| 【発明の名称】 |
制御コントローラ |
| 【発明者】 |
【氏名】本間 義久
【氏名】小伊勢 智寿子
【氏名】稲毛 敏明
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| 【要約】 |
【課題】運転制御信号の受信開始時点から動作状態の反転が運転モニタ信号に反映されるまでの応答時間が従来から普及している被制御機器に比べて長い被制御機器に関しても、正しい制御結果を得ることができる制御コントローラを提供する。
【構成】制御コントローラ1は、被制御機器Aの2種類の動作状態を交互に反転させる運転制御信号を被制御機器Aに送信するとともに、被制御機器Aから被制御機器Aの動作状態を示す運転モニタ信号を受信する制御部4を備える。制御部4は、運転制御信号の送信開始のタイミングでモニタ時間の時限を開始するタイマ手段を有しており、タイマ手段がモニタ時間をカウントアップした時点で被制御機器Aから運転モニタ信号を受信し、受信した運転モニタ信号に基づいて制御結果を判断する。制御部4には、モニタ時間を予め決められた下限値以上の範囲で任意に設定可能な機能を設けてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被制御機器に運転制御信号を送信するごとに被制御機器の2種類の動作状態を交互に反転させるとともに、被制御機器の動作状態を示す運転モニタ信号を被制御機器から受信する制御部を備え、制御部は、運転モニタ信号をモニタするためのモニタ時間の時限を運転制御信号の送信開始時点から開始するタイマ手段と、タイマ手段がモニタ時間を時限し終えた時点で運転モニタ信号を受信し当該運転モニタ信号に基づいて被制御機器が正常に制御されたか否かを制御結果として判断する確認手段と、予め決められている下限値以上の範囲で前記モニタ時間を任意に設定可能なモニタ時間設定手段とを有することを特徴とする制御コントローラ。 【請求項2】 被制御機器に運転制御信号を送信するごとに被制御機器の2種類の動作状態を交互に反転させるとともに、被制御機器の動作状態を示す運転モニタ信号を被制御機器から受信する制御部を備え、制御部は、運転モニタ信号をモニタするため予め決められているモニタ時間の時限を運転制御信号の送信開始時点から開始するタイマ手段と、タイマ手段がモニタ時間を時限し終えた時点で運転モニタ信号を受信し当該運転モニタ信号に基づいて被制御機器が正常に制御されたか否かを制御結果として判断する確認手段と、被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られない場合に、モニタ時間を所定の再試行時間刻みで延長し確認手段に運転モニタ信号の受信を再度行わせる再試行手段とを有することを特徴とする制御コントローラ。 【請求項3】 前記制御部は、制限時間を設定する制限時間設定手段を有し、前記再試行手段は、前記運転制御信号の送信開始時点から制限時間が経過すると前記確認手段に前記運転モニタ信号の受信を行わせる処理を中止することを特徴とする請求項2記載の制御コントローラ。 【請求項4】 前記制御部は、前記運転制御信号の送信開始時点から前記被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が前記確認手段で得られるまでに要した時間を実測時間として保持する実測手段を有し、前記制限時間設定手段は、実測時間に基づいて前記制限時間を設定することを特徴とする請求項3記載の制御コントローラ。 【請求項5】 前記実測手段は、前記被制御機器の動作状態を一方から他方に反転させた際に要した実測時間を第1の実測時間として保持し、被制御機器の動作状態を前記他方から前記一方に反転させた際に要した実測時間を第2の実測時間として保持し、前記制限時間設定手段は、被制御機器の動作状態を前記一方から前記他方に反転させる際には第1の実測時間に基づいて前記制限時間を設定し、被制御機器の動作状態を前記他方から前記一方に反転させる際には第2の実測時間に基づいて制限時間を設定することを特徴とする請求項4記載の制御コントローラ。 【請求項6】 前記確認手段は、複数台の前記被制御機器から前記運転モニタ信号を個別に受信し当該運転モニタ信号に基づいて各被制御機器が正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として判断する機能を有し、前記制御部は、複数台の被制御機器に対して前記運転制御信号を一斉に送信し、当該複数台の被制御機器の全てについて正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られると、当該複数台の被制御機器の全ての制御が正常に完了したことを示す全完了信号を出力することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の制御コントローラ。 【請求項7】 前記確認手段は、複数台の前記被制御機器から前記運転モニタ信号を個別に受信し当該運転モニタ信号に基づいて各被制御機器が正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として判断する機能を有し、前記制御部は、複数台の被制御機器に対して前記運転制御信号を一斉に送信し、個々の被制御機器について正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られるごとに、当該被制御機器の制御が正常に完了したことを示す個別完了信号を出力することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の制御コントローラ。 