| 【発明の名称】 |
画像蓄積方法、画像蓄積プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、画像蓄積装置及び画像蓄積システム |
| 【発明者】 |
【氏名】羽生 ひとみ
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| 【要約】 |
【課題】画像の背景部分のノイズを削除することにより非可逆圧縮の欠点をカバーし、圧縮効率の良い非可逆圧縮を用いても満足の行く画像を得られる画像蓄積方法、画像蓄積プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、画像蓄積装置及び画像蓄積システムを提供する。
【構成】画像蓄積装置の一例であるカラープリンタ2、描画コントロール部4、HDD5、印刷部7、背景認識部15、描画部16、圧縮解凍部17、背景色認識部18、背景画素認識部19から構成される。属性情報22として元画像の白地(若しくは、均一塗りの背景)部分を認識する属性情報(背景情報23)を作成し、出力時の背景画像処理部24における画像処理で、「背景」属性である画素の色を、強制的に白(若しくは、均一塗りの背景色)とすることにより、非可逆圧縮により発生するノイズをその部分に発生させず、画像視覚的に気になる画像劣化を無くすことが出来る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前記画像データを非可逆圧縮にて蓄積する画像データ記憶工程と、 前記画像データの画素毎の属性情報を可逆圧縮にて蓄積する属性情報記憶工程と、を備える画像蓄積方法であって、 前記画像データの背景部分を認識する背景認識工程と、 新たに画素毎の属性情報を生成する属性情報生成工程と、 前記属性情報生成工程により生成された属性情報に応じて出力の際の画像処理機能を切り替える背景画像処理工程と、を備えることを特徴とする画像蓄積方法。 【請求項2】 前記属性情報生成工程により生成される属性情報は、画素が背景であるか否かを示す背景情報であることを特徴とする請求項1記載の画像蓄積方法。 【請求項3】 前記背景情報は、画素が白背景であるか否かを示し、 前記背景認識工程は、白背景部分を認識することを特徴とする請求項2記載の画像蓄積方法。 【請求項4】 前記背景認識工程は、描画を行うときの色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が白以外の場合に、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする請求項3記載の画像蓄積方法。 【請求項5】 前記背景画像処理工程は、前記属性情報生成工程により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を白色のまま出力処理することを特徴とする請求項4記載の画像蓄積方法。 【請求項6】 背景色を認識する背景色認識工程と、 画素毎に背景であるか否かを認識する背景画素認識工程と、を備えることを特徴とする請求項2記載の画像蓄積方法。 【請求項7】 前記背景色認識工程は、最大描画領域と同じ領域の描画を均一の描画色で描画されるときは、背景描画が行われるとし、前記均一の描画色を前記背景色と認識することを特徴とする請求項6記載の画像蓄積方法。 【請求項8】 前記背景画素認識工程は、描画を行う際の色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が前記背景色以外のとき、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする請求項7記載の画像蓄積方法。 【請求項9】 前記背景画像処理工程は、前記属性情報生成工程により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を前記背景色認識工程により認識された背景色で出力処理することを特徴とする請求項8記載の画像蓄積方法。 【請求項10】 前記画像データを非可逆圧縮にて蓄積する画像データ記憶処理と、 前記画像データの画素毎の属性情報を可逆圧縮にて蓄積する属性情報記憶処理と、をコンピュータに実行させる画像蓄積プログラムであって、 前記画像データの背景部分を認識する背景認識処理と、 新たに画素毎の属性情報を生成する属性情報生成処理と、 前記属性情報生成処理により生成された属性情報に応じて出力の際の画像処理機能を切り替える背景画像処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする画像蓄積プログラム。 【請求項11】 前記属性情報生成処理により生成される属性情報は、画素が背景であるか否かを示す背景情報であることを特徴とする請求項10記載の画像蓄積プログラム。 【請求項12】 前記背景情報は、画素が白背景であるか否かを示し、 前記背景認識処理は、白背景部分を認識することを特徴とする請求項11記載の画像蓄積プログラム。 【請求項13】 前記背景認識処理は、描画を行うときの色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が白以外の場合に、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする請求項12記載の画像蓄積プログラム。 【請求項14】 前記背景画像処理は、前記属性情報生成処理により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を白色のまま出力処理することを特徴とする請求項13記載の画像蓄積プログラム。 