| 【発明の名称】 |
通信システム、通信プログラム、記録媒体及び通信方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮広 栄一
【氏名】増田 景一
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| 【要約】 |
【課題】IPモビリティ実現のための無線回線切替時に発生し易い通話途切れを防止し、通話相手が有線ブロードバンド回線に接続された固定端末等である場合、網の輻輳の発生を防止し、通話継続のための最低限の品質を保証できる通信システム等を提供する。
【構成】携帯電話器20が、広域網14から中狭域の移動体通信網34を通過して広域網14へと移動する場合、送信部26は網の通信性能に応じ広域網14側に基本符号70を送信し続け、中狭域の移動体通信網34に在圏した際に中狭域の移動体通信網34側に付加符号A(71)等を送信する。サーバ側送信部44は、中狭域の移動体通信網34側から付加符号A(71)等が送信されない場合、広域網14側から送信された基本符号70をPC50側へ送信し、中狭域の移動体通信網34側から付加符号A(71)等が送信された場合、基本符号70及び付加符号A(71)等をPC50側へ送信する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移動情報端末装置と、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介して該移動情報端末装置と通信可能なサーバと、該サーバとIP網を介して接続された情報端末装置とを備えた通信システムであって、 前記移動情報端末装置は、 通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する符号作成手段と、 前記符号作成手段により作成された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記サーバ側へ送信する送信手段とを備え、 前記サーバは、前記送信手段により送信された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記情報端末装置側へ送信するサーバ側送信手段を備えたことを特徴とする通信システム。 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記送信手段は、広域の移動体通信網側には前記基本符号を送信し続け、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の前記付加符号を送信し、 前記サーバ側送信手段は、 前記送信手段により中狭域の移動体通信網から付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号及び中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号を情報端末装置側へ送信することを特徴とする通信システム。 【請求項3】 請求項1記載の通信システムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、 前記サーバ側送信手段は、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を情報端末装置側へ送信することを特徴とする通信システム。 【請求項4】 請求項3記載の通信システムにおいて、 前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し且つ該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、 前記サーバ側送信手段は、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号のいずれも受信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信されない場合は中狭域の移動体通信網側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することを特徴とする通信システム。 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の通信システムにおいて、前記サーバ側送信手段が前記情報端末装置側へ送信する基本符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号は、変換された所定の汎用符号であることを特徴とする通信システム。 【請求項6】 移動情報端末装置と、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介して該移動情報端末装置と通信可能なサーバと、該サーバとIP網を介して接続された情報端末装置とを備えた通信システムであって、 前記情報端末装置は、通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号を送信する情報端末装置側送信手段を備え、 前記サーバは、前記情報端末装置側送信手段により送信された基本符号及び1つ以上の付加符号から選択した符号を前記移動情報端末装置へ送信する選択送信手段を備えたことを特徴とする通信システム。 【請求項7】 請求項6記載の通信システムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記選択送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は前記情報端末装置側送信手段により送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を該中狭域の移動体通信網側に送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は前記情報端末装置側送信手段により送信された基本符号を選択して広域の移動体通信網側に送信することを特徴とする通信システム。 【請求項8】 移動情報端末装置と、該移動情報端末装置と中狭域の移動体通信網を介して通信可能なモビリティ機能を有するルータと、該ルータと広域の移動体通信網及びIP網を介して通信可能な情報端末装置とを備えた通信システムであって、該情報端末装置と該移動情報端末装置との間の通信には通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号が用いられており、 前記ルータは、前記移動情報端末装置の数の増加による前記広域の移動体通信網の負荷の増大に応じて、該移動情報端末装置又は前記情報端末装置から送信された基本符号のみを中継する中継手段を備えたことを特徴とする通信システム。 【請求項9】 通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介して移動情報端末装置が情報端末装置と通信を行うための通信プログラムであって、該情報端末装置はIP網を介してサーバと接続され、該サーバはIP網及び移動体通信網を介して該移動情報端末装置と通信可能であり、該移動情報端末装置のコンピュータを、 通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する符号作成手段、 前記符号作成手段により作成された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記サーバ側へ送信する送信手段として機能させるための通信プログラムであって、該送信手段により送信された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とが前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることを特徴とする通信プログラム。 【請求項10】 請求項9記載の通信プログラムにおいて、該移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記送信手段は、広域の移動体通信網側には基本符号を送信し続け、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の前記付加符号を送信し、 該送信手段により中狭域の移動体通信網側から付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、該送信手段により中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号及び中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることを特徴とする通信プログラム。 【請求項11】 請求項9記載の通信プログラムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、 該送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることを特徴とする通信プログラム。 【請求項12】 請求項11記載の通信プログラムにおいて、前記送信手段は、 前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し且つ該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、 前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号のいずれも受信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信されない場合は中狭域の移動体通信網側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることを特徴とする通信プログラム。 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれかに記載の通信プログラムにおいて、前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信される基本符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号は、変換された所定の汎用符号であることを特徴とする通信プログラム。 【請求項14】 IP網と通信性能の異なる複数の移動体通信網とを介する情報端末装置と移動情報端末装置との間の通信をサーバが中継するための通信プログラムであって、該情報端末装置はIP網を介して該サーバと接続され、該移動情報端末装置は移動体通信網及びIP網を介して該サーバと通信可能であり、該サーバのコンピュータを、 前記情報端末装置から送信された、通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号から選択した符号を前記移動情報端末装置へ送信する選択送信手段として機能させるための通信プログラム。 【請求項15】 請求項14記載の通信プログラムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記選択送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は前記情報端末装置側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を選択して該中狭域の移動体通信網側に送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は前記情報端末装置側から送信された基本符号を選択して広域の移動体通信網側に送信することを特徴とする通信プログラム。 【請求項16】 通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介する移動情報端末装置と情報端末装置との間の通信をモビリティ機能を有するルータが中継するための通信プログラムであって、該移動情報端末装置は移動体通信網を介して該ルータと通信可能であり、該情報端末装置はIP網及び移動体通信網を介して該ルータと通信可能であり、該移動情報端末装置と該情報端末装置との間の通信には通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号が用いられており、該ルータのコンピュータを、 前記移動情報端末装置の数の増加による前記広域の移動体通信網の負荷の増大に応じて、該移動情報端末装置又は前記情報端末装置から送信された基本符号のみを中継する中継手段として機能させるための通信プログラム。 【請求項17】 請求項9乃至16のいずれかに記載の通信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。 【請求項18】 通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介した移動情報端末装置から情報端末装置への通信方法であって、該情報端末装置はIP網を介してサーバと接続され、該移動情報端末装置は移動体通信網及びIP網を介して該サーバと通信可能であり、 前記移動情報端末装置が、 通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する符号作成ステップと、 前記符号作成ステップで作成された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記サーバ側へ送信する送信ステップと、 前記サーバは、 前記送信ステップで送信された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記情報端末装置側へ送信するサーバ側送信ステップとを備えたことを特徴とする通信方法。 