【請求項8】 前記確認手段は、複数台の前記被制御機器から前記運転モニタ信号を個別に受信し当該運転モニタ信号に基づいて各被制御機器が正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として判断する機能を有し、前記制御部は、複数台の被制御機器に対して前記運転制御信号を一斉に送信し、当該複数台の被制御機器の全てについて正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られると、当該複数台の被制御機器の全てについて個々の運転モニタ信号を一斉に再受信し、当該複数台の被制御機器の全ての制御が正常に完了したことを示す全完了信号と、全ての制御が完了した時点での各被制御機器の動作状態を示す情報とを出力することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の制御コントローラ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ホームオートメーション(HA)システム等に用いられ、エアコン等の被制御機器の2種類の動作状態を外部からの制御依頼に従って制御する制御コントローラに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、この種の制御コントローラ1として、図12に示すように、接続線2を介して被制御機器Aに接続されたインタフェースユニット(以下、IFUという)を内蔵し、被制御機器Aの2種類の動作状態を反転させる運転制御信号を被制御機器Aに対して送信するとともに、被制御機器Aから被制御機器Aの動作状態を示す運転モニタ信号を受信するものが知られている。被制御機器Aは運転制御信号を受けるごとに2種類の動作状態が交互に反転する。ここでいう2種類の動作状態とは、被制御機器Aが正常な動作によって機能を発揮している運転状態と、被制御機器がその機能を停止し、次の運転制御信号により運転状態に移行可能な停止状態とを意味する。 【0003】 この制御コントローラ1は、外部から制御依頼を受けると、そのときの運転モニタ信号に基づいて運転制御信号を送信することにより、被制御機器Aの動作状態を制御する。すなわち、たとえば被制御機器Aを運転状態とする制御依頼を受けた場合には、制御コントローラ1は、被制御機器Aから運転モニタ信号を受信することにより被制御機器Aの動作状態を検出し、被制御機器Aが運転状態にあれば運転制御信号の送信は行わず、一方、被制御機器Aが停止状態にあれば運転制御信号を被制御機器Aに送信する。 【0004】 ところで、この種の制御コントローラ1を用いて、携帯電話機等の通信端末10からネットワークを介して制御コントローラ1に制御依頼を送信することにより被制御機器Aの遠隔制御を可能とすることも考えられている。そこで、制御コントローラ1には、被制御機器Aの動作状態が正常に制御されたことを通信端末10で確認できるように、運転制御信号を送信してから所定時間経過後に、運転モニタ信号の示す動作状態と制御依頼の内容とが一致しているか否かを表す制御結果を通信端末10に返信する機能が求められる。 【0005】 制御コントローラ1との間で運転制御信号および運転モニタ信号を送受信する被制御機器Aのうち一般に普及しているものとしては、JEM_A規格(JEM 1427規格)で規格化されたエアコン(JEMA標準HA対応ルームエアコン)がある。JEM_A規格では、このエアコンとIFUとの間の接続条件として、図13に示すように、エアコンが、運転制御信号(図13(a))の受信を開始した時点から動作状態の反転が運転モニタ信号(図13(b))に反映されるまでの応答時間Tr1を350ms以下とするように定められている(たとえば、非特許文献1参照)。そのため、JEM_A規格に準拠する制御コントローラは、350msに数msを加えた時間をモニタ時間Tmとして、運転制御信号の送信開始時点からモニタ時間Tm経過した時点Mで運転モニタ信号を確認することにより、制御結果を返信する。 【非特許文献1】日本電機工業会規格、「JEM 1427 ルームエアコンHA端子」、社団法人日本電機工業会、昭和63年8月31日、p.1−3 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかし、JEM_A規格に準拠する制御コントローラ1では、運転制御信号の受信開始時点から動作状態の反転が運転モニタ信号に反映されるまでの応答時間Tr2がJEM_A規格で定められた応答時間Tr1(350ms以下)を超える被制御機器Aに関しては、運転制御信号の送信開始時点からモニタ時間Tm経過した時点Mで運転モニタ信号を確認しても、図13(c)に示すように当該運転モニタ信号には運転制御信号による動作状態の反転は反映されていないので、制御依頼に対応する動作状態は得られない。その結果、制御コントローラ1は、被制御機器Aの動作状態を正常に(つまり制御依頼の通りに)制御できているにもかかわらず、制御結果においては誤って制御エラーと判断してしまうこととなる。 【0007】 本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、運転制御信号の受信開始時点から動作状態の反転が運転モニタ信号に反映されるまでの応答時間が従来から普及している被制御機器に比べて長い被制御機器に関しても、正しい制御結果を得ることができる制御コントローラを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 請求項1の発明では、被制御機器に運転制御信号を送信するごとに被制御機器の2種類の動作状態を交互に反転させるとともに、被制御機器の動作状態を示す運転モニタ信号を被制御機器から受信する制御部を備え、制御部は、運転モニタ信号をモニタするためのモニタ時間の時限を運転制御信号の送信開始時点から開始するタイマ手段と、タイマ手段がモニタ時間を時限し終えた時点で運転モニタ信号を受信し当該運転モニタ信号に基づいて被制御機器が正常に制御されたか否かを制御結果として判断する確認手段と、予め決められている下限値以上の範囲で前記モニタ時間を任意に設定可能なモニタ時間設定手段とを有することを特徴とする。 【0009】 この構成によれば、下限値以上の範囲でモニタ時間を任意に設定可能なモニタ時間設定手段を制御部に有するので、運転制御信号の受信開始時点から動作状態の反転が運転モニタ信号に反映されるまでの応答時間が従来から普及している被制御機器に比べて長い被制御機器に関しても、被制御機器の応答時間を過ぎた時点で、運転制御信号による動作状態の反転が反映された運転モニタ信号から制御結果を判断することができ、正しい制御結果を得ることができる。したがって、たとえば応答時間が350ms以下であるJEM_A規格に準拠する被制御機器のみならず、応答時間がJEM_A規格で定められた応答時間を超える被制御機器に関しても、正しい制御結果を得ることができる。 