【請求項15】 背景色を認識する背景色認識工程と、 画素毎に背景であるか否かを認識する背景画素認識工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項11記載の画像蓄積プログラム。 【請求項16】 前記背景色認識処理は、最大描画領域と同じ領域の描画を均一の描画色で描画されるときは、背景描画が行われるとし、前記均一の描画色を前記背景色と認識することを特徴とする請求項15記載の画像蓄積プログラム。 【請求項17】 前記背景画素認識処理は、描画を行う際の色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が前記背景色以外のとき、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする請求項16記載の画像蓄積プログラム。 【請求項18】 前記背景画像処理は、前記属性情報生成処理により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を前記背景色認識処理により認識された背景色で出力処理することを特徴とする請求項17記載の画像蓄積プログラム。 【請求項19】 請求項10から18のいずれか1項に記載の画像蓄積プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項20】 前記画像データを非可逆圧縮にて蓄積する画像データ記憶手段と、 前記画像データの画素毎の属性情報を可逆圧縮にて蓄積する属性情報記憶手段と、を備える画像蓄積装置であって、 前記画像データの背景部分を認識する背景認識手段と、 新たに画素毎の属性情報を生成する属性情報生成手段と、 前記属性情報生成手段により生成された属性情報に応じて出力の際の画像処理機能を切り替える背景画像処理手段と、を備えることを特徴とする画像蓄積装置。 【請求項21】 前記属性情報生成手段により生成される属性情報は、画素が背景であるか否かを示す背景情報であることを特徴とする請求項20記載の画像蓄積装置。 【請求項22】 前記背景情報は、画素が白背景であるか否かを示し、 前記背景認識手段は、白背景部分を認識することを特徴とする請求項21記載の画像蓄積装置。 【請求項23】 前記背景認識手段は、描画を行うときの色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が白以外の場合に、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする請求項22記載の画像蓄積装置。 【請求項24】 前記背景画像処理手段は、前記属性情報生成手段により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を白色のまま出力処理することを特徴とする請求項23記載の画像蓄積装置。 【請求項25】 背景色を認識する背景色認識手段と、 画素毎に背景であるか否かを認識する背景画素認識手段と、を備え、 前記背景認識手段は、前記背景色認識手段と前記背景画素認識手段とを備えることを特徴とする請求項21記載の画像蓄積装置。 【請求項26】 前記背景色認識手段は、最大描画領域と同じ領域の描画を均一の描画色で描画されるときは、背景描画が行われるとし、前記均一の描画色を前記背景色と認識することを特徴とする請求項25記載の画像蓄積装置。 【請求項27】 前記背景画素認識手段は、描画を行う際の色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が前記背景色以外のとき、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする請求項26記載の画像蓄積装置。 【請求項28】 前記背景画像処理手段は、前記属性情報生成手段により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を前記背景色認識手段により認識された背景色で出力処理することを特徴とする請求項27記載の画像蓄積装置。 【請求項29】 請求項20から28のいずれか1項に記載の画像蓄積装置と、ネットワークを介して接続される少なくとも1以上の情報端末と、を備える画像蓄積システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像蓄積方法、画像蓄積プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、画像蓄積装置及び画像蓄積システムに関し、特に背景の中に発生するノイズを排除する画像蓄積方法、画像蓄積プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、画像蓄積装置及び画像蓄積システムに関する。 【背景技術】 【0002】 一般に画像蓄積を行う場合は、蓄積画像をある色空間、データ形式で作成し、出力時に出力先の色空間、データ形式へ変換することが行われる。ここで、LP(laser printer)/MFP(Multi Function Printer)上での蓄積であると、蓄積後にかかるLP/MFPでの印刷以外に、ネットワーク上に繋がれている様々なプリンタへ送信され印刷されるケースが考えられる。また、蓄積画像を配信したり、PCで再加工したりすることも想定され、蓄積色空間、データ形式としては、一般的なモニタ色空間などを選択することが知られている。 【0003】 また、モニタ用データからプリンタ用データへ色空間・データ形式を変換する場合、色空間の違いを吸収するためにいくつかの色変換方式を用意して適切なものをオブジェクトごとに適用したり、階調性と鮮鋭性の両立を図るためにオブジェクトによる適切な階調処理を行ったり等する。