【請求項19】 請求項18記載の通信方法において、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記送信ステップは、広域の移動体通信網側には基本符号を送信し続け、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、 前記サーバ側送信ステップは、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号群が送信された場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号及び中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することを特徴とする通信方法。 【請求項20】 請求項18記載の通信方法において、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記送信ステップは、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、 前記サーバ側送信ステップは、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から基本符号及び付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から基本符号及び1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することを特徴とする通信方法。 【請求項21】 請求項20記載の通信方法において、 前記送信ステップは、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し且つ該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、 前記サーバ側送信ステップは、前記送信ステップで広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号のいずれも受信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで広域の移動体通信網側から基本符号が送信されない場合は中狭域の移動体通信網側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することを特徴とする通信方法。 【請求項22】 請求項18乃至21のいずれかに記載の通信方法において、前記サーバ側送信ステップで前記情報端末装置側へ送信する基本符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号は、変換された所定の汎用符号であることを特徴とする通信方法。 【請求項23】 通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介した情報端末装置から移動情報端末装置への通信方法であって、該情報端末装置はIP網を介してサーバと接続され、該移動情報端末装置は移動体通信網及びIP網を介して該サーバと通信可能であり、 前記情報端末装置が、通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号を送信する情報端末装置側送信ステップと、 前記サーバが、前記情報端末装置側送信ステップで送信された基本符号及び1つ以上の付加符号から選択した符号を前記移動情報端末装置へ送信する選択送信ステップとを備えたことを特徴とする通信方法。 【請求項24】 請求項23記載の通信方法において、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、 前記選択送信ステップは、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は前記情報端末装置側送信ステップで送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を該中狭域の移動体通信網側に送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は前記情報端末装置側送信ステップで送信された基本符号を選択して広域の移動体通信網側に送信することを特徴とする通信方法。 【請求項25】 通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介した情報端末装置と移動情報端末装置との間の通信方法であって、該情報端末装置はIP網及び広域の移動体通信網を介してモビリティ機能を有するルータと接続され、該移動情報端末装置は中狭域の移動体通信網を介して該ルータと通信可能であり、前記情報端末装置と前記移動情報端末装置との間の通信には通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号群が用いられており、 前記ルータが、前記移動情報端末装置の数の増加による前記広域の移動体通信網の負荷の増大に応じて、該移動情報端末装置又は前記情報端末装置から送信された基本符号のみを中継することを特徴とする通信方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、移動情報端末装置と、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP(Internet Protocol)網とを介して当該移動情報端末装置と通信可能なサーバと、当該サーバとIP網を介して接続された情報端末装置とを備えた通信システム等に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、電話の音声をIPパケットへ変換するVoIP(Voice over IP)対応の製品を利用したIP網を介するIP電話が実現されている。近年では、複数の無線方式、例えばFOMA(登録商標)および無線LAN等の無線方式を搭載した携帯電話器等が市販されており、無線IP電話システムも実用域に入ってきている(非特許文献1)。このような無線IP電話システムでは、IP網上で携帯電話器等が網間を移動した場合に、ホーム・アドレスと気付アドレス(care-of address)とを管理するモバイルIP方式を用いることにより、通話を継続したまま自動的に電話事業者を切替えて無線回線の切替を行っている。このようにモバイルIP方式を用いることにより、IPアドレスが変わった場合の通信継続性であるIPモビリティを実現している。 【0003】 上述のような無線IP電話システムにおいて、携帯電話器等の通話相手が有線ブロードバンド回線に接続されている固定端末等である場合、携帯電話器等が無線LANから移動体通信網へ回線の切替を行うと、無線通信状態は悪化する。その理由は、固定端末等が無線通信状態の良かった状態の帯域で、しばらくはそのままデータを送り続けるためである。このような状況に対処するために、一般的に、携帯電話器等と固定端末等との間で無線通信状態を通知し合うことにより帯域の変更を行なっている。しかし、急な回線の切替には追従できず、数秒間通話ができなくなるという網の輻輳状態が起きてしまうことがあった。網の輻輳状態が起きてしまうと帯域の変更通知すら通話相手へ届かなくなってしまうことになる。このような網の輻輳状態に対処するため、網の輻輳を監視し、輻輳検出時にユーザ優先度およびコンテンツ属性等に応じて廃棄するパケットを選択するシステムの開発も行われている(特許文献1参照)。 【0004】 【非特許文献1】KDDI、“「企業内無線IP電話システム」と「無線LAN対応携帯電話」の接続に関する共同検証の実施について。〜無線IP電話システムと無線LAN対応携帯電話を接続し高品質な通信環境を実現〜”、[online]、ニュースリリース、2005年12月1日、[平成18年4月10日検索]、インターネット<URL: http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/1201/index.html> 【特許文献1】特開2005−204157号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上述したモバイルIP方式を用いることによりIPモビリティを実現している場合、切替時に通話途切れが発生しやすく、当該品質不良に対応することができないという問題があった。携帯電話器等の通話相手が有線ブロードバンド回線に接続されている固定端末等である場合、上述のように網の切替時に数秒間通話ができなくなるという網の輻輳状態が起きてしまうことがあった。しかし、輻輳検出時にユーザ優先度およびコンテンツ属性等に応じて廃棄するパケットを選択する上記従来のシステムでは、1つのコンテンツがとにかく通話相手側に届くという、通話を継続するための最低限の品質は保証されていないという問題があった。 【0006】 そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、IPモビリティを実現するために無線回線の切替を行う場合、切替時に発生しやすい通話途切れを防止することができる通信システム等を提供することにある。 【0007】 本発明の第2の目的は、上記問題を解決するためになされたものであり、携帯電話器等の通話相手が有線ブロードバンド回線に接続されている固定端末等である場合、網の輻輳が発生することを防止することができ、通話を継続するための最低限の品質を保証することができる通信システム等を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 この発明の通信システムは、移動情報端末装置と、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介して該移動情報端末装置と通信可能なサーバと、該サーバとIP網を介して接続された情報端末装置とを備えた通信システムであって、前記移動情報端末装置は、通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する符号作成手段と、前記符号作成手段により作成された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記サーバ側へ送信する送信手段とを備え、前記サーバは、前記送信手段により送信された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記情報端末装置側へ送信するサーバ側送信手段を備えたことを特徴とする。 【0009】 ここで、この発明の通信システムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記送信手段は、広域の移動体通信網側には前記基本符号を送信し続け、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の前記付加符号を送信し、前記サーバ側送信手段は、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号及び中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号を情報端末装置側へ送信することができる。 【0010】 ここで、この発明の通信システムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、前記サーバ側送信手段は、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を情報端末装置側へ送信することができる。 【0011】 ここで、この発明の通信システムにおいて、前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し且つ該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、前記サーバ側送信手段は、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号のいずれも受信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信されない場合は中狭域の移動体通信網側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することができる。 【0012】 ここで、この発明の通信システムにおいて、前記サーバ側送信手段が前記情報端末装置側へ送信する基本符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号は、変換された所定の汎用符号であるものとすることができる。 【0013】 この発明の通信システムは、移動情報端末装置と、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介して該移動情報端末装置と通信可能なサーバと、該サーバとIP網を介して接続された情報端末装置とを備えた通信システムであって、前記情報端末装置は、通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号を送信する情報端末装置側送信手段を備え、前記サーバは、前記情報端末装置側送信手段により送信された基本符号及び1つ以上の付加符号から選択した符号を前記移動情報端末装置へ送信する選択送信手段を備えたことを特徴とする。 