【0010】 請求項2の発明では、被制御機器に運転制御信号を送信するごとに被制御機器の2種類の動作状態を交互に反転させるとともに、被制御機器の動作状態を示す運転モニタ信号を被制御機器から受信する制御部を備え、制御部は、運転モニタ信号をモニタするため予め決められているモニタ時間の時限を運転制御信号の送信開始時点から開始するタイマ手段と、タイマ手段がモニタ時間を時限し終えた時点で運転モニタ信号を受信し当該運転モニタ信号に基づいて被制御機器が正常に制御されたか否かを制御結果として判断する確認手段と、被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られない場合に、モニタ時間を所定の再試行時間刻みで延長し確認手段に運転モニタ信号の受信を再度行わせる再試行手段とを有することを特徴とする。 【0011】 この構成によれば、被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られない場合に、モニタ時間を所定の再試行時間刻みで延長し確認手段に運転モニタ信号の受信を再度行わせる再試行手段を制御部に有するので、運転制御信号の受信開始時点から動作状態の反転が運転モニタ信号に反映されるまでの応答時間が従来から普及している被制御機器に比べて長い被制御機器に関しても、被制御機器の応答時間を過ぎた時点で、運転制御信号による動作状態の反転が反映された運転モニタ信号から制御結果を判断することができ、正しい制御結果を得ることができる。したがって、たとえば応答時間が350ms以下であるJEM_A規格に準拠する被制御機器のみならず、応答時間がJEM_A規格で定められた応答時間を超える被制御機器に関しても、正しい制御結果を得ることができる。 【0012】 請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記制御部が、制限時間を設定する制限時間設定手段を有し、前記再試行手段が、前記運転制御信号の送信開始時点から制限時間が経過すると前記確認手段に前記運転モニタ信号の受信を行わせる処理を中止することを特徴とする。 【0013】 この構成によれば、制限時間が経過すると確認手段に運転モニタ信号の受信を行わせる処理を中止するので、制御エラーが発生した場合など、被制御機器の応答時間を超えても被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られない場合に、確認手段による運転モニタ信号の受信が延々と繰り返されることを防止できる。 【0014】 請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記制御部が、前記運転制御信号の送信開始時点から前記被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が前記確認手段で得られるまでに要した時間を実測時間として保持する実測手段を有し、前記制限時間設定手段が、実測時間に基づいて前記制限時間を設定することを特徴とする。 【0015】 この構成によれば、実測時間に基づいて制限時間を設定するので、制御エラーが発生した場合など、被制御機器の応答時間を超えても被制御機器が正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られない場合に、確認手段による運転モニタ信号の受信を早期に中止することができる。 【0016】 請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記実測手段が、前記被制御機器の動作状態を一方から他方に反転させた際に要した実測時間を第1の実測時間として保持し、被制御機器の動作状態を前記他方から前記一方に反転させた際に要した実測時間を第2の実測時間として保持し、前記制限時間設定手段が、被制御機器の動作状態を前記一方から前記他方に反転させる際には第1の実測時間に基づいて前記制限時間を設定し、被制御機器の動作状態を前記他方から前記一方に反転させる際には第2の実測時間に基づいて制限時間を設定することを特徴とする。 【0017】 この構成によれば、制限時間設定手段が、被制御機器の動作状態を一方から他方に反転させる際と、被制御機器の動作状態を他方から一方に反転させる際とで制限時間を個別に設定するので、動作状態を一方から他方に反転するときの応答時間と、動作状態を他方から一方に反転するときの応答時間とが異なる被制御機器であっても、最適な制限時間を設定することができる。 【0018】 請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、前記確認手段が、複数台の前記被制御機器から前記運転モニタ信号を個別に受信し当該運転モニタ信号に基づいて各被制御機器が正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として判断する機能を有し、前記制御部が、複数台の被制御機器に対して前記運転制御信号を一斉に送信し、当該複数台の被制御機器の全てについて正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られると、当該複数台の被制御機器の全ての制御が正常に完了したことを示す全完了信号を出力することを特徴とする。 【0019】 この構成によれば、複数台の被制御機器で応答時間が異なっていても、これら複数台の被制御機器の全ての制御が完了した時点で、全ての被制御機器の制御が正常に完了したことを示す全完了信号を出力するだけであるから、たとえば全完了信号を通信端末に送信する場合には、送信の回数を1回に抑えることができる。 【0020】 請求項7の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、前記確認手段が、複数台の前記被制御機器から前記運転モニタ信号を個別に受信し当該運転モニタ信号に基づいて各被制御機器が正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として判断する機能を有し、前記制御部が、複数台の被制御機器に対して前記運転制御信号を一斉に送信し、個々の被制御機器について正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られるごとに、当該被制御機器の制御が正常に完了したことを示す個別完了信号を出力することを特徴とする。 