そのため、画像を蓄積する場合は、それに属性情報等、後の色変換方式選択で必要な情報を付加して蓄積する。 【0004】 具体的には、例えば画像データを作成する際、画素ごとに属性情報を付加し、かかる画像データをプリント出力する際は、前記画像データに含まれる各画像の属性に応じた適切なデータ処理、すなわちプリント出力するプリンタは、画像データに保持された属性情報に基づいて、変換する際の処理内容を切り替えることにより高品質の画像出力を得る画像処理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。 【0005】 以上のように、蓄積画像そのもの(画像データ)及び画素ごとに対応する属性情報を蓄積すべきデータとするため、蓄積容量をなるべく減らす必要があった。一般に、モニタ色空間はRGB8ビットである。よって、蓄積色空間・データ形式をモニタ色空間としている場合、そのデータを蓄積するためには、(画像サイズByte)×(RGB3色)分のデータが必要となり、600dpiの画像の場合、A3サイズで、約198Mbyteもの莫大なメモリが必要となってしまう。このため、画像の圧縮が必須となるが、その圧縮効率は非可逆圧縮の方が可逆圧縮より効率が良く、適している。 【0006】 非可逆圧縮とは、多少のデータの欠落を許容する代りに、劇的に圧縮効率を高めた圧縮方式のことである。プログラムや文字データと異なり、多少のデータの欠損や改変があっても、全く意味が変わってしまうということはない画像や映像、音声等の圧縮に用いられ、極めて効率の良い圧縮を実現している。 【特許文献1】特開2000−148973号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかしながら、上記のように画像データを非可逆圧縮すると、圧縮パラメータを工夫しても元画像の白地(若しくは均一塗りの背景)部分に多少のノイズが発生することがあるという問題があった。特に、文字周りなどの、本来描画されていない白(もしくは、均一塗りの背景)の部分に圧縮ノイズにより色が発生することは視覚的に問題がある。データ欠落が全く起らない可逆圧縮を利用することも考え得るが、圧縮の効率は悪く、非可逆圧縮程データを圧縮することが出来ない。 【0008】 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像蓄積するための属性情報を工夫し、さらに、その後の画像処理も工夫することにより、背景のノイズを削除することにより非可逆圧縮の欠点をカバーし、圧縮効率のよい非可逆圧縮を用いても満足の行く画像を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0009】 請求項1記載の発明は、前記画像データを非可逆圧縮にて蓄積する画像データ記憶工程と、前記画像データの画素毎の属性情報を可逆圧縮にて蓄積する属性情報記憶工程と、を備える画像蓄積方法であって、前記画像データの背景部分を認識する背景認識工程と、新たに画素毎の属性情報を生成する属性情報生成工程と、前記属性情報生成工程により生成された属性情報に応じて出力の際の画像処理機能を切り替える背景画像処理工程と、を備えることを特徴とする画像蓄積方法である。 【0010】 請求項2記載の発明は、請求項1記載の方法において、前記属性情報生成工程により生成される属性情報は、画素が背景であるか否かを示す背景情報であることを特徴とする。 【0011】 請求項3記載の発明は、請求項2記載の方法において、前記背景情報は、画素が白背景であるか否かを示し、前記背景認識工程は、白背景部分を認識することを特徴とする。 【0012】 請求項4記載の発明は、請求項3記載の方法において、前記背景認識工程は、描画を行うときの色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が白以外の場合に、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする。 【0013】 請求項5記載の発明は、請求項4記載の方法において、前記背景画像処理工程は、前記属性情報生成工程により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を白色のまま出力処理することを特徴とする。 【0014】 請求項6記載の発明は、請求項2記載の方法において、背景色を認識する背景色認識工程と、画素毎に背景であるか否かを認識する背景画素認識工程と、を備えることを特徴とする。 【0015】 請求項7記載の発明は、請求項6記載の方法において、前記背景色認識工程は、最大描画領域と同じ領域の描画を均一の描画色で描画されるときは、背景描画が行われるとし、前記均一の描画色を前記背景色と認識することを特徴とする。 【0016】 請求項8記載の発明は、請求項7記載の方法において、前記背景画素認識工程は、描画を行う際の色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が前記背景色以外のとき、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする。 【0017】 請求項9記載の発明は、請求項8記載の方法において、前記背景画像処理工程は、前記属性情報生成工程により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を前記背景色認識工程により認識された背景色で出力処理することを特徴とする。 