【0014】 ここで、この発明の通信システムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記選択送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は前記情報端末装置側送信手段により送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を該中狭域の移動体通信網側に送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は前記情報端末装置側送信手段により送信された基本符号を選択して広域の移動体通信網側に送信することができる。 【0015】 この発明の通信システムは、移動情報端末装置と、該移動情報端末装置と中狭域の移動体通信網を介して通信可能なモビリティ機能を有するルータと、該ルータと広域の移動体通信網及びIP網を介して通信可能な情報端末装置とを備えた通信システムであって、該情報端末装置と該移動情報端末装置との間の通信には通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号が用いられており、前記ルータは、前記移動情報端末装置の数の増加による前記広域の移動体通信網の負荷の増大に応じて、該移動情報端末装置又は前記情報端末装置から送信された基本符号のみを中継する中継手段を備えたことを特徴とする。 【0016】 この発明の通信プログラムは、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介して移動情報端末装置が情報端末装置と通信を行うための通信プログラムであって、該情報端末装置はIP網を介してサーバと接続され、該サーバはIP網及び移動体通信網を介して該移動情報端末装置と通信可能であり、該移動情報端末装置のコンピュータを、通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する符号作成手段、前記符号作成手段により作成された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記サーバ側へ送信する送信手段として機能させるための通信プログラムであって、該送信手段により送信された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とが前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることを特徴とする。 【0017】 ここで、この発明の通信プログラムにおいて、該移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記送信手段は、広域の移動体通信網側には基本符号を送信し続け、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の前記付加符号を送信し、該送信手段により中狭域の移動体通信網側から付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、該送信手段により中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号及び中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることができる。 【0018】 ここで、この発明の通信プログラムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、該送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、前記送信手段により中狭域の移動体通信網側から基本符号及び1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることができる。 【0019】 ここで、この発明の通信プログラムにおいて、前記送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し且つ該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号のいずれも受信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信されない場合は中狭域の移動体通信網側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信され、前記送信手段により広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号が前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信されることができる。 【0020】 ここで、この発明の通信プログラムにおいて、前記サーバにより前記情報端末装置側へ送信される基本符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号は、変換された所定の汎用符号であるものとすることができる。 【0021】 この発明の通信プログラムは、IP網と通信性能の異なる複数の移動体通信網とを介する情報端末装置と移動情報端末装置との間の通信をサーバが中継するための通信プログラムであって、該情報端末装置はIP網を介して該サーバと接続され、該移動情報端末装置は移動体通信網及びIP網を介して該サーバと通信可能であり、該サーバのコンピュータを、前記情報端末装置から送信された、通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号から選択した符号を前記移動情報端末装置へ送信する選択送信手段として機能させるための通信プログラムである。 【0022】 ここで、この発明の通信プログラムにおいて、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記選択送信手段は、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は前記情報端末装置側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を選択して該中狭域の移動体通信網側に送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は前記情報端末装置側から送信された基本符号を選択して広域の移動体通信網側に送信することができる。 【0023】 この発明の通信プログラムは、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介する移動情報端末装置と情報端末装置との間の通信をモビリティ機能を有するルータが中継するための通信プログラムであって、該移動情報端末装置は移動体通信網を介して該ルータと通信可能であり、該情報端末装置はIP網及び移動体通信網を介して該ルータと通信可能であり、該移動情報端末装置と該情報端末装置との間の通信には通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号が用いられており、該ルータのコンピュータを、前記移動情報端末装置の数の増加による前記広域の移動体通信網の負荷の増大に応じて、該移動情報端末装置又は前記情報端末装置から送信された基本符号のみを中継する中継手段として機能させるための通信プログラムである。 【0024】 この発明の記録媒体は、本発明の1つ以上の通信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。 【0025】 この発明の通信方法は、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介した移動情報端末装置から情報端末装置への通信方法であって、該情報端末装置はIP網を介してサーバと接続され、該移動情報端末装置は移動体通信網及びIP網を介して該サーバと通信可能であり、前記移動情報端末装置が、通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する符号作成ステップと、前記符号作成ステップで作成された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記サーバ側へ送信する送信ステップと、前記サーバは、前記送信ステップで送信された基本符号と移動体通信網の通信性能に応じた数の付加符号とを前記情報端末装置側へ送信するサーバ側送信ステップとを備えたことを特徴とする。 【0026】 ここで、この発明の通信方法において、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記送信ステップは、広域の移動体通信網側には基本符号を送信し続け、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、前記サーバ側送信ステップは、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号群が送信された場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号及び中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することができる。 【0027】 ここで、この発明の通信方法において、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏から該広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記送信ステップは、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、前記サーバ側送信ステップは、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から基本符号及び付加符号が送信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで中狭域の移動体通信網側から基本符号及び1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することができる。 【0028】 ここで、この発明の通信方法において、前記送信ステップは、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は該中狭域の移動体通信網側に基本符号及び1つ以上の付加符号を送信し、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域の移動体通信網側に基本符号を送信し且つ該中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号を送信し、前記サーバ側送信ステップは、前記送信ステップで広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号のいずれも受信されない場合は広域の移動体通信網側から送信された基本符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで広域の移動体通信網側から基本符号が送信されない場合は中狭域の移動体通信網側から送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信し、前記送信ステップで広域の移動体通信網側から基本符号が送信され且つ中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は該基本符号及び該1つ以上の付加符号を前記情報端末装置側へ送信することができる。 【0029】 ここで、この発明の通信方法において、前記サーバ側送信ステップで前記情報端末装置側へ送信する基本符号又は基本符号及び1つ以上の付加符号は、変換された所定の汎用符号であるものとすることができる。 【0030】 この発明の通信方法は、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介した情報端末装置から移動情報端末装置への通信方法であって、該情報端末装置はIP網を介してサーバと接続され、該移動情報端末装置は移動体通信網及びIP網を介して該サーバと通信可能であり、前記情報端末装置が、通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号を送信する情報端末装置側送信ステップと、前記サーバが、前記情報端末装置側送信ステップで送信された基本符号及び1つ以上の付加符号から選択した符号を前記移動情報端末装置へ送信する選択送信ステップとを備えたことを特徴とする。 【0031】 ここで、この発明の通信方法において、前記移動情報端末装置が広域の移動体通信網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して該広域の移動体通信網の通信圏へと移動する場合、前記選択送信ステップは、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏している場合は前記情報端末装置側送信ステップで送信された基本符号及び1つ以上の付加符号を該中狭域の移動体通信網側に送信し、前記移動情報端末装置が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏していない場合は前記情報端末装置側送信ステップで送信された基本符号を選択して広域の移動体通信網側に送信することができる。 