【0021】 この構成によれば、複数台の被制御機器で応答時間が異なる場合に、これら複数台の被制御機器の全ての制御の完了を待たずに、個別完了信号を出力するので、各被制御機器の制御が完了したことを早期に通知することができる。 【0022】 請求項8の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、前記確認手段が、複数台の前記被制御機器から前記運転モニタ信号を個別に受信し当該運転モニタ信号に基づいて各被制御機器が正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として判断する機能を有し、前記制御部が、複数台の被制御機器に対して前記運転制御信号を一斉に送信し、当該複数台の被制御機器の全てについて正常に制御されたことを示す制御結果が確認手段で得られると、当該複数台の被制御機器の全てについて個々の運転モニタ信号を一斉に再受信し、当該複数台の被制御機器の全ての制御が正常に完了したことを示す全完了信号と、全ての制御が完了した時点での各被制御機器の動作状態を示す情報とを出力することを特徴とする。 【0023】 この構成によれば、複数台の被制御機器で応答時間が異なっていても、これら複数台の被制御機器の全ての制御が完了した時点で、全ての被制御機器の制御が正常に完了したことを示す全完了信号を出力するだけであるから、たとえば全完了信号を通信端末に送信する場合には、送信の回数を1回に抑えることができる。しかも、全ての制御が完了した時点での各被制御機器の動作状態を通知することができる。 【発明の効果】 【0024】 本発明は、下限値以上の範囲でモニタ時間を任意に設定可能なモニタ時間設定手段を制御部に有するので、運転制御信号の受信開始時点から動作状態の反転が運転モニタ信号に反映されるまでの応答時間が従来から普及している被制御機器に比べて長い被制御機器に関しても、被制御機器の応答時間を過ぎた時点で、運転制御信号による動作状態の反転が反映された運転モニタ信号から制御結果を判断することができ、正しい制御結果を得ることができる。したがって、たとえば応答時間が350ms以下であるJEM_A規格に準拠する被制御機器のみならず、応答時間がJEM_A規格で定められた応答時間を超える被制御機器に関しても、正しい制御結果を得ることができるという利点がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0025】 (実施形態1) 本実施形態の制御コントローラ1は宅内に設置されており、図1に示すように、同じ宅内に設置された据え置き型の被制御機器Aに接続線2を介して接続されるインタフェースユニット(以下、IFUという)3を内蔵している。そして、被制御機器Aの2種類の動作状態(運転状態・停止状態)を交互に反転させる運転制御信号をIFU3を通して被制御機器Aに送信するとともに、被制御機器Aから被制御機器Aの動作状態を示す運転モニタ信号をIFU3を通して受信する制御部4を備えている。 【0026】 IFU3と被制御機器Aとのそれぞれには、運転制御信号の伝送に用いる2本1組の接続線2を接続するHA端子C1,C2、および運転モニタ信号の伝送に用いる2本1組の接続線2を接続するHA端子M1,M2が設けられている。IFU3には、HA端子C1,C2,M1,M2に接続され被制御機器Aと後述の制御部4とを電気的に分離するフォトカプラを含む絶縁分離部(図示せず)が設けられている。 【0027】 運転制御信号は、HA端子C1,C2間に生じるパルス幅が200〜300msの電圧信号であって、被制御機器Aは、この運転制御信号を受ける度に2種類の動作状態が反転する。また、運転モニタ信号は、HA端子M1,M2間に生じる電圧信号であって、前記2種類の動作状態のうち一方の動作状態(JEM_A規格では運転状態)のときにHレベルになり、他方の動作状態(JEM_A規格では停止状態)のときにLレベルとなる。なお、運転モニタ信号はスタティック信号に限らず、HレベルとLレベルとを一定周期で繰り返すダイナミック信号であってもよい。 【0028】 制御コントローラ1はIFU3、制御部4の他に、制御部4に接続された書換可能なメモリ5を備えている。ここではさらに、インターネットに接続されたルータ6にホームバス7を介して接続されたインタフェース部8と、電子メールの内容を解析したり電子メールを作成したりする電子メール授受部9とを有しており、制御コントローラ1は、ルータ6およびルータ6が接続するインターネット上のメールサーバ(図示せず)を通じて通信端末(携帯電話機)10との間で電子メールを送受信可能に構成される。そして、通信端末10から制御コントローラ1に制御依頼となる電子メールが所定のフォーマットで送信されると、電子メール授受部9では当該電子メールの内容を解析し、制御部4は、この解析結果に基づいて運転制御信号により被制御機器Aの動作状態を制御する。通信端末10は、携帯電話機に限らずPHS端末やパーソナルコンピュータであってもよい。 【0029】 通信端末10から電子メール授受部9への制御依頼としての電子メールは、たとえば、「エアコン運転開始(空調開始)」や「電気錠解錠(ドア開放)」というような所定のフォーマットに則ったテキスト形式の電子メールであり、それに応じて制御が実行された後に電子メール授受部9で作成され通信端末10へ配信される制御結果としての電子メールは、たとえば、「エアコン運転開始(空調開始)しました」や「電気錠解錠(ドア開放)しました」というような所定のフォーマットに則ったテキスト形式の電子メールである。ルータ6には電子メールのサーバ(図示せず)が内蔵されており、電子メール授受部9はサーバから定期的に電子メールを受信する。なお、制御コントローラ1のメモリ5には、制御コントローラ1を設置してある住宅の住人が契約しているインターネット接続事業者(ISP)より付与された電子メールのアドレス(メールアドレス)や、メールサーバのアドレス(IPアドレス)、メールサーバにアクセスするためのID(ユーザID)並びにパスワード等が記憶されている。 