【0018】 請求項10記載の発明は、前記画像データを非可逆圧縮にて蓄積する画像データ記憶処理と、前記画像データの画素毎の属性情報を可逆圧縮にて蓄積する属性情報記憶処理と、をコンピュータに実行させる画像蓄積プログラムであって、前記画像データの背景部分を認識する背景認識処理と、新たに画素毎の属性情報を生成する属性情報生成処理と、前記属性情報生成処理により生成された属性情報に応じて出力の際の画像処理機能を切り替える背景画像処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする画像蓄積プログラムである。 【0019】 請求項11記載の発明は、請求項10記載のプログラムにおいて、前記属性情報生成処理により生成される属性情報は、画素が背景であるか否かを示す背景情報であることを特徴とする。 【0020】 請求項12記載の発明は、請求項11記載のプログラムにおいて、前記背景情報は、画素が白背景であるか否かを示し、前記背景認識処理は、白背景部分を認識することを特徴とする。 【0021】 請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムにおいて、前記背景認識処理は、描画を行うときの色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が白以外の場合に、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする。 【0022】 請求項14記載の発明は、請求項13記載のプログラムにおいて、前記背景画像処理は、前記属性情報生成処理により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を白色のまま出力処理することを特徴とする。 【0023】 請求項15記載の発明は、請求項11記載のプログラムにおいて、背景色を認識する背景色認識工程と、画素毎に背景であるか否かを認識する背景画素認識工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。 【0024】 請求項16記載の発明は、請求項15記載のプログラムにおいて、前記背景色認識処理は、最大描画領域と同じ領域の描画を均一の描画色で描画されるときは、背景描画が行われるとし、前記均一の描画色を前記背景色と認識することを特徴とする。 【0025】 請求項17記載の発明は、請求項16記載のプログラムにおいて、前記背景画素認識処理は、描画を行う際の色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が前記背景色以外のとき、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする。 【0026】 請求項18記載の発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、前記背景画像処理は、前記属性情報生成処理により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を前記背景色認識処理により認識された背景色で出力処理することを特徴とする。 【0027】 請求項19記載の発明は、請求項10から18のいずれか1項に記載の画像蓄積プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。 【0028】 請求項20記載の発明は、前記画像データを非可逆圧縮にて蓄積する画像データ記憶手段と、前記画像データの画素毎の属性情報を可逆圧縮にて蓄積する属性情報記憶手段と、を備える画像蓄積装置であって、前記画像データの背景部分を認識する背景認識手段と、新たに画素毎の属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記属性情報生成手段により生成された属性情報に応じて出力の際の画像処理機能を切り替える背景画像処理手段と、を備えることを特徴とする画像蓄積装置である。 【0029】 請求項21記載の発明は、請求項20記載の装置において、前記属性情報生成手段により生成される属性情報は、画素が背景であるか否かを示す背景情報であることを特徴とする。 【0030】 請求項22記載の発明は、請求項21記載の装置において、前記背景情報は、画素が白背景であるか否かを示し、前記背景認識手段は、白背景部分を認識することを特徴とする。 【0031】 請求項23記載の発明は、請求項22記載の装置において、前記背景認識手段は、描画を行うときの色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が白以外の場合に、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする。 【0032】 請求項24記載の発明は、請求項23記載の装置において、前記背景画像処理手段は、前記属性情報生成手段により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を白色のまま出力処理することを特徴とする。 【0033】 請求項25記載の発明は、請求項21記載の装置において、背景色を認識する背景色認識手段と、画素毎に背景であるか否かを認識する背景画素認識手段と、を備え、前記背景認識手段は、前記背景色認識手段と前記背景画素認識手段とを備えることを特徴とする。 【0034】 請求項26記載の発明は、請求項25記載の装置において、前記背景色認識手段は、最大描画領域と同じ領域の描画を均一の描画色で描画されるときは、背景描画が行われるとし、前記均一の描画色を前記背景色と認識することを特徴とする。 【0035】 請求項27記載の発明は、請求項26記載の装置において、前記背景画素認識手段は、描画を行う際の色情報と座標情報を受け取り、前記色情報が前記背景色以外のとき、座標に対応する画素の背景情報を非背景とすることを特徴とする。 