【0032】 この発明の通信方法は、通信性能の異なる複数の移動体通信網とIP網とを介した情報端末装置と移動情報端末装置との間の通信方法であって、該情報端末装置はIP網及び広域の移動体通信網を介してモビリティ機能を有するルータと接続され、該移動情報端末装置は中狭域の移動体通信網を介して該ルータと通信可能であり、前記情報端末装置と前記移動情報端末装置との間の通信には通信用のデータから所定の方式に基づき取り出した所定の通信品質を有する基本符号及び該基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号群が用いられており、前記ルータが、前記移動情報端末装置の数の増加による前記広域の移動体通信網の負荷の増大に応じて、該移動情報端末装置又は前記情報端末装置から送信された基本符号のみを中継することを特徴とする。 【発明の効果】 【0033】 本発明の通信システム等によれば、携帯電話器の符号作成部が、通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と基本符号の通信品質を高める1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する。通信システムにおいて、携帯電話器が広域網の通信圏から広域網の通信圏内の中狭域の移動体通信網の通信圏を通過して、再び広域網の通信圏へと移動する場合、携帯電話器の送信部は、移動体通信網の通信性能に応じて、広域網側には基本符号を送信し続け、携帯電話器が中狭域の移動体通信網の通信圏に在圏した際に、中狭域の移動体通信網側に1つ以上の付加符号等を送信する。中継サーバサーバ側送信部は、送信部によって中狭域の移動体通信網側から付加符号等が送信されない場合は、広域網側から送信された基本符号をIP網を介してPC側へ送信する。一方、サーバ側送信部は、送信部により中狭域の移動体通信網側から1つ以上の付加符号が送信された場合は、広域網側から送信された基本符号および中狭域の移動体通信網側から送信された1つ以上の付加符号をIP網を介してPC側へ送信する。この結果、最低限度の通信品質を有する基本符号は常に広域網側で送信されているため、広域網から中狭域の移動体通信網へと通話を切替えた場合、および中狭域の移動体通信網から広域網へと通話を切替えた場合、切替時に通話途切れが発生することを防止することができる。さらに、中狭域の移動体通信網経由で通話中は1つ以上の付加符号を送信することができるため、高音質の通話を実現することができる。従って、IPモビリティを実現するために無線回線の切替を行う場合、切替時に発生しやすい通話途切れを防止することができるという効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0034】 以下、各実施例について図面を参照して詳細に説明する。 【実施例1】 【0035】 図1は、本発明の実施例1における通信システム1を示す。図1において、符号60はIP網、12はルーティング機能を有しIP網60と接続されたルータ、10はルータ12を介してIP網60と接続された電話事業者Aの事業者A側サーバ、14は事業者A側サーバ10と接続された電話事業者Aの移動体通信網、16は移動体通信網14に接続された基地局、18は移動体通信網14の通信範囲であるエリア(通信圏)、20は携帯電話器(移動情報端末装置)であり、位置P1に存在しエリア18内に在圏している。IP網60としては、例えばIP−VPN(Virtual Private Network)および広域イーサネット(登録商標)網等の閉域IP網、またはインターネット等が挙げられる。広域イーサネット(登録商標)網の動作レイヤはOSI(Open Systems Interconnection)の第2層であるため、IPパケット以外のパケットでも利用可能であるが、ここではIPパケットを用いた場合を考えるものとする。次に、符号32はルーティング機能を有しIP網60と接続されたルータ、30はルータ32を介してIP網60と接続された電話事業者Bの事業者B側サーバ、34は事業者B側サーバ30と接続された電話事業者Bの移動体通信網14とは通信性能の異なる移動体通信網、36は移動体通信網34に接続されたアクセスポイント、38は移動体通信網34の通信範囲であるエリアである。続いて、符号41はルーティング機能を有しIP網60と接続されたルータ、40はルータ41を介してIP網60と接続された中継サーバ(サーバ)、52はルーティング機能を有しIP網60と接続されたルータ、50はルータ52を介してIP網60と接続された、有線ブロードバンド回線に接続されているパーソナルコンピュータPC(情報端末装置)である。図1に示されるように、通信システム1は、携帯電話器20と、通信性能の異なる複数の移動体通信網14および34とIP網60とを介して携帯電話器20と通信可能な中継サーバ40と、中継サーバ40とIP網60を介して接続されたPC50とを備えている。図1では、携帯電話器20がエリア18内の位置P1からエリア38内の位置P2へ移動し、その後、エリア38を通過(逸脱)して、エリア18内の位置P3へ移動する例を示している。 【0036】 次に、携帯電話器20の機能について説明する。図1において、符号22は携帯電話器20の機能を示す機能ブロックであり、符号作成部(符号作成手段)24と送信部(送信手段)26とを有している。符号作成部24は、PC50側へ送信するための通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号と基本符号の通信品質を高めるために用いられる1つ以上の付加符号とを所定の方式に基づき作成する機能を有している。送信部26は、符号作成部24により作成された基本符号と移動体通信網14または34の通信性能に応じた数の付加符号とを中継サーバ40側へ送信する機能を有している。 【0037】 ここで、基本符号と付加符号とについて説明する。図2は、PC50側へ送信するための通信用のデータの変化を示す。図2において、横軸は時間、縦軸は信号の変位である。従来技術における送信では、図2に示されるような通信用のデータから符号化単位時間t(例えば50ms)の分だけサンプリングして符号化し、当該符号化により作成された汎用符号(固定レート符号化データ等)をパケット化して移動体通信網14等へ送り出している。 【0038】 図3は、通信システム1で用いられる基本符号70と付加符号A(71)、付加符号B(72)および付加符号C(73)(以下、「付加符号A(71)等」と言う。)とを示す。符号作成部24は、図2に示されるような通信用データを符号化単位時間tの分だけサンプリングして符号化する際、図3に示されるように通信品質は劣るが音声等として通信相手側が認識できる程度の最低限度の通信品質(所定の通信品質)を有する基本符号70(例えば16B(バイト))と、基本符号70の通信品質を高めるために用いられる1つ以上の付加符号A(71)等(例えば付加符号A(71)は8B、付加符号B(72)は32B、付加符号C(73)は64B)とを所定の方式に基づき作成することができる。図3では3種類の付加符号A(71)等のみ示しているが、付加符号A(71)等の数は3種類に限定されるものではない。送信部26は、移動体通信網14または34の通信性能(スループット)に応じて、例えばデフォルトでは通常程度の音質を有する基本符号70および付加符号A(71)を、スループットが低い場合は品質的には劣る音である基本符号70を、スループットが高い場合は良い音である基本符号70、付加符号A(71)およびB(72)を、スループットが極めて高い場合優れた音質を有する基本符号70、付加符号A(71)、B(72)およびC(73)を、各々中継サーバ40側へ送信する機能を有している。上記の所定の方式としては、例えばスケーラブル映像符号化技術で用いられている、1つの映像データから複数の異なるビットレートの映像データを取り出す符号化方式が挙げられる。スケーラブル映像符号化技術を応用して、1つの音声フレームを複数の符号(基本符号70、付加符号A(71)等)に分けて音声圧縮すればよい。通信相手側では、受信した基本符号70および1以上の付加符号A(71)等を適宜復号化して重ね合わせることにより、移動体通信網14等の通信性能に応じて粗い音質から優れた音質まで再現することができる。 【0039】 図4は、図1に示される移動体通信網14等の通信性能について比較する比較表80を示す。図4に示されるように、比較表80は通信種別欄85、実質速度欄86、エリア欄87およびビット当りコスト欄88を有している。比較表80の行81における通信種別欄85の内容は無線LAN(IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers : 米国電気電子技術者協会)802.11b規格)であり、実質速度欄86の値は5Mbps、エリア欄87の内容はスポット的な広さであり、ビット当りコスト欄88の内容は小程度のものとなっている。比較表80の行82における通信種別欄85の内容はWiMAX(下り。Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略。IEEE802.16e規格)であり、実質速度欄86の値は1.5Mbps、エリア欄87の内容は都市部(本出願の出願時における予定)を対象領域とし、ビット当りコスト欄88の内容は中程度のものとなっている。上述の移動体通信網34は、WiMAX(中域移動体通信網)からホットスポット的な無線LAN(狭域移動体通信網)までの範囲(WiMAXおよび無線LANを含む。)の移動体通信網(中狭域の移動体通信網)であることが好適である。比較表80の行83における通信種別欄85の内容はau WIN(下り。auは登録商標)であり、実質速度欄86の値は800kbps、エリア欄87の内容は全国を対象とする広域であり、ビット当りコスト欄88の内容は大きいものとなっている。比較表80の行84における通信種別欄85の内容は参考のために示される有線回線であり、実質速度欄86の値は50Mbps、ビット当りコスト欄88の内容は極小となっている。比較表80に示されるように移動体通信網の速度、エリアおよびビット当りコスト等の通信性能は様々であり、送信部26は携帯電話器20が在圏している移動体通信網14等の通信性能に応じて基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とを使い分けて送信する機能を有している。以下の説明では、一例として、移動体通信網14をau WIN(auは登録商標)のような広域網とし、移動体通信網34を上記中狭域の移動体通信網として説明する。 【0040】 図1に戻り、中継サーバ40の機能について説明する。図1において、符号42は中継サーバ40の機能を示す機能ブロックであり、サーバ側送信部(サーバ側送信手段)44を有している。サーバ側送信部44は、送信部26により送信された基本符号70と移動体通信網14等の通信性能に応じた数の付加符号A(71)等とをPC50側へ送信する機能を有している。 【0041】 次に、通信システム1において、携帯電話器20が広域網14(広域の移動体通信網)のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における符号伝送について説明する。図5は、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における符号伝送について説明するための符号伝送表90を示し、図6(A)ないし(C)は当該場合における符号伝送について説明するための模式図を示す。図6(A)ないし(C)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図6(A)ないし(C)では模式図である都合上、広域網14の基地局16と中狭域の移動体通信網34のアクセスポイント36等は省略して表している。図5に示されるように、符号伝送表90は携帯電話器20の在圏状態を示す状態欄94、広域網14に伝送される符号の種別を示す広域網14欄95、中狭域の移動体通信網34に伝送される符号の種別を示す中狭域の移動体通信網34欄96、PC50へ伝送される符号の種別を示すPC50欄97を有している。 【0042】 図5の符号伝送表90の行91における各欄94ないし97および図6(A)に示されるように、携帯電話器20が位置P1に存在しエリア18に在圏している場合、送信部26は広域網14には基本符号70を送信し、中継サーバ40は基本符号70を広域網14側から受信する。送信部26は広域網14の通信性能に応じて基本符号70のみ送信し、付加符号A(71)等は送信しない。以上の通信状況を、図6(A)では広域網14からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70(S21)で示す。矢印70の「70」は基本符号70を意味し、S21については後述する(以下同様)。符号伝送表90の行91における中狭域の移動体通信網34欄96および図6(A)に示されるように、送信部26は中狭域の移動体通信網34には符号は何も送信しないため、中継サーバ40は中狭域の移動体通信網34側では送信部26から何の符号も受信しないことになる。符号伝送表90の行91におけるPC50欄97および図6(A)に示されるように、中継サーバ40は広域網14側から受信した基本符号70をIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図6(A)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70(S31)で示す。 