【0030】 本実施形態では電気錠を被制御機器Aとしており、この被制御機器Aは、制御コントローラ1からの運転制御信号を受けて施錠状態と解錠状態との2種類の動作状態が反転する。つまり、通信端末10から被制御機器Aの動作状態を指定する内容の電子メールを所定のフォーマットで制御コントローラ1に送信すれば、運転制御信号によって遠隔地からでも電気錠の施錠状態・解錠状態を交互に反転させることができる。また、通信端末10から被制御機器Aの動作状態を確認する内容の電子メールを所定のフォーマットで制御コントローラ1に送信すれば、運転モニタ信号によって遠隔地からでも電気錠の施錠状態・解錠状態を確認することができる。 【0031】 この電気錠において、運転制御信号の受信を開始してから反転後の動作状態が運転モニタ信号に反映されるまでに要する応答時間Trは、少なくとも施錠状態・解錠状態の切替に要する時間であって、JEM_A規格(JEM 1427規格)で規格化されたエアコン(JEMA標準HA対応ルームエアコン)の応答時間(350ms以下)よりも長い。 【0032】 ところで、制御コントローラ1は、被制御機器Aの動作状態が正常に制御されたことを通信端末10で確認できるように、運転制御信号を送信してから所定時間経過後に、運転モニタ信号の示す動作状態と制御依頼の内容とが一致しているか否かを表す制御結果を通信端末10に返信する機能を有している。 【0033】 そのため、本実施形態の制御コントローラ1の制御部4は、運転制御信号の送信開始のタイミングで後述のモニタ時間Tmの時限を開始するタイマ手段(図示せず)を有し、タイマ手段がモニタ時間Tmをカウントアップした時点で運転モニタ信号を受信し、受信した運転モニタ信号に基づいて制御結果を判断する機能を備えている。 【0034】 すなわち、制御コントローラ1が運転制御信号を送信開始した時点から運転モニタ信号を確認することにより被制御機器Aの動作状態を判断するまでの時間がモニタ時間Tmであるので、当該モニタ時間Tmが被制御機器Aの応答時間Trよりも短いと、制御部4は、運転制御信号による動作状態の反転が反映される前の運転モニタ信号から制御結果を判断することになり、誤った制御結果が得られることになる。したがって、モニタ時間Tmは、被制御機器Aの応答時間Tr以上とする必要がある。 【0035】 そこで、背景技術として説明したJEM_A規格に準拠する制御コントローラ1では、350msに数msを加えた時間をモニタ時間Tmとしていたのに対して、本実施形態の制御コントローラ1では、モニタ時間Tmを制御部4で任意に設定可能な機能(モニタ時間設定手段)を設けてある。制御部4で設定されたモニタ時間Tmはメモリ5に記憶される。 【0036】 ここで、制御部4で設定可能なモニタ時間Tmに上限値は規定していないが、下限値は350msと規定してある。そのため、本実施形態の制御コントローラ1は、モニタ時間Tmが350ms以上の範囲で設定されることになり、少なくともJEM_A規格に準拠する被制御機器A(応答時間Trが350ms以下)に対応する。一方、電気錠のように応答時間Trが350msよりも長い被制御機器Aに対応させるためには、この被制御機器Aの応答時間Trに数msを加えた時間をモニタ時間Tmとして設定すればよい。 【0037】 上述した構成によれば、制御コントローラ1のモニタ時間Tmは、制御部4により任意に設定することができるので、制御コントローラに接続する被制御機器Aの応答時間Tr以上となるようにモニタ時間Tmを設定することにより、JEM_A規格に準拠する被制御機器A(応答時間Trが350ms以下)のみならず、応答時間がJEM_A規格で定められた応答時間Trを超える被制御機器Aに関しても、モニタ時間Tmの終了時点で、運転制御信号による動作状態の反転が反映された運転モニタ信号から制御結果を判断することができ、正しい制御結果を得ることができる。 【0038】 なお、本実施形態の制御コントローラ1は、メモリ5に記憶されたモニタ時間Tmが350ms以下の場合にモニタ時間Tmを350msに設定し直す機能を有しており、これにより、誤って入力された規定外(350ms未満)のモニタ時間Tmで動作することはない。 【0039】 また、制御部4は、電子メール授受部9で内容解析される電子メールの内容に従ってモニタ時間Tmを設定する構成を採用している。つまり、通信端末10から制御コントローラ1に対して、モニタ時間Tmを設定する内容の電子メールを所定のフォーマットで送信すれば、制御コントローラ1では、当該電子メールについて電子メール授受部9で内容を解析し、当該電子メールの内容に従って制御部4でモニタ時間Tmを設定する。 【0040】 さらに、電子メール授受部9は、制御部4から制御結果を受けると、当該制御結果に基づく電子メールを所定のフォーマットで通信端末10に返信する。 【0041】 以下、本実施形態の制御コントローラ1の動作について、制御部4の動作を示す図2のフローチャート、および(a)に運転制御信号を示し(b)に運転モニタ信号を示す図3を参照して説明する。 【0042】 制御部4は、通信端末10より送信されてきた制御依頼を電子メール授受部9(図中、「E−mail内容解析部」と記載)から受け付ける(S01)と、被制御機器Aからの運転モニタ信号を受信し、当該運転モニタ信号の示す動作状態と、上記制御依頼の表す動作状態とを比較する(S02)。運転モニタ信号の示す動作状態と制御依頼の内容とが一致していなければ(S02:Yes)、被制御機器Aに運転制御信号を出力する(S03)。逆に、運転モニタ信号の示す動作状態と制御依頼の内容とが一致していれば(S02:No)、被制御機器Aを改めて制御する必要はないので、被制御機器Aに運転制御信号を出力することなく、電子メール授受部9に返信する制御結果を得る(S11)。このとき得られる制御結果は、被制御機器Aの動作状態が正常に制御されたことを示す制御結果となる。 【0043】 運転制御信号の出力を開始すると、上述のように制御部4(モニタ時間設定手段)で予め設定されメモリ5に記憶されているモニタ時間Tmが350ms以下か否かを判断する(S04)。