【0036】 請求項28記載の発明は、請求項27記載の装置において、前記背景画像処理手段は、前記属性情報生成手段により生成された画素の属性情報にて、前記画素が背景であることが示されているとき、前記画像データにかかわらず、前記画素を前記背景色認識手段により認識された背景色で出力処理することを特徴とする。 【0037】 請求項29記載の発明は、請求項20から28のいずれか1項に記載の画像蓄積装置と、ネットワークを介して接続される少なくとも1以上の情報端末と、を備える画像蓄積システムである。 【発明の効果】 【0038】 本発明によれば、圧縮効率のよい非可逆圧縮を用いても、背景のノイズを削除することにより非可逆圧縮の欠点をカバーし、満足の行く画像を提供することが出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0039】 以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な実施形態であるため、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。 【0040】 以下に、本発明の実施形態に係る画像蓄積システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像蓄積装置とPC(personal computer)から成る画像蓄積システムのブロック構成図である。なお、本実施形態では、画像蓄積装置の一例として、カラープリンタ2を用いるが、この他画像を蓄積できるPC等も含まれることはもちろんである。図1に示すように、PC(personal computer)1は、プリンタドライバ3を有する。カラープリンタ2は、描画コントロール4、HDD(hard disk drive)5、パネル6、印刷部7から構成される。 【0041】 PC1内のプリンタドライバ3から印刷命令が送信される。印刷命令時、「画像蓄積をする」という命令を受けると、画像データをHDD5に蓄積する。このように蓄積されていった画像データのうち、ユーザは出力したい画像をカラープリンタ2に備えられている操作パネル6から選択し、印刷命令を出すことが出来る。 【0042】 図2は、本発明の実施形態に係る画像蓄積装置がネットワークを介して1以上のプリンタと接続している様子を説明するための図である。画像データの出力先を、ネットワーク8を介して接続している他のプリンタ(プリンタ9、10、11)から選択することにより、HDD5に蓄積した画像データを、他の場所にあるプリンタから印刷することが出来る。操作パネル6は図示していない。印刷命令は、操作パネル6の他、後述するPC1側の表示アプリ12からも送信可能であり、本実施形態ではいずれの場合も本発明の範囲から逸脱するものではない。 【0043】 PC1側にある表示アプリから印刷命令を送信することも可能である。図3は、本発明の実施形態に係るPCとカラープリンタから成る画像蓄積システムのブロック構成図である。PC1は、プリンタドライバ3及び表示アプリ12から構成され、カラープリンタ2は描画コントロール部4、HDD5、印刷部7から構成される。表示アプリ12から印刷命令を出すことによって、カラープリンタ2のHDD5に蓄積している画像データを取り出すこともできる。 【0044】 図1から図3に示すような画像蓄積システムにおいては、蓄積した画像データを、後に色々な媒体に出力する可能性があるため、色空間やデータ形式として明確に定義でき、他の色空間・データ形式への変換が可能なものにする必要がある。このため、よく使用されるモニタの色空間・データ形式にあわせて画像を蓄積する。 【0045】 HDD5に画像データを蓄積する際は、非可逆圧縮により圧縮したデータを蓄積するが、かかる圧縮により、圧縮ノイズが発生し、視覚的に画像品質が劣化する場合がしばしば発生する。ノイズは発生場所によって気になる場合と気にならない場合がある。ノイズの一例を図4から図6に挙げつつ説明する。例えば、図4に示すように写真画像の描画領域内で多少ノイズが発生しても視覚的にはあまり気にならない場合が多い。また、図5に示すように単一色の塗りの内側ではノイズ自体があまり発生しない。しかしながら、図6に示すように文字や図形等、線画と単一色塗りの背景部分のノイズは、視覚的に気になる場合が多い。本実施形態は、このような背景部分に発生する実用上視覚的に気になるノイズを削除することを特徴とする。以下、詳述する。 【0046】 図7は、本発明の実施形態に係る画像蓄積装置の構成ブロック図である。本実施形態では、画像蓄積装置の一例としてカラープリンタを用いて説明する。カラープリンタ2は、描画コントロール部4、HDD5、印刷部7から構成される。描画コントロール部4は、背景認識部15、描画部16、圧縮解凍部17から構成される。背景認識部15は、背景色認識部18と背景画素認識部19から構成される。HDD5(hard disk drive)は、非可逆圧縮された画像データ21、背景情報23を含む属性情報22を保持する。印刷部7は、背景画像処理部24を有する。 【0047】 描画コントロール部4を構成する背景認識部15は、背景色を「白」と決めて処理をする場合は背景画素認識部19のみから構成される。しかし背景は「白色」とは限らず、白以外の1色で塗る場合も考慮する構成とする場合は、背景色認識部18も構成要素として持つ。図7は、一例として、背景認識部15が、背景色認識部18及び背景画素認識部19から構成される場合の構成ブロック図である。背景認識部15は、各画素の背景属性(属性情報22の背景情報23)において「背景/非背景」を判断する。図11は、本実施形態に係る「背景/非背景」を説明するための一例を示す図である。以下に、背景色認識部18と、背景画素認識部19について詳述しつつ、その画素が背景であるか否か、背景色の認識の仕方について説明する。 