【0043】 続いて、図5の符号伝送表90の行92における各欄94ないし97および図6(B)に示されるように、携帯電話器20が位置P2に存在しエリア38に在圏している場合、送信部26は広域網14側にはその通信性能に応じて基本符号70のみ送信し、中狭域の移動体通信網34側にはその通信性能に応じて1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。中継サーバ40はこの基本符号70を広域網14側から受信し、1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側から受信する。以上の通信状況を、図6(B)では広域網14からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70(S21)と中狭域の移動体通信網34からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印A(71)等(S22)とで示す。符号伝送表90の行92におけるPC50欄97および図6(B)に示されるように、中継サーバ40は広域網14側から受信した基本符号70と中狭域の移動体通信網34側から受信した1つ以上の付加符号A(71)等とをIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図6(B)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70+A(71)等(S32)で示す。 【0044】 図5の符号伝送表90の行93における各欄94ないし97および図6(C)に示されるように、携帯電話器20がエリア38を逸脱して位置P3に存在しエリア18に在圏している場合、送信部26は広域網14に基本符号70を送信し、中継サーバ40は基本符号70を広域網14側から受信する。送信部26は広域網14の通信性能に応じて基本符号70のみ送信し、付加符号A(71)等は送信しない。以上の通信状況を、図6(C)では広域網14からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70(S21)で示す。符号伝送表90の行93における中狭域の移動体通信網欄96および図6(C)に示されるように、送信部26は中狭域の移動体通信網34には符号は何も流さないため、中継サーバ40は中狭域の移動体通信網34側では送信部26から何の符号も受信しない。符号伝送表90の行93におけるPC50欄97および図6(C)に示されるように、中継サーバ40は広域網14側から受信した基本符号70をIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図6(C)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70(S31)で示す。 【0045】 以上のように、通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合、送信部26は、移動体通信網14等の通信性能に応じて、広域網14側には基本符号70を送信し続け、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏した際に、中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。中継サーバ40のサーバ側送信部44は、送信部26によって中狭域の移動体通信網34側から付加符号A(71)等が送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をIP網60を介してPC50側へ送信する。一方、サーバ側送信部44は、送信部26により中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、広域網14側から送信された基本符号70および中狭域の移動体通信網34側から送信された1つ以上の付加符号A(71)等をIP網60を介してPC50側へ送信する。上述の符号伝送表90は携帯電話器20の記録装置148a等(後述)に記録しておき、送信部26は符号伝送表90に基づき上述の送信処理を行うようにしてもよい。あるいは、符号伝送表90は送信部26の機能(プログラム)中に取り込んでおいてもよい。上述した携帯電話器20の機能はソフトウェアにより実現することが好適であるが、ハードウェアにより一部または全部を実現してもよい。上述した中継サーバ40の機能はソフトウェアにより実現することが好適である。 【0046】 図7は、本発明の実施例1における通信方法またはプログラムの流れをフローチャートで示す。当該通信方法は通信性能の異なる複数の移動体通信網14、34等とIP網60とを介した携帯電話器20からPC50への通信方法であって、図1に示されるように、携帯電話器20はIP網60を介して中継サーバ40と接続され、携帯電話器20は複数の移動体通信網14、34等およびIP網60を介して中継サーバ40と通信可能となっている。図7に示されるように、携帯電話器20が、通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号70と基本符号70の通信品質を高める1つ以上の付加符号A(71)等とを所定の方式に基づき作成する(符号作成ステップ。ステップS10)。次に、符号作成ステップ(ステップS10)で作成された基本符号70と移動体通信網14等の通信性能に応じた数の付加符号A(71)等とを中継サーバ40側へ送信する(送信ステップ。ステップS20)。続いて、中継サーバ40が、送信ステップ(ステップS20)で送信された基本符号70と移動体通信網14等の通信性能に応じた数の付加符号A(71)等とをPC50側へ送信する(サーバ側送信ステップ。ステップS30)。 【0047】 携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合について、図6(A)ないし(C)を再び用いて本発明の実施例1における通信方法につき説明する。上記送信ステップ(ステップS20)の詳細は、図6(A)ないし(C)に示されるように、広域網14側には基本符号70を送信し続け(ステップS21)、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏した際に中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を送信する(ステップS22)となる。上記サーバ側送信ステップ(ステップS30)の詳細は、図6(A)ないし(C)に示されるように、送信ステップ(ステップS20)で中狭域の移動体通信網34側から付加符号71(A)等が送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をPC50側へ送信し(ステップS31)、送信ステップ(ステップS20)で中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、広域網14側から送信された基本符号70と中狭域の移動体通信網34側から送信された1つ以上の付加符号A(71)等とをPC50側へ送信する(ステップS32)。 【0048】 以上より、本発明の実施例1によれば、携帯電話器20の符号作成部24が、通信用のデータから所定の通信品質を有する基本符号70と基本符号70の通信品質を高める1つ以上の付加符号A(71)等とを所定の方式に基づき作成する。通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア184内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合、携帯電話器20の送信部26は、移動体通信網14等の通信性能に応じて、広域網14側には基本符号70を送信し続け、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏した際に、中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。中継サーバ40のサーバ側送信部44は、送信部26によって中狭域の移動体通信網34側から付加符号A(71)等が送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号をIP網60を介してPC50側へ送信する。一方、サーバ側送信部44は、送信部26により中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、広域網14側から送信された基本符号70および中狭域の移動体通信網34側から送信された1つ以上の付加符号A(71)等をIP網60を介してPC50側へ送信する。この結果、最低限度の通信品質を有する基本符号70は常に広域網14側で送信されているため、広域網14から中狭域の移動体通信網34へと通話を切替えた場合、および中狭域の移動体通信網34から広域網14へと通話を切替えた場合、切替時に通話途切れが発生することを防止することができる。さらに、中狭域の移動体通信網34経由で通話中は1つ以上の付加符号A(71)等を送信することができるため、より高音質の通話を実現することができる。従って、IPモビリティを実現するために無線回線の切替を行う場合、切替時に発生しやすい通話途切れを防止することができる通信システム等を提供することができる。 【実施例2】 【0049】 実施例2では、実施例1と同様に、通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における別の符号伝送について説明する。図8は、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における別の符号伝送について説明するための符号伝送表100を示し、図9(A)ないし(C)は当該場合における別の符号伝送について説明するための模式図を示す。図8で図5と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図9(A)ないし(C)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。 【0050】 図8の符号伝送表100の行91における各欄94ないし97および図9(A)に示されるように、携帯電話器20が位置P1に存在しエリア18に在圏している場合、実施例1と同様に送信部26は広域網14には基本符号70を送信し、中継サーバ40は基本符号70を広域網14側から受信する。送信部26は広域網14の通信性能に応じて基本符号70のみ送信し、付加符号A(71)等は送信しない。以上の通信状況を、図9(A)では広域網14からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70(S21)で示す。符号伝送表100の行91における中狭域の移動体通信網34欄96および図9(A)に示されるように、実施例1と同様に送信部26は中狭域の移動体通信網34には符号は何も送信しないため、中継サーバ40は中狭域の移動体通信網34側では送信部26から何の符号も受信しないことになる。符号伝送表100の行91におけるPC50欄97および図9(A)に示されるように、中継サーバ40は広域網14側から受信した基本符号70をIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図9(A)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70(S31)で示す。 【0051】 続いて、図8の符号伝送表100の行92における各欄94ないし97および図9(B)に示されるように、携帯電話器20が位置P2に存在しエリア38に在圏している場合、実施例1と異なり、送信部26は中狭域の移動体通信網34側にはその通信性能に応じて基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。一方、送信部26は広域網14側には何も送信しない。中継サーバ40は基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とを中狭域の移動体通信網34側から受信する。以上の通信状況を、図9(B)では中狭域の移動体通信網34からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70+A(71)等(S23)で示す。符号伝送表100の行92におけるPC50欄97および図9(B)に示されるように、中継サーバ40は中狭域の移動体通信網34側から受信した基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とをIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図9(B)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70+A(71)等(S32)で示す。 【0052】 図8の符号伝送表100の行93における各欄94ないし97および図9(C)に示されるように、携帯電話器20がエリア38を逸脱して位置P3に存在しエリア18に在圏している場合、実施例1と同様に送信部26は広域網14に広域網14の通信性能に応じて基本符号70を送信し、中継サーバ40は基本符号70を広域網14側から受信する。送信部26は広域網14の通信性能に応じて付加符号A(71)等は送信しない。以上の通信状況を、図9(C)では広域網14からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70(S21)で示す。