350ms以下であれば、モニタ時間Tmを350msに設定しタイマ手段でモニタ時間Tmの時限を開始し(S05)、350ms以下でなければモニタ時間Tmを変更することなくタイマ手段でモニタ時間Tmの時限を開始する(S06)。 【0044】 その後、モニタ時間Tmをカウント中に、電子メール授受部9における新たに届いた電子メールの内容解析など、他の処理があれば別途実行させる(S08)。 【0045】 モニタ時間Tmをカウントアップすると(S07:Yes)、制御部4は確認手段として、その時点での運転モニタ信号を被制御機器Aから受信し(S09)、当該運転モニタ信号で表される動作状態が制御依頼の内容に一致している(つまり所期の状態)か否かを判断し(S10)、一致していれば(S10:Yes)、電子メール授受部9に返信する制御結果を得る(S11)。このとき得られる制御結果は、被制御機器Aの動作状態が正常に制御されたことを示す制御結果となる。図3の1〜2回目の運転制御信号に対しては、被制御機器Aは、モニタ時間Tm以内に動作状態の反転を運転モニタ信号に反映させているので、制御コントローラ1は上述したステップS10:Yesの場合の動作となる。 【0046】 逆に、被制御機器Aの動作状態が制御依頼の内容に一致していなければ(S10:No)、モニタ時間Tmのカウント中に、制御コントローラ1以外で被制御機器Aが操作される(たとえば被制御機器Aに設けられている操作スイッチが手操作される)ことにより動作状態が再度反転したものと判断し、動作状態は正常であるという情報と、運転モニタ信号は所期の状態にないという情報との少なくとも一方をメモリ5に記憶してから(S12)、電子メール授受部9に返信する制御結果を得る(S11)。このとき得られる制御結果は、制御コントローラ1以外で被制御機器Aが操作されることにより動作状態が再度反転したことを示す制御結果となる。図3の3回目の運転制御信号に対しては、被制御機器Aの動作状態が反転していないので、上述したステップS10:Noの場合の動作となる。 【0047】 なお、被制御機器Aの動作状態が制御依頼の内容に一致していない場合には、被制御機器Aが故障している可能性もあるが、被制御機器Aの故障を制御コントローラ1で判別することはできないので、本実施形態では被制御機器Aの故障は考慮しない設計としてある。 【0048】 (実施形態2) 本実施形態の制御コントローラ1は、制御部4の構成および機能が実施形態1の制御コントローラ1とは相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。 【0049】 すなわち、本実施形態では、モニタ時間Tmをカウントアップした時点で、制御部4で受信した運転モニタ信号で表される動作状態が制御依頼の内容に一致しない場合に、モニタ時間Tmを所定の再試行時間刻みで延長し制御部4(確認手段)に運転モニタ信号の確認を再度行わせる機能(再試行手段)を制御部4に有している。ここにおいて、実施形態1で説明したようにモニタ時間Tmを任意に設定可能とする機能(モニタ時間設定手段)は省略しており、予め決定された所定のモニタ時間Tmを、モニタ時間Tmの初期値、つまり延長前のモニタ時間Tmとして適用している。ここでは、JEM_A規格に準拠する被制御機器A(応答時間Trが350ms以下)に対応するように350msをモニタ時間Tmの初期値としている。 【0050】 したがって、制御部4は、350msのモニタ時間Tmをカウントアップした時点で、被制御機器Aの動作状態を一旦確認するものの、この動作状態が所期の状態になっていなければ、つまり制御依頼の内容に一致していなければ、再試行時間間隔で運転モニタ信号の受信を繰り返すことになる。なお、ここでは再試行時間を50msとしており、再試行時間のカウントにも制御部4内のタイマ手段を使用している。 【0051】 また、ここでは、少なくともモニタ時間Tmの初期値以上、且つ被制御機器Aの応答時間Tr以上の制限時間を設定する機能(制限時間設定手段)を制御部4に有し、制御部4は、運転制御信号の送信開始から制限時間が経過すると、運転モニタ信号の確認を中止する機能を有している。これにより、モニタ時間Tmのカウント中に制御コントローラ1以外で被制御機器Aが操作されることにより動作状態が再度反転した場合や制御エラーが発生した場合など、被制御機器Aの動作状態が制御依頼の内容に延々一致しない場合でも、制御部4による運転モニタ信号の受信が延々と繰り返されることはない。 【0052】 さらに、被制御機器Aの動作状態が制御依頼の内容に延々一致しない場合に、制御部4による運転モニタ信号の受信を早期に中止し、制御部4での無駄な処理を省くため、制限時間を被制御機器Aの応答時間Trに近い時間に設定することが最適である。そのため、本実施形態では以下の構成を採用している。 【0053】 すなわち、制御部4は、運転制御信号の送信開始時点から制御依頼の内容に一致する動作状態が得られるまでに要した時間を実測時間としてメモリ5に記憶する機能(実測手段)を有し、メモリ5に記憶された実測時間を上述の制限時間として設定するように構成される。これにより、一度でも制御コントローラ1によって被制御機器Aの動作状態を反転させる制御を行えば、当該被制御機器Aの応答時間Trに近似の実測時間がメモリ5に記憶されることになる。 【0054】 しかも、制御部4は、被制御機器Aの動作状態を一方(解錠状態)から他方(施錠状態)に反転するときに要した実測時間をオン時間(第1の実測時間)とし、他方(施錠状態)から一方(解錠状態)に反転するときに要した実測時間をオフ時間(第2の実測時間)としてメモリ5に別々に記憶する。さらに制御部4は、被制御機器Aの動作状態を一方から他方に反転させるときにはオン時間を制限時間に設定し、他方から一方に反転させるときにはオフ時間を制限時間に設定する。これにより、動作状態を一方から他方に反転するときの応答時間(Tr_ON)と、動作状態を他方から一方に反転するときの応答時間(Tr_OFF)とが異なる被制御機器Aであっても、最適な制限時間を設定することができる。 【0055】 上述の制御コントローラ1の動作について、制御部4の動作を示す図4のフローチャート、および(a)に運転制御信号を示し(b)に運転モニタ信号を示す図5を参照して以下に説明する。なお、図5では、オン時間を「Tm_ON」、オフ時間を「Tm_OFF」で表す。