【0048】 背景色認識部18の動作処理を説明する。図8は、本実施形態に係る背景色認識部18の動作処理を示すフローチャートである。背景色認識部18は、背景色の認識に、描画部16の描画命令の色と描画座標情報を用いる。すなわち、描画が描画サイズ全体、すなわち最大描画領域a(図10参照)に及び(ステップS1/Yes)、かつ、描画が単一色で行われている場合(ステップS2/Yes)、これを最新の背景として認識し、前記単一色を背景色20とする(ステップS3)。次に属性情報22の背景情報23をリセットする。すなわち、全ての画素の背景情報23を「背景」とする(ステップS4)。HDD5に保持されている属性情報22は、画素毎の属性情報であるが、このうち「背景/非背景」を示す情報が、背景情報23である。 【0049】 背景画素認識部19の動作処理を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る背景画素認識部19の動作処理を示すフローチャートである。背景画素認識部19は、描画部16の描画命令の色と描画座標情報を用いて、背景に対して描画が行われたかどうかを判断して、必要に応じ各画素の背景属性(属性情報22の背景情報23、「背景/非背景」)を書き換える。すなわち、上記ステップS4で背景情報23がリセットされ、全ての画素の背景情報23が「背景」とセットされた後の描画において、描画色が上記ステップS3でセットされた背景色20と異なる場合(ステップS5)、その部分は背景でない(図11、非背景c参照)にもかかわらず、「背景」属性に対して描画が行われたと判断し、対応する描画座標にある画素の背景情報23を「非背景」とセットする(ステップS6)。 【0050】 印刷部7は、背景画像処理部24を有する。背景画像処理部24は、属性情報22の背景情報23で「背景」とされている画素については、画像データに関わらず、背景色認識部18で背景色とセットされた色で出力処理を行う。画像データのまま出力すると背景の中にノイズ(他の色)が発生してしまうが、「背景」属性となっている画素を全てセットされた背景色20の色で出力することにより、ノイズを削除することが出来る。 【0051】 このように、属性情報22として元画像の白地(もしくは、均一塗りの背景)部分を認識する属性情報(背景情報23)を作成し、出力時の背景画像処理部24における画像処理で、「背景」属性である画素の色を、強制的に白(若しくは、均一塗りの背景色)とすることにより、非可逆圧縮により発生するノイズをその部分に発生させず、画像視覚的に気になる画像劣化をなくすことができる。すなわち、背景部分を認識し、非可逆圧縮によって画像の背景部分にノイズがのったとしても、強制的に背景部分を背景色にすることが可能となるので、視覚的に気になる画像の劣化を引き起こさない。非可逆圧縮でも問題ない画像を得ることができ、圧縮効率を高め、蓄積にかかわる必要メモリを減らすことが可能となる。なお背景色20は、白地とする実施形態と、均一塗りの背景色とする実施形態が考え得る。 【0052】 尚、各図のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。 【0053】 以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。 【図面の簡単な説明】 【0054】 【図1】本発明の実施形態に係る画像蓄積装置とPCから成る画像蓄積システムのブロック構成図である。 【図2】本発明の実施形態に係る画像蓄積装置がネットワークを介して1以上のプリンタと接続している様子を説明するための図である。 【図3】本発明の実施形態に係るPCとカラープリンタから成る画像蓄積システムのブロック構成図である。 【図4】本発明の実施形態に係る画像蓄積装置にて削除する前のノイズの一例を説明するための図である。 【図5】本発明の実施形態に係る画像蓄積装置にて削除する前のノイズの一例を説明するための図である。 【図6】本発明の実施形態に係る画像蓄積装置にて削除する前のノイズの一例を説明するための図である。 【図7】本発明の実施形態に係る画像蓄積装置の構成ブロック図である。 【図8】本発明の実施形態に係る背景色認識部18の動作処理を示すフローチャートである。 【図9】本発明の実施形態に係る背景画素認識部19の動作処理を示すフローチャートである。 【図10】本発明の実施形態に係る最大描画領域aを説明するための図である。 【図11】本発明の実施形態に係る「背景/非背景」を説明するための一例を示す図である。 【符号の説明】 【0055】 1 PC 3 プリンタドライバ 2 カラープリンタ 4 描画コントロール 5 HDD 6 パネル 7 印刷部 8 ネットワーク 9、10、11 プリンタ 12 表示アプリ 15 背景認識部 16 描画部 17 圧縮解凍部 18 背景色認識部 19 背景画素認識部 21 画像データ 23 背景情報 22 属性情報 24 背景画像処理部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年9月15日(2006.9.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084250 【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開2008−72654(P2008−72654A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−251726(P2006−251726) |
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