符号伝送表100の行93における中狭域の移動体通信網欄96および図9(C)に示されるように、送信部26は中狭域の移動体通信網34には符号は何も流さないため、中継サーバ40は中狭域の移動体通信網34側では送信部26から何の符号も受信しない。符号伝送表100の行93におけるPC50欄97および図9(C)に示されるように、中継サーバ40は広域網14側から受信した基本符号70をIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図9(C)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70(S31)で示す。 【0053】 以上のように、通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合、送信部26は、移動体通信網14等の通信性能に応じて、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は広域網14側に基本符号70を送信し、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏した際に、中狭域の移動体通信網34側に基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。中継サーバ40のサーバ側送信部44は、送信部26によって中狭域の移動体通信網34側から基本符号70および付加符号A(71)等が送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をIP網60を介してPC50側へ送信する。一方、サーバ側送信部44は、送信部26により中狭域の移動体通信網34側から基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、中狭域の移動体通信網34側から送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等をIP網60を介してPC50側へ送信する。 【0054】 携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合について、図9(A)ないし(C)を再び用いて本発明の実施例2における通信方法につき説明する。実施例2では実施例1で説明した送信ステップ(ステップS20)の詳細は、図9(A)ないし(C)に示されるように、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は広域網14側に基本符号70を送信し(ステップS21)、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏した際に中狭域の移動体通信網34側に基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する(ステップS23)となる。実施例1で説明したサーバ側送信ステップ(ステップS30)の詳細は、図9(A)ないし(C)に示されるように、送信ステップ(ステップS20)で中狭域の移動体通信網34側から基本符号70および1つ以上の付加符号71(A)等が送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をPC50側へ送信し(ステップS31)、送信ステップ(ステップS20)で中狭域の移動体通信網34側から基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、中狭域の移動体通信網34側から送信された基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とをPC50側へ送信する(ステップS32)。 【0055】 以上より、本発明の実施例2によれば、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は実施例1と同様に広域網14側に基本符号70を送信する。一方、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合は、実施例1と異なり中狭域の移動体通信網34側にまとめて基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。中継サーバ40は、中狭域の移動体通信網34側から基本符号70および1つ以上の付加符号71(A)等が送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をPC50側へ送信する。一方、中狭域の移動体通信網34側から基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、中狭域の移動体通信網34側から送信された基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とをPC50側へ送信する。図4の比較表80で説明したように、ビット当りコストはau WIN(auは登録商標)のような広域網14では大きいが、中狭域の移動体通信網では小さい。従って、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合、基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とを中狭域の移動体通信網34側でまとめて送信するという実施例2の方が、広域網14と中狭域の移動体通信網34とに経路を分けて送信するという実施例1の方より通信費用を低減させることが可能である。 【実施例3】 【0056】 実施例3では基本的に実施例2と同様の処理を行う。但し、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38を逸脱する際に、中狭域の移動体通信網34側の電波(強度)の弱まり方に応じた通信方法を用いる点が異なる。図10は、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における他の符号伝送について説明するための符号伝送表110を示し、図11は当該場合における他の符号伝送について説明するための模式図を示す。図10で図8と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図11で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。 【0057】 図10の符号伝送表110は、実施例2における図8の符号伝送表100と比較して新たに行98が行92と93との間に入っただけで他は同様である。従って、行91、92および行93の処理についての説明は実施例2における説明と同様であるため一部を除き省略する。 【0058】 図10の符号伝送表110の行92における各欄94ないし97に示されるように、携帯電話器20が位置P2(図9(B)参照)に存在しエリア38に在圏している場合であって且つ中狭域の移動体通信網34側の電波強度が所定の強度以上である場合(例えば、電波強度が−65dBm程度よりも良好な場合)は、実施例2と同様に、送信部26は中狭域の移動体通信網34側に基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。中継サーバ40は実施例2と同様に基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とを中狭域の移動体通信網34側から受信する。符号伝送表110の行92におけるPC50欄97に示されるように、中継サーバ40は中狭域の移動体通信網34側から受信した基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等をIP網60を介してPC50側へ送信する。 【0059】 しかし、図10の符号伝送表110の行98における各欄94ないし97および図11に示されるように、携帯電話器20がエリア38を逸脱しようとする位置P4に存在している場合、すなわちエリア38に在圏しているが中狭域の移動体通信網34側の電波強度が所定の強度未満である場合(例えば、電波強度が−65dBm程度よりも悪い場合。但し、電波強度がー80dBmよりも悪くなった場合は、エリア38を逸脱した状態となる。)は、実施例2と異なり送信部26は広域網14側に基本符号70を送信し且つ中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。以上の通信状況を、図11では広域網14からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70(S21)と中狭域の移動体通信網34からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印A71(S22)とで示す。符号伝送表110の行98におけるPC50欄97および図11に示されるように、中継サーバ40は広域網14側から受信した基本符号70と中狭域の移動体通信網34側から受信した1つ以上の付加符号A(71)等とをIP網60を介してPC50側へ送信する。以上の通信状況を、図9(C)では中継サーバ40からIP網60を経由してPC50へと伸びるパイプ中の矢印70+A(71)等(S32)で示す。 【0060】 以上のように、通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合、送信部26は、移動体通信網14等の通信性能に応じて、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は広域網34側に基本符号70を送信する。携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合、中狭域の移動体通信網34側の電波強度が所定の強度以上である場合は中狭域の移動体通信網34側に基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信し、中狭域の移動体通信網34側の電波強度が所定の強度未満である場合は広域網14側に基本符号70を送信し且つ中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。サーバ側送信部44は、送信部26により広域網14側から基本符号70が送信され、且つ中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等または基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等のいずれも送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をPC50側へ送信する。送信部26により広域網14側から基本符号70が送信されない場合は中狭域の移動体通信網34側から送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等をPC50側へ送信する。送信部26により広域網14側から基本符号70が送信され、且つ中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等をPC50側へ送信する。 【0061】 携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア38へと移動する場合について、図11を再び用いて本発明の実施例3における通信方法につき説明する。実施例3では実施例1で説明した送信ステップ(ステップS20)の詳細は、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は実施例2と同様に広域網14側に基本符号70を送信する(ステップS21)。携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合に、中狭域の移動体通信網側の電波強度が所定の強度以上である場合は、実施例2と同様に中狭域の移動体通信網34側に基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。しかし、中狭域の移動体通信網34側の電波強度が所定の強度未満である場合は、実施例2と異なり広域網14側に基本符号70を送信し(ステップS21)且つ中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を送信する(ステップ22)。実施例1で説明したサーバ側送信ステップ(ステップS30)の詳細は、送信ステップ(ステップS20)で広域網14側から基本符号70が送信され、且つ中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等または基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等のいずれも送信されない場合は、広域網14側から送信された基本符号70をPC50側へ送信する。送信ステップ(ステップS20)で広域網14側から基本符号70が送信されない場合は、中狭域の移動体通信網34側から送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等をPC50側へ送信する(ステップS32)。送信ステップ(ステップS20)で広域網14側から基本符号70が送信され且つ中狭域の移動体通信網34側から1つ以上の付加符号A(71)等が送信された場合は、当該基本符号70および当該1つ以上の付加符号A(71)等をPC50側へ送信する(ステップS32)。 