以下では、実施形態1と同じ符号を付したステップは実施形態1と同様であるから適宜説明を省略する。 【0056】 本実施形態では、運転制御信号を出力した(S03)後、モニタ時間Tmを350msに設定しタイマ手段でモニタ時間Tmの時限を開始する(S05)。 【0057】 そして、モニタ時間Tmをカウントアップする(S07:Yes)と、制御部4は確認手段として、その時点での運転モニタ信号を被制御機器Aから受信し(S09)、当該運転モニタ信号で表される動作状態が制御依頼の内容に一致している(つまり所期の状態)か否かを判断し(S10)、一致していなければ(S10:No)、再試行時間を50msに設定してタイマ手段で再試行時間の時限を開始する(S20)。 【0058】 その後、再試行時間をカウント中に、電子メール授受部9における新たに届いた電子メールの内容解析など、他の処理があれば別途実行させる(S22)。 【0059】 再試行時間をカウントアップすると(S21:Yes)、その時点での運転モニタ信号を被制御機器Aから受信し(S23)、当該運転モニタ信号で表される動作状態が制御依頼の内容に一致している(つまり所期の状態)か否かを判断する(S24)。ここで、運転モニタ信号を再受信させる処理が再試行手段の機能に相当する。一致していなければ(S24:No)、制限時間が経過したか否かを判断する(制限時間設定手段)。 【0060】 制限時間は、カウンタ値Nの上限値N1,N2によって決定されており(S25、S26)、モニタ時間(350ms)+カウンタ値Nの上限(N1あるいはN2)×再試行時間(50ms)で表される。なお図5において、被制御機器Aの動作状態を一方から他方に反転する際の制限時間(Tm_ON_MAX)を決定するカウンタ値Nの上限N1と、被制御機器Aの動作状態を他方から一方に反転する際の制限時間(Tm_OFF_MAX)を決定するカウンタ値Nの上限N2とはメモリ5に個別に記憶される。 【0061】 制限時間が経過していなければ(S26:No)、ステップS20に戻り、再試行時間後に再度、運転モニタ信号を受信する(S23)。ステップS20〜ステップS26の処理を何度か繰り返し、動作状態が制御依頼の内容に一致することなく制限時間が経過すると(S26:Yes)、ステップS12に移行する。 【0062】 また、ステップS10で動作状態が制御依頼の内容に一致していると(S10:Yes)、モニタ時間Tmの初期値(350ms)が実測時間となるから、制限時間をモニタ時間Tm(350ms)に更新する(つまり、N1あるいはN2を0に更新する)。この処理が実測手段の機能に相当する。それから、電子メール授受部9に返信する制御結果を得る(S11)。このとき得られる制御結果は、被制御機器Aの動作状態が正常に制御されたことを示す制御結果となる。 【0063】 一方、ステップS24で動作状態が制御依頼の内容に一致していると(S24:Yes)、タイマ手段をリセットせずに停止し、そのときの実測時間に制限時間を更新する(図5の例では、N1を3に更新しN2を4に更新する)。この処理が、実測手段の機能に相当する。それから、電子メール授受部9に返信する制御結果を得る(S11)。このとき得られる制御結果は、被制御機器Aの動作状態が正常に制御されたことを示す制御結果となる。 【0064】 (実施形態3) 本実施形態の制御コントローラ1は、図6に示すように、被制御機器Aに接続線2を介して接続されるIFU3を複数個有することにより複数台の被制御機器A1〜Akを制御対象としている点が実施形態1,2の制御コントローラ1とは相違する。その他の構成および機能は実施形態1ないし実施形態2の制御コントローラ1と同様である。 【0065】 制御部4は、複数台の被制御機器A1〜Akから運転モニタ信号を個別に受信し、この運転モニタ信号に基づいて各被制御機器A1〜Akが正常に制御されたか否かをそれぞれ制御結果として個別に判断する機能を有する。 【0066】 さらに、制御部4は図7に示す複数ビットのフラグレジスタを制御状況フラグとして有しており、各ビットをそれぞれ被制御機器Aに対応付けてある。ここでは、各ビットの論理値が1のとき、対応する被制御機器Aについて動作状態が正常に制御された旨の制御結果が得られたことを表し、各ビットの論理値が0のとき、対応する被制御機器Aについて動作状態が正常に制御された旨の制御結果が得られていないことを表す。すなわち、図7の例では、被制御機器A2については正常に制御された旨の制御結果が得られ、その他の被制御機器A1,A3については正常に制御された旨の制御結果が得られていない状態を表している。 【0067】 上述の制御コントローラ1の動作について、制御部4の動作を示す図8のフローチャートを参照して以下に説明する。ここでは、複数台の被制御機器A1〜Akの全てについて個々の動作状態を示す制御依頼(電子メール)を通信端末10から受信するものとする。 【0068】 制御部4は、通信端末10より送信されてきた制御依頼を電子メール授受部9から受け付ける(S01)と、実施形態1と実施形態2とのいずれか一方のステップS02〜ステップS11までの処理を1回実行する(S30)。このとき、1台の被制御機器A1について制御結果が得られると(S31:Yes)、その制御結果が、当初所望した通りの制御結果であるか否か、つまり被制御機器A1の動作状態が正常に制御された旨の制御結果であるか否かを判断する(S32)。ここで、正常に制御された旨の制御結果であれば(S32:Yes)、制御状況フラグにおいてこの被制御機器A1に対応するビットを1にする(S33)。一方、正常に制御された旨の制御結果でなければ(S32:No)、制御状況フラグにおいてこの被制御機器A1に対応するビットを0にする(S34)。 【0069】 その後、制御状況フラグの全ビットが1であるか否かを判断し(S35)、1ビットでも0があれば(S35:No)、ステップS30に戻る。つまり、制御依頼で示された制御が全て完了しない限り、ステップS30〜S35の処理を繰り返すことになる。なお、制御状況フラグの全ビットが1になったか否かは、制御状況フラグをインクリメントするとキャリー(桁あふれ)が発生するか否かによって判断できる。 