内の全手又は一部の携帯端末10に同報し、近距離内の携帯端末10の1つが代表して現在位置からイベント会場までの道順情報を共通情報として取得して近距離にある携帯端末10に分配するという利用形態も可能である。このように避難等に比べて共通情報の伝達時間に対する緊急性が小さい場合は、サーバ30が必要とする性能や、携帯端末10とサーバ30間で必要とする通信性能を低くしても支障がないので、システムを安価に構築することができる。 【図面の簡単な説明】 【0071】 【図1】本発明の実施の形態の情報通知システムの構成を示したブロック図である。 【図2】本発明の動作を説明するために携帯端末10の配置の一例を示した図である。 【図3】本発明の動作を示したフローチャートである。 【図4】本発明の実施の形態の広域通知の一例を示した図である。 【図5】本発明の実施の形態の避難誘導情報の一例を示した図である。 【符号の説明】 【0072】 10 携帯端末 11 端末処理部 12 サーバ通信部 13 位置検出部 14 表示部 15 近距離通信部 20 基地局 21 ネットワーク 30 サーバ 31 サーバ処理部 32 情報保持部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109313 【弁理士】 【氏名又は名称】机 昌彦
【識別番号】100124154 【弁理士】 【氏名又は名称】下坂 直樹
【識別番号】100111637 【弁理士】 【氏名又は名称】谷澤 靖久
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| 【公開番号】 |
特開2008−11038(P2008−11038A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177970(P2006−177970) |
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