【0062】 以上より、本発明の実施例3によれば、中狭域の移動体通信網34側の電波が弱まりつつある段階で基本符号70のみ広域網14側に切替えて送信し、1つ以上の付加符号A(71)等は中狭域の移動体通信網34側を完全に使用できなくなるまで中狭域の移動体通信網34側で送信し続ける。中狭域の移動体通信網34側から広域網14側へ逸脱する際は通信品質が不安定になりやすいため、中狭域の移動体通信網34側の電波が弱まりつつある段階で予め基本符号70のみ広域網14側に切替えて送信することにより、中狭域の移動体通信網34側から広域網14側へ逸脱する際の通信品質をより安定させることができる。 【実施例4】 【0063】 上述した実施例1ないし3では、基本符号70および付加符号A(71)等を用いて携帯電話器20から中継サーバ40へ、および中継サーバ40からPC50へ通信を行った。この場合、PC50側でも同様の符号を用いる方式を具備している必要がある。そこで、実施例4ではPC50側で同様の符号を用いる方式を具備していない場合の処理について説明する。 【0064】 図12は、通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア184内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア38へと移動する場合における符号変換を伴う符号伝送について説明するための符号伝送表120を示す図である。図12で図5と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図12に示される符号伝送表12が図5に示される実施例1の符号伝送表90と異なる点は、PC50欄97の内容が、すべて汎用符号に置き換えられている点である。すなわち、サーバ側送信部44がPC50側へ送信する基本符号70または基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等は、広く普及している汎用的な符号(所定の汎用符号)へと変換された後にPC50側へ送信される。所定の汎用符号としては、例えば固定レート符号化データ等が好適である。この結果、PC50側で基本符号70と付加符号A(71)等とに分けた符号を用いる方式を具備していない場合であっても、汎用符号を用いているためPC50側で復号することが可能となる。以上の説明では、実施例1の符号伝送表90を用いて説明したが、実施例2の符号伝送表100(図8)と実施例3の符号伝送表110(図10)とについても同様に、汎用符号へと変換された後にPC50側へ送信することができる。 【0065】 本発明の実施例4における通信方法は、実施例1に対応する場合、送信ステップ(ステップS20)の詳細は同様であるため説明は省略する。サーバ側送信ステップ(ステップS30)でPC50側へ送信する基本符号70または基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等は、変換された所定の汎用符号となる。実施例2に対応する場合と実施例3に対応する場合とは、実施例1に対応する場合と同様であるため、説明は省略する。 【0066】 以上より、本発明の実施例4によれば、サーバ側送信部44がPC50側へ送信する基本符号70または基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等は、広く普及している汎用的な符号(所定の汎用符号)へと変換された後にPC50側へ送信される。この結果、PC50側で基本符号70と付加符号A(71)等とに分けた符号を用いる方式を具備していない場合であっても、PC50側で復号することが可能となる。従って、実施例1ないし3の各効果に加え、PC50側で基本符号70と付加符号A(71)等とに分けた符号を用いているか否かを問わないですませることができる。 【実施例5】 【0067】 上述した実施例1ないし4では、携帯電話器20側から中継サーバ40を介してPC50側へ送信する場合について説明した。実施例5では、逆にPC50側から中継サーバ40を介して携帯電話器20側へ送信する場合について説明する。基本的には一部の変更をのぞき図1に示される通信システム1と同様の構成を用い(「通信システム(1)」と言う。)、図3に示される基本符号70および付加符号A(71)等と同様の符号を用いる。 【0068】 まず、PC50の機能について説明する。PC50は、上述した基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する情報端末装置側送信部(情報端末装置側送信手段。不図示)を備えている。次に、中継サーバ40の機能について説明する。中継サーバ40は、情報端末装置側送信部により送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等から選択した符号を携帯電話器20側へ送信する選択送信部(選択送信手段。不図示)を備えている。 【0069】 次に、上述した実施例5の通信システム(1)において、携帯電話器20が広域網14内の中狭域の移動体通信網34を通過して広域網14へと移動する場合における、PC50側から携帯電話器20側への符号伝送について説明する。図13は、通信システム(1)において、携帯電話器20が広域網14のエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合における、PC50側から携帯電話器20側への符号伝送について説明するための符号伝送表130を示す。図14(A)および(B)は当該場合における符号伝送について説明するための模式図を示す。図13で図5に用いられている符号(例。91)にダッシュを付けた符号(例。91’)は、送信方向がPC50側から携帯電話器20側へ向いていることを示し、他は同様であるため説明は省略する。図14(A)および(B)で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。 【0070】 図13の符号伝送表130の行91’における各欄94’ないし97’および図14(A)に示されるように、携帯電話器20が位置P2に存在しエリア38に在圏している場合、PC50側からIP網60を介して基本符号70および1以上の付加符号A(71)等が中継サーバ40側へ送信される。以上の通信状況を、図14(A)ではPC50側からIP網60を経由して中継サーバ40へと伸びるパイプ中の矢印70+A(71)等(S40)で示す。選択送信部は中狭域の移動体通信網34側の通信性能に応じて、中狭域の移動体通信網34側にPC50側から送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する。携帯電話器20は基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側から受信する。以上の通信状況を、図14(A)では中継サーバ40からIP網60および中狭域の移動体通信網34を経由して携帯電話器20側へと伸びるパイプ中の矢印70+A(71)等(S51)で示す。符号伝送表130の行91’における広域網14欄95’および図14(A)に示されるように、選択送信部は広域網14側に符号は何も送信しないため、携帯電話器20は広域網14側では選択送信部から何の符号も受信しないことになる。 【0071】 次に、図13の符号伝送表130の行92’における各欄94’ないし97’および図14(B)に示されるように、携帯電話器20が位置P1に存在しエリア18に在圏している場合、選択送信部は、情報端末装置側送信部により送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等の中から、広域網14の通信性能に応じて基本符号70のみを選択して広域網14側に送信する。 【0072】 以上のように、通信システム(1)において、携帯電話器20が広域網14のエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合、選択送信部は、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合は情報端末装置側送信部により送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側に送信し、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は、広域網14の通信性能に応じて、情報端末装置側送信部により送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等の中から基本符号70のみを選択して広域網14側に送信する。すなわち、中継サーバ40は移動体通信網14等の通信性能に応じて1つ以上の付加符号A(71)等を強制的に廃棄するというように、移動体通信網14等側へ送信する符号の取捨選択を行うことができる。 【0073】 図15は、本発明の実施例5における通信方法またはプログラムの流れをフローチャートで示す。当該通信方法は通信性能の異なる複数の移動体通信網14、34等とIP網60とを介したPC50側から携帯電話器20側への通信方法であって、図15に示されるように、PC50が、基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を送信する(情報端末装置側送信ステップ。ステップS40)。次に、中継サーバ40が、情報端末装置側送信ステップ(ステップS40)で送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等から選択した符号を携帯電話器20側へ送信する(選択送信ステップ。ステップS50)。 【0074】 携帯電話器20が広域網14のエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合について、図14(A)および(B)を再び用いて本発明の実施例5における通信方法につき説明する。上記選択送信ステップ(ステップS50)の詳細は、図14(A)および(B)に示されるように、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合は情報端末装置側送信ステップ(ステップS40)で送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側に送信する(ステップS51)。一方、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は情報端末装置側送信ステップ(ステップS40)で送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等の中から基本符号70を選択して(ステップS52)、広域網14側に送信する(ステップS53)。 【0075】 以上より、本発明の実施例5によれば、携帯電話器20の通話相手が有線ブロードバンド回線に接続されているPC50のような固定端末等である場合、PC50側からは基本符号70および1以上の付加符号A(71)等が送信されてくる。通信システム(1)において、携帯電話器20が広域網14のエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア38へと移動する場合、選択送信部は、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合は情報端末装置側送信部により送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側に送信する。一方、携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏していない場合は、広域網14の通信性能に応じて情報端末装置側送信部により送信された基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等の中から基本符号70のみを選択して広域網14側に送信する。すなわち、中継サーバ40は移動体通信網14等の通信性能に応じて1つ以上の付加符号A(71)等を強制的に廃棄するというように、移動体通信網14等側へ送信する符号の取捨選択を行うことができる。あるいは、移動体通信網14等との通信状態に応じて、1つ以上の付加符号A(71)等を段階的に(例えば、まず付加符号C(73)、次に付加符号B(72)、最後に付加符号A(71)のように段階的に)付加符号A(71)等を減らして行ってもよい。この結果、携帯電話器20の通話相手が有線ブロードバンド回線に接続されているPC50のような固定端末等である場合に、網の輻輳が発生することを防止することができ、通話を継続するための最低限の品質を保証することができる通信システム等を提供することができる。携帯電話器20が位置P2に存在しエリア38に在圏している場合、選択送信部は中狭域の移動体通信網34側にPC50側から送信された1つ以上の付加符号A(71)等を送信し、広域網14側にPC50側から送信された基本符号70を送信することも可能である。この場合、携帯電話器20は1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側から受信し、基本符号70を広域網14側から受信することになる。実施例3で説明したように、送信部26は無線携帯電話器20が中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏している場合、中狭域の移動体通信網34側の電波強度が所定の強度未満である場合は当該通信状況を中継サーバ40側へ通知することも可能である。