【0070】 制御状況フラグの全ビットが1になると(S35:Yes)、制御部4は、全ての制御が正常に完了したことを示す全完了信号として所定のフォーマットに則ったテキスト形式の電子メールを電子メール授受部9からルータ6に返信させる(S36)。通信端末10は、全ての制御が正常に完了したことを示す上記電子メールをルータ6およびインターネット上のメールサーバを通じて制御コントローラ1から受信する。 【0071】 上述した構成によれば、図9に示すように、応答時間Tr1,Tr2が異なる複数台の被制御機器A1〜Akに対して、通信端末10から制御依頼を電子メールで一括して送信すると、これら複数台の被制御機器A1〜Akの全ての制御が完了した時点で、全ての被制御機器A1〜Akの制御が正常に完了したことを1回の電子メールで一括して通信端末10に返信することができる。図9では、1台の被制御機器A1に接続されたIFU3について、(a)に運転制御信号(b)に運転モニタ信号を示し、他の1台の被制御機器A2に接続されたIFU3について、(c)に運転制御信号(d)に運転モニタ信号を示す。 【0072】 また、図9(b)に破線で示すように、被制御機器A1について制御依頼の通りの制御結果が一旦得られたものの、全ての被制御機器A1〜Akの制御が完了するまでの期間に、この被制御機器A1が制御コントローラ1以外で操作され、当該被制御機器A1の動作状態が再度反転することもある。このような場合を考慮し、制御コントローラ1に、全ての制御が完了したという情報と共に、全ての制御が完了した時点での各被制御機器A1〜Akの動作状態を示す情報を通信端末10に知らせる機能を付与してもよい。 【0073】 この構成では、制御コントローラ1の制御部4は、図10のフローチャートに示すように、制御状況フラグの全ビットが1になると(S35:Yes)、改めて複数台の被制御機器A1〜Akの全てについて個々の運転モニタ信号を一斉に受信し(S37)、受信した運転モニタ信号に基づいて各被制御機器A1〜Akの動作状態の情報を記憶する(S38)。 【0074】 それから、制御部4は、全ての制御が正常に完了したことと、全ての制御が完了した時点での各被制御機器A1〜Akの動作状態との2つの情報を内容とするテキスト形式の電子メールを所定のフォーマットで電子メール授受部9からルータ6に返信させる(S39)。ここで返信される電子メールはたとえば、「所期のご要求どおり宅内制御が全て完了しました。なお、現状の制御状況は、・・・となっております。」という内容とする。 【0075】 さらにまた、制御コントローラ1は、個々の被制御機器A1〜Akの制御が正常に完了する都度、個別に、制御が正常に完了したことを示すテキスト形式の電子メール(個別完了信号)を通信端末10に返信するように構成されていてもよい。この構成は、応答時間Trが大きく異なる複数台の被制御機器A1〜Akを同時に制御する場合に特に有用である。 【0076】 このように構成された制御コントローラ1の制御部4は、図11のフローチャートに示すように、通信端末10より送信されてきた制御依頼を電子メール授受部9から受け付ける(S01)と、実施形態1と実施形態2とのいずれか一方のステップS02〜ステップS11までの処理を複数台の被制御機器A1〜Akの全てについて同時に各1回ずつ実行する(S30’)。そして、1台の被制御機器A1について得られた制御結果が正常に制御された旨の制御結果であれば(S32:Yes)、制御状況フラグにおいてこの被制御機器A1に対応するビットを1にし(S33)、この被制御機器A1に関する制御が正常に完了したことを示す内容の電子メールを所定のフォーマットで電子メール授受部9からルータ6に返信させる(S40)。 【0077】 その後、制御状況フラグの全ビットが1であるか否かを判断し(S35)、1ビットでも0があれば(S35:No)、制御未完了の被制御機器A1〜Akについて、実施形態1あるいは実施形態2で説明したタイミングで運転モニタ信号を受信し(S41)、ステップS31〜ステップS35の処理を繰り返す。 【0078】 そして、制御状況フラグの全ビットが1になると(S35:Yes)、制御部4は、全ての制御が正常に完了したことを示す内容の電子メールを所定のフォーマットで電子メール授受部9からルータ6に返信させる(S42)。なお、制御コントローラ1は、制御が完了していない被制御機器A1〜Akが1台となった後に、ステップS40で送信される制御が正常に完了したことを示す電子メールで、全ての制御が正常に完了したことの通知を兼ねてもよく、この場合には、ステップS42を省略することができる。 【図面の簡単な説明】 【0079】 【図1】本発明の実施形態1の構成を示すブロック図である。 【図2】同上の制御部の動作を示すフローチャートである。 【図3】同上の動作を示すタイムチャートである。 【図4】本発明の実施形態2の制御部の動作を示すフローチャートである。 【図5】同上の動作を示すタイムチャートである。 【図6】本発明の実施形態3の構成を示すブロック図である。 【図7】同上の制御状況フラグの構成を示す概略図である。 【図8】同上の制御部の動作を示すフローチャートである。 【図9】同上の動作を示すタイムチャートである。 【図10】同上の他の構成の動作を示すフローチャートである。 【図11】同上のさらに他の構成の動作を示すフローチャートである。 【図12】従来例を示すブロック図である。 【図13】同上の動作を示すタイムチャートである。 【符号の説明】 【0080】 1 制御コントローラ 4 制御部 A,A1〜Ak 被制御機器 Tm モニタ時間
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月23日(2006.6.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清
【識別番号】100085604 【弁理士】 【氏名又は名称】森 厚夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−5342(P2008−5342A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−174421(P2006−174421) |
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