中継サーバ40側は当該通知に応じて、広域網14側に基本符号70を送信し、且つ中狭域の移動体通信網34側に1つ以上の付加符号A(71)等を中狭域の移動体通信網34側を完全に使用できなくなるまで送信し続ける。中継サーバ40側は、中狭域の移動体通信網34側を完全に使用できなくなった場合、上述のように1つ以上の付加符号A(71)等を強制的に廃棄する。実施例4で説明したように、PC50側と中継サーバ40側との間の通信は汎用的な符号を用いることもできる。この場合、中継サーバ40側で汎用的な符号を基本符号70と1つ以上の付加符号A(71)等とに分ける。この後、選択送信部が上述のように中継サーバ40側から携帯電話器20側へ送信すればよい。 【実施例6】 【0076】 実施例5では、移動体通信網14等の通信性能に応じた符号の取捨選択は中継サーバ40で行われた。実施例6では、中狭域の移動体通信網34側に新たに設けられたモバイルルータ(モビリティ機能を有するルータ)側で行われる場合について説明する。基本的には一部の追加、変更をのぞき図1に示される通信システム1と同様の構成を用い(「通信システム(2)」と言う。)、図3に示される基本符号70および付加符号A(71)等と同様の符号を用いる。 【0077】 図16(A)および(B)は、通信システム(2)において、中狭域の移動体通信網34のエリア38に在圏する携帯電話器20が増加した場合における符号伝送について説明するための模式図である。図16で図1と同じ符号を付した箇所は同じ要素を示すため説明は省略する。図16に示されるように、通信システム(2)は、携帯電話器20と、携帯電話器20と中狭域の移動体通信網34を介して通信可能なモバイルルータ31と、モバイルルータ31と広域網14およびIP網60を介して通信可能なPC50、50a(以下、「PC560等」と言う。)とを備えている。図16(A)および(B)は模式図であるため、便宜上、中狭域の移動体通信網34とエリア38とを1つで表している。図16(A)および(B)において、符号32はモバイルルータ31の機能を示す機能ブロックであり、中継部(中継手段)33を備えている。 【0078】 図16(A)に示されるように、通信システム(2)では携帯電話器20が1台程度と数が少ない場合、携帯電話器20と、モバイルルータ31、広域網14、IP網60、中継サーバ40およびIP網60を介したPC50等との間の通信は、基本符号70および1つ以上の付加符号A(71)等を用いて行う。以上の通信状況を、図16(A)では携帯電話器20とモバイルルータ31との間の矢印70+A(71)等(S63)、広域網14とIP網60を経由した中継サーバ40との間のパイプ中の矢印70+A(71)等(S62)、中継サーバ40とIP網60を経由したPC50等との間のパイプ中の矢印70+A(71)等(S61)で示す。 【0079】 ここで、図16(B)に示されるように、携帯電話器の数が携帯電話器20、20aおよび20bと増加した場合、モバイルルータ31の中継部33は、携帯電話器20の数の増加による広域網14の負荷の増大に応じて、携帯電話器20またはPC50等から送信された基本符号70のみを中継する。基本符号70と付加符号A(71)等との識別は、例えばIPパケットのヘッダのTOS(Type of Service)等を用いることにより行うことができる。TOSはIPパケットのヘッダに含まれる1Bのパラメータであり、送信優先度または遅延、スループット、信頼性のいずれを優先するか等の情報が含まれている。そこで、当該パラメータ中に基本符号70と付加符号A(71)等との識別子を含ませておけばよい。 【0080】 図16(A)および(B)を再び用いて本発明の実施例6における通信方法につき説明する。図16(A)に示されるように、携帯電話器20の数が少ない場合、携帯電話器20とモバイルルータ31との間の通信は基本符号および1以上の付加符号A(71)等で行われ(ステップS63)、広域網14とIP網60を経由した中継サーバ40との間の通信は基本符号および1以上の付加符号A(71)等で行われ(ステップS62)、中継サーバ40とIP網60を経由したPC50等との間の通信は基本符号および1以上の付加符号A(71)等で行われる(ステップS61)。 【0081】 ここで、図16(B)に示されるように、携帯電話器の数が増加した場合、モバイルルータ31の中継部33は、携帯電話器20の数の増加による広域網14の負荷の増大に応じて、携帯電話器20またはPC50等から送信された基本符号70のみを中継する(ステップS64)。以上の通信状況を、図16(B)では携帯電話器20とモバイルルータ31との間の矢印70(S64)で示す。 【0082】 以上より、本発明の実施例6によれば、移動体通信網14等の通信性能に応じた符号の取捨選択を、中狭域の移動体通信網34(エリア38)側に新たに設けられたモバイルルータ31側で行うことができる。中狭域の移動体通信網34(エリア38)は移動ホットスポットまたは仮設LAN等を表すものとすることが好適である。移動ホットスポットを表すものとする場合、モバイルルータ31を寝台電車または新幹線等に設置することにより、当該電車内をホットスポットにすることができる。仮設LANを表すものとする場合、モバイルルータ31をイベント会場等に設置することにより、当該イベント会場を臨時のホットスポットにすることができる。 【実施例7】 【0083】 図17は、上述した各実施例を実現するための本発明のコンピュータ・プログラムを実行する携帯電話器20、中継サーバ40、ルータ31等のコンピュータの内部回路140を示すブロック図である。図17に示されるように、CPU141、ROM142、RAM143、画像制御部146、コントローラ147、入力制御部149および外部インタフェース(I/F)部151はバス152に接続されている。図17において、上述の本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM142、ディスク148aまたはCD−ROM148n等の記録媒体(脱着可能な記録媒体を含む)に記録されている。携帯電話器20の場合、ディスク148aには符号伝送表90を記録することができる。本発明のコンピュータ・プログラムは、ROM142からバス152を介し、またはディスク148a若しくはCD−ROM148n等の記録媒体からコントローラ147を経由してバス152を介しRAM143へロードされる。入力制御部149は、中継サーバ40の場合はマウス、テンキー等の入力操作部150と、携帯電話器20の場合は各種のキー等の入力操作部150と接続され入力制御等を行う。画像メモリであるVRAM145は携帯電話器20の表示部144の少なくとも一画面分のデータ容量に相当する容量を有しており、画像制御部146はVRAM145のデータを画像データへ変換して表示部144へ送出する機能を有している。外部I/F部151は、移動体通信網14、34、IP網60等との間の入出力インタフェース機能を有する。 【0084】 上述のようにCPU141が上述の本発明のコンピュータ・プログラムを実行することにより、本発明の目的を達成することができる。当該コンピュータ・プログラムは上述のようにCD−ROM148n等の記録媒体の形態でコンピュータCPU141に供給することができ、当該コンピュータ・プログラムを記録したCD−ROM148n等の記録媒体も同様に本発明を構成することになる。当該コンピュータ・プログラムを記録した記録媒体としては上述された記録媒体の他に、例えばメモリ・カード、メモリ・スティック、DVD、光ディスク、FD等を用いることができる。 【産業上の利用可能性】 【0085】 本発明の活用例として、複数の通信性能が異なる移動体通信網を切替えて通信する通信システムへの応用が挙げられる。 【図面の簡単な説明】 【0086】 【図1】本発明の実施例1における通信システム1を示す図である。 【図2】PC50側へ送信するための通信用のデータの変化を示す図である。 【図3】通信システム1で用いられる基本符号70と1以上の付加符号A(71)等とを示す図である。 【図4】図1に示される移動体通信網14等の例について比較する比較表80を示す図である。 【図5】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における符号伝送について説明するための符号伝送表90を示す図である。 【図6】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からのエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における符号伝送について説明するための模式図である。 【図7】本発明の実施例1における通信方法の流れを示すフローチャートである。 【図8】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における別の符号伝送について説明するための符号伝送表100を示す図である。 【図9】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からのエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における別の符号伝送について説明するための模式図である。 【図10】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からのエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における他の符号伝送について説明するための符号伝送表110を示す図である。 【図11】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からのエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における他の符号伝送について説明するための模式図である。 【図12】通信システム1において、携帯電話器20が広域網14のエリア18からのエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して、再び広域網14のエリア18へと移動する場合における符号変換を伴う符号伝送について説明するための符号伝送表120を示す図である。 【図13】通信システム(1)において、携帯電話器20が広域網14のエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合における、PC50側から携帯電話器20側への符号伝送について説明するための符号伝送表130を示す図である。 【図14】通信システム(1)において、携帯電話器20が広域網14のエリア18内の中狭域の移動体通信網34のエリア38を通過して広域網14のエリア18へと移動する場合における、PC50側から携帯電話器20側への符号伝送について説明するための模式図である。 【図15】本発明の実施例5における通信方法またはプログラムの流れを示すフローチャートである。 【図16】通信システム1において、中狭域の移動体通信網34側に在圏する携帯電話器20が増加した場合における符号伝送について説明するための模式図である。 【図17】上述した各実施例を実現するための本発明のコンピュータ・プログラムを実行する携帯電話器20、中継サーバ40、ルータ31等のコンピュータの内部回路140を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0087】 1 通信システム、10 事業者A側サーバ、 12、32、41、52 ルータ、 14 移動体通信網(広域網)、 16 基地局、 18、38 エリア、 20 携帯電話器、 22、32、42 機能ブロック、 24 符号作成部、 26 送信部、 30 事業者B側サーバ、 31 モバイルルータ、 33 中継部、 34 移動体通信網(中狭域の移動体通信網)、 36 アクセスポイント、 40 中継サーバ、 44 サーバ側送信部、 50、50a PC、60 IP網、 70 基本符号、 71 付加符号A、 72 付加符号B、 73 付加符号C、 80 比較表、 81、82、83、84、91、92、93、98 行、 85 通信種別欄、 86 実質速度欄、 87 エリア欄、 88 ビット当りコスト欄、 90、100、110、120、130 符号伝送表、 94 状態欄、 95 広域網14欄、 96 中狭域の移動体通信網34欄、 97 PC50欄、 140 内部回路、 141 CPU、 142 ROM、 143 RAM、 144 表示部、145 VRAM、 146 画像制御部、 147 コントローラ、 148a ディスク、 148n CD−ROM、 149 入力制御部、 150 入力操作部、 151 外部I/F部、 152 バス。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596100812 【氏名又は名称】京セラコミュニケーションシステム株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月26日(2006.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100108372 【弁理士】 【氏名又は名称】谷田 拓男
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| 【公開番号】 |
特開2008−5418(P2008